栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」

2/27,28の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2016-02-28 22:55:36 | POG

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2014)キングカメハメハ編』で望田潤が推奨したドゥラメンテ(牡4歳)が日曜中山11R中山記念(G2・芝1800m)を勝ちました。

◎ドゥラメンテ(牡、母アドマイヤグルーヴ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104511/
アドマイヤセプターとボージェストの全弟で、母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯勝ち。母母エアグルーヴは名馬名繁殖。キンカメ×エアグルーヴのルーラーシップとは3/4同血で、この組み合わせはHornbeam≒パロクサイドのニアリークロス6×5・5になるのがポイントだ。ボージェストも走る脚はみせていたし、本馬は牡だからルーラーのようなナタ斬れ爆発だろう。

■『ディープインパクト好配合リスト(2013)』で望田潤が推奨したミッキーアイル(牡5歳)が日曜阪神11R阪急杯(G3・芝1400m)を勝ちました。

◎ミッキーアイル(牡・母スターアイル)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103916/
キングレオポルドの姪。3代母ステラマドリッドは北米G1を4勝した一流馬でダイヤモンドビコーの母。DanzigやNureyevやAlydarやBusandaのパワーを受けた母は、現役時代は500キロ超の巨体を誇りダ1000mで2勝した。そこにディープのしなやかさが加わって、中山を力強く捲れる皐月賞向きの配合といえる。

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)キングカメハメハ編』で望田潤が推奨したエンジェルフェイス(牝3歳)が日曜阪神5R未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

◎エンジェルフェイス(牝、母ワンフォーローズ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102317/
レディアルバローザの全妹でキャトルフィーユの半妹。母ワンフォーローズはカナダの古牝馬チャンピオン。The Dancer=Kazadancoa4×4の全姉妹クロスとKingmambo≒Majestic Light2×6のニアリークロスが光る配合で、母系にGreen Dancer経由以外にNorthern Dancerが入らないのもいい。母はTejano Runのパワーを強く伝えるので、平坦高速馬場よりも急坂道悪洋芝で浮上する1800m型だろう。

■日曜中山11R中山記念(G2)3着 リアルスティール(ディープ・栗山)
■日曜阪神11R阪急杯(G3)2着 オメガヴェンデッタ(POG・望田)

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昨年のPOG書籍では「ディープ好配合」でサトノダイヤモンド、「キングカメハメハ編」でケルフロイデ、「ハーツクライ編」でロジクライ、「重賞勝ち馬の弟妹編」でドレッドノータスをピックしたのでまあまあ格好はついてるんですが、「ステイゴールド編」は頼みのブラックプラチナムとメイケイレジェンドが戦線離脱で実にうら淋しいことに…

そもそもステイゴールドの男馬は基本晩成で、後々G1をいくつも勝つような超大物でないと春クラシックで勝ち負けするのは難しく、オルフェにしてもゴルシにしてもドリジャにしてもフェノーメノにしても神戸新聞杯(セントライト記念)でパワーアップ歴然の体つきで出てきて本格化を告げたように、まだ未完成ながら皐月賞ぐらい勝てるような超大物でないと皐月賞を勝つのは難しい

まあ空振り覚悟でそういう大物牡駒に狙いを定めて10頭選んでもいいんですが、それやったら手の内に入れているダイワメジャーから10頭選んでボールライトニングやアストラエンブレムをコツコツ拾っていくほうが実用的かもなあ…などと今年の構想をちょっと練ってました

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日曜の重賞回顧~ナスペリオンの王様、ストライドで圧倒

2016-02-28 17:50:43 | 血統予想

中山11R 中山記念
◎2.リアルスティール
○5.フルーキー
ルーラーシップとアドマイヤムーンを足して割ったようなドゥラメンテのストライドは明らかに東京向きで、ヴィクトワールピサやカンパニーのような内回り向きの機動力はない。皐月賞のような破天荒なコーナリングで差し切ってしまえるかどうかだが、ここは骨折明けの始動戦だからミルコは大人しく乗ってくるのではないか。となると、母方のマイラーっぽさも出た体型やフェアトライアル的な回転で走る走法から中山1800がベストコースのリアルスティールは、今回一矢報えないようではもうドゥラメンテに勝つところがない。アンビシャスは秋天ではガツンと引っかかって5着、毎日王冠もイン伸び馬場を大外から上がり1位で追い込んできた。母はエルコンドルパサー×レインボークエストと重厚で、折り合えば距離は2000mぐらいあったほうがいい馬だろう。イスラボニータは距離ベストだし良馬場なら昨年のようなことはないだろうが、チーターのような全身運動でストライドを伸ばす馬だから、毎日王冠よりはパフォーマンスを落とすとみたい。フルーキーはパワーと機動力に富む配合で、3歳夏のタイランドCで◎にしたときから中山記念タイプだとずっと書いてきた。ついにベスト条件に出てきただけにこの相手でも馬券にしたい。

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空前の豪華メンバーが揃った今年の中山記念、ただカオスモスの逃げだとスローになってしまう心配があったのですが、ベリーが気合いをつけてラストインパクトを行かせたので緩みなく流れ、良馬場で1分45秒台の決着

中山内1800mの機動力はもちろん、中距離における地力や持続力も問われるハイレベル戦になりました

フルーキーはデビュー当時から中山記念タイプだと書いてきて、6歳春の18戦目にしてついにベストコースに出てきて、戸崎がソツなく乗ってラストインパクトもロゴタイプもイスラボニータも差し切って、間違いなく生涯ベストのパフォーマンスを叩き出したと思いますが、その前には名馬1頭とG1級2頭が叩き合ってました

リアルスティールは祐一らしい好位差しで最後詰めてきているようにベストコースでベストパフォーマンスを発揮したと思うし、アンビシャスも持続力が問われる流れになって確り末脚を伸ばし(ルメールの4角の割りがまた色っぽい)、どちらも例年の中山記念ならば確勝レベルの競馬

しかしその更に前には、2キロ重い57を背負い、明らかに内回り向きではない豪快かつ美しいストライドで、長い胴と脚を伸ばして全身をしならせて、一頭の名馬が駆け抜けてました

ドゥラメンテの配合については今さら書くまでもないですが、「3/4Northern Dancerクロス,1/4サンデーサイレンス」という現在の芝中距離界を制圧しつづける配合形で、なおかつHornbeam≒パロクサイドのニアリークロス6×5・5にSpecialとMill Reefが絡むので、いわば「3/4Northern Dancer+ナスペリオン,1/4サンデーサイレンス」という配合

ナスペリオンの頂点を極めたといえるストライドはいつ見ても惚れ惚れしますが、今日のパドックでは3歳時よりトモが少しパンとしたようにもみえ、だから道中の行きっぷりもよすぎるほどで、いずれにしても斤量と内回りと休み明けで2馬身ぐらいはパフォーマンスダウンがあったかなと(4角でも早めに右手前に替えたりコーナリングはスムーズとはいえなかった)

いやいや名馬なんだから、お化けなんだから、そんなピッチとかストライドとか細かいことはいいんだよ、ロゴタイプの中山内回りでの加速はよくわかってるし、あれに田辺が乗ってるのならば、その外をストライドロスなくグルッと回ってくればいいんだよ、というミルコの乗り方で、決して真芯ではとらえてないけれど詰まったけど力でスタンドに放り込んだというホームランで、能力的には着差以上の圧勝やったというべきでしょう

アンビシャスは秋天は引っかかったし毎日王冠はインベタ馬場に泣かされたしで、ルメールで折り合えばやはりG1級なのだという脚をみせてくれましたが、気性的な問題を抜きにすれば距離適性はディープインパクトと同じぐらいやと思っていて、ルメールが乗りつづけてもっと折り合いがスムーズになって、2400mぐらいを抜いて走れるようになったときこそ天下を狙えるときやと私は思ってます

以下「重賞の見どころ」より再掲

ドゥラメンテ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104511/
アドマイヤセプターの全妹で、母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯勝ち馬。母母エアグルーヴは秋天とオークスに勝った女傑。叔父のルーラーシップとは父キングカメハメハも同じで3/4同血の間柄になるが、母父にサンデーサイレンスが入るぶん配合はこちらのほうが上だ。脚長で大きなストライドでスピードに乗ってからのアクションが圧巻。皐月賞は4角で膨れながら差し切る規格外の勝ち方だったが、あのストライドはハッキリ東京向きで、骨折休養明けの内回り1800mとなるとベストパフォーマンスまでは期待できないか。

阪急杯はミッキーラブソングは小牧さんとしてはもうワンポジション前で立ち回りたかったところで悔しいでしょうが、まあミッキーアイルもエンジンはG1級ですから、あれに一息に逃げ切られたら仕方ない

今回は浜中の負傷で松山に乗り替わり、テン乗りじゃ押さえるの大変だろうから行ってもいいよと行かせたらアッサリ逃げ切りで、こうなるともう1200で無理から差す競馬をさせるという段階でもない気がするんですがね…

ミッキーアイル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103916/
ハーツクライなどが出るMy Bupersにさかのぼる名牝系で、母母アイルドフランスはミネルヴ賞(仏G3・芝2500m)勝ち馬。3代母ステラマドリッドは北米GIを4勝した。母父ロックオブジブラルタルはデインヒルの代表産駒で欧州マイル王。「母父がマイラーで、母がNorthern Dancerのクロス」というディープ産駒として最も成功しやすい配合形で、父のしなやかさと母のパワーが絶妙に噛み合った好マイラー。俊敏で燃えやすい気性で1200mのG1でもうなりながら先行するが、道中リラックスして走れれば1800mぐらいで新味が出そうな気もする。ここは開幕週、スワンS勝ちのように抜いて走れれば押し切り十分だが。

橋口厩舎のキングカメハメハ産駒といえばローズキングダムで、当時の橋口厩舎にはローザネイやアイリッシュダンスやバブルカンパニーやツィンクルブライドやビーモルなどLyphardの血を引く牝系の活躍馬がたくさんいて、先生またバラ一族で差したらまた2着ですよとよく書いたもんですが、ローズキングダムに乗るといつも前で受けてベストパフォーマンスを発揮させたのが後藤浩輝でした

京都大賞典を3番手から抜け出して完勝したのに、秋天は外国人を乗せたいという馬主の意向に対し、「後藤はいつもローズキングダムを完ぺきに乗ってる」と食い下がった、この橋口先生の人柄を表すエピソードを昨日の命日に思い出しました

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日曜のボツ予想~主戦、好位をもぎ取る

2016-02-28 10:00:05 | 血統予想

阪急杯は◎ミッキーラブソング
京都金杯も◎でしたがイン番手で思い描いたとおりのレース運び、あれでウインプリメーラよりコンマ5秒も上がりが遅いのはやっぱり1F長いからでしょう
ヴィクトリアマイルのコイウタの産駒でオメガヴェンデッタと同牝系、Mr.ProspectorとNever Bend≒Bold ReasonとBusandaのクロスですから配合パターンもよく似ていて、しかもこちらはドクターデヴィアスが入ってRibotのクロスもあって、パワー体質なので1600mよりも1400mに寄っているといえます
JRA入りしてからの12年間は橋口先生とともに歩んだ12年間といっても過言ではなく、橋口厩舎の主戦でありミッキーラブソングの主戦である小牧太は、ここも開幕週のイン好位のウィニングポジションをもぎ取る
レッツゴードンキは内回りは間違いなくプラスだけど本領は小回り1800の先行だと思うので、同牝系の○オメガヴェンデッタと同馬主の▲ミッキーアイル、今は1400で差したほうが味がある△マイネルエテルネル

冨里は◎トミケンスラーヴァ
配合どおりタイキシャトルがナスキロ柔緩慢になって1800型になったという馬ですが、前走は開幕週の逃げ切りとはいえ完勝、昨秋は中山1800でマイネルイルミナルとクビ差の叩き合いですから現級通用、トーホウスペンサー陣営が「福永君が乗って勝ったときのような差す競馬で」と言っているのでここは楽に行ける

くすのきは◎ブルーオリエント
上のブルーフラッシュは父スウェプトオーヴァーボードで芝ダ兼用マイラー、叔父にスマートロビンやブルータンザナイト、本馬は父ワイルドラッシュでKey to the Mintのクロスでパワー体質でRibot肩、芝でのちょっとしなやかさやバネが足りないレースぶりからしても、このダ替りは新味が出そう
コウエイエンブレムはフォーティナイナー丸出しのスプリンターなので○キョウエイギア☆エイシンニトロ△ビレッジゴールド△グランセブルス

関門橋は◎キャンベルジュニア、配合はずっとほめてきましたが、前走は中山記念の5着争いぐらいのハイレベルな叩き合い、デビュー当時はSir Ivorクロスのしなやかさが強く東京でサトノクラウンのように斬れていたのが、休養でRedoute's Choiceらしい肉がついてきてフルーキーのような加速をみせるようになり、今なら小回り1800でも前走ぐらいは計算できる
○フェルメッツァは完成するのは古馬になってからだと書いてきましたが、これも完成してくると肉付きがよくなって兄姉たちとは違ってFair Trial的な加速を見せるようになり、やはり小回り1800がレースがしやすいイメージ
▲タブレットピーシーはチチカスの大外枠でウイングレットの仔なら小回り1800の捲りはお手のもの、これが馬券的には妙味かと思っていたら3人気で妙味がないので、器用な☆ブレークビーツをヒモ穴で加えたい

「No.1予想」では中山記念を、「馬券総合倶楽部」では中山記念とすみれSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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アーリントンC&総武Sボツ予想~ヤングマンパワーのようなイン差し

2016-02-27 00:48:34 | 血統予想

開幕週初日のインベタ馬場で例年先行有利なレースですが、ここは内からウェーブ、メイショウ、ボール、ノコギリ、ヒルノ、ダンツ、ロワと先行馬が揃い、気性が若い△ロワアブソリューは(フランス人にしては繊細なタッチに欠ける)ヴェロンだとまた引っかかる可能性もあり、そう考えると前の組からどうも入りにくい

○ヒルノマゼランと▲アーバンキッドと☆ビップライブリーは重賞でも勝ち負けになるぐらいの奥を血統からも感じさせる馬ですが、しかしこれらが内に潜れるかどうかも何とも微妙

そんなわけであんまり自信がないのでボツ予想に回しましたが、◎はマディティでいってみたいです

こうやまきで◎にしたときにも書きましたが、コメントを再掲すると「母父ストラヴィンスキーの影響も強く、ストラヴィンスキー産駒のコンゴウリキシオー(安田記念2着)のような緩慢なストライドで走る」馬で、阪神外マイルも上がりがかかれば条件としては悪くないし、中団からインベタで差せれば昨年のヤングマンパワーの再現もあるかと

父のScat Daddyはヨハネスブルグ産駒でMr.Prospector4×2にStorm Bird≒Nijinsky4・6×3とクロスが非常にうるさく、しかし母AntepovaはNorthern DancerもNative Dancerもクロスしないので配合もまずまず良い

総武はサンマルデュークよりバンズームが人気ですか、ロージズインメイはアウトサイダー血脈が強いアウトブリードなので産駒は基本晩成型で、サンマルも古馬になって力をつけているのも確かでしょうが、師走では「おぬしRoberto5×4やろ?中山やったら3角から捲ったほうがエエんちゃうか?」とモズライジンを焚き付け(14-14-4-2)、ポルックスでは「前走モズライジンはここから捲ったなあ…そろそろ動かんと、前が残ってしまうんとちゃうか」と同じようにバンズームを煽り(12-12-5-3)、Roberto走法の強引な捲りが前を全部潰したところをちゃっかり追い込んでの2連勝

モズライジンもバンズームも「もうその手には乗らんで」というところでしょうが、ゲンダイのコメントを読むと中谷はまた捲る気満々です(・∀・)

◎はプロトコル、根岸では1400は忙しいと書きましたが、マイラーというよりは中距離馬然とした体型や加速で、母はNureyev×Roberto、そこにスクリーンヒーローでRoberto4×3にNashua≒Nantallah6×5・5なら中山1800ベストとも思えるパワー捲り血統で、このコース替り&距離延長は狙ってみたい

あとはサンマルデュークの3角の囁きに乗らずに、中谷の捲りに呼応するぐらいのスパートでいければ

「No.1予想」では水仙賞を、「馬券総合倶楽部」では水仙賞と小倉5Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2016-02-25 11:42:46 | POG

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました

◆ティンバーカントリー死亡

ティンバーカントリーが亡くなったそうで、種牡馬としてはパワーとスタミナに寄りすぎていて日本ではやや苦戦しましたが、「アルーアキャロルとコパノリッキーとアドマイヤドンのナスペリオンの話」で書いたように、アドマイヤドン(トニービン)、ムガムチュウ(Mill Reef)、ヤマカツリリー(Mill Reef、テスコボーイ)はWoodmanのナスペリオンを活かした配合をしていたのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a00035e/

母父としてはコパノリッキー、ラストインパクト、プレイアンドリアルなどを出してさすがはFall Aspenの息子と見直されつつありますが、いつの日かDubai Millennium≒ティンバーカントリーの3/4同血クロスを持つダート王が出現するのではないかという期待も大いにあります…合掌

 ┌Mr.Prospector
┌○┌Buckpasser
│└△
ティンバーカントリー
└Fall Aspen

 ┌Mr.Prospector
┌○┌Buckpasser
│└△
Dubai Millennium
└△
 └Fall Aspen


◆Oasis Dream再び

土曜東京で初勝利をあげたアップクォークはベーカバドの初年度産駒で中央では8頭目の勝ち上がり

種牡馬ベーカバドについては「名種牡馬Oasis Dreamの配合に倣って、ダンシングブレーヴ持ち牝馬との配合でSir Ivor≒Droneのニアリークロスを狙うのが、日本の高速馬場では成功の近道ではないか」と書いてきましたが、このニアリークロスはようするにナスキロ+Tom Foolの組み合わせ(Sir Ivorの母はTom FoolとAthenia≒MenowとSir Gallahad=Bull Dogが共通)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a010d4f/

  ┌Royal Charger
 ┌○
┌○┌Princequillo
│└△
Sir Ivor
└△┌Pharamond
 └Athenia
  └△
   └Alcibiades

  ┌Royal Charger
 ┌○
┌○┌Princequillo
│└△
Drone
│  ┌Pharamond
│ ┌Menow
│ │└Alcibiades
│┌Tom Fool
└△

そして下記のように、ここまで勝ち上がったベーカバド産駒8頭のうち6頭が、Sir Ivor≒DroneやSir Ivor≒SecrettameやSir Ivor≒Hopespringseternalなど「ナスキロ+Tom Fool」のニアリークロスを持っているのです

エネスク…母方のダンシングブレーヴ経由でSir Ivor≒Drone5×4
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013101526/
タイセイエクレール…母方のGone West経由でSir Ivor≒Secrettame5×4
ゴッドカリビアン…母方のダンシングブレーヴ経由でSir Ivor≒Drone5×6
エスペランサリュウ…Sir Ivor5×6
アップクォーク…母方のMiswaki経由でSir Ivor≒Hopespringseternal5×4
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106041/
ペイシャオブマーシ…なし
オルレアンローズ…なし
ホッコーモモタン…母方のダンシングブレーヴ経由でSir Ivor≒Drone5×5

ペイシャオブマーシにしても母がラストタイクーン×Seattle SlewでMill Reef4×4にTom FoolやPokerが絡むので、ナスキロ+Tom Foolな組み合わせを増幅していることに変わりはないですね

  ┌Nasrullah
 ┌○
┌○
││┌Princequillo
│└△
Secrettame
│┌Tom Fool
└△

 ┌Tom Fool
┌○
Hopespringseternal
│┌Princequillo
└△┌Nasrullah
 └△

ちなみにベーカバド産駒で母系にDroneを持つものは7頭出走で3頭勝ち上がり、Gone Westを持つものとMiswakiを持つものはそれぞれ1頭出走で1頭勝ち上がり、ベーカバド産駒全体では43頭出走し8頭が勝ち上がり、確かな根拠のあるクロスを狙うことは打率と長打率両方のアップにつながります

「Green Desert×ダンシングブレーヴが成功したのは、Sir Ivor≒Droneで成功したのだ」という推論が立てられるところ、「この推論が正しければ、ベーカバドはSir Ivor≒Droneだけでなく、Gone WestやMiswaki経由のニアリークロスでも成功するのではないか」という更なる推論が立てられるところ、こういう応用がきくのが配合論のいいところ

たとえば人参パンフレットを開いたときに、これはベーカバド×アグネスタキオンやから力馬っぽい血統やけど、Sir Ivor≒Hopespringseternal5×4があってサンデーのHaloも絡むし、馬を見てもソコソコ柔らかみはあるから芝1800mあたりで面白いかもしれない、というふうに目に留まればいいんじゃないですかね


◆レインボーダリアのイトコ

先週の東京芝はけっこう道悪の巧拙がハッキリ出るような馬場やったと思いますが、勝負どころから持ったままで前に取りつくトゥインクルの脚はまさに道悪巧者のそれ

重のエリザベス女王杯でアッと言わせたレインボーダリアと同じストロークトの牝系で(母が全姉妹の関係)、ストロークトはBimelech5×4・4でNever Bend的La Troienne的なパワーが強い牝系
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011100066/

この牝系の芝馬場状態別成績は
芝良[41-37-43-319]連対率17.7%,複回値84
芝稍[6-6-5-32]連対率24.5%,複回値91
芝重不[5-7-1-20]連対率36.4%,複回値160

またトゥインクルとレインボーダリアは夏の洋芝で売り出したところも共通していて、札幌芝[5-6-4-19]連対率32.4%複回値76、函館芝[7-4-5-23]連対率28.2%複回値130(全芝連対率19.0%複回値89)、ラトロ肩であまり前が出なくて掻き込んで走るところもよう似てます


◆キンシャサ×Deputy Ministerとカネヒキリ

日曜にキンシャサノキセキ×クロフネのマサノシーザーが勝ち上がり、これで母系にDeputy Ministerを持つキンシャサノキセキ産駒は16頭出走で10頭勝ち上がり(地方で活躍して中央出走のジュエルクイーンとフレンチイデアルを勝ち馬にカウントすれば18頭出走で12頭勝ち上がり)

この中央での全11勝中8勝がダートで、サウンドトゥルーやホワイトフーガを見てのとおり孫の代においても「フジキセキ×Deputy Minister」の砂黄金配合は健在ですが、それにしてもカネヒキリ産駒の芝[0-0-0-51]ダ[42-28-38-352]は問答無用すぎる(^ ^;)

日曜京都でオリエントワークスがワークフォースらしかぬストライドで大外一気でデビュー勝ち、血統表を見ると母オリエントチャームですからゴールドアリュールの姪でNureyev≒Sadler's Wells3・5×3
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105234/

「母が非Northern Dancerクロスで、母父がサンデー系で、自身はNureyev(あるいはMr.Prospector)クロスの牝」というのはクィーンズベストと同じで、ワークフォースをPOGで狙うならもうこのパターンに絞っていいんじゃないですかね

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ナスペリオンの王様

2016-02-23 11:05:24 | 配合論

日本に入ったナスペリオン(NasrullahとHyperionの組み合わせ)の王様といえば、母父にHornbeamを持ちHyperion5×3・5とNasrullah=Rivaz5・5×4を持つトニービン

┌Hyperion
Hornbeam
│┌Nasrullah
└△

これぞナスペリオンと言うべきナタの斬れを伝え、(サンデー産駒が登場するまでは)東京の大レースでは無敵の存在でした

産駒の配合においても「ナスペリオンを継続クロスしつつ、トニービンに希薄な米血を1/4異系的に取り込む」というのが黄金配合で、パロクサイド牝系との間にエアグルーヴを、テスコボーイとの間にウイニングチケットを、Nureyev(Special)との間にジャングルポケットを、Blushing Groomとの間にレディパステルを出したのはご存知のとおり
http://db.netkeiba.com/horse/1998101786/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1990102314/

 ┌Nasrullah
┌○
パロクサイド
└△┌Hyperion
 └△

 ┌Nasrullah
┌○
テスコボーイ
│┌Hyperion
└△

  ┌Hyperion
 ┌○
┌○
Special
│ ┌Nasrullah
│┌○
└△

 ┌Nasrullah
┌○
Blushing Groom
│   ┌Hyperion
│  ┌○
└△┌○
 └△

2013年以降の芝G1勝ち馬で、トニービンの血を引くものはジャスタウェイ、ドゥラメンテ、ラブリーデイ、コパノリチャード、ヌーヴォレコルト、ハープスター、ワンアンドオンリーですが、この7頭がトニービン以外に血統表内に持つナスペリオンは

ジャスタウェイ…なし(Bushel-N-Peck)
ドゥラメンテ…Nureyev、Mill Reef、Hornbeam※、パロクサイド
ラブリーデイ…Nureyev、Mill Reef、Hornbeam※、シャダイチャッター
コパノリチャード…Blushing Groom
ヌーヴォレコルト…Nureyev、Indian Hemp
ハープスター…Fairy King
ワンアンドオンリー…Thatch(=Special)
※ドゥラメンテはHornbeam≒パロクサイド6×5・5、ラブリーデイはHornbeam6×5

最も有力なナスペリオンであるSpecialとの配合で最も成功しているのは当然といえば当然で、ドゥラメンテの配合なんて「3/4Northern Dancerクロス,1/4サンデーサイレンス」と「Hornbeam≒パロクサイドのニアリークロスを軸とするナスペリオンの継続クロス」、この二つ以外に語りようもない
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104511/

ジャスタウェイだけはトニービン以外にナスペリオンを持ちませんが、Wild Againの母Bushel-N-Peckは父父がHyperionで母はNearco+Mahmoudなので極めてナスペリオンな血脈構成といえます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106461/

 ┌Hyperion
┌○
Bushel-N-Peck
│ ┌Nearco
│┌○
└△┌Mahmoud
 └△

トニービンとWild Againといえばトランセンドがワイルドラッシュ×トニービンで、福島牝馬S3着フィロパトールはジャングルポケット×Wild Again

だからジャスタウェイの産駒の配合を考える場合も、トニービンとBushel-N-Peckのナスペリオンをどういじるか、まずそこから考えてみるのが入り口で、となるとNureyevとMill ReefとHornbeamを持つキングカメハメハ肌はひとまず有力な筋でしょう

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東京ダ1600率高すぎ

2016-02-22 17:13:59 | 血統予想

前にも書きましたが、最近はもう想像力が枯渇してきたのか、極めて日常的なふつうすぎる夢ばかり見るようになりました

今朝の夢は、東京芝でPrincely Giftのクロスで脚長で緩慢ストライドで走る馬の馬券を買ったら、ポンと出てスローに落として逃げて直線でも持ったまま、よしよしここまでいい感じ(・∀・)

しかし直線満を持して追い出しても全く同じストライドのままで、「うわあああ全然回転上がらん…」と頭を抱えているうちに、最内からピッチ走法の本命馬に並ぶ間もなく交わされて沈んでいく

という、こんなふつうに毎週ありそうな出来事をわざわざ夢で見てしまうのは何なんやろうと…

フェブラリーの回顧でノンコノユメの血統表をほじくり返してるうちに書くのを忘れてましたが、モーニンもアジアエクスプレスも馬場幸夫さんの持ち馬なのは知ってたけれど、出走表見ててベストウォーリアも馬場さん名義だということに今ごろ気づいたのです

TARGETで検索かけてみると、マル外の持ち馬はなんと9頭オール勝ち上がりで、獲得賞金順に並べるとベストウォーリア、モーニン、アジアエクスプレス、ベストルーラー、アジアンテースト、ストームジャガー、オホーツク、ベストドライヴ、ベストマッチョ、Storm Cat率高すぎ、Secretariat≒Sir Gaylordクロス率高すぎ、だから東京ダ1400~1600率高すぎ(9頭で[16-2-3-7])

オホーツク
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012110094/

本日18時更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」では中山記念と阪急杯とアーリントンCの上位人気馬の血統解説を書いていますので、今週もよろしくお願いします

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小倉大賞典ミニ回顧~渾身のイン差し

2016-02-21 22:52:31 | 血統予想

家に戻ってほろ酔い気分で特別登録を見ていたら、3重賞に松田博厩舎の登録はなく、橋口厩舎は阪急杯にミッキーラブソングの登録があります

小倉大賞典は良まで回復したので▲ダコールの頭も買っていて、◎ネオリアリズムと△ケイティープライドで何だかいい感じに決まりそうやないの、と声が出かかったところへアルバートドックのイン強襲

フェブラリーには見向きもせず小倉入りした川田は、松田博厩舎の最後の重賞出走を見事に飾ってみせました

あのハープスターの阪神JFで「脚があるんやったら外に出せばエエんや」とお目玉を食らった川田が、レーヴミストラルの日経新春杯では絵に描いたような大外一気を決めて「松田先生の好きな勝ち方ですから」と笑わせてくれた川田が、先生今日は小倉だから、しかも最後の重賞だから、最内突いてでも勝ちたいですという渾身のイン差し

あれでやられたら私も諦めがつきます(^ ^;)お疲れさまでした

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第33回フェブラリーS回顧~やはりレコード、高速馬場で映えるStorm Cat×Cozzeneの柔らかストライド

2016-02-21 18:29:29 | 配合論

東京11R フェブラリーS
◎2.ホワイトフーガ
○7.ノンコノユメ
▲13.タガノトネール
ホワイトフーガはクロフネ×フジキセキだからカネヒキリやサウンドトゥルーやミラクルレジェンドと同じ「フジキセキ×デピュティミニスター」のダート黄金配合。クロフネ牝駒はホエールキャプチャやブラボーデイジーなど東京マイルの大レースに実績があるし、母母父ザフォニックはゴーンウエスト産駒のマイラー。1400mで2戦2勝だからマイル戦にも対応できるとみた。母がヘイロー3×4で自身は「ボールドルーラーとプリンスキロ」の組み合わせのクロスだから、雨で馬場が軽くなるのも歓迎だろう。ノンコノユメは軽い馬場のほうが斬れるし、逃げ先行馬が揃ったので、まずは◎○の差し差しで買いたい。モーニンは根岸Sでは◎にしたが、ストームキャット×フォーティナイナー×コジーンだから淡泊な先行圧勝型の血統で、マイルのHペースで直線でもうひと踏ん張りきくかどうか。タガノトネールは母系のハイペリオン的な粘り腰が発現してきた今は1400mより1600mがベターで、好位で我慢できるしタフなレースになってもひと踏ん張りきくタイプ。前の組ではこれをとりたい。

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レースレコードで完勝したモーニンの配合については、NETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲します

モーニン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012110091/
近親にパットオブライエンS(米G1・AW7F)のEl Brujoがいる牝系。父ヘニーヒューズはダ6~7Fの北米GI勝ち馬で。アジアエクスプレス、ヘニーハウンド、ケイアイレオーネなどの父。母父Distorted Humorは北米で成功したフォーティナイナー系種牡馬で、エーシンクールディやドローアウターの父、ミリオンヴォルツの母父。ダート短距離向きの単調なスピードを父母から受けているが、母系にCozzeneが入ってSecretariat≒Sir Gaylordの3/4同血クロスになるのはアジアエクスプレスと同じで、東京向きのナスキロ柔いストライドで走る。根岸Sの快勝をみるとベストは1400mと思われるので、あと1Fをどう踏ん張るか、できればスローが希望だろう。馬場が渋るのはプラス。

下記エントリ「Cozzeneのナスフリート&ナスキロ増幅と、イスラとモーニンの柔らかさ」も参照いただきたいですが、モーニンの配合は
Secretariat≒Sir Gaylord5×6
母がMr.Prospector3×4で、Gold DiggerとRide the Trailsを通じるナスフリート(NasrullahとCount Fleet)の組み合わせのクロス
と、Cozzeneの血脈構成を代々増幅していて、芝馬のような柔らかな身のこなしと大きなストライドで走るのは配合どおり

やはりStorm Cat経由でSecretariat5×5持ち柔らかストライドで走るアスカノロマンが3着、そしてSecretariat4・5×5のベストウォーリアが4着で、レースレコードが出るような走りやすい馬場においては、地面を掴んだり掻いたりする力よりも、ストライドを伸ばす力に長けた馬たちが有利である、という結果でもあったかと
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104994/

絶妙なタイミングでいったん2番手に上がったピッチ走法のロワジャルダンが最後に甘くなったのとは対照的で、ゴール前はストライドを伸ばしたもん勝ちみたいな叩き合いになりましたが、そういうタイプだけにモーニンもアスカノロマンも馬群に入らず、外目を伸び伸びと走ってこれたことも大きかったと思います

馬場が渋って高速決着になったフェブラリーといえば、09年サクセスブロッケンの1.34.6(稍)、07年サンライズバッカスの1.34.8(不)、05年メイショウボーラーの1.34.7(不)

サンライズバッカスはStorm Catの孫でSecretariat≒Sir Gaylord4×5、重賞勝ちはフェブラリーと武蔵野という典型的なストレッチランナー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2002106896/

メイショウボーラーはタイキシャトル×Storm Catの黄金配合、しかもこのときの2着シーキングザダイヤはStorm Cat産駒でSecretariatとSeattle Slewを通じるボルキロクロスでした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2001100650/

高速決着のフェブラリーは黙ってStorm Catのナスキロクロス、血統予想としてはここが着地点やったわけですなあ…

私はどうもスピードで押し切れる1400mでは強いけれど、マイルの激流でふと踏ん張りがきくかどうかが半信半疑やったんですが、メイショウボーラーのときも同じような考えで無印にした記憶があるので、10年経っても何の進歩もない予想に愕然としております(^ ^;)

アジアエクスプレスもナスキロ柔いストライドで走るし、芝でも朝日杯を勝つぐらいの馬ですから、重馬場のフェブラリーや武蔵野に出てくればベストパフォーマンスを出せるかもですね
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011110091/

これでヘニーヒューズの持ち込みの産駒は中央で14頭が出走し11頭が勝ち上がり、うちG1勝ち馬が2頭で重賞勝ち馬が4頭という素晴らしい成績で更に人気を集めそうですが、母がMeadowlake(Princequillo系)×Hagley(Man o'War系)とアウトサイダー血脈が強く、自身も強いクロスを持たないので配合がやりやすくて、私もダートやマイラー狙いで配合診断をオーダーされたらよくオススメする種牡馬の一つ

Beholder(母がIcecapade≒Northern Dancer3・5×4)やモーニン(母がMr.Prospector3×4)やケイアイレオーネ(母がNorthern Dancer4×3、Bold Ruler4・5×5)のようにクロスのうるさい繁殖との配合も決まりやすいので、芝中距離のクラシックタイプを狙わないのであれば非常に使い勝手がいい種牡馬なのです

ノンコノユメは今日もこれは届かんだろうというところから凄い追い込み、トワイニング産駒としてはセイリオスやセカンドテーブルとかなり似た配合パターンですが、この馬だけがG1級に突出しているのはやはり配合が一枚上だからでしょう

ノンコノユメ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104314/
ハーツクライでおなじみビューパーダンスの牝系。ダートのオープン馬マルカプレジオのイトコで、母ノンコもダートで3勝をあげた。「父トワイニング×母父サンデーサイレンス系×母母父Alydar系×牝系My Bupers」という配合のアウトラインはダートでオープンを張ったセイリオスとよく似ており、名血Courtly Dee(トワイニングの母)とBuckpasser~Busandaをニアリークロスさせる配合は世界中で大成功している。トワイニング×サンデー×クリミナルタイプのセカンドテーブルとも似た配合だ。父よりも母似でベストは1800mと思われるが、直線が長く砂質が軽いコースで斬れ味を増すタイプで、東京1600mは[4-0-1-0]。

下の略図のように、(1)Courtly DeeとBusandaを通じるWar AdmiralとLa TroienneとBlue Larkspurの組み合わせのクロス、(2)Tulle≒Iron Rewardのニアリークロス、この二つの魅力的なクロスを、スーパー名繁殖Courtly Deeとサンデーサイレンスを破った年度代表馬クリミナルタイプを経由して持つ、というのが類い稀なダートの鬼脚を生んだというべきでしょうか

┌○
│└△┌Bimelech
│ └△└La Troienne
│  │┌Blue Larkspur
│  └△
Courtly Dee
│┌War Admiral
└△

War Admiral
Busanda
│┌Blue Larkspur
└△
 └La Troienne

Courtly Dee
│┌War Admiral
└Tulle
 │┌Beau Pere
 └△
  └Betty Derr

Swaps
│┌Beau Pere
└Iron Reward
 │┌War Admiral
 └△
  └Betty Derr

そしてノンコノユメの場合はCourtly Dee≒No Robberyのニアリークロス2×5とも表記できるので、こうしてみるとトワイニングとクリミナルタイプはたしかなニックスと言えるだろうし、Courtly Deeの血をここまで執拗に増幅したトワイニング産駒は合衆国にもいなかったんじゃないかと

┌Never Bend
│└△┌Bimelech
│ └△
│  └Bloodroot
Courtly Dee
Tulle(≒Iron Reward)

┌Swaps
│└Iron Reward(≒Tulle)
No Robbery
│┌Bimelech
└△
 └Bloodroot

ちなみにトワイニング産駒で重賞に勝ったのはノンコノユメ、セカンドテーブル、ロールオブザダイス、フサイチアソート、タイキジリオンの5頭で、うちノンコノユメ、セカンドテーブル、ロールオブザダイス、タイキジリオンの4頭は母系にBusanda≒Searchingを引き、ノンコノユメ、セカンドテーブル、フサイチアソートの3頭は母系にSwapsを引いています(シンザン記念2着ドリームガードナーも母系にSwapsあり)

名繁殖マチカネハツシマダが持つNumbered Account≒Foreign Courier2×2の名ニアリークロスにもIron Reward≒Tulleは含まれますね
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1995108850/

ワンアンドオンリーの母ヴァーチュもCourtly Dee≒BusandaだけでなくIron Reward≒Tulleも併せ持っていますが(他にサンセットスカイ2勝と出走産駒は2頭とも勝ち馬)、今年シルクの募集馬でピックしたデイトユアドリーム14も、母デイトユアドリームがトワイニングの娘でまさにこの配合パターンで、上のマチカネハツシマダの血統表と見比べていただきたいですが、デイトユアドリームの繁殖としての配合の優秀さを評価してのピックなのでした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014106027/

ノンコノユメみたいな名配合を掘りはじめるとついつい長くなってしまいますが、来年からはフェブラリーで雨が降ったらStorm Catのところに赤ペン入れときましょう(^ ^;)

Cozzeneのナスフリート&ナスキロ増幅と、イスラとモーニンの柔らかさ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1bcad677f08bbca471d81a682b2619ac

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日曜のボツ予想~引っかかる馬は強い

2016-02-21 09:55:05 | 血統予想

小倉芝は良まで回復しそうですが、小倉大賞典は◎ネオリアリズム
中山金杯はガツンと引っかかったのが敗因とハッキリしているし、ここもそれほど引っ張る馬は見当たりませんが、○マイネルフロストが62秒で逃げてるのに後続が何馬身も離されるアホみたいなレースにはならないでしょうから、今度は1800で折り合えるほうに賭けたいし、折り合ったときの脚はオープン級なので
穴は小回り1800ベストの△ケイティープライドの前残りかな

アメジストはパドックを見てからですが◎ブラックバゴ
実績は言わずもがなで、Wild Riskが多い(ヴィミー7×5、Wild Risk5・8×6・7)配合で京成杯で蛯名がガツンと持っていかれた激気性、実戦にいったら頭に血がのぼって長休明けも道悪も関係なくウワーッと走ってしまうんじゃないかと(^ ^;)
よく書くことですが、オープン級のレースでも引っかかる馬は、オープン級のレースでも引っかかれるほどの脚があるということでもあるのです

つばきは内2000mならばFair Trial的な中距離馬の○イマジンザットなんですが、外1800mなら母系にナスキロがてんこ盛りでストライドで走る◎ミッキーロケット
自身はMr.ProspectorとNureyevとラストタイクーン≒CaerleonとMill Reef≒Rivermanをクロスする強力な父母相似配合で、こういうキンカメはリオンディーズやレッツゴードンキを見てのとおり完成が早い

斑鳩は◎メラグラーナ、配合はずっとほめてきましたが、500キロ超の大型牝馬で母父がSeeking the Goldのラインで単調なところがあるので、1400mを小細工なしで力まかせに押しきる競馬が合っているし、パワーは抜群ですから今の馬場も歓迎
ドラゴンストリートはSir Gaylord柔くトモが非力なディープなので今の馬場では割り引きで、○トーキングドラム▲エイシンスパルタンが本線

「No.1予想」ではフェブラリーSを、「馬券総合倶楽部」ではフェブラリーSとヒヤシンスSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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