栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

硬くて頑健なノーザンテーストのクロスには、Princely Giftの柔さを補いたい

2010-09-30 12:27:26 | 血統予想

メイショウトチワカはステイゴールド×アンバーシャダイ×サンプリンスで
ノーザンテースト4×3
Princely Gift5×4
Worden5×5
と相似配合になっていて、ドリームジャーニーのようなピッチ走法ではなく、細身で膝下が長くてストライドで走るのはPrincely GiftやWild Riskの影響も強いからでしょうね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102101/

レースぶりはズブいぐらいで、今のところWild Riskの狂気の血は目覚めてないようなので(^ ^;)、鋭さより持続力を感じさせるストライドからしても、距離は2000m以上あったほうがよさそうです

ところで「ノーザンテーストのクロスを持つ活躍馬は、必ずといっていいほどPrincely Giftの血を引いている」というデータは、ここではまだ書いてなかった気がするので一言触れておきます

以下はキャロット会報9月号「最新インブリード事情」より抜粋…

-------

◆ノーザンテーストのクロス
ドリームジャーニー(4×3)、メジロマイヤー(3×4)、コスモプラチナ(4×4)、ゼンノグッドウッド(4×3)、ショウナンカザン(4×4)

こちらは重賞勝ち馬3頭に加え、オープン特別勝ちのゼンノと重賞2着のショウナンを加えて上位5頭とした。
この5頭には興味深い配合的な共通点があって、それはいずれもプリンスリーギフトの血を引くこと。
メジロマイヤー(プリンスリーギフト4×5・5)、コスモプラチナ(プリンスリーギフト5×5)、ショウナンカザン(サクラユタカオー3×3)にいたってはクロスで持っている。
ノーザンテーストはハイペリオンの娘レディアンジェラの3×2を持ち、ハイペリオン的な長所(競っての頑張り、古馬になっての成長力など)を伝えて大種牡馬となった。
ドリームジャーニーやメジロマイヤーが早い時期から頭角を現しながらも、古馬になってもう一皮むけたのはノーザンテーストらしいしハイペリオンらしい。
一方でハイペリオン血脈の最大の短所は体質が硬く出がちなことで、ノーザンテーストを引く馬にもそういう傾向は当然みられる。
そこにナスルーラ系でも屈指の柔らかさを誇るプリンスリーギフトの血を入れることで、体質を柔らかくすることができるのだろう。

--------

ちなみに「Princely Giftを引かないノーザンテーストクロス馬」にはスギノエクセル,ツルマルザムライ,マイネルグラシュー,ドリームカトラスなどがいて、やっぱりテーストらしいパワーマイラーになりやすいですね~

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fairy Kingのスプリンター

2010-09-29 21:52:29 | 血統予想

ちょっと調べてみたところ、Fairy Kingの血を引く馬で芝1200mのオープン(2歳戦を除く)を勝った馬は下記の5頭でした

シンコウキング:高松宮記念(良1.08.0)
スズカフェニックス:高松宮記念(重1.08.9)
ワンカラット:キーンランドC(良1.08.4)、函館スプリントS(良1.08.2)
キョウワハピネス:中日スポーツ賞(良1.09.5)
ロードダルメシアン:福島民報杯(良1.08.3)

他ではトールハンマーがオープン特別で4回(青函S,札幌日刊スポーツ杯,UHB杯,尾張S)2着していますが、走破時計は1.08.9~1.10.7の間でした

シンコウキングは前哨戦のシルクロードS(エイシンバーリンが1.06.9でレコ勝ち)では3着で、スズカフェニックスも1.07.1で決着した翌年の高松宮では(これは痛恨の出遅れも大きかったですが)追い込み届かず3着に終わっています

キョウワハピネスは芝1200mで連対したのはいずれも1分9秒~10秒の決着で、ロードダルメシアンは芝1200m戦を通算28回も走りましたが、1分7秒台の決着では(0.0.1.3)でした

今年のスプリンターズにはDanzigとFairy Kingの影響を受けたパワー粘着型が有力馬に多いのですが、いずれも昨年のような1分7秒台の決着よりは、8秒台に突入したほうが買いやすい…とはいえると思いますよ~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウルトラファンタジーUltra Fantasyの血統

2010-09-29 14:18:27 | 血統予想

Ultra Fantasyの父Encosta de LagoはSacred Kingdomなどを輩出する豪チャンピオンサイアー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a0117b6/
父が名種牡馬Fairy King、母父がスタミナと異系のStar Way、母母父がミスプロで、クロスが
Northern Dancer2×5
Turn-to5×6
Nantallah≒Nashua5×5
Djebel6×6
と相似配合的になっていて、牝系はカナダの名門Fanfrelucheだから、パワーの勝ったマイラー血統といえる

6代母Raise YouはRaise a Nativeの母でもあり、母Belle AnglaiseはAthenia≒Menow5×3という以外に特筆すべきものはないが、自己主張が強そうなEncosta de Lagoの相手としては悪くはない

自身はSir Ivor5×2のクロスだが、Sacred KingdomもSir Ivor5×4を持っている
http://www.pedigreequery.com/sacred+kingdom

スプリントカップの映像をみた限りではスローの逃げ切りで、内容的にはグリーンバーディーGreen Birdieのほうが強かったように思うが、体型走法はあ~やっぱりFairy Kingやなあ~シンコウキングやなあ~という感じはあって、前向きな気性の先行馬で少し時計のかかる決着でパワーと粘りを発揮するタイプなのだろう…というのが第一印象です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほんとにスプリンターズはDanzig>Haloなのか?

2010-09-29 02:52:39 | 血統予想

高松宮はサンデー(Halo)>Danzig
スプリンターズはDanzig>サンデー(Halo)

これはブラックホーク、アグネスワールド、キングヘイローの順に入線した99年スプリンターズと、キングヘイロー、ディヴァインライト、アグネスワールド、ブラックホークの順に入線した00年高松宮をみたときからの筆者の持論でした

まあようするに、平坦外差し馬場ならHaloの軽い瞬発力、急坂イン残り馬場ならDanzigのパワー先行力というだけのことなんですが、ビコーペガサス(父Danzig)、アグネスワールド(父Danzig)、メジロダーリング(父父Danzig)、ビリーヴ(母父Danzig)、ビービーガルダン(父父父Danzig)と、たしかにスプリンターズはDanzigがよくきます

しかし勝ったのはというと新潟でやったときのビリーヴだけで、しかもそのビリーヴはサンデー産駒だったということを考えると、やっぱりDanzigという血はデインヒルが典型ですが、本領発揮は日本の軽い芝よりも欧州や豪州の力の要る芝でこそで、日本で芝1200mを走るのなら中京や京都や小倉よりは中山や阪神がベターではあるけれど、中山でも1分8秒を切るような高速戦ではHaloやミスプロの軽さ鋭さに僅かに屈してしまう…という血でもあるのだと

ビービーガルダンは急坂と洋芝で強いのはDanzigらしいところですが、一方で中山でもローレルゲレイロやキンシャサノキセキを僅かに差せなかったわけで、それもまたDanzigらしいというべきなのでしょう…

ただし今年は週間の予報が今のところ微妙で、雨でも降って時計や上がりがかかる決着になるようだと、Danzigがパワーで勝ちきってしまうシーンがあるかもですね~

もし札幌や函館に急坂があって、そこで毎年芝1200mのG1をやったら、アグネスワールドが3連覇ぐらいしたような気がするのですが…(^ ^;)

高松宮記念、血の歴史
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/a2b04d86c2c5fa8d5b31aeb73f2bf12b

グリーンバーディーGreen Birdieの血統
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/5f948f27c1465f41bff17fe019b9cb1e

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も走るの出ました「マンカフェグルーム」

2010-09-29 01:55:46 | POG

NETKEIBA「プレミアサービス」「競馬総合チャンネル」では、「POGレース分析」と題して新馬未勝利戦勝ち馬の血統解説と評価をしています
今週(木曜公開)の一部を抜粋します

●アッパーイースト(牡)
父マンハッタンカフェ、母ココパシオン(その父グルームダンサー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102840/
9/26中山・新馬(芝1600m良)1分35秒8(ハナ)
 ココナッツパンチの全弟で、ヒルノダムール、メイショウクオリア、ベストメンバー、サンディエゴシチー、メイショウレガーロ、オリエンタルロックなど毎年オープン馬続出の、「マンカフェ×Blushing Groom」の黄金配合。POG特集の「有力種牡馬分析 マンハッタンカフェ編」でも推奨した馬です。母ココパシオンはシェーヌ賞(仏G3・芝1600m)勝ち馬でRed God≒Up Spirits3×3。ココパシオンの全妹リトルオードリーは現フィリーズレビューに勝ちました。パドックでは馬っ気を出してイレ込み、レースでも集中力を欠いた走りで、2着馬や3着馬に並ばれるとやっと走る気を出すという感じ。こちらのほうが母のマイラーっぽさが出ているようにもみえますが、いずれにしても奥深さは兄にヒケをとらないと思いますよ。
A:芝ダ1600~2000

マンカフェ×Blushing Groom
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/26bee786fd7e41cbb224089dad39acc6

Halo≒Boldnesian
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/01f84a38c18c1c9910aac1912300610d

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(12)~ローズキングダムとシンゲンのリベンジ

2010-09-27 10:16:41 | 血統予想

中山11R オールカマー
◎5.シンゲン
○8.ミステリアスライト
▲3.ドリームジャーニー
△1.サンライズベガ
△2.トウショウシロッコ
×10.ジャミール
注6.シルポート
シンゲンは昨年のオールカマーも◎だった。そのときにも書いたが、この馬はホワイトマズル×サンデーで母系の奥にもエルバジェやハワイなどのスタミナが入って、筆者がよくいう「サンデー×リファール×ハイインロー」の配合形だから前受けで粘りや頑張りを発揮するタイプだということと、だからもう少し前で運べば東京も中山も関係ないのだ…ということを再度言っておきたい。去年もあのスローでドリームジャーニーと同じところから追い出して大接戦。今年はシルポートが引っ張る平均ペースで、道中は中団だろうが4角では前に取り付くぐらいの感じで乗って欲しい。平均ペースの持続力にこそこの馬の本領があるはずだ。追い切りや馬体を見る限り仕上がりはいいと思う。

阪神10R 神戸新聞杯
◎5.エイシンフラッシュ
○10.レーヴドリアン
△3.ローズキングダム
×2.レッドスパークル
エイシンフラッシュは母にレッドゴッドのニアリークロスがあるので脚捌きに無駄がなくて、上がりの速い競馬にも瞬時に対応できるところが長所の一つだが、しかし全体としてはドイツ血脈とハイペリオン血脈が基調になっていて、スタミナや成長力にこそ最大の長所がある血統配合であることに疑いはない。ダービーや京成杯はたしかに上がりだけのレースになったしそれに対応できたことが勝因なのだが、全勝ち鞍がクビ差やハナ差でとにかく競ったら負けない強さと、叩き合った相手が伸びれば伸びるほど伸び続けるようなところはやっぱりハイペリオン的だと思わされる。スタミナを振り絞るようなレースではもっと強い可能性は十二分にあるだろう。夏の間に着実に成長した感があるし、瞬発力戦でも持続戦でもドンと受けて立つ。血統戦績走法全てが外2400mベストの○が相手だが、スローで実質1800mのレースになればまた△の出番。夏の上がり馬たちは外2400mの斬れ勝負ではもう一つピンとこない。

中山9R 外房特別
◎8.マヤノマヤ
○1.ハーティンハート
▲3.サマーアクトレス
△9.アンティフリーズ
×2.ローレルエルヴェル
×5.ノースリヴァー
注10.スイートブレナム
土曜の中山芝はメインの頃にはほぼ良に近いところまで乾いていて、セプテンバーSは先行2頭と1枠2頭で4着まで独占してしまったのをみても、日曜は相変わらずイン有利の高速馬場想定。単騎有望で、実績ある中山マイルを狙いすましてきた◎でいけるだろう。タイキシャトル産駒でヘイローとニジンスキーのクロスといえばウイングレットを思い出す。

--------

神戸新聞が終わった直後に「ダービーと着順がひっくり返ったのは、ローズのほうがちょっと前に出てしまったからで、やっぱりサンデー×Lyphard×ハイインローは前受けすると頑張るんだよね~」という話をメタボ博士としていたら、シンゲンが内からスルスル抜けてドリームジャーニーに一年越しの雪辱

そうなんです
先に出てしまえばいいのです

--------

ウインズでオールカマーを見てから札幌ドームに駆けつけたんですが、全体に進行の遅い試合で4回に間に合いました

一塁側の前から7番目。おかわりくんのもの凄いホームラン(打球音が違う)、武田久の地を這うようなフォーム、糸井の目の覚めるようなサヨナラ打といろいろ堪能しましたが、一番印象に残ってるのは満塁のピンチで出てきた建山ですかね~

1点もやれない絶体絶命のピンチで、あんなへなちょこスライダーで(失礼)4番5番を相手にしなければならない状況なのに、何ともまあ落ち着き払ったマウンドさばきでした

やっぱりああいうときは開き直ったもん勝ちというか、修羅場くぐってきたベテランが頼りになりますな~

サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(11)~やっぱり前受けだとしぶとい
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/a28fea15c392847946fd9996fd327ed7

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜ボツ予想

2010-09-26 11:30:44 | 血統予想

さっき中山2Rでディープインパクト×デインヒルのナイスアゲインが3着にきてましたが、こないだ中山で持ったままで圧勝したディープサウンドと同じ配合で、やっぱりディープはDanzigとかNureyevをもってきてNorthern Dancer+Fair Trialを強調すると中山>東京になりやすい感じはします

Lyphardクロスのプランスデトワールやオースミマイカも斬れるというより粘るという脚質ですからね~

--------

ムーンライトHは外回りベターのキンカメ産駒でもアドマイヤテンクウの器をとるか、ネオユニ産駒らしい内回り向きの捲り脚があるイタリアンレッドから入るか
まあしかし内回りでもエイシンフラッシュやヒルノダムールあたりとクビ差ですから、馬体が戻ればモノが違う気はしますが…

HTB賞はひと叩きでデルフォイが復調すれば、いかにも洋芝向きのデインヒルで問題ないと思うんですが、前走の負け方がちょっと不甲斐なかったですね…
ラブフールは前回狙ったときにも書いたように、母がFair Trialが多くてしかもSadler's Wells≒NureyevにRobertoですから小回りコースのほうが合っていて(例のSadler's Wells+Roberto=中山向き論)、ここも調子落ちがなければ捲りきれそう

礼文特別は大混戦…
単調な逃げ馬が揃ったので今の札幌なら差し追い込みからでも狙いが立ちそうですが、マヤノアンズかウイニングドラゴンか…

「チケットが一枚余ってるので、ドームのハムv.s西武(15時開始)を見に来ない?」と誘われてるんですが、やっぱりメインやってから遅れていくことにしました(^ ^;)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(0.3.1.0)

2010-09-25 18:29:53 | 血統予想

中山11R セプテンバーS
◎7.アンシェルブルー
○9.シセイカグヤ
▲2.ヤマカツマリリン
△13.テイクザホーク
△16.ベイリングボーイ
×6.エイシンパンサー
×10.ロックオブサリサ
注8.サクラミモザ
注12.エーブダッチマン
前走に続いて◎でいきたい。マンカフェはトムロルフを引くのでストームキャットのような血をもってくるとパワーで突進するスプリンターも出す種牡馬だ。急坂1200mがベストで、押さえる競馬をマスターし、道悪実績もあるので信用できる。エーブダッチマンも能力はオープン級だとほめてきたが、雨のCBC賞でノメって全く動けなかったのが気になる。

阪神11R 甲東特別
◎6.カネトシディオス
○10.ラインブラッド
▲3.ヒシロイヤル
△2.リバーハイランド
△4.ミッキーチアフル
×7.ブライダルベール
×8.パープルタイヨー
注1.ネオポラリス
注11.タムロスカイ
◎でもう一度。ミスプロとナスキロをクロスする柔らかストライドのキンカメ産駒で、前走を見ての通り外回りのマイルがベスト。当コースでも未勝利勝ちがあり、そのときの2着ビッグウィーク、3着シルクアーネストは既に1000万下を勝ち上がっている。相手は一長一短あって絞れないので、頭固定でベタッと流したい。

札幌11R サロマ湖特別
◎4.アドマイヤテンバ
○6.レト
▲7.マイネルエデン
△2.メスナー
△12.ベストクルーズ
×3.ヴェリタス
×10.ロードエキスパート
注5.マイネルスカット
注11.クラッカージャック
◎の前走は馬体回復で勝ちっぷりも桁違い。札幌1500mであの大外一気は普通は届かない。器用な小脚を使えるほうだからノリが好位付けで馬群を捌いてきそう。相手はやはり内枠から…。

札幌12R 十勝岳特別
◎11.ニシノメルモ
○8.ヤサシイキモチ
▲12.ヤマカツマヤリス
△1.マルラニビスティー
×2.フレンドリードレス
×4.マスターウィンド
注3.マイネソシオ
◎は母がサドラー×グロースターク×サーゲイロードだからスペシャルウィークの成功パターンの配合で、ちょっとサーゲイロードの非力さが出た走りだから平坦の1800mぐらいが合っているし、気の小さいところがあるから現状はハナが理想。未勝利を逃げ切ったときは2着がネヴァーフェイド、11月の京都で逃げたときもハードダダンダンやミッキードリームなど手強いメンバーと僅差だった。ハナさえ切れば500万下は勝てる裏付けはある。

--------

土曜の◎は(0.3.1.0)でした

私は基本的に3連単は「◎が勝ったときのご褒美、ボーナス、裏ドラ」みたいに考えているので、2着流しとかマルチとかはやらないんですよね~

というわけで、◎が勝たない日は馬連やワイドしか当たりません…

むなしいのお…

注文を付けて逃げたレトが3着にも残れず、アドマイヤテンバがこれは1500mの勝ちパターンというところから差されてしまったように、札幌芝はCコースになったもののわりと外差しもきいてまっせ~という感じ

中山は不良でスタートしたのに乾くのが早くて早くて、セプテンバーなんて先行2頭と1枠2頭で1~4着独占ですから、もう良に近い内伸び馬場になっていたようです

カネトシディオスは4角での手応えが一息で、直線もモタれ気味で外に出さず馬群に突っ込まざるをえないようにみえましたが、やっぱり8月に2回力走している馬は過信禁物なのかと反省…

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜ボツ予想

2010-09-25 11:29:37 | 血統予想

中山は道悪競馬になりましたね…
汐留特別はノーザンテースト≒Night Shiftのパワーで走るドリームバスケットが中山向きで重もこなしそうですが、マンカフェ×Red Godのプチ黄金配合ディオーサの素質にも注目したいし、あと不良のアネモネ2着のアンプレショニストがちょっと気になります…

九十九里は道悪なら◎ワイズミューラーでいいんじゃないですかね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102779/
アプリコットフィズと7/8同血ですが、バブルガムフェローの母のところでNorthern DancerやCourt MartialやRock Goddess=Rockefellaをクロスするので、こちらはパワーと粘りで走るタイプです
相手ですが、同じジャンポケ産駒ジャンバルジャンが穴っぽいですね~
トニービン×サンデー×バレークイーンですからリンカーンと3/4同血で、クロスがNureyev≒Sadler's Wells3×3
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004102969/
芝でも(0.5.2.1)と勝ってないもののニシノブルームーンやマイネルグラシューの2着があるわけで、芝では良でしか走ったことがないのですが、おそらく道悪は鬼でしょう
右回りでもハナ切ってしまえばちょっと油っこいのではないかと…

利尻特別は◎ミカエルビスティー○シングンレジェンドでほぼ堅いと思いますが、超スローになるとジリ脚のシングンは届かないケースもなきにしもあらずで、ゴールドサクセスの残り目もなきにしもあらずかなと…(^ ^;)まあ中館さんがそこまでタメ逃げするとも思えないですけどね~
あとは道営のハヤテシゲマサがジャンポケ産駒だけに芝で変わるかどうかですが、これは実馬をみてみないと何とも…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好調ハーツクライが伝えているもの

2010-09-23 16:28:48 | POG

ハーツクライは4歳秋にルメールとのコンビで先行脚質に転じて大成したという印象があって、産駒もどちらかというと晩成というかそういう成長曲線を描くケースが多いのではないだろうか…と思っていただけに、この初年度産駒の出足のよさは意外でしたね~

母アイリッシュダンスはトニービン×LyphardでCourt Martial6×4ですが、Court Martialは母母父がGainsboroughなのでFair Trialの粘着力の要素が強く、たとえば同じサンデー×トニービンでも、Halo≒Moonscape2×3の手先の軽さで走るアドマイヤベガや、母系のFair Trialクロスの小脚で走るリンカーンほど俊敏な脚は使えないのですが、そのぶん東京でも中山でもアスコットでもドバイでも追って追っていつまでも伸び続けるという、そんな脚質の馬でした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2001103038/

しかしデビューした産駒を何頭かみた感じだと、思った以上に素軽さや俊敏さがあって、先行抜け出しや好位捲りできれいに勝つ馬が多く、父の2~3歳時のようなズブさや不器用さが微塵もみられないのが驚きです

この意外な素軽さ俊敏さは、3代母のMy Bupers(ステラマドリッドやダイヤモンドビコーなどの牝祖でもある名繁殖)に入るBupers(Buckpasserの半兄)やRevokedの米スピードがONになっているからかもしれません

下図のように、RevokedはHail to Reasonの母NothirdchanceとBlue Larkspur,Sir Gallahad,High Timeなどが共通するニアリーな関係です

 ┌Blue Larkspur
┌Blue Swords
│└Flaming Swords
│ │┌High Time
│ └Exalted
Nothirdchance
│┌Sir Gallahad
└Galla Colors

Blue Larkspur
Reveked
│┌Sir Gallahad
└Gala Belle
 │┌High Time
 └Bel Tempo

サンデー産駒で母系にRevokedを持つ馬にはサイレンススズカ、ハットトリック、ダイヤモンドビコー、ジョービッグバン、サンデーブランチ=エアウイングス、クアイエットデイ、ブラックタキシード、スズカドリームなどがおり、Nothirdchance≒Revokedのニアリークロスがサンデー系らしい柔らかな斬れとはちょっと違う、独特の力強い加速力を伝えていることはイメージしていただけるのではないかと思います

ハーツクライ自身は「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の“抜かせない粘り強さ”(とりわけCourt Martial的な重々しい粘着力)を武器としましたが、産駒にはこのNothirdchance≒Revoked的加速力のほうがONになって伝わりやすいのではないか…というのが現時点での仮説

先週勝った3頭の産駒の母をみても、ウインバリアシオンはStorm Bird×Time for a Change、トーセンケイトゥーはO'Reilly×Sound Reason、マリアビスティーはNureyev×ベリファと、血統も配合もそれぞれバラバラですが、しかしレースぶりは概ね共通していて、先行抜け出しか好位捲りで反応よく優等生的に勝っちゃうんですよね~

まあいずれにしても「サンデー×Lyphard×ハイインロー」ですから、産駒も先行脚質のほうが成功しやすいはずで、「前に行けるスピードが高確率で伝わっている」というのが好調な出足につながっているのはたしかでしょう

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする