栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2019-2020」

土曜のレース回顧~小さくても我慢強いのがHyperion的体質脚質

2013-08-31 16:32:25 | 血統予想

函館11R 札幌2歳S
◎8.オールステイ
○11.マラムデール
▲3.バウンスシャッセ
△1.レッドリヴェール
△6.マイネグレヴィル
×2.ピオネロ
×10.マイネルフロスト
注9.ロードフォワード
注13.トーセンシルエット
◎はフラワーアレイ(トラヴァーズS)やトーセンラーの甥で、母母はノーザンダンサー4×3にグーフド4×4、母はミスタープロスペクター4×3にノーザンダンサー4×4・5と代々クロスがうるさく、そこにアホヌーラなどアウトサイダー血脈を豊富に引き、強いクロスを持たないケープクロスを配した緊張→緩和のリズムがほめられる配合だ。ケープクロスはロジユニヴァースの母父でもあるダンジグ系でタフな馬場に向いた血統だし、ヴェイグリーノーブル~オリオールの血を引くだけに揉まれ込んだたときにどうかというのが唯一の不安点だが、明らかに追い不足だった前走を叩いての上積みも見込め、勝てばアッサリの器とみる。○はライラプスの全妹でフサイチリシャール(父クロフネ)の3/4妹で、1800mは守備範囲だし洋芝も道悪もこなすパワーを持ち合わせているが、今の函館は道悪になるととてつもなくタフな馬場になるだけに、マイラー寄りの牝馬よりも中距離型の牡馬からのほうが入りやすい。

新潟11R 長岡S
◎9.ターフェル
○10.ゼンノルジェロ
▲2.パワースポット
△5.オリービン
△8.ラロメリア
×7.キッズニゴウハン
×14.ヒラボクインパクト
注6.ダンスファンタジア
注13.メイショウゾウセン
キングヘイローは母母パウンドフーリッシュの「ナスキロ、トムフール、ラトロワンヌ」の組み合わせを増幅するのが黄金配合で、だからカーリアン持ち牝馬との配合もローレルゲレイロ=リキサンマックス兄弟、オートドラゴン、あとホッコーソレソレーとウエスタンマックス(ともに母父スキャンの母がカーリアンの全妹)など成功率が高い。◎は母母父がカーリアンだが、母父がトニービンで母系にはハイペリオン血脈も強いので、わりと晩成で鋭く斬れるというよりは持続力でジワジワ追い込む脚質になった。距離不足の1400mでも最速上がりで3着に追い込んできている近走に地力強化がみてとれるし、雨で時計や上がりがかかるのは歓迎、追える鞍上を得たここはオープン入りのチャンスだ。

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オールステイは気合いをつけたら行けましたからこんな馬場は下手ではないはずで、しかし前半から全然ハミをとらずズルズル後退、おそらく揉まれる競馬が初めてだったからで、まあ今日のところは仕方ないでしょう

レッドリヴェールについては、東サラ募集時に依頼された配合診断のコメントを再録したいと思います

「母ディソサードは地味ながらコンスタントに活躍馬を産みつづける繁殖牝馬で、中央に出走した産駒6頭のうち5頭が勝ち馬となり、うち4頭は2勝以上をあげています。母父Dixieland Bandは北米で成功したNorthern Dancer系で、Alibhai-Hyperionの血が強く、母父に入ってスピードを支える能力に秀でた血。「サンデーサイレンス系種牡馬×Dixieland Band牝馬」の組み合わせからはデルタブルース、フミノイマージン、アクシオン、サブジェクトといった重賞勝ち馬が出ています。Alibhaiの血が強いNorthern Dancer血脈という点ではノーザンテーストと似たところもあり、ステイゴールドにはこういうノーザンテーストと似た特質体質のNorthern Dancer血脈をもってくるのがセオリー。エリザベス女王杯4着のマイネオーチャードは母母父がDixieland Bandでした。兄姉には短いところを得意とする馬も出ていますが、この馬はステイゴールド産駒らしく芝中距離向きでしょう」

ステイゴールドにSir Gaylord(ナスキロ)が入った小柄な牝馬というといかにも新潟外1800m向きの非力なイメージですが、Dixieland BandはHyperion4×5・5・6でその母Mississippi MudはAlibhai3×4、AlibhaiはLady Angelaと同じくHyperion×Traceryの組み合わせですから、ステイゴールド産駒の成功パターン(ノーザンテーストの血を増幅してパワーを増す)としてはまあセカンドベストのパターンと言えるでしょう

ステイゴールド×Dixieland Bandというだけでノーザンテーストをクロスするのと近い効果があるわけですから、小柄な牝馬でもHyperion的な我慢強さとAlibhai的なパワーは十分あったと

そういえば泥んこ馬場のフローラSを追い込んで勝ったバウンシーチューンは418キロの小さなステゴ牝馬で、母はトニービン×ノーザンテースト(バウンシー自身はノーザンテースト4×3)、やはりHyperion的な我慢強さと持続力の勝利でした

Dixieland Bandはデルタブルース、フミノイマージン、アメリカンボス、アクシオン、ブラックバースピン、サブジェクトなどの母父で、Alibhai的なパワーとHyperion的な粘りを伝えるだけに洋芝や道悪は概ね巧者

しかし岩田は行けないと見るや腹をくくって4角までインベタ、これで開かなきゃしょうがない、開くと信じて乗るしかないというアスカクリチャン戦法がみごとに決まりましたが、それに応えた馬も偉かった

とにかく上がり42秒とか45秒とかそんな競馬になってしまうと、道悪が巧いとかパワーがあるとかそんな次元の話ではなくて、みんな脚が上がってバタバタになって、そこからのもがき合いでどれだけ我慢できるかという戦いなので、なるほど考えてみればHyperion馬場なのかもしれません

最終の芝2000mを勝ったキングズクエストはキンカメ×ノーザンテースト×リアルシャダイ、7Rの芝1800mを勝ったエアセノーテはグラスワンダー×ダンスインザダーク×ノーザンテースト、いずれもRoberto的パワーに加え、ノーザンテーストとFlower Bowlを併せ持つことでLady Angela≒Alibhai的なパワーと我慢強さも受け継いでいたというわけです(ネオユニ産駒の健闘が目立つのもHyperionだからという解釈は可能)

今日は羊ヶ丘を◎ビーナストリックから、インベタ前残り馬場なので前に行きそうな岩田大知大作本線に買ったらガツンと当たりました(・∀・)

とりあえず土曜の結果からは、芝1200mはラトロパワーのゴリ押し、1800~2000mはノーザンテーストをはじめとするHyperion的我慢強さを重視したいなと

新潟芝はスローだとタツミリュウが残り、流れるとスイートサルサの大外一気が決まり、だいたい公平馬場とみていいんじゃないですかね~

小倉芝は先週同様カオスで、朝から降りつづく重馬場でもメインの芝1200mは1.07.5が出ております(^ ^;)
明日もかなり降る予報ですが、何とも手を出しにくい馬場ですなあ…

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土曜のボツ予想~Lady Be Goodクロスのパワースプリンター

2013-08-31 09:26:42 | 血統予想

キャロット募集馬の「好配合ピックアップ」ですが、もう血統表とパンフは目を通してるので、日曜の競馬が終わった後にDVD観てやり遂げるつもりです…金麦は我慢するつもりです…

大家にスイスチャードとゴーヤをもらいました(・∀・)



スイスチャードは例によってパスタとサラダに、ゴーヤは例のトゲトゲがなくてツルツルしてて、しかもかじってみると苦味も少なめで、こんな種類もあるんですね~
さっそくゴーヤを佃煮にしたらエエ感じのツマミが出来上がりましたが、日曜は金麦は我慢します…

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燕は◎ビッグバンドジャズ
前走も◎でしたが何とか届いたかという脚色も3着、グラスワンダー×トニービンはアーネストリーと同じですが、こちらは母母にマルゼンスキーとMill Reefが入って脚が長くなってソコソコ斬れるのが中途半端で、中山内2000mでも東京2400mでもソコソコくるんですがこの中途半端さは新潟内2200mが一番合っているのではないか…と

弥彦は大人気ですが◎レイカーラ
昨年の3着馬でミルドリームやランパスインベガスと大接戦、あれぐらい走れば今年はいけそうなメンバー
ロジサンデーはデスペラードの弟で母母がGraustark=His Majesty3×3、1800mの瞬発力勝負より2000mの持続力勝負に向いた馬ですから、良まで乾くようなら本線は○タツミリュウとしたいです

函館もまた雨にたたられる週末となりましたが、先週は土曜は外差しもきいたのに日曜は猛烈なインベタで、これは内から乾いた説が有力となると、今日はまだ降り続くようで差しも狙えるのではないか…という読みも

羊ヶ丘は◎ビーナストリック
Pound FoolishとBold Exmanpleを通じるLady Be Goodとナスキロのクロスですから「キングヘイロー黄金配合」に認定していいと思いますが、Lady Be GoodはBetter Self×Eight ThirtyでWar Admiral≒Seaplane3×4と米パワーの塊で、ナスキロ柔さよりもこのパワーのほうが勝っていて、だからダートや直千を稼ぎ場所としているのでしょうが、そんなパワースプリンターですから今の函館は向くでしょう
ちなみにトウショウフォアゴはキングヘイロー×マイニングでSquander≒I Pass4×3(BuckpasserとLady Be Good)、これも道悪巧者のパワースプリンター
メイショウヒデタダは函館でこれが6走目、しかし過去5走のうち4走は外回しや内詰まりといったロスが大なり小なりあって、唯一スムーズにイン差しできたのが潮騒3着、もう上積みはないでしょうがワイドも押さえたい
ダブルスパークは◎にした基坂が外枠から先行してソコソコ粘っていて、前走はアッと驚く大外一気、おそらく揉まれるとレースを投げるタイプなのでしょうが、能力はここでも足ります

大雪は不良馬場で▲ネコタイショウが売れるのはわかりますが、あのときほど超インベタ馬場かどうかはレースを見て判断したいところで、現時点で妙味ありそうなのは◎デルマイザナミかな
母はダンスインザダーク×KingmamboでGraustark5×6ですからスズカマンボ的で、そこにホワイトマズルですから距離は延びたほうがいいはず

「No.1予想」では札幌2歳Sを、「馬券総合倶楽部」では札幌2歳Sと長岡Sを予想していますので、そちらもよろしくm(_ _)m
長岡は稍重ぐらいを想定してたんですがどうやら良まで乾きそうで、そうするとナスキロ柔く斬れるスイートサルサを▲ぐらいに評価上げかな

小倉はとりあえず、午前中のレース観てから考えます(^ ^;)

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トウカイテイオー死亡

2013-08-31 08:29:39 | 配合論

そういえばブログの通算訪問者数が200万IP超えてました
2009年に始めた当初は一日200IPぐらいやったかな? 毎週毎月毎年少しずつ増えてきて、今は多いときは4000IPを超えるほどで、読んでくださってるすべての方に感謝しておりますm(_ _)m

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トウカイテイオーといえば柔らかく長い繋と溜息がもれるほど優雅なストライドが代名詞で、パドックの歩様からして他とはちょっと違いました

パーソロン、Princely Gift、ニンバス(Grey Sovereignの3/4兄)、Palestine、Alizier、TourbillonとThe Tetrarchが伝える独特の柔らかさ、“ナスキロ以前の柔らかさ”と言ってもいいかもしれませんが、そういう柔らかさしなやかさで走っていた名馬で、それはメジロマックイーンもそうでした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1988101025/

トウカイテイオーはMilesian3×5のクロスですが、一方でスピードシンボリ≒Northern Dancer3×3でもあり、しかも母トウカイナチュラルがNearctic≒Atlantida3×4だったことはあまり語られておらず、この「NearcoとHyperionとBlandfordとMumtaz MahalとMolly Desmond」の組み合わせのニアリークロスこそが配合のキモで、来たるNorthern Dancerクロス時代を暗示するかのような配合でもあったのです

┌Nearco
Nearctic
│┌Hyperion
└Lady Angela
 └△
  └△
   └Molly Desmond

Hyperion
Orthodox(スピードシンボリの母母父)
Queen Christina
 └△
  └Molly Desmond

 ┌Nearco
┌○
Altantida(アトランティスの母)
│┌Hyperion
└Olympian Queen
 └Queen Christina

だからトウカイテイオー産駒がNorthern Dancerのクロスで成功したのは順当で、一方でリアルシャダイやNijinskyやConquistador Cieloといった米血を1/4異系として取り込むことで成功したのもまた順当

米血といえば、トウカイテイオー×サンデーサイレンスも牡駒にかぎれば7頭中6頭が勝ち馬となり、うち5頭はオープン~準オープンに出世しています

ステイゴールド×メジロマックイーンの大成功をみても、Green DesertやGalileoがTourbillon系Ahonooraを母父に取り込むことでCape CrossやNew Approachといった最有力後継を出したのをみても、エルコンドルパサーがサンデー牝馬との間でヴァーミリアンという後継を残したのをみても、トウカイテイオーがサンデー牝馬やブライアンズタイム牝馬との間に後継を残せなかったのは無念というべきで、そしてトウカイポイントがセン馬だったのもまた無念…

トウカイテイオー死す~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=881

シンボリルドルフ死亡
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2c91a7c37200c584118838ba6f2255ed

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小倉2歳をさらりと

2013-08-30 10:51:12 | 血統予想

土日の小倉は台風の影響で傘マーク、小倉2歳Sが重・不良で行われたのは00年リキセレナードまでさかのぼりますが、その間稍重で行われたのも11年だけで、あとは全て良発表

その11年はエピセアローム-マコトリヴァーサルで枠連7-7、おまけに3,4着馬はともに8枠で、つまり外枠の差し追い込みが全部突っ込んできたという結末でした

ちなみに今年3頭の産駒を送り込んでくるヨハネスブルグですが、産駒の芝重不成績は[0.0.1.7](持込も含む)

あと昨年は新馬勝ちのマイネルエテルネルが優勝しましたが、新馬→小倉2歳連勝はコスモヴァレンチ以来7年ぶりで、むしろフェニックス組か未勝利勝ち組、キャリアが2戦以上あって差しに回れた馬がよく勝つレースでもあります

このマイネルエテルネルとコスモヴァレンチには、ビッグレッド系の馬という以外にも共通点があって、それは勝ち時計が速いこと

小倉2歳の歴代勝ち時計を速い順にあげると、エテルネル1.07.9が1位、ヴァレンチ1.08.2が2位で、3位はアストンマーチャンの1.08.4

エテルネルの通貨順位は6-6-7、ヴァレンチは2-3-4、マーチャンは1-2-1、つまり高速決着になると、キャリア1戦の馬や単調な先行型でもスピードに任せて押し切ることができるのです

今年は馬場が渋って時計や上がりのかかる決着だと想定すると、おそらく行くだけの馬では苦しく、1戦1勝馬は差しに回っても力を出せるのかどうかがチェックポイントで、穴はキャリア2~3戦の差しではないかと

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「血統クリニック」今週は札幌2歳+小倉2歳も少し

2013-08-29 08:48:07 | 血統予想

火曜水曜とひだか町に行ってきました~
門別のナイター競馬は雷鳴がとどろき滝のような雨が降りそそぎ、アッという間に不良馬場、もはや競馬どころではないという感じ…



最終レースが終わった後に一瞬小降りになったので、今しかないと駐車場まで猛ダッシュ

その日は日高大洋時代の上司のところに泊めてもらい、翌日は知り合いの牧場に馬を見に行った…というより仔っことたわむれてきました(・∀・)





この当歳、父サブミーカーの牡でサンデーサイレンス3×3、サクラハゴロモ=アンバーシャダイ3×4とエライことになっとりますが、気になる方は当ブログにご一報ください(・∀・)

ラフィアンの二次募集になりそうな馬の話なんかも聞いてきましたので、またそのうちに

遊びすぎたので早起きして札幌2歳Sの「血統クリニック」を書き上げてるところですが、編集部の要請で今週は小倉2歳Sについても少し触れることになってますので、いつもより文量多めですがよろしくお願いします(「Netkeiba.com(PC版)」と携帯スマホの「競馬総合チャンネル」にてご覧になれます。木曜18時更新)

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「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を3頭更新&雑感少し

2013-08-26 23:53:26 | 血統予想

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を3頭更新しました~

先週はサグレスですかね~
フジキセキ×Deputy Ministerはカネヒキリやミラクルレジェンドが出る黄金配合ですが、フレンチデピュティ経由だとナスキロ柔さもONになるのでダート馬として大成しにくいところもあり、この馬は母母からもA.P.Indy×Caerleonとナスキロ血脈を重ねて完全に芝狙いに走ったのが功を奏し、ヒカルアマランサスとデグラーティアを足して割ったような好マイラーに出ました

取り上げなかった馬たちについて少し

ツクバアズマオーは母がボルキロ3本(Secretariat、Seattle Slew、Chieftain)でステゴ産駒としては柔らかすぎる方向にいきがちな配合ですが、ノーザンテースト≒Storm Bird4×4とLady AngelaにAureoleを合わせることでノーザンテーストの頑強さをONにしているので、500万下の新潟外2000mで突っ込んでくるようなグニャグニャタイプではないけれど、ま~それでもちょっと中途半端なところはあるかなと
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103985/

ステマ配合のポイントがLady Angela増幅にあるのならば、だからAlycidonをもってくるのが効果的ならば、同じHyperion+DonatelloのAureoleやWelsh Pageantとも相性は悪くないだろう…という発想で選んだのがエクスペリエンスでありウェーブゴールド

デリッツァリモーネはラストタイクーンとTopsiderを通じるNorthern DancerとRound TableとNasrullahのクロスですから、脚長で京都外回りが一番斬れそうな中距離馬
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103639/

クリノコマチはブライアンズタイム3×3、Roberto4×4・4、そこにサンデーやAlydarが入ってHail to ReasonとBull LeaとRoman≒Chop Chopで固めた配合で、ブライアンズタイムのパワー突進的な要素、ようするにヴァンクルタテヤマ的なパワーで突進しているスプリンターで、もちろんこれだけクロスがうるさいと完成も早いでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011101002/

しかし日曜の小倉は不良発表なのになぜ限りなく良馬場に近い時計で良馬場向きの馬たちがバンバンきてたのか、あと土曜の函館芝は外差しも決まってたのになぜ日曜はインベタになったのか、どなたかお分かりの方がいたら教えてください(^ ^;)

そんなわけで日曜は執念のイン差し男・アスカクリチャン岩田がまたも大活躍で、芝レースでは5鞍乗って内枠はもちろん外枠でも当然インベタで③②①①④、出していって下げながらスペースを探して潜り込んでしまうのが巧い

明日は門別のナイター競馬やって、日高大洋内で一泊してきますので、これは間違いないという馬がいたら教えてください(・∀・)

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ハープスターとスズカフェニックスとジェンティルドンナ

2013-08-26 12:11:09 | 配合論

ファルブラヴとエリシオは「Fairy King×Slewpy」という同じ配合で、マイラーが多いFairy King産駒ながら中距離の大レースを勝った点も共通しますが、それは多分に母父父Seattle Slewから長手の体型やナスキロ柔い体質を受けていたからだと考えられます

しかし種牡馬としては、牡駒は獲得賞金上位5傑(トランスワープ、グローリーシーズ、ウォーボネット、タニノシュヴァリエ、フジヤマラムセス)を見てのとおり自身と似た中距離馬を出すのですが、牝駒はアイムユアーズ、ワンカラット、エーシンヴァーゴウ、スマートシルエット、フォーエバーマークとスプリンター~マイラーが圧倒的に多いのはご存知のとおり

牡駒には自身と似た中距離資質を伝えるけれど、牝駒にはFairy King的パワーマイラー資質を伝えやすく、前向きな気性でパワーで一気に加速するので平坦大回りより急坂小回りに向き、フィリーズレビューと夏のスプリント路線で全力買い、というのがファルブラヴ娘との基本的な付き合い方で、「桜花賞も勝てるかなあ…」「ヴィクトリアマイルに出たいなあ…」なんて言いだしても聞こえないふりをしてテレビを観ているのが吉

種牡馬エリシオも似たような傾向があり、代表牡駒のポップロックはSeattle SlewにSecretariatを合わせることで中長距離で重厚なナタ斬れを発揮しましたが、牝駒はチューリップ賞(旧阪神)勝ちのヘルスウォール(マーブルカテドラルの母)をはじめ、フロムアップランド、アドマイヤテレサ(アドマイヤラクティの母)、スカーレットベル、ソーアラートと、やはりマイル前後での活躍が目立ちました

また母父エリシオでみると、牡5傑はサダムパテック、アドマイヤラクティ、コスモヘレノス、シェーンヴァルト、ファタモルガーナ、牝5傑はカレイジャスミン、フォーチュンワード、オルトリンデ、ダークエンジェル、プラージュですから、牡は配合によってはステイヤーに振れるほどですが牝は1400~1800mあたりがベースになっていることがわかります

母父ファルブラヴはこれまで中央に10頭が出走しハープスター、カオスモス、ピュアソウル、ラヴネヴァーダイズ、クリムトキッスの5頭が勝ち馬となっており、今のところ1800m以上の勝ち鞍はありませんがこれはまだ何ともいえないでしょう

ハープスターはファルブラヴというよりFairy Kingの影響が強い体型で、しかし動かすとディープインパクトの柔らかさしなやかさが十二分に感じられ、Fairy King的マイラー体型ながらパワー加速一辺倒ではなく外マイルでも爆発できるという点で“女スズカフェニックス”と名づけたわけですが、そのあたりは同じように母ドナブリーニ(芝6Fの英G1勝ち)や母父Bertolini(ヤマニンパラダイスと同血のDanzig系スプリンター)が強い体型で、オークスじゃ爆発しないよなんて望田に言われてしまったジェンティルドンナとも重なる部分があって、やっぱりディープ牝駒が桜花賞で爆発するためには、Northern Dancer系のマイラーから早熟なムチムチバディを受け継ぐ必要があるのです

配合的なことをいうと、ファルブラヴはLa TroienneとDjebelの薄いクロスで、ヒストリックスターはNorthern Dancer3×3とNasrullahとHyperionとFair Trialのクロスですから、ようするに母方で2世代にわたってFairy Kingの血脈構成を増幅していることがわかります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104000/

Fairy Kingらしさを増幅してきた相似配合のヒストリックスターにディープインパクトが配されて、Fairy Kingのマイラー体型とディープのしなやか体質を受け継いだのがハープスター

そしてあの加速するときの俊敏さは、トニービン産駒ながら旧桜花賞を好位抜け出しで楽勝するほどの抜群の機動力があったベガや、武豊をして「こんなに瞬発力のある馬は滅多にいない」と言わしめたアドマイヤベガに通じるもので、アンティックヴァリュー牝系特有のTom Fool+Bold Rulerらしさとも言えるでしょう

一方でキズナとディープブリランテの血統表を見直してみると、やっぱりダービー制覇への近道は、もちろん何らかのパワー補強の仕掛けは必要だけれど、柱はナスキロとBurghclereのニアリークロスという、ディープの中距離馬としての根幹部分をONにするオーソドックスな王道配合なのだなあ…とも思う次第です

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8/24~25の血統屋コンテンツ(共有クラブ、POG)推奨馬の結果速報

2013-08-25 17:56:48 | 共有クラブ

土曜のVTRを見ながら「2歳勝ち馬評価」の原稿を書いていて、サグレスはフジキセキ×Deputy Ministerの黄金配合でしかも私の好きなスターミーの牝系だけに、これはピックしておくべきやったか…と後悔していたら栗山大先生がピックしてましたわ(・∀・)

★キャロットクラブ
父フジキセキ
母カラベルラティーナ(クロフネ)
牝 募集価格:1600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103815/
「フジキセキ×クロフネ」なので、フジキセキとフレンチデピュティのニックスを持ちます。この両者を結び付けているのは Millicent と Mitterand。このふたつの血に共通するのは Bold Ruler、Eight Thirty、Princequillo、Tourbillon で、本馬の2代母の父の母 Weekend Surprise は Bold Ruler、War Admiral(≒Eight Thirty)、Princequillo、Tourbillon を持っており、上記のニックスを強化しているのではないかと思います。母カラベルラティーナはヒカルアマランサス(京都牝馬S)の半姉で、現役時代にダートで3勝を挙げました。本馬は芝向きに出るかダート向きに出るか半々といったところですが、いずれにしても高い能力を発揮すると思われるので、1600万円ならお買い得ではないでしょうか。(栗山)

血統屋のPOG関連の電子書籍(「ディープインパクト好配合リスト(2013)」「望田潤のPOG好配合馬リスト(2013)」)での推奨馬は、ここまで13頭が出走して20戦[5.3.2.3.1.6]、賞金合計4910万円、1走平均245万円という成績です

ちなみにステゴ産駒は3頭が出走してコウエイタケルエクスペリエンスが勝ち上がり、ウェーブゴールドも②②でもうすぐ勝てそうなので、今んとこ外してないですよ(・∀・)

◎エクスペリエンス(母ラーナック)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103697/
母母に入るWelsh SaintとWelsh Pageantが「Hyperion,Donatello,Son-in-Law」の組み合わせを持つことがポイント。マックイーンとのスーパーニックスも「Hyperion,Donatello,Son-in-Law」のAlcideが入ることがポイントだと筆者は考える。ステゴ×サドラーといえばジャミールだからPOG向きとは言いがたいが、ここはGreen Desertにデインヒル的なパワー増幅の役目を担ってもらいたい。(「望田潤のPOG好配合馬リスト」ステイゴールド編)

8/24~25の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
土曜函館1Rエクスペリエンス(POG・望田)
土曜新潟5Rサグレス(一口・栗山)
土曜小倉10Rティアーモ(一口・栗山&望田)
日曜小倉3Rレッドサーガ(一口・望田)
日曜新潟4Rヴィルトグラーフ(一口・望田)

血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fffa0ae9482e9eee8dcb00182b5e6a1f

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日曜の重賞回顧~桜花賞4連覇へのプロローグ

2013-08-25 16:29:05 | 血統予想

新潟11R 新潟2歳S
◎8.マーブルカテドラル
○17.ハープスター
▲9.マイネルメリエンダ
△3.イスラボニータ
△10.マキャヴィティ
×4.ダウトレス
×6.マイネグラティア
注5.アポロスターズ
注18.ピークトラム
ハープスターは桜花賞路線に乗れる好マイラーで、ファルブラヴやフェアリーキングのマイラーっぽさが表現されていて“女スズカフェニックス”というイメージで、素質ならこれだろうが、アイムユアーズやワンカラットなどファルブラヴ牝馬はパワー加速なのでどちらかといえば小回り内回り向きで、この馬も重箱の隅をつつくとそういう側面はあるかもしれない。ダイワメジャーはパワーと粘りが持ち味だが、ナスキロクロスを持つ牝馬との配合ではダイワマッジョーレ、エピセアローム、エクセラントカーヴなど斬れ味のあるタイプも出す。マーブルカテドラルはチューリップ賞のヘルスウォールの娘で、母がシアトルスルーとボールドビダーを通じる「ボールドルーラーとプリンスキロ」のクロス、しかも母母はプロミストランドの3/4同血クロス3×3だから、ダイワメジャー産駒にしては脚長で斬れるタイプに出た。しなりながら抜け出した東京の勝ちっぷりを見ても新潟外回り向きの決め手があるし、距離延長もプラスだからここは狙ってみたい。この◎○中心で。

函館11R キーンランドC
◎14.ストークアンドレイ
○11.ストレイトガール
▲10.マスイデア
△3.シュプリームギフト
△16.サンカルロ
×6.ファインチョイス
注1.フォーエバーマーク
函館芝は相変わらずタフな馬場で時計も上がりもかかるしパワーがないと好走できないが、先週のようなインベタ馬場ではなく土曜は外差しも決まっていた。ならば◎の51キロが狙えるのではないか。函館2歳Sの勝ち馬で、前走ももう少し上がりがかかれば圏内かという終いの伸び。母母スキルフルジョイはジャングルポケットの母母でもあり、ここはスターダスト4×4、ハイペリオン5×5・5・6。筆者は“クロペリオン”と名づけているが、クロフネのオープン級はこういうハイペリオン的な凝縮を母系に持っていることが極めて多い。

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マーブルカテドラルは直線先頭に立ってからも頑張ってはいましたが、スタート後にちょっと行きたがって2番手に行ってしまったのは誤算で、たとえスローでも外から差し追い込みが届くのが新潟2歳Sというレースなのだ…ということは、下記エントリ「サンデーとNijinskyを引くナスキロ柔い中距離馬が、エプソムCを差すように差すのが新潟2歳」でも書きました

「ここ3年の桜花賞は、Northern Dancer系のスプリンター・マイラーを母父に持つ最高馬体重のディープ産駒が勝っている」
ハープスターはディープインパクト×ファルブラヴの牝で現在480キロ以上あるらしいが、ファルブラヴ牝駒はスプリンター~マイラーが圧倒的に多いし、本馬も母父のそういう面を強く受けた体型体質にみえるので、桜花賞路線に乗っていけるのではないかと期待したい」(キャロットクラブ会報5月号「桜花賞3連覇から学ぶ、ディープ産駒を大型化する配合とは」より抜粋)

上がり11.5-10.9-11.4を一気に突き抜けた瞬間、まさにジェンティルドンナがオーバーラップした瞬間でした

「サンデーとNijinskyを引く…」で名前をあげたイスラボニータピークトラムが、エプソムCを差すようにちゃんと差してきたんですが、大外から桜花賞を差すように爆発されてはお手上げ(^ ^;)

各馬の血統については「血統クリニック」を再録しておきますのでそちらをご覧ください~

キーンランドは土曜の結果を踏まえて前日予想は外差し狙いでいったら日曜は完全にインベタ(^ ^;)、ストークアンドレイストレイトガールもこの外枠では苦しかったですが、掲示板に載った馬で外を回ったのはこの2頭だけですから、土曜の馬場ならば…と恨み言も言いたくなります

小倉はしかし不良→重発表とは思えない時計や上がりで、高速馬場向きのスピリタストーホウアマポーラが平気でくるし、この馬場誰か私にわかるように説明してください…(^ ^;)

今日は日曜なので夜は飲みに出たいところですが、来週は火曜水曜と遊びにいくのでルーチンワークを今から前倒しでキバります

実は今日も馬券を買いつつ、土曜の競馬のVTRを見て原稿を書いておりましたが、サグレスはヒカルアマランサスとデグラーティアを足して割ったようなイメージで、外回りならもっと斬れそうな好マイラーですね~

まあそんなわけで、凄いなあ~楽しみやなあ~という馬が毎週毎週出てきますから、そりゃ競馬はやめられません(・∀・)

サンデーとNijinskyを引くナスキロ柔い中距離馬が、エプソムCを差すように差すのが新潟2歳
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/55cccfb62902de070495ad1ee9318de3
第73回桜花賞回顧~大きなディープ娘が、パンツを見せながら差し返し
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/69c85dbeec4c2894e1e5fa762772bef5

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血統クリニック~新潟2歳S

2013-08-25 16:15:01 | 血統予想

「Netkeiba.com(PC版)」と携帯スマホの「競馬総合チャンネル」では、「血統クリニック」と題してメインレースの出走予定馬の血統解説をしています(毎週木曜更新)
新潟2歳Sはこんな感じです

◆母のナスキロ斬れで
ダイワメジャーはパワーと粘りが持ち味だが、ナスキロクロスを持つ牝馬との配合ではダイワマッジョーレ、エピセアローム、エクセラントカーヴなど斬れ味のあるタイプも出す。マーブルカテドラルはチューリップ賞のヘルスウォールの娘で、母がSeattle SlewとBold Bidderを通じる「Bold RulerとPrincequillo」のクロス、しかも母母はPromised Land≒Darlin Patrice3×3だから、ダイワメジャー産駒にしては脚長で斬れがあるタイプに出た。外回りは合っているし距離延長もプラスだ。

◆女スズカフェニックス
ハープスターはアドマイヤベガの甥で母母ベガは牝馬二冠。母ヒストリックスターはFairy Kingの血脈構成を増幅した配合をしていて、父のしなやかさと母のマイラー資質を受け継いで、スズカフェニックス(サンデー×Fairy King)を思い起こさせる好マイラーだ。細かいことをいうと外1600mより内1400mというタイプかもしれないが、間違いなく桜花賞路線に乗ってくる素材。

◆マイネルラクリマと7/8同血
マイネルメリエンダはニホンピロウイナーの妹にノーザンテーストとスペシャルウィークが配されてそこにチーフベアハートだから、チーフベアハート×サンデー×ニホンピロウイナー×ノーザンテーストのマイネルラクリマと7/8ぐらい同血で、なかなか奥がありそうな中距離馬だ。距離はもう少し欲しいが、素質上位の一頭。

イスラボニータはIn Reality4×5のクロスだが、フジキセキ×Cozzeneでナスキロのクロスだから繋ぎが長く東京でしなやかに斬れた。このレース向きの斬れ味がある。

ダウトレスはプリサイスエンド×ダンスインザダークだからロラパルーザと同じで、Nijinskyを入れてMr.Prospectorをクロスするというのはグロリアスノアやスプラッシュエンドやタケショウカヅチなどもそうだが、プリサイスエンド産駒の成功パターンの配合。このレース向きの配合でもあり連下に。

アラマサクロフネはアラフネの全妹で、母系にKingmamboが入るのはスプリングサンダーやザッハトルテと同じ。母系の奥にAlydarやBuckpasserが入るのでスプリングサンダーよりもパワー寄りに出ている。差し有利のレースだけに先行脚質が微妙だが、外回りもマイルもOKだろう。

マイネグラティアはイクスキューズの姪で父がネオユニヴァースだが、鋭い追い込みは母父Broad Brush(ブロードアピールやノボトゥルーの父でフレンチカクタスやグランドラッチの母父)譲り。とすると、伸びのない体型からもベストは1400mか。

マキャヴィティはダイヤモンドビコーの甥で、デュランダル×Storm Catでノーザンテースト≒Storm Bird3×3、母母父がAlydarだからパワーで走るタイプ。距離はマイルも守備範囲だろうが外回りより内回りベターだろう。

ピークトラムはタッチミーノットの甥で母タッチザピークは紅梅賞勝ち。そこへチチカステナンゴが配されて少しズブくジリ脚にはなったが、外回り向きの持続力ある斬れは押さえに一考。

アポロスターズはダリア賞では流れに乗れず脚を余した。父アポロキングダムはマイラーというよりは中距離馬だったが、この馬はMr.Prospector4×5・5の影響が強い体型でベストは1400mか。

アグネスデジタルの牝駒はグランプリエンゼルやサウンドバリアーなど短距離向きに出ることが多い。デスティニーラブも体型的にみて距離延長には不安が残る。

 

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