栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」

血統クリニック~秋天

2011-10-31 19:51:21 | 血統予想

「しかし(Hペースの逃げを後続も追いかけて前崩れになったという意味で)レッツゴーターキンの年みたいになったねえ…」という話をメタボ博士としていたんですが、あの92年の秋天で先行して沈没した馬たちは、トウカイテイオーは次走JCを、ダイタクヘリオスは次走マイルCSを、そしてメジロパーマーは次走有馬を勝ちました
「…ってことは、JCはエイシンフラッシュ、マイルはシルポート、有馬はアーネストリーですかね?」(博士)

メイショウベルーガは骨ではなく腱をやってしまったようで、とにかく最悪の事態は免れたようでよかったです
血統をやる人なら皆思うことでしょうが、ダンシングブレーヴ牝系にSadler's Wellsとフレンチデピュティがかけられて、Northern Dancerとナスキロラトロをクロする相似配合で、Halo≒Droneのニアリークロスになるのでどのサンデー系種牡馬を付けてもだいたい配合が決まるし(もちろんサンデー系でなくともいいですよ)、果たせなかったG1制覇は子供に期待しましょう

競馬総合チャンネルでは「血統クリニック」と題して、毎週のメインレース(2歳3歳戦中心) の出走予定馬の血統解説をしています(木曜更新)
天皇賞はこんな感じです

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◆左回りの2000mならば
 ペルーサは今週の追い切りで柔らかみのある動きで弾けるような伸びを見せた。父ゼンノロブロイも母の全姉Differentも2000mベストだったし、母父Candy Stripesはバブルガムフェローの半兄でBlushing Groom×Lyphardだからリュパン賞のグルームダンサーと同じ配合。自身も2000mは[3.1.0.0]で、左回りの2000mが最も力を出せる条件だろう。母系に欧スタミナが強いアウトブリードで、これからまだ強くなる可能性を秘めた馬だとも思っているし、昨年に続いて◎としたい。

◆東京で前受けならば
 ローズキングダムはMill Reef5×4のクロスを持つので小柄だが東京向きの斬れ味があり、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の配合形だから京都大賞典のように前受けでしぶとさを発揮する血統でもある。東京で好位抜け出しならJCやダービー以上に走れるかもしれないという期待もあり、名手メンディザバルがどう乗ってくるか注目。

◆東京の中距離ならば
 ブエナビスタはマルゼンスキー≒Caerleon3×2などきれいな相似配合で、父と母と母父の特長が表現された名牝だ。父譲りの胴長体型と母譲りのナスキロ的斬れで走る馬だから、戦績通り東京の中距離戦がベスト。宝塚の怒濤の追い込みをみると衰えの心配もなく、昨年よりメンバーは揃ったが連覇も十分。

 ダークシャドウはGreen Desertやトワイニングなどが出るCourtly Deeの名牝系で、母はNumbered Account≒Foreign Courier2×2という魅力的なニアリークロスを持つ。この母系の高い資質で走っている馬で、スピードの乗りは少し緩慢だが最高速度を長く持続できるG1級の中距離馬だ。エプソムCのような競馬ならばここでも勝ち負けになるだろう。

 アーネストリーはグラスワンダー×トニービン×ノーザンテーストで、父譲りのパワー捲りと母譲りのHyperion的な粘り腰で走る小回り向きの中距離馬。今年に入っての地力強化が著しく昨年3着よりも走れるだろうが、宝塚の着差や内容からすると、東京ならブエナのほうがまだ少し上だろうとは思う。

 エイシンフラッシュは春は天皇賞で◎にした。母は芝2800mの独セントレジャー勝ち馬で、ドイツ血脈とHyperionを基調とするスタミナと成長力に富んだ配合をしていて、俊敏さや器用さもあるので宝塚のようなレースでも好走はするが東京なら2000mより2400mで力を込めて買いたい馬ではある。

 トゥザグローリーは春天では引っかかり、宝塚ではピークを過ぎていたようで春は尻すぼみの成績に終わったが、ハイレベル4歳世代のトップクラスの一角なのは間違いない。ただ母トゥザヴィクトリー譲りの重心の高い掻き込む走りは、どちらかといえば急坂小回り向きだろう。

 以上7頭が上位で、ジャガーメイルやトーセンジョーダンやミッキードリームあたりも善戦の余地はもちろんあるが、馬券圏内に食い込むにはこの7頭のうち5頭を負かさなければならないわけで、それはなかなか高いハードルではないかと思う。

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ダークシャドウの唯一の弱点は追い出してからのスピードの乗りが緩慢な点で(それはスピードに乗ってからが長いという長所でもありますが)、だから秋天も毎日王冠もそうですが馬群の中にいると勝負所で前に入られたり狭くなったりということが起こりやすい脚質ではあり、だから後ろから行くなら最後は外に出す意識で乗ったほうがベターかもしれないですね~

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秋天回顧~“13/16カンパニー”秋の府中で覚醒

2011-10-31 02:21:47 | 血統予想

東京11R 天皇賞
◎8.ペルーサ
○11.ローズキングダム
▲7.ダークシャドウ
△5.ブエナビスタ
×4.エイシンフラッシュ
注18.アーネストリー
◎は今週の追い切りで柔らかみのある動きで弾けるような伸びをみせた。父ゼンノロブロイも母の全姉ディファレントも2000mベストだったし、母父キャンディストライプスはバブルガムフェローの半兄でブラッシンググルーム×リファールだからリュパン賞のグルームダンサーと同じ配合。自身も2000mは[3.1.0.0]で、左回りの2000mは最も力を出せる条件だろう。母系に欧スタミナが強いアウトブリードで、これからまだ強くなる可能性を秘めた馬だとも思っているし、昨年に続いて◎としたい。エイシンフラッシュは俊敏さも器用さもあるがドイツ血脈とハイペリオン基調の血統でやっぱり2000mよりは2400mで力を込めて買いたい馬で、アーネストリーは昨年より強くなってはいるがそれでも父譲りの走法は東京向きとは言い難い。2着まで、馬連で買うなら○▲△までとみたが。

京都11R カシオペアS
◎15.ネオヴァンドーム
○3.ショウリュウムーン
▲12.マッハヴェロシティ
△11.ダイワファルコン
△14.ゲシュタルト
×1.スピリタス
×10.オースミスパーク
注5.ドモナラズ
注17.オートドラゴン
ダイワファルコンは右回りが得手で左回りが不得手なのではなく、ダイワメジャー牝系のパワーで走るので急坂小回り向きでようするに中山の1600~1800mが合っているのだ。だから京都外回りで中山実績をスライドさせるのは少し違うと思う。ミッキードリームは東京と外回り1800mでは[4.2.1.0]とほぼパーフェクトで、この馬に先着したのはダノンシャンティとダークシャドウとリアルインパクトと、そして都大路Sのネオヴァンドームだけ。きさらぎ賞勝ちはダテではなく、直線の長い1800m戦ならG2も狙えるほどの裏付けのある馬が55キロなら◎だろう。母がトニービン×ノーザンテースト×ナスルーラという配合形は東スポ杯でローズキングダムと叩き合ったトーセンファントムと同じで、ネオユニ産駒でも長い直線向きの斬れを出せる配合パターンだ。

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ちょうど発売中の「サラブレ」の「名配合展覧会」にてトーセンジョーダンの配合を取り上げてますので、まずはその部分を

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母母クラフティワイフはMr.Prospector、Bold Ruler、Buckpasserなど米スピード血脈の塊で、Hyperionは全く持たない。そこにLady Angela(Hyperionの娘)3×2を持つノーザンテースト、Hyperion4・6・6×6・6・7・7・7・8を持つジャングルポケットと、米血が薄くてHyperionだけが濃い種牡馬が連続してかけられたのがトーセンジョーダンだ。
このように血統表を父父、父母、母父、母母と4分割したうちの3/4で同じ血(HyperionとNorthern Dancer)のクロスを重ね、残りの1/4にはそのクロスしている血とは縁遠い血を入れておく、というのは成功例の多いセオリーの一つ。
同じクラフティワイフにノーザンテースト、トニービンとかけられたレニングラードや、ノーザンテースト、ミラクルアドマイヤ(父トニービン)とかけられたカンパニーも「3/4Hyperion、1/4米血」の形になっている。

トーセンジョーダン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006103169/

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ようするに「配合史」における「1/4異系」的な概念ですね~

ちなみにジャングルポケットは母父Nureyev、ミラクルアドマイヤは母父Sadler's Wellsなので、トーセンジョーダンとカンパニーは13/16ぐらいが同血ということになります

「な~んや、またサドラーとダルシャーン?またガリレオとデインヒル?欧州の競馬も変わり映えせんのお~」なんて日本の血統屋は訳知り顔で言うわけですが、あちらはあちらで「な~んだ、またトニービンとノーザンテースト?東京の競馬も、エアグルーヴの頃から変わり映えしないねえ~」なんて言ってるかもですね(^ ^;)

トーセンジョーダンもカンパニーもG1では善戦止まりのG2大将というポジションに落ち着いたかと思わせておいて、秋の東京の大レースでさらに一皮むけてしまうというのは、「ノーザンテーストは三度変わる」、Hyperionの成長力としか言いようがないです

もちろんHyperion的な特長である我慢強さや持続力が活きる質のレースになったことも勝因ですが、デムーロのような思い切りもリスポリのようなセンスもないけれど、雨の府中で上がりがかかるとバテかけた馬を追って追ってもってくる、マジメな豪腕イタリア人を配したのも大正解だったというべきでしょう

ダークシャドウもこれぐらい走って不思議ない馬で、それは何度も書いてきたように母マチカネハツシマダがA級牝系のA級配合馬だからに他なりません

ペルーサはまあ、展開はハマってたし力は出し切っての3着でしたが、トモにもいい筋肉がついてきて出遅れの心配もない今ならば、あんなところから追い込むんじゃなくて中団より前から追い出して、母系のHyperionを振り絞るようなレースをして欲しいし、それができたときには勝ち馬のようにもう一皮むける可能性もあるんじゃないか…とも

だってこの馬は、またそれかと言われるかもですが、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の配合形でもあるのです

ブエナはパトロールを観るとかわいそうなぐらい何度も進路が塞がってましたが、でもまだまだ衰えはないことを証明するには十分な内容でした

では最後に、本日の悶絶3連単馬券を貼って、もう一杯ビール飲んで寝ましょうか~



直線半ばまで、アドマイヤセプターだけは届くはずだと、そう信じて疑いませんでした…



相手は迷ったんすよ…トウカイテイオー×キングヘイローってのが私好みなんですよね(^ ^;)

トニービン父系×クラフティワイフ牝系
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/7df890f20ad94cae90991dfd7d5172bb

 

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新馬戦を観て

2011-10-30 12:17:56 | POG

シャンボールフィズは小さいけど非力さはなくてHyperion的な持続力を感じさせる走りで、追ってビュン!という感じじゃないんですがいい脚が長く続くという、キンカメでいうとローズキングダムに近い伸び方をしますね~
これは桜と樫、両方楽しみじゃないですか(・∀・)

トーセンシーザーもま~だいだい思ったとおりの馬で、“長め緩慢マルカシェンク”というか、平均ペース型であんまり鋭敏な脚は使えないところはダノンバラードと似とるなあ…と(^ ^;)

勝ち馬はステイゴールド×デインヒルで、母はRibot4×4ですか
見た目にデインヒルやん…という馬ですが、ステゴ産駒はこういうのが走るんですよね~

マデイラはクロフネ×サンデー×ミスプロという打率の高い配合パターンで、母母父がWoodmanですからブラボーデイジーと7/8同血で、ここにBuckpasserがあるのでフサイチリシャール=サイオンやセイコーライコウとも似た配合形

ではウインズに出かけますか~

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日曜のボツ予想~ジャンポケ産駒は、母のスピードが重要

2011-10-30 10:50:27 | 血統予想

くるみ賞はもうちょっと鋭さは欲しいもののの、ノーザンテーストをナスキロ柔くしたような馬で1400mベストの◎トウケイヘイローが軸

精進湖は◎ロングスローイン
母がアフリートの相似配合で、そこにジャンポケのHyperionをもってきたメリハリがいい配合
母のTom Fool+ナスキロ的なスピードでフワフワッと先行する馬で、長いところよりも2000mぐらいがよさそうで、前走の勝ちっぷりならオープンまでいくんじゃないかと
けっきょくジャンポケ産駒というのは「母のスピードで先行し、父のHyperionで粘る」という形にもっていくのが成功しやすいわけで、だから母からどういう質のスピードを受け継ぐかが重要である…と
タキオンにHyperionを入れたダスカ型配合で、サンデー×Nureyevの重厚さが出た走りはフサイチパンドラ的で、東京でルメールで折り合って前受けなら渋そうな○バウンシングライトが相手一番手

京都最終はミスプロ4×4のストラヴィンスキー産駒で、コンゴウリキシオーのような柔緩慢ストライドの▲ブラボースキーが外回りで更に…という予想でいこうかと思ったんですが、数えてみると前の馬が多いなあ…
というわけでインを差せる馬はとなると、ラストタイクーン≒CaerleonにDroneが絡みスプリンターというにはナスキロ柔すぎる◎ウインバンディエラか、Storm Catが強くてやはりマイラーだった○ラナンキュラスか…という選択肢になりますか

亀田は前走素晴らしい馬体で出てきた◎アドマイヤセプターが外回りで更に前進は当然として、▲エスピナアスールは現級勝ちの実績があり、フジキセキにナスキロとミスプロが入って細身の脚長でいかにも後肢が甘く、チャームポットを問題にしなかった遠賀川特別がビックリするほど強く、この馬は平坦1800mが合っているし惰性で加速できる外回りも合っていると思うので、ま~乗りやすい馬ではなさそうですがぜひヒモ穴にくっつけたいです

海老ヶ瀬は◎ノーブルディード
バクシンオーにブライアンズタイムとNashwanの重々しいスタミナが入り、でも父系とBlushing Groomの柔らかさも受け継いでいて、あと二クラスは出世するマイラーでしょう

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土曜のレース回顧~橋口先生、やっぱり前受けでよろしいやん

2011-10-29 20:34:13 | 血統予想

京都11R スワンS
◎10.ジョーカプチーノ
○2.リディル
▲1.ワンカラット
△6.ショウナンカザン
×3.エアラフォン
×4.フラガラッハ
注14.グランプリボス
◎は古馬になってパワーアップして適性がスプリンター寄りになったが、それでもスプリンターとしてはしなやかさと手先の軽さで走るタイプで、たとえば京王杯SCでも直線坂を上がるときの反応はあまり良くなくて、やっぱりこの馬は下りで惰性がつく京都が一番合っている。マイルCSでもスワンS以上のHペースで飛ばしながら1400m近くまでは先頭で1分20秒を切るラップで走破している。内伸びの高速馬場でビュンビュン飛ばす馬もいないだけに逃げか番手で押しきれるとみた。+26キロで直線挟まれた阪急杯でも5着だった▲と京都の内枠で先行したときにベストパフォーマンスを叩き出す△がヒモ穴。

京都9R 萩S
◎6.アナスタシアブルー
○4.ショウナンラムジ
△3.アドマイヤトライ
×8.コーダリー
◎はPOG特集「私のオススメ10頭」で指名した馬で、ファルブラヴ×ライラプスの相似配合の牝だからダンスファンタジアと同じでまず外さないマイラー配合。母よりも少し枝葉の長い体型で1800mがベストだろう。ここでも性能が一枚上とみた。相手は絞れば○。初戦は直線ぶつけられたし伸びないインを走らされた。母系のマイラーっぽさも出ているが1800~2000mがベストだろうし、前走の時計や上がりは◎と比較しても優秀。エタンデールはサドラー系の重々しさが出た走りで、ブライティアやスノーも持続型の中距離馬だけに、高速馬場の1800mでは△×のほうを押さえたい。

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スワンSの公式ラップは12.3-10.8-11.3-10.9-10.4-11.9-11.8

「前半ゆっくり行って、3コーナーからは馬が自分から走って行きました。全体的に時計を速くしようと思って逃げましたが、それについて来た勝ち馬は本当に強いと思います」と祐一がコメントしているように、京都の高速馬場で下りから惰性をつけて流れ込むというのは、ジョーカプチーノの平坦向きの軽いスピードを最大限に引き出した騎乗だったと思います

そして内枠の利はあったとはいえこれを楽々と追走して差し切ったリディルは強いの一語で、いつも言うように「サンデー×Lyphard×ハイインロー」であり、Alcide≒Aureole5×6でもありますから、今日のような正攻法前受けならマイルCSもかなり有望でしょう

しかし◎○から内枠に流せばだいたい獲れるやろうとタカをくくっていたら、唯一内枠でヌケにしてしまったオセアニアボスにこられるとはホンマにヘタクソやなあ…と自画自賛(^ ^;)

アナスタシアブルーは決して止まってるわけじゃないんですが、デビュー戦のような反応は全くなくて、このペースと上がりだから余力十分なはずなのに直線半ばで手前を替えていて、なんだかちょっとイヤ~な負け方でした

日曜の東京はなんとか天気はもちそうですね~
秋天は馬連なら4頭、3連なら6頭に絞って印を決めました
けっきょく無印にしたジャガーメイルやトーセンジョーダンやミッキードリームあたりももちろん善戦の余地はあると思いますが、これらが馬券対象になるには私が印を入れた6頭のうち4頭を負かさせなければならないわけで、それはやっぱりなかなか大変だろう…というのが結論です

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新馬戦を観て

2011-10-29 12:38:55 | POG

アルキメデスってさすが評判なだけあっていい馬ですね~
アドマイヤムーンの柔らかさしなやかさをよく受け継いだ馬やと思います
ミスプロのクロスにSecretariatですから柔らかくなりすぎそうな配合ですが、母のBusanda4×5が効いてます(サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne)

アンコールピースはジワジワきてましたが、マツパク先生も言ってたけどちょっと馬が(Hyperion的に)硬いかなあ…
もうちょっとHalo≒Red GodやTom Foolの柔さが出てるといいんですが、ま~脚は見せたし叩いての変わり身に期待しましょう

トーホウジュリアはHalo4×4、Caerleon≒Storm Cat≒マルゼンスキー3・4×3、Nijinsky≒Storm Bird≒The Minstrel4・5×4・5で、メイショウボーラーのスピードとパワーを思い切り早く発現させた配合ですね~

東京芝は外枠ばっかりくるので外伸びかと思ったらノリがイン差しでもってきてるし、う~む内外公平という感じかな?

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土曜のボツ予想~フジキセキの斬れで

2011-10-29 10:26:15 | 血統予想

ドクタースパートが死にました
母ドクターノーブルはダルモーガンの牝系にチャイナロック産駒タケシバオーが付けられてRockefella3×5にSon-in-Law5・7×7・7・8ですからまるでハイセイコーの再現を狙ったかのような配合で、そこにTudor Minstrel系テュデナムの産駒で南関8戦8勝のホスピタリテイが付けられて、南関の怪物を生んだハイインロー血脈を集めたような配合
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1986101204/
道営の2歳チャンピオンになった後中央入りして泥んこの皐月賞を勝ち、もう終わったかと思われた5歳暮にステイヤーズSを勝ってアッと言わせました
Tudor MinstrelとスコットとSupreme Courtを通じてLady Jurorの娘3頭の血を引くのがポイントで、20年前もやっぱり中山はFair Trial的捲りだったのです
ホスピタリテイは笠シショーの「配合史」にも登場しますが、これも血統表見ながらビール2杯はいける配合ですね~

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八坂は◎シースナイプ
「グラスワンダー産駒でTom Fool的な脚捌きで走るから内回り向きの機動力もあるのだ」と前走は◎で狙ったんですが、あの淀みのないペースを抜群の手応えで好位追走で、結果強いアドマイヤコスモスの格好の目標になって捲りつぶされてしまいましたが、潰された前の組のなかでは唯一頑張っていたし、それと本質的にはスタミナの勝った血統ですからああいう淀みのないスピード競馬はあまり得意ではないのかも…と
実はこの馬好走しているのはスローばかりで、そこは同じグラス産駒で母系にサンデーとTom Foolが入って無駄のない脚捌きでヒタヒタ走ってスローの中距離戦でササササッと抜け出す競馬で強かった、あのスクリーンヒーローと似たキャラなのかもしれないなあ…と
ここは藤田か祐一が押し出されて逃げそうで、外1800mのスローならば2走前3走前のパフォーマンスを計算できるのでは…と

東京1RラパージュはHペースで先行してアッサリ沈んでしまいましたが(^ ^;)、まだ即断はできないですがあのレースをみる限りは外差し馬場なのかな?
神奈川新聞は難解ですが、この人気なら◎トウショウフォアゴで入ってみたいです
一息杯って陣営のトーンは低めですが休み明け3着の実績はあるし、距離は絶対に1400mがベストで春の東京の3着はどちらも脚余してます

紅葉は◎ヒットジャポットが1F延長でまあ順当でしょうが(メイSで◎にしたときに書いたようにベストは外1800mやと思います)、ヒモ穴にくっつけたいのが▲アキノカウンターで、母が相似配合でフジキセキのボルキロ柔さが出た走りはセイクリッドバレーと似たものがあってホントは平坦外回り向きのマイラーじゃないか…と、前走は抜け出しかかったところで挟まれて終わりましたが、東京マイルでプレイの番手で揉まれず淡々といければナスキロ柔いフジキセキのワンツーもあるのではないか…と

先週日曜の新潟はヴァンダライズ、サンダルフォン、ハイフィールドなんかがバンバン届いて、もう外差しになってきましたかという感じ
きんもくせいはシンゼンもハードもビームもヒシもマイラーではなく中距離馬だけに距離適性をとるなら母系のマイラーっぽさが出た○アルフレードでしょうが、これなら◎ウインフロレゾンの斬れで何とかならないか…と
母がトニービンにNureyevで自身がLe Fabuleuxのクロスですから、加速に時間はかかるけれどトップスピードに乗ってからの持続力に秀でた斬れ味が武器で、芙蓉は中山のスローでストライド走法のこの馬ではとても追い込めませんでしたが、夏の新潟でなかなか勝てないまでもけっこう骨っぽいところといい競馬を続けていた馬で、今の上がりのかかる外差し馬場でこの頭数なら差しやすいし、芙蓉の負けで人気が落ちそうなのも妙味

新潟7Rは◎アイウォントユー
マッキーマックスと3/4同血ですがこちらは間にロドリゴのナスキロ柔さが入り、胴長脚長で緩慢なストライドで東京と外回りの1800~2400mでは①④③⑩②④⑬⑤③、⑬は輸送で馬体が減ってしまったセントポーリアで、長い直線では追い込み確実、札幌の凡走は全部なかったことにすれば十分狙えますよ

巻特別は難しいですが、大穴ならコスモバルクの半妹で母系のPrincely Gift柔さが出たストライドで、東京1800mでレインボーダリアと勝ったり負けたりをやっていたブーケドロゼブルーではないかと思うのですがパドックを見て…

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スワンSを予想しながらひとりごと

2011-10-28 16:35:40 | 血統予想

去年は◎マルカフェニックス→▲ジョーカプチーノ→注ショウナンアルバなら持ってたんですよね~(^ ^;)
んなときに限ってアルバは走りすぎる…

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バクシンオー産駒で2~3歳春の芝マイル重賞で馬券に絡んだのは、グランプリボス以外にエイシンツルギザン(NZT勝ち,NHKマイル2着)、シーイズトウショウ(桜花賞2着)、ナムラビッグタイム(NZT3着)、サクラタイリン(NZT3着)、ニシノシタン(アーリントン3着)の5頭しかおらず、そしてエイシンツルギザンは3歳秋にOPキャピタルS2着、ニシノシタンは5歳時に京成杯AH2着があるが、シーイズトウショウとナムラビッグタイムとサクラタイリンの3頭は1400m以下に主戦場を移しており、ようするに3歳秋以降に芝マイルで勝った馬はいない
グランプリボスについては「バクシンオー×サンデー×ナスキロだから柔らかすぎてスプリンターではなくもう少し長いところにズレた馬」だと書いてきたが、この馬がこの先スプリンターとしての頑健さを身につけてもう少し短いところシフトしてくるのか、それとも柔らかいままマイラーとして走り続けるのか、この休み明けではまずそこをジックリ見てみたい
私はむしろ、マイラーとしても少し柔らかすぎて緩慢なぐらいで、春の頃から折り合いさえつけば1800mぐらいが一番合ってるんじゃないかとすら思っていますが…

クレバートウショウの前走は外伸び馬場で最内を引いて外に出せなかったのが敗因
母がトウショウボーイ×ノーザンテーストでこのHyperion的粘りで走る馬で、キャラとしてはフィールドベアーのマイラー版という感じ
このHyperionで前受けしたい脚質で、芝1600mで4角3番手以内だと④②②①①⑥、④は前がカベになった安田記念で⑥はデビュー戦、問題は1400mでも4角3番手内にいれるかどうか

サンカルロは[2.1.1.3]の1400mがベストだと思っているが、馬券にならなかった3回はいずれもゴール前1Fが11秒台で、春の阪急杯勝ちは上がりが11.5-12.1だった
ミスプロっぽい体型をしているが脚捌きは半分Roberto的で、シンボリクリスエスながら短距離戦でインを器用にすくって差せるのは半分Roberto的だからで、だから急坂があったほうが差しやすいタイプでもあり、だから重賞で馬券になったのは中山と阪神ばかり
1200mのG1で勝負がついてから追い込んでくるのはHペースで上がりがかかるからだ

ショウナンカザンはいつも書いているようにBold Ruler系の軽さが出ているので父より非力で、京都の短距離戦で内枠を引いてロスなく立ち回ったときに最高のパフォーマンスを発揮する馬で、一昨年のスワンもそんな競馬でクビ・1/2・クビの4着だった

ジョーカプチーノは古馬になってパワーアップしてスプリンター寄りになったが、それでもスプリンターとしてはしなやかさと手先の軽さで走るタイプで、たとえば京王杯SCでも直線坂を上がるときの反応はあまり良くなくて、やっぱりこの馬は、下りで惰性がつく京都が一番合っているとは思う

フラガラッハは母がトニービン×Nureyev×High Lineでこの重厚さが出ていて、ビュンと斬れる鋭さはないが持続的に伸び続ける脚質という意味ではゴールスキーと似たところがあって、どちらも11.8-11.8の持続的末脚で間に合うようなレースで強い馬だと思う

リディルはきれいな相似配合で母の影響も強いマイラー体型だが、古馬になってAlcide≒AureoleがONになってきた感もあり、デイリー杯を勝ったときはいかにも弾けるようなマイラーというイメージだったが、今は抜け出してからがしぶとい脚質になりつつあるようにもみえる
「サンデー×Lyphard×ハイインロー」でもあるし、中館さんで前受けというのは意外に合っているかもしれないと思っているが、安田記念は自分の競馬ができず直線で進路を探しているうちにレースが終わってしまった

ロードバリオスはGraustark=His Majesty3×4のパワーと粘りで走るので戦績通り京都より阪神がベターで、ズブさが出てきた今ならむしろ距離を延ばしてみるべきか…とも

馬の順番はアイウエオ順で予想とは関係ないです…というより印はこれから決めるところです(^ ^;)

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今週のPOG

2011-10-27 20:32:10 | POG

今週は下記の5頭が出走しますね~
推奨時のコメントも付記しておきましょうか…と思ったんですがラパージュはコメントなしでした(^ ^;)

土東1R ラパージュ(種)

日東3R シャンボールフィズ(10)(種)
キングカメハメハからはマンハッタンフィズ09。アプリコットフィズ・クレスコグランドの下でマンハッタンカフェの甥。Pasadoble≒Alleged4×4で父母のスタミナの血を増幅しており、ハマれば一発大物という配合です

日東4R トーセンシーザー(種)◎
母母BuckwigがBusanda≒Mr.Busher3×4なので「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」の黄金配合形。シェンクはサンデー系種牡馬を付ければまず外さない牝馬といえる

土京5R アンコールピース(10)(種)
母がトニービン×ノーザンテーストで母母が名牝ダイナアクトレス。ネオユニ産駒はネオヴァンドームやトーセンファントムのように、母父トニービンなら母母はノーザンテースト+Nasrullahをもってくるのがセオリー

土京9R アナスタシアブルー(10)
母がクイーンC勝ちの活躍馬で父母相似配合ですから、ダンスファンタジア的な好マイラーの期待は当然

(10)…NETKEIBA「POG特集 オススメ10頭」
(種)…NETKEIBA「POG特集 種牡馬クリニック」推奨馬
◎…血統屋「POG企画 種牡馬好配合馬リスト」1~10位
○…血統屋「POG企画 種牡馬好配合馬リスト」11~20位

コメント

Graustarkをフランス血脈で柔らかく煮込んでいたのはタニノギムレット

2011-10-26 15:29:41 | POG

北杜夫さんが死にました
実家にこの人の文庫本が何冊かあって、「どくとるマンボウ」というキャッチーなタイトルに釣られて何気なく手に取ったのがきっかけで、代表作といわれるようなのはだいたい読みましたね~
「夜と霧の隅で」とか「楡家の人びと」なんかは中学生にはちょっとハードルが高くて、でも読みこなしたらきっと面白いに違いないと思わせる何かがあって、何度も読み返しました
私に読書の楽しさを教えてくれた作家の一人でした
ありがとうございました

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競馬総合チャンネル」では、「POGレース分析」と題して新馬未勝利戦勝ち馬の血統解説と評価をしています(毎週木曜公開)
今週の一部を抜粋します

●アーデント(牡)
父ディープインパクト、母グレイトフィーヴァー(その父Kaldoun)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106449/
10/22東京・いちょうS(芝1600m不)1分39秒0(ハナ)
 ラフォルジュルネの3/4弟で、サンタラリ賞のミュンシー(ストラタジェムの母)などが出る牝系。母グレイトフィーヴァーはCaroとMill Reefを通じるNasrullah5×5で、Le HaarやVal de LoirやLuthierといったフランス血脈も入り、そこへディープですから柔らかな斬れはいかにも東京や外回り向き。少し行きたがる面をみせていましたが、マイラーではなく中距離馬なので距離は延ばしていったほうがいいでしょう。
B:芝ダ1800~2200

この母グレイトフィーヴァーもNasrullah+フレンチの柔斬れを伝える繁殖で、Le HaarとVal de LoirはVieux ManoirとTetratemaの組み合わせで、ここにGrey Sovereign(The Tetrarch4×5)をもってくるというのは、私がよく言うグレビオ(Grey Sovereign+Prince Bio=Kalamounやクリスタルパレスなどが代表格)と同じで、フランス人がよく使う手です

グレビオといえばタニノギムレットも、「力強くてスタミナに富むが硬くて重々しいGraustark3×4」と「母のSicambre(3×4)+Grey Sovereign+Big GameのフレンチなThe Tetrarch的柔らかさ」が絶妙なバランスで発現していた馬でした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1999100226/

ノーザンテースト(Lady Angela)やGraustark(Flower Bowl)といったHyperion的な血を柔らかく煮込むには、ナスキロやPrincely GiftやGrey Sovereignなんかを使うのが手っ取り早いのですが、そこに隠し味でフランス血脈を使うというのも上級テクの一つなのだ…ということで

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