栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2019-2020」

土曜のボツ予想~閃かないときは、淡々と…

2014-05-31 09:51:34 | 血統予想

葉山は東京芝1600m[1.2.2.0]の◎オコレマルーナ、▲サトノキングリーがちょっとジリ脚でスロー向きとはいえないので、ここは相手に恵まれたかと

薫風はベストの東京マイルで主戦のノリでこんなに人気がないなら◎パワースポットで

御池は◎ラインアンジュ、父系がUnbridledで牝系がGood Exampleで配合もなかなか面白いのですが、この馬Unbridled's SongとSecretariatの非力な面がONになっていて、京都の高速馬場が一番斬れる馬やと思っていて、そういうタイプだけにユタカとのコンビが魅力

朱雀は○シェルビーと▲マコトナワラタナが強いと思いますが、同型がニシノカチヅクシだけならば◎アイムヒアーの逃げにひねってみたいです

…とまあ、なんかあんまりヤル気が感じられないコメントばかりですが、東京遠征を前に手を抜いたわけではなくて、いろいろ考えてみたけれど何も閃かなかっただけで、まあそんな日もあるかなと(^ ^;)

ダービー当日は恒例の競馬通信OB会、その後も某有名馬主関係に某有名雑誌関係に某有名ラッパー(ミュージシャンではなくコマ送りでラップや完歩を測る人のほうね)関係にナスキロ会と在京中は飲み会がズラリで、今日はいろいろ仕事もあるのでノンアルコールでいこう…(実家の最後の晩餐は豆ごはんらしいです)

「No.1予想」では白百合Sを、「馬券総合倶楽部」では白百合Sと東京6Rを予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~日本ダービー

2014-05-30 20:17:02 | 血統予想

トゥザワールドの今週の追い切りはトゥザグローリーとの併せ馬でしたが、並んで走るとほんとにフォームがソックリ(・∀・)

ウインフルブルームが回避してエキマエの単騎が濃厚、エイシンフラッシュとローズキングダムが叩き合った超スローの2010年の再現も考えられる状況になってきましたが、あの年は3着がヴィクトワールピサで4着がゲシュタルトですから、あそこまで極限のヨーイドンになるならば、ピッチ加速型を拾っていく必要もあるでしょうね~

先日発売された『パーフェクト種牡馬辞典2014-2015』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念~宝塚記念まで栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週のダービーは望田潤の担当で、有力馬の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください
http://www.keibado.ne.jp/sp2014/

土曜は「No.1予想」で白百合Sを、「馬券総合倶楽部」で白百合Sと東京6Rを予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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「血統クリニック」日本ダービーをアップ&出走馬一言コメント

2014-05-29 13:30:09 | 血統クリニック

先ほど「血統クリニック」日本ダービーをアップしました~
何かが取り消して繰り上がったりしないかぎりはこれが確定版です

アドマイヤデウスは若葉で、イスラボニータは共同通信で、トーセンスターダムは京都2歳で、トゥザワールドは皐月と黄菊で、ハギノハイブリッドは大寒桜で、ベルキャニオンはプリンシパルとスプリングとホープフルで、ワールドインパクトはすみれと梅花で◎にしましたが、さてダービーの◎は…

ここ5年のダービーの◎は、エピファネイア、ワールドエース、オルフェーヴル、ペルーサ、ナカヤマフェスタ、今の私がもう一度予想をやりなおしても、やっぱり◎を打つだろうという馬ばかりですな~(・∀・)

だから今年も、何年経っても、何年後に振り返っても、◎はやっぱりこの馬だったといえる馬に◎を打ちたいという、そんな頭で書きました

では出走馬一言コメントです

アズマシャトル:Roberto捌き機動力
アドマイヤデウス:Hyperion粘着牝系
イスラボニータ:柔肉俊敏全身運動
ウインフルブルーム:胴長緩慢ユタカオー
エキマエ:ナスキロ柔Roberto捌き砂マ
サウンズオブアース:ミカエルビスティー的差し
サトノルパン:哩体型トーセンレーヴ
ショウナンラグーン:胴長緩慢マイティ
スズカデヴィアス:弱点少玉虫脚質金亀
タガノグランパ:哩体型ローキン
トーセンスターダム:トモ甘ベールドインパクト
トゥザワールド:粘着力機動力重心高牝系
ハギノハイブリッド:フローテーション+クレスコグランド
ベルキャニオン:タサハラ的Nijinsky体型
マイネルフロスト:ガテン系マグナーテン
レッドリヴェール:しなやかノーザンテースト
ワールドインパクト:上よりHyperion体質
ワンアンドオンリー:橋口Lyphard横典2着力

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ヌーヴォレコルトとワンアンドオンリーの完成度を早めたクロスとは

2014-05-28 14:20:51 | 配合論

オークスの回顧で「ウインバリアシオン(母Northern Dancer2×4)、ワンアンドオンリー(母Northern Dancer5×3)、ヌーヴォレコルト(母Northern Dancer3・5×4)、コレクターアイテム(母Northern Dancer2×4)と、3歳春のクラシック路線で活躍したハーツクライ産駒は母がNorthern Dancerの強いクロスを持っていることが多く、母が5代アウトのジャスタウェイやギュスターヴクライなどと比較すると、こちらのほうが少し完成は早まるきらいがあり、つまりPOG向けの配合といえるのではないか」と書きました

そしてヌーヴォレコルトとワンアンドオンリーの配合には、他にもけっこう共通点が多いのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104201/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105072/

1)ヌーヴォレコルトはHalo≒Sir Ivor3×6、ワンアンドオンリーはHalo3×4と、ともにHaloのニアリークロスをもつ

2)ヌーヴォはNureyevを通じて、ワンアンドはWelsh Muffinを通じてSpecial=Thatchの血を引いており、これはトニービンと「Hyperion,Nasrullah,Fair Trial」の組み合わせで脈絡する

3)ヌーヴォもワンアンドも母系にDanzigを引いている

4)ヌーヴォはMr.BusherとBetter Self、ワンアンドはCourtly Deeと、「War AdmiralとLa Troienne」のA級血脈を母系にもち、これはハーツクライの母系に入るBusandaと3/4同血の関係

5)ヌーヴォもワンアンドも母系にMr.Prospectorの血を引いている

6)ヌーヴォもワンアンドも母系にナスキロラトロの血(Riverman,Foreseer)を引いている

つまりこの2頭は母がNorthern Dancerのクロスを持ち、自身はLyphardとDanzigを通じるNorthern DancerとFair Trialの組み合わせのクロスを持ち、他にもHaloのニアリークロスを持ち、トニービンとSpecial=Thatchを通じて「Hyperion,Nasrullah,Fair Trial」の組み合わせのクロスを持ち、Busanda≒Mr.Busher≒Better Self≒Courtly Deeのニアリークロスも持つ

これはようするに、有力な血のクロスをできるだけ近い世代においてできるだけ多くつくることにより、ハーツクライの晩成の血をできるだけ早期に開花させようとしている、ということやと思うのです

まあそんなことも踏まえて、「望田潤のPOG好配合馬リスト(2014)」のハーツクライ編では、12頭中7頭は母Northern Dancerクロスを選んでます

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配合に素直な前チャンピオンサイアー(4)~東京G1で好走したキンカメ産駒は、みなナスキロのクロスだった(2)

2014-05-27 11:29:12 | 血統予想

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました~

昨年のダービー前にコディーノについて下記エントリを立ち上げておいたのですが、今年もキンカメ産駒が3頭出てきそうなので、一年後の更新版ということで

キングカメハメハの産駒の芝G1成績は[11.7.15.105]で、うち直線の長い東京と京都外と阪神外と中京では[7.3.10.58]、馬券に絡んだ馬たちは、アパパネ、アロマティコ、エーシンリターンズ、コスモセンサー、フィフスペトル、ベルシャザール、ルーラーシップ、レディアルバローザ、ローズキングダム、ロードカナロアの10頭

この10頭のうちアロマティコとルーラーシップ以外の8頭は、Sir Gaylord≒Secretariat、Mill Reef、Riverman、Bold Bidderと、母系にナスキロ血脈を持っており、つまりナスキロ血脈のクロスを持っています

アロマティコが3着した14年エリ女は超スローで上がり11.6-11.2と身上のピッチ走法で追い込めるレースだったし、ルーラーシップはHornbeam≒パロクサイド6×4・4でそこらのナスキロクロス馬よりもストライドで走るタイプなのはご存知のとおり

つまり配合に素直なキンカメ産駒が東京や外回りのG1で勝ち負けするには、ラストタイクーンのナスキロをいじくることで、ストライドで走れるような体質や骨格をある程度ONにしておく必要がある…ということがいえるのではないかと

今年のダービーに登録しているキンカメ産駒の血統表をみると、スズカデヴィアスは母母父Seattle Slew、タガノグランパはローキンと同じMill Reef5×5、しかしトゥザワールドの母系にはナスキロ血脈はないのです

配合に素直な前チャンピオンサイアー(3)~東京G1で好走したキンカメ産駒は、みなナスキロのクロスだった
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b2b7f4870cd1ed736f6dc4df4481abf3

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5/24,25の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2014-05-26 13:47:55 | POG

ダービーデーは当日輸送で競馬場入りの予定で、その前に血統オタク鍼灸師さんちにもう一回いっとかないと…
実家にいるときはあんまり外食しませんが、近辺のおすすめグルメは「まるめん」のラーメンと「にし村」のそば



そばどころ長野の出身の鍼灸師さんも美味いと言ってましたよ(・∀・)

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■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2013) キングカメハメハ編』で取り上げたダブルコーク(牡3歳)が土曜東京4Rの3歳未勝利戦(芝1600m)を勝ちました。

○ダブルコーク(牡、母ホリデイオンアイス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104420/
ローエングリンの甥で、母母カーリングは仏オークス馬。キンカメ×ダンスインザダークはショウリュウムーンと同じで、Garde Royaleを通じるMill Reefクロスはアドマイヤテンクウ=レッドルーラーやアドマイヤスピカと同じ。まさに“男ショウリュウムーン”のイメージで、外回りでフレンチに斬れる中距離馬だ。

■土曜新潟10R早苗賞 リリコイパイ(ディープ好配合・望田)
■土曜東京11RメイS スピルバーグ(ディープ好配合・栗山)
■日曜京都5R3歳500万下 グレナディアーズ(一口・栗山)
■日曜東京6R3歳500万下 キミノナハセンター(ディープ好配合・望田&栗山)

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ディープインパクトがマッチョなマイラー・スプリンター牝馬との配合で成功しているのは周知のとおりですが、ヌーヴォレコルトもワンアンドオンリーも(そして競走成績からは判然とはしませんがたぶんジャスタウェイもウインバリアシオンも)母はマイラー・スプリンター

いつも書くように今の日本にはサンデー系の優秀な種牡馬が多すぎて、それらはだいたいが芝中距離向きのしなやかな体質を伝えるので、だからこそ頑強な体質や筋力を伝えるマイラー血統の繁殖牝馬が渇望されている…という現象が起きていると考えられ、NureyevやDanzigやFairy KingやStorm Birdやノーザンテーストなどの血はこれからも重宝されることでしょう

本日18時更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」ではダービーと目黒記念の上位人気馬の血統解説を書いていますので、そちらもよろしくお願いします

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第75回オークス回顧~中距離馬の土俵

2014-05-26 10:53:14 | 血統予想

東京11R オークス
◎17.フォーエバーモア
○10.ハープスター
△8.サングレアル
×7.シャイニーガール
サンテミリオンもエリンコートも東京の直線で叩き合いになってしなっていたが、ハープスターの傑出した加速力瞬発力に東京2400mで抗するには、「中距離馬としてしなれる体質」がなおのこと重要ではないか、というようなことをオークスの予想をしながら漠然と考えていた。フローラを勝ったときのサングレアルも、スイートピーを勝ったときのシャイニーガールも、クイーンを勝ったときのフォーエバーモアも、ゴール板を通過するときに他馬よりも美しくしなっていた。血統はもちろんだが、この追っての“しなり”をまず重視して拾ってみたい。エターナルビートは毎年オープン馬を産んで不思議ないぐらいの名血名配合で、これまで7頭の産駒を競馬場に送り出しており、そこには共同通信杯3着のマルカジークや3勝馬エターナルロブロイも含まれるが、7回打席に立つチャンスがあればどこかで一発ホームランを打って不思議ない繁殖牝馬だと思っている。フォーエバーモアは名血名配合のエターナルビートの娘で、阪神JFで名馬2頭を相手に回して一歩も引かずに叩き合い、「サンデー×ミスプロ」特有のしなやかな体質でクイーンやサフランを勝ったときに東京の直線でギュッとしなっていた。オークスで◎を打つ理由としてはこれで十分だろう。

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「斬れ味では及ばないので、早めに動いてしぶとさを活かしたい」とコメントしていた岩田ですが、ヌーヴォレコルトは残り200mで敢然と先頭に立つと、そこからは鋭いというよりはしぶとい伸びで、Hyperion的な粘り腰で大本命馬の追い込みを封じる大金星

そういえば競馬場に向かう途中で買った日刊スポーツには、「(2400mならば)ハーツクライがディープインパクトの追い込みを封じた、あの有馬記念の再現もありうる」という岡田総帥の予想記事が載ってました

マイルでは何回やってもハープにナデ斬られてしまうだろうという完敗つづきでしたが、距離延長を味方につけただけでなく、ハープより前で受けてワンテンポ早く抜け出してしまうんだという意識が岩田のなかに強くあったことが、有馬の再現につながったと言えるのではないかと

ヌーヴォレコルトの配合については、「望田潤のPOG好配合馬リスト(2014)ハーツクライ編」の序文より抜粋しておきます

〈ハーツクライは父サンデーサイレンスが「3/4米,1/4欧」、母アイリッシュダンスが「3/4欧,1/4米」、自身は「1/2米,1/2欧」で強いクロスを持たない(Nothirdchance≒Revoked4×5)ので、配合の受けが広く様々な配合パターンで活躍馬を出しています。

とりあえず名繁殖My Bupersの血、BusandaやRevokedを狙ったクロスは実績があり、たとえばこの両方のクロスになるSeattle Slew持ち牝馬との配合ではアドマイヤラクティやカレンミロティックやカポーティスターやマジェスティハーツなどが出ています。

産駒は仕上がりそのものは早いので2歳時からソコソコ動くものの、3歳春あたりに一時低迷期があり、3歳秋~古馬になってトモや腰に力がついてもう一皮むけてくる…という成長曲線がスタンダード。

そんななかウインバリアシオン(母Northern Dancer2×4)、ワンアンドオンリー(母Northern Dancer5×3)、ヌーヴォレコルト(母Northern Dancer3・5×4)、コレクターアイテム(母Northern Dancer2×4)と、3歳春のクラシック路線で活躍したものは母がNorthern Dancerの強いクロスを持っていることが多く、母が5代アウトのジャスタウェイやギュスターヴクライなどと比較すると、こちらのほうが少し完成は早まるきらいがあり、つまりPOG向けの配合といえるのではないかと思います。〉

ハーツクライ産駒の配合においては、BusandaやRevokedなどMy Bupersの名牝系の血を増幅することは大いに意味があるし、ナスキロ的な斬れを補うことも効果的やと思いますが、父同様晩傾向にあるハーツクライ産駒が3歳春に完成度を高めてクラシックで好走するためには、上記のような視点もまた必要じゃないかと

「早期にトモに筋肉をつける」というところで、ディープ産駒においてもステゴ産駒においてもハーツ産駒においても、Northern Dancerのクロスは少なからず有効である…という大きな枠でのくくり方はできるんじゃないかと

バウンスシャッセは距離適性の高さ、中距離経験の豊富さを活かしてしぶとく伸びてきましたが、もう少し上がりのかかるレースならばもう少し際どかったかもしれません

フォーエバーモアはマイラーというよりはしなやか体質の1800m型で、桜花賞にもオークスにも対応できると書いてきましたが、今日も少し行きたがるシーンがあったし、1800mベストの馬がそれでごまかせるレースではなかったという止まり方

G1のときは競馬場内のモニターでは「前走とのパドック比較映像」が流れますが、サングレアルはフローラの映像と比べると細くなっただけでなくトモの肉が明らかに落ちてました

シャイニーガールはずっと馬群の真っただ中で、こうなると何もできない馬ではあります

ヌーヴォレコルトもバウンスシャッセもニシノアカツキも、それほど美しくしなってはいませんでしたが実直に我慢強く粘り強く泥臭くゴールまで走りつづけていて、ハーツクライやHallingやオペラハウスの血を引く中距離馬たちが持続力で台頭したレースにおいて、今日もハープスターはマイラーっぽい瞬発力で、一頭際立った加速でグイグイ追い込んできました

ただしゴール板を通過するときの脚色や勢いはヌーヴォやバウンスと互角か少し見劣るぐらいで、桜花賞のときほどうなりをあげてはいなかった

ジェンティルドンナやブエナビスタほど2400mへの適性は高くなかったというべきでしょうが、だからこそ立派な2着だったというべきだし、世代最強の名牝ということは十分証明したのではないかと

桜花賞とチューリップでハープスターにナデ斬られつづけてきたヌーヴォレコルトが2400mでついに一矢を報い、マイルではマーブルカテドラルやパシフィックギャルに及ばなかったバウンスシャッセが、フォーエバーモアやマジックタイムに及ばなかったニシノアカツキが2400mで雪辱を果たす、これも競馬の醍醐味のひとつで、そういうことを噛みしめさせてくれたいいオークスやったと思います

どんな条件でも同じぐらい強い馬なんていませんから、負けはしたけれど感動を与えてくれた大本命馬には、今一度拍手を送りたい

出走各馬の血統については「血統クリニック」再掲をご覧ください

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血統クリニック~オークス再掲

2014-05-26 09:23:10 | 血統クリニック

呑みすぎて頭痛い…日曜はだいたい寝不足気味なので、ヘパリーゼ飲んでも効きが悪い気がする…
回顧は後ほどやりますが、ヌーヴォレコルト、バウンスシャッセ、ニシノアカツキが上位を占めたということは、2000mをちゃんとこなせる中距離馬の粘着力や持続力がモノをいうレースだったんじゃないかと

フォーエバーモア
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103499/
血統については桜花賞のエントリを参照。
桜花賞はスタート後に他馬と接触して行きたがってしまったようで、直線ではいつもの反応がなかった。スローのクイーンCでも前半行きたがっていたように、ちょっと前向きすぎる面が出てきたのは距離延長で課題といえるが、今週の追い切りはリラックスしてメリハリとつけて走れていた。「サンデー×ミスプロ」の組み合わせ特有の細身でしなやかな体質でスピードの乗りもゆったりで、このネオユニ産駒とは思えないしなりのあるフォームこそが最大の魅力。「サンデー×ミスプロ」に名マイラーなしというのが筆者の持論でもあり、だから対ハープスターということでいえば、地元オークスのほうがチャンスはあると以前から思っていた。クイーンCのように好位でスローを我慢して運べれば、一泡吹かせられる可能性は少なくないのではないか。ハープスターもレッドリヴェールもすでに名牝と言っていいレベルだと思うが、JFでこの2強とまともに叩き合った馬がいることを忘れてはならない。

ハープスター
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104000/
血統については桜花賞のエントリを参照。
デビュー当初は“女スズカフェニックス”と命名していたように、Fairy Kingの影響が強い後肢高のマイラー体型と480キロの肉付きの良い馬体を誇る。体質は父譲りでしなやかだが、スプリンター・マイラーの母からパワーや筋力を受け継いでピッチでグイグイ加速できるのはジェンティルドンナやアユサンと同じ。強靭なピッチ走法によって生み出される瞬発力は抜群で、引っかかる気性ではないから距離延長でレースがしにくいこともないだろう。ただディープの桜花賞4人娘のなかでは、体型や加速は最もマイラーっぽいというのが筆者の見立てでもある。単純な能力比較では同時期のマルセリーナやアユサンより上だが、ジェンティルドンナのように2400mに延びて他馬との能力差が更に浮き彫りになるということはないだろう。東京2400mでも傑出した瞬発力でほとんどの馬は差し切れると思うが、フォーエバーモアが好位で折り合ってスムーズに抜け出してしまえば、差せるかどうかは五分五分に近いのではないか、という言い方をしてみたい。

サングレアル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104004/
CaerleonはRound Tableを1/4異系とし残りの3/4でPharos≒Pharamondを継続クロスしており(NijinskyがPharos≒Pharamond4×4、Regal GleamがPharos≒Pharamond5・5×4)、アグサンはAditi≒Alchimist3×3の独血Suleikaを1/4異系とし残りの3/4でPharos=Fairwayを継続クロスしている(Lord GayleがPharos=Fairway5・5×4、LucianoがPharos=Fairway4・5×5)。この「3/4Pharos,1/4異系(非Phalalis)」という似たような構成のCaerleonとアグサンの交配で、Turn-to5×4、Princequillo4×5という緩い父母相似配合となったのがビワハイジ。ビワハイジ自身はアグサンが持つ「HyperionとLady Juror」の組み合わせ譲りの粘着力で走るマイラーだったが、産駒にはCaerleon的な要素、特にナスキロ柔い体質をよく伝え、ブエナビスタやジョワドヴィーヴルのようなしなやかストレッチランナーを毎年のように送り出す名繁殖となった。
本馬のビワハイジの仔の中では一番母親似の体型に見えるのでマイラーかもしれないと書いてきたが、フローラの斬れ方をみると、体質はナスキロ柔いが少し前捌きがゴトゴトしているところはブエナビスタと似ていて(ラトロ肩)、距離適性的にはアドマイヤオーラなんかと近いのかなという印象。ゼンノロブロイにナスキロを重ねて東京で斬れたというのはサンテミリオンと重なるイメージでもある。小柄な差し馬で自力勝負に打って出られない弱みはあるのだろうが、前走の追ってからのしなりはさすがで、あれだけしなるのならばここも必ず伸びてくるだろう。

シャイニーガール
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011101162/
血統は桜花賞のエントリを参照してください。
母父アフリートらしい揉まれ弱い性格で、スイートピーは外好位から直線先頭で完勝、エルフィンはスローで逃げてオイデオイデ、紅梅は大外から目立つ伸びで追い込んだ。一方で内枠で揉まれた桜花賞とチューリップとつわぶきは見せ場もなし。馬群に入らず気分よく走れたときのパフォーマンスは同世代でも屈指で、「父中距離×母スプリンター」という配合形からも揉まれず先行がベストだろう。体型的にはマイラーというよりは中距離馬だし、牝馬同士なら2400mは問題にならないだろう。むしろ距離延長でスンナリ先行しやすいというメリットのほうが大きいのでは。

ヌーヴォレコルト
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104201/
血統については桜花賞のエントリを参照。
マイルの大レースを勝ちまくった母父スピニングワールドの影響も強い体型だが、脚質はわりとトニービン的Nureyev的というかHyperion的というか、一瞬の鋭さよりもパワーや持続力を感じさせる伸び方をする。二度の対戦でハープスターにはナデ斬られつづけているが、距離延長で差を詰められる可能性はあるだろう。ただ道悪になってもハープはこなしそうだから、ここでついに逆転…というほどの材料は見当たらないというのが正直なところか。雨で印を回したい一頭。

ブランネージュ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103510/
母母コードネームはハットトリックの全妹。そこにフレンチデピュティ、シンボリクリスエスと配されて、Hail to Reason4×5にNothirdchance≒Blue Moon≒Revokedのニアリー継続クロス、そしてSeattle SlewとフレンチデピュティとChieftainを通じるボルキロのクロス。シンボリクリスエス産駒としてはストレッチランナーに出やすい配合パターンといえる。フレンチデピュティをSeattle Slew的に胴長にした体型で、体質はソコソコ柔らかく、君子蘭は距離延びてレース運びが楽で、開幕週の好位イン抜け出しで完勝。フローラSも先行馬総崩れのなか早め先頭でよく踏ん張ったが、直線追い出されてからの爆発力には歴然の差があった。距離延長に不安はないので、立ち回りの巧さでどこまで食い下がれるかだろう。

マジックタイム
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103946/
血統についてはフローラSのエントリを参照。
自身はHail to Reason4×4・6で母はNashua≒Nantallah4×6でもあるから、Robertoの父と母の血をクロスしており体型なんかは母やブライアンズタイムもわりと強いと思う。ブライアンズタイム、Sadler's Wells、トニービンというのはヴィクトリー的な組み合わせでもあり、Roberto的パワーとハイインロー的スタミナに富んだ中距離血統というべきだが、にしては東京や新潟外でもソコソコ斬れる脚を使えるのが強み。ただクイーンの叩き合いをみても、フォーエバーモアと比較すると追い出されてからのフォームのしなりの違いは歴然としていた。やっぱり東京の良の大レースを差し切るには、たとえばジャスタウェイやウインバリアシオンやワンアンドオンリーなどと比較しても、しなやかさが少し足りないように思う。

ベッラレジーナ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104046/
母ベッラレイアはフローラSに勝ちオークス2着、エリザベス女王杯3着。このマリスターの牝系はBaldski(Capoteの半兄)を引くだけにわりと早熟で、またゴールデンフェザントと同牝系で母系の奥にRound Table+Nasrullahの組み合わせがあるので外回り向きの斬れを武器とする馬が多く、ワイルドラズベリーやピンクパピヨンやカフナなど春クラシックの脇役を毎年送り込んでくるイメージだ。本馬は緩い父母相似配合でまだ成長の余地を残す配合パターンとだが、スイートピーは完敗の2着で、現状は脇役の域を出ない存在というべきだろう。

バウンスシャッセ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104105/
血統については皐月賞のエントリを参照。
リッチダンサーはSharpen UpやFairy KingのLady Juror的粘着力をよく伝えるので産駒は中山芝[5.3.1.4]、東京芝[1.2.0.9]と中山向きの脚質になりやすい。母父Hallingは芝9~10FのG1を勝ちまくった先行馬だったが、本馬の先行力と粘着力も中山中距離がピッタリのイメージがある。東京で上がりの競馬になると斬れで一歩譲る感は否めず、札幌の極悪馬場では大敗を喫したが、東京では降ったほうがベターだと思う。

マーブルカテドラル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104414/
血統については桜花賞のエントリを参照。
Promised Land的ナスキロ的な斬れとBold Ruler的な機動力を兼備していて、東京で差せるし中山で捲れるし何でもできる馬だが、桜花賞もJFも追い出しての反応ではヒケをとらなかったものの最後のひと押しがなかった。そのあたりはダイワメジャーの差し馬の限界というべきなのか、斬れや瞬発力を支える重石が少し足りないというべきなのか。ここで巻き返しがあるとすれば、超スローを軽さ俊敏さ器用さでスルスルッとタイミング良く抜け出してしまえる、そんな形になったときではないか。

マイネオーラム
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105235/
コスモオオゾラの半妹で、母マイネシャローナはNorthern Dancer4×4、Raise a Native4×4、Bramalea≒Gold Digger4×4、Drone≒Halo4×4という強力な父母相似配合で自己主張が強い。そこにアウトサイダー血脈ディクタスを母父とし強いクロスを持たないステイゴールドが配された緊張→緩和のリズムがほめられる。ステイゴールド産駒としてはベストの配合ではないが、この兄妹は主に母の資質、主にコマンダーインチーフのしぶとい中距離適性で走っている馬だ。フローラではゴール前が12.5とかかったのでそこで詰めてきたが、どこかで速い脚を使ったという差しではなかったから、今回も上がりのかかる消耗戦になってどこまで食い込めるかだろう。

ニシノアカツキ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103162/
凱旋門賞馬Saumarezの近親で、4代母Carnival SpiritはHyperion5・7×3・6・7。この重厚な牝系にサンデーとCaerleonとBlushing Groomを配してHalo≒Red God3×5としたのが母ニシノシルエットだから、オペラハウスにHalo的軽さを補った配合といえるのだが、体質はわりとHyperion的で実直で粘り強い脚質。フローラSはゴール前が12.5かかったのでジワジワ詰めてきたものの、それほど鋭い脚はないので本来はもう少し前々で運んでしぶとさを活かしたいところか。ただフラワーでは気分よく行かせすぎて結果が出なかっただけに、ここも差し追い込みに回る公算は大。

マイネグレヴィル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105245/
血統はフローラSを参照。スペシャルウィークやマルゼンスキー譲りの伸びのある体型をしているが、走法はわりとRoberto的で掻き込んで走る。中山のエアレーション馬場や函館の道悪でパワーを発揮する中距離馬だが、東京の良だとアルテミスやフローラのように斬れ負けしてしまうというタイプ。叔母で3/4同血のマイネミモーゼ(ブライアンズタイム×マイネミレー)は雨のフローラで2着、この馬も東京で好走するには雨が欲しい。

クリスマス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104557/
バゴ×ステイゴールドという字面は重厚な中距離型だが、Halo≒Red God≒Cannonade4・5×4・4やWild Risk5×7の影響で、「一本気で単調なレースしかできないヴィルシーナ」というイメージ。スタミナ面よりも気性面で距離延長には不安が先立つし、そういうタイプだけに鞍上がコロコロ替わるのもプラスとは言えないように思う。

パシフィックギャル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103737/
米血の強いゼンノロブロイに更に米血を重ねた配合なのであまりほめてこなかったが、一つほめられるのはI Pass≒Wavering Monarchの3/4同血クロス4×4(マイニング≒Wavering Monarch3×4でもありマイニング≒Seeking the Gold3×3でもある)で、これは両者の母系の良さが活きたなかなか魅力的なクロスで、母アイランドファッションはアラバマS(米G1・ダ10F)など勝った一流馬で、馬格はあるしエアレーション馬場でも力強く掻き込んで走るし、これはダートもかなり走りそうというか、古馬になったら交流重賞でブイブイ言わせてるかもしれない。しかし東京2400mとなると、フラワーCよりは少なからずパフォーマンスは落ちるだろう。

ディルガ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011110025/
プリークネスS(米G1・ダ9.5F)のShackleford、アラバマS(米G1・ダ10F)のLady Joanneの甥で、父CurlinはBCクラシック、ドバイワールドC、プリークネスSなどに勝った北米年度代表馬。母母OatseeがIn Reality4×4で、全体にWar Relic≒Eight Thirty≒Good Example的パワーが強い配合といえるが、Mr.Prospector3×5の柔らかみも感じられる走りで、意外に弱点の少ない中距離馬という印象。忘れな草賞は相手に恵まれた感はあったし、大物を食えるような飛び道具もないので、大駆けの魅力という点ではあまり食指が伸びない。

ペイシャフェリス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011102351/
血統については桜花賞を参照していただきたいが、母方の影響が強いマイラー体型でHalo的Tom Fool的な脚捌きで走り「HyperionとFair Trial」的な粘着力も兼備していて、先行力と機動力に富み少し上がりがかかるレースに向く長めマイラー。アネモネは条件が全て揃っての完勝だったが、ここはそこまで条件は揃っていないというべきだろう。

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日曜のボツ予想~ハッピートレイルズがうならないとすると…

2014-05-25 09:48:09 | 血統予想

テレ玉は和生の単騎でスロー濃厚とみて◎ゴールドブライアン
母系にFlower Bowl(Alibhai+Mahmoud)とHeliopolis(Hyperion+Swynford)が入ってLady Angelaを増幅しているステゴ産駒ですが、母父ブライアンズタイムの影響も強いピッチ走法で、だから直線長いコースだとスローのほうが狙いやすいタイプ
たとえば同じ中京2200mの名鉄杯10着と名古屋日刊スポーツ杯2着が好例やと思うんですが、名鉄は1000m通過60秒9で上がり11.9-1.2.5、名古屋日刊は67秒1の超スローで上がり11.1-11.6、ここは名古屋日刊に近い世界でしょう

フリーウェイは晩春の再戦のような売れ方ですが、○チャーチクアイアは前走杉原が上手に乗って持ち味を出していて、やっぱりハッピートレイルズはあれでいいというか、ちょっと怒らせてうならせて走らせるぐらいでちょうどいい
今回は北宏に手が戻るので前走ほど4角でうならない可能性が大で、となると前の◎ハングリージャックの残り目が増すのではないかと…いう読みで
「気難しくて前を交わそうとしない」と陣営が言う気性はさすが母母父父Vaguely Noble、1400~1600mの良で先行したときは[2.3.4.1]、コウヨウアレスの逃げ脚が1200m地点で鈍ってくれれば、残り1Fで先頭に立ってAureole魂全開に一票

丹沢はハーツクライ×マチカネハツシマダが5歳になってダートで距離延びて本格化となれば、血統屋は黙ってナリタポセイドンに◎を打って店を後にしたい
○シンボリエンパイアは母父がSecretariat≒Sir Gaylord3×4+Riverman、母母には傍系の欧血が強くてエンパイアメーカー産駒としてもまずまず好配合といえ、母父のナスキロ柔緩慢さもある体質で背長と脚が長いストレッチランナーに出ました
1700m以上に良績がないのは単に中山や函館が合わないからで、距離適性的には2000m前後でしょうからこの東京2100mは待ち焦がれた舞台
▲サンライズウェイも母が3/4Hyperionでそこにゴールドアリュールというシンプルですが間違いのない好配合で、これも東京2100mならシッカリ伸びるでしょう…ということで、人気3頭で決まるでしょうという呑気な血統予想やで~(・∀・)

烏丸は◎ジャイアントリープ。ギュスターヴクライのようなステイヤーで、2400m以上ではいつも◎やで~(・∀・)

「No.1予想」ではオークスを、「馬券総合倶楽部」ではオークスと御室特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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オークスと御室特別を予想しています

2014-05-24 20:17:53 | 血統予想

日曜は「No.1予想」でオークスを、「馬券総合倶楽部」でオークスと御室特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします

こないだ天王寺~新世界を彷徨ったとき、たこ焼きの有名店「やまちゃん」に立ち寄ったんですが、熱々のトロトロ系でなるほど美味い(・∀・)
近ごろは銀だこ系とでもいうか、オイルコーティング焼きとでもいうべきカリカリ系のたこ焼きが流行りで、たしかにあれはテイクアウトには適しているのですが(時間が経ってもあんまりベチャッとしない)、焼きたてをその場で食すのならば「やまちゃん」みたいなたこ焼きらしいたこ焼きが私は好きですね~
しかし焼きたては猛烈に熱かった…

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