栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」

フリオーソの配合~Roberto,Mr.Prospector,Nureyev,Russ-Marieのカルテット

2012-12-30 10:53:24 | 配合論

ブライアンズタイム×Mr.Prospectorは下記のようにBramalea≒Gold Diggerのニアリークロスになるので、そしてGold DiggerはThe Tetrarch5×6なので、Roberto的パワーというよりはミスプロ的柔らかさのほうがONになるケースも多く、チョウカイキャロルやノーリーズンやビッグゴールドなどがこのパターン

しかしフリオーソの場合は、母母BayaがNureyev×Riverman×Hail to Reasonで6代母がRuss-Marieなので、

Bramalea≒Gold Digger3×3
Hail to Reason5×3
Nashua≒Nantallah4×4・6
Nashua≒Russ-Marie4×6
Golden Trail≒Nile Lily3×6

と、ブライアンズタイムの米血パワーを強力に増幅した配合になっています
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004106867/

Nashua
Bramalea
│ ┌Bull Dog
│┌○
└△┌Blue Larkspur
 └△

Nashua
Gold Digger
└△┌Bull Dog
 └△┌Blue Larkspur
  └△

┌Nasrullah
Nashua
│┌○
│││┌Sir Gallahad
││└La France
││ └Flambette
└△

┌Nasrullah
Nantallah
│  ┌Sir Gallahad
│ ┌Gallant Fox
│ │└Marguerite
│┌○
└△└△
   └Flambette

┌Nasrullah
Russ-Marie
│┌Sir Gallahad
└Marguery
 └Marguerite

ちなみに父ブライアンズタイムでいうと、トーセンブライトは母父ジェイドロバリーがMr.ProspectorとNijinskyとSpecialなのでBramalea≒Gold Digger3×4、Nashua≒Nantallah4×5・6、レディルージュは母父KingmamboがMr.Prospector×NureyevなのでBramalea≒Gold Digger3×4、Nashua≒Nantallah4×5・6

キンカメ×ブライアンズタイムがダート黄金配合なのも、Mr.ProspectorとNureyevとRobertoを通じるBramalea≒Gold DiggerとNashua≒Nantallahが主な根拠

ダート種牡馬として売り出し中のファスリエフはNureyev×Mr.Prospectorですから、Kingmamboやジェイドロバリーやエブロスを逆さまにしたようなもんでこれもNashua≒Nantallahのクロス

ブライアンズタイムとSpecialを通じるNashua≒Nantallahのニアリークロスはこれまで数多くのダートの鬼を生み出しており、このニアリークロスを持つダート重賞勝ち馬で結成される「ブラスペ会」という親睦団体まで結成されるほどで、ブルーコンコルド会長を筆頭に、メイショウトウコン、トーセンブライト、アンドゥオール、マイネルアワグラスといったそうそうたるメンツで構成されております(ウソです)

エスポワールシチー「フリオーソはん、お疲れさまです。しかし最後に逃げるとは役者ですな~」
フリオーソ「引退レースでファンがぎょうさん見に来とるから、見せ場ぐらいつくらんとな」
ハタノヴァンクール「お初にお目にかかります!ハタノヴァンクール言います。エスポさんにはいつもお世話になっとります」
エスポ「今年ブラスペ会に入ったんですわ~」
フリ「お~、今日内から差してきたやつか、若いのになかなかスタミナあるやないか」
エスポ「今日ぐらい前につけたら、ローマン相手でもエエ勝負になるな。ま~ワシは出遅れこいてしもたけどな、ワッハッハ」
ハタノ「内田はん気抜いたら怒るからオッカナイですわ~、初めてスタートから一生懸命走った」
フリ「あ~、サンデピュ会(カネヒキリを会長とする、サンデーとDeputy Ministerを持つ親睦団体)期待のローマンレジェンドか、やっぱり若いもんは勢いがちがうわなあ…」
エスポ「あそこもガンジスとかボレアスとか、活きのいいのが出てきてますわ」
フリ「でも今日の競馬なら後は任して大丈夫やな。エエか、ワシらはブライアンズタイムの血を引いとるんや、やっぱり基本はマクリでいかなアカンで」
ハタノ「ハイ!今日でちょっと自信つきました」
エスポ「先輩も東京で追い込んでましたやん」
フリ「フェブラリーか、あれは気持ちよかったなあ…。ま~ほな、頑張ってや」
エスポ、フリ「長い間おつかれさまでした!」

母父ブライアンズタイムの威光
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/53d16940f01824f3c6b28b00c56e5631
シマントガワ先生の「キンカメ産駒でダートの鬼をつくろう」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4dadd6daea38357cae8702795a1361ff
Roberto的ではないシンボリクリスエスからRoberto的なランフォルセをつくる方法
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/da4601dbe7ff6719549624a46946e28e
最近のブライアンズタイム産駒の「Nashua≒Nantallah的ダート必勝配合」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/7bddc01ca0c2f79436921638fd6be474

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東京大賞典をちょこっと

2012-12-29 14:02:53 | 血統予想

ワンダーアキュートローマンレジェンドも2000m>1800mだと書いてきたのでJCDより条件好転という見方はできますが、今日のレース結果をみると4Rマイネフェニーチェはブライアンズタイム×Alydar、5Rピエールサンダーはコンサートボーイ×モガミ、6Rコウザンフォルテはアジュディケーティング×サクラローレル、AlydarやブライアンズタイムやDanzigが強いパワー馬場とみて◎ハタノヴァンクール頭で買ってみます~

ブライアンズタイムとNureyevとMr.Prospectorの組み合わせはフリオーソと、ブライアンズタイムとNureyevとサンデーとNever Bendの組み合わせはエスポワールシチーと似て、Kingmamboとブライアンズタイムのパワーを増幅したダート黄金配合

フリオーソやエスポと比較すると、Nijinskyとミスプロの影響でこちらのほうが胴も脚も長く動きも緩慢で、ここ2走をみると1800mのスピード競馬では追走に手一杯ですから、これも距離延長は間違いなくプラスだし、パワー馬場なのも対ワンダー、ローマンという点では有利でしょう

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グリーンチャンネルを見ていると

2012-12-27 19:11:29 | その他

最近グリーンチャンネルを見ていると、長い間務めてこられたキャスターやレポーターやアシスタントの方々が続々とお辞めになってるようで、以下は完全に外野からの意見ですが思ったことを少し…

そもそも月千いくら払って専門チャンネルで毎週競馬やそれに関する番組を視聴するような競馬ファンは、決してライトではなくミドル~ヘビーな層やと思うんです

だからグリーンチャンネルの主な役目は、昨日今日競馬に興味を持ったライト層を競馬場に導くことではなくて、有料専門チャンネルを視聴するまでになったミドル層をヘビー層にまで育て上げることでしょう

浜中が好きでステイゴールドが好きなオネエチャンが、オバチャンになってバアチャンになっても馬券を買い続ける、そういうヘビーユーザーを一人でも多くつくることでしょう

そしてトレセンの人間とこそばゆい話ができるようになったり、ミドル層ヘビー層の気持ちを代弁できるようになるには、ある程度の年月やキャリアが必要なわけで、そういうのが専門チャンネルの財産やないかと思うんですが違いますかね~

ミドル~ヘビー層がキャスターやレポーターに何を求めているかというと、時々気のきいたこと言うとか顔がかわいらしいとか、まあ他にもいろいろあると思いますが、最大公約数は「競馬と真剣に向き合っているか」やと思いますよ

ミドル層ヘビー層は、そこはちゃんと見抜いてますよ

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先週の雑感~キンカメ×ブライアンズタイムで満貫あがるには…

2012-12-26 23:08:21 | 血統予想

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」22~24日分から4頭更新しました

ホープフルのサトノネプチューンはおなじみのバレークイーン牝系で、シンボリクリスエスにMr.ProspectorとSadler's Wellsですからランフォルセやブルーミングアレー的な配合で、Roberto系×Sadler's Wells×バレークイーンですからヴィクトリー的な組み合わせでもあり、血統通りに中山内回りで上手に立ち回りました

ムーアも最終週になって中山を手の内に入れたというか、6日目あたりまでは仕掛けるポイントが少し遅くて届かないケースが多かったのですが、先週はダークシャドウなんかも4角からちゃんと動かしてました
もともと追えるし真っすぐ走らせられるし、来年からはどこでも買えるガイジン扱いでいいでしょう

マイネルストラーノは葉牡丹ではインベタ決着で外を回らされたのが敗因で、力負けではないのでここは△を入れておきましたが、わりと母似でブライアンズタイムのパワー型というタイプだけに時計のかかる中山2000mはピッタリ

そして今回マイネルストラーノのように外を回らされたのがカミノタサハラで、この馬が一番強い競馬をしたのは明らかですが、ディープ×クロウキャニオン三兄弟のなかでは最も胴長で母のナスキロ柔さがONになっていて、やっぱりガツーンと打てるのは東京の2000m以上じゃないかと

フェアウェルはグランドシチーホッコータルマエを差し切ってオープン特別連勝、キンカメ×ブライアンズタイムはシマントガワ先生絶賛のダート最強配合で、中央では19頭が出走して12頭が勝ち馬となり、そのなかにはハタノヴァンクール、グランドシチー、シセイオウジ、キョウワダッフィーが含まれます

そしてハタノ、グランド、シセイのオープン馬3頭には、母母のところにHail to Reasonが入る、つまり母はHail to Reasonのクロスを持つという共通点もあります

ハタノヴァンクールを例にとると、キンカメ×ブライアンズタイムはGold Digger≒Bramalea(Nashua≒Nantallahの累進)とGraustarkのクロスになる→Kingmamboとブライアンズタイムのパワーの要素がONになりやすいわけですが、ハタノの母はHail to Reason3×4とRoman≒Chop Chop5×6ですから、ようするにHail to Reason,Bramalea,Graustark,Romanと、ブライアンズタイムの血脈構成を自身と母の代で全てクロスで押さえているわけです

ようするにキンカメ×ブライアンズタイムというだけで役牌ドラ1でだいたい上がれる手役になるのですが、母の代でHail to ReasonとRomanを増幅していれば、もう2翻上がって満貫まで狙えます…ということですね~

キョウワダッフィーの場合はここにHail to ReasonがなくNijinskyとRound TableとBold Rulerが入るので、ちょっと力馬になりきれなかった部分があるんじゃないかと、だからどちらかというと京都の稍重で勝ったときのような脚抜きのいい馬場がベターではないかと思ってます

イリュミナンスはマンカフェ×トニービン×Nureyevですからアプリコットフィズを逆さまにしたような配合で、アプリコちゃんを心身ともにマッチョにしたような逞しい勝ちっぷり、母スキッフルは強力な相似配合で競走馬としては1戦しか走っていませんが、繁殖としては相当ポテンシャル高いんじゃないかと

リグヴェーダは“Hyperionの多いボレアス・マウントシャスタ・カミノタサハラ”という配合で、見るからにダービー向きですがダービーの頃に完成しきるかどうかやなあ…というのが第一印象

万両のアドマイヤオウジャはボミーミスS(米G2・ダ9F)のシーズオールエルティッシュの仔で、これは母系の米血パワーの影響でディープ産駒としては肉付きが良くて完成の早いタイプでしょう

オツウはエンジンがかかってからはオッという脚で伸びてはきましたがすでに遅し、外マイルならば器でなんとか…と思ったんですが、やっぱりもう少し距離は欲しいかなと

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ルーラーシップが引退だそうで

2012-12-26 17:15:29 | 配合論

有馬記念3着のルーラーシップが引退決定、種牡馬入りへ
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=71311

この馬についてはあまりにもいろいろなことを書いてきたしいろいろな思い出がありすぎますが、もう3年前になりますか、とりあえず一番最初に、新馬を勝った後に書いたエントリを

Hornbeam≒パロクサイド
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/7fad8bac74fb78c228413df98f6455bf

やっぱり大きな心残りは、スタートを決めて中団で流れに乗り、勝負どころから外に持ち出してストライドロスなく惰性をつけてゴールまで走りぬく…というこの馬が最大限に力を発揮できるレース運びを、東京ではほとんど実行できなかったということですかね~(できたのはプリンシパルだけ)

ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュ、ローズキングダム、ヒルノダムール、エイシンアポロン、ビートブラック、ビッグウィーク、ニホンピロアワーズ、ゴルトブリッツ

同期の男馬は「決してオールラウンダーではないが、あるカテゴリにおいては、ある能力においてはチャンピオン級」という個性派揃いで、そのカテゴリにピタッとハマったレースが巡ってくると、このチャンス逃してなるものかと勝負強くタイトルを手中にしていきました

オルフェーヴルみたいな突出した存在こそいませんでしたが間違いなく層の厚い世代で、そんななかでこの馬とペルーサだけはなんというか生き方がド下手で、ここは決めなきゃというときにかぎってズッコケてしまうという(^ ^;)、しかしそれが人気を集めた理由のひとつではあるでしょう

種牡馬としては、非サンデー系でアベレージよりも飛距離で勝負、キンカメというよりジャンポケの後釜的ポジションにおさまってくれれば成功だろうと思うし、それぐらいの成果は出してくれるんじゃないかと思います

君が走るたびに一喜一憂していた3年間はアッという間でした…お疲れさま

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阪神C回顧と、2012年を簡単に振り返って

2012-12-25 12:05:51 | 血統予想

阪神11R 阪神C
◎6.フィフスペトル
○10.ガルボ
▲18.レオアクティブ
△4.オリービン
△5.テイエムオオタカ
×8.シルポート
×11.クラレント
注2.マジンプロスパー
注13.サンカルロ
どこからでも入れるレースだが、◎の人気がなさすぎる。母はネヴァーベンドのニアリークロスにロベルトだから急坂小回り向きのパワーと機動力が満載で、実際中山ではいつも機動力抜群のレースぶりで、前々走スプリンターズSも4角では手応え十分、前が開けば掲示板ぐらいはあったかもしれない。阪神内1400mはパワーと機動力が活きる条件だし、格的にも決してヒケをとらないだけに狙ってみたくなる。○は阪神1400mではいつも前が詰まって脚を余しているが、今年は真ん中の枠を引いたから捲りでいければ面白い。

--------

ガルボは12年阪急杯が◎、11年阪神Cが◎、11年阪急杯が○で、母がNijinsky≒Far North3×3の“短足俊敏ザレマ”ですから本質は急坂小回り向きで、だから阪神内1400mと中山1600mは常に◎級の扱いなのだ…と書いてきました

にもかかわらず阪神内1400mでは、直線で手応えは十分あるのに前がカベになって立て直したり追えなかったりの繰り返しでいつも脚を余してたんですが、今年は真ん中の枠を引いたので好位捲りでいけるんじゃないか…と四度目の正直狙いでいくつもりやったんです

しかしもう一度考え直してみると、ガルボの前がいつも詰まるのは、ちょっと力が足りない先行馬が捲られてしまって4角では一杯になって下がってくるからであって、今年の場合はテイエムオオタカはピュアスプリンターではなく1400mでも二枚腰がきく馬だし、シルポートも阪神1400mだと逃げなくてもいつも見せ場を作るから、少なくともこのどちらかは直線半ばまでは頑張るんじゃないかと、とするとその後ろに道はできるから、今年は裏をかいてイン差しが一頭くるんじゃないか…と、そんなことを考えながら前売りオッズをみると、フィフスペトルの単勝40倍が非常に美味しそうに思えてきたのですよ(^ ^;)

結果的にはガルボが3番手から2着に踏ん張ったので、今年はインの渋滞はあまりなく直線は横一線でほとんどの馬は進路があったし、オセアニアボスなんて最内強襲で惜しかったですからね~

しかしそういうインにも進路がある状態だったにもかかわらず、やっぱり今年も、最後は外からサンカルロ…という結末がなんとも面白かったです

シンボリクリスエスにミスプロですから小回りはきくタイプだし、母母がYour Hostess=Your Host5×5ですから体質も硬めで急坂内回り1400mはベスト、これが1400mでも京都外や東京だと鋭さ負けしてしまうんですが、それにしても阪神Cと阪急杯合わせて①③①①⑥③②

この馬が唯一馬券に絡まなかった10年阪神C6着は、レッドスパーダが2着に逃げ粘ったのでインに進路が一頭分あって、そこを差したマイネルフォーグが3着でしたから、ま~けっきょくレースは生き物で、そこを読み切らないとなかなか馬券はガツーンと当たらないし、でもぜんぜん読み切らなくても当たるときは当たるからやっぱり難しい(^ ^;)

--------

というわけで今年の中央競馬も終わり、簡単に一年を振り返ると、オルフェーヴルと、ゴールドシップと、そしてジェンティルドンナの年だったわけです

ゴールドシップのような究極の持続型ストライド走法が(ワールドエースを意識して大人しく乗ってしまったとはいえ)東京2400mを追い込めず、中山2500mを豪快に差し切るというのも、レースは生き物だということを教えてくれましたが、今振り返ると秋を迎えての成長も顕著で、たとえばオルフェーヴルもナカヤマフェスタもフェノーメノも、ステイゴールドの大物は3歳の夏休みでグンと成長するので(特にトモに力がつくことが多いような)、毎年神戸新聞やセントライトで「おお~また一段と強くなったなあ」と言っとるような気がします(^ ^;)

ディープインパクトはHalo≒Sir Ivor2×4から柔らかな体質と無駄のないフォームを受け継ぎながらも、後駆はFair Trial的で力強く俊敏に蹴れるという、ここをイイトコドリしたのが全兄弟との違いで、このFair Trial的な後駆は母系のLyphardやBustedやHighclereを通じる「HyperionとFair Trial」の影響が大でしょう

そして下記エントリでも書いてきたように、3歳春にクラシックレースを勝つようなディープ産駒は、ドナウブルー=ジェンティルドンナ、ハブルバブル=ディープブリランテ、トーセンラー=スピルバーグのように、「母がNorthern Dancerのクロスで、自身はLyphardのクロスとNorthern Dancer3本クロス」というパターンである…と

その場合、Lyphard以外のNorthern Dancerは、Bertolini(Danzig+Never Bend)、Loup Sauvage(Riverman+Nureyev)、Sadler's Wells(Northern Dancer+Bold Reason+Forli)と、いずれも「Northern Dancer+Fair Trial+La Troienne」の組み合わせである…と

ジェンティルドンナの母とディープブリランテの母がLa Troienne系のクロスを持っていたことも合わせると、ディープ産駒はほっといてもHalo≒Sir Ivor的体質走法がONになりやすく、それを早い時期に爆発させるには筋肉を増す必要があり、筋肉を増すにはLyphardの血脈構成を増幅するか、母からLa Troienne系のパワーの血を補うというのが、今のところ有効であると考えられる…と

つまりディープインパクトもステイゴールドも、柔らかすぎるほどの体質を伝えるのでパワー型牝馬との配合が成功しているのは同じで、パワーを増すにはディープはLyphardを、ステゴはノーザンテーストを使うのが有効である…と

ただシマントガワ先生もおっしゃるように、これはあくまで「3歳春に頂点を極める」配合ですから、たとえばBurghclereやナスキロを攻めた配合のディープ産駒が春天を重厚なストライドで勝つようなこともこの先ありうるとは思いますが、今のところスタミナとしなやかさを追求した配合は、概ね体質が緩くて3歳春の時点ではまだ完成の域に達していない…ということが多いように思います

年末年始は特にどこにも出向かず札幌で、まあ「2歳勝ち馬評価」は今日中に終わらせるとして、あと某種牡馬辞典と某サイトと某月刊誌と某会報の原稿を書いて、東京大賞典ぐらいは予想して、年が明けたら新春競馬の準備も…とかいってるうちに金杯を迎えるという、毎年のことですがそんなパターンでしょう…

シマントガワ先生の「ディープインパクトで桜花賞馬をつくろう」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fb0bba7b6d162ae32459aa470e174865
ディープのLyphardクロスにおいて暗躍する「Northern Dancer+Fair Trial+Never Bend」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/e39b87d84d22fa9a751400148d2a07a0

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月曜のボツ予想~中山はノーザンテースト増幅配合で

2012-12-24 12:41:56 | 血統予想

リグヴェーダはパドックをみるとディープにNureyevにNijinskyにナスキロにVaguely Nobleというイメージどおりの馬で、レースでも重厚にジワジワ加速して勝ちましたが、現時点ではやっぱり少し緩いなあ…と、この重厚なナタの斬れが本格化するのは来秋かそれ以降かなあ…とは思いました
血統屋のPOG企画「ディープインパクト好配合馬リスト」で栗山望田ともに◎評価(ベスト10評価)にしたのは、カミノタサハラ、トーセンワープ、ノーブルコロネット、そしてこのリグヴェーダの4頭で、いずれも勝ち上がったのでちょっとだけ大きな顔しときます(^ ^;)
カミノタサハラも昨日は負けて強しでしたからね~

ところで昨日のアクセス数はブログを始めて以来最多で、例年菊花賞デーに最多を更新するんですが、今年はそれを有馬でさらに更新したという珍しいパターンでした(ちなみに検索キーワード上位3つは“望田潤”“ステイゴールド”“エピファネイア”)
いずれにしても毎年アクセス数が増えているのは嬉しい限りで、今年も一年間ありがとうございましたm(_ _)m
というわけで終わりよければ…ではないですが、最後はいいのを一つ二つ当てて、楽しいクリスマスを迎えたいもんです

クリスマスは大知と勝浦の逃げを中舘さんがつつき▲サトノシュレンが捲る…ということで中山2200mらしいダラッとした持続戦想定で、前走キッカケをつかんだ△ピュアブリーゼあたりも面白いんですが、中山は外差しも決まるとはいえ内が伸びないわけじゃないので、ロスなく内を立ち回ったほうが有利なのは有利で、オーシャンブルーのようにロスなく小器用に差せる馬…ということで◎ツルミプラチナム
ノーザンテースト≒Far North4×4にFlower Bowlも入るのでLady Angela増幅の、アイスフォーリスなんかと似た「ステゴ黄金配合」
新潟と東京でまずまずの追い込みをみせていますが、中山でイン差しが決まる展開なら更にいいんじゃないかと

ハッピーエンドはオコレマルーナはスプリンターではないし、これが人気を吸うなら当てたいレースです
◎はブランダムール
アドコジ×Woodmanはアストンマーチャンと同じですが、こちらはカナダのパワー牝系でノーザンテーストのNearcticとWindfieldsとChop Chop≒Romanをクロスしてノーザンテースト的なパワースプリンター
十勝岳ではリーサムハーツに快勝、中山1200mはカンナでビウィッチアスと接戦、前走も直線外に持ち出してからはアミカブルナンバーと同じぐらいの脚では伸びてました
昔から中山芝1200mは、ノーザンテーストとかDanzigとかStorm BirdとかFairy Kingとか、頑健なNorthern Dancerの血がONになった馬から入りやすいです
コスモアクセスをはじめ相手は内枠重視で

リボンは◎スターコレクションに3回連続の◎
ヒッティングアウェー×ラヴァンダンというアウトサイダーなシャダイフラッグに、ノーザンテースト、トニービンとHyperionをクロスで重ね、そこにサンデー×Bold Rulerでアグネスレディーのハイインローを1/4異系とする5代アウトのアグネスタキオンをもってきた…というシンプルな好配合
“長めレッドデイヴィス”というキャラで、ただ今Hyperion的しぶとさ発現中、来年はオープンぐらいまでいくんじゃないですか
相手はディープにナスキロラトロでBurghclere≒Alleged(f)もある○クイーンリヴィエラと、Alleged(m)≒Pasadoble4×4で阪神のほうが追いこみやすそうな▲ニシノテキーラが妙味かと

阪神Cは真ん中を引いた○ガルボが阪神1400m四度目の正直、今度こそ捲りでいけるんじゃないかと思ったんですが、前日オッズをみてもうひとひねりしてしまいました(^ ^;)
今日は万両賞も楽しみで、これシンザン記念ですと言われても違和感ない好メンバーです

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有馬記念回顧~最後の一ピースはノーザンテーストの“筋力”

2012-12-23 17:05:50 | 血統予想

中山10R 有馬記念
◎2.エイシンフラッシュ
○13.ゴールドシップ
▲3.スカイディグニティ
△9.ルーラーシップ
×10.ダークシャドウ
×11.トゥザグローリー
注8.トレイルブレイザー
注14.ビートブラック
前半は各馬様子をうかがってスローも考えられるが、ゴールドシップもルーラーシップも勝ちにいくには外に持ち出して早めロングスパートしかないし、そうなるとビートブラックをはじめ前の組も突っ張るしかないから、上がり5Fぐらいの機動力と持続力の両方が問われる競馬を想定。◎はハイペリオン血脈とドイツ血脈主体の配合で、春天で2着したようにスタミナそのものはあるのだが、母が持つレッドゴッド≒ステイアットホーム4×5のニアリークロスの影響で動きが無駄がなく俊敏で、トップスピードに乗るのが速いというのがもう一つの長所だ。だから直線の長いコースだとスローになったほうが加速力で好走しやすいのだが、内回り向きの機動力も十分なのは有馬2着や宝塚3着や大阪杯2着などを見ての通りで、単なるスロー専門ならば春天や宝塚や大阪杯で好走できるわけがない。そしてヴィクトワールピサをはじめ、ダイワメジャー、ネオユニヴァース、ロゴタイプ、グランプリボスと、中山で機動力ある馬に乗せたらミルコの右に出るものはおらず、ゴールドシップが捲りきれるかきれないかのところを、インから切り裂いてくるのはこの馬だ。

--------

これからまだお仕事があるんですが、とりあえず有馬の回顧だけやっときます~

ルーラーシップの大出遅れ以外は各馬だいたい想定通り思惑通りに運べたと思うし、皇成もスタンド前でちょっと噛んだ以外はミルコの代役を果たしたといえる騎乗で、直線ではいつものように抜群の加速力で、一瞬凄い反応で抜け出してきました

そしてやっぱり内回りではゴールドシップは捲りきるところまではいかなかったのですが(直線入り口ではまだ10番手)、内回りとか外回りとか、4角で何番手とか前と何馬身差とか、そんな細かいことはいいんだよと、岡田総帥も言ってましたがとにかくスピードに乗ってしまえばいつまでも伸び続ける馬なんだから、上がり5Fをストライドロスなくスピードに乗りきって走りきるにはどうしたらいいか…というシンプルな思考を、今日も大胆に実行してみせたウチパクの胆力がまずアッパレでした

終わってみればヴィクトワールピサやマツリダゴッホ級の機動力型がいなかったということもありますが、上がり11.9-12.1-12.1-11.9-12.0、このロングスパートの持続戦を、外々を回りながら11.6~11.8ぐらいで走り続けたゴールドシップとルーラーシップの持続力が際立ったレース

東京2400mの上がり11.7-11.5-11.5を現役最強のピッチ走法が制し、中山2500mの上がり12.1-11.9-12.0を現役最強のストライド走法が制するのですから、レースは生き物…とは使い古された言葉ですが至言です

勝ち馬の配合については何回も書いてきましたが、オルフェーヴルとは母父メジロマックイーンだけでなく、オルフェがノーザンテースト4×3なのに対しゴールドシップはノーザンテースト≒The Minstrel4×4という点も似ています

ステイゴールドはサンデーとPrincely Giftの柔らかさとディクタスのスタミナが主にONになった競走馬で、小柄で頑健さが少し足りないのが唯一の弱点で、だから直線平坦の2400m以上でベストパフォーマンスを発揮しました(全7勝は東京2勝、京都、札幌、旧中京、ナドアルシバ、沙田各1勝で、実は直線に急坂があるコースでは一度も勝っていない)

そして産駒の代では、ノーザンテーストをクロスしたり、Lady AngelaにFlower BowlやAlycidonを合わせたりすることで、つまりノーザンテーストの頑健さを増幅することで、父に欠けていた「パワー、筋力」という最後の一ピースを埋めることで、父を超える息子たちが次々と生まれているのです

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日曜のボツ予想~叔父もラトロ多数

2012-12-23 10:51:54 | 血統予想

ノエル賞はクロフネ産駒で母母がトニービン×ノーザンテーストの▲メイブリーズ…とも思ったんですが、土曜はインベタ馬場だっただけに機動力もありそうな◎ファーゴ
ロゴタイプの叔父で母はBuckpasser3×3、自身はBusanda≒Striking=Busher6×5・5・6・6で、「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」ですがWar AdmiralとLa Troienneが多めで、パワー型に振れているぶん中山マイルは合いそう
新潟外マイルの最速ラップのところでビュンと抜け出したものの最後アップアップ…というような馬は、たいてい根は小回り向きというか機動力型だったりします
ウインクリアビューはコスモセンサーと同じMill Reef≒Rivermanのニアリークロスで1600mがピッタリ、母系にBold Rulerも入って小回りもきくタイプでここも有望ですが、ムーアが中山で東京ほど冴えが見られないというかなかなか頭まで突き抜けられないのは、4角で仕掛けていくという意識がまだ少し希薄だからじゃないか…と

というわけで▲シャドウパーティーはオープン入りまではずっと◎だと書きましたが、さすがに2500mへの延長はちょっと感心しないのとムーアが信用ならないので、グッドラックは◎ヴァーゲンザイルとしました
ネオユニ×テーストはマルカボルトと同じで、こちらは母系に入るAureoleがKrisと脈絡するので実績どおり2400mのスタミナもあって、ようするに“長めマルカボルト”
中山は[1.2.1.1]、良では全部馬券に絡んでます

サンタクロースは◎エアルプロン
どちらかというとエアデジャヴー似で、この一族はノーザンテーストとBold RulerとRibotですからパワーと機動力が売りで、この馬も京都内2000mの内容はかなりいいですよ
パッションダンスと▲レインフォールを目標に捲れるとみました
ナムラオウドウはスピカ2着はインベタ馬場の最内を突いただけで、ミルドリームともども本質は外回り向きやと思います

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エイシンフラッシュは三浦皇成に乗り替わり

2012-12-23 09:08:29 | 血統予想

ミルコ・デムーロが病気のため、有馬記念のエイシンフラッシュは三浦皇成に乗り替わりとなりました~

◎にした立場でいうと、ヴィクトワールピサやロゴタイプをミルコのように乗るなんて他の誰も真似できないのだから代役なんて務まるはずはなくて、とにかく折り合いだけつけて内々で丁寧に乗れる人…という意味で、空いてる人のなかでは吉田隼人しかいないんじゃないかな~と思ってたんですが、皇成がいましたか

いずれにしても、これで▲スカイディグニティに比重を置いて買うことになりますが、この枠と土曜の馬場バイアスならば、インを繊細に捌くフランス人乗りでいいんじゃないかとは思います

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