栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~ドバイでもMachiavellian旋風

2024-03-31 09:50:41 | 血統予想

ドバイワールドC圧勝Laurel Riverの母Calm Waterは、北米G1を勝ちまくったEmollientの全妹にあたり、Machiavellianの全妹Coup de Genieに母系に入って有能な種牡馬ばかりが代々かけられてきて、何付けても走る仔を出しそうな繁殖ですよね



エンパイアメーカーの母父の母父はBuckpasser、Touch Goldの母父もBuckpasser、A.P.Indyの母父はSecretariat、Coup de Genieの母父はHalo、Coup de Folieの母父はHoist the Flag、いずれも「母父として超有能な血を母父にもつ、母父として超有能な血」です

高松宮の回顧で、母系に入るMachiavellianの優秀さについて書いたばかりですが、ターフを勝ったFacteur Chevalは母父Shamardalの母父がMachiavellian、シーマを勝ったRebel's Romanceは母父Street Cryの父がMachiavellian、母系に入るMachiavellian=Coup de Folieの素晴らしさを噛みしめるばかりのワールドカップデーでした





美浦は◎アレグロモデラート
前走のようなスタート後手が時々ある馬ですが、ここはスタートを決められればおそらく先行馬の直後のイン、○キングズパレスが前走押さえきれずに捲って甘くなったので仕掛けが遅くなると読めば、粘る▲コスモフリーデンのインをうまいことすくえないかと
ハーツコンチェルトの全姉ですが、こちらのほうがDanzigとHaloが表現されていて中山内回りを捲れるタイプです

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では大阪杯とバイオレットSを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では大阪杯を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~また一騎打ちか

2024-03-30 09:41:22 | 血統予想

土曜の予想はダービー卿を入稿済ですが、これから前売りオッズも見ながらドバイ3鞍(シーマとターフとゴールデンシャヒーン)を入稿し、日曜は大阪杯とバイオレットSを入稿します

ワールドCは◎ウシュバと○セニョールは大箱向きだし距離も2000のほうがいいと思うので、また一騎打ちの予感がしますが、大箱が合いそうなフランキー騎乗▲ニューゲートNewgateとカリクロ産駒の先行☆カビールカーンKabirkhanを警戒したいですかね…△ウィルソンテソーロは先行するのかな?





アザレアはTTっぽいレイデオロ産駒◎ラファミリア、トボトボ燃費良く走る馬で前走も並ばれてから意外に余裕がある差し返し
アイムユアーズはFairy King=Sadler's Wells≒Nureyev2×4・5なので、キンカメ系ならNorthern Dancerクロスが薄いレイデオロが配合的には合うと思います



相手は○オルトパラティウムと▲モンブランミノル、△インザモーメントはStorm Cat≒ロイヤルアカデミー3×3できさらぎ賞でも注目しましたが、あまりにも京都外1800がズンドバの前輪駆動なのでここでは3着までとしました

というわけでNETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではダービー卿CTを予想していますので、今週もよろしくお願いします(ドバイの予想はこれからアップします)


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3/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-03-27 19:52:51 | 共有クラブ

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したパシフィックハイ(牝3歳)が日曜阪神5Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

パシフィックハイ(牝・父キタサンブラック・母デロングスター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105141/
母デロングスターはダ短距離で3勝をあげたが、ヴィクトワールピサの肌だし繁殖としては更に楽しめそう。本馬はサンデーサイレンス~Haloのクロスを重ねつつ、ウインドインハーヘアとオトメゴコロとMuch Too Riskyの底力の血が脈絡し合い、母母アイアムルビーからは北米スピードを補って(1/4マイラー)、キタサンブラック産駒としてはかなり高得点な配合になった。(望田)

■土曜阪神11R毎日杯2着 ノーブルロジャー(一口・望田)
■日曜中京12R鈴鹿特別 ロードフォンス(一口・望田)



毎日杯を快勝したメイショウタバルは、ゴールドシップ産駒でサンデーサイレンス3×4とNorthern Dancer6・6×5・6・6ですが、

The Minstrel≒Nijinskyの3/4同血クロス5×5
ノーザンテースト≒ノーザンアンサーのニアリークロス5×5(Northern DancerとWindfieldsとSir Gallahad=Bull DogとWrack)
ノーザンテースト≒Vice Regentのニアリークロス5×4(Northern DancerとVictoriana)

と、5本のNorthern Dancerのラインをいずれも3/4同血orニアリークロスでまとめているのが一つポイントですかね

ただ実馬やレースをみると、脚長でしなやかな身のこなしはこのクロスのイメージとは異なり、メイショウタバルってのは毎日杯もつばき賞も外回りの4角手前から下るところでのスピードの乗りがものすごくて、あそこで後続を突き放してしまうのが圧巻ですよね

「脚長でしなやかで、前駆のいい走りで、下る力がすごい」というのは明らかにSir Gaylord的で、サイレージはSir Gaylord的前輪駆動を伝える牝系なのかもしれんなあ…そういやこの牝系に京都の鬼がいたなあ…



メイショウタバルの母メイショウツバクロの半兄、つまりタバルの伯父にあたるメイショウカンパク(父グラスワンダー)は、全6勝のうち5勝が平坦(京都2小倉2福島1中京1)

6勝目の京都大賞典がベストパフォーマンスで、5勝目が準オープンの八坂Sでこれが京都外1800、どちらも京都外の下りで惰性をつけてもうすでに何頭か抜きながら差してくるんですよね

土曜の阪神芝は重馬場でしたが内から乾いていって、ラチ沿いがグリーンベルト化していた疑惑がたしかにありますが、仮にタバルが走ってたところだけ稍重だったとしても、毎日杯を1.46.0で走破しノーブルロジャーに6馬身差というだけでなかなか破格の内容にはちがいない

問題はこの内容を、中山内2000や東京2400にそのままスライドできるのかどうか、下りの加速があまりにもすごいだけにそこを思案してしまいます(ちなみに桜花賞と皐月賞は、NETKEIBAの動画番組で注目馬を取り上げて解説します)



「オーストラリアの朝日杯」総賞金500万豪ドルのゴールデンスリッパーS(豪G1・芝1200m)は豪最大の種牡馬選定レースともいえ、最大の種牡馬選定レースが2歳の芝1200戦というのがさすがDanzig王国、さすがCC修羅の国というべきですが、今年は牝馬のLady of Camelotが勝ちました

父のWritten Tycoonは豪リーディングサイアーでDark Angelと同じくNorthern Dancer傍系トライマイベストの父系で、自身は5代アウトで母Party MissがMy Babu4×4

Lady of Camelotの母Miss DebutanteはNorthern Dancer4・5×5・6ですから、Northern Dancerクロスについての緊張→緩和というオーソドックスな好形といえます

Miss Debutanteは他にも重賞勝ち馬を2頭産んでいる優秀な繁殖で、その母More Than Realの全姉Miss Always Readyの仔がレックスで供用中のパレスマリス産駒ストラクター(BCジュヴェナイルターフ)で、ストラクターの母方は有力な豪短距離牝系なのです

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第54回高松宮記念回顧~今年も重馬場、Machiavellianがインをすくう

2024-03-25 15:38:50 | 血統予想

中京11R高松宮記念
◎10.ビクターザウィナー
○6.ルガル
▲2.マッドクール
△16.ウインマーベル
×3.ナムラクレア
×11.メイケイエール
×14.ママコチャ
ビクターザウィナーはサドラーズウェルズ≒ヌレイエフの3/4同血クロス3×4とオールウェイズフェア≒グリーンデザートのニアリークロス4×3で、ダンジグ~グリーンデザート由来の強靭な後駆でポンと出て、ノシノシと無酸素運動で駆け抜けるさまはまさにパワースプリンター。この馬のレースや調教の映像を見た後に日本馬の映像を見ると、今の日本の短距離路線にCCのチャンピオンスプリンターはいないのではないか…とすら思わされる。
ビクターのようなパワースプリンターが香港にはいっぱいいるのだろうし、香港のレース体系や豪の生産体系が短距離に偏重しているのもまた事実。そんな国からトップクラスのスプリンターが殴り込んでくる。充実著しいルガルやマッドクール、スプリンターズの覇者ママコチャ、才女ナムラクレアとメイケイエール、絶好調ウインマーベル、これらでこの強豪を止められるかどうか。サイレントウィットネスやエアロヴェロシティほどの正横綱ではないが、暮れの香港スプリントでもそこまで粘っていた大関で、しかもグリーンデザートが強いスプリンターだから渋った馬場は間違いなくプラスだろう。
調教の動きが目立ったのはウインマーベルとマッドクールとルガル。スプリント戦は好調で勢いがある馬を重視したいので。

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例によってNETKEIBAの全頭血統解説より1~3着を

マッドクール
シルバーフラッシュS(愛G3・芝7F)3着A Ma Chereの半弟で、愛セントレジャー(愛G1・芝14F)勝ちRoyal Diamondの甥。母Mad About YouはグラッドネスS(愛G3・芝7F)に、母母Irresistible JewelはリブルズデイルS(英G2・芝12F)に勝った。父Dark Angelはシュバルツカイザーやダークペイジなどの父で、日本向きの柔らかさや軽さも備えた父系だ。スプリンターズSでは内々を立ち回り惜しい2着。重実績があるのも心強い。(距離◎スピード○底力◎コース◎)



ナムラクレア
ナムラムツゴローの3/4妹。3代母Coup de GenieはMachiavellianの全妹の仏2歳女王で、子孫にバゴやファンディーナなど活躍馬多数の名繁殖でもある。父ミッキーアイルはマイルG1を2勝したディープ産駒で、メイケイエールやララクリスティーヌなど牝駒が走ることで有名。本馬はスプリンターとしては走りがしなやかなのもメイケイと似ている。相変わらず高性能で、負けたときも強いケイバをしている。道悪も巧いのでここも引き続きチャンス。(距離◎スピード◎底力◎コース○)



ビクターザウィナー
牝祖Night and Dreamsの子孫にセーネオワーズ賞(仏G3・芝1200m)のDeep SleepやスワニーリヴァーS(米G3・芝9F)のエリーシエズワールドがいる。父ToronadoはサセックスS(英G1・芝8F)に勝ったマイラー。本馬はSadler's Wells≒Nureyev3×4とAlways Fair≒Green Desert4×3で、Green Desertが強いスプリンター。スタートが速く控えるケイバもOKで、香港スプリントは見せ場十分の4着だった。渋った馬場は巧そうだ。(距離◎スピード◎底力◎コース○)



9R大寒桜賞(芝2200)はキタサンブラックの半弟シュガークンがユタカを背に逃げ切り、8Rの1勝C(芝1200)もユタカのアシャカタカが逃げ切り

日曜の中京はずっと小雨が降りつづいて、5年連続道悪での施行となった高松宮記念ですが、見た目に内のほうが掘れていても、外の芝が生えそろっているところのほうがかえって滑って走りにくい感じで、直線外に持ち出した差し馬たちがみんな走りにくそうにしてるんですよね

パドックで最もよく見えたのはウインマーベルで、おそらく最高潮の出来やったと思いますが、あいにくの道悪と外枠に泣きました

他ではナムラクレア、トウシンマカオ、ルガル、ビクターザウィナーが良く見えるとコメントしておきましたが、トウシンマカオはスペシャルウィーク肌ですからオーシャンや京阪杯のように直線一番外に出したほうが伸びる馬で、インを突かないと差せないバイアスが不運でした

ルガルはスタート直後に接触し、ペースが遅いので前半うなってしまい、直線も外に出してしまったので伸びきれなかったですね

マッドクールは+18キロは香港で減った体が戻ったもので、スプリンターズと同じような体つきやったと思いますが、まあ芦毛なんで、マッチョな短距離馬たちといっしょにパドックを周回しているとちょっと緩んで見えるところはあり、ここ2週の調教内容はよかったですよね

「どうも初めまして、私が香港のCCスプリンターです」と頑強な筋肉をまとった後駆を見せつけていたビクターザウィナーは、今日もDanzig後駆で踏ん張ってポンと発馬を決め、労せずハナに立ちましたが、労せずハナに立ちすぎたからかそこから後続を引きつけての逃げになり、レースラップは前後半34.9-34.0

直線に入るときに馬場の真ん中に持ち出したのは、初の左回りで膨れたのではなく鞍上の意図やと思いますが、結果は最内を突いた2頭に鋭さ負けという3着

短距離王国のトップスプリンターの凄みは見せてくれましたが、もっと前傾ラップでガンガン行ってCCのレースに持ち込んでもよかったかな…とは思います

ナムラクレアはメイケイエールとよくいっしょに走るので、いつも血統解説は同じで「どちらもスプリンターとしてはしなやかすぎるところが似ている」と書くんですが、そういう1400質寄りのタイプだけに、後傾ラップをタメて差すと実に鋭い末脚を発揮しました(ちなみにメイケイエールの1200のベストレース、22年セントウルも33.3-32.9の後傾で走破してます)

この極端な馬場バイアスを聡明な坂井瑠星が把握していないはずがなく、絶好の1枠2番から出していって、ビクターを行かせてその直後、プランAが成功した時点でもう好走間違いなしでしたが、イン番手のこの馬で前後半35.2-33.7ですからね

マッドクールの5代血統表を改めてみると

母Midnight AngelがNatalma4×4、Native Dancer4・5×5で、そこにWhistler5×5のAcclamationが配されたDark AngelはミドルパークS(英G1・芝6F)勝ち

母Irresistible JewelがNorthern Dancer3×3、His Majesty=Graustark3×4で、そこにDiscipliner4×4のIndian Ridgeが配されたMad About YouはグラッドネスS(愛G3・芝7F)に勝ち愛1000ギニー2着

このような両親から生まれたマッドクールは、Ahonoora4×3、Northern Dancer5・6×5・5、Mr.Prospector4×6、Ribot8・8×6・7となり、ようするにNatalma~Northern Dancerについて緊張→緩和で成功した両親による父母相似配合といえます

昨日のマッドクールやシュバルツカイザーのパドックを見ても、Dark Angelは欧州短距離血統ながら日本向きの軽さと柔らかさを兼ね備えていて、JRAでは14頭の産駒が出走し9頭が勝ち馬、全26勝中24勝が芝、21勝が1400m以下、芝短距離で高確率で走っており香港や北米芝でも成功しています


Chez Pierre:メイカーズマークマイルS(米G1・芝8F)

Dark Angelと同じAcclamation×MachiavellianのMehmasも欧州と北米の両方で成功していますが、Acclamationのようなあまり影響力の強くない傍系からDark AngelとMehmasが出たというのは、母父Machiavellianの優秀さを示しているといえるし、Machiavellianやから日本でも北米でも香港でも成功しているといえます

MachiavellianはStreet CryやMediceanなどを通じて直父系を伸ばしていますが、ソニンクやハルーワスウィートといった名繁殖の父でもあり、母父や母母父など娘を経由したほうがHaloらしさをよく伝えている気がするし、Dark Angel肌やMehmas肌は日本でも成功するでしょう

ちなみにナムラクレアの3代母Coup de GenieはMachiavellianの全妹で仏2歳女王、サンクイーンにドリームオブジェニーにオリジナルスピンと、谷川牧場のMachiavellian血脈を引く繁殖もみんな優秀です

香港のCCスプリンターがタメ逃げした結果、MachiavellianのHaloにインをすくわれたという24年高松宮記念でした

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日曜のボツ予想~雨の御堂筋、Just a Way

2024-03-24 10:12:55 | 血統予想

マーチは◎ブライアンセンスが良馬場でこのメンバーなら好位で運べそうで底力発揮とみますが、単騎濃厚な○ミトノオーはコーナー4つ1800でこその馬だけにここで頑張れないと苦しい…ただ対ブライアンでいうと馬場が湿ってほしかったかなと



御堂筋は◎ミステリーウェイ、ジャスタウェイ×High Chaparralのイメージどおりの重厚ストライドで、重の外2400は待望の条件といえます
相手はハービンジャーらしさを引いた○スマートファントムと△エンドウノハナ、少頭数でバラける道悪歓迎のMonsun魂▲ビューティーウェイ

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではスプリンターズSと六甲Sと大寒桜賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜のボツ予想~道悪のリアステ、少頭数のモルタル

2024-03-23 10:06:51 | 血統予想

君子蘭は◎ミエスペランサ
Storm CatとMr.ProspectorとNureyev≒Sadler's Wellsをクロスする父母相似配合で、Ribot肩のリアルスティール産駒ですからたぶん重は鬼、ミスエルテ仔らしい脚長で外回りのほうがベターでしょう





ちなみに母系にデインヒルをもつリアルスティール産駒(つまりRibot肩がONになりやすいであろうリアルスティール産駒)は上のように重不[2-0-1-2]、アグラシアドがド不良のミモザ賞を勝ってます

モルタル産駒は5~9頭立てでは[6-4-1-13]単回値154、5~7頭立てでは[2-1-0-2]、Aureole魂が反映されたデータといえますが、○ケープバールも前走アルメリア(7頭立て)では最後外から差を詰めていて、道悪も巧そうな脚元だけに相手一番手

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では日経賞と毎日杯と伏竜Sを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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3/16,17の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-03-20 11:24:57 | 共有クラブ

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したアウェイキング(牡3歳)が土曜中京3Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

アウェイキング(牡・父Kingman、母Waldjagd)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021110049/
母Waldjagdは独オークストライアル(独G2・芝2000m)2着。半姉に芝2400mのドイツのG2T.フォンツァストロフ牝馬賞を勝ったWaldbiene、近親に凱旋門賞馬Waldgeistがいる。「母の父 Observatory」は日本で成功しており、出走5頭中4頭が勝ち上がり、そのなかにはプログノーシス(金鯱賞)、サトノセシル(福島記念-2着、クイーンS-2着)、アヴィオール(3勝クラス)が含まれる。日本向きのスピードを秘めた血だ。同じWurftaubeの牝系にKingmanを交配して誕生したWaldkonigは、イギリスで芝10ハロンのG3ゴードンリチャーズSを勝った。本馬は日本向きのObservatoryが母の父に入るので、わが国の高速芝に十分対応できるだろう。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したコルレオニス(牡3歳)が土曜中京4Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

コルレオニス(牡・父レイデオロ、母ヒストリックスター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105704/
ハープスター(桜花賞など重賞4勝/父ディープインパクト)の半弟、ゴールドティア(3勝クラス/父キングカメハメハ)の4分の3弟。サンデーサイレンスを含んでいないので、姉にような切れ味は望めないかもしれないが、ファルブラヴの肌はキングカメハメハ系と抜群の相性を誇り、「レイデオロ×ファルブラヴ」はラケダイモーンと同じ。ヒストリックスター牝系とキングカメハメハ系の組み合わせも成績良好。スピードの持続力を武器としたマイラーだろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したベンサレム(牡3歳)が土曜中山5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父スワーヴリチャード
母アガルタ(キングカメハメハ)
牡 募集価格:2800万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105352/
母アガルタは不出走馬。しかし、ミスアンコール(ダービー馬ワグネリアンの母)の全妹にあたる良血なので、繁殖牝馬としては優秀。これまでに競走馬となった7頭中6頭が勝ち上がり、プロレタリアト(ステイヤーズS-4着)、マイネルオフィール(OP)などを出しています。父スワーヴリチャードはUnbrfidled's Songを母の父に持っていますが、この血は現代血統のなかでもきわめて影響力が強く、なおかつ日本向きでもあります。その父Unbridledは、Dr.FagerとIn Realityのニックスから成り立っているので、本馬の母方にあるIn Realityは、そのニックスを強化します。アメリカ血統の影響が強いので、4分の3兄プロレタリアトよりもスピードタイプに出るはずです。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したラファミリア(牡3歳)が土曜阪神5Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。

ラファミリア(牡・父レイデオロ・母アイムユアーズ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105348/
スワーヴエルメの3/4弟で、母アイムユアーズは重賞4勝、阪神JF2着、桜花賞3着の大活躍。母はFairy King=Sadler's Wells≒Nureyev2×4・5で、自身はKingmambo3×4。アイムユアーズの仔はもっと走っていいと思うのだが、本馬はわりと母似で良い雰囲気に見える。レイデオロ産駒は少しもっさりしたところも見られるので、ファルブラヴ肌の勝ち気があればちょうどいいのでは。(望田)

■土曜中京7R1勝クラス ヴィンセドリス(POG・栗山)
■土曜阪神9R淡路特別 バロッサヴァレー(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■日曜中山9RスピカS グランディア(一口・望田&栗山、POG・望田)



ラファミリアは芝2400でエピファネイアとサトノクラウンの人気馬と叩き合ってしぶとく差し返してデビュー戦を飾りましたが、ここまでのレイデオロ産駒の成績を簡単にまとめてみると

牡[23-12-17-123]牝[2-2-3-72]
牡芝[19-8-13-88]勝率21.1%1走当166万
牡芝2000m以上[12-3-6-46]勝率22.4%1走当187万

ただし芝2000m以上でも東京[0-0-0-3]京都外[0-0-0-3]で、長いところ向きで小回り向きでコルトサイアーというのは、まるでRoberto系ステイヤー種牡馬の傾向なんですよね

ちなみにレイデオロ×ファルブラヴ(Nureyev≒Fairy King5×3)はコルレオニス、ラケダイモーン、ラファミリアと3頭とも勝ち馬

先週はミアネーロがフラワーを、ミスタージーティーが若葉を勝ち、なんだかんだでクラシックの蹄音が聞こえてくると駒が揃ってくるドゥラメンテ

スターズオンアースの桜花賞、シャンパンカラーのNHK、タイトルホルダーの皐月賞、ドゥラメンテ産駒は3歳春に急成長し、それまでのイメージを一新するようなベストパフォーマンスを叩き出すことが多いのですが、ドゥラメンテ自身が3歳春に急に強くなってあの皐月賞の驚愕パフォーマンスでしたからね

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日曜のボツ予想~午後には自宅に戻ります

2024-03-17 06:58:54 | 血統予想

ファルコンSはDanzigクロス馬券でゲットしましたが、いつも言うように「かかる馬は強い」
G1レベルのレースでルメールや川田が乗ってもガツンとかかるような馬は、ガツンとかかるぐらいエンジンがすごいのだ、というやつでしたね
今日も午前中は馬見て、午後に自宅に戻ります

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではスプリングSと阪神大賞典とフローラルウォーク賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では阪神大賞典を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~『競馬血統年鑑2023』が発売

2024-03-16 09:12:11 | 血統予想

平出貴明さんの労作『競馬血統年鑑2023』が「血統屋」より発売になっています
http://miesque.com/c00097.html
時間なくてまだ目を通してないので、内容については以下の栗山ブログを…私も業務用の資料として愛用している一冊です
http://kuriyama.miesque.com/?eid=3155

これからちょっと牧場方面に出向くので、土日ともボツ予想はお休みで、ブログにコメントもあまり書き込めないと思います m(_ _)m 弥冨のワンダフルトゥデイは中京1900合うと思うんで頑張ってほしい

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではファルコンSとフラワーCと若葉Sを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではファルコンSを予想していますので、今週もよろしくお願いします


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3/9,10の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-03-14 21:51:21 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤が推奨したカールスタード(牡3歳)が土曜阪神2Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父キズナ
母シフォンカール(クロフネ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105554/
牡 募集価格:4000万円
アドマイヤルプスやシークレットランの甥で、母シフォンカールはJRA2勝。母母カールファターレはドゥラメンテと7/8同血の間柄になりますが、本馬のキズナ産駒らしからぬ滑らかで重厚な歩きはルーラーシップ産駒のようで、この牝系らしい芝中距離馬に完成しそうなイメージです。ちなみにキズナ×クロフネは勝ち馬率56%で平均賞金1915万円、母系にフレンチデピュティの血を引くキズナ産駒は勝ち馬率55%で賞金1909万円。これはキズナ産駒全体(勝ち馬率46%賞金1717万円)を上回ります。上級で長く活躍してくれるでしょう。(望田)

■日曜阪神7R1勝クラス サトノスカイターフ(ディープ・望田&栗山)
■日曜中京8R1勝クラス エゾダイモン(POG・栗山)
■日曜中京11R金鯱賞3着 ヨーホーレイク(ディープ・望田&栗山)





23年の英愛ファーストシーズンリーディングはBlue Point(2位がToo Darn Hot)、2歳リーディングはNo Nay Never(2位がBlue Point)
Justify産駒も欧米の2歳大レースを勝ちまくっており、けっきょくのところ「Sadler's WellsやデインヒルやGreen Desertを引かないStorm Cat系種牡馬」というのが、ガリンヒルやヌレサドやデインヒル≒Green Desertで塗り固められてきた欧州血統に対する薄め液・箸休め・逃げ道と目されているわけで、カラヴァッジオもそんな思惑でクールモアで繋養されていたわけですな





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