栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

1/27,28の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2018-01-29 11:56:38 | 共有クラブ

■『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で栗山求が推奨したフィエールマン(牡3歳)が日曜東京5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

◎フィエールマン(牡・母リュヌドール)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105075/
サンデーサラブレッドクラブで募集価格1億円。母リュヌドールは伊仏でリディアテシオ賞(伊G1・芝2000m)を含めて3つの重賞を勝った。04年のジャパンC(G1)にも出走しており7着。同じ3歳馬だったハーツクライに先着を果たしている。母の父Green Tuneは仏2000ギニー(仏G1・芝1600m)とイスパーン賞(仏G1・芝1850m)の勝ち馬で、Nijinsky+Ocean's Answer(≒Storm Bird)+Mr.Prospectorという配合構成はマジックストーム(ラキシスとサトノアラジンの母)と酷似している。2代母Luth D'Orは極上の異系血統で配合に奥行きを与えている。4分の3姉ルヴォワール(父ハーツクライ)は新馬戦とミモザ賞(3歳500万下・芝2000m)を連勝しているので、血統から受ける印象ほど完成は遅くはないのかもしれない。ただ、初子と2番子は競走馬になれず、3番子ルヴォワールは2連勝のあと一頓挫と、体質的に強い血統とはいえない。そのあたりのリスクを承知の上で一発を狙ってみたい。(栗山)

■土曜東京7R500万下 ダンケシェーン(一口&POG・望田)
■日曜東京12R1000万下 サーブルオール(一口・栗山)

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ダンケシェーンは今日はハナには行かなそうやなとは思ってたんですが、中団でガッチリ押さえ込んでスローを我慢させ、直線は持ったままで先頭に並びかけて、ゴール前で満を持して追い出すと反応なしでアタマ差の辛勝(^ ^;)
差すケイバを教えてしかも際どく勝たせたノリはさすがでしたが、生産者のヘニー村田さんと「やっぱり1600よりは1400かなあ…」「半分ローレゲレイロって感じですねえ…」ってな話をしてました





ゴールドアリュール×クリソプレーズ


ルーラーシップ×サンドミエシュ


エンパイアメーカー×ライツェント

日曜はキャロ民3人についてってノーザンに馬見せてもらいに行ってきましたが、この3頭は私のピック馬でもあり、それぞれいい感じに成長してると思いましたよ(・∀・)
クリソプレーズはさすがの迫力で、「私がケジャンの美味い店予約するので、みんなでコリアCぶっちぎるの見に行きましょう」しかしサマーハ16はこれよりいいという噂も小耳に…

午後はスタリオンにお邪魔し、事務所でお茶まで出していただいてメインレースをみんなで観てました
予想は◎ノボバカラも◎セカンドテーブルも逃げもしないので声も出ませんでしたが、レース前にモンズン三輪が「ノンコはウチパクさんと手が合いそうな気がするなあ…」とつぶやいていたのが印象的で、ゴール前では「ノンコきた!差せ!差せ!あああ…そんなに追ったらこわれちゃう」(^ ^;)

馬房で佇むリアルインパクトを見ながら「トキオリアリティーって頑強で芝ダ兼用で、成長力もあった好スプリンターやったんですけど、逆にいうとそれぐらいの記憶しかないなあ…」という話をしていて、トキオリアリティーもクリソプレーズも好配合で走った馬なんですがチャンピオンでもなければG1馬でもなかった
チャンピオンである必要はないんですよね、一流種牡馬との配合で一流馬を出せれば名繁殖なんです





今日からまだ配合診断と種牡馬辞典に追われる日々ですが、生産者さんのオーダーならばなおのこと、トキオリアリティーやクリソプレーズのような名繁殖をつくるプロセスというのを意識しなければならない、というようなことを考えながら安平を後にしました

夜は血統センターの伊藤さん平出さんと合流し「ふる里」で閉店まで痛飲、ちょっと残ってますがミラグレーンに助けられてこれから仕事にかかります

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日曜のボツ予想~東京はナスペリで上り、京都はHabitatで下る

2018-01-28 08:26:48 | 血統予想

土曜の東京芝はちょっとタフで、ハーツクライやルーラーシップや母父ジャンポケが好走していたので、2400mの早春は◎グランドサッシュ○チェスナットコート▲ホウオウドリームと単純にトニービン固め





若菜は◎タイセイソニック
母系に初代クリエイター(母父Habitat)が入るので、トモが甘いというほどではないですが前輪駆動気味な走り、時計かかり外差しもきく京都なら差し届くのではないかと
▲ジョーカナチャンはKingmambo≒Dancing Dissident3×4の前向きなスプリンターで、デビュー戦は1000m通過57秒台をうなりながら追走して直線先頭、1200なら好位差しで一脚使えそうなタイプです

競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」とNETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では根岸SとシルクロードSとセントポーリア賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

今日はこれから競馬オヤジたちと社台に馬を見に出かけ、夜はこっちに出張中のサラ血チームと合流して一杯やる予定になっとりますので、競馬はあんまり見れないかもです
昨夜オヤジたちは千喜の絶品寿司をつまんだようですが(私も超多忙でなければ行きたかった…)、ここの大将も競馬大好きで、根岸の穴予想と引き換えに特製おにぎり?をお土産にいただいたそうなので朝ごはんが楽しみやん(・∀・)

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土曜のボツ予想~ヘニーヒューズ+In Reality大戦争

2018-01-27 09:48:36 | 血統予想

配合診断と種牡馬辞典でてんてこ舞いしているところへ、サラブレ編集部から「次号で久しぶりにラッ血対談(春のクラシック展望)やりましょう」
というわけで今週は繁殖セールにも顔を出さず、家に引き籠りっぱなしで仕事仕事仕事、クソ寒いのでモモ肉とムネ肉と野菜とキノコを買い込み、フードプロセッサーで大量の特製ダンゴを作成(1/2モモ1/2ムネであらびきが美味)、塩→味噌→キムチと味をシフトさせながら鍋ばっかり食ってました(^ ^;)
そんな状況なので土日のボツ予想も少なめになりますが、この超多忙スケジュールの唯一の息抜きが日曜に競馬オヤジたちとノーザンに馬見に行くという、我ながらそれでいいんかと…



ところでフィエロがインドで種牡馬入りするそうで、現在のインドはDanzig~デインヒル系種牡馬が幅をきかせているそうですが、ロックオブジブラルタルの全妹ルビーを通じてデインヒルをクロスしちゃおう、という狙いもあるのかどうか
ちなみに90年代にインドのリーディングサイアーに君臨したRazeen(アサティスの3/4弟)はこんな血脈構成で、おそらく今のインドにはデインヒル≒Razeenのニアリークロスを持つ馬がいっぱいいるんでしょう(・∀・)





京都4は◎ハギノフロンティア
母アンブライドルドブリーズは女傑Banshee Breezeの全妹にあたり、Unbridled産駒でIn Reality4×3
その母Banshee WindsがTehran5×5でこれがLe Fabuleuxと脈絡するのも心憎いところで、なるほどなるほどの好配合ですな
そこにヘニーヒューズですからダートのオープン馬が出て驚けない、出ないほうが驚きというぐらいで、デビュー勝ちは超スローで直線でちょっと追っただけでしたが、馬っぷりも身のこなしもオープン馬の雰囲気が漂ってました





はこべらは前走につづいて◎バイラ、前走も1400ならばマニクールを差していたと思うのでね
これも母系にDeputy MinisterとRubianoが入る好配合で、好配合でちゃんと走る馬が出るヘニーヒューズはほんとにいい種馬です
▲スーパーアキラも好配合好素質ですが1200ベストとみているので、相手もヘニーヒューズの○スリーヘリオスで
母母ストリートパレードがマイネルラヴの全妹で5代母Arachneの父がIntentionally(In Realityの父)、母父スペシャルウィークだけにヘニー産駒としても脚長の体型でこれも明らかに1400>1200でしょう

競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」とNETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では白富士SとクロッカスSと梅花賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2018-01-24 12:20:59 | POG

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました

◆Robertoだらけの皐月賞

「現3歳世代はディープの当たり年で、新種牡馬の当たり年で、そしてRobertoの当たり年でもある」と書いてきました
現時点の賞金上位をみても、Robertoの血を引き、それらしく内回りを逃げ切ったり先行粘り込んだり捲ったりしてクラシックロードに乗ってきた馬が顔を並べます
収得賞金順にいうと、ダノンプレミアム(母父Intikhab)、タイムフライヤー(母父ブライアンズタイム)、ジャンダルム(父Kitten's Joy)、ジェネラーレウーノ(父スクリーンヒーロー)、ルヴァンスレーヴ(Roberto3×5)、グレイル(母母母父Silver Hawk)、ケイティクレバー(母母母父Bob Back)、ルーカス(父スクリーンヒーロー)、マイハートビート(母父Intikhab)



この牝系らしいRoberto走法でハナを切ったケイティクレバーが、内回りの4角でディープの人気馬を楽々と突き放してしまうのを見ながら、いや今年は皐月賞が非常に面白いレースになりそうやなあ…と
母母のレンドフェリーチェってのは、Cozzene娘のくせに全5勝全てが内回りというなかなかRobertoっぽい馬で、ベストパフォは中山内1800の紫苑勝ち、中館さんが10-9-6-3と型どおり捲った
ケイティクレバーの若駒勝ちを含め、先週の京都芝ではハービンジャー産駒が[3-1-0-6]単回値204
昨秋の京都でのハービンジャー旋風はまだ記憶に新しいですが、同じようなタフ馬場になっている証ではないかと

◆ゴーデンサッシュ=サッカーボーイ

日曜はマイネルレオーネが睦月賞を快勝しマイネルキラメキが中山で未勝利勝ち、ゴーデンサッシュ=サッカーボーイの全きょうだいクロスの活躍が光りました
ともに牡馬ながら小柄(レオーネは398キロ、キラメキは418キロ)なのはノーザンテーストの血を含むからでしょうが、ともに芝の長いところでスタミナを発揮したのもこのクロスらしい





TARGETでゴーデンサッシュ(=ベルベットサッシュ)=サッカーボーイの全きょうだいクロスを抽出してみると
マイネルレオーネ(現役4勝)
フィーリングハート(現役1勝)
マイネルキラメキ(現役1勝)
ラントシャフト(現役1勝)
モカチョウサン(現役[0-1-0-3])
ラッシュワールド(現役JRA[0-0-0-4])
思ったよりコンスタントに駆けてます(ちなみに全7勝が芝で、うち6勝が2000m以上)



ディクタスもサッカーボーイもスタミナ父系なのにWild Risk特有の激気性を強く受け継ぎ、長距離で我慢強いレースができずにマイルを一息に追い込んで強かったのも同じ
サッカーボーイの直仔においても、Wild Riskのラインをクロスすると暴走機関車ブルーイレヴンみたいな馬が出ました
しかしこの全きょうだいクロスは、今のところ長いところを折り合って走れるような性格の馬ばかりで、それもノーザンテーストの我慢強さが作用しているというべきでしょう

◆オルフェ牡駒

先週はオルフェーヴル産駒が[2-2-1-8]と健闘、特に牡駒が[2-1-0-6]単回値455複回値163と頑張った
連対した3頭の血統表をみると、エポカドーロとサルーテは母父のところだけNorthern Dancerが入らない「3/4Northern Dancerクロス」(サルーテはSpecialクロスも併せ持つ黄金配合)、ササノユキオルフェは「母Northern Dancerなし」
「オルフェの牡は晩成で緩くてヤル気がない」とよく言われますが(^ ^;)、そろそろこういうオーソドックスな配合の牡駒も動きはじめる頃合いなのかもしれませんね

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「ニアリークロス探偵団」結成します

2018-01-23 10:33:15 | お知らせ

今年こそは出します!と毎年宣言しながらけっきょく出せないまま一年が過ぎてしまう「ニアリークロス辞典」と「名繁殖大全」ですが(^ ^;)、「ニアリークロス辞典」は今春こそは出したいなと思っていてプロジェクトも立ち上がっております

そこで当ブログにて「ニアリークロス探偵団」を結成、このニアリークロスは取り上げてほしい、取り上げるべきだ、というものを募集します(書籍に採用された際には、「ニアリークロス辞典」はもちろん、血統屋の書籍を何か一つ進呈させていただきます)

ポイントとしては
・目安として、血統表の5/8以上は共通すること
・名牝名繁殖のクロスを含む(Sir Gallahad=Bull DogとかSecretariat≒Sir GaylordでもOK)
・データ的に、あるいは実績的に明らかに有効なことが証明できる







Sir Ivor≒Terlingua…Sir Gaylord≒SecretariatとAttica≒First Roseが共通。ディープインパクト×Storm Catのスーパーニックスの大きな根拠。ナスキロ血脈最柔の血を引くだけに、ストライドで走る大箱向きの中距離馬マイラーが出る

「配合大喜利」と同じように、気づいたときに本エントリのコメント欄に書き込んでいただけると非常にありがたいですm(_ _)m

以下は現時点での大雑把なリストアップと章立てですが、これから生駒永観さんと詰めていくような工程で、本文に取りかかるのは種牡馬辞典と配合診断が落ち着く2月中旬以降になりそう

●ディープインパクト
Sir Ivor≒Halo≒Drone(サンデー父系×ウインドインハーヘア牝系のニックス)
Sir Ivor≒Terlingua(ディープ×Storm Cat)
Alzao≒ダンシングブレーヴ
Burghclere≒Aureole

●La Troienne
Busanda≒Better Self
Courtly Dee≒Busanda
トワイニング≒クリミナルタイプ
(この章は他にもいろいろあるでしょう)

●Special
Nureyev≒Sadler's Wells、Kingmambo≒ジェイドロバリーなど

●その他(今後もう少し分類予定)
Secretariat≒Sir Gaylord
Bold Reason≒Never Bend
Nashua≒Nantallah
Mill Reef≒Millicent

Mr.Prospector≒レイズアボーイ≒Bold Native
Kingmambo≒ビバールクイン
Kingmambo≒Ameriflora

Northern Dancer≒Indian Hemp
Touch of Greatness≒Sadler's Wells=Fairy King

Hornbeam≒パロクサイド
Flower Bowl≒Your Host(Your Hostess)
Eight Thirty≒War Relic≒Good Example(フジキセキ×Deputy Minister、ディープ×Storm Cat×War Relic、ヘニーキセキなど)
Le Fabuleux≒Worden
ロイヤルサッシュ≒アドマイヤマカディ
Wild AgainとMissy Baba

●一昔前の押さえておくべきもの
Nasrullah=Malindi≒Royal Charger、Mumtaz Begum≒Mahmoud
ドイツ血統とは…Aditi≒Alchimist≒ArjamanのDark Ronald三銃士

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1/20,21の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2018-01-22 23:16:44 | POG

“しかしキロハナの原稿を書いてて改めてノースフライトの血統表を見ると、Hyperion4・6・6×5の継続クロスに北米アウトサイダーを1/4異系で注入しただけで、全身黒ずくめやけどそこに真っ赤なルージュが一点映えるような、シックで痺れる名配合やと思います”(望田bot)



ノースフライトには「Hyperionとは」「配合的な緊張と緩和とは」を教わりましたが、母系に入るTehranの3代母MirandaはPretty Pollyの全妹でもある
この“ザ・ハイペリオン”としか形容しようがない女傑をハッキリと1/4異系に使うような配合で、孫の代に大物が出るんじゃないかとずっと期待してて、いやディープ×ハウオリも決して悪い配合とは思いませんが、こないだ大穴あけたミズディレクションの配合なんてそういう示唆に富むところはあるんかなと



シンザン、ダイナガリバー、Kingmamboなどなど、長命のサラブレッドってHyperion~Gainsboroughの血が強いことが多いのでは…という話はよく書いていますが、シンザンの長寿記録を更新しつづけているアローハマキヨ(シャルロット)はこんな血統でした




■『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で栗山求が推奨したサラキア(牝3歳)が日曜中京5R新馬戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

★サラキア(牝・母サロミナ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104793/
シルクホースクラブで募集価格6000万円。エルフィンS(OP)を勝ったサロニカの全妹。母サロミナはドイツオークス(独G1・芝2200m)の勝ち馬で、その半妹サンタフェチーフは現在準OPに在籍中。サロミナ&サンタフェチーフ姉妹の母Saldentigerinは独3歳牝馬チャンピオンという筋の通ったファミリーに属している。母サロミナの「Lomitas+デインヒル」という配合は Danedream(凱旋門賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSなどG1を5勝)と似ている。そして、Danzigを経由したNorthern Dancerクロスを持っているので父の成功パターンに当てはまる。本質的には古馬になってから本格化する晩成タイプで、距離も2000m以上がベストだが、全姉サロニカがエルフィンSを勝ったように意外に仕上がりの早さがある。姉よりも切れる脚が使えれば大物。(栗山)

■『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で望田潤が推奨したオールフォーラヴ(牝2歳)が日曜京都6Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

○オールフォーラヴ(牝・母レディアルバローザ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015102382/
ロードアルバータの全妹で、キャトルフィーユやエンジェルフェイスの姪。母レディアルバローザ(中山牝馬S連覇)はThe Dancer=Kazadancoaの全姉妹クロス4×4とKingmambo≒Majestic Light2×5とSex Appeal≒Uncommitted5×5のニアリークロスを持ち、繁殖としても楽しみな好配合だ。全兄は母譲りの力馬っぽさが強すぎてジリ脚に泣いているが、牝馬が走る血統だし妹も推したい。(望田)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)ハーツクライ編』で望田潤が推奨したハーツフェルト(牝3歳)が土曜中京7Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

○ハーツフェルト(牝・母マチカネタマカズラ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105010/
ホウオウパフュームの全妹で、母マチカネタマカズラはクイーンC3着。母母Sweet and ReadyはプリンセスS(米G2・ダ8.5F)勝ち馬。母はNureyev≒Sadler's Wells3×3、Nashua4×4だからNantallah≒Nashua的なパワーが強く、本馬も姉同様早期から動けそうだ。ちなみにハーツクライ×Kingmamboはツルマルレオンやディアマイダーリンなど22頭出走で12頭勝ち上がり。(望田)

■日曜中山12R1000万下 フローレスマジック(ディープ・望田&栗山)

多忙なので個々の馬についてのコメントは省略m(_ _)m サラキアは馬群を割って抜け出したのが好感で、全姉サロニカのようなAureole魂はデビュー戦は感じられませんでしたね(母母父Tiger Hillの母系にAureoleが入る)

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日曜のボツ予想~ヘニーキセキとヘニーデピュティで

2018-01-21 10:09:08 | 血統予想

京都4はドンフォルティスと同じヘニーキセキでデビュー戦圧巻◎プロミストリープ
相手も○ダンツチョイスに絞りたいところで、これも母系にDeputy MinisterとIntentが入るのでヘニーヒューズの走るパターンといえます
母もダ1400ベストだったし、ヘニー産駒らしくストライドで走るので1400に延びるのはプラスでしょう







若竹は◎ディロス
母がDansili×Shirley Heightsなのでステゴ×デインヒルのイメージよりもナスペリ的ストライドで走る馬で、私のTARGETには“ベルーフのShirley Heightsがけ”とメモしてあります
だからどちらかといえば大箱向きかなあ~と思うんですが(野路菊でも◎にした)、とはいえここは他にひねりたくなるような馬が見当たらない…
いずれにしてもハービンジャー産駒やディロスを見ていると、デインヒルとDansiliってやっぱりけっこう別もんなんやなあとは思いますね

中山最終は▲トーホウアイレスは「母系にブライアンズタイムが入るので中山をマジックタイム(母父ブライアンズタイム)みたいに差すタイプだ」と前走狙ったし、中山内1800でも同じように差せそうですがここは前が薄い
ちなみにタイムフライヤー(母父ブライアンズタイム)もグレイル(母母母父Silver Hawk)も、中山をRoberto的に捲り差せるタイプですよね
となるとドリームジャーニー産駒○アルメリアブルームの先行でもいいんですが、◎ブリガアルタもTom Fool的機動力で走る馬で小回り1800がベスト
中山内1800は現級勝ちのコース、前走はスタート一息で競馬にならなかったし、武藤雅が好位で運べればかもめ島のような3着は十分だろうと





他のレースはこれから考えますが、「厳選予想 ウマい馬券」ではAJCCと東海Sと石清水Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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土曜のボツ予想~Round Tableで下ろう

2018-01-20 09:50:51 | 血統予想

人間ってゲスな生き物ですから、他人のゲスな部分を暴いて攻撃するの好きなんは仕方ないんですが、でも全否定みたいに叩くのはアカン
全否定はアカンよ、だってみんなゲスな生き物なんやからね

中京2はPOG推奨◎タガノエルフ
タガノトネールやタガノエスプレッソやタガノヴェローナの下で、父が繁殖の尻に敷かれるキンシャサノキセキ、ダート替わりで順当に前進期待







中山5は一口ピック▲ペルネッティア(3/4ドイツ&Hyperionの小さな牝馬)の初陣にも注目ですが、◎シャープスティーンは見た目にStorm Catのマイラーという体型走りで良のマイルなら圏内、このワイドでも買って観てますか

すばるは◎ラインシュナイダー
Caerleon(母父Round Table)は京都を下るのが巧い、という話をこないだもしましたが、本馬は母父テンビー譲りの前輪駆動、主要4場なら京都>東京>中山阪神という馬やと思うし、馬場が速くなるならそれはそれでプラス

京都最終はパドック見てからですが、▲ルーズベルトゲームが京都で時計のかかる馬場なら面白いかと…母のサプレザはRound Table5×4でマイルCSで毎年好走(3,4,3着)





NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では若駒Sと東雲賞となずな賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

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『競馬血統年鑑2017』発売などお知らせ

2018-01-19 12:33:15 | お知らせ

(以下栗山ブログより)
4年前に初めて世に出た世界初の"競馬血統年鑑"。その最新刊が完成しました(5冊目です)。著者は競馬本のロングセラー『覚えておきたい日本の牝系100』(競馬道OnLine新書)でおなじみの平出貴昭さん(サラブレッド血統センター)。
http://miesque.com/c00046.html
http://www.amazon.co.jp/dp/4938280647
中央、地方、海外の2017年の重賞結果を「血統」から徹底的に振り返ります。

たとえばJRA重賞なら、日付順、父系順、路線順、ファミリーナンバー順という各パートに再構成し、2017年の成績&血統をカラーで色分けした詳細表示で振り返れるようになっています。各項目すべて血統表を見ることができます。

地方競馬、海外競馬も同様です。たとえば、2017年のGalileo産駒のG1勝ち馬を調べたい場合、この本を見れば一発で分かるだけでなく、各馬の血統表も見ることができます。海外でいまどんな血統が流行っているのか、種牡馬ごとの成功する配合パターンがこの本によって簡単に把握できるというわけです。各国別リーディングサイアー表、父系図も完備しています。

著者による各項目の解説文も必見。個人的に仕事で活用することも多く、正直、これがないと困ってしまうほどです。

血統に関心のある方、いや、すべての競馬ファンにお奨めしたいデジタル時代の究極の血統年鑑です。1200円。
http://miesque.com/shopping.html

…………………………………………………………………………
△▼△ 平出貴昭の『競馬血統年鑑2017』 △▼△
http://miesque.com/c00046.html
中央、地方、海外、それぞれの重賞結果を血統面から完全フォロー。
各国別リーディングサイアー表、父系図も完備した
デジタル時代の究極の一冊。
…………………………………………………………………………







さっそくDLして眺めてましたがこんな感じ、我々も業務用として毎年使ってます
平出さんは毎年この時期にサラ血仕事で札幌に出張してくるので、月末に競馬オヤジたちと一杯やろうぜ!とふる里予約しときました(・∀・)

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「エリモトゥデイ大喜利」はひとまず締め切らせていただきますm(_ _)m たくさんのご意見ありがとうございました
提案いただいた種牡馬はすべて組み合わせ血統表にて確認し、その上でオーナーサイドにはほぼ二択で提案させていただきましたが、実現するかは諸事情あるのでわかりません(^ ^;)
また決まったらここでも報告しますが、私としてはスキャンといえばミスプロ的ナスキロ的柔さ軽さでダートを走るイメージで、そのイメージでいくならば、カフジテイクやワイドバッハが重の根岸を34秒台で突っ込んでくるような、ああいうタイプでかつ先行脚質というあたりを狙ってみたいかなと

今週の「BLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当、私は「ウマい馬券」で重賞含む土日3Rずつ予想しますのでよろしくお願いします

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2018-01-17 23:41:41 | POG

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました
クールモアがMindingとWinterを持ってくるという噂は聞いてましたが、もう一頭はSaxon Warriorの母の全妹で、計3頭のGalileo×デインヒル(ガリンヒル)にディープインパクトが配合されるということに
もちろんSaxon Warriorの成功が引き金にはなってるでしょうが、そもそも今のクールモアは種馬も繁殖もガリンヒルだらけで、そこにサドラーもデインヒルも引かずNorthern Dancerも遠いディープをかけて、一回箸休め…という意図も当然あるでしょう
でも箸休めしても、次にまた「ガリンヒルのヌレサド炒め」注文したらこんなことになってしまいますが(^ ^;)




◆オルフェ黄金配合

オルフェーヴル産駒は「母が非Northern Dancerクロスで、自身がエレクトロアート≒NureyevなどSepcial絡みのクロス」というのが黄金配合だろうと予測してきました
このパターンに該当する馬はJRAに13頭が出走しており、先週はモルフェオルフェが未勝利を勝ちレッドラフェスタが目立つ脚で追い込んで新馬3着

ラッキーライラック[3-0-0-0]
モルフェオルフェ[1-1-1-2]
シエラ[0-0-1-0]
レッドラフェスタ[0-0-1-0]
(以上牝)
ムーンレイカー[0-5-0-0]
ダノンテアトロ[0-2-0-2]
レッドルーク[0-0-1-0]
ミッキードーヴィル[0-0-1-0]
アプルーヴァル[0-0-0-2]
アルキミア[0-0-0-1]
シンハラージャ[0-0-0-2]
ノーフェイク[0-0-0-3]
レヴァンテ[0-0-0-1]
(以上牡)

このように、黄金配合の牝は今のところハズしてない感じなんですが、牡は絶好球を空振りしたり打ち損じているシーンもチラホラ…(^ ^;)
まあオルフェ牡駒=晩成説がかなり現実味を帯びてきたので、牡は3歳夏までにバットに当たれば…というような目で見てるんですがね
レッドラフェスタはオルフェ産駒らしからぬ鋭い追い込みで、あれはDarshaanの血を引く牝馬らしい斬れでした







配合診断と種牡馬辞典の原稿に追われる時期に入ったので、雑感はこんなもんで
「エリモトゥデイ大喜利」は、提案された中から私がいくつか選んで、最終的には馬主さんが決めるという流れで…だいたい目を通しましたが明日には選びたいですね

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