栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2021-2022」

オツウの血統表に紡がれてきた「3/4と1/4」の物語

2013-01-31 18:27:51 | 配合論

ハーツクライは父サンデーサイレンスがMountain Flower(ハイインローのクロス)を1/4異系とする「3/4米,1/4欧」の構成で、母アイリッシュダンスはMy Bupers(Blue Larkspur≒Balladier3・4×3)を1/4異系とする「3/4欧,1/4米」の構成
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2001103038/

つまり自身は「1/2米,1/2欧」の形なので、欧血に偏った牝馬とも米血に偏った牝馬とも配合は合いやすく、たとえばウインバリアシオンの母は米血一辺倒だし(アイリッシュダンスを1/4異系とする「3/4米,1/4欧」)、逆にギュスターヴクライの母は欧血一辺倒で(サンデーを1/4異系とする「3/4欧,1/4米」)で、ウインのほうが開花が早かったのは順当といえます

トウカイテイオーはTurbillon系Milesianの3×5ですが、血統表全体の構成はパーソロンのTourbillon4×4を1/4異系とし、残りの3/4でスピードシンボリ≒Nearctic≒Atlantida(NearcoとHyperionとMolly Desmondの組み合わせ)を3×4・5でクロスするという、「3/4欧,1/4仏異系」の構成
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003101290/

そして代表産駒のトウカイポイントは、母父リアルシャダイの米血を1/4異系とし、残りの3/4でNorthern Dancer4×4をクロスしNearcoとHyperionとMolly Desmondの組み合わせを継続する「3/4欧,1/4米」の構成でした

トウカイポイントの全妹デライトポイントにハーツクライが配されたオツウは、サンデーの米血を1/4異系とする「3/4欧,1/4米」で、クロスがHail to Reason4×5、Northern Dancer5×5・5、そしてHornbeam≒パロクサイド5×5
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104221/

パロクサイドから辿っても、My Bupersから辿っても、Wishing Wellから辿ってもトウカイクインから辿っても、「3/4と1/4の物語」が綿々と紡がれてくるという、こういう配合が私は好きです

そして代々物語を紡いでいくには欧と米のメリハリだけでは限界があるので、そこでフランスやドイツやオセアニアや南米などで育まれてきたアウトサイダーな血が重宝されるわけです

前走後も祐一が「1400mは忙しい」と言っているのに、また東京に遠征してまで1400mを使うのは、ただ桜花賞に間に合わせたいだけでなく、マイラー仕様にして桜花賞に間に合わせないからではないかと私は思っていて、それは陣営のこの馬に対する高い期待の現れでもあるのでしょう

配合的には“フレンチに斬れる女ギュスターヴクライ”というべきですから、この時期にあんまり短いところで無理してほしくないなあ…とも思いつつ、また首をかしげながら▲を打つのです

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きさらぎ賞3日前雑感

2013-01-31 10:21:22 | 血統予想

アドマイヤドバイの母母アドマイヤラピスはSunny ValleyにEla-Mana-MouとBe My Guestが配されてHyperion5・5×5・7、ステイヤーズSはメジロブライトの2着
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104979/

すでにアドマイヤフジやアドマイヤコスモスなどを産んで母として大成功していますが、ここに2世代ちゃんとしたスピードを入れて、アドマイヤラピスを1/4異系的にした「3/4米スピード,1/4欧スタミナ」の形で大物が出る可能性はかなりあると思うし、アドマイヤドバイやその半兄アドマイヤダンク(ダートで5勝のオープン馬)ぐらいはポンポン出るような名牝系に育つ可能性もかなりあるでしょう

たとえばアドマイヤカンナの12は父ディープインパクトの牡、血統表をみる前からわかりきってますが、ホンマにふつうにエエ配合です

バッドボーイはマンカフェ×ミスプロ系牝馬でRibotの薄いクロスですからマンハッタンスカイと配合のアウトラインが似ていて、タイプというか脚質も似たものがあります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104993/

ラジオNIKKEIはエピファネイアとキズナに捲られて直線では完全に3番手に落ち、しかしそこからジワジワ加速しつづけてキズナを差し返し

東スポも4角13番手から上がり2位の脚で追い込んで5着でしたが、ビュンと斬れた感じではなく坂を上がってからだんだんエンジンがかかり出したという伸び方なんですよね~

母父がMiswakiでナスキロのクロスにもなるので、マンスカと比べるとこちらのほうが外回り向きのしなやか加速ではあるかなと

マズルファイヤーとアサクサキングスって配合パターンが似ていて、母の略図でみると

 ┌Halo
┌○
ササファイヤー
│┌Icecapade(≒Northern Dancer)
││ ┌Bold Ruler
└△┌○
 └△

 ┌Halo
┌○
クルーピアスター
│ ┌Bold Ruler
│┌○
└△
 └△┌Northern Dancer(≒Icecapade)
  └△

体型もわりと似ているし、前走京都外1800でフワッと先行して持続力で流れ込んで勝った勝ち方も似ているんですが、HaloでもSaint Ballado経由とサンデーサイレンス経由、あとIcecapadeとNorthern Dancerの違いなどから、マズルファイヤーのほうが少しパワー型に寄ってて、アサキンほどしなやかに前肢が伸びない感じはあります

ティンバーカントリーはミスプロにハイインロー的スタミナとLa Troienne的パワーを重ねてプリークネスとBCジュヴェナイルに勝ちましたが、種牡馬としてもズブいと感じるほどのスタミナと硬いと感じるほどのパワーを伝えました

ステイゴールドもディープインパクトも硬肉牝馬が大好物ですから、ステゴがティンバーカントリー肌との相手にマイネオーチャードを出し、ディープがラストインパクトを出したというのも納得

ラストインパクトはそういうティンバーの力馬っぽさも出た体質で、それはディープ産駒としては評価できるポイントなのですが、トモがPacific PrincessっぽいというかDamascusっぽいので、キャンターにいくとビワハヤヒデみたいな走り方になるのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104439/

だからこの馬は、デビュー当時からそう書いてますが、あんまり斬れで差そうとしても味がないというか、強気にパワーねじ伏せでいくべきやと思うんですよね~

そのあたりも含めた上で、きさらぎ賞の「血統クリニック」は本日夕方更新ですのでよろしくお願いします…ということで

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今年もディープ色に染まるのか

2013-01-30 20:17:33 | 血統予想

パドックを見ても何もひらめかなかったので、川崎記念は観戦料を1000円払ってAIBA札幌で観たんですが、スタートして200mで「あっ、ハタノが勝った…」とつぶやいたほどで、あんまり面白くなかったです(^ ^;)



四位はちょっと気合いをつけて出していきましたが、それよりも馬自身が前走で行くことを覚えたような感じで難なく好位、このあたりはウチパク効果なのかなあ…と

最初から集中して走れば、母父ブライアンズタイムですからね~、川崎でも捲れる子なんですよ

この競馬ができるのならば、もともとシマントガワ先生のお墨付きのダートの鬼血統、2000m前後なら常に勝ち負けじゃないですか

グラッツィアは岩田が持ったままで、いかにもHalo的にフワッと4角先頭、やはり機動力だけなら1,2着馬を凌ぐものをみせ、結果は完敗の3着でしたが手は尽くした騎乗

今年もきさらぎ賞はGrey Sovereignネタで何か書いてみようかとも思ったんですが、ディープ産駒の2歳~3歳春の京都外1800mのオープン競走(ようするにきさらぎ賞と萩Sと白百合S)の成績を調べてみたら、[4.1.2.4]というエゲつない数字が出てきたんで、それでお開きにします(^ ^;)

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アンカツさんが鞭を置くらしいので

2013-01-30 12:01:37 | その他

出かけるまえに何か書こうかと、とりあえず当ブログ内検索で「アンカツ」と入力してみると…

「自分に合わないタイプの馬は依頼を断るようにしている」とはなかなか言えるもんではないですが、まだまだ経験値と戦略と度胸と開き直り(笑)は他の追随を許さないものがあり、ここ一番で「何でもできる」馬に乗せたら、これほどおっかない人もやっぱりいないよなあ~と思います(競馬ブック誌のアンカツさんインタビュー)

そりゃあダイワメジャーとダイワスカーレットの主戦なんやから、これぐらいの高連対率は当然やないか~と思われるでしょうが、しかしこの2頭のアンカツさん騎乗時の成績(14.4.4.3)を差し引いてみても、(32.30.4.94)連対率38.8%ですから、「ノーザンテースト使い日本一」の座はまったく揺るぎませんな~(やはりアンカツさんはノーザンテースト使いだった)

ペルーサとのコンビは老教師とヤンチャ坊主という感じで、「やればできる子なんだけどねえ…」という溜息しか聞こえてきません(^ ^;)(ジャパンC回顧)

「エビショウは池添にケンカ売りにいったけど、アンカツは2着を拾いにいった」という意見がウインズでも支配的でしたが、「オルフェーヴルは外を回るだろうから、負かすにはインに拘るしかなかった」とアンカツさんは言っているように、あれは2着を拾いにいったというよりも、オルフェーヴルの自爆待ち…というべきじゃないかと
オルフェーヴルの次に強い馬に乗っていてオルフェーヴルの強さを一番よく知っている人が、自爆以外に勝ち目はないと決断せざるをえなかった時点で、もう三冠は決まっていたのかもしれません(菊花賞回顧)

騎手ではアンカツさんの①②①⑫①が傑出していて、ダイワスカーレットとオウケンサクラで先行、マルセリーナとブエナビスタで追い込みと、前でも後ろでも腹をくくってこれぐらいメリハリつけて乗ったほうがいいコースなのかもしれない(桜花賞のマクラ)

パワー型のテイエムオオタカやシュプリームギフトが軽さ負けし、捲りのドリームバレンチノが外を回らされ、かつダッシャーゴーゴーが大好きな後傾ラップにまではギリギリ落とさない…という絶妙なラップを刻んだことになるアンカツさんは、最近はすっかり乗り数も絞ってますが、ラジオNIKKEIのヤマニンファラオといい福島テレビのミキノバンジョーといい、狙いすました鞍での老獪な先行は仙人のようです(キーンランド回顧)

ゴールドシップの向正面スパートを最初にやったのは、実はラジオNIKKEIのアンカツさんでした(有馬記念回顧)

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やっぱり私としては、スカーレットブーケ仔でガッチリ前受けが印象深いですね~

ダイワメジャーの安田記念4着、ダイワスカーレットのチューリップ賞2着やシンザン記念2着、追い出しを待って斬れ負けしてしまった後の、そうかそうかこの馬はHyperion的な脚質なんだと理解した後の、ではどこで脚を使わせてやろうか…という前受けには凄みがありました

ダスカ引退レースの有馬のラップなんて今見ても鳥肌もので、1人気を背負った逃げ馬が、しかも牝馬が中山2500mで刻めるラップではなく、全部振り落としてしまって最後はステイヤーのアドマイヤモナークの追い込みが届いたほど

中央に来た頃は肉体的な全盛期は過ぎていたのでしょうが、修羅場をくぐってきたベテランの胆力と達観には数えきれないほどしびれさせてもらいました、お疲れさまでしたm(_ _)m

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川崎記念を少し

2013-01-30 10:08:58 | 血統予想

Kingmambo~キングカメハメハは配合に素直なのだとよく書きますが、ハタノヴァンクールは母父ブライアンズタイムですから動かせば捲る脚もあるんです
ただしGraustarkのクロスでスタミナはあるけれどズブいのはズブいので、四位が大賞典のウチパクのように怒りながら走らせるてくるのかどうか
また前半馬まかせだと、小回りだけに少し2着も危ないような…

グラッツィアは母がSingspielの全妹で自身はNureyev≒Sadler's Wells4×2、体質は硬いですが脚捌きはHalo的で、ローカル1700mで2連勝中と機動力は十分なだけに川崎は合っていそう
たとえばTARGETで「母父Singspiel」を検索してみると、賞金上位10頭はコスモネモシン,ローブティサージュ,デボネア,ニシノジャブラニ,ジャニアリシックス,アダムスピーク,フリートストリート,アンティフリーズ,フォルテ,グラーネ
だいたいみんな内回り>外回りの機動力型で、Halo的機動力を母父に入っても伝えていることを実感できます

今日は私用で札駅で知り合いと落ち合い、駅前のAIBAで川崎記念を見て、帰りに鋼鉄指のオバチャンとこ行ってヒーヒーいわされてくる予定ですが、今んとこ◎ワンダー→○ハタノ▲グラッツィア、◎▲○だけ買うか◎○▲も押さえるかってなつまんない買い方ですかね~(^ ^;)

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先週の雑感・京都&中京編~ようするにストレッチランナーが台頭する中京ダ

2013-01-30 00:51:34 | 血統予想

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週分から3頭更新しました

土曜4R新馬勝ちメイショウツバクロ(父フレンチデピュティ)の母ダンシングハピネスはメイショウカンパク6勝(父グラスワンダー)、マスターコーク3勝(父フレンチデピュティ)、メイショウゴモン2勝(父ジャングルポケット)、アモーレヴォレ2勝(父アグネスデジタル)を産んでいてる優秀な繁殖で、

Nijinsky≒ノーザンアンサー3×3
Halo≒Red God3×4
Turn-to5×5
Flower Bowl≒Determine6×5

と相似配合になっていて字面以上のスピードを強く伝えています

土曜5Rクロンブリオントは桜花賞馬プリモディーネの息子で、父がCozzene産駒のMizzen Mast…にしては少し体質が硬いのですが、Tom Foolの継続クロスらしい無駄のない脚捌きで機動力ある1800m型という感じ

日曜5Rプライドイズメシアも「3歳勝ち馬評価」で取り上げたので詳細は控えますが、一言コメントでいうと“底力のあるマンハッタンスカイ”という馬ですな

Kingmamboはオールラウンドだからこそ配合には素直なのだというのが自説で、キングカメハメハもそういうところはあり、母がフランス柔斬れ血統で自身はMill Reef5×3のレッドルーラーが外回りで差し届いたのは納得だし、母がDanzig×Raja Babaで自身はMr.Prospector=Gold Mine3×3のレッドグランザが芝では人気先行でしたが軽いダートで軌道に乗ったのも順当

稲荷はアドマイヤフライトトーシンイーグルでどうみても堅そうなので予想は出しませんでしたが、当日パドックを見ていたらウエスタンディオがミュージカルラークの牝系にしては意外に距離がもちそうな体型をしているので、四位も復帰したてでヤル気だろうから1角を崩せないかと馬連でソッと流したので、少しですが楽しく観戦できました

アドマイヤフライトはどちらかというと外回り向きのイメージがあったんですが、母母父がジャッジアンジェルーチでこれを経由するBold Rulerのクロスなので、持ったままで捲ったように機動力ありますね~
サンデー×トニービン×Lyphardというアウトラインですから早めに捲りきって前受けも正解で、“Bold Ruler的機動力あるハーツクライ”というイメージでいいかと

中京ダは東京ダと適性がニアリーなのでA.P.Indy系が強いのだ…ということで土曜はベストウォーリアシンクヴェトリルを狙ってみたわけですが、A.P.Indyやスペシャルウィークが強いということは、Seattle SlewやNijinskyの胴長体型+ナスキロ柔さ=ストレッチランナーになりやすいという、けっきょくそれだけのことなんですよね~

日曜5Rは恐怖のインベタ1京Aで外を回らされたポポルブフが出てきたものの人気くさいので取り上げるのはやめといたんですが、やっぱり勝ってました
レッドルーラーも福寿草では少し外を回らされたクチで、「1京Aで外を回らされた馬の逆襲」は引き続き要チェックやん

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先週の雑感・東京編~柔らかいだけでは、チャンピオンになれない

2013-01-29 17:08:37 | 血統予想

冷蔵庫の残りもん一掃ということで、豚肉を塩麹に漬けてキクラゲを戻しながらナスとタマネギを刻みチンしてシイタケと長ネギとニラも刻んでニンニクショウガ鷹の爪を炒めつつウェイパー+しょうゆ+オイスターソース+酒を混ぜ合わせておき一気に炒めて味付けしてドンブリ飯の上へドーン!




ふつうの味でふつうに美味いとしかいいようがない作品ができあがりましたが、しかしそこらへんの中華や定食の店で「豚肉とナス炒め定食」を注文しても、これより不味いのが出てくることがけっこうあるから恐ろしい…

ああいうのはえてして、自分ちのこだわりの出汁とかスープとかが裏目ってるんでしょう

別に800円の定食に大きな期待はしてないですよ、してないですが、あんたらもプロなんやから、せめてオッサン血統屋が残りものでつくった作品ぐらいは超えてください…と(^ ^;)

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土曜6Rパーフェクトスコアはスタートイマイチで後方で揉まれる競馬、それでも直線半ばからバテずにジワジワ脚を伸ばして4着
これはいい経験になったろうし、新馬勝ち時にも書きましたが、芝で距離延びてどんな走りをするかますます楽しみになりました
ブライアンズタイム産駒でストライドが伸びる走りではないので、まずは中山2000mあたりで見てみたいです
ジェベルムーサも母系の重厚さが出た走りでピリッとした脚はなく、これも距離が延びたほうがよさそうな
ダノンレジェンドは東京の軽いダートは合っていますが1400mベストでしょう

土曜の東京はスパイキュール産駒がバンバン穴をあけまくって、キタノイットウセイ(9人気)とホイットマン(9人気)がダートで勝ち上がり、芝でも7Rでカンタベリーナイト(7人気)が2着
スパイキュール産駒といえばドレミファドンが典型で“東京ダ2100mの鬼”というイメージですが、芝でも東京コースだけは単複回値100以上で、というより全芝[1.6.2.95]のうち東京芝[1.3.0.20]と東京しか走ってません(^ ^;)
スパイキュールはサンデー×ミスプロ×ナスキロ×Buckpasserでゼンノロブロイをナスキロ柔くしましたという配合ですから、決してコテコテのダート血統というわけではなくて、柔くてピリッとした動きができない中距離ストレッチランナーを出す種馬、というのが私の見方
だから広くて砂質の軽い東京ダートに向き、すぐにスピードに乗っていく俊敏さがないので1600mより2100mに向くと
キタノイットウセイもホイットマンも軽快なマイラーという感じではないし、カンタベリーナイトともども、いずれは東京2100mでガツーンといわしてくるかもですね~

クロッカスのシーブリーズライフは福島2歳では◎も、サフランが案外だったので1400mは少し長いのかと思ったんですが、Halo3×4、Caerleon3×4、この両方にStorm Catが絡むというメイショウボーラー的レッドスパーダ的スピード増幅配合で、ナスキロ柔さがあるのでこうして走られてみるとスローなら東京1400mも守備範囲ではあるのだなと
ティーハーフはどこで走っても誰が乗ってもこういう競馬になってしまうということは、ようは出していけない馬なんでしょう

白富士は微妙な距離適性で◎アンコイルドとしたんですが、ステラロッサはやっぱり2000mでこれぐらいの平均ペースだと、1800mほどビュンとくる感じがなくて、最後なんとか並びかけたところがゴールでしたが、ゴール板をすぎてもアンコイルドを交わしてはいませんでした

日曜5Rロジプリンセスは「2歳勝ち馬評価」で取り上げるので詳しくは書きませんが、ダノンジェラートの全妹で、母ペンカナプリンセスはラヴアンドバブルズとLyphard,Nureyev,Vaguely Noble,Busted,そしてナスキロが共通するのです
ただしラヴアンドがNever BendとBuckpasserを経由して受けていたラトロパワーをペンカナは全く持たないので、なるほどナスキロ柔い体質でしなやかで美しいストライドで走りますが、これでもうちょい硬肉がついて動きに力強さがあれば最高やのになあ…というあたりが全兄やトーセンレーヴなんかとほんとに似ていて、配合どおり“柔らかく非力なディープブリランテ”という馬ですね~
チョコレートリリーは1/27付で黄金配合に認定された“ウォーエンサドラー”で、母父エルコンの牝らしい掻き込みの強い走りですから東京でこれぐらい走れば十分合格、中山2000mで粘り強く捲る絵がハッキリ描けます

6RコパノリッキーはゴールドアリュールにIn Reality(リアルシャダイ経由)というひと手間配合で、ダートで出世しそうな馬

7Rカミノタサハラはボレアスやマウントシャスタの全弟で、ナスキロもハイインローもラトロパワーも全部押さえた「こ、これはディープインパクトの高級幕の内弁当配合や~」
三兄弟のなかではカミノが最も体型に伸びがあって最もナスキロ柔さがONになっていると書いてきましたが、エビショウも東京ならと慌てず騒がずのナデ斬り
これは兄たちのイメージであんまり見ないほうがよく、間違いなくダービー向きでしょう
ただしこういう「皐月よりダービー向き」と断言できるような柔らかディープは、いつも書くように3歳春には緩すぎて完成しきらないので、まだ大レースには縁がないのです

節分のフルアクセルは外を回らされるロスもありましたが、やっぱりこの馬はマイラーではないし東京と外回りの1800mでガツンと買うべき馬だろうという考えは、デビュー3戦目のはなみずきで◎にしたときから不変です
「後藤フルアクセルは川田に内に押し込められて出る場所がなく、進路変更を繰り返しているうちにレースが終わってしまいました…(大トビですぐに加速できないタイプだけに苦しい)」(はなみずきの回顧より)
今開催の東京には1800mの準オープン戦はないですが、中2週で2000mのアメジストでもいいんじゃないかと

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「一口馬主好配合馬ピックアップ」プラチナグロースが2戦目で勝ち上がる!

2013-01-29 15:07:48 | 共有クラブ

日曜京都で「一口馬主好配合馬ピックアップ2012」栗山ピックアップのプラチナグロースが人気に応えて快勝

デビュー戦が2着惜敗で3着には6馬身差をつけていましたからここは順当勝ち、ゴールドアリュール×アサティスというダート血統で、母系の奥にCaroが入るので“最後のひと手間”Anchors Ahead=War Relicのクロスもありますな(・∀・)

★ユニオンオーナーズクラブ
父ゴールドアリュール
母スズカミンクス(アサティス)
募集価格:1260万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010102645/
「ゴールドアリュール×アサティス」というバリバリのダート血統。2代母ミンデンローズは父 Mr.Prospector、母 Winning Colors(牝馬ながらケンタッキーダービー優勝)という良血です。母の父アサティスは父と相性のいい血をたっぷり持っているので、この組み合わせには大きな期待が掛けられます。活躍のフィールドはダートに限られると思いますが、底力とスピードを兼ね備えたA級のダート配合なので、堅実に稼ぐと同時に上級クラスでも十分やれるポテンシャルを秘めています。(栗山)

G1阪神JFをローブティサージュが制覇!レッドオーヴァルも桜花賞に名乗り!
現3歳世代は49頭出走で18頭勝ち上がり!平均獲得賞金748万円!
ローブティサージュ(父ウォーエンブレム)、サンブルエミューズ(父ダイワメジャー)、レッドオーヴァル(父ディープインパクト)、ディアマイベイビー(父ディープインパクト)、ホワイトフリート(父クロフネ)、ロードクルセイダー(父フジキセキ)、レッドセシリア(父ハーツクライ)、ロードシュプリーム(父ロードアルティマ)、マイネルブルズアイ(父アルデバラン)、ディアデラマドレ(父キングカメハメハ)、ドリームハヤテ(父メイショウボーラー)、ハドソンシチー(父マンハッタンカフェ)、パーフェクトスコア(父ブライアンズタイム)、プラチナグロース(父ゴールドアリュール)、ブルーボンボヤージ(父Medaglia d'Oro)、マイネルクレイズ(父ダンスインザダーク)、マジェスティハーツ(父ハーツクライ)、レッドアリオン(父アグネスタキオン)と、ピックアップ馬が続々勝ち上がる!
現在ウイン(一次、二次)、キャロット、グリーン、シルク、タイキ、ターファイト、ノルマンディー、ラフィアン(一次、二次)、ロード、ローレル、東サラの募集馬をピックアップ中!

栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ2012」
http://miesque.com/c00009.html

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メイショウマシュウとドリームバレンチノの配合~ロージズを緊張させる女たち

2013-01-28 11:24:31 | 配合論

メイショウマシュウの母オオシマパンジーは、父スキャンも母父モガミもLa Troienneの孫娘No Fiddlingを牝祖とするので、No Fiddling6×5の牝馬クロスを持っています
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101935/

アドマイヤマックスは母母父ヒッティングアウェーがやはりLa Troienneにさかのぼる名牝系なので、この血をいじった配合、つまりLa Troienne血脈を複数持つ牝馬との配合が成功していて、

モンストールは母父デヒアがBimelech5×6で母母父ラシアンルーブルの母がBusanda≒Better Self2×3で自身はSkriking≒Busanda≒Better Self5×6・7

ナガラオリオンは母がNever Bend3×4で自身はSkriking≒Courtly Dee5×4

マックスドリームは母母がBuckpasser3×4で母はRivermanとSeattle Slewを通じるナスキロラトロのクロスで自身はSkriking≒Busanda5×5・6

アドマイヤコスモスだけは母がBe My Guest×Ela-Mana-Mouですから、サンデーの米血を1/4異系的にした「3/4Hyperion、1/4米」の配合形

母父がミスプロ系という点も含めナガラオリオンと似た配合で、メイショウマシュウの母はNorthern Dancer4×4、ナガラオリオンの母はNever Bend3×4と母が強いクロスを持つ点も共通しますが、アドマイヤマックスは自身は強いクロスを持たないので、相手牝馬に4×4より強いぐらいのクロスがあるのがベターでしょう

というわけでアドマイヤマックスの代表産駒は、ヒッティングアウェーのLa Troienneパワーを増幅したらダートのマイラーが出て、ダイナシュートのHyperion4・5×5にBe My GuestとEla-Mana-Mouを合わせたら晩成の芝中距離馬が出て、アドマイヤマックスに希薄なNasrullah血脈を(それも母がナスキロのクロスという形で)注入したらちょっと非力な長め芝マイラーが出たということで、いずれも配合的にはきわめて順当

種牡馬ロージズインメイについてもう一度まとめると、Haloから数えて3代目でもうこの父系のスピードの遺産は底を尽きかけていて、しかも父も母も自身も強いクロスを持たない緩和配合ですから、早い時期に開花するようなスピードはあまり伝えず、2歳の短距離戦を天性のスピードで押し切って勝つような産駒はほとんどいません

そういう緩和配合ですから強いクロスを持つ緊張状態の牝馬との配合が成功しやすいし、また緊張状態の相手牝馬のキャラを立てるタイプでもあります

配合的な活力を増してスピードを出すには、(1)底を尽きかけているHaloのスピードをクロスで蘇生させる、(2)Raise a CupのRaise a Native×Nashua×Bull Dog×Blue Larkspurという構成がMr.Prospectorとソックリなのでこのニアリークロスを狙う、この二択しかなく、実際代表産駒ビッグ2は母父ミスプロ系です

しかしアウトブリードだけに成長力とタフネスは伝えていて、期待はずれと言われた初年度産駒も古馬になってジワジワ強くなる産駒が何頭も出てきて、ここへきて見直され中(産駒の年齢別成績は4歳→5歳→3歳→2歳の順に良い)

コスモオオゾラは母マイネシャローナがNorthern Dancer4×4、Raise a Native4×4、Drone≒Halo4×4で、自身はHalo≒Drone4×5・5、Raise a Cup≒Mr.Prospector4×4、緩和しまくったロージズインメイと緊張しまくったマイネシャローナは最高のカップルですやん

ドリームバレンチノの場合は母コスモヴァレンチ(小倉2歳S)がNasrullah6・6×4・5ですから、まあマイネシャローナほど緊張状態にはないですが、私は緊張と緩和の目安としては、いちおう血量4×4(5・5×5・5とか4×5・6・6とか)あたりから“緊張”とみなしてます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007104877/

母がNasrullah4×4血量のクロスで、自身はRaise a Cup≒Mr.Prospector4×4、これもロージズインメイを緊張させた配合には違いなく、母や母父のスプリンター資質がONになったのも順当

コスモオオゾラほどクロスがうるさくないぶん完成は遅めで、ロージズ産駒らしい成長曲線を描いてきて、昨年4月に復帰してからは①①①⑦③①、インベタ馬場で外を回らされたキーンランドを除くとロードカナロアとカレンチャンにしか負けていません

58でもここでは格上だといわんばかりに、ゴール前の大接戦をグイっと出ました

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血統クリニック~根岸S

2013-01-28 10:32:02 | 血統予想

「競馬総合チャンネル」では「血統クリニック」と題して、メインレースの出走予定馬の血統解説をしています(毎週木曜夕方更新)
根岸Sはこんな感じです

 ガンジスはネオユニ産駒で母系にミスプロとDanzigとSir Ivorが入るのでロジユニヴァースと似た配合だが、母父がDeputy Minister系なのでカネヒキリやローマンレジェンドのようにダート適性が高くなった。母がスプリンターだったから距離は1400mがベストで、ここは初重賞制覇のチャンスだ。

 クロフネ産駒のオープン馬は母系にHyperionの凝縮を持っていることが多いが、トウショウカズンはスイープトウショウの甥で、3代母サマンサトウショウはHyperion4・5×5。昨年のこのレース2着でダ1400mは[6.5.1.4]、逃げにはこだわらないのでここも大崩れはないだろう。東京や外回りでこういうナスキロ柔さのある馬に乗せたらルメールは達人だ。

 エーシンウェズンはヴォスバーグS(米G1・ダ7F)のTrippiの産駒でMr.ProspectorとTom Rolfeをクロスし、母父Our Emblemからも凄いパワーを受け継いでいる。1400mはベストだが急坂のある阪神がベターか。

 ケイアイテンジンはアグネスデジタル×フォーティナイナーでMr.Prospector4×4、細身でミスプロ的な体質だから東京ダ1400mが最適条件だろう。前走で脚質転換に成功して不気味な存在。

 セイクリムズンはエイシンサンディ産駒でムーティエ5×4のクロスを持ち、Sicambre系のドロッとした斬れ味で差すので東京ダは合っている。典型的なスプリンターというわけでもないので距離も1400mがベストだ。58キロでも侮れない。

 A.P.Indyはナスキロ柔いストライドを伝えるので、ダートなら直線が長く砂質が軽い東京が合う。だからカジノドライヴもテスタマッタもフェブラリーSでは重い印を打ってきた。テスタマッタは昨年の根岸でも◎だったが、ここは一息入って59キロ、やはり叩いた次が狙いだろう。

 キングカメハメハは万能型でダート巧者も出すが、タイセイレジェンドはノーザンテーストの影響が強い短距離体型で、ナスキロのクロスを持つのでコテコテのパワー型ではなく脚抜きのいい馬場がベター。東京1400mも条件としては向いているので、59キロは楽ではないが前残りの展開なら。

 メイショウマシュウはカルストンライトオの近親で、アドマイヤマックス×スキャン×モガミだからLa Troienne的なパワーを重ねた配合だが、母父がミスプロ系なのでコテコテの力馬ではない。1400mはベストだし前崩れなら押さえに一考。

 ダノンカモンは昨年は1人気を裏切る5着。年のせいかズブくなってきているので、今は1400mは少し忙しいのかもしれない。

 ストローハットは母がジャンロマネ賞(仏G2・芝2000m)勝ち馬で、そこにフジキセキだからコテコテのダート血統ではない。母父StarboroughがNureyev系で力馬っぽいところがあるので(ヴィンテージイヤーの母父でもある)、サイレントディールのようにちょっとジリ脚で芝ダ兼用というタイプだろう。距離は1800mぐらいあったほうがいいのでは。

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