栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2021-2022」

土曜のボツ予想~京都で更に斬れる前輪駆動

2015-10-31 09:57:17 | 血統予想

萩Sは人気どおり2→1→4でしょう、上がり2Fが速いのもこの順番やと思います
◎スマートオーディンは体つきなんかはダノンシャンティに似ていて1800mがベストやと思いますが、母系のHabitatが表現された前輪駆動でエピファネイアみたいな加速なので、京都外のスローなら更にエゲツない瞬発力を発揮しそう(^ ^;)

八坂は○ダノンムーンはワールドエースのようなHyperion脚質やと思ってるので、前走のような競馬だとここも勝ちきれない可能性はあり、△タイセイアプローズは先行粘りで軌道に乗ってきた今こそ距離を延ばしてほしいハーツクライ牡駒
◎ケツァルテナンゴは新馬-中京2歳を連勝してクラシックロードに乗りましたが、血統も体型もスピードの乗りも中距離馬なのにマイルを使いつづけたために足踏み、チチカス産駒なので揉まれ弱さはありそうで、前走も番手で揉まれなかったのがよかったし、少頭数の外枠でシュタルケなら同じ競馬でまたしぶとさ発揮

磐梯山はマイネルカレッツァはA.P.Indy的な胴長体型で東京向きとみて、◎マイネルヴェルス○ゴージャスガール▲クインズストームの三つ巴で
この3頭、クロフネにブライアンズタイムにNureyev≒Sadler's Wellsにハッピートレイルズと似たようなことをやってる配合で、ようするにNashua≒Nantallah的パワーとForliの小脚で小回りの長いところをグルグル走る馬たちです

「No.1予想」ではアルテミスSを、「馬券総合倶楽部」ではアルテミスSとスワンSを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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「一口好配合ピック」ロードHCから望田が2頭ピック

2015-10-30 18:20:01 | 共有クラブ

おかげさまで今年も好評をいただいております「一口馬主好配合馬ピックアップ」、本日ロードホースクラブから望田が2頭ピックしました(栗山求のピックはもうしばらくお待ちください)
http://miesque.com/c00032.html
他に2頭ほど気になる配合馬がいて様子見させてもらいますが、まずは血統表とDVDを見てガツンときた2頭をピックします(・∀・)

これで現在、ウイン(2)、キャロット(11)、グリーン(2)、シルク(12)、東サラ(6)、ノルマンディー(3)、ラフィアン(4)、ユニオン(3)、ロード(2)、ローレル(2)から計47頭ピックしています

※お願い
一口ピック馬やPOG推奨馬などについての具体的な質問や感想などは、当ブログではお受けできないケースがありますので、その場合は下記の「血統屋」、もしくは私のgooメールまでメールください
お手数ですがよろしくお願いいたしますm(_ _)m
info@miesque.com
nas-quillo@mail.goo.ne.jp

土曜は「No.1予想」でアルテミスSを、「馬券総合倶楽部」でアルテミスSとスワンSを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~天皇賞

2015-10-30 16:01:17 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2015-2016』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この秋もスプリンターズSから有馬記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週の天皇賞は栗山求の担当で、有力馬3頭の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2015/

「Blushing Groomってやつは機動力も斬れ味も持続力も成長力もハイレベルで兼備しているオールラウンドな名血なのですが、唯一最大の弱点がWild Risk由来のカッと燃えやすい気性で、この燃える気性さえ巧くコントロールできれば、田原成貴がマヤノトップガンとのコンビでたびたび魅せたように、行っても差しても逃げても追い込んでも、美しいレースで勝つのがBlushing Groomなのです」(燃えよBlushing Groom)

今年の牝馬クラシックロードのテーマのひとつがこの「Blushing Groomの取り扱い」でしたが、アンビシャスも燃えやすい気性をはじめ、ああBlushing Groom的やなあ…と思わされるところが随所にありますね

ほんとに配合どおり、ディープインパクトとエルコンドルパサーとBlushing Groomが走っているような、オールラウンドな中距離馬やと思います

萩Sが5頭立てなので、土曜のNETKEIBAの予想はアルテミスとスワンでいこうかなと

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今週の新馬戦

2015-10-29 16:34:18 | POG

土曜京都4Rダノンスパーク(「POG好配合リスト」重賞勝ち馬の弟妹編)
日曜東京5Rステイブラビッシモ、ブラックプラチナム(ともに「POG好配合リスト」ステイゴールド編)
日曜京都5Rダノンシャルマン(ディープ好配合リスト)、ピッツィカート(一口好配合ピック&「POG好配合リスト」重賞勝ち馬の弟妹編)
あとは『UMAJIN』のPOG特集で取り上げた土曜京都5Rカジノブギにも注目したい(・∀・)
今日のディナーは手巻き寿司に決定したので、これからプライスダウン刺身を求めて近くのスーパーへ…

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「2歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2015-10-29 11:09:47 | 血統予想

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました~

「地中海ケイバ」でBC展望をやってましたが、TonalistはA.P.IndyにナスキロとBuckpasserとスタミナを入れた王道の配合で、それらしい脚長のストライドで走る馬
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a012902/
たしかにベルモントの10Fなら強そうな馬ですが(G1勝ちは全てペルモントパーク)小回りではどうかと…たとえばテスタマッタやベストウォーリアやインカンテーションを、東京中京で上げて他場で下げるみたいな扱いでいいんじゃないかと

ベストウォーリアといえば、大井の1200はわりとナスキロ的ストライドで走る1400型がくるコースというイメージやし(スーニのイメージと言ってもいい)、JBCスプリントはこれが◎かなあ~と思っとります

ディープインパクト産駒の平地年齢別成績は2歳=37%、3歳=26%、4歳=23%、5歳=17%、6歳=14%、7歳=15%、これが母系にAureoleを持つもの(つまりBurghclere≒Aureoleのニアリークロスを持つもの)は2歳=45%、3歳=26%、4歳=28%、5歳=20%、6歳=21%、7歳=50%
7歳の(0-1-1-0)はファタモルガーナのものですが、いずれにしても母系にAureoleの血を引くヴァンセンヌとスピルバーグ(ともに6歳)には心強いデータといえるもの
しかし一方で、過去10年の秋天で6歳以上で馬券に絡んだのはカンパニー(09年1着,07年3着)とエイシンフラッシュ(13年3着)だけで、ハッキリ高齢馬苦戦のG1でもあるのです

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『Winning Post 8 2016』×netkeibaで夢の配合をつくろう!

2015-10-28 13:08:01 | お知らせ

『Winning Post 8 2016』×netkeiba.com
あなたのこだわり大募集!netkeibaで夢の配合をつくろう!

こだわりの配合はクラシックホースか、砂の帝王か、はたまた海外GIハンターか……選ばれた配合は、競馬シミュレーションゲーム『Winning Post 8 2016』でスーパーホース(架空馬)として登場!あなたの夢をかたちにしましょう!
http://www.netkeiba.com/special/wp8_2016/

募集要綱は上記リンクを参照願います
応募された中から、私と栗山さんもスーパーホースの選考に携わりますので、興味のある方はぜひ応募してみてください(・∀・)よろしくお願いします

なんかこう、マイナーな父系とか、個性が際立った脚質とか、キャラが立ってるほうが選ばれやすいみたいですよ(・∀・)

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ピッチかストライドか、それともHyperionか、秋天は公平なレースだった

2015-10-28 10:16:32 | 血統予想

過去10年の秋天勝ち馬を血統・体質・走法・脚質などで大別してみると

・ピッチ群
05年ヘヴンリーロマンス…ゴール前1Fのラップ11.4をイン差し
09年カンパニー…11.6を中団差し
12年エイシンフラッシュ…11.8を後方一気

・ストライド群
07年メイショウサムソン…12.1を好位抜け出し
08年ウオッカ…12.6を中団差し

・ピッチだが東京向き群
10年ブエナビスタ…11.9を中団差し
14年スピルバーグ…11.9を後方一気

・Hyperion群
06年ダイワメジャー…12.5を直線先頭
11年トーセンジョーダン…11.8を中団差し
13年ジャスタウェイ…12.2を中団差し

ブエナビスタとスピルバーグをどこに分類するかはなかなか微妙で、走法的にはピッチに分類できるのでしょうが、どちらも胴長の体躯を利したスピードの乗りで明らかに東京でのパフォーマンスが高いので、典型的なピッチ群とは別にしてみました

エイシンフラッシュも典型的なピッチ走法ではないのでしょうが、スピードの乗りが非常に速やかなのが長所で小回りも巧者なのでピッチ群に分類

08年はHペースで流れてウオッカがRiverman斬れで差せるレースだったし、一方でダイワメジャーの妹ダイワスカーレットがHyperionを最後の一滴まで振り絞れるレースでもあり、この異なる個性が真っ向からぶつかり合った結果の名勝負でした

「Hyperion群」に分類した3頭は、配合はもちろん、「しなやかさやバネに特筆すべきものはないが実直に同じフォームで長く走れる」というHyperion的な資質が強いとジャッジしたものです

11年トーセンジョーダンも13年ジャスタウェイも4角ポジションでいうと差し追い込みですが、どちらも残り200mではほぼ先頭に並んでおり、つまりHyperion群3頭はいずれも残り200mでは先頭に立っていた、というのはやっぱりHyperion

興味深いのはヘヴンリーロマンスとカンパニーとスピルバーグがいずれもSadler's Wells持ちということで、Sadler's Wellsのパワー体質が強くてあまり全身運動できないからピッチ走法になったわけですが、Sadler's Wellsの胴長体型や持続力も受け継いだからこそ東京のG1をピッチで勝ちきれたともいえるでしょう

血統だけみるとヘヴンリーロマンス(サンデー×Sadler's Wells×Ribot)のほうがゼンノロブロイ(サンデー×マイニング×Clever Trick)よりスタミナ型なんですが、あの超スローの秋天のゴール前は明らかに回転の速さでヘヴンリーが優っていて、「サンデー×ミスプロ」的にしなやかなロブロイよりもSadler's WellsやRibotの硬さがONになったヘヴンリーのほうが完歩が小さかった

いずれにしてもゴール前の上がりが速いときほどピッチ走法が勇躍しているのは明らかで、だからジェンティルドンナは2年連続2着ですが13年より14年のほうがチャンスはあった

というわけでかなり粗い分類ですが、ピッチ走法が勝つべき流れではピッチ走法が勝ち、ストライドが勝つべき流れではストライドが勝ち、Hyperionが勝つときは持続戦を直線半ば先頭で、そういう意味では東京芝2000mは公平なコースというべきなのか…という月並みな感想

さて今年はピッチかストライドか、それともHyperionか(・∀・)

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母父サクラバクシンオー

2015-10-27 10:58:47 | 配合論

キタサンブラックの菊花賞制覇にまつわる母父サクラバクシンオー云々かんぬんについては、スプリンターを母父に持つ馬が長距離の大レースを勝つことは決して珍しいことではないし、サクラバクシンオーはサクラユタカオー(テスコボーイ直仔の秋天馬)×サクラハゴロモ(アンバーシャダイの全妹)ですからたしかに典型的な短距離血統とはいえません
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1989108341/

しかしサクラバクシンオーの体型や走法や加速は明らかにスプリンターというべきもので、その特質を直仔にも孫にも伝えているのも事実

「バクシンオーは決して短距離血統ではなく、主に気性的なもので短距離を走っていた」という説もよく目にしますが、「気性的なもの」だけで歴代最強スプリンターに数えられるようなパフォーマンスを発揮できるはずはないし、ショウナンカンプやハクサンムーンみたいな馬を出すことも不可能です

サクラバクシンオーの全妹ラトラヴィアータがやはりスプリンターだったことや、アルフレードやリビアーモやバロンドゥフォールなどサクラハゴロモ直系子孫がマイラーが多いことからも、サクラハゴロモにはノーザンテーストの伸びのない体型とGallant Manの勝気な性分と「Bull Lea+Domino+Sun Briar」の組み合わせ特有の北米パワースピードがONになっていて、それをバクシンオーなどを通じて伝えつづけていると考えるべきでしょう

母父サクラバクシンオーの収得賞金ベスト10は、ハクサンムーン、キタサンブラック、フミノファルコン、スターバリオン、サワヤカラスカル、メモリアルイヤー、シンボリディスコ、ブランボヌール、トップカミング、レンイングランドと、やはりバクシンオーの影響を受けた短距離型が多いのはたしか

でも中には明らかに中距離向きの体型体質のトップカミングやスターバリオンみたいな馬もいるわけで、3/10ぐらいの確率でバクシンオーのスプリンター資質をほとんど受け継がない馬もいるわけで、それも確率論的には当然というべきでしょう

アンバーシャダイってのはノーザンテーストには全然似てなくてBull Lea的パワーもあまり感じられず、主としてTourbillon系特有のしなやかさとHyperion的な我慢強さで走った中距離馬で、だから代表産駒はメジロライアンもカミノクレッセもレインボーアンバーもベストタイアップもTourbillonを押さえた配合をしています(Never Bendとのニックスは有名)

サクラハゴロモとアンバーシャダイに伝わったもの、サクラハゴロモとアンバーシャダイが伝えたものはやっぱり違うと言うべきだし、それはディープインパクトとブラックタイドが伝えるものが違うのと同じで、いずれにしても血統表中の先祖から受け継いだ何かを伝えているのはたしかなのです

キタサンブラックがステイヤーだとは私も思いませんが、春よりも更に体型に伸びが出てきたのは事実だし、1,2着の叩き合いにフォーカスを絞っていうならば、リアルスティールが3000mに延びたことで皐月賞やスプリングSと比較してパフォーマンスを落としたほどはキタサンブラックは落とさなかった、という勝利だったのではないかと

「Princely GiftやMr.Prospectorのような軟質なスピードは、代を経ると中長距離を走るための柔らかさしなやかさとなるというのは昔からよくあることで、2030年ぐらいにはサクラバクシンオー4×5がステイヤーズSを勝っても何ら不思議はないでしょうね~」(望田潤bot)

バクシンオーのような柔らかくしなやかなスピードは日本の高速馬場における長距離戦を燃費よく走る上で有効な武器となりうるもので、それはMr.Prospectorをクロスするゼンノロブロイ産駒がトレイルブレイザーのように長いところ向きになりやすいのと同じで(菊では3着4着でした)、Princely Gift(勝ち鞍は5~7F)のクロスといえばゴールドシップにコスモバルクにスノードラゴン、Mr.Prospector(勝ち鞍は6~7F)のクロスといえばホッコータルマエにメイショウマンボにテスタマッタにベストウォーリアにブラックエンブレム

バクシンオー的な体型や気性は受け継いでいないが、バクシンオーのクロスから長距離をしなやかに走れる体質やフォームを受け継いだ馬が、ダイヤモンドSを勝つこともあるだろう、ということですね

ちなみにアンバーシャダイ=サクラハゴロモの全兄妹クロスを持つ中央勝ち馬は、アウトクラトール、ペイシャモンシェリ、グロッキーバルボア、クレセントシチーの4頭で、スプリンターが3頭、中距離馬が1頭という内訳です

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10/24,25の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2015-10-26 11:57:01 | POG

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)』で栗山求が推奨したレッドウィズダム(牡2歳)が日曜京都1Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
父キングカメハメハ
母プレシャスラバー(ペンタイア)
牡 募集価格:3800万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102190/
母の父ペンタイアは「Northern Dancer+Mill Reef+Blakeney」なので、父の母マンファスと配合構成が似ており、マンファス≒ペンタイア2×2です。「キングカメハメハ×ペンタイア」といえば、新馬戦を勝ち上がり芙蓉S(2歳OP)で2着となったイオラニがいます。同馬は気性的な問題で低迷していますが、それがなければOPでも十分やれる馬でしょう。マンファスとペンタイアの共通部分のうち、「Northern Dancer+Mill Reef」が父キングカメハメハのツボで、ファルコンSを勝ったタガノグランパはこのパターンの配合から誕生しています。短距離王ロードカナロア、ダート王ベルシャザール、ジャパンCを勝ったローズキングダムなど、父キングカメハメハは「Northern Dancer+Secretariat」という構成の血を母方に入れると成功する傾向が見られますが、このパターンと「Northern Dancer+Mill Reef」は、Secretariat と Mill Reef の配合構成が似ているがゆえに親戚のようなものと考えていいでしょう。新潟記念(2回)、中京記念などを制したナリタクリスタル(父スペシャルウィーク)の半弟ですが、Mr.Prospector のクロスを持つキングカメハメハ産駒はパワーを帯びる傾向があるので、芝とダート、どちらに出る可能性もあります。いずれにしても高い能力が見込めるので、牡馬で3800万円でもコストパフォーマンス的に悪くないのでは、と思います。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)キングカメハメハ編』で望田潤が推奨したアットザシーサイド(牡2歳)が日曜京都4R新馬戦(芝1400m)を勝ち上がりました。

◎アットザシーサイド(牝、母ルミナスハーバー)
http://db.netkeiba.com/horse/2013105721/
ヒシアトラスの姪で、母ルミナスハーバーは芝1200~1600mで4勝。その母タックスヘイブン(クイーンC3着)がNasrullah4×4・5、そこにクロスを持たずNorthern Dancerを引かないアグネスタキオンが配され、Northern Dancer4×4・6のキングカメハメハが配された緊張と緩和のリズムが良い配合。アルバタックスとは父と母母が同じ3/4同血の関係で、KingmamboとタックスヘイブンはRaise a NativeやThong=Lt.Stevensなどが共通するニアリーな関係。アルバ以上の期待ができる配合だと思う。パワーと機動力のマイラー。

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)』で栗山求が、『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)重賞勝ち馬の弟妹編』で望田潤が推奨したドレッドノータス(牡2歳)が日曜京都5R新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父ハービンジャー
母ディアデラノビア(サンデーサイレンス)
牡 募集価格:5000万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105975/
先週、新潟の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったサンマルティンの全弟。兄と同じく5000万円での募集となりました。母ディアデラノビアはフローラS(G2)など3つの重賞を制覇した名牝。その母ポトリザリスはアルゼンチンダービー(G1)、アルゼンチンオークス(G1)を制した女傑。近年のアルゼンチンを代表する名牝系に属し、近親には多くの活躍馬がいます。本馬の半姉ディアデラマドレ(父キングカメハメハ)は非凡な切れ味を武器にマーメイドS(G3)を勝ちました。非主流のアルゼンチン血統だけにハービンジャーとの組み合わせは読みづらいところがあったのですが、サンマルティンの走りを見ると、ディアデラノビアの瞬発力とハービンジャーのフィジカル面の強みが相互補完的にうまくフィットしている感があります。2歳夏の新馬戦を勝ち上がった仕上がりの早さも高く評価できます。兄と同等の素質の持ち主であることを期待したいところです。(栗山)

○ドレッドノータス(牡・ハービンジャー×ディアデラノビア)
サンマルティンの全弟でディアデラマドレの半弟。ポトリザリスは南米アウトサイダー血統が強くNorthern Dancerをはじめとする流行血脈を引かないので、キングカメハメハやハービンジャーやクロフネ(Northern Dancer≒Icecapade4×3)のように Northern Dancer 血脈が強い種牡馬との配合で成功してきた。短足だがバネを感じさせる体質で、この牝系らしい力強いピッチ走法で走りそう。(望田)

■土曜新潟1R障害オープン パスティ(マンカフェ・栗山)
■土曜東京11R富士S2着 サトノアラジン(ディープ・栗山)
■日曜京都11R菊花賞2着 リアルスティール(ディープ・栗山)
■日曜京都11R菊花賞3着 リアファル(一口・望田&栗山)

アットザシーサイドはあまりにも配合のイメージどおりの馬で、母をもう少しパワー体質にしたような、京都外よりは阪神内に向いた1400寄りマイラーで、今開催の京都芝はこういう地面をシッカリ掴むピッチ走法が相変わらず強いです
『パーフェクト種牡馬辞典』のPOGでも取り上げた馬ですが、アルバタックスと同じKingmambo≒タックスヘイブンのニアリークロスにまず注目できるし、アルバタックスは母父がフジキセキでナスキロ柔さも兼備しているところがちょっとどっちつかずですが、こちらのほうが機動力とパワーでまとめていて配合は上だろうという読みだったので、内回りでイメージどおりの勝ち方をしてくれたのが嬉しい

ドレッドノータスはもっとムキムキタイプに完成しそうなイメージやったんですが、パドックを見ると意外に無駄肉がなくしなやかな体質で、なるほどこれなら芝2000mでおろしたくなりますね(・∀・)

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第76回菊花賞回顧~ディープを封じるブラックタイド、Halo≒Sir Ivorを封じるBurghclere

2015-10-26 11:01:16 | 血統予想

京都11R 菊花賞
◎7.スティーグリッツ
○17.リアファル
△9.アルバートドック
×5.ベルーフ
リアファルは配合パターンや母系からスタミナは保証つきだが、パワー型で京都で上がりが速くなりすぎるとどうかというところはあるだろう。リアルスティールは母方のマイラーっぽさが出た体型や加速で、だからこそ皐月賞で持ったまま4角先頭ができるのだ。スティーグリッツはキングストレイルの甥で、シンコウラブリイやコディーノでおなじみのハッピートレイルズの牝系。母サンタフェソレイユは芝1200mのフェアリーS2着がある。この牝系は牝馬は前向きな気性のマイラーが多いが、牡馬はトレジャー(目黒記念2着)やハッピールック(ダイヤモンドS2着)のようなスタミナ豊富なタイプも出る。父ハービンジャーはキングジョージの勝ち馬で、産駒もトーセンバジルやマッサビエルが2400m級に延びてパフォーマンスを上げてきた。しかも本馬はオリオール≒アルサイド7×6・7など父母のスタミナの血をクロスしていて(これはマッサビエルも同じ)、やはり距離延長とともにレース内容が良くなってきたし、燃費の良い走りで長距離は合っているはず。「父スタミナ×母スピード」の配合形なので、途中から動いていける機動力を持ち合わせているのもよく、4角では好位に取り付いているとみた。ハービンジャー3騎から◎を選ぶならば、母が最もスピード型のスティーグリッツ。今年の菊の予想はこれでいきたい。ベルーフはステイゴールドやサッカーボーイの牝系だけに押さえたいところ。アルバートドックは母系のハイペリオン的粘着力が強い体質脚質で、ひと叩きで折り合えばディープ産駒で最もスタミナを発揮する可能性がある。

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キタサンブラックは「父中距離×母父スプリンター」の配合なので機動力があって好位で自在に立ち回れるのがまず強みで、またもともと父ブラックタイドに似た中距離体型でしたが、秋になって更に体型に伸びが出てきたのはフォトパドックを見比べれば明らかでした

しかも母がPrincely Gift系×Bold Ruler系で自身はWild Riskのクロスなので前肢がしなやかにきれいに伸び、京都外回りコースをスムーズに下ってこれる走法でもあります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102013/

4角からロスなく捌いたのは鞍上の好プレーですが(ああいうイン捌きは北宏の真骨頂ですよね)、4角~直線半ばにかけての加速はこの馬が最も速く、今年の菊も「一番前肢がきれいに伸びる馬」が叩き合いを制することとなりました

「母父サクラバクシンオーが菊花賞を勝ってしまってエエんかい!」という向きには、ホワイトマズル×ジェニュイン全妹のアサクサキングスとか、バゴ×スプリンターのビッグウィークが菊を勝ったのとまあまあ同じようなもんで(金曜のエントリでも書きました)、父が重厚なスタミナ型であればあるほど母からスピードを注入する必要があるわけで、母のスピードで先行したり好位で立ち回れるからこそ父のスタミナが100%活きるのです

私がハービンジャー3騎の中でスティーグリッツをチョイスしたのも、母が最もスピード型だからというのが主な理由で、大きく出遅れてしまいましたが勝負どころで最後方から一気に押し上げてきたあの脚、ああいう脚を使えるのは母がマイラーだからこそでしょう

だから母父サクラバクシンオーが菊花賞を勝つことに大きな驚きはなく、それよりも長距離G1を勝ちきるだけのスタミナや底力を父ブラックタイドが脈々と伝えたのだということがまず賞賛されるべきかと

もうすでに種牡馬としての優秀さは認知されていて今年は200頭近くに種付けしたようですが、この菊花賞制覇で更に人気沸騰は必至でしょう

デビューから武豊とコンビを組みつづけ、新馬と若駒Sを4角2番手で勝ってエリートコースに乗ったブラックタイドは、スプリングSでは一転した後方一気、いわゆるノリのポツンで、鮮やかに追い込みを決めてクラシックの最有力候補に浮上しました

しかし2番人気で出た皐月賞は後方のまま惨敗、そこからまる2年の長い休養に入ってしまい、復帰後はずっとオープンで走って[0.3.3.10]と3歳時の輝きを取り戻せないまま競走生活を終えました

当時から「サンデー×Lyphard×ハイインローは、前で受けてこそ粘着力が最大限に活きる」説を唱えていた筆者としては、ブラックタイドもBurghclereの重厚なスタミナを活かすにはもっと前で受けるべきではないかと予想のたびに書いていて、エイシンデピュティの逃げ切りを和田が番手で追いかけたオーストラリアT2着、復帰後ではあれが最も輝いたレースといえるかも

そもそもサンデーサイレンス×ウインドインハーヘアという配合は、キレッキレのディープインパクトよりも粘着型ブラックタイドのような馬のほうが出やすい配合というべきで(それは全弟オンファイアや近親のゴルトブリッツやリルダヴァルを見ても明らか)、ハーツクライやバブルガムフェローのような脚質に完成するはずだった中距離馬が、ヘンタイプレーで最後方から追い込んでスプリングSを勝ってしまい、実はあそこから歯車が狂いはじめたのかもしれません

全弟ディープインパクトがスーパースターとして一世を風靡した後も、こんなはずではなかったという思いを引きずりながらオープン特別を彷徨いつづけ、引退後は半ば弟の威光でひっそりと種牡馬入りしたブラックタイドは、しかし毎年重賞勝ち馬を送り出して着実に評価を上げていきます

Halo≒Sir Ivor譲りのしなやかな体質と鋭敏な斬れ味、そしてSir Ivorのフィリーサイアーとしての資質も受け継いだディープインパクトが牝駒に抜群の斬れ味を伝えて大成功しているのに対し、ブラックタイドは種牡馬としても「サンデー×Lyphard×ハイインロー(Burghclere)」の粘着力持続力を主に伝えていて、「しなやかで女性的なディープ」「泥臭く男性的なブラックタイド」と、全兄弟でもキャラが真逆なのが面白い

これまで輩出した重賞勝ち馬4頭は全て牡で、全7勝のうち4角先頭が三つに4角3番手が一つ、活躍産駒の母父がサクラバクシンオー、キングカメハメハ、グラスワンダー、アフリート、Danzig、Distant View、スウェプトオーヴァーボード、「母のスピードで先行し、父のスタミナで泥臭く粘る牡駒」が活躍しているのです

ブラックタイドが前で受けて、ディープインパクトの追い込みを封じる
Burghclereのスタミナを振り絞って、Halo≒Sir Ivorの斬れ味を封じる

サンデーサイレンス×ウインドインハーヘアの血統表はどこから見ても美しく、発現の仕方は違えども、その美点はディープインパクトにもディープインパクトの産駒にも、ブラックタイドにもブラックタイドの産駒にも伝わっているのだということを、ライヴで体感することができた今年の菊花賞でした

リアルスティールは今日もカベをつくって折り合うことができたし、福永祐一としてはまずは思惑どおりのレース運びだったと思いますが、キタサンが上がり35.0でリアルが35.1、スプリングSも皐月賞も上がり3Fでは上回っていたのにここで伸び負けたのは、京都外回り適性だけでなく長距離適性でもキタサンが上回ったからと考えるべきでしょう

でもこの2着は、エアシャカールの1着やドリームパスポートの2着やネオユニヴァースの3着なんかと匹敵するもので、母系のマイラーっぽい加速が表現されたピッチ走法はジェンティルドンナを思わせると書いてきましたが、1800~2000mならばドゥラメンテに次ぐ能力の持ち主であることを改めて証明したといえるし、2400mでもスローならばジェンティルのようなパフォーマンスを発揮できる可能性をも示した内容だったのではないかと

神戸新聞杯もマレーシアCもゴール前の上がりは11.7で、今日が11.6ですからリアファルは同じぐらいの脚で上がっているとも言え、最後も決して止まったわけではなく斬れ負け鋭さ負けという3着で、ゴール板をすぎてからの勢いや脚色はキタサンよりもリアルよりもリアファルのほうが良かった

配合や母系から3000mのスタミナに不安ないと書きましたが、一方でラトロ肩で掻き込んで走るこの馬が高速馬場の菊花賞を勝ちきるには、(やはりラトロ肩で掻き込んで走っていた)ザッツザプレンティが斬れ味不足をカバーするために、通過順位8-9-3-1、上がり4F11.8-11.5-12.0-12.3というロンスパで2000mベストのネオユニヴァースやゼンノロブロイに脚を使わせたような、ああいう発想も必要ではないかと考えられました

だから康太がレースを動かしてノリがハナに立ったときにインのポケットにおさまってしまい、直線まで追い出しを待たされることになったのが誤算といえば誤算で、あれが外3ならばルメールはもう少し長く脚を使うようなスパートで、神戸新聞(12.0-11.0-11.4-11.7)と同じようなスパートできたんじゃないかと

スティーグリッツは残念なレースでしたが、4角ではこの馬もマッサビエルも大外にいて、あれはやっぱりAureole魂を感じさせるレース運びでもあったかもしれません

コメント (7)
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