栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

レッツゴーターキンが死にました

2011-01-31 20:11:32 | 血統予想
牧場を辞めたその足で大田区の競馬通信社に押しかけて、あの~一読者なんですがここで働かせてもらえませんかと青木社長に直談判したのが92年3月末、ミホノブルボンがスプリングSを逃げ切った翌日のこと

けっきょくそのときは空きがないから、人手が必要になったら連絡するということで、栗山さんたちと一緒に昼飯食って帰りました

とりあえず実家に帰って、半年ぐらいは平日は園田競馬、土日は中央という競馬三昧な生活を送っていたんですが(アラブの血統研究に燃えたのもこの頃)、アッという間に蓄えは底をつき、地元のコンビニで夜勤をやりながら(オーナーが鳩の血統の大家で意気投合)声がかかるのを待っていたのが26歳のとき

そういうしているうちに青木さんから「11月から働けないか?」と連絡があって、2日月曜日から東京に出ていくことになったのです

だから1日日曜までは京都にいたんですが、その頃毎日のようにつるんでいた三人組はその日も京都競馬場で馬券を買っていて、「秋天で一発当てて、望田の就職祝いでもやるか~」と無駄に気合いだけは入ってました

「…で、血統からは何がエエんや?」と聞かれた私は「ヤマニングローバル…買うならここしかないと思うんや」

けっきょく三人が三人ともヤマニングローバルから流して、もちろんその頃は馬連しかないし、15番人気ですから三人ともほとんど総流しです

この天皇賞はご存じのようにダイタクヘリオスとメジロパーマーが競り合って超Hペースの前崩れになったレースで、直線ではまずダイタクヘリオスをトウカイテイオーが交わし、トウカイテイオーをナイスネイチャが交わし、そのナイスネイチャをヤマニングローバルが残り200mで交わしたときは、ワープロでは変換不可能な叫び声を三人とも発していました(^ ^;)

「レッツゴーターキンとやったら、いったいナンボついたんやろ…」

けっきょくその日はいつもの家焼き肉で、いつものハラミをつつきながら(その頃はブームの前でハラミのコスパフォが高かった)、いつも通りの残念な飲み会になりました

それまでローカル専門のような印象があったレッツゴーターキンですが、父がRound Table×Bold Rulerのターゴワイスで、母父がLady Angela3×2のノーザンテーストですから、オークス馬シャダイターキンにHyperionとナスキロを重ねたという、東京のG1を勝っても何の不思議もない立派な血統です
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1987105621/

2着ムービースターはディクタス×ノーザンテーストのサッカーボーイ配合で、母母父がHornbeamですね~

今の私がこのレースを予想したら、どの馬にどんな印を打つのかなあ~と、ふとそんなことを考えてしまいました
コメント (3)
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ささやかな3連単

2011-01-31 12:19:59 | 血統予想
京都11R 京都牝馬S
◎8.ヒカルアマランサス
○12.アプリコットフィズ
△5.ショウリュウムーン
△13.ブロードストリート
×6.サングレアズール
×7.アグネスワルツ
注9.コスモネモシン
注11.リビアーモ
◎は母がラウンドテーブルとナスルーラ≒ロイヤルチャージャーとラトロワンヌの組み合わせのクロスで、ナスキロ柔いストライドで走るから東京と外回りの1600~1800mがベストだと書いてきた。だから昨年のこのレースも◎にしたし、一方でクイーンSやマーメイドSなど小回り内回りでは評価を落としてきた。今回はいうまでもなくベスト条件で、鞍上リスポリ、そしてBコースになって外差しもきく馬場になり今年も減点材料がない。連覇とみた。○はこの世代の牝馬としてはトップクラスの評価をしてきたし、今週の追い切りの動きなどをみると確かなパワーアップも感じるが、ジャンポケ×マンハッタンフィズ(マンハッタンカフェの全妹)という配合は決してマイラーではない。1800mや2000mなら◎にしてもいいのだが…。

東京7R 3歳500万下
◎3.ルルーシュ
○6.サトノタイガー
△9.サトノアポロ
△10.ラヴェルソナタ
×2.コスモバタフライ
×4.インプレザリオ
◎はハイレベルな札幌2歳Sで正攻法で4着は評価できるし、母はハイエストオナー牝馬でナスキロ豊富で、柔らかなストライドはちょっとサンテミリオンを思わせるところもあるから東京も合うだろう。素質を信用。キンカメ産駒で東京なら更に斬れそうな○がまずは相手本線。

東京9R 立春賞
◎2.ビンチェロ
○11.マヤノマヤ
▲8.サザンスターディ
△5.サトノエクスプレス
×12.オルトリンデ
注6.ドクターラオウ
◎は桜花賞2着ツィンクルブライドの産駒で、伸びのない体型だが最近はズブくなって1200mは少し忙しいようにみえる。左回りは走るし、この距離で好位付けが可能なら開幕週のインを走ってこれるだろうから狙ってみたい。

京都9R 春日特別
◎13.ダノンスパシーバ
○11.サクラエルドール
▲8.ナムラボルテージ
△4.ステージプレゼンス
×9.アンプレシオネ
×10.トウカイオーロラ
注1.エイシンサクセス
注7.コンカラン
◎は東京と外回りでは(1.2.1.0)で、1800mは(1.1.0.0)。ナスキロラトロをクロスするフレンチデピュティ産駒で、前走を見ての通り直線長い1800mが一番斬れる。ゲームマエストロやテイラーバートンと接戦の実績からも、外1800mなら昇級即通用だろう。

--------

日曜は珍しく予想が好調で、この他にもボツ予想の松籟キタサンアミーゴが1着、根岸ダノンカモンが2着で、馬券を買ったレースの◎は(3.2.1.0)と絡みまくったんですが、けっきょく3連単が当たったのはルルーシュのところだけ…

効率とか回収率だけ考えれば、単複馬連ワイドをうまいこと組み合わせるのがベターなのはもうわかりきってるんですが、「これビンチェロ頭できたら、ビントロやなく本マグロの大トロ食い放題やでえ~♪」とかアホみたいなことをのたまってるのもまた楽しいわけで…(^ ^;)

よく「この宝くじが当たったら何に使おうか」という妄想を楽しげに語る人がいますが、まあ3連単を100円券で少しばかり買っておくというのは、庶民がささやかな夢と妄想を語るためのゼニだと私は思っているし、周りにもそんな人が多いですね~

ウインズで顔見知りの常連たちと馬券買ってると、まあ一人ぐらいは3連単で大きいところを当てる人間がいるもんで、それで日曜の夜に楽しく酒が呑めればとりあえずオッケーなんです

当たった人はみんなに奢り、奢られる人は当たった人がたれるノーガキをありがた~く拝聴する

前にも書きましたが、コアな競馬ファンほど馬券が当たったときには、「いくら儲かったか」ではなく「なぜ当たったか」を語りたがるもんです

それをツマミに飲む酒が最高に美味いのは、皆さん同意されるでしょう(^ ^;)

その代わり金銭的利益は仲間内に還元するという、こういうゼニの循環って、なんというか健全やないかと私は思うんですよね~

もちろん馬券は一人一人の孤独な戦いですが、人間そんなに強くないですから、勝ったときにはほめられたいし、外れたときには慰められたいし(^ ^;)

レースリプレイをまだ見ていないので、レース回顧はまた改めて…
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日曜のボツ予想など

2011-01-30 11:46:18 | 血統予想

土曜の春望Sはキングパーフェクトから人気3頭に流してたのでぜひとも頭まで突き抜けて欲しかったのですが(^ ^;)、あの馬はカディザデーにDroneを合わせているのでウォーニング的In Reality的な硬さや締まりの強さはなく、むしろスプリンターというには柔らかく緩慢すぎるぐらいで、ようするにバクシンオーにナスキロを入れると1400mグニャグニャ型になるようなもんで、中山1200mより東京1400mのほうが絶対に合っていると思いますよ

それでやっぱり思ったのが、「シンボリクリスエス産駒が東京ダートで走るのは」で書いたように、東京ダートはナスキロ狙いがセオリーやなあ…と

ダノンカモンはそこでに書いたように、オジジアンの母GonfalonがRoyal ChargerとPrincequilloとBlue Eyed Momo(War Admiral×La Troienne)ですから、ここでSeattle Slew血脈をニアリークロスしていて、オジジアンが入るぶん父よりは伸びのない体型なのですがやっぱりSeattle Slewの影響も強い体型走法で、だから東京1400mが一番合っていると思いますね~

ケイアイガーベラも父父Elusive QualityがSecretariat≒Sir Gaylord3×4で、母母母Ponte VecchioがRound Table×Bold Rulerですからナスキロ柔さもある配合で、東京でも1400mなら踏ん張りがきくような気もします

松籟Sは、前走ちょっと不細工な競馬になってしまったキタサンアミーゴを見直してみたいですね~

京都2400mはマイネルシュトルムを差し切りジャミールやコパノジングーと接戦した舞台で、あれだけでこんなに人気が落ちるのならば買いでしょう

母アドマイヤハッピーはエアグルーヴと3/4同血(父トニービン、母母ダイナカール)でHornbeam≒パロクサイドのニアリークロス3×4です

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Bコースで公平馬場に

2011-01-29 20:02:56 | 血統予想
京都11R シルクロードS
◎8.シンボリグラン
○3.スプリングソング
▲9.ジョーカプチーノ
△5.ティファニーケイス
バクシンオー黄金配合の○の本格化や、58でも平坦バターだと書いてきた▲を信用する手はあるし、B着で逃げる△に再度期待する手もありそうで、今週からBコースでイン伸び馬場なのかどうかも微妙で悩むが、いずれにしても◎の人気がなさすぎる。平坦芝1200mで少し上がりがかかる決着というのが理想で、京阪杯は出遅れてかかり気味に大外を回らされて競馬になっていないし、京洛Sは4角で上手く捌ければ勝ち馬と同じぐらいのところにはきていたはず。明け9歳でも衰えはないとすれば、リスポリならば昨年のシルクロード3着やオーストラリアT2着ぐらいの競馬にはなるのではないか。

東京9R クロッカスS
◎1.フォーエバーマーク
○2.スギノエンデバー
△8.コスモソーンパーク
△9.シャイニーホーク
×7.ピュアオパール
×11.マイネルロガール
注4.マジカルポケット
注10.キッズニゴウハン
ファルブラヴ牝駒はワンカラットやダンスファンタジアなど前向きな気性のスプリンター・マイラーが多いが、◎も父系のフェアリーキングの影響が強い体型でこの1400mがベスト。開幕週の馬場も味方に、イン番手から抜け出せそうだ。その直後を取れそうな○が相手本線。ベストは1200mかもしれないが、かえで賞の内容をみれば開幕週のスローなら1400mは守備範範囲。

京都9R 梅花賞
◎5.メイショウトチワカ
○10.ヴィクトリースター
▲6.ハンドインハンド
◎はステイゴールド産駒でノーザンテーストのクロスはドリームジャーニーと同じだが、母母にサンプリンスが入ってプリンスリーギフトとワードンのクロスもあるのでより緩慢なストライドで走る。距離延長と外回りに替わるのは歓迎で、上がりが速くなってもベゴニア賞をみればそれなりに対応できそうだ。ネオユニとハーツクライの産駒がいずれも内回り向きの脚質にみえるだけに、この3頭に絞って買いたい。

京都7R 3歳500万下
◎2.ロードカナロア
○9.ダコール
▲10.ラトルスネーク
△4.ドラゴンライズ
△8.アルトゥバン
×12.エーティーランボー
注3.ボストンエンペラー
注6.エリンコート
◎はロードバリオスの半弟で、デビュー戦の時計上がりは古馬1000万レベル。前走も1F長いのをだましだまし乗って能力の高さはみせた。距離短縮でここは正攻法で押し切りか。○▲も潜在能力ではヒケはとらないが、内1400mでは乗り難しさはありそう。

--------

京都芝はジョーカプチーノやラトルスネークなど外差しも決まる馬場で、Bコースになって傾向がやっぱり変わりましたね~

シルクロードのパトロールをみると、1,2着馬は直線で馬場の真ん中より外に、見た目に芝が生えているところまで持ち出しているのがわかります

もちろんサンビームやロードカナロアぐらいスローで逃げれば残るんですが、先週までのような内オンリーではなく、脚さえあれば外からでも届く公平馬場…という見立てでいいのではないかと

ジョーカプチーノはスタート一息で外に出して差す形になったのは結果オーライで、それにしてもやっぱり平坦だと更に強いという勝ち方で、バクシンオー産駒が古馬になってスプリンターとして完成するように、柔らかさでマイルをこなしていた3歳時とは違って、今は完全にスプリンターとしての肉付きになってしまっています(だからマイルCSで◎にした望田はアホでした…)

これ高松宮は決まりやないの?と思わずつぶやいたら、メタボ博士が「今年は阪神すよ」あ~そうやった…

シンボリグランもうちょっと上がりがかかってくれないと瞬発力負けしてしまいますが、リスポリは内々でロスなく立ち回って力は出し切りました

メイショウトチワカも追う毎にストライドを伸ばしてジワジワきてはいるんですが、これもちょっと上がりが速すぎましたね~

逆にラトルスネークはこの上がりを差しきるんですから斬れ味はやっぱり並ではないですが、スローだから却って差しやすかったという部分もあったでしょう

まあ前走も開いていれば突き抜けそうな手応えだったんですが…
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土曜を軽く

2011-01-29 11:30:22 | 血統予想
京都7Rは◎ロードカナロアでいいでしょう
ロードバリオスの半弟で、デビュー勝ちの時計上がりは古馬1000万レベルで、前走も1F長いのを承知で◎にしましたが、だましだまし乗って能力の高さはみせました
○ダコールと▲ラトルスネークも潜在能力ではヒケをとりませんが、まだ乗り難しいところがあるうえに内1400mも少し忙しい感があり、この○▲が飛んでしまったときに何を拾っておくか…じゃないですかね~

シルクロードは52キロとブリンカーでハナを切ってしまえばティファニーケイスでいく手もあると思うんですが、スプリンターでもノシノシとパワーで加速するタイプで、やっぱり洋芝向きかもなあ…というあたりで◎は打ちきれませんでしたね~

白富士Sは難しいというか買いにくいです…
トウショウウェイヴはトウショウシロッコの3/4弟で、「サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(13)」で書いた兄と同じ矛盾を抱えた配合で、たしかにステゴとRivermanで東京で柔らかく斬れるんですが、Lyphardっぽい体型も出ているのが斬れで勝負するにはマイナスなんですよね~
だからオープン特別大将というか重賞を勝ちきるだけの一芸に秀でていないというか、そういうところはやっぱり兄と似ています
まあここはオープン特別ですから、そんなことはあまり気にしなくてもいいのでしょうが…
リディルはきれいな相似配合ですが、デイリー杯の時点では父よりもマイラーっぽい体型にも見えたので、仕上がり具合も含めパドックで確認したいです

梅花賞は、ネオユニとハーツクライは外回りで割り引きの方向で…
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オレハマッテルゼはBold Rulerっぽいスプリンターだった

2011-01-28 23:30:59 | 血統予想

ショウナンカザンはサクラバクシンオー≒ダイナマイトダディ2×2という凄いニアリークロスで、藤田も父に似ていると褒めていたことがありましたが、母母父のBold Ruler系の軽さが出ているぶん父ほど頑健ではなくて、急坂を少し苦にするしパンパンの軽い馬場向きというところもあります

ラピスラズリSでは中山の急坂で少し甘くなったので淀短距離Sでもう一度狙ったのですが、あのレースは内枠から◎を選ぶしかない馬場バイアスでもありました

今週からBコースになってまだインベタ伸び馬場なのか、シルクロードもそこがまずポイントとなりそうです

Bold Rulerの軽さで走るスプリンターといえば、私のなかではオレハマッテルゼ(母父ジャッジアンジェルーチ)がまず思い浮かびますね~

あの馬の独特の手先の軽さは本当にBold Ruler的で、急坂のスプリンターズSや阪神Cなんかは全然こないんですが、高松宮や京王杯SCでは好位から水を得た魚のようにスルスルッと抜け出てくんですよね~

この、ビュンと斬れるでもなくジワジワ伸び続けるでもない、スルスルッというのがBold Ruler的で、ジェニュインなんかもスルスル勝つ馬でした

09年高松宮でソルジャーズソングに土壇場で△を入れたのも、走りにBold Rulerっぽさ(母母父Bold Forbes)を感じたからに他なりません

シルクロードSも平坦芝1200mですからBold Ruler的軽さがわりとモノをいうレースで、過去5年の連対馬のべ9頭のうち、タマモホットプレイ、マイネルアルビオン、ファイングレイン、コパノフウジン、ソルジャーズソング、アルティマトゥーレ、ショウナンカザンの7頭がBold Rulerを持っています(ちなみにこのなかにはフジキセキ産駒が3頭)

今年の出走馬では、内からショウナンカザン、アーバニティ、モルトグランデ、シンボリグラン、ウエスタンダンサー、ウエスタンビーナス、ファイングレイン、ジェイケイセラヴィ、グランプリエンゼルがBold Rulerを持っています

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シンボリクリスエス産駒が東京ダートで走るのは

2011-01-28 01:58:34 | 血統予想
シンボリクリスエスは母がGlamour≒Francis S.5×3、Striking=Bushaer≒Blue Eyed Momo6・6×4で、自身はナスキロのクロスですから、ようするにSeattle Slew血脈を増幅していて、その配合通りにSeattle Slew的な体型や走法を強く受け継ぎました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1999110099/

産駒も芝向きのナスキロ血脈を合わせるとアリゼオやモンテクリスエスやアプレザンレーヴやダンツキッスイのようなストライドで走る芝向きストレッチランナーが出ますが、血脈構成はアメリカンですからアフリートとかDeputy MinisterとかSaint Balladoなんかをもってくるとパワーストラグルやマチカネニホンバレやタガノクリスエスのようなダート巧者も出します

フェブラリーの予想のときには毎年書いているように、東京ダートは基本的にはナスキロ血脈の影響を受けた馬に向いたコースで、それはシーキングザダイヤ(SecretariatとSeattle Slew)やメイショウボーラー(CaerleonとSecretariat)やサンライズバッカス(Secretariat≒Sir Gaylord4×5)やアロンダイト(Seattle SlewとRiverman)などなど例を挙げればキリがないのですが、根岸Sでも昨年2着サマーウインドは父タイキシャトルで母父にSir Gaylord、一昨年2着ヒシカツリーダーは父父Caerleonで母父にSecretariatで、CaerleonにSecretariat≒Sir Gaylordを合わせているところはメイショウボーラーと同じですね~

シンボリクリスエスもナスキロ的な要素を伝える種牡馬ですから、ダートのコース別成績を調べるとやはり主要4場では明らかに東京の成績が良くて、それは上級条件の成績でみるとより顕著です

シンボリクリスエス産駒のダート競馬場別成績(1000万下~オープン)
東京【12.12.4.30】
中山【2.10.5.32】
京都【3.3.4.20】
阪神【2.5.1.20】

今年もサクセスブロッケンとダノンカモンが人気を集めておりますが、どちらもSeattle Slewの影響が感じられる体型走法なので東京ダートがベストコースなのは間違いないでしょう

あとは1400mの距離適性ということになりそうですが、そこはやはり、母父にスプリンターのオジジアンが入るダノンカモンに分がありそうですね~

シンボリクリスエス×ミスプロ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/0015cece2c6ce92c7a478ab83b0061b1
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サンデー×バクシンオーの柔らか好マイラー

2011-01-27 15:31:19 | POG
この時期は「ちぢみ○○」と名の付く野菜に目がとまると、ほうれん草でも小松菜でもつい買ってしまいます
甘みがあって美味いんですよね~

今回は「ちぢみ雪菜」
まずは冷蔵庫にあった豚肉と炒め物に



翌朝はパスタの具として(ショルダーベーコン焦がした…)



もちろん普通におひたしでもいけます

--------

NETKEIBA「プレミアサービス」「競馬総合チャンネル」では、「POGレース分析」と題して新馬未勝利戦勝ち馬の血統解説と評価をしています
今週(木曜公開)の一部を抜粋します

●サクラフローレス(牡)
父サクラプレジデント、母サクラジュノー(その父サクラバクシンオー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100731/
1/23中山・新馬(芝1600m良)1分36秒7(3馬身)
 バクシンオーとサンデーの配合はグランプリボスのように柔らかすぎて緩慢になって距離適性が1200mより長めにシフトすることが多いのですが、この馬も父と母父を足して割ったようなイメージで、現状1600mベスト、古馬になると1400mベストになりそうなオープン級マイラー。
A:芝ダ1400~1800
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サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(13)~二芸に秀でてしまったブロードストリート

2011-01-26 23:38:02 | 血統予想

当ブログで09年チューリップ賞の展望を書いたときに、ブロードストリートについて「サンデー×Lyphardだがハイインローのサポートが希薄なので前受けで踏ん張れないという、『バラ一族の悲劇』と同じ弱点を抱えた配合だ」と書いたのですが、その後のこの馬の蹄跡をみると、ローズバドやロサードというよりもトウショウシロッコのようになってきました(^ ^;)

ブロードストリートもトウショウシロッコも、CozzeneやRivermanといったナスキロ血脈を持つので斬れる脚はソコソコあるんですが、一方でLyphard的な粘っこさやFair Trial的な俊敏さも受け継いでいて、中山で捲って粘り込んだり、小回りを器用に差したりという芸当もできるのです

だからどこへいっても好走はするんですが、しかしG1レベルのレースを勝ち負けするほどの強力な武器はないというか、G1レベルの一芸を持たずG3レベルの二芸に秀でてしまったというか、そういうどっちつかずな脚質がシルバーコレクター・ブロンズコレクターという成績につながっているように思います

ブロードストリートの母系にもう一本、ProminerとかHighlightとか、MiesqueとかPleasant Colonyとか、そういう重々しいハイインロー血脈があれば、4角先頭でG1で勝ち負けできる中距離馬になったかもしれません

サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(12)~ローズキングダムとシンゲンのリベンジ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/db4a4fb4670c8396639a56e1747f6759

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アグネスフライト×ホワイトマズル

2011-01-26 21:12:30 | 配合論
父アグネスタキオン、母父ホワイトマズルという組み合わせは

Halo≒Drone3×5
Raja Baba≒Tyrant5×6(Bold RulerとMy Babu)※
Alycidon≒ハイハット6×6・8・9(DonatelloとHyperion)
※Lea Larkのクロスも派生するのでロイヤルスキー≒Autocratic3×4ともみれる

という三つのニアリークロスが派生します

このタキオン×ホワイトマズルの組み合わせはこれまで中央に3頭が出走して、エミーズスマイル(地方所属のままアネモネSなど2勝)、シュガーヴァイン(紫川特別1000万下など3勝)、ハッピーダイアリー(噴火湾特別1000万下など3勝)と、いずれもクラスでいうと準オープンまで出世している隠れニックスで、そもそもサンデー×ホワイトマズルが隠れニックスと言っていいほど確率が高いんですよね~

京都牝馬Sには1000万下を勝ったばかりのアグネスミヌエットが登録していますが、この馬はアグネスフライト×ホワイトマズルですからタキオン×ホワイトマズルと同血ということになりますが、この組み合わせを持つ中央出走馬はこの馬とアグネスミラージュ(8戦0勝)とアグネスジャンプ(2戦0勝)の3頭のみで、この3頭は母アグネスシルキーの全きょうだいでもあります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005101419/

さすがに父タキオンほどの成果は出ていませんが、それでも現時点でのアグネスフライトの代表産駒といっていい馬が出ているのですから、やはりタキオン(フライト)×ホワイトマズルはニックスと言っていいでしょう

ちなみにアグネスシルキーの3歳も2歳も父アグネスフライトの牝で、アグネスフライトを男にするためにこのホワイトマズル牝馬を用意したのだとすれば、ちょこっと泣ける話ではないですか~

また2歳にはアグネスタキオン×エミスフェールの牝、エミーズスマイルの全妹もいます

追記:
そういや栗山さんがこんなこと書いてたな~と今調べてみたら、やっぱり書いてました(^ ^;)のでリンクしときます~
アグネスタキオン×ホワイトマズル
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/01/post-33fe-1.html
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