栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~ダートも前輪駆動で

2023-04-30 10:25:43 | 血統予想

端午は◎マホロバと○ミラクルティアラと▲スマートフォルスで迷いますが、キズナにGone WestとHabitatで前駆がいいマホロバ、京都も速い馬場もいいと思います





糺の森は◎エピプランセス、エピにCaerleonとLord Gayleの前輪駆動、これは京都外1800ズンドバでは

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では天皇賞とスイートピーSと東京12Rを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では天皇賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~インティが差してきた

2023-04-29 09:32:43 | 血統予想

マンダリンヒーロー出走をみんなが願っているKダービー、どうやら1人気は5連勝中の2歳チャンピオンForteになりそうで、血統表とレースをみるとインティが差してきた~みたいな馬ですが、こういう1800スピード型が10Fで止まるのはKDあるある



矢車賞は京都外2200でこのメンバー、いったいどれが勝つんやろう…どれかが勝つんよなあ…と呻いてしまうメンバー(^ ^;)
まあ先週のケイバをみても、京都外はやっぱりSir GaylordとPrincely Giftで下るのだという結果やったので、良ならサトノアラジンにグルームダンサーとDarshaanを入れてSir Ivorをクロスするウェイビー、重ならジャスタウェイにHyperionを重ねたサンスノーフレークが頭かなと…いつから降り出すのか微妙ですが

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では青葉賞と府中Sと京都7Rを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では青葉賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします


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4/22,23の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2023-04-26 20:12:13 | POG

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2020)』で望田潤が推奨したステラリア(牝5歳)が土曜福島11Rの福島牝馬S(G3・芝1800m)を勝ちました。

ステラリア(牝・父キズナ・母ポリネイター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105554/
英ダービー2着Jack Hobbsなどが出る牝系で、母ポリネイターはメイヒルS(英G2・芝8F)勝ち。キズナ産駒はCaerleonやフレンチデピュティを使ってStorm Catの血脈構成を増幅した配合が成功しているが、本馬はStorm Cat≒Bluebirdのニアリークロス3×3。Gone WestやWelsh Pageantが入るのも良く、今年のキズナはこれでいきたい。(望田)

■日曜東京6R1勝クラス ロードフォンス(一口・望田)
■日曜京都8R1勝クラス ホウオウフウジン(POG・望田)
■日曜福島11R福島中央テレビ杯 ショウナンハクラク(POG・望田)



ステラリアについてはもうモチ肌のことは語り尽くした感があるので置いといて(^ ^;)、キズナ×Gone Westも下記のくりがしらノートにあるようになかなか走っているパターン

ニックス考察:キズナ×ゴーンウェスト(牡牝共通)
https://note.com/kurigasila_kaz/n/nd7e9b26df379

で、TARGETでPOGチェックをすすめていて気づいたんですが、ノースヒルズ産の2歳で母系にGone Westの血を引く馬は7頭いて、うち4頭が父キズナ、2頭が父マジェスティックウォリアーというのは偶然とは思えず、マジェスティックウォリアー×Gone Westといえばベストウォーリアとエアアルマスが出たニックスですからね(しかもキズナとマジェスティックウォリアーを翌年も連打している繁殖も)



「血統屋」のPOG書籍は例年どおり、GW明けには出したいと思っていますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

ロードフォンスは高松宮の回顧でも書いた「Storm Bird≒ノーザンテーストとNureyev≒Sadler's Wellsを使った父母相似配合のカナロア産駒」
母が競走能力を見せていれば、跳ねることはないですがまず外さない配合といえます

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日曜のボツ予想~新装京都も、Sir Gaylordで下ろう

2023-04-23 10:14:15 | 血統予想

東京6はドライブアローカス、ロードフォンス、シュバルツガイスト、ハクサンパイオニアと、一口やPOGで推奨した馬が4頭も出てくるのでこのボックスでも買って観てようかと



期待値としては◎ドライブアローカスの短縮ですかね、東京1400は間違いなくベストコースやと思うし、もう少し締まった馬場なら単勝ガツンやったんですが、せっかく中山1800で馬柱汚したのによう売れてるんですわこれが…

京都7は◎コーリングユー
全兄トラインとソックリの斜尻、全姉ビューティフルデイは1400ベスト、マルケサの母がTerlingua≒Sir Ivor2×4、その母母AvianceはLittle HutとSir GaylordですからHabitat的な構成で、マルケサ仔たちにとっては待ちに待った京都開催では



センテニアルもSir Ivor~Sir Gaylordな前輪駆動を狙えということで、Terlingua≒Sir Ivor4・5×5でチチカステナンゴの母がSir Gaylord=Swansea3×4で、京都は1戦1勝でスマートリアン、オーロラフラッシュ、エーポス、クラヴェル相手に白菊賞を制している◎ソウルトレイン
母母がHabitat経由のSecretariat≒Sir Gaylord3×5のキズナ産駒○ニホンピロタイズも、小倉でハーランズハーツを差したレースを観たら京都外合いそうです





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土曜のボツ予想~マイラーの斬れで

2023-04-22 09:50:36 | 血統予想

フローラで人気を集めるソーダズリングは父がハーツクライに替って兄姉たちより重厚さはあるんですが、でもやっぱりスーア牝系らしいFair Trial的小脚粘着マイラーっぽさは表現された走りで、ソーヴァリアントがチャレンジCをうなりながら4角先頭とか、マジックキャッスルが秋華賞を捲り差したりとか、そんなこともできそうなイメージなんですよね



スーアの母父PrecociousがFair Trial~Lady Jurorの権化みたいなスプリンターなんですが、Sing Singを母系にもつ活躍馬を調べてみると、スーア~ソーマジック、マルバイユ、そしてスキアと走ってるのは社台ばかりで、ノーザンも数は社台以上にいるんですがオープン級はツクバアズマオーだけ





PrecociousとかGold Runner(スキアの3代母)が強固に伝えるFair Trial的な体質脚質というのは、たしかにノーザンより社台の社風に合ってるのかもと…社台=Fair Trialピッチ、ノーザン=Nasrullahストライド、大別すればそんなイメージですよね

ちなみにSing Singを母系にもつG1馬を列挙するとゴールドアクター、ソールオリエンス、ダノンスコーピオン、ダンツフレーム、ドリームバレンチノ、バンブーメモリー、フェノーメノ、マイネルラヴ、マルセリーナ、たぶん抜けはなし



新装京都芝がどんなもんかというところで、あやめはボツ予想に回しました
Monsun肌らしい揉まれ弱さとしぶとさを併せもつ▲プッシュオンが距離延びて揉まれず先行ならゴール前まで頑張るでしょうが、ジリ脚でビュンとくる感じはしないので、上がりのケイバになったら◎フミサウンドのマイラーの斬れで差し切れるのではないかと…他もまあどれもこれもジリっぽい決め手に欠ける面々なのでね

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4/15,16の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2023-04-18 17:27:06 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2021)』で栗山求が推奨したウインレイアー(牝3歳)が土曜福島6Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★ウインレーシングクラブ
父シルバーステート
母ウインアルテミス(Arch)
牝 募集価格:1300万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020105185/
母ウインアルテミスは未勝利馬。ただ、2代母の全兄弟に本邦輸入種牡馬ヘクタープロテクター(仏2000ギニー、ジャックルマロワ賞などG1を5勝)、全欧3歳牝馬チャンピオンBosra Sham(英1000ギニー、英チャンピオンS、フィリーズマイル)がいる良血で、母としてすでにウインアグライア(フローラS-5着、若駒S/父マツリダゴッホ)を産んでいます。今後が楽しみな繁殖牝馬です。父シルバーステートは初年度産駒となる現2歳世代が大活躍。本馬と同じ母方にMr.Prospectorを持つシルバーステート産駒は成功しており、まだサンプルは少ないものの、未勝利戦-ダリア賞(2歳OP)を連勝したベルウッドブラボー、新馬戦を逃げ切ったロンなどを出しています。Danzig と Alydar を併せ持つディープインパクト産駒は、ジェンティルドンナ、サトノダイヤモンド、ミッキーアイルなどの大物が出ているのですが、息子のシルバーステートにも同パターンの成功が期待できます。芝向きの中距離タイプ。(栗山)

■日曜阪神11RアンタレスS3着 キングズソード(一口&POG・望田)
■日曜中山11皐月賞2着 タスティエーラ(POG・栗山)
■日曜阪神12R1勝クラス スペクトログラム(一口・栗山)



種牡馬シルバーステートについては「母父がRoberto系Silver Hawkで、母母父NiniskiはNorthern Dancer+RidanなのでNureyevやSadler's Wellsとニアリーだから、まずはヌレサドやKingmamboを合わせるのがセオリーだろう」と予想してきました

今のところ母系にNureyev≒Sadler's Wellsなど「Northern Dancer+Special」血脈をもつシルバーステート産駒は、JRAに51頭出走し17頭が勝ち馬で、勝ち馬率33.3%平均賞金1080万円はシルバーステート産駒全体(勝ち馬率30.1%平均賞金839万円)を少しですが上回ります



皐月賞に出たショウナンバシット、メタルスピード、ラスハンメルもこのパターンですが、上のように勝ち馬は全て牡で、つまり牡は37頭出走して17頭が勝ち馬、牝は14頭出走して勝ち馬なしということになります

※4/19追記
YTさんのコメントにあるようにシルバーステートはBlushing Groomとニックスで(配合パズルにも載ってますね)、「母系にNorthern Dancer+SpecialとBlushing Groomをもつシルバーステート産駒」で絞り込んでみるとこんな結果に…皐月出走3頭とも該当しますね



もともとシルバーステートはRoberto的なものをよく伝えるからかディープ系にしてはコルトサイアーの傾向が強いんですが、そういうRobertoらしさをより押し出す配合パターンとも言えるかもですね



オオバンブルマイの母ピンクガーベラはエントシャイデンやブランボヌールの全きょうだいで、サンデーヒルズ開場祝いに繁殖として譲り受けたそうです

そこにStorm Cat系ディスクリートキャットを配して「ディープインパクト×Storm Cat×Unbridled's Song」、コントレイルやビアンフェと同じ黄金配合を狙ったのはみごとで、ノースヒルズのお家芸もついでに拝借したというわけですな(・∀・)

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第83回皐月賞回顧~それにしても、キタサンとモチ肌の打点の高さよ

2023-04-17 13:52:37 | 血統予想

中山11R皐月賞
◎1.ソールオリエンス
○14.タスティエーラ
▲8.トップナイフ
△11.シャザーン
×5.フリームファクシ
×18.マイネルラウレア
22年1着ジオグリフと21年1着エフフォーリアはシャーペンアップ、22年3着ドウデュースと21年3着ステラヴェローチェはゴーンウエスト、21年2着タイトルホルダーはシャーペンアップとゴーンウエストの両方をもっており、ここ2年の皐月賞においては「ミクスドマリッジの粘着力ある小脚を伝えるマイラー血脈」がキーとなっている。今年の出走馬ではソールオリエンスがシャーペンアップとゴーンウエストを、タッチウッドとダノンタッチダウンがシャーペンアップを、ショウナンバシットとトップナイフがゴーンウエストをもつ。
ソールオリエンスはヴァンドギャルドの3/4弟で、モティベイターの肌は数少ないのにタイトルホルダーやメロディーレーンやステラリアなどが出て極めて優秀。牝系のマイラーっぽさも出た走りで、京成杯は4角膨れてしまったが、皐月賞を勝ちそうな「ハッとするコーナー加速」を見せたのは出走馬のなかでこの馬だけだ。イクイノックスより中山向きだと思うし、血統的にタフな馬場もOKだから、武史がエフフォーリアのように荒れたインを捲ってくるか。調教も出走馬のなかでは一番良く見えた。
タスティエーラは見た目は父サトノクラウン似だが、母のボールドルーラー的走法を受け継いで、実に省エネで無駄のない脚捌き。東京より中山向きだし、サトノクラウン産駒でこの脚元なら道悪は鬼だろう。
シャザーンはエリ女勝ちクイーンズリングの息子で、まだ緩さも残るのでカナロア産駒でも距離はもつ。母は重の京都牝馬S勝ちがあり、外差しが決まるバイアスならここもストライドで差し切るかもしれないが、友道厩舎だし完成はもっと先という馬にはちがいない。
トップナイフは杵臼牧場自慢のテイエムオペラオーの牝系で、デクラレーションオブウォー産駒でブラッシンググルーム4×4をもつ自在脚質の中距離馬。タフな馬場は向くし、内2000で3回シミュレーションして何でもできる。ここも老獪な鞍上が老獪に立ち回るだろう。
マイネルラウレアは母母が北九州記念に勝ったコスモフォーチュンで、ゴールドシップ×ロージズインメイにしては鋭敏な斬れ味も秘めるが、この大跳びで大外からまとめて差し切れるかどうか。フリームファクシはソニンク牝系らしいヘイロー捌きで内回りで立ち回れそうだが、周りに馬がいると行きたがるのでレーンのテン乗りがどうか。
ファントムシーフはダンジリの同血クロス2×2で、配合どおりのナスペリオン的ストライド。イメージとしてはペルシアンナイトやダノンザキッドで大箱1800最強だろう。ダノンタッチダウンも母父ダンジリが表現されていてファントムと近いイメージだ。タッチウッドは荒っぽいケイバで共同通信2着だから能力を秘めるが、気性が幼いし父がドゥラメンテに替ってノースブリッジより大箱向きの走り。ベラジオオペラとホウオウビスケッツのスプリング組は父がマイラーだし、2000に延びてプラスはないとみる。

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例によってNETKEIBAの全頭解説から1~3着を

ソールオリエンス
ヴァンドギャルドの3/4同血の弟で、母スキアはフィユドレール賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。英オークスと英1000ギニーのLoveも同牝系。母父Motivatorは英ダービー馬でタイトルホルダーの母父。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックスなどを輩出し成功。重厚な血統だが、デインヒルやGone Westのマイラーっぽさも受けて機動力はあり、京成杯は4角膨れながらビュンと捲り差した。奥行きある中距離馬だ。まだまだ良くなるだろう。(距離◎スピード○底力◎コース◎)



タスティエーラ
母パルティトゥーラはJRA3勝(芝1600)。母母フォルテピアノはサウンドアクシスの全妹でJRA3勝(ダ1200~1400)。牝祖クラフティワイフの子孫にはカンパニーやトーセンジョーダンなど活躍馬多数。父サトノクラウンは宝塚記念と香港ヴァーズの勝ち馬。母父もマンハッタンカフェだから重々しいが、母母がダ短距離で活躍したパワー型なのでバランスがとれている。燃費のよさそうな走りで持続力と機動力が本領だろう。距離はもっと延びてもいいのでは。(距離○スピード○底力◎コース◎)



ファントムシーフ
ルピナスリードの半弟で、母母Promising Leadは愛プリティポリーS(愛G1・芝10F)勝ち馬。DansiliやBanks Hillと同牝系で、本馬はDansili=Promising Leadの同血クロス2×2と表記できる大胆な配合だ。父ハービンジャーはブラストワンピース、ディアドラ、ノームコアなどの父。たしかにDansiliが強くてイメージとしてはダノンザキッドに近いか。豪快なアクションはいかにも大箱向き。中山内回りでもストライドロスなく走りたい。(距離○スピード◎底力◎コース○)



最近の皐月賞はインが荒れて外差し外捲り優勢というバイアスになることが多いですが、今年は特に顕著で、インをスルスル押し上げて直線で外に出しながら追うサリオスを大外からコントレイルがねじ伏せた20年、あれに当日雨をさらにトッピングしたイメージでしたかね

パドックはソールオリエンスの馬っぷりがやはり一番、ショウナンバシットの出来が目立ち、タスティエーラはいかにも道悪が鬼の脚元、カナロア産駒ではダノンタッチダウンよりシャザーンのほうが締まって見え、前走よりビシッと仕上げてきた感がありました

グラニットが宣言どおりハナを切り、やはり引っかかってしまったタッチウッドがこれを煽る形になったので、前後半58.5-62.1の前傾ラップでパワーと持続力が求められる皐月賞になりました

ソールオリエンスの横山武史はスタート後すぐに馬を外に誘導していて、エフフォーリアのように乗るつもりは全くなかったようで、向正ではシャザーンとファントムシーフを前に見るポジションで後方4番手の外、4角ではまた逆手前で膨れ気味になるも、直線半ばからは一頭だけうなりをあげながら伸びて、どう見ても勝ちパターンだったタスティエーラを豪快に差し切ってしまった

一週前に皐月賞の原稿を書きながら、今年のメンバーで「ハッとした脚」番付をつくるならば、横綱はソールオリエンス京成杯、大関はファントムシーフ野路菊、関脇がシャザーンのすみれかな、あとタッチウッドが共同通信でかかってハナに立ったときもハッとしましたが(^ ^;)、つまりコーナー加速込みでハッとした脚はソールオリエンスだけやったんですよね



牝祖Gold RunnerがTudor Minstrel系のスプリンターSing Singの3×3で、Motivatorの母がMixed Marriage4×4で、キタサンブラック(Lyphard4×4)の産駒としてもTudor MinstrelやFair TrialのLady Juror的なスピードにフォーカスした配合といえ、実際ディープインパクトが中山をスイスイ捲り上げてしまうようなFair Trialっぽさを後駆の蹴りに感じさせる馬で、だから逆手前の問題は置いといて、イクイノックスよりも皐月賞で◎を打ちやすいイメージでしたね私は

ソールオリエンスはキタサンブラック×Motivator、タスティエーラはサトノクラウン×マンハッタンカフェ、どちらも重厚な父と母父の組み合わせで、いっぽうで母母だけは「1/4マイラー」なのがポイントやと思ってますが、ソールオリエンスの母母Light QuestはデインヒルっぽさとTudor Minstrelっぽさが強いマイラーというのが皐月賞で打ちやすかったです

それにしても種牡馬キタサンブラックの打点の高さ、Motivator肌の打点の高さ、モチ肌はいいぞと言いつづけてきた私も驚かされるばかりで、Motivatorの母Our Westの血統表を貼っておきますが、何回見ても「母父の母」として考えられる最高レベルの血統であり配合ですよね





「皐月賞のキー血脈」と書いたMixed Marriage、Our WestはMixed Marriage4×4をもちますが、これがキタサンブラックの底力の源である「BustedとWordenとTulyarのトライアングル」と脈絡していることも見逃せないポイントで、このあたりの話は下記を参照していただきたいですがイクイノックスはLe Fabuleuxを使ってるんですよね
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/369ba708674e5d2a9924a042f049b705

Motivatorは女傑Treveの父として知られますが、代表産駒が牝馬とセン馬ばかりという猛烈なフィリーサイアーで、というよりは牡駒が気が悪くて全く走らなかったので、現在は半ば障害用の種牡馬として供用されているようですが、逆にいうと掘り出し物のMotivator牝馬を安く買えるチャンスがあるかも(・∀・)

Motivator肌一覧(JRA出走)


9Rあたりからまた降ってきて、タスティエーラは重は鬼だろうから有利になったかなと思ってたんですが、あの勝ち時計2.08.3だった泥田の2017年秋天で、キタサンブラックとサトノクラウンの熾烈な叩き合いを思い起こしたファンも多かったのでは

「弥生賞は菊花賞に最もつながる」説も最近は有力で、タスティエーラの見るからに燃費のいい地味なアクションを見ると、タイトルホルダーやアスクビクターモアと同じような菊花賞ロードが見えてきたのは私だけではないでしょう

となると、落鉄しながらも大箱向きストライドでジワジワ差してきたファントムシーフがドウデュースと果たして重なるのか、これから1か月間あーだこーだ考えるのが楽しいですよね

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「血統屋」の新刊二つ

2023-04-17 09:25:03 | お知らせ

(以下栗山ブログより)

『裏・配合パズルでアタリはわかる 2023』
主要な父と、相性のいい血(ニックス)を考察した血統同人誌『配合パズルでアタリはわかる』シリーズ。その姉妹版にあたる最新作『裏・配合パズルでアタリはわかる 2023』を発売いたします。

“表版”では紹介できなかったニックスをすべてまとめ、“裏版”として書籍化。くりがしらさん曰く「今年は表版の制作をお休みして、本作にすべてを注ぎ込みました」とのこと。全192ページの労作で、客観的な数値により良し悪しを判断されているので、曖昧さやごまかしがありません。



そして何より、ニックスに該当する2歳馬、1歳馬をすべて掲載しているのが嬉しいですね。自分で調べる手間が省けます。2歳馬はPOG、1歳馬は一口馬主の馬選びでお役立てるはずです。
今年の春はこの1冊で勝利をたぐり寄せられるはずです。
http://miesque.com/c00091.html




『日本の重賞勝ち馬父系図1932-2022』

平出貴昭さんの新著『日本の重賞勝ち馬父系図1932-2022』を発売いたします。

1932年から2022年まで、90年以上にわたり行われてきた中央競馬の重賞約7000に加え、ダートグレード競走、日本調教馬による海外重賞の勝ち馬延べ8000頭以上を父系図と勝ち馬一覧にまとめました。

G1ではなく重賞に範囲を広げたので、父系図は60ページ以上、勝ち馬一覧表は230ページ以上と、父系図シリーズでは最大となる総計約300ページという膨大なデータとなりました。



父系図の馬名をクリックすると、JBISのデータページに飛び、血統表はもちろん牝系図、競走成績なども閲覧できます。表の作成はもちろん、一頭一頭のリンク先との結びつけなど、気が遠くなるような作業を独力でやり抜いたのは驚嘆すべきことです。

日本の競馬史、血統史を学ぶのにお役立てください。
http://miesque.com/c00090.html

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日曜のボツ予想~短縮で新味が

2023-04-16 10:32:26 | 血統予想

阪神最終は◎スペクトログラム
ドレフォン×フジキセキはJRA全9勝がダートですが、この馬は体型を見てもStorm Catとクラフティワイフのスピード型のイメージで、この短縮は新味が出そう(なお現在2人気なのでボツ予想に…)



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では皐月賞とアンタレスSとサンシャインSを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では皐月賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~は休みです

2023-04-15 10:55:50 | 血統予想

昨日シルク追加募集から望田が1頭ピックしています
他にもやることが多くて、今日はボツ予想お休みですm(_ _)m

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではアーリントンCと山藤賞と千種川特別を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではアーリントンCを予想していますので、今週もよろしくお願いします


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