栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2019-2020」

「血統クリニック」新潟2歳S再掲

2014-08-31 23:59:52 | 血統クリニック


今帰ってきましたが、例によって飲みすぎたので、今日は血クリ再掲でおやすみなさいということで…
感想を一言述べるとすると、レッドオーヴァルはバッキバキに本格化しておりますな

アヴニールマルシェ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104552/
サンブルエミューズやグレナディアーズの3/4弟で、トライアンフマーチやインペリアルマーチの甥。母母キョウエイマーチは桜花賞馬。母ヴィートマルシェはフレンチデピュティ×ダンシングブレーヴ×ブレイヴェストローマンでNorthern Dancer4×4とナスキロラトロのクロス。そこにディープインパクトが配されたのが本馬だから、ボレアス=マウントシャスタ=カミノタサハラ=ベルキャニオンのクロウキャニオン4兄弟(母がフレンチデピュティ×Caerleon×Never BendでNorthern Dancer4×4にナスキロラトロのクロス)とやってることは似ている。ただクロキャニ4兄弟のほうがDamascusのパワーを活かした配合をしているぶんとVaguely Nobleが入ってBurghclere≒Aureoleのニアリークロスを持つぶん、ディープ牡駒の中距離配合としては少し上だろうという評価をしてみたい。クロキャニ4兄弟と比較するとパワーとスタミナの補強が少し弱いので、そのぶんSir Gaylord的柔らかさが前面に出たのがアヴニールマルシェ、という見方で現状いいのではないか。新馬戦は超スローで上がり11.1-11.3、ダイワメジャー×ロックオブジブラルタルのロジチャリスがパワーとピッチで抜け出すところを、しなやかな斬れ味で悠々とナデ斬った。母系にダンシングブレーヴが入るディープ産駒(Alzaoとダンシングブレーヴを通じるLyphardとSir Ivor≒Droneのクロス)にはスマートレイアーやサトノルパンがおり、体型や距離適性は異なるものの斬れ味の質という点では似たものがあるし、またSir Gaylordのクロスをもつディープ産駒にはトーセンレーヴ=ジョワドヴィーヴル兄妹がいるが体質的には近いものがある。東京や外回り向きの柔らかしなやか中距離馬でベストは2000mぐらいだろう。
ハープスターは62.0-32.5、イスラボニータは61.3-33.7、モンストールは61.1-32.7、ジャスタウェイは61.3-32.6、マイネイサベルは61.0-33.5、マイネルラクリマは先行して60.4-34.1。マイラーというよりは中距離寄りの馬が、1000m通過61秒ぐらいで脚をタメて、上がり32秒台を叩き出せばだいたい差しきれるのが新潟2歳S。ただ最近の勝ち馬と比較すると体質がナスキロ柔すぎるぶん、マイルの緩みないペースへの対応力は少し落ちるかもしれない。あまり急かしてついていこうとせず、斬れ味だけでナデ斬ってやろうという大胆さが北宏にあれば、今年の新潟2歳も素質馬の大外一気でケリがつくだろう。

ミュゼスルタン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104118/
母アスクデピュティは平地5勝のオープン馬で、その母マルカコマチは京都牝馬特別(現京都牝馬S)勝ち、その半兄にステイヤーズSのインターフラッグがおり、牝祖ハニードリーマーからはユートピアやアロハドリームなどが出る。キングカメハメハ×フレンチデピュティでNorthern Dancer5・5・7×5だが、母母マルカコマチがNorthern Dancerを全く持たないので配合形は決まっている。前走は超スローの上がりの競馬、直線で何度も手前を替えて遊びながら抜け出してきて、ゴール板をすぎてもまだまだ余力があった。母父がDeputy Minister系で母方にアウトサイダー血脈が強い配合といい、Tom Foolクロスの影響が強いフォームといい、ちょっとアパパネとイメージが重なる馬だが、アパパネほどナスキロ的な斬れ味はないか。体型はフレンチデピュティが強く脚捌きはTom Fool的Bold Ruler的で、1800mベストの機動力型というイメージ。使った上積みはありそうだし、ここでもモンストールのように反応良く抜け出せそうなイメージは描ける。中山ならばこちらを◎にしたと思う。

ナヴィオン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012101775/
母ユキノスイトピーは6勝をあげたオープン馬で(フィリーズレビュー4着)、3代母ゼンギゴーストの産駒に小倉大賞典とカブトヤマ記念に勝ったワンモアラブウエイがいる。母が欧血中心のNorthern Dancer3×4で、自身はNorthern Dancer5×4・5にHornbeam5×5にBusanda≒Mr.Busher6×6・7だから、字面は重々しいがハーツクライ産駒としては比較的完成が早めの配合と言っていい。450キロの男馬だが非力さは感じられず、スパッと鋭く斬れたというよりはHornbeam的にトニービン的にMill Reef的に、配合のイメージどおり「Hyperion+Nasrullah」的に持続的に斬れつづけたという追い込みだった。距離は1800~2000mあたりが合っていると思うが、前回叩き出した上がり32.7は前半のペースが多少速くなっても鈍ることはないはずで、61秒台で追走して32秒台で上がるという例年の勝ち馬レベルのパフォーマンスは計算できそうだ。あとはまだ重賞で馬券に絡んだことがない鞍上が、そのパフォーマンスを冷静に引き出せるかどうかだろう。

ヒルノマレット
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012101055/
ナムラビクターのイトコで、母ナムラクニヒメはナムラコクオーの全妹にあたる。母母ケイジョイナーはNative Dancer4×4、母父キンググローリアスはTom Fool4×4、そこへNorthern Dancer4×4・6のキングカメハメハが配されて、自身はMr.Prospector3×4にNorthern Dancerの継続クロス。キンググローリアスの父の母Mudvilleがナスキロ+Tom Fool+War Admiral+La Troienneなのでラストタイクーンをいじくった配合でもあり、ストライドで走る芝馬に出たのは順当。まずまずの好配合と言っていいだろう。デビュー戦はうなりながら上がっていったが62秒5のスローでも番手で我慢はきいて、直線追われるとしぶとく脚を伸ばして後続を寄せつけなかった。長手の体型で距離はもう少し延びてもいいという印象。ただ新潟外マイルでビュンと斬れる脚が使えるタイプには見えず、鞍上和田ならばここも前々で踏ん張る形だろう。となると「上がり32秒台で追い込んだもん勝ち」の新潟2歳で◎は打ちにくい。ちなみに和田の新潟外1600mの成績は[1.0.4.18]、脚をタメたもん勝ち、メリハリつけて差したもん勝ちのレースはあまり上手な乗り役ではない。

テイケイラピッド
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103951/
フェニックス賞のレオパルディナは父が同じスニッツェルで母母ラプーマが本馬の母なので、叔母と姪の関係でしかも3/4同血ということになる。オセアニアの名種牡馬Redoute's ChoiceはNorthern Dancer3×4などデインヒルの相似配合で父系本流のパワーを伝え、スニッツェルはNorthern Dancer4・5×4・5にLunchtime5×3とこれを相似配合で更に累進してやはり自己主張が強い。一方母母Raise a HolmeはNasrullah≒Nilo4×3を持つが、母父Lord at WarはNorthern DancerやNasrullahはおろかNearcoすら持たないアウトサイダー血脈で、ここが父のNorthern Dancerクロスや母母のNasrullahのクロスに対して1/4異系になっているのがポイントだ。
スニッツェル牝駒は全17勝中16勝が1200m以下で、1600m以上で馬券に絡んだのは本馬の中京2歳S3着だけだからこれは快挙と言っていいし、それだけの奥行きを感じさせる配合的裏付けもあるのだが、前走にしてもやっぱり最後はデビュー戦ほど反応して伸びるところがなかったから、やっぱり1600mよりは1400mがベターなのだろう。デインヒル系のパワー型なので新潟外回りの斬れ勝負も向いているとは言いがたく、見どころのある馬だがここは無印で。

ワキノヒビキ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102477/
母ワキノバクシンは園田の認定競走でデビュー勝ちし、続くフェニックス賞で5着に入線したがその後は伸び悩んだ。ワキノバクシンの全兄マルイチバンバンは中央4勝(全てダ1400m)で、ネヴァービート4×3、Northern Dancer5×5を持つ父母相似配合。そこにディープインパクトの全弟オンファイアが配されて、Alzaoとダンシングブレーヴを通じるLyphardとSir Ivor≒Droneのクロスはスマートレイアーやサトノルパンやアヴニールマルシェと同じ。ダリア賞では後方追走から大外に持ち出すと一頭だけ違う斬れ味で突き抜けてしまったが、あの斬れ味はAlzaoとダンシングブレーヴ譲りなのだろう。ただ体型的にはバクシンオーの影響も強いだけに、スマートレイアーが1400mで一番斬れるのと似たようなところはありそうで、距離延長はプラスではないと思う。前走のように斬れを活かせば入着は有望。

コスモピーコック
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012100744/
母レッドピオニーはプレステージS(英G3・芝7F)3着、Montjeu産駒でHigh Top4×4にBold Reason≒Never Bend4×4という相似配合だからオペラハウスのような力馬のイメージだ。父MediceanはエクリプスS(英G1・芝約10F)とロッキンジS(英G1・芝8F)の勝ち馬で、Machiavellian×Storm BirdでHalo≒Red God3×4だからこちらは2000mも守備範囲の長めマイラー。本馬はどちらかというと父親似だろうがラトロ肩で掻き込む走りは母譲りのパワーを感じさせる。新馬勝ちもダリア3着も稍重馬場で自身の上がりは35.9と36.1。マイラーというより1800m型で、時計や上がりがかかる馬場でしぶとさを増すタイプだろう。道悪ならば馬券に組む手はある。

ディアコンチェルト
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103387/
ナムラマースの甥で、3代母ドッフはフォーティナイナーと7/8同血(Mr.Prospector,Tom Rolfe,Continueが共通)。父のサムライハートはサンデーとエアグルーヴの息子という良血で、種牡馬としてはローレルブレットのようなマイラーもヤマイチパートナーのようなステイヤーも出しているが、どちらに転んでも時計のかかる馬場で浮上するのは共通している。本馬はローレルブレット・プレミアムブルー型とみていいだろうが、レース上がり11.6-10.8-12.2の最後12秒台のところで末脚が際立って見えたということは、やはり少し時計や上がりがかかってのクチか。ちなみにサムライハート産駒は芝良[20.26.40.381]連対率9.9%、重不[5.3.3.36]連対率21.6%、重以上に悪化すれば印を回す手も。

ニシノラッシュ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012101704/
デグラーティアのイトコ。バクシンオーにRobertoとNijinskyを入れて、母系の奥にGreat Nephew(母Sybil's NieceがHyperion+Sister Sarah)やAlycidon(Donatello+Hyperion)が入るのでLady Angelaの頑強さも引き出した配合になっている。後肢高の短距離体型で体質に頑強さも感じられるのが好感で、もう少し俊敏さが出てくればスプリンターとして出世しそうな馬だ。1600mはちょっと長いだろう。

ブリクスト
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104814/
3代母ダイナランドの産駒にディクターランドがいるソーホワッツニューの牝系で、母プロミストパークはダ1400~1700mベストで準オープンまで出世。プロミストパークの全弟には短距離で5勝をあげたショウナンワンダーがいる。この姉弟はUnderstanding≒シャダイランド4×3の3/4同血クロス(Promised Land×Stymie)を持つ。そこにチチカステナンゴが配されたのが本馬で、父チチカステナンゴも母プロミストパークも「5代アウトの父×Northern Dancerクロスの母」という配合形なので、自身は緩い父母相似配合になっている。
デビュー戦はスタートで安目を売ったが中団に取りつき、4角で外に持ち出すと坂を駆けあがりながらジワジワ伸びて差し切り。あれをみるとチチカス産駒だけに馬群を嫌うような面はあるかもしれない。体型体質はわりと母親似でノーザンテーストの1400m型というイメージ。しぶといタイプだがあまりしなやかさや鋭さは感じられないので、新潟外の高速上がりでビュンと弾けるかとなると疑問も。

トーホウハニー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103720/
VRCオークス、コーフィールド1000ギニーのArboreaなどが出るファミリー。母トーホウメドゥーサはMeadowlake産駒らしい巨漢で、ダ1200~1700mで5勝をあげたオープン馬。そこにステイゴールドで父の柔らかさと母のパワーのうまく噛み合って発現していて、距離も1800mぐらいが合っていそうな印象。ただトーホウメドゥーサの繁殖牝馬としての配合は(同じMeadowlake産駒の)トキオリアリティーほどの説得力はなく、その点で奥行きがどうかという気はするし、前走の勝ち方をみるとどちらかというと内回り向きの脚質にも思える。

ハナモモ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102834/
モエレエキスパートの叔母で、ノーザンドライバーなどが出るロードマップの牝系。ホワイトマズル×サンデーサイレンスはアサクサキングスやシャドウゲイトやシルポートなどと同じだが、母母父ノーザンテーストの影響が強い短距離向きの体型で、動きや脚捌きにはDrone≒Halo4×3の影響も感じられる。1400mぐらいがベストで、デビュー戦は出遅れて外から追い込んだがもうちょっと前で立ち回れるタイプではあるだろう。1600mは少し長いし外回りもプラスとは言えないか。

ギンパリ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012100913/
近親に目立った活躍馬はおらず、ケイムホーム産駒でMr.ProspectorとナスキロとTom FoolのクロスだからGone Westの血を増幅した配合になっていて、Gone Westを少し胴長にした体型で、母がサクラローレル×リズムとパワー型なので体質は少し硬い。前走をみると外回り向きの脚質なのはたしかで、距離適性は1800m寄りのマイラーとみたいが、ここに入ると前走の勝ちっぷりも血統配合もちょっと説得力が足りないか。

コメート
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103165/
母ジューンブライドはビッグフリートの全妹でマヤノスターダムの半妹。ブラックタイド×アフリートはシャイニーガールと同じだが、本馬はLyphardの母Goofedの5×4のクロス。前走は外枠から先行して4角先頭で押しきったが、あの粘りはLyphard的だし、母父アフリートらしく揉まれず先行するとレースを投げずに頑張る性格のようだ。体型などはわりと父似でマイラーではなく中距離馬だから、マイル戦で揉まれず息を入れて先行できるかどうかが課題。とりあえずは外枠が欲しいか。

グラスエトワール
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102978/
母母Magic BroadはピムリコスペシャルH(米G1・ダ9.5F)勝ちIncludeの全妹にあたり、自身もセリマS(米G3・ダ9F)に勝っている。Turn to Talent≒Too Bald3×4の3/4同血クロスが決まっているが、そこにFusaichi Pegasus、ヴァーミリアンとかけられた本馬はMr.Prospector4×3にHalo4×5、そしてNorthern Dancer5・5・6×5・7、Hail to Reason5・7×5・6、代々クロスがうるさくて完成の早い配合といえる。Mr.Prospectorのクロスの影響が強い体型で脚捌きは無駄がなくて力馬タイプには見えないが、芝マイルでプラスアルファがあるかとなるとトーンは上がらない。

ゴッドバローズ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102460/
母母Mackieの産駒に武蔵野Sのシーキングザベストがいる。ステイゴールド産駒で母がSecrettame≒Weekend Surprise2×3だから柔らかくなりすぎそうな配合だが、母母がもつBusanda≒Searching5×3や自身がもつノーザンテースト≒Storm Bird4×4などからパワーも補強している。Gone Westを胴長で細身で中距離馬のスピードの乗りにしたような、母のスピードで先行し流れ込む中距離馬。脚質的には外マイルより内1800mのほうが合っている。

ラミーロ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102453/
エイシンサリヴァンなどが近親で、牝祖Oh So Sharpは英オークス、英1000ギニー、英セントレジャーなどに勝った女傑。父アサクサデンエンはヴィクトワールピサの半兄で安田記念勝ち。父がHalo3×4、母がNorthern Dancer4×4、自身はHalo4・5×4にMr.Prospector4×4にSadler's Wells≒Nureyev4×4。父とWoodmanが強いマイラー体型で、クロスがうるさいので完成度は高いのだろうが、ソコソコ柔らかいしソコソコ機動力はあるしソコソコ粘り強いし、雑多にクロスを重ねたぶんちょっと個性のない脚質になってしまった印象も。ダリアが完敗だったし巻き返しは難しいか。

 ☆

新潟2歳は将来オープンでやれるぐらいの素質馬はだいたい圏内には差してくるレースだが、一方でマーブルカテドラルやサウンドリアーナやダローネガやニンジャやコスモセンサーやタケミカヅチぐらいの馬でも先行してしまうと甘くなりがちだ。アヴニールマルシェとナヴィオンとミュゼスルタンの配合はG3なら◎を打てるだけの説得力があるし、前走内容からして61秒で行って上がり32秒台で上がってくる絵も描ける。順当ならばこの3頭の差し比べ、あとはヒルノマレットが中距離馬のしぶとさでどれぐらい食い下がれるか、そして当日雨で重まで悪化するようならコスモピーコックやディアコンチェルトを△で拾うかどうか、木曜の時点での結論はそんなところ。

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日曜のボツ予想~え~い奥さん、Buckpasserもう二つオマケや

2014-08-31 09:23:55 | 血統予想

信濃川は◎レッドルーラー
Mill Reefクロスのキンカメ産駒といえばローズキングダムにタガノグランパにレイカーラ、外回りの斬れならこれが一番で、☆ヤマニンプードレの大知は今度はもっと攻めてくるだろうし、和田が先行馬のクロニクルに乗ってくるとなるとそんなにユルユルのヨーイドンではなく、Mill Reef的斬れで差せる流れになるとみました

朱鷺は◎プレイズエターナル
ミスプロ的なしなやかさで走る短距離型で1400mは守備範囲、平坦はプラスだし行く馬もけっこういるし、内1400mはこういう俊敏小脚型のほうが差しやすいイメージ

小倉日経は◎マックスドリーム
ガツンとかかる気性で鉄砲は走りそうだし、パワー型で今の馬場は向くし、距離はおそらくこの1800mがベスト
アドマイヤマックスにRivermanとSeattle Slewを重ね、え~い奥さん、Buckpasserもう二つオマケしとくわというBusanda満載配合で、配合どおりの硬肉豊富な巨漢
昨夏は七夕賞と小倉記念でうなりながら捲って見せ場をつくりましたが、おそらく夏馬体質なはずでここはいきなりの狙いが妙味かと

帯広は難解ですが▲マイネルピクトル、マイネル軍団のゾンネやバランシンがカベになってくれれば今度は単騎、母父サニーブライアン魂でひと踏ん張りあるのでは

札幌スポニチは内枠ならユタカの▲ダンツカナリーがAureole魂全開で逃げ切るかと思ってたんですが、この枠順だとハナは☆ピクシーホロウのほうかな?○シュンドルボンは器的には昇級即通用でしょうが、ハーツクライ×エルコン×Rivermanの牝、血統通りの1800mの捲り型に見えます
となると、ここ2走ちょっと外を回らされたりロスがあった◎スリーアルテミスが今回は枠的に逃げ馬の直後のイン番手が有望、そこでロスなく運べばもう1~2馬身パフォーマンスは上がるはずで、ならば勝つとまではいいませんが馬券圏内十分だろう…という買い方で

「No.1予想」では新潟2歳Sを、「馬券総合倶楽部」では新潟2歳SとキーンランドCを予想していますので、そちらもよろしくお願いします

今日は競馬場に出向いてそのまま飲みに出るので、重賞回顧は月曜になると思います~

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新潟2歳SとキーンランドCを予想しています

2014-08-30 20:11:58 | 血統予想

飲んだくれた帰りにコンビニに寄ったら、「アイスが食べたい…」とハーゲンダッツやらゴディバやらセレブなアイスが置いてところ、あそこでうんうん悩みはじめたので、「こらこら、もうベロンベロンで味なんかわからんのやから、こっちの安いやつ、モウとかスーパーカップとかでエエねん」と森永明治に失礼な発言をしながら適当にカゴに投げ入れて帰ったんですが、しかしモウを初めて食ってみたらこれが驚くほど美味で(特にクリームチーズ味)、この夏は週一ぐらいで食ってます(^ ^;)

京都から知り合いが来たので明日は朝から競馬場へ、今ボツ予想にとりかかったところですが、有料のほうはすでにアップ済です
「No.1予想」では新潟2歳Sを、「馬券総合倶楽部」では新潟2歳SとキーンランドCを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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土曜のボツ予想~ブライアンズタイム+忍者=機動力ステイヤー

2014-08-30 08:56:26 | 血統予想

木曜に用事があったので「今週の新馬戦」やるの忘れてたんですが、今週は日曜新潟5Rフェスタジュニーナ(POGステゴ編)のみです
POG書籍推奨では、グランアルマダ、トーホウバード、ポルトドートウィユの叩き2戦目組にも期待したい(・∀・)

千歳は◎ニシノミチシルベか○マイネヴァリエンテの二択で迷うところですが、○は前走追い込んで好走しているだけに大外だと無理して行かないんじゃないかという読みで、◎のアネモネ3着で見せた機動力を信用

HTBは◎セミニョン
「母父アフリート、母系にセントクレスピン、全2勝は逃げ切り」わかりやすいプロフィールですが、しかし前走は最内に突っ込んでひと脚使っており、ずっと押さえる競馬を続けてきてかなり馬群に慣れてきたと思わせる内容
距離はもともと長いところよりは1800~2000mがベターで、ここなら岩田の後ろからイン差しが狙えるのではないかと

積丹は◎マイネルカーミン
母がブライアンズタイムの相似配合で体型や体質やスタミナはこちらが強く、父オレハマッテルゼからは燃費のいい忍者走法だけを受け継ぎ、中京2200mの熊野2着が実にスタミナを感じさせる内容で、前々走は東京で斬れ負けでしたがやはり長いところは合っているというレースぶり
もともと中山内回りで2勝の機動力型、小回り長丁場はベスト条件と思われるだけに、外を回らされた前走を無視して狙いたい

キャロット募集馬のピックが終わったと思ったらこれから来週金曜まで原稿5本、おまけに札幌2歳の「血統クリニック」もあるのでちょっと多忙で、今週はボツ予想は土日ともアッサリ風味で…

「No.1予想」ではBSN賞を、「馬券総合倶楽部」ではBSN賞と西海賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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「一口好配合ピック」キャロットから4頭ピック

2014-08-29 11:17:16 | 共有クラブ

血統屋の有料コンテンツ「一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)」、本日キャロットクラブから望田が4頭ピックしました(栗山さんも後ほどピックしますのでお待ちください)

ちょっと保留というか様子見したい馬が何頭かいて、またしばらくしてから追加でピックする可能性はありますが、募集価格3000万円台を1頭、2000円万台を1頭、1000万円台を2頭ピックしております

これでピック馬は東サラ(6)、ラフィアン(6)、キャロット(4)、ウイン(4)、ユニオン(4)、グリーン(1)、ターファイト(1)、友駿(1)の計27頭となりました

栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2014-2015)」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/91ee59d9a34fc4535de14253cf34837f

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「血統クリニック」新潟2歳Sをアップ

2014-08-28 13:47:13 | 血統クリニック

これから夜まで出かけてしまうので、先ほど「血統クリニック」新潟2歳Sをアップしておきました~
週末の天気がちょいと微妙なので、当日降るようならば、重まで悪くなるようならば…という含みも持たせておきました
では下半期もよろしくお願いいたしますm(_ _)m

キャロットの「一口好配合ピック」は明日明後日ぐらいにはアップできそうで、とりあえず5頭ぐらいピックすると思いますが、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

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「2歳勝ち馬評価」更新&先週の雑感

2014-08-26 14:15:02 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました~

日曜の札幌芝1800mの新馬をひと捲りで快勝したレッツゴードンキは、メイショウマンボなどと同じKingmambo≒ジェイドロバリーのニアリークロス2×3
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102095/

Mr.Prospector
Kingmambo
│ ┌Northern Dancer
│┌○
└△└Special

Mr.Prospector
ジェイドロバリー
│ ┌Northern Dancer
│┌○
└△
 └Special

私が調べたところによると、このKingmambo≒ジェイドロバリーのニアリークロスを持つ馬は19頭が中央に出走し8頭が勝ち馬となっていますが、そこにRobertoを併せ持つ馬は4頭が該当し、メイショウマンボ(母父グラスワンダー)、キングスビレッジ(2勝,母母父リアルシャダイ)、スマートフォーカス(1勝,母母父リアルシャダイ)、そしてレッツゴードンキ(現役1勝,母母母父リアルシャダイ)とオール勝ち上がりなんですね

配合略図を見てのとおり、KingmamboとジェイドロバリーはMr.ProspectorとNorthern DancerとSpecialが共通しますが、これはつまりMr.ProspectorとSpecialを通じるNashua≒Nantallahのニアリークロスになり、そこにRobertoが絡むとGold Digger≒Bramaleaのニアリークロスになるわけで、Robertoが絡むことでこのニアリークロスが成功しやすいのにはちゃんと根拠があるのです

Nashua
Gold Digger
└△┌Bull Dog
 └△┌Blue Larkspur
  └△

Nashua
Bramalea
│ ┌Bull Dog
│┌○
└△┌Blue Larkspur
 └△

Nasrullah
Nashua
│┌○
│││┌Sir Gallahad
││└△
││ └Flambette
└△

Nasrullah
Nantallah
│  ┌Sir Gallahad
│ ┌○
│┌○
└△└△
   └Flambette

現2歳世代はすでに4頭が勝ち上がりと出脚好調なスニッツェル産駒ですが、全25勝中19勝が1200m以下で、特に牝駒は全17勝が1400m以下(うち16勝が1200m以下)とほぼ100%スプリンター、逆にいうと牡駒はミッキーマスカットやデルマインドラのような中距離馬やマイラーもちょくちょく出ています

だから日曜札幌でスニッツェル牡駒のマイネルグルマンを「1200mで好走したスニッツェルが1500mに延びて人気やとおお?んなもん消しや消し」とやってヤラれた血統屋は浅はかだったと…

このように牝駒は短距離に偏るのはDanzig系全般にみられる傾向でもあり、たとえばRedoute's Choiceの産駒にしても日本での牡の稼ぎ頭はランリョウオーにフルーキー、牝はクリアンサスにジャカランダテラス

ちなみにスニッツェル牝駒は1500m以上で[0.0.1.13]ですが、この唯一馬券に絡んだのがテイケイラピッドの中京2歳3着で、あの3着は地味ながらなかなかの快挙やったのです

とはいえ、来週の小倉2歳に出る姪のレオパルディナともども、本質的には1400mまででマイルはちょっと長いんやろうなあ…とは思いますが

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「血統クリニック」2014年下半期が今週よりスタート!

2014-08-25 10:17:34 | 血統クリニック

概要は以下のとおりです
下半期もよろしくお願いしますm(_ _)m

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メインレース血統展望・望田潤の「血統クリニック」2014年下半期
http://miesque.com/c00026.html

当該週重賞から対象レースを一つ選んで、出走予定馬の血統解説とレース展望をやります(毎週木曜18時更新)。

対象レースはG1と重要な2歳3歳戦に限定し、年末まで計15Rを提供(下記「対象レース一覧」参照)。「一口馬主好配合ピックアップ」や「2歳勝ち馬評価」同様サイト閲覧方式で提供します。

料金は1380円。「8/31新潟2歳S~12/28の有馬記念までの15Rの、詳細な血統解説+レース展望が1380円で見放題」ということになります。また上半期の「血統クリニック」バックナンバーも全てご覧になれます。

対象レース一覧
8/31 新潟2歳S
9/6 札幌2歳S
9/21 セントライト記念
9/28 神戸新聞杯
10/5 スプリンターズS
10/19 秋華賞
10/26 菊花賞
11/2 天皇賞・秋
11/16 エリザベス女王杯
11/23 マイルCS
11/30 ジャパンC
12/7 チャンピオンズC
12/14 阪神JF
12/21 朝日杯FS
12/28 有馬記念
※代金のお支払いが済みますと2014年12月末までブログをご覧いただけます

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サンプルは過去の「血統クリニック」再掲をご覧いただきたいですが、ちょうど今NETKEIBAの新潟2歳Sの原稿を書いているところなので、アヴニールマルシェの血クリ版をサンプルとして掲載しておきます

全馬についてこんなに多くは書きませんが(ふつうは半分ぐらいかな)、有力と目される馬についてはこれぐらい書きます

アヴニールマルシェ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104552/
サンブルエミューズやグレナディアーズの3/4弟で、トライアンフマーチやインペリアルマーチの甥。母母キョウエイマーチは桜花賞馬。母ヴィートマルシェはフレンチデピュティ×ダンシングブレーヴ×ブレイヴェストローマンでNorthern Dancer4×4とナスキロラトロのクロス。そこにディープインパクトが配されたのが本馬だから、ボレアス=マウントシャスタ=カミノタサハラ=ベルキャニオンのクロウキャニオン4兄弟(母がフレンチデピュティ×Caerleon×Never BendでNorthern Dancer4×4にナスキロラトロのクロス)とやってることは似ている。
ただクロキャニ4兄弟のほうがDamascusのパワーを活かした配合をしているぶんとVaguely Nobleが入ってBurghclere≒Aureoleのニアリークロスを持つぶん、ディープ牡駒の中距離配合としては少し上だろうという評価をしてみたい。クロキャニ4兄弟と比較するとパワーとスタミナの補強が少し弱いので、そのぶんSir Gaylord的柔らかさが前面に出たのがアヴニールマルシェ、という見方で現状いいのではないか。
新馬戦は超スローで上がり11.1-11.3、ダイワメジャー×ロックオブジブラルタルのロジチャリスがパワーとピッチで抜け出すところを、しなやかな斬れ味で悠々とナデ斬った。母系にダンシングブレーヴが入るディープ産駒(Alzaoとダンシングブレーヴを通じるLyphardとSir Ivor≒Droneのクロス)にはスマートレイアーやサトノルパンがおり、体型や距離適性は異なるものの斬れ味の質という点では似たものがあるし、またSir Gaylordのクロスをもつディープ産駒にはトーセンレーヴ=ジョワドヴィーヴル兄妹がいるが体質的には近いものがある。東京や外回り向きの柔らかしなやか中距離馬でベストは2000mぐらいだろう。
ハープスターは62.0-32.5、イスラボニータは61.3-33.7、モンストールは61.1-32.7、ジャスタウェイは61.3-32.6、マイネイサベルは61.0-33.5、マイネルラクリマは先行して60.4-34.1。マイラーというよりは中距離寄りの馬が、1000m通過61秒ぐらいで脚をタメて、上がり32秒台を叩き出せばだいたい差しきれるのが新潟2歳S。ただ最近の勝ち馬と比較すると体質がナスキロ柔すぎるぶん、マイルのペースへの対応力は少し落ちるかもしれない。あまり急かしてついていこうとせず、斬れ味だけでナデ斬ってやろうという大胆さが北宏にあれば、今年の新潟2歳も素質馬の大外一気でケリがつくだろう。

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8/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2014-08-25 09:23:12 | POG

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)』で栗山求が取り上げたマイネルリード(牡2歳)が土曜札幌1Rの2歳未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★ラフィアンターフマンクラブ
父コンデュイット
母コスモミール(ヘクタープロテクター)
牡 募集価格:1300万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012100691/
母コスモミールは軽いスピードを武器にデビューから3連勝し、新潟2歳S(G3)3着、ファンタジーS(G3)5着などの成績を残した早熟のスピード馬。母の父ヘクタープロテクターはMr.Prospector系です。重厚で成長力のある種牡馬と合いそうな繁殖牝馬といえるでしょう。父コンデュイットはまさにそんなタイプ。現役時代にブリーダーズCターフ(米G1)連覇し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)を制覇しました。欧米のクラシックディスタンスで華々しい実績を残した馬は、種牡馬としてはたいていスピードが不足しています。したがって、コスモミールのようなスピード型の繁殖牝馬は望むところであり、Miswaki≒Woodman4×3は Mr.Prospector 系のクロスなので鈍重さを解消するには効果的です。なおかつ、コンデュイットはMill Reef≒Riverman4×4(Lalun6×5・6)が配合の骨格となっているので、母方にRivermanが入ってこれを継続するのは効果的だと思います。芝中距離向きのよくできた配合です。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2014~15)ハーツクライ編』で取り上げたリヴゴーシュ(牡2歳)が日曜新潟5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ちました。

○リヴゴーシュ(牡、母ライヴ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012100619/
母母Bint Pashaはヴェルメイユ賞などに勝った仏3歳女王。そこにStorm Catが配された母はSecretariat≒Sir Gaylord3×4にEight Thirty≒Good Example6×5と好配合で、産駒は5頭中4頭が中央で勝ち馬に。上のディープ2頭は期待ほど動かないが、この母にはハーツのほうが合うのでは。ちなみにハーツ×Storm Catはステラロッサなど出走7頭中5頭が勝ち馬。

■日曜小倉9R英彦山特別 レッドカイザー(一口&POG・望田)

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リヴゴーシュの母ライヴはStorm Cat×Bint Pasha(仏3歳女王)の父母相似配合で、Secretariat≒Sir Gaylord3×4とEight Thirty≒Good Example6×5で母系の奥にGraustarkが入るので、名繁殖レディブラッサム(Storm Cat×His MajestyでSecretariat=Syrian Sea3×4、Eight Thirty≒War Relic6×6・6)と配合が似ていて、大物こそいませんが本馬を含め出走産駒は6頭全て勝ち上がり

これで「POG好配合リスト ハーツクライ編」はコートシャルマンとリヴゴーシュが出てどちらも新馬勝ち、両馬ともいわゆるハーツクライの教科書配合ではないのですが、母の配合の良さや繁殖としてのポテンシャルの高さで勝ち上がったと言うべきで、いつも言うように自身の配合と同じぐらい母の配合は大事です(父の配合は競走馬として種牡馬として成功している時点で良いに決まってるので)

母系にNorthern Dancerクロスがないだけにまだ少し緩さはあり、超スローの3番手から満を持して追い出してもビュンと反応はせず、“しなやかステラロッサ”に完成しそうなイメージは描けるけれど、それがPOG期間中かどうかは何ともいえないですかね~

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日曜の重賞回顧~今年も格の決着

2014-08-24 17:06:08 | 血統予想

札幌11R 札幌記念
◎8.ハープスター
○1.ロゴタイプ
▲5.ゴールドシップ
△6.トウケイヘイロー
△10.ホエールキャプチャ
ゴールドシップが宝塚記念で毎年ベストパフォーマンスを叩き出すのは、2角までの長いホームストレッチを利して好位に取りつけるからというのがまず大きく、これが札幌2000mだと漸くスピードに乗りはじめたところで2角に差しかかるのでおそらくポジションは中団以降だろう。しかもトウケイヘイローは四位だとユタカほど後続に脚を使わせるようなラップで逃げるかどうかが微妙で、シンガポールのように大事に運ぶと馬群はあまりバラけないだろうから、小脚を使えないゴルシは有馬記念のように外を回って追い込むしか手がない。それでまとめて差し切れるかとなると、宝塚ほど馬場が悪くないし宝塚ほど消耗戦にもならないだろうから、ちょっと苦しいのではないかという見立てでいきたい。ハープスターは脚質的に小回りがどうかというイメージがあるが、かなりのピッチ走法だから父ディープインパクトがそうだったように、小回りの3~4角を凄い加速で捲り上げていくような競馬もできそうなイメージはある。外を回るのは不利には違いないが、フミノイマージンやファインモーションやブエナビスタやレッドディザイアはそんな競馬で勝ち負けしてきたわけだし、これらと比較して格で見劣るとは思えない。ホエールキャプチャは最近は母系のスタミナがますます発現してきて図太いオバチャンになっているから、今なら中距離で先行したほうが味があるような気がする。

小倉11R 北九州記念
◎12.リアルヴィーナス
○2.ルナフォンターナ
▲13.メイショウスザンナ
△15.ニンジャ
北九州記念は例年前傾ラップの前崩れになり、夏の重賞らしく牝馬の活躍が目立ち、馬場やコース形態がかなり異なる中京CBC賞の結果がリンクしない。速い持ち時計があって差しに回れる牝馬なら狙いが立つというレースで、ここはリアルヴィーナスで穴狙い。CBC賞は色気を持って出していったら引っかかってしまったが、ここは無欲の追い込みだろう。エピセアロームはこのレース不振のCBC賞好走馬で、しかも最近はパワーを増して先行脚質になっているだけに信用できない。

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「サラブレ」9月号「ラップ&血統対談」において、「オークスのハープスターは中盤の中だるみしたところの走りがよくなかった。1F12秒後半までラップが落ちると走りが不安定になる」とMahmoudさんはおっしゃってましたが、今日はトウケイヘイローが緩めず逃げたので、道中の走りはなるほど実にスムーズ

この馬については1800mベスト説できましたが、今日の内容を見ると長距離戦特有のスローが苦手なだけで、今日のような淀みないペースならば少なくとも2000mまでは能力は全く落ちないですね

その対談で「ハープはピッチ走法だから小回りを捲るような競馬もできるんじゃないか」という話もしていたんですが、川田が後方のゴルシをチラリと確認し、よしそろそろ行こうかと外に出してからの馬ナリで上がっていく脚は、まさに父の有馬や皐月そのものでした

ただ4角は逆手前で回っていて、そのあたりは初めての小回りコースで、コーナーを回りながら加速していく競馬に不慣れな部分もあったのかなと

ディープが内回りでうなりをあげて捲るのは半分Fair Trialだからで、ハープも半分Fair Trialだから札幌で捲りにかかれば捲れるだろうし、捲れるならばブエナビスタぐらいの格はある馬だから届くだろう、◎の根拠はそんな単純思考でした

下記エントリ「直線269.1m」で、「ゴルシは札幌2000mでは宝塚のように2角までに好位にとりつくのは難しい」と書いたんですが、となると向正面からゴーサインを出してロングスパートという有馬記念パターンしか手はなく、それで後続をちぎっての2着ですから勝ち馬との斤量差を考えればさすがというべきですが、後半5Fが12.1-12.3-12.3-12.0-12.0、トウケイが緩めず逃げたのでこの馬の持続力が活きる流れになったことも事実

ゴールドシップは決して小回り内回り専用の馬ではなくて、宝塚のような上がりのかかるレースのほうが持続力が際立つだけで、東京や京都外のような高速馬場の上がりの速い競馬は苦手なだけで、たとえば中京記念のときのような馬場の外2000mで宝塚をやったら、やっぱりストライドでちぎってしまうと思いますよ

ホエールキャプチャは東京新聞杯をドしぶとい脚で差しきったときに、「もう今はチャキチャキのマイラー娘ではなく、図太い中距離オバチャンになってきている」と書いたし、だからここで引っかけたのは会心で、私は先行するんじゃないかとみていたんですが後方からロスなく捌いてきた蛯名も巧かった

終わってみればG1馬のワンツースリー、最後方から行こうが大外を回そうが、今年も札幌記念は格がモノを言いました

ステイヤーのラブイズブーシェはさすがに追走に苦しみましたが、最後はバテた馬たちをスタミナで交わして4着まで押し上げたのは有馬と同じ

ハープの血統については桜花賞の「血統クリニック」でたっぷり書いたのでその再掲を読んでくださいということで(下記参照)、一言でいうと「ウインドインハーヘアとFairy Kingとベガを通じてNorthern DancerとHyperionとNasrullah≒Royal ChargerとFair Trialの組み合わせをクロスしつつ、サンデーの米血を1/4異系的に使った配合」です

そうそう「血統クリニック」といえば、来週の新潟2歳から「血統クリニック2014下半期」がスタートしますので、また週明けに告知しますが下半期もよろしくお願いしますm(_ _)m

北九州は直線に入っても外から何にもこないのであれれと思ってるうちに、リトルゲルダとメイショウイザヨイとアンバルブライベンとバーバラの行った行った行った行ったに(3着カイシュウコロンボは最内強襲)

例年32秒前半-34秒後半の超前傾ラップの前崩れになって直線は外から差し馬がドッと押し寄せてくるレースのはずなのに、今年は33.1-34.4と少し前半の入りが遅かったからか裏をかかれまくりの前残り(^ ^;)「牝馬が強い」という傾向だけは当たりましたが…

エピセアロームの浜中はこの傾向を読んだか外差しに回りましたが、結果論ですが今日の流れならば前に行ったほうがよかったですね…

直線269.1m
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1d31bee9f19b1e357967cba6a67f28f1
血統クリニック再掲~桜花賞
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4d5b98b2aa0eb6fde2bc3f426a1289f7

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