栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

「2歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&阪神雑感

2016-12-30 14:19:46 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました

◆Lodge≒Habitat4×3の名繁殖

ディヴァインハイツの母ドバウィハイツ(父Dubawi)はイエローリボンS(米G1・芝10F)とゲイムリーS(米G1・芝9F)に勝ち、ビヴァリーDS(米G1・芝9.5F)はスタセリタ(ソウルスターリングの母)の2着でした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105592/

ドバウィハイツの3/4妹(父はDubawiの代表産駒マクフィ)Make Believeは一昨年の仏2000ギニーを勝っていますが、ドバウィハイツとMake Believeの母Rosie's Posyは以下のようにLodge≒Habitat4×3、Tom Rolfe5×5、G1馬を2頭産むような名繁殖はこれぐらいのことはやってます






母系にMill ReefとHornbeamが入るので、ディヴァインハイツは薄いながらもハーツクライのナスペリオンをいじった配合でもありますね

◆ラブリーデイ化するルーラー産駒

日曜阪神6Rはダノンディスタンスが内2000mをスローで逃げて押し切り、ルーラーシップ産駒はダンビュライトやイブキのように父譲りの重厚ストライドで走るタイプがやっぱり多いのですが、このダノンディスタンス(母父クロフネ)に芙蓉S勝ちキングズラッシュ(母父シンボリクリスエス)と、内回りで2勝目をあげた2頭は母系にRobertoの血を引いていることに注目すべきかと

種牡馬ルーラーシップは基本的にはHornbeam≒パロクサイドのナスペリオン的重厚ストライドを伝えますが、Kingmamboが持つNashua≒Nantallah3×5にRobertoを合わせてGold Digger≒Bramaleaのニアリークロスにすることで、Roberto系の内回り向きの機動力を得ることも可能なのだということで、これを「ルーラーシップ産駒のラブリーデイ化」と呼びたい



┌Nasrullah
Nashua
│┌○┌Sir Gallahad
└△└△
   └Flambette

┌Nasrullah
Nantallah
│   ┌Sir Gallahad
│  ┌○
│ ┌○
│┌○└△
└△  └Flambette

┌Nashua
Gold Digger
└△┌Bull Dog
 └△┌Blue Larkspur
  └△

┌Nashua
Bramalea
│ ┌Bull Dog
│┌○
└△┌Blue Larkspur
 └△

こないだ中山で逃げ切ったビートマッチもKingmambo≒ジェイドロバリー3×3で母系にRobertoも入るので、ラブリーデイ化レッツゴードンキ化したタイプといえます




◆だってタガノレヴェントンだもん

日曜のW5はリッチーリッチーがハナ差負けた時点で終了したんですが、せっかく予想したので赤穂も何か買ってみようか…と常連たちとパドックを見ながら

「W5はナムラアラシにしたんよ。阪神2000マスターのナムラビクターの弟やし、こないだは高倉が遊ばれたみたいやけど乗り替わりでマジメに走ったら一発あるで」と吹聴していたんですが、相手を3着クリノリトミシュル(1人気)と放馬して後方のまま見せ場もなかったタガノクレイオス(2人気)に絞ってたので悶絶…しかも2着に残ったのが高倉のシャイニービームと聞いてまたズッコケた(^ ^;)

ファイナルSはスーサンジョイとディーズプラネットで買ってたので声も出ませんでしたが、「うおおお松若あああああっ!」とメタボ博士が叫び出したので何か当たったのと聞くと、「タガノエスプレッソある!だってタガノレヴェントン(タガノトネールの母)だもん!」

「だってタガノレヴェントンだもん」「ナムラシゲコだもん」
2016年オーラスも「やっぱり母は偉大です」で締めくくったウインズB館4Fでした

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長くなったので先週の雑感その1~中山編

2016-12-29 13:05:50 | 配合論

◆大障害とグレイトフル

中山大障害を見てて思ったんですが1~3着のオジュウチョウサン(母父シンボリクリスエス)とアップトゥデイト(父クロフネ)とルペールノエル(母父Lear Fan)は全てRoberto持ちで、またサナシオン(父シンボリクリスエス)とニホンピロバロン(父フサイチリシャール)もRoberto持ち、16年のハードル界はRoberto持ちに制圧された感がありました…なんでなのかは考えてません(^ ^;)

グレイトフルは8頭立てで逃げ馬不在でふつうならドスロー濃厚、人気を集めたのが持続力A瞬発力Cのカフジプリンスとバイガエシでいったいどんなレースになるのか、ノリが逃げそうな予感はあるとコメントしておきましたが、ベテランたちがそれぞれの思惑でレースを動かして少頭数でも面白かった

ノリ(バイガエシ)「去年札幌で乗った馬か。バテないタイプだから行けたら行ってみるか~」
戸崎(レイズアスピリット)「ノリさんが逃げて、すぐ前にカフジか。スローになりそうだけどひとまずここで様子見かな」
岩田(カフジプリンス)「急にペース落ちたな…どうせズブいからここでポジション上げとこ」
ウチパク(ディスキーダンス)「康成ハナまで行かんのか…んじゃ俺が捲っちゃうよ」
ノリ「捲られたけど、馬は気分よく走ってるからこのまま行こう」
岩田「アカン…ペース上がるとやっぱりズブいわ(汗」
戸崎「ぷぷぷ…岩田さんもう遅いよ、あとは前さえ交わせば182勝目いけそう♪」

後半5Fからペースアップしてゴールまで12.2-11.8-11.7-11.8-12.4で59.9、有馬も同じく5Fからペースアップして11.8-11.7-12.1-11.7-12.1で59.4、上がりだけの競馬ではなく5Fのロンスパになって、カフジプリンスのズブさがまた露わになりカフジプリンスの持続力がまた証明されたレースでした

◆昔からTom Fool使い

アフリート産駒はバンブーエール、プリエミネンス、スターリングローズ、ビッグウルフとTom Foolクロスがよく走ったんですが、真っ先に成功したのがサンシャイン牧場産の桜花賞馬プリモディーネ(初年度産駒でTom Fool≒Spring Run4×5・5)でした




┌Menow
Tom Fool
│┌Bull Dog
││  ┌Peter Pan
││ ┌○
└△┌○
 └△
┌Menow
Spring Run
│┌Bull Dog
└△┌Peter Pan
 └△

そのプリモディーネの娘にスクリーンヒーローが配されたのがアルミューテンでTom Fool≒Spring Run6×6・7・7、JBISによるとサンシャイン牧場産のスクリーンヒーロー産駒(既出走)は5頭いますが、前記アルミューテン、土曜に新馬勝ちしたサウンディングベル(母父アフリート)、JRA未勝利の2歳ピティヴィエ(母父アフリート)、JRA未勝利で浦和で走っているショーピース(母父アフリート)と、4頭が母系にアフリートの血を引いています

唯一アフリートの血を引かないフィランソロフィー(JRA未勝利で大井で走っている)は母母父がGone West(Mr.Prospector×ナスキロ×Tom Foolだからアフリートと配合が似る)で、これら牝馬にスクリーンヒーローを配したのはTom Foolクロスを狙っているとしか思えない



サンシャイン牧場といえば昔からスピード血脈の父母相似配合がお家芸なのですが、最近の活躍馬の配合をみるとプレティオラス(Tom Fool≒Spring Run6×6・7)、プーラヴィーダ(Tom Fool≒Spring Run6×5・6)、パンタレイ(Tom Fool≒Spring Run6×5・6)、アンパサンド(Tim Tam5×5)、アロマンシェス(Secrettame≒Drone4×5)と、やはりTom Fool絡みのクロスが目につきます



アフリート×イエローゴッドは得意技の一つでしたが、南関で大活躍のフィガロ軍団なんてみんなやってることは似てて、いずれもアフリートやGone WestやMiswakiやイエローゴッドなどを引く牝馬にStorm Cat系フィガロを合わせて、Tom Fool+ナスキロでまとめようという意図が感じられる配合

最近はダンシングキイ牝系のフェデラリストやスマートロビン、Gone Westの甥サクラオリオンなんかの種を複数付けているのを見ても、サンシャインのTom Fool好きは筋金入りやと思います(・∀・)

というわけで、スローのマイル戦を3番手からスルスルッと無駄のない脚捌きで抜け出したサウンディングベルは、「父中距離×母父マイラー」でTom Fool≒Spring Run6×5・6ですから、いかにも機動力に富む1800型という勝ち方でした




◆繊細なイン差し

ホープフルはストライドで走るグローブシアターは中山内回りだと外々を回らざるをえず、それを見ながら馬群を割ったレイデオロとはコース取りの差と4角を回りながらの加速、この両方で後れをとったと言うべきですが、その間隙をついて、7枠からすぐに最内に潜り込んで最内を捌いて2着にもってきたのがマイネルスフェーンのシュミノー

シュミノーはこの4週間で芝[4-7-3-27]という成績を残して帰っていきましたが、1~3枠では[2-3-0-8]、6~8枠では[0-3-1-11]、あの繊細タッチによる絶妙捌きは内枠で威力倍増は当然といえば当然

アポロケンタッキーの3代母Slinkylady

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ホープフルの回顧を簡単に~瞬時に抜け出すTom Fool

2016-12-28 10:12:21 | 血統予想

中山9R ホープフルS
◎7.ビルズトレジャー
○2.レイデオロ
▲5.サングレーザー
△6.グローブシアター
×4.アドマイヤウイナー
注12.メリオラ
注13.ベストリゾート
ビルズトレジャーはメジロドーベルの孫で母方はスタミナの血が強く、上のツクバアスナロやラッシュアタックも1800~2000mで勝ち鞍をあげている。体つきをみてもドーベルの面影も感じさせる中距離馬に見えるし、なのに前走も1400mで後方からよく追い込んで2着。相手は強くなるが、この距離延長は手を出してみたくなる。アウトブリードのメジロドーベルに強いクロスを持つエルコンドルパサーとダノンシャンティが重ねられて、全体の配合パターンも理に適っている。グローブシアターは兄同様外回り向きのタイプだと思うので、器用さもあるレイデオロが相手一番手。

--------

レイデオロはキングカメハメハ×シンボリクリスエス×ウインドインハーヘア牝系ですから胴も脚も長いんですが、脚捌きに無駄がなく鈍重さ緩慢さがなくレースが上手なのが最大の長所

単勝150円の大人気を背負ってもルメールがあそこまで構えてられるのは、中山内回りでも瞬時に加速して馬群をきれいに割って抜け出す脚があるのをわかっているからで、私のTARGETのメモには「脚長ラブリーデイ」と書いてあります



名繁殖ウインドインハーヘアはSir Ivor(Alzaoの母父)を持つのでサンデーサイレンス系種牡馬との配合が成功しやすいのですが(Halo≒Sir Ivorのニアリークロスが主な根拠)、Sir Ivorの母AtticaはTom Foolと3/4同血なのでここを攻めるのもなかなか有効で、ウインドインハーヘアにSeeking the Goldが配されて生まれたレディブロンドはTom Fool≒Attica4×5で6戦5勝、スプリンターズS4着で引退

そこにスペシャルウィークが配されたゴルトブリッツはBuckpasser5×4、Tom Fool≒Attica6×5・6となり、帝王賞などダート重賞を4つ勝ちました

シンボリクリスエスが配されたラドラーダもTom Fool≒Attica6×5・6となり4勝をあげたオープン馬、そのラドラーダにキングカメハメハが配されたレイデオロはBuckpasser6×5、Tom Fool≒Attica7×6・7・7



┌○
││┌Sir Gallahad(=Bull Dog)
│└△
Attica
│┌Pharamond
└△
 └△
  └Alcibiades

 ┌Pharamond
┌○
│└Alcibiades
Tom Fool
│┌Bull Dog(=Sir Gallahad)
└△

レディブロンドはSeeking the Goldらしいスピード馬で、そこにシンボリクリスエスとキングカメハメハが配されて伸びのある中距離体型に変化していったけれど、Tom Fool的な軽い脚捌きは代々受け継がれてきたというべきでしょう

ちなみに1歳のレディブロンド系は、ガールオンファイア15が父ロードカナロア、ラドラーダ15が父キングカメハメハでレイデオロの全弟、どちらもキングカメハメハ系を配してBuckpasser~Tom Foolの継続クロスになってます

ビルズトレジャーは直線狭いところに入ってしまって、あそこがスムーズなら掲示板はあったし、パドックで馬をみてもやっぱりメジロドーベルっぽさも表現された馬やなあという印象で、2000mでベストリゾートやサングレーサーあたりと差のない中距離馬やと思いますよ

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12/23~25の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2016-12-26 19:56:50 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したサトノダイヤモンド(牡3歳)が日曜中山10R有馬記念(G1・芝2500m)を勝ちました。

◎サトノダイヤモンド(牡・母マルペンサ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106101/
母マルペンサはR.V.マンシリャ大賞典(亜G1・芝2000m)勝ち馬で、Halo4×3、Northern Dancer4×4、Natalma4・5×5、血統表の3/4でAlmahmoudの血を何重にもクロスしている。自身はHalo≒Sir Ivor3・5×4・5。母父Orpenは名マイラー Lure の代表産駒でモルニ賞(仏G1・芝1200m)勝ち。中距離で奥行きがあるかとなると疑問もあるが、速攻系マイラーとして有望でPOG向きだ。(望田)

★サトノダイヤモンド(牡・母マルペンサ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106101/
セレクトセール当歳で落札価格2億3000万円。母マルペンサはアルゼンチン産で、コパデプラタ大賞(亜G1・芝2000m)、クリアドレス大賞(亜G1・ダ2000m)、ヒルベルトレレナ大賞(亜G1・ダ2000m)を制覇。Northern Dancer4×4の片方がDanzigを経ているという好パターン。母の父Orpenはデインヒルと配合構成が似ており、その父LureはBertolini(ジェンティルドンナの母の父)と同じDanzig×Alydarという組み合わせ。初子だけに手探りの部分もあるが、まともなら走ってくる。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2015)』で栗山求が推奨したアンデスクイーン(牝2歳)が金曜阪神3Rの未勝利戦(ダ1400m)を勝ち上がりました。

★グリーンファーム愛馬会
父タートルボウル
母レイナカスターニャ(キングカメハメハ)
牝 募集価格:1000万円
http://www.jbis.or.jp/horse/0001191098/pedigree/
母レイナカスターニャは1勝馬ながらアロマティコ(秋華賞-3着、エリザベス女王杯-3着)の全妹にあたるので、繁殖牝馬として期待できる存在です。本馬の父は新種牡馬タートルボウル。現役時代にジャンプラ賞(仏G1・芝1800m)とジョンシェール賞(仏G3・芝1600m)を勝ち、種牡馬としては Lucayan(仏1000ギニー)、French Fifteen(クリテリウム国際、英2000ギニー-2着)などを送り出しており、現1歳世代が日本における初年度産駒となります。母は「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」で、父はMr.ProspectorもLa Troienneも、もちろんサンデーサイレンスも持たないので、日本が誇るこの良血の組み合わせは新しい活力としてインパクトが大きいでしょう。それでいて、Night Shift≒ノーザンテースト3×4、Green God≒ペルースポート5×4(Dyhim Diamond≒アンデスレディー2×3といってもいいでしょう)という相似な血のクロスを持ちます。父の成功パターンは現時点では手探りの部分がほとんどですが、手堅く走ってくるのではないかと思わせる構造を孕んでいます。1000万円ならば乗ってもいいかなという気がします。芝向きの中距離タイプでしょう。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2016)ダイワメジャー編』で望田潤が推奨したファンタジステラ(牡2歳)が土曜阪神3Rの未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました。

○ファンタジステラ(牡、母ファンジカ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105642/
ダイワマッジョーレとサトノキングリーの全弟で、ハイアーゲームの3/4弟。母ファンジカはランカシャーオークス(英G3・芝約11F)勝ち馬。るVaguely Nobleの父ヴィエナはPretty Polly6×4で、母系にVaguely Nobleを引くダイワメジャー産駒にはサンライズメジャーやオリービンなどがいる。Halo≒Sir Ivorのニアリークロスもあり、母父Law Societyは愛ダービー馬。今年も外さないでしょう。(望田)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2016)重賞勝ち馬の弟妹編』で望田潤が推奨したカウントオンイット(牝2歳)が日曜阪神2R未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

◎カウントオンイット(牝、父クロフネ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014104738/
ホエールキャプチャやドリームセーリングの全妹。3代母タレンティドガールはエリザベス女王杯勝ち馬。母母エミネントガールはHeight of Fashionとリマンドを通じるDonatello、Aurora、Aloe、Fair Trialなどのクロスで、クロフネの大物牝駒は母系にHyperion的な血の凝縮を持つことが多い(クロペリオン)。Blushing Groom的なしなやかさを感じさせる体質は姉と重なるし、クロペリオン配合は牝馬のほうが成功しやすい傾向もある。(望田)

■金曜中山6R500万下 クイーンズターフ(ディープ・望田)
■金曜阪神12R500万下 ワントゥワン(ディープ・栗山)
■土曜阪神10R摩耶S カラクプア(POG・望田)
■土曜阪神11R阪神C3着 フィエロ(ディープ・望田)
■日曜阪神7R500万下 サブトゥエンティ(POG・望田)
■日曜中山9RホープフルS3着 グローブシアター(POG・望田)

--------

●Night Shift≒ノーザンテースト

アンデスクイーンはよく見たらなかなか凝った配合やなあ…とブログでコメントしたんですが栗のピックやったんですね、忘れてました(^ ^;)

推奨コメントにもあるように、この牝系とタートルボウルの配合はちょっと面白いかも…と思って調べたんですが1歳はいませんでした

ノヴェリストは自身も産駒もドイツ血統特有のしなやかさとはちょっと違う、よく前捌きがゴツゴツしていると言われるような力馬っぽいところがありますが、こないだ馬を見せてもらったときにも思ったのはこれは主に母母父Night Shift由来ではないかと



このようにNight Shiftはノーザンテーストと3/4同血ぐらいの関係で、ノヴェリストの力馬っぽい体質や地低い体型はノーザンテーストと通じるところがあると思うし、となるとアンデスクイーンのようにNight Shift≒ノーザンテーストのクロスが成功するのかどうか、ここが一つポイントになりそうな

ちなみにタートルボウル産駒におけるNight Shift≒ノーザンテーストのニアリークロスは、ここまで13頭出走し勝ち馬はアンデスクイーンとコットンボウルの2頭

他に「父系にNight Shift、母系にノーザンテースト」というパターンは見つかりませんでしたが、「父系にノーザンテースト、母系にNight Shift」というパターンは、以下のように6頭出走で4頭が勝ち馬となかなか走ってます

ドリームバスケット(父ステイゴールド)JRA6勝
ダノンメジャー(父ダイワメジャー)現役4勝
ダノンキングダム(父ステイゴールド)現役1勝
バンダムハリアー(父サクラバクシンオー)1勝
ダイワネーブル(父ダイワメジャー)未勝利
クイーンマルゴー(父デュランダル)未勝利

●ダイワメジャー黄金配合

ファンタジステラは

・Halo(≒Sir Ivor)のニアリークロス
・(Vaguely Nobleを使っての)Lady AngelaのPretty Pollyいじり
・母父が中距離本格派(愛ダービー馬Law Society)

というダイワメジャー黄金配合のど真ん中で、ファンジカはダイワメジャーとの配合ではまず外さない

ちなみにこれもPOG推奨ボンセルヴィーソも

・Halo(≒Red God≒Up Spirits)のニアリークロス
・(トニービンとガーサントを使っての)Lady AngelaのPretty Pollyいじり
・母父が中距離本格派(サクラローレル)

やはり推奨馬で勝ち上がったドロウアカードも

・Halo(≒Foreseer)のニアリークロス
・(トニービンを使っての)Lady AngelaのPretty Pollyいじり
・母父が中距離本格派(ジャングルポケット)

来年も一口やPOGでダイワメジャー産駒を選ぶなら、まずはこの網ですくってから考える、というやり方になるでしょうね

●クロペリオン&クロマサコ

カウントオンイットはホエールキャプチャの全妹で、クロペリオン(クロフネ×Hyperionの凝縮を持つ牝馬)&クロマサコ(クロフネ×チヨダマサコ牝系)というクロフネの二大ニックスを搭載した信頼度の高い配合

千代田オーナーズの募集馬情報で牧場で乗られてるのをみると、なかなかBlushing Groomがきれいに表現されていたので取り上げましたが、同い年で全く同血のブラックランナーもすでに勝ち上がっています

ではいつもの牝系を更新…パワーストライドという2歳も登録されてました

チヨダマサコ(ラバージョン)
├タレンティドガール(リマンド)
│├エミネントガール(Nashwan)
││├トウカイパートナー(ブライアンズタイム)
│││└タイセイパートナー(クロフネ)未勝利
││├キャトルセゾン(サンデーサイレンス)
│││├グラミスキャッスル(クロフネ)現役2勝
│││└ブラックランナー(クロフネ)現役1勝
││├グローバルピース(サンデーサイレンス)
│││├ドリームセーリング(クロフネ)現役5勝,障害2勝
│││├ホエールキャプチャ(クロフネ)7勝
│││├グローバルハート(クロフネ)未勝利
│││└カウントオンイット(クロフネ)現役1勝
││└ヒラボクガール(タニノギムレット)
││ └パワーストライド(クロフネ)2歳未出走
│└ライジングサンデー(サンデーサイレンス)
│ └エトレーヌ(ブライアンズタイム)
│  └シゲルスダチ(クロフネ)3勝
└マサコチャン(サンデーサイレンス)
 ├サトノロマネ(クロフネ)2勝
 ├ベストクルーズ(クロフネ)3勝
 ├マーチャンテイマー(クロフネ)5勝
 ├ブライダルドレス(クロフネ)未勝利
 ├エイシンフランキー(クロフネ)現役1勝,障害2勝
 └スマートアンカー(クロフネ)未勝利

クロマサコのニックスの有力な根拠といえるのがBlue Moon=Blue Grottoのクロスで、TARGETで調べてみた限りではクロマサコ以外にこの全姉妹クロスは試みられていないようです

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第61回有馬記念回顧~名予想に酔い、名勝負に酔う

2016-12-26 11:41:26 | 血統予想

中山10R 有馬記念
◎11.サトノダイヤモンド
○14.シュヴァルグラン
▲1.キタサンブラック
△2.ゴールドアクター
△6.サウンズオブアース
×10.アドマイヤデウス
×16.マリアライト
注13.デニムアンドルビー
注15.アルバート
2016年はモーリスとキタサンブラックの年だったが、一方でディープインパクト産駒が国内G1を8勝(海外3勝)。そしてマカヒキ、シンハライト、ヴィブロス、ストレイトガール、ロゴタイプと、ヘイローのクロス馬が大活躍した年でもあった。サトノダイヤモンドはディープインパクト産駒でヘイロー3×4・5。このクロスが菊花賞を勝ったという意味は大きく、きたる「サンデーサイレンスクロス時代」へのプロローグとなる勝利だったといえる。ヘイローの本領である機動力や自在味に富むスピードは中山内回り2500mで最大限に活きるだろうし、あらゆる面で今年を締めくくる◎にふさわしい。シュヴァルグランは宝塚記念も天皇賞も最内を突いたが下がってきた馬を捌ききれないロスがあった。逆にJCは大外枠に泣き、G1ではいつも持てる力を出しきれていない。ヴィブロスの兄でヘイロー3×4・5だからこれも内回り向きの機動力十分で、持ったままで捲りきった阪神大賞典が強かった。このヘイロー3本クロス馬券を本線で。キタサンブラックはどちらかというとストライドで走るタイプで、中山と阪神の内回りでは[1-2-2-0]。宝塚記念は非常に強い3着だったし、大阪杯も有馬記念も惜敗ではあるのだが勝ちきれてないのも事実だ。

--------

私はツイッターもフェイスブックもやったことがなくて、この仕事やっててそういう発信源を持ってないのはアカンでしょう、と平出さんなんかにはよく怒られてます(^ ^;)

でも知り合いのツイッターやフェイスブックはたまにのぞいてて、特に望田bot管理人の石塚英明さんとかナスキロ会幹事のらいおん君(生駒永観)とか、若い人たちが競馬のことをあーだこーだ語ってるのを読むのは本業の参考にもなるのでたまにのぞいてますよ

まあこの仕事を長いことやってると、ダービーだろうが有馬記念だろうが他人の予想や印なんて何の関心もなくなってしまうもんで(^ ^;)、しかし有馬前日に石塚さんが書いてた有馬記念の予想はあまりにも圧巻で、ぜひ全文読んでいただきたいですがここでは締めの部分だけ抜粋、あとは下記からぜひ
https://twitter.com/tsukudani_ishi

「一時代を築いたと言っていい4歳キタサンブラックと、そのスピードで新たに時代を塗り替えようとする3歳サトノダイヤモンドが、この年末に直接対決で雌雄を決するところを見られるのは本当に幸せなことで、だから私はオッズとかそういうことはどうでもよくて、時代を決める◎○で2頭を迎えたい」

名馬を名馬だとほめることは簡単なようでいて、それを具体的かつ説得力をもって説明できる人はなかなかいなくて、各紙の本紙予想を長年張ってるような方はそういう実力のある人が多く、だから名馬をちゃんとほめられる人、読ませる本命予想が書ける人、カッチョイイ本命予想が書ける人はもっと評価されるべきなのだ…というのが持論

この石塚さんの予想は今年私が読んだなかでは最高の本命予想で、打てるもんなら打ってみろと155キロの真っすぐをど真ん中のキャッチャーミットめがけて投げおろしたような予想で、それに比べて望田の血統予想なんかこれまで書いてきたことをチョイチョイまとめただけで、手元で少し曲げてショートゴロ打たしたろうみたいな、しかもそれをカットされてもう次投げる球もなくなってしまったような小手先の予想(^ ^;)

他人の予想なんかどうでもよくなってる私ですら嫉妬を覚えた、そんな名予想を更に超える名勝負が展開されたのはみなさんご存知のとおりで、ペースが落ちたところでルメールがユタカの直後に取り付き、4角で意を決したユタカが逃げ馬を交わして先頭に立ち、そこから全てを出しきっての叩き合い凌ぎ合い

「うおおおおおっキタサンか?差すんか?差すんか?差したんかあああっ!時代を変えるんかあああっ!」

ウインズB館ではいつもうなりたおすんですが(^ ^;)、最後の大一番もやっぱり声がでましたね

あそこでキタサンの直後のポジションを取りにいけたのは、デビュー戦からずっと(マカヒキを捨てても)コンビを組みつづけてきたルメールだからという部分はあったろうし、騎手免許合格後に「これでデビュー戦から若駒とずっとコンビを組むことができる」と語っていたあの笑顔と、ゴールイン後のあの涙がまた沁みる

金曜のエントリ「10年後のダービー馬?」の血統表は、架空血統表の作成とその画像処理の練習のために適当につくってみたんですが、でもパパッとつくったなかで私なりのメッセージが少し込められていて、きたる「サンデーサイレンスをクロスする時代」において、サトノダイヤモンドやヴィブロスのようなHaloの強い継続クロスは代を経るごとに一層大きな意味を持ってくるだろう…というのがまず一つ

またエピファネイアはサンデーサイレンスのクロスで最初に大物を出す種牡馬ではないかと考えていて、またサトノダイヤモンドは「父の父」として、エピファネイアは「母の父」として時代を担うことになるのではないかとも考えていて、もちろんHalo~サンデーサイレンスの血を緊張させて緩和させてを繰り返すなかでMonsunのような異系の血を取り込むことも大きな意味があるだろうと、そんな考えも盛り込んだ血統表にはなってます(ディープインパクトのクロスはちょっといちびりすぎましたが(^ ^;)

Northern DancerもNasrullahもNearcoも、そしてサンデーサイレンスも、「強いクロスによって固定されたスピードに傾倒した父」と「それとは縁遠い血を持つ母」との配合における緊張→緩和によって生み出された名種であり、だからサンデーサイレンス系がまだまだこの先も枝葉を伸ばしていくとすれば、サトノダイヤモンドは第二のNorthern Dancerというよりは第二のNearcticやPharosやHaloになりうる配合馬ではないか



サンデーサイレンスの最良後継種牡馬ディープインパクトを父に持ち、血統表の3/4でHaloの血をこれ以上ないほど執拗かつ綿密にクロスしつづけたマルペンサを母に持ち、自身はHalo3×4・5を持つサトノダイヤモンドが菊花賞と有馬記念を勝ったというのは、いろんなことがあった2016年でしたが、血統屋目線ではこれがニュース第1位ですかね

キタサンブラックが実績や能力のわりに過小評価されているとすれば、その要因のひとつは、モーリスともエイシンヒカリともレースにおいてついに交わることがなかったこと、同期の名馬ドゥラメンテが早々と引退してしまったこと、つまり同世代の名馬たちと名勝負を繰り広げるカードにあまり恵まれてこなかったことでしょう

だからこそ[8-2-3-1]という素晴らしい戦績を残してきたともいえるのですが、重賞勝ち時の2着がリアルスティール、サウンズオブアース、カレンミロティック、アドマイヤデウス、ミュゼエイリアン、いずれもたしかな実力派であり個性派ですがチャンピオンではない

16年キタサンブラックも15年ラブリーデイも立派なチャンピオンではあったけれど、エピファネイア、ゴールドシップ、ジェンティルドンナ、ジャスタウェイの四天王が13~14年にかけて繰り広げた戦いはあまりにも打点が高すぎて、その打点の高さに慣れてしまった贅沢なファンからすれば、キタサンやラブリーデイの“一天皇状態”がライバル不在ととられてしまうのもやむをえない部分があった

充実の4歳秋を締めくくる大一番で、一つ年下の名馬と後々まで語り継がれるであろう死闘を繰り広げることができたのは、キタサンブラックにとっても幸運だったというべきで、こんな名勝負を見せられるといろんなところに感謝感謝と言いたくなりますな

というわけで、名予想を堪能し、名勝負を堪能し、夜は「かけはし」の名ローストチキンを堪能し、今朝も私は二日酔いなのです

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日曜のボツ予想~グラスワンダーやステイゴールドを中山で買いたくなる有馬当日

2016-12-25 10:06:11 | 血統予想

有馬記念の同日に、同じ中山芝2500mで行われるグッドラックH
2012年以降の中山2500の上級戦(オープン~1000万下)において、最も勝ち鞍が多い種牡馬がステイゴールドで12勝、2位タイがディープインパクトとハーツクライとキングカメハメハとキングヘイローの3勝ですからぶっちぎってます
このグッドラックHもディスキーダンスが昨年2着、マイネルメダリストが12年1着11年2着、ここも4頭のステゴ産駒が出てきましたが、母父がKingmamboで母がPasadoble≒Alleged3×2、福島と札幌の2600でも型どおりに捲って好走した◎ステイブラビッシモがいかにも中山2500ズンドバで中心

ハッピーエンドはメジャータイフーンは馬群の中だとAureole魂逆噴射してしまうので外枠なら◎を打つ用意は常にあるんですが(実際STVは◎)、戦績を見てのとおり多頭数の内枠ばかり引いてしまうというツキのない馬
ナンヨーアミーコもAureoleの薄いクロスを持つのでおそらく直線は一番外に出したほうが伸びる性格で、こちらはメジャーとは逆に外枠ばかり引く運のいい奴で成績が安定しているように見えますが、内枠を引いてクナウを差せなかったときも3~4角は大外捲り、ここは馬群に入ってしまうとあれれ…というシーンも
△シルヴァーコードは現級でも実績十分ですが前走は中京開幕週でムーアのイン差し、あれ以上は望めないというパフォーマンスでしょう
○エリーティアラは持ち時計のないスプリンターで、芝1200mで勝ち時計が1分9秒以上かかれば[2-0-2-2](先行したときは[2-0-2-1])、最近の現級芝1200の好走も、白河3着が福島最終週で勝ち時計1.09.0、芦屋川1着が阪神最終週で勝ち時計1.08.9
昨年のハッピーエンドが1.09.0ちょうどで今年のほうが少し時計がかかる馬場、何ならハナを切れそうなメンバーでもあるだけに面白い
グラスワンダーはRoberto系らしく牡駒に活躍馬が偏るのですが、牝駒はRobertoというよりDanzig的な短距離型が多く、フェリシア、ヤマカツマリリン、パパラチア、ダンシングワンダーなんかが典型的なイメージですよね
カトルラポールはそのグラスワンダーの娘で、母スポーティングラダーがDayjur(Danzig直仔の最強スプリンターで、シルキーラグーンなど何を付けてもスプリンターを産んだシーヴィーナスの父)と3/4同血(DanzigとStick to Beautyが共通)、半姉イエスマイダーリンもダートのスプリンターで、しかも自身はDanzig3×2のクロス



芝1200mはデビュー当初に4回走って勝てませんでしたが[0-1-2-1]で全部4着内、今なら中山芝1200mでベストパフォを叩き出す可能性は多分にあるのではないかと思うので、この◎○で買いたいです

江坂は◎リッチーリッチー
Sadler's Wells≒Nureyev3×4、Danzig4×4という強力な父母相似配合で欧州Northern Dancer系のパワーでゴリゴリ走りそうな血統ですが、意外に柔緩慢なストライドで走るのでコーナリングがあまりよくない



本来は広いコース向きだけど非サンデーだけに鋭い斬れ味もないので大箱2400のスローになるとそれはそれで鋭さ負けしてしまう…となると、開催最終日でコタコタになってきた阪神の外2400はベストコースだろうと
なぜパワーゴリゴリではなくダラ緩ストライドになったかというと、母母Elaine's Honorがナスキロ血脈最柔のSecretariat≒Sir Gaylord3×3を持つからで、Chief's Crown直仔チーフベアハートがマイネルキッツのようなストライドで走る中長距離馬を出したのと、母父Chief's Crownのアグネスデジタルやディープスカイが速い動きのできない中距離型牡駒を専ら出しているのと、リッチーリッチーの緩慢なストライドは同じ類のものに見える



というわけでリッチーリッチーはマイネルキッツ×Galileoというイメージなのだとすると、やっぱり阪神外2400を上がり35.8でエッチラオッチラ勝つ馬でしょう
ここは先行馬が多いのでソコソコ流れるとみて、相手も持続力あるストライドで、アドマイヤラクティと同じハーツクライ×エリシオの○タイセイアプローズと、ジャスタウェイと同じトニービン+Wild Againのナスペリオン的ストライドで追い込む☆テイエムナナヒカリ

カウントダウンはトップハンデで人気でも◎レアリスタ
リアルインパクトやネオリアリズムやアイルラヴァゲインを産んだ名繁殖トキオリアリティーの仔で、トキオリアリティーの仔ですからまだまだ強くなるだろうし、トキオリアリティーの仔ですからタフな馬場で時計や上がりがかかったほうが信頼できる
トキオリアリティーの父MeadowlakeはBlue Moon≒Nothirdchance2×3、母父In RealityはWar Relic3×3、自身はEight Thirty≒War Relicのニアリークロス4×5・5、そして母母What Will Beのところだけは米血が薄くBudruddin≒Mahmoudの3/4同血クロス4×4






この「3/4北米,1/4欧」の配合形の良さと代々のクロスの良さ、これだけでも十分名配合なのですが、それに加えてNorthern DancerもTurn-toもNasrullahもNearcoすら一本も入ってないというのが圧巻で、だから何を付けてもアウトブリードになるので産駒はみんな成長力抜群で、何を付けても相手種牡馬の特長を活かしつつパワーを確実に伝えるのです

「No.1予想」と「競馬道Online」では有馬記念を、「ウマい馬券」では有馬記念とホープフルSを予想していますので、そちらもよろしくお願いします
今日は新馬を見たらウインズに出向いて、夜は常連たちとローストチキンの美味い店で忘年会、有馬回顧はたぶん月曜になります

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土曜のボツ予想~タフな阪神芝、Ribotパワーと外枠アフリート魂で

2016-12-24 10:09:04 | 血統予想

ジングルベルは◎メイショウガーデン
母母フェアトゥザウインドはNijinskyにKey to the Mintですからダンシングキイのような血統で、そこにマンハッタンカフェでAlleged≒Key to the Mint(Ribot,Princequillo,War Admiral,Determine≒Flower Bowl,Blue Larkspurが共通)4×5とこの重厚なRibot血脈をニアリークロスし、硬肉でストライドが伸びない力馬っぽい走りはいかにもRibot的で、タフな馬場の阪神内回りがピッタリ






マンハッタンカフェ産駒ではメイショウコロンボがこのニアリークロスでダート中距離をパワーで先行してました



しかも母父がアフリートなので馬群はダメで、芝中距離で揉まれず先行できるようになって軌道に乗った馬でもありますが、少頭数の大外ならレース運びも楽です

中山最終は◎エイブルボスが母父スプリンター(サクラバクシンオー)で俊敏に加速するので中山のほうが追い込みやすいイメージ、○ニシノカブケもDanzig4×3で中山のほうが差しやすいイメージなんですが、ここは前が薄いので上がりが速くなっても差せそうな◎を上位視

他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」では阪神Cを、「厳選予想 ウマい馬券」では阪神CとクリスマスCを予想していますので、土曜もよろしくお願いします

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10年後のダービー馬?

2016-12-23 21:01:07 | 配合論

こんなんかな?



ディープインパクト3×3
サンデーサイレンス4×4・5
Sadler's Wells≒Nureyev5×5・5
Halo5・6・7×5・6・6・7
Northern Dancer6・7・7・7・7・7×6・6・7・8
Bonita Francita≒Coup de Folie5×5
Devil's Bag=Glorious Song6×6

有馬記念の予想をしてたはずが(^ ^;)
この配合がダービーを勝つほど素晴らしいかどうかはともかく、10年後のダービーにはこんな血統の馬がたくさん出てるのだろうなあ…というモデルを一つつくってみました
この血統表の画像処理とブログへの貼り付け方がやっとわかったので、これからは多用したいと思っておりますが、見にくいとかこうしたほうがいいとか、ご意見ありましたらお待ちしています

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~有馬記念

2016-12-23 17:09:51 | お知らせ

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2016-2017』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この秋もスプリンターズSから有馬記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します
今週の有馬記念は望田潤の担当で、有力馬3頭(キタサンブラック、サトノダイヤモンド、サウンズオブアース)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

小島友実さんの「G1の馬場すべて教えます」、競馬道調教マスターの調教予想などもぜひ参考になさってください
土曜は「No.1予想」と「ウマい馬券」で阪神Cを予想します(もう1Rはこれから飯食いながら考えます)
しかし札幌はすごい雪や…

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金曜のボツ予想~田辺とデインヒルの捲り

2016-12-23 10:20:16 | 血統予想

ノエル賞は◎シャリオヴァルト
母エミナがNorthern Dancer3×4、Ribot4×5、Flower Bowl≒Your Hostess4×6の父母相似配合、そこに強いクロスを持たないマンハッタンカフェを配した緊張→緩和の好形
自身もAllegedを通じるRibotのクロスで全体にデインヒルの力馬っぽさを増幅した配合で、その配合どおりに力馬っぽい体質で、ストライドで走れないので東京だとよほど上がり特化のレースにならないと追い込みにくいタイプ
4角での加速が一頭抜けていた福島の勝ち方を見ても、中山で田辺なら捲り差しでいけるんじゃないかと

クリスマスローズは難しいですが、この人気やとまたまたナリノメジャー買ってまたまた3着になりそう(^ ^;)「ああ柴山、そこ行ったらアカン…」

六甲アイランドは◎プロクリスがちょっと面白い
昨年の阪神牝馬Sではふつうに好位からひと脚使ってふつうにダンスアミーガに先着(7着)、これがベストパフォでしょう
湘南3着のレースラップが東京1600を61.1-11.0-11.1-11.5、3勝目が東京1800を63.2-11.1-10.9-11.4、2勝目が阪神1600を63.0-11.2-11.2-11.6、ずっと1600~1800を使われてますが、ドスローでスタミナの要らないレースでしか好走していないのも1400ベスト説の裏付けになるかと
ちなみにその阪神牝馬は稍重でちょっと渋った馬場でした

他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」では千両賞を、「厳選予想 ウマい馬券」では千両賞と阪神4Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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