キーンランドは◎グランプリエンゼルでしょうがないんじゃないですかね~
前に書いたようにTom RolfeとノーザンテーストのRoman≒Chop Chop的なパワーで走る馬ですから、開催後半の時計がかかる馬場になっているのはプラスで、逆らう材料が見あたらないです。ヒモ穴期待の組み方で、前走イン有利の馬場バイアスに泣いた馬を狙ってみたいですね~
明日は新潟の特別(古町、飯豊)が面白いですね~
プロスアンドコンズは中距離馬らしい重厚な斬れ方をするので、休み明けでマイルとなると、素質だけで差しきれるかどうかは微妙とみましたが…
筆者「俺やったら京成杯AHだけを目標に一年のローテを組むけどな~」
メタボ博士「あとダービー卿CTも!」
シンスケクンは内回りのアーリントンCの最後の勝ち馬でもありますが、阪神芝1600mが外回りになってからは、芝マイル戦は東京と京都と新潟が直線が長いので、シンスケクンのようにDanzig的Fair Trial的な粘りで走るマイラーは中山1600mしか稼ぎ場所がなくなってしまった
これはちょっとバランス的にはよろしくないと思うわけです
だから小回り向きの粘着小脚型マイラーが中山1600mや札幌1500mに出てくると、ここで買っとかないと的な心理がより働いてしまいますね~
ダンスアジョイは母がトニービン×ターゴワイスで、アルコセニョーラはステイゴールドにCaerleonとRivermanですから、どちらもナスキロ柔さを受け継いではいるのですが、どちらも肩が立ち気味で重心が高いので、ダイシンプランのようにクビを下げてストライドを伸ばして惰性で伸び続けるという感じではなく、妙に一瞬の脚で差すようなところがあって、ようするに血統的なナスキロのイメージよりは小回りを俊敏に差す脚があります
ダンスアジョイはリリーオブザナイル、アルコセニョーラはRivermanと、どちらも母系にNever Bend+Romanの組み合わせを引いていますが、Never Bendのせいで肩が立って重心が高くなるのはマツリダゴッホやエリモハリアーなどもそうですね
で、こういう「Never Bend肩」は体が硬くなる冬場はよくないのか、暖かくなると肩の出がよくなるのか、夏場の成績が良くなることが多く、エリモハリアーの夏馬ぶりはつとに有名ですが、調べてみるとダンスアジョイは6~9月は(1.1.2.0)、アルコセニョーラは(3.4.1.3)でした
Never Bendの肩の角度と、Mochidaの脳の精度
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/a434030e631c78f799e6c917fd7f008e
Never Bendと夏馬
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/efefeec124d378590ae5832fa967bf9f
2歳勝ち馬の原稿を書いているところですが、先週はオオッと唸るような大物こそいませんでしたが、全体に粒ぞろいという印象ですな~
土曜小倉のジュエルオブナイルは2戦目で大幅に時計を詰めて逃げ切りましたが、デュランダル産駒は2戦目に絞れて着順が上がるケースが多く、わりと叩き良化型かもしれませんね
母レディオブチャドはマルセルブサック賞(仏G1・芝1600m)勝ち馬。適度に柔らかみがあって短距離で上級に出世しそうですよ
デュランダルは全身を使ったダイナミックなフォームと爆発的な追い込みで人気がありましたが、母サワヤカプリンセスがHyperion4・5×5・6・6で、種牡馬としてはこの硬さを伝える可能性があり、どう柔らかみを出すかが一つの命題といえるでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1999106756/
考えられる方法は主に三つ
1.父系のHaloをいじくる
2.母系に入るTom Foolをいじくる
3.相手牝馬からナスキロ的柔らかさを取り込む
で、ここまで勝ち上がった3頭の配合をみてみると、
マイネルカリバーン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007106576/
1.Halo≒Sir Ivor3×4
2.Tom Fool≒Attica6×5
3.祖母の父Sir Tristram
ゴシップガール
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103839/
1.Halo≒Red God3×4
2.Tom Fool≒Spring Run6×5・5
ジュエルオブナイル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102985/
2.Tom Fool6×6
3.ラストタイクーンの母の父がMill Reef
HaloとTom FoolとナスキロといえばDroneが使えそうで、Tom FoolとナスキロといえばGone Westなんかも思い浮かぶところですな
京都からまた同級生が来たので、今週は飲んだくれ確定です…
カロリーオーバーは見えているので、今日あたりちょっと走っとこうかなあ…と
今日はまたキムチ鍋らしい。ここんちのはなぜか大根が入ってます
ようするに関屋記念のときも書きましたが、Grey SovereignやPrincely Giftといった柔らかNasrullah斬れが、平坦で長い直線で活きるということで
いちおう登録馬で出れそうなところでは
Grey Sovereign持ち…ウェディングフジコ、サンライズベガ、ダンスアジョイ、トウショウシロッコ、ハギノジョイフル、レオマイスター
Princely Gift持ち…アルコセニョーラ、ウェディングフジコ、スノークラッシャー、ハギノジョイフル、ホッコーパドゥシャ、マイネレーツェル
こんなかに新潟で斬れそうなのはいるかな~
Bushel-N-Peck≒サニースワップス3×3なんですね~
(Khaled,Dante,Mahmoud,Ugandaが共通)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006104736/
馬券はトランとシルクとスタッドの組み合わせだけ買ってたので、どっちにしろダメだったんですが、しかし最近の吉田豊は乗れてないというか、なんか雑やなあ~と思わされることが多いです…
今日はウインズに出かける前に、メルヴェイユドール(NETKEIBAのPOG推奨馬)の単勝だけ買っておいたんですが、今リプレイ見たら4角であんなに膨れてたとは…
60.2-60.5という平均ペースで、ヤマニンキングリー、サクラオリオン、マンハッタンスカイといったG3の上位常連が実力を出しきったレース
届かなかったのはまあ仕方ないとしても、ゴール板を通過するときの脚色が、他と比べてもそれほど際立ったものではありませんでした
いつものように、最後にヒョウのように全身がしなるところがなかったですね~
それはデキが本当ではなかったからなのか、単にゴール前ではもう余力がなかったからなのか
いずれにしても「負けたから」というより「負け方がよくなかったから」というのが陣営の本音ではないかなあ~と思います
今日は馬券的には◎バトルバニヤン○ニルヴァーナが勝負だったので、うまいこと3連単を引っかけたかったわけですが…
札幌記念は格がモノを言うレースで、エアエミネムやバランスオブゲームやコイントスやアグネスアークなどがどんなに上手く乗っても、G1ホースがまともに力を出しきればねじ伏せられてしまう、という歴史が繰り返されてきた
単勝180円はさすがにかぶったな~と言わざるをえないが、エアグルーヴは58キロを背負って圧勝だったし、テイエムオーシャンがトウカイポイントを封じたのが56キロ、ファインモーションがバラゲーを差し切ったのが57キロだった
エアグルーヴ58
テイエムオーシャン56
フサイチパンドラ55
ファインモーション57
ファレノプシス55
ブエナビスタ52
ヘヴンリーロマンス54
(斤量は札幌記念勝利時のもの)
このメンツで札幌2000mを走るとすると、あなたはブエナにどんな印を打ちますか?
武闘派で上下関係に厳しく、いわゆる体育会気質丸出しの、まあようするにメチャメチャおっかない先輩でした
身重の奥さんと一緒に「東京でもがんばれ」と激励され送り出されました(餞別もいただいたな~)
何度振り返っても笑顔で手を振り続けてました
そのときお腹にいた子が、甲子園で投げてました
さて予想でもするか~
ディープスカイ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005101358/
◇馬券総合倶楽部 日本ダービー回顧(08.06.03)より
◎ディープスカイ○マイネルチャールズ▲クリスタルウイング△レインボーペガサス×スマイルジャックで単勝と馬連的中。一応「血統予想」という看板を掲げている以上、2歳~3歳の重要なレースは全て予想することにしているのですが、3歳クラシックの予想が上手くいくと、一年間やってきたことが無駄ではなかった気がして本当に嬉しくなります。
勝ち馬の血統については総合チャンネルの「血統分析」からそのまま流用します。「母アビはミスカーミー3×4にボールドルーラー4×4とナスルーラ血脈のスピードが強いが、祖母の父キートゥザミントはリボー系最強のスタミナ血脈で、ダンスパートナー・ダンスインザダーク姉弟やカワカミプリンセスなどの母系にも入る。この血が入るなら他の部分にはスピードがありすぎるぐらいでちょうどよく、スピードが足りないとエアダブリンやトウショウナイトのようにズブいステイヤーになってしまうほどだ。ベスト距離は1800~2000mだろうが、斬れ味は一番だからウオッカのように豪快に差し切ってみせるだろう」
やはり大外から豪快に差し切った毎日杯では、直線半ばで勢い余って内に切れ込むシーンがありました。あれはサンデー産駒がGIを勝つときによく見られたシーンで、斬れすぎるので脚捌きに重心バランスがついていかないために起こる現象といえます。サンデー直仔不在で、ジリ脚だがバテない馬たちの争いと言われ続けたクラシック路線ですが、ディープスカイの斬れ味だけは別次元で、それこそサンデー直仔レベルだったということですね。
◇競馬総合チャンネル POGレース分析(08.06.05)より
アグネスタキオンはマイラーっぽい体型と柔らかな筋肉を確実に伝える一方で、5代アウトでNorthern Dancerなどの有力血脈をあまり持たないので、相手牝馬の特長も巧みに引き出してくる種牡馬です。この馬は母の父がChief's Crown(チーフベアハートなどの父)なのでストライドは柔らかみを増しており、毎日杯、NHKマイルC、そして日本ダービーと長い直線で末脚が最大限に活きました。
母アビはMiss Carmie4×3にBold Ruler4×4とNasrullah系のスピードが強く、これを根拠に2400mへの距離不安を指摘する声も多かったようですが、祖母の父Key to the MintはRibotにFlower BowlとPrincequilloとWar Admiralが入る最強のスタミナ血脈で、ダンスパートナー・ダンスインザダーク姉弟やカワカミプリンセスなどの母系にも入ります。スタミナ豊富で鈍重なKey to the Mintが入るなら、他の部分にはスピードがありすぎるぐらいでバランス的にはちょうどよく、スピードの血が足りないとエアダブリンやトウショウナイトのようにズブいステイヤーになってしまうほどです。
アグネスフローラ→アグネスタキオンへと受け継がれてきたロイヤルスキー~Bold Rulerのスピードを強力に累進する一方で、それを支えるスタミナとしてKey to the Mintを補強したこと、これによってタキオンのスピードがほとんど劣化することなく、ディープスカイに伝わったと言えますね。
それともう一つ、アグネスタキオンは優れたスピードを伝えるのでマイラー寄りの種牡馬だと思われがちですが、スカーレットブーケ、エアトゥーレ、ビワハイジ、そしてアビと、マイラーっぽい繁殖牝馬との配合で2000mの大レースの勝ち馬を出している点には注目できます。これはアグネスタキオンの伝えるスピードが、いかに優秀でオールラウンドかという証明でもあるからです。リーディングサイアー級の優れた種牡馬というのは、マイラーと配合してもステイヤーと配合しても2000m前後に強い産駒を出すもので、種牡馬サンデーサイレンスがまさにそうでした。
アグネスタキオン急死
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/c/c4da7b3547e57436c202eb4e31612a84
ディープスカイ&タキオン産駒の配合
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ccdebc76c641b38499bba2c52480bb0d
ヒカルアマランサスはディープスカイ型
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4e8fceb75d5cd89a14d4beb68f6aacd1