栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

1/26,27の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2019-01-28 16:56:46 | POG

土曜はすすきのの名店「千喜」にて、りろんち&ちけぞう&望田のオッサン三人飲み
相変わらず出てくるもの何でもかんでも美味いんですが(しかも食べログの評価急上昇につき予約必須店になってしまいました…)、特にヤラれたのは「あん肝有馬煮」「特注サバ寿司」、いつも言うことですがここの光りものは全部いくべきです(・∀・)







『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017』『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で栗山求が推奨したリャスナ(牝3歳)が土曜京都5Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父ディープインパクト
母ココシュニッック(クロフネ)
牝 募集価格:5600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104755/
富士S(G3)を勝ったほか、天皇賞・秋(G1)、大阪杯(G1)、クイーンエリザベス2世C(香G1)でも2着と健闘したステファノスの全妹。「ディープインパクト×クロフネ」はステファノス以外にもシャイニングレイ(ホープフルS、CBC賞)などコンスタントに良駒が出ており、デビューした20頭中16頭が勝ち上がっています。本馬は残り4分の1の部分にMr.Prospector、Buckpasser、Danzigという良質かつディープインパクトと相性のいいアメリカ血統を抱え、ほぼ失敗は考えづらいという配合構成です。現時点で417kgとガサはありませんが、5月11日生まれなので成長の余地はあり、兄同様、重賞戦線で息の長い活躍が期待できそうです。(栗山)

リャスナ(牝・母ココシュニック)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104755/
キャロットクラブで募集価格5600万円。富士S(G3)を勝ったステファノス、クイーンC(G3)で2着となったフィニフティの全妹。「ディープインパクト×クロフネ」は他にシャイニングレイ(ホープフルS、CBC賞)などコンスタントに良駒が出ている。本馬は残り4分の1の部分にMr.Prospector、Buckpasser、Danzigというディープインパクトと相性のいいアメリカ血統を抱え、ほぼ失敗は考えづらい配合構成。兄姉と同様、重賞戦線での活躍が期待できる。(栗山)

土曜京都7R500万下 レッドガラン(一口・栗山)
土曜中京10Rはこべら賞 ケイアイターコイズ(POG・望田)
土曜東京10RクロッカスS ディキシーナイト(一口・望田)
日曜中京8R500万下 コパノピエール(POG・望田)
日曜京都9R若菜賞 エイティーンガール(POG・望田)
日曜東京9Rセントポーリア賞 カントル(ディープ・栗山)
日曜京都10R飛鳥S ボールライトニング(一口・望田)
日曜東京11R根岸S2着 ユラノト(POG・望田)

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はこべらはケイアイターコイズ(POG推奨)のものすごい逃げをレッドルゼル(一口ピック)が追いかけて、まあ最後は着差はつきましたが、やっぱりこの2頭はまだまだ上でやれるなあ~という好内容でした
ケイアイターコイズの生産者・新冠橋本牧場さんとは近々一杯やる予定で、そこで大喜利のほうも詰めようということになっとります(・∀・)



ケイアイターコイズはキンシャサノキセキ×クロフネ、レッドルゼルは母がフレンチデピュティ×フジキセキ、この黄金配合はほんとにダートでは外しません
今回に関してはサラトガワールド牝系譲りのBull Lea後駆のケイアイのほうが、Sir Gaylordクロスらしい前輪駆動で走るレッドより急坂コースでは上やったかな…とも

クロッカスもピック馬ディキシーナイトと40口会員さんにすすめたルガールカルムの殴り合いで、負けはしましたがルガールは直線で一番外に出せばやっぱり脚は使います

3歳世代はヨハネス産駒ではエイティーンガールをPOG推奨、そのとき書いたようにヨハネスブルグ×アグネスタキオンはかなり高確率で走っている組み合わせで(勝ち馬率65%、2勝以上率41%)、3歳もエイティーンガールとジャカランダシティがすでに2勝目をあげており、残るアイアムハヤスギルも[0-2-1-2]と勝利目前

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NETKEIBA「重賞レース血統診断」きさらぎ賞、東京新聞杯

2019-01-28 10:02:55 | 血統予想

NETKEIBAさんにて「重賞レース血統診断」と題して、基本的にはG1は全出走予定馬、G2G3は上位人気が予想される5頭の血統解説を書いています(毎週日曜夜更新)
今週はきさらぎ賞と東京新聞杯の登録馬の血統解説を書いていますので、よろしければご一読ください


https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=42337

昨日は一口勢とノーザン社台で2歳馬を見学、それからスタリオンに立ち寄ってメインレースを見せていただきました(◎は快勝やったんですがヒモが…スキッフルのHyperion覚醒を軽視してしまうとはいけませんなあ…)

東京11R 根岸S
◎11.コパノキッキング
○2.ユラノト
▲15.キタサンミカヅキ
△6.モーニン
△12.サンライズノヴァ
コパノキッキングはゴドルフィンマイル(G2・ダ1600m)に勝ったスプリングアットラストの産駒で、体型や走りを見ても典型的なスプリンターという感じはしない。差すケイバが板についた今ならば、1400で末脚の威力は更に増すとみたい。

京都11R シルクローS
◎2.ダノンスマッシュ
○1.ナインテイルズ
▲16.アンヴァル
△5.ビップライブリー
△6.ラインスピリット
×13.ダイメイプリンセス
注3.フミノムーン
注14.セイウンコウセイ
ダノンスマッシュはタフな馬場もOKだし、このハンデでも好位差しで勝ちきれるとみた。ナインテイルズはボールドルーラーのクロス馬らしい脚捌きで、この京都芝1200がベストコース。ラブカンプーは夏馬っぽい戦績なのでここは一枚割り引く。





スタリオンでは「ちょうど今朝到着したんですよ」とマインドユアビスケッツを出してくださって、もっとムキムキコチコチのスプリンターかと思ったら意外に薄手で柔さもあるんですね
フレンチデピュティを薄く柔くしたような感じで、ああフレンチとRahyのイメージなんかな

それから札幌に戻って「ふる里」で血統センター勢と合流

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土曜のボツ予想~3/4カレンブラックヒルです

2019-01-26 09:52:43 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています
1/26,27は栗山求の担当。よろしければご覧ください(前夜18時公開です)


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では愛知杯とクロッカスSと東京4Rを予想していますので、こちらもよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

東京最終は確信はないに近いですが◎ヘッドストリーム、理由は…えらいつくから(^ ^;)
ダイワメジャー産駒で母母は名繁殖チャールストンハーバー、つまりカレンブラックヒルと3/4同血で、母はSecrettame≒Drone≒Terlingua4×4・4で母母はLe Fabuleux4×4というダイワメジャー黄金配合

ダイワメジャーとGone WestとStorm Catのイメージのマイラーっぽい体型肉付きで、体質はナスキロ柔く、いつもマイラーのような行き脚で先行するので、この距離短縮で変わる可能性はあるのではないかと





木津川はタフな馬場で単騎有望となると▲ベルカプリで色めき立つところですが、◎オメガラヴィサンはStorm Cat≒Bluebird3×3(Terlingua≒Sir Ivor)のカナロア産駒で、それらしい柔ストライドで走るので中山マイルじゃ間に合わないだろうと思ったら際どい3着でしたが、大箱マイルは2戦2勝ですからひとまずこれが◎

はこべらは一口ピックの◎レッドルゼルとPOG推奨の○ケイアイターコイズ、もちろんどちらも好配合だし、勝ったときの内容も準オープン以上は望めるだろうというものでした



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1/19,20の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報&雑感

2019-01-22 13:13:57 | 血統予想

土曜中山10R初茜賞 ゴライアス(POG・望田)
日曜中京4R障害未勝利 ジャッカスバーク(一口・栗山)
日曜中京9R500万下 サトノシリウス(ディープ・望田)
日曜中山9R菜の花賞 コントラチェック(ディープ・栗山)
日曜中山11RAJC杯2着 フィエールマン(ディープ・栗山)
日曜中山12R1000万下 ダノングレース(ディープ・栗山)

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◆ジャスタウェイ

ジャスタウェイについては「Wild Againの血を引く大物に追い込み馬なんかいない。古馬になって後駆がパンとして本格化したならば、中山記念のノリの乗り方が最も正しい」ということをずっと書いてました

ジャスタウェイの初年度産駒で2勝目をあげているのは今のところ4頭ですが、その4角順位を調べてみると、アウィルアウェイのダリア賞が4角5番手、アドマイヤジャスタの紫菊賞が4角3番手、ヴェロックスの若駒Sが4角2番手、マスターフェンサーの500万下平場が4角3番手

また重賞で馬券に絡んだ例は3回あって、アドマイヤジャスタのホープフル2着が4角2番手、アウィルアウェイの京王杯2着が4角7番手、ラブミーファインの函館2歳2着が4角2番手

ようするにアウィルアウェイ以外は先行ばかりで、そうですこれがWild Againなのです





◆ダンカーク

ダンカークはケンタッキーオークス馬Secret Statusの息子で、Unbridled系×A.P.Indy系という有能な北米中距離血統ですが、父も母も自身も強いクロスを持たないので、あまり自己主張は強いほうではないし仕上がりも早いほうではないです

だから産駒は全体に叩き良化型が多く、夏の2歳戦スタート時はパッとしませんでしたが、とにかく未だに新馬勝ちが一つもないのにファーストシーズンはジャスタに次ぐ2位ですからね(ちなみに種牡馬辞典の予想は◎ジャスタウェイ▲ダンカーク)

というわけで相手牝馬のキャラを立てるというか様々なタイプの活躍馬を出しており、ダンカーク産駒はあんまりこうだと型にはめずに考えたほうがいいんでしょうが、典型的な父似やなあという牡駒は、ストロングラインとかレオビヨンドとかあのへんでしょうかね、父譲りの長手の体型なので大箱向きでややワンペースというイメージはあり、やっぱり東京ダ2100の鬼がちょくちょく出そうなイメージではありますね

こういうネタを書きはじめたということは、種牡馬辞典のお仕事にボチボチとりかかりはじめたということです

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NETKEIBA「重賞レース血統診断」根岸S、シルクロードS、愛知杯

2019-01-21 10:25:27 | 血統予想

マコトサンパギータとベッキーの大喜利は、昨日をもって締切とさせていただきます
今回も多数のご意見をいただきありがとうございましたm(_ _)m
橋本さんと相談の上、今春の種付け相手を決めることになると思いますが、決まったら当ブログでも報告します(・∀・)

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NETKEIBAさんにて「重賞レース血統診断」と題して、基本的にはG1は全出走予定馬、G2G3は上位人気が予想される5頭の血統解説を書いています(毎週日曜夜更新)
今週は根岸S、シルクロードS、愛知杯の登録馬の血統解説を書いていますので、よろしければご一読ください


https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=42262




インティの配合のポイントその2は、Gone WestとTentamとSharpen Upを通じるTamerett4×6とMixed Marriage5×7・7のクロスでしょう

Mixed MarriageってのはPharos=Fairway4×3とLady JurorとAloeを通じるSon-in-Law4×4で(ハイインロー)、父Tudor MinstrelがHyperionとSwynfordの組み合わせで、母父Tehranの3代母がPretty Pollyの全妹Mirandaですから欧州底力の粋みたいな名血です(AureoleともHyperion,Swynford,Aloe,Pretty Pollyが共通)







だからMixed Marriageの牝馬クロスはGone West系やSharpen Up系のちょっと軽薄なスプリンター~マイラーに底力を補強するような効果があって、たとえばPersian Maid6×7を持つアドマイヤムーンの産駒においても、セイウンコウセイはDance SpellとSharpen Upと牝系を通じるMixed Marriage7×5とPersian Maid7・8×6を持ち、ファインニードルはSharpen Up5×4にPersian Maid7・8×7を持っています(しかもそこにVaguely Noble~AureoleやGreat Nephewを絡めることで更に底力を増した)





種牡馬ステイゴールドがSharpen Upを持つ繁殖との配合でよく成功するのも(エタリオウ、オーシャンブルー、ルックトゥワイスなど)、「Lady AngelaとMixed MarriageにおけるHyperionとSwynfordとPretty Pollyいじり」というステゴ黄金配合のセオリーで説明できます

インティのダート馬としてはまだちょっと緩すぎるんじゃないかと思わせるほどの柔軽い身のこなしや走りは、日曜のボツ予想で書いたようにSecrettame≒Venetian Jester≒Terlingua3×5・5のニアリークロスによってGone WestとアフリートとStorm Catから主に受け継いだものと考えられますが、今後ダートの大きなところを狙うにあたっては、Tamerett4×6とMixed Marriage5×7・7にもちょっと注目してみてください…ということで

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日曜のボツ予想~雨なら更にスピードで圧倒か

2019-01-20 10:27:01 | 血統予想

東海Sは雨で馬場が締まればインティがスピードで圧倒する可能性がさらに高まり、ノリがこれに競りかけるとも思えないし、ここから入るなら当然相手を絞らなければならないのですが、名案が浮かばないのでボツ予想としました(笑)





配合はSecrettame≒Venetian Jester≒Terlingua3×5・5、ナスキロ+Tom Fool的な柔軽いスピードでダートを走っている馬です
インティもスマハマもアフリート魂ではあるので、馬群に入るとまずいタイプではあるでしょう

中山最終は上がりのケイバになりそうでディープ2頭の一騎打ちとみますが、ノエルは小雨が降りつづいてちょっとタフになってましたから、良なら428キロの◎ダノングレースが雪辱する可能性も十分かと

他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではAJCCと菜の花賞と岩清水Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

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土曜のボツ予想~スプリングS2着の舞台

2019-01-19 09:37:57 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています
1/19,20は栗山求の担当。よろしければご覧ください(前夜18時公開です)


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では若駒Sと若竹賞と祇園特別を予想していますので、こちらもよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

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初富士は中山1800で狙ってみたくなるメンツが集いましたが、前々で立ち回る馬が多いので◎アウトライアーズ○アッフィラートで
アウトライアーズはナスフリートのクロスのヴィクトワールピサ産駒で、母はフレンチデピュティの娘でダ1400の馬、ベストパフォがスプリングSでウインブライトの2着
レインボーは後ろからでは届かない展開で、最後方から大外ブン回してシャルドネゴールドと同じ上がり脚色で追い込んでいて、ベストコースで展開がハマれば突き抜けるまで





アッフィラートは母が北米の芝マイル重賞勝ち、その父Loup SolitaireはLear Fan産駒でLt.Stevens=Thong3×4ですから機動力抜群で、内回り小回りの1800では[2-0-1-0]
中山1800では常総○野島崎◎と常に重い印を打ってますが、ここも先行勢をみながらスペースを見つけて捲り差せそう

中山最終は◎アバルラータ
Riverman≒Bend an Oarの3/4同血クロス4×4が光る配合ですが、母はミスプロ系×Roberto系で自身はNureyevのクロスで、前駆はNever Bendで後駆はRobertoという馬ですから、大箱より中山のほうが本来差しやすいタイプでしょう
前が薄そうなので○サンクロワの先行、母のSadler's Wells≒Nureyev3×4譲りのパワーと機動力で差す▲ネームユアポイズン、前走スペースがなかった☆プレトリアまでが本線



┌Never Bend
Riverman
└△
 └Nile Lily
┌Never Bend
Bend an Oar
└△
 └Nile Lily

なずなはAureole魂疑惑の△メジャーハリケーンが内枠を引いてしまったので、◎ランスオブプラーナと○トロイメントで決まると見ます

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1/12~14の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2019-01-17 10:52:15 | POG

『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で栗山求が推奨したサトノソロモン(牡3歳)が日曜京都6Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

サトノソロモン(牡・母イルーシヴウェーヴ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104413/
セレクトセール当歳で落札価格2億8000万円。母イルーシヴウェーヴはフランスの桜花賞にあたる仏1000ギニー(G1・芝1600m)など重賞4勝。母方にElusive Qualitが入るディープインパクト産駒に2歳女王ショウナンアデラがいる。母方にMr.ProspectorとBlushing Groomを併せ持つ配合はヴィルシーナとヴィブロスの姉妹、ミッキークイーン、アンビシャスなどと同じ。配合的な完成度は高い。全姉イルーシヴグレイスは馬体重が400kgを切る小柄な馬で、それが競走能力に影を落としているように映るが、本馬は逆に530kgという超大型馬。これで鈍重さが無ければ馬格どおりの超大物かもしれない。(栗山)

土曜京都12R1000万下 クライムメジャー(一口・栗山)
日曜京都10R新春S ヴェネト(ディープ・望田)
月曜中山11R京成杯3着 ヒンドゥタイムズ(一口・栗山)

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京成杯は母父ディープインパクトのワンツースリーでしたが、ラストドラフト(父ノヴェリスト)が馬体重456キロ、ランフォザローゼス(父ルーラーシップ)が494キロ、ヒンドゥタイムズ(父ハービンジャー)が454キロですから、ディープ肌の馬格の有無の重要さを思い知らされる3日間開催でもありました

母父ディープインパクトの馬体重別成績(出走頭数/勝ち馬頭数/勝ち馬率/平均賞金)
~400(18/0/0.0%/47万円)
401~420(52/5/9.6%/150万円)
421~440(71/16/22.5%/372万円)
441~460(78/22/28.2%/635万円)
461~(76/26/34.2%/1247万円)

これTARGETで算出しましたが、バルベーラのように420~432キロで出走している馬の場合は両カテゴリにカウントされてますので念のため、いずれにしても今生産界では「ディープ肌でいかに馬格のある馬をつくるか」が一つ大きなテーマではあります

私の調べたところでは、ディープ肌との配合であまりサイズが出ないのがロードカナロアとハービンジャーとノヴェリストで、小さく出さないのがルーラーシップとクロフネで、ランフォザローゼスは血統表を見てのとおりルーラーシップ×ディープインパクトみたいな配合



この5頭の種牡馬のうち、カナロアとハービンジャーはSir Gaylord≒Secretariatの血を引くという共通点があり、つまりディープ肌との配合だとSir Gaylord≒Secretariatのクロスになるんですよね

Sir Gaylordは3/4弟のSecretariatとは似ても似つかぬ小さな馬だったようで、画像や映像を見てもトモが薄くて前輪駆動で、「おおやっぱりサングレーザーやんか、スマートオーディンやんか」と実感できますが、ディープやその子孫が小さく薄くなりがちなのはこの血の影響が大と考えられます

とすると、比較的馬格があって競走能力も示したファンタジスト(カナロア×ディープ)やヒンドゥタイムズ(ハービンジ×ディープ)の母母に入る血と、ルーラーやクロフネが持つ血の共通点を洗い出してみれば、「ディープ肌の骨格や肉付きをよくする配合論」も見えてくるだろうというね



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先週の重賞勝ち馬のかんたん配合解説

2019-01-15 11:43:12 | 配合論

NETKEIBA「重賞レース血統診断」ではAJCCと東海Sの有力馬の血統解説をしていますので、今週もよろしくお願いします
https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=42221



ラストドラフトはグランデッツァの甥で、母マルセリーナは桜花賞馬で、母母マルバイユはアスタルテ賞(仏G1・芝1600m)勝ち

ノヴェリスト×ディープインパクトはJRAに11頭が出走し2頭が勝ち馬、この2頭はラストドラフトとミッキーボニータでいずれも牡馬です

つまりノヴェディープの牝は今のところ出走6頭全てが未勝利で、この6頭のデビュー戦の馬体重が重い順に460、438、430、408、392、382、382は私がピックしたペルネッティアですね…

ディープインパクト産駒におけるBurghclereのニアリークロスも、牝は小さく出るリスクのほうが高いというデータを何度か紹介しましたが、ノヴェディープも牝はサイズが出ないから苦戦しているというべきでしょう





ラストドラフトの配合の最大のキモはAuthi≒Burghclere≒Welsh Flameのニアリークロス、HyperionとDonatelloとCourt MartialとFeola~Aloeの組み合わせのクロスを重ねたことにあります(Love InもDonatelloとHyperionの組み合わせ)

昨日の京成杯の勝ち方は、オバチャンになってハイインロー的粘着力が表出してきてマーメイドSを好位捲りで勝ったマルセリーナと重なると思うんですが、直線先頭に立ってからの頑張り方がやっぱりHyperionっぽいんですよね

もちろん冬場のノヴェリスト産駒とは思えないほど体質が柔くてトモがギュッと入ってくるのはマルセリーナのナスキロ柔さを受け継いでいるからなんですが、マルセリーナのBurghclere≒Welsh Flameらしさを活かした配合の中距離馬、という見方でいくのが一番わかりやすいかなと





グローリーヴェイズの母メジロツボネはJRA4勝をあげ、母としても重賞勝ち馬を出しましたが、その成功の秘密はAmbehaving≒クリアアンバーのニアリークロス4×4にあり、このニアリークロスを持つスウェプトオーヴァーボード産駒はJRAに27頭が出走し、キョウエイアシュラなど15頭が勝ち馬となっています

このTourbillon系とThe Tetrarch系の組み合わせらしい柔らかさ、ディープやサンデーとはまた違う独特の柔らかさを産駒にもよく伝えており、だからグローリーヴェイズの柔らかストライドはディープとアンバーシャダイのイメージなんですよね



フィリアプーラはそのクリアアンバーの牝系で、母母ラトラヴィアータはサクラバクシンオーの全妹

配合は母父サンデーサイレンスで「3/4Northern Dancerクロス」というハービンジャー産駒としてはオーソドックスな好形で、Dansiliとテスコボーイのナスペリオン的な斬れが光る馬で、大箱ならもっと斬れ味を増すでしょう

下のルーラーシップの牡はピックしましたが、これも似たようなタイプの馬でね、遅生まれでちっちゃいというより薄いんですが、動かすとナスペリオン的に鋭敏に斬れそうなんですよ

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月曜のボツ予想~インベタ馬場→外伸び馬場の出し入れ

2019-01-14 10:36:06 | 血統予想

淀短は◎フミノムーン
夏のバーデンで◎にして以来の狙いですが、当時のコメントをそのまま抜粋

<春雷、オーシャン、シルクロードと、上がり1位をマークするも届かないというレースがつづいていますが、この馬13頭立て以下では[3-0-0-3]で、凡走したのは2000mの黄菊賞と超後傾ラップになったオパールSだけ(ちなみにオパールは上がり1位の32.6を叩き出したものの4角12番手から1頭しか差せず11着)
いっぽうで16頭立て以上のレースでは[1-0-3-11]で1着は新馬戦ですから、ようは多頭数だと捌ききれないから届かないのだと
16年にオープン入りしてからは10戦して[1-0-2-7]ですが、芝1200のオープン特別なんてだいたいフルゲートですからね
昨年のバーデンが9頭立て1着、キーンランドが13頭立て4着、捌ける頭数ならば圏内に差してきてるし、土曜の福島芝は外差し優勢、11頭立てのこのメンツなら連覇十分とみました>

バーデンはけっきょく34.1-34.2で行った行った行ったになってしまったので6着に追い込むのが精一杯でしたが、最後の部分を「今の京都Aはタフで外差し優勢、12頭立てのこのメンツなら」に置き換えてもう一度狙ってみます(・∀・)
そもそもタンザナイトは朝日杯ウィークのインベタ馬場でしたから、この馬と○コウエイタケルは外を回らされたぶんだけでも見直せる余地があるのでね





中山最終は雅の▲セイウンリリシイがBold Rulerっぽい捌きで高速馬場向きで面白いかと思うんですが、メンバーを見ると前が速くなりそう
差し馬からとなると、Green Desertとサニングデールが強いスプリンター体型で田辺が1200でタメたらもっと弾けそうな◎ピースユニヴァース、相手本線○ビリーバー

他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では京成杯と紅梅Sと中山3Rを予想していますので、月曜もよろしくお願いします


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

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