血統にも一過言ある名伯楽として知られる白井先生ですが、初めてユタカがスペシャルウィークの調教に乗ったときの「どや?ダンスパートナーに似てるやろ」「ダンスインザダークに似てますね」というやりとりが印象深くて、たしかにNijinsky的胴長体型はダンスきょうだいと通じるところ(最近でいうとラキシスなんてかなりNijinsky的胴長ですね)
私が日高大洋にいたときはオースミポイントなんかを手がけておられて、当時から最強なネタはあれこれ聞いてるんですが、一つ一つ思い出してもここでは書きにくいネタばかりです(^ ^;)
ところでさっき晩飯食いながら「ゲンダイ」を読んでたら、ダルビッシュと山本聖子の記事の中で、「イランはアジア圏でもレスリングが一番強い。遺伝子的にみたらダルビッシュはもう最高ですよ」という郁榮氏(聖子の父)のコメントにミーゴレンを吹き出しそうになりましたが、なんかもう発想が室伏の父ちゃんと似てきとるなあ…と(^ ^;)
日曜は「No.1予想」で周防灘特別を、「馬券総合倶楽部」では阪急杯と周防灘特別を予想していますので、明日もよろしくお願いします
中山記念は馬場というか予報がちょっと微妙なので、ボツ予想のほうでフォローしたいと思います
中山7は◎ダイワミランダが血統どおりのパワー体質で条件ピッタリなので人気でもここから入るんジャーで、能力は▲スマイルミーティアも五分ですがこれは東京向きの差し馬で揉まれたときの不安も
萌黄は◎シラユキでもう一度、前走は不利がなければ楽勝、Deputy Minister×フジキセキのニックスをHold Your PeaceとIn Realityのクロスでまとめた好配合
1200mで○トウショウピストの巻き返しと、あとは1,5,9と拾いたい
山陽は開幕週で逃げ馬不在となると◎ケイティープライドのイン好位差し、母方のパワーが強いマイラーで京都より阪神ベターでしょう
御堂筋はこんなに人気がないのなら再度◎アドマイヤケルソ、前走は緩い馬場を気にしたとのことで、ここ2走は敗因がハッキリしているだけに度外視
開幕週の大外の差し馬といっても12頭立て、岩田がグルッと外を回ってくるとは思えない
「No.1予想」では水仙賞を、「馬券総合倶楽部」では水仙賞とアーリントンCを予想していますので、そちらもよろしくお願いします
ローズキングダムのダービーでは「小牧さんになったつもりで乗った」、エスポワールシチーの南部杯では「哲三さんになったつもりで乗った」、乗れない人の思いまで背負って乗る熱い男で、今思えばいろいろ背負いすぎる、無理しすぎる性格やったんかもしれないですねえ…
ジョッキーとしては決して天才肌ではなく、努力と戦略と情熱で今の地位や信頼を掴んできた人やと思うし、だから競馬を語る言語が非常にわかりやすくて、私は民放の競馬番組はあんまり見ないんですが、休養中のテレビ出演は私が聞いた限りでは概ね好評でした
危ない落馬を繰り返しているのを観るにつけ、もう馬上から降りて、1500近くも勝った乗り役としての目線で、我々に競馬の面白さ奥深さを伝える立場に回ってほしいなあ~と思っていただけに、残念としか言いようがないです…お疲れさまでした
キーボードの手を止めてあれこれ考えだすとキリがないですが、私はアーリントンCと水仙賞の予想に取りかかることにします
3/10(火)、栗山求&望田潤が監修した『パーフェクト種牡馬辞典 2015-2016』(自由国民社)が全国の書店で発売になります
http://www.amazon.co.jp/dp/4426123038/
内容概要は以下のとおり
栗山求/望田潤監修、競馬道OnLine編集部編による種牡馬の解説書。内容は大きく7つに分かれます。
1)栗山求×望田潤 種牡馬特別対談
2)2014年度 産駒成績 BEST30種牡馬
3)2015~2017年デビュー新種牡馬
4)2015年度注目種牡馬
5)その他の種牡馬(馬券に必須の買い消しデータ付き)
6)海外の種牡馬
7)2015種牡馬完全データ
栗山求/望田潤両氏による主要71頭の血統&馬券チェック。上位10頭は辻三蔵氏による産駒調教分析、久保和功氏による馬体分析など4ページで紹介。今回は競馬番組プロデューサー・美野真一氏による撮影時の種牡馬エピソードを掲載(主要馬のみ)。 競馬道OnLineデータによる詳細なデータ分析をプラスした種牡馬総合分析書となっております。
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今年度版からベスト10の種牡馬について、それぞれ「美野真一の種牡馬ちょっといい話」というコラムが付くことになりました
美野さんは毎年秋、馬産地を回って種牡馬撮影を続けており、その際に拾ったエピソードを元に執筆されています。名種牡馬の素の姿はどんな様子なのか、他の本では読めない味のある内容です
私は例によって栗山さんと分担で、1位~70位までの種牡馬について「血統チェック」と「馬券チェック」を担当、また1~20位までの種牡馬については、POG向けに2歳産駒の好配合を2頭ずつピックアップしています
たとえば土曜のアーリントンCにナリタスターワンを送り出すショウナンカンプ(2014年60位)についてはこんな感じ
・血統Check…思い切ったクロスが成功
ショウナンカザンはサクラユタカオー3×3、ペイシャモンシェリはサクラハゴロモ=アンバーシャダイ3×3、ショウナンカッサイはタケシバオー4×4。思い切ったクロスが成功する種牡馬だ。サンデー系牝馬との配合はショウナンアチーヴなどが出て悪くない。ミスプロ持ち牝馬やロベルト持ち牝馬ともまずまず。
・馬券Check…サンデー入ればマイルOK
全勝ち鞍の8割強が1400m以下。馬券的に熱いのは新潟直千で、1200mや1400mの大敗から一変するので高確率で穴になる。ダートは牡はこなすが牝はサッパリ。ショウナンアチーヴのように母方にサンデーの血が入ると1600mまでこなすケースが多く、「グランプリボス(バクシンオー×サンデー)現象」と呼びたい。
『パーフェクト種牡馬辞典2015~2016』
http://www.amazon.co.jp/dp/4426123038/
先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週&先々週ぶんを更新しました~
2000m以上のG1を勝ったディープインパクト牡駒3頭(キズナとディープブリランテとスピルバーグ)にはBurghclereのニアリークロスを持つという共通点があり、ディープの男馬で本格派の中距離馬を狙うのならば、Burghclereのスタミナ、HyperionやDonatelloやFair TrialやAloeなどの血を増幅するべし、という考えに変わりはありません
ただしBurghclereのニアリークロスを持つディープ牡駒はヴァンセンヌやファタモルガーナのように晩成型に出がちなのもまた事実で、POGとなるとそこをどう取捨するか、マイラー狙いやトライアル狙いならばNorthern Dancerクロスの頑強マイラー牝馬との配合を狙ったほうが話は早いんでしょうが、でもディープ産駒は中山の皐月賞にはあんまり向かないし、リーディングサイアーの牡駒を指名するのならばやっぱりダービーを狙いたい…というのはありますからね~
実をいうと私はゴールデンバローズもシンボリタピットも芝マイルの新馬戦で◎にしていて(^ ^;)、それは血統表や追い切りやパドックを見た感じでは、A.P.Indy系のナスキロ柔さがONになっているので東京や外回りならば芝でも狙っていけるのではないかとジャッジしたからなのですが、そもそもA.P.Indy~Seattle Slewの系統は長手の体型とナスキロ柔さを利したストライドで走るので、ダート巧者といってもいわゆるコテコテの力馬血統ではなく、東京ダートが鬼なのは広いコースというだけでなく馬場が軽いというのもあるだろうと
タイキブリザード(父Seattle Slew)やシンボリインディ(父A.P.Indy)やリーチザクラウン(母父Seattle Slew)などを持ち出すまでもなく、芝外マイルをストライドで走り抜いても強いのがSeattle SlewでありA.P.Indyで、中京ダートを凄い追い込みで勝ち上がったグラブザフラッグなんかも東京芝で伸び伸び走って新境地を開きつつあります
とはいえ北米血統らしいワンペースなところはあって、サンデー系のようにタメてビュンと斬れる脚は使えないので、シンボリタピットにしてもグラブザフラッグにしても芝では先行流れ込むようなレースのほうが勝ち味がある、と
ちなみに他にA.P.Indyを引く芝オープン級にはカレンミロティックS、ヒカルアマランサスS、ケイアイアレガント、コスモファントム、エクセラントカーヴS、アラタマインディ、サヤカなどがいますが、まあサンデーの血を引かない場合(Sがついてない馬)はだいたいダラッと先行流れ込む脚質で成功しているといえるでしょう
ゴールデンバローズもナスキロ柔いストライドで斬れるんですが、瞬間的な鋭さはそれほどでもなくてワンペースといえばワンペースで、しかしとてつもなくハイレベルなワンペースなので直線では他がみんな疲れてしまってこの馬だけ凄い脚で伸びているように見えるという、同じTapitでもテスタマッタなんかはBroad Brushらしいビュンという追い込みなんですが、こっちのほうがA.P.Indyらしい差し方やなあ~と思います
「次号は時期的に、春のクラシックロードをにらんだ内容でいきましょう」という同じようなオーダーが「サラブレ」「UMAJIN」からきて、何せ発売日まで同じなので(^ ^;)、なるべくネタがかぶらんように取り上げる馬やネタを練っているところ
前にも書きましたが、今年のクラシック路線で一つ印象的なのが、Blushing Groomの血を引き、Blushing Groomの美点が表現された優駿が目につくことで、ブラグル大好きオヤジとしては、ルージュバックちゅわんもブラックバゴもクルミナルも喜んで◎を打ってしまいます
「牝馬特有の気性の激しさがあり、長い距離でゆったり走らせたかったので、エルフィンではなくきさらぎへ」(大竹師)
「最初は大人しかったのですが、何かに反応したのか、ガツンと反応してしまいました。最後はその分が影響したかもしれません。気性はマイル向きで、走りは2000mぐらいが合っているという感じです」(蛯名)
クルミナルも気性が激しくてなかなか仕上げにくくデビューが遅れたという話ですが、Blushing Groomってやつは機動力も斬れ味も持続力も成長力もハイレベルで兼備しているオールラウンドな名血なのですが、唯一最大の弱点がWild Risk特有のカッと燃えやすい気性で、そこを関係者がどう扱っていくかが見ものですな~
この燃える気性さえ巧くコントロールできれば、田原成貴がマヤノトップガンとのコンビでたびたび魅せたように、行っても差しても逃げても追い込んでも、美しいレースで勝つのがBlushing Groomなのです
本日18時更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」では中山記念と阪急杯とアーリントンCの血統解説を書いています(そう、あの衝撃の中山記念から早一年です)
コパノリチャードの3代母アルガリーはBlushing Groomの娘でWild Risk3×4、燃える気性はここから受け継いだ可能性が大でしょうね~
ディクタスの潜在的なスタミナと、Wild Riskの激気性
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4cf1b356f90e0d73c99389ecb7c20afe
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)』で栗山求が取り上げたルールソヴァール(牝3歳)が日曜東京3Rの未勝利戦(ダ1600m)を勝ち上がりました。
★ノルマンディーオーナーズクラブ
父フレンチデピュティ
母キョウエイトルース(フジキセキ)
牡 募集価格:2200万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103624/
全兄、全姉が活躍馬である場合は基本的に選ばないのですが、この馬は配合的に評価できるのであえて選びます。全兄サウンドトゥルーは今年のユニコーンS(G3・ダ1600m)3着馬。Deputy Minister とフジキセキのニックスが最大のポイントです。このニックスは必ずしもダート向きではありませんが、「フレンチデピュティ×フジキセキ」の場合、芝向きに出ることは稀です。両者の硬さが表現されるからでしょう。加えて本馬は、ほぼダート専用種牡馬だった2代母の父プラウドデボネアの影響もあります。プラウドデボネア産駒は判で捺したように繋ぎが立っており、父フレンチデピュティも同様の特徴があるので、その影響は本馬にも感じられます。兄と同じくダート向きとなるのは間違いありません。半兄コンフォーコ(父トワイニング)はOP、半姉ツインクルスター(父サクラバクシンオー)は準OPまで出世しており、繁殖牝馬としての母の能力は信頼できます。質の高い配合馬(サウンドトゥルー)の全弟なら、その能力の再現に期待してもいいでしょう。(栗山)
■土曜京都8R500万下 トランザムスター(一口・栗山)
■土曜京都9Rつばき賞 キロハナ(ディープ・望田&栗山)
■土曜京都10R春日特別 ガリバルディ(ディープ・望田)
■日曜東京10RアメジストS ダノンジェラート(ディープ・栗山)
■日曜京都11R洛陽S レッドアリオン(一口・望田)
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フジキセキ直仔は4歳のイスラボニータ世代がラストクロップなので、『パーフェクト種牡馬辞典』のPOGや一口向けの「血統チェック」では母父としての傾向を書いていて、「フジキセキ×Deputy Ministerはカネヒキリやミラクルレジェンドなどが出たダート黄金配合だが、Deputy Minister系種牡馬×フジキセキ牝馬の逆配合もトウショウカズン(クロフネ×フジキセキ)やサウンドトゥルー(フレンチデピュティ×フジキセキ)などが出て手堅く成功している」
3歳世代ではルールソヴァールの他、ダートで3戦2勝のホワイトフーガ(クロフネ×フジキセキ)なんかも出ており、こないだ確勝やと思って◎にしたらとてつもない不利を受けてしまったシラユキ(クロフネ×フジキセキ)も短距離で出世するでしょう
キロハナはいずれも超スローの高速上がりを差し切って2連勝ということになりますが、その字面ほどキレッキレのディープというタイプではないので、末脚の鋭さを重視して乗られるようだとワールドエースのような回り道をしてしまう気がしますね~
ディープ×キンカメなのでナスキロ柔さはあるんですが、でも追ってもそんなにストライドは伸びないし、トップスピードに乗ってからそれを長く持続できるところ、最後にノースフライトのHyperionを振り絞れるところがこの血統の最大の長所やと思うので…ミスキャストもビートブラックもそういう馬やったのでね
それと折り合いはつきすぎるぐらいだし、直線抜け出してから鞍上が抑えるとすぐ減速していて、こういう馬は距離は長いほうがいいと思いますよ
私はWIN5はいつも各レース1~2点しか買わないのですが、昨日は久しぶりに当たってることにフェブラリーが終わった後に気づいて、でもこれクソ安いんかなあ~と思ったらレッドアリオンのおかげでちょっとつきました(^ ^;)
この馬については出遅れは仕方ないとして、1600mで差すより1800mで先行すべきだともうかれこれ2年ぐらい言いつづけてます
川須はNHKマイルは痛恨の出遅れでしたが、とりあえず普通に出れば出していくのでそれだけでも小牧さんの100倍偉い
下記エントリ「ハイインローで踏ん張るか、ナスキロで差すか」で書いたように、フェブラリーSというレースは、ハイインローがベースの配合馬が先行二枚腰を使い、A.P.Indy~Seattle Slewをはじめとするナスキロがベースの配合馬がストライドで差してくる…というのが毎年の光景
けっきょく東京は雨は降らず良馬場のままでしたが、良だとハイインロー先行>ナスキロ差しという図式になりがちだということも書いておきました
公式ラップは12.3-10.6-11.4-12.6-13.1-12.3-11.5-12.5、コーリンベリーが出遅れたのでスタートしてしばらくは7~8頭が横一線で様子をうかがう形、そこからユタカが押し出されるかと思いきやノリが気合いを付けてハナへ行ったのはさすがというかなんというか
しかし去年と同じく中だるみにペースダウンしたことで、根は中距離馬のコパノリッキーにとって道中息が入ったのは大きかったと思うし、直線先頭に立ってしまえばあとはナンボでもHyperionを振り絞れる馬ですから、インカンテーションとベストウォーリアがA.P.Indy的ナスキロ的ストライドで差してきても、来れば来るだけ伸びつづけるよという余裕がありました
以下NETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲しますが、これで4角で1~2番手にいたときは[7.2.0.0]ですか
コパノリッキー
サンライズペガサスなどが出る牝系で、母系にMr.ProspectorとRobertoとIn Realityが入るのはエスポワールシチーやオーロマイスターなどと同じ「ゴールドアリュール砂黄金配合」。トニービン(Hyperion5×3・5)、ティンバーカントリー(Swaps4×3)と代々Hyperionが強い種牡馬が配されてきて、4角で1~2番手にいたときは[6.2.0.0]、前で受ければとにかくしぶといのはHyperionらしい脚質といえる。東海Sは馬の行く気に任せた先行で4角先頭から突き放してしまったが、「父ゴールドアリュールと似て、同じペースで長く走ることができる」という武豊のコメントは流石だった。ただしマイラーではなく中距離馬なので、マイルのHペースを先行押し切ろうとすると息が入りにくいのではないかという心配はある。昨年のフェブラリーSは1000m通過60秒6という異例のスロー、かしわ記念も62秒6の超スローだった。
インカンテーションはチャンピオンズと東海で◎、特に前走は「コパノを負かすとしたらここしかない」という◎だったのに痛恨の出遅れ&落鉄でガックリでした…
マイル適性ではコパノが上だろうから、フェブラリーで逆転は難しいかなあ…とトーンダウンやったんですが、大野は悔しいでしょうが秋のチャンピオンズに期待が膨らむ2着やったと思います(・∀・)
ベストウォーリアとワイドバッハは配合どおりナスキロ柔いストライドで追い込むマイラーで、だからこそ東京マイルに良績があるわけですが、それだけに雨が降ってもう少し軽い馬場になってほしかったという面はあるでしょう
馬券は迷ったあげくローマンレジェンドの単とコパノとの馬連だけ買ってたんですが、中だるみでこれだけ馬群が密集すると岩田としては最内狙いしか手がなかったし、大きなストライドで走る馬ですからもう少し伸び伸びと走らせてあげたかった…最後ひと脚使ってますが、今日は内枠も裏目に出ました
他ではカゼノコに少し触れておくと、この馬はなかなかFair Trial的な体質やということがパドックでも再確認できたし、あの感じならむしろピッチで捲ってナンボという印象で、たとえば函館1700mとか、自ら捲りにかからざるをえない条件に出てきたときに狙ってみたいかなあ…と思いました
ハイインローで踏ん張るか、ナスキロで差すか
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/14dd4577020cf5b13c09bbbb4d087771
洛陽はG3級の外マイル戦ならいつも▲ハナズゴールが◎なんですが、今回は目の外傷やなんやらで陣営のトーンが低く、ならばマイラーズCでハナを切った川須とのコンビ復活◎レッドアリオン、どうやら京都は降っても少しみたいだし、2枠2頭の3番手なら何とか…と思ったらまた降ってきたのかな(^ ^;)
宇治川はこれだけ人気がないのならば、自信度26%ぐらいですがひとまず◎ラインアンジュ
デヒアという血はデグラーティア、モンストール、アイファーソング、ダイシンプラン、トラストワン、母父に入るとSecretariatのナスキロ柔さやBold Ruler的軽さ非力さを伝えるきらいがあって、この馬もトモが非力で現級好走は京都と函館に集中、阪神であじさい勝ちがあるといってもあれは開幕週の高速馬場でした
ベストの京都1400mでこのメンツなら足りるのは間違いないので、あとは雨があんまり降らずに熊が何とか御してくれれば…
アメジストは馬場が渋るのかどうかで◎が変わってくるので直前に決めたいですが、ダノンジェラートはホンコンJTで◎にしたときから、ピオネロは百日草で◎にしたときから東京外回り向きだとずっと書いてきて、とはいえ内回りだとコーナーを回れなくてすっ飛んでいくわけではないですから(^ ^;)、内回りでもいろいろ恵まれれば好走することもあるんですが、ダノンは東京と外回り[3.3.1.1]で内回り小回り[1.2.2.0]、ピネオロは東京と外回り[3.1.1.2]で内回り小回り[0.1.0.5]、同じ単勝を買うにしても東京外回りで金額を倍にするだけで回収率は確実に上がるわけです
できるだけ多くの馬に対してそういう付き合い方をしていただきたいなあ…ということで、私なりにですが血統と体型と走りをすり合わせて適性を分析して、ベストパフォーマンスを出せる条件はここじゃないかというところを提示しているわけです
ハナズゴールだって小回りでも追い込みがきく展開なら間に合うときもあるし、ラインアンジュだって坂で止まるといっても完全に立ち止まってしまうわけではないので(^ ^;)、適性外の舞台で勝ち負けすることもあるんですが、でもハナズは外1600mベストでラインは平1400mベストだろう、というようなピンポイントを早めに見極めて頭に置いておくことは大事やと思うのですよ
ここは良ならダノン、渋ればピネオロという見立てでしょうが、レコンダイトも雨のオークス馬サンテミリオンの3/4弟で父ハーツクライ、母系のMill Reef+Sicambre的なドロドロ斬れで差す馬で、内回りの上がりの競馬でもヒロノプリンスをチョイと差すぐらいならできるんですが、最もパフォーマンスが上がるのは東京外回りの上がり12秒戦で、そういう条件下ではピネオロに伸び勝ってます(10月の古町、まあピネオロに少し不利はありましたが…)
あと忘れてましたが、「今週の新馬」は東5エターナルクライ(ハ)と京都6ジェアンレーヴ(ク)です
フェブラリーはただでさえ難しいのに前夜の予報がかなり微妙でけっきょくボツ予想に回してしまいましたが(^ ^;)、未だに「昼から少し降る」というグレーな予報
ナスキロ柔さで走る○ベストウォーリアと☆レッドアルヴィスと△ワイドバッハにとっては馬場が軽くなったほうがいいだろうし、ベストは母父がGone West系でどうもレースぶりが軽すぎるところがあって、だから死力を尽くした叩き合いで勝ちきるというシーンが浮かんでこず、勝つとしたら脚抜きのいい馬場でマイルのスピードの違いでスコーンと抜け出してしまうパターンではないかと思うし、そこまで馬場が軽くなるかどうかでしょう
▲コパノリッキーはNureyevとMr.ProspectorとRobertoの砂黄金トライアングルがベースの配合ですから、本来はコーナー4つの中距離を先行捲って最後はHyperionを振り絞るというのが勝ちパターンで、去年のフェブラリーはタルマエが2着に残ったようにスローで中距離の機動力が問われるような質のレースになった部分は少なからずあり、まあユタカならコーリンベリーの玉砕逃げに惑わされることはないだろうとは思いますが、意外に取りこぼすならここではないかという予感も
月曜の「うますぎ」の飲み会では「フェブラリーはローマンですよ~」とみんなが口を揃えて言うので、「う~む東京2100mなら絶対◎なんですけどね…」といなしておいたんですが、1700mのエルムを好時計で飛び石連覇、中京1800mは[1.0.1.0]でジュライは凄い時計でトウショウフリークを6馬身ちぎっており、チャンピオンズもスローを見越してタルマエの負かしにいっての3着、スペシャルウィーク産駒らしい長手の体型で、大箱の1800~2000mがベスト舞台とみたいです
記憶力のいい馬で暮れの東京大賞典ではゲート付近で怯えていたらしいですが、トラウマのある大井を除くと稍[2.0.0.0]重不[3.0.0.0]で大箱と脚抜きのいい馬場ではほぼパーフェクトな実績、1800mベストのトーセンラーをマイル仕様につくれるのならば、中京1800mベストのローマンレジェンドを東京1600m仕様に寄せてこれる手腕が藤原英厩舎にはあるかもしれず、Awesome AgainはBlushing Groomを引くので対応力に秀でた血でもあります
流れ流れて消去法的な◎ではありますが、小雨がパラつく東京マイルで、勝ち負けに持ち込めるだけの条件は揃えてきた…という結論で
ヒヤシンスの◎ゴールデンバローズと○タップザットはTapit産駒でSeattle SlewとSecretariatをクロスするのも同じ、ようするにA.P.Indyの父と母父をクロスしているわけで、当然のごとくA.P.Indy的ストライドで走るので軽くて広い東京ダートは鬼、そのうちA.P.Indyのクロスがヒヤシンスやフェブラリーやチャンピオンズを制する時代もくるでしょう
△スルターナはキングヘイロー×モガミヒメの黄金配合でナスキロ柔さがあるので東京ダートは向くし、全兄トキノフウジンはヘンタイ騎手と名コンビ、前走の競馬ならここでも差してこれる
ディアドムスはジャングルポケットにノーザンテーストですからHyperion的粘着体質で、トニービンにNureyevにDanzigにハンターコムでFair Trial的機動力も強く、川崎や門別の勝ち方を見てのとおり捲りの馬
カゼノコも母系にFair Trialが強く実は捲ってナンボだろうというのが私の見立てで、この2頭はアグネスデジタルの(Chief's Crownの)ナスキロ柔さがあまりONになってないのです
ペプチドウォヘッドはキンカメにRobertoが入って母父がバブルガムフェローですから捲って粘り込む脚質で、Roberto的脚捌きからもこれもコーナー4つ中距離向き、クロスクリーガーも母父ブライアンズタイムですから捲りは捲りなんですが、Raja Babaのクロスを併せ持つだけにわりと手先の軽い忍者走法で、これは京都の稍重をスサササッと捲るイメージ
プレシャスルージュは前走◎でしたが、母がダイワメジャー牝系でVice Regent≒ノーザンテースト3×3、このパワーで走る馬でフレンチデピュティが強い体型で阪神1400mベストかな、ブルームーンはRoberto的なスプリンターという体型と走りで、ブライアンズタイムを引く馬にはたまにこんなのが出ます
「No.1予想」では小倉大賞典を、「馬券総合倶楽部」では小倉大賞典と東京7Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします