栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」

春天前夜雑感

2011-04-30 19:12:25 | 血統予想

■ペルーサ

ペルーサについては「米血スピードで固めた父×ハイインロー的スタミナで固めた母の見事なアウトブリードで、Blushing Groomのオールラウンドな強さを受け継いだ馬」という評価をしてきましたが、

・父ゼンノロブロイはアルカセットの勝った持続力勝負のJCで最後に音を上げたように2000mがベストだった
・母父Candy Stripesはバブルガムフェローの半兄で仏2000ギニー2着、Blushing Groom×Lyphardはリュパン賞のグルームダンサー(リトルオードリーやエアザイオンの父、コスモプラチナやコスモフォーチュンやココナッツパンチの母父)と同じ
・母の全姉Differentは米亜で8~10FのG1を4勝した一流馬

このあたりを考え直してみると、有馬と日経賞で弾けきれなかったのは回りや手前の問題だけでなく、距離の問題も少なからずあるのではないか…とも

ゼンノロブロイ×Blushing Groom×バブルガムフェローというイメージでいくと、Blushing Groomの対応力の高さがベースになっているぶん2400mもこなすし長距離で大バテすることもないと思われるが、やっぱり最も力を込めて買えるのは秋天という馬なのかもしれない…ということで、ここはデビュー以来初めて◎を嫌ってみました

■肉を斬らせる

コスモメドウの磐梯山特別はステイヤーの覚醒と呼ぶにふさわしいもの凄い勝ちっぷりで、跨っていた丹内もこれは先々楽しみだという実感を持ったらしいですが、私もこれはちょっとしたステイヤーに育つのではないかと思ったので次走オリオンSでも◎にしてゴッソリ馬券を買ってしまいました(^ ^;)

ところがテン乗りの和田は後方から差を詰めただけの煮えきらない騎乗でガッカリしたのですが、この敗戦で「バテない馬」だと理解した彼は次走万葉Sでは3番手抜け出しで完勝し、ステイヤーとしての高い資質を改めて証明してみせました

まあテイエムオペラオーは別格としても、サージュウェルズやビッグゴールドなど、バテない馬だと理解したときは脚を余さない騎乗をする、それが和田という乗り役への内外の評価や信頼感として定着しているところでしょう

前哨戦を2番手抜け出しで完勝した以上、和田はナムラクレセントの「バテずに押し切った」勝ち方を信用して乗ってくるはずで、マイネルキッツのスタミナに絶対の信を置いている松岡とともに、強力4歳勢に対してロングスパートを仕掛けてくる可能性はかなり高いのではないかと

肉を斬らせて、骨を断つ

使い古された言葉ですが、肉を斬られて、それでも4歳馬たちは伸びてくるのかこないのか、固唾を飲んで見守りたい

そんな春天になればいいなあ…と思いながら、印とコメントを打ち込んで送稿しました

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土曜のボツ予想~外回りで緩慢なナスキロ斬れを

2011-04-30 10:47:30 | 血統予想

あやめ賞は人気がないので、連闘◎シゲルシャチョウで遊んでみたいですね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101151/

Mr.ProspectorとMill Reefのクロスで胴長脚長の柔緩慢なストライドで本質は外回り向きのジリ差し中距離馬
この距離だと引っかかることがあるのが難ですが、折り合って差せた千両賞3着だけ走れば圏内にはこれるメンバーです

もういっちょ穴狙いは荒川峡特別で、障害帰り◎エルジャンクションから
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006104752/

母母Bint Pashaはヴェルメイユ賞勝ち馬で、孫には青葉賞5着ニシノエモーションがいます

そこにStorm Catで母ライヴはSecretariat≒Sir Gaylord3×4、そこにシンボリクリスエスですからナスキロクロスでまとめた配合(ちなみにニシノエモーションの父もシンボリクリスエスなので3/4同血の間柄)

ナスキロ的な柔緩慢ストライドと牝系のスタミナで走る馬で、ニシノエモーションと近いイメージで広いコースの芝中距離をワンペースでタラタラ走る馬ですが、これまでそういう条件には一度しか出走したことがなく、その一度とは08年マカオジョッキークラブTでオオトリオオジャとクビ・ハナ差の際どい3着、直線ずっと叩き合ったミヤビリュウオー(4着)には最後まで抜かせませんでした

この内容だけをとれば、広いコースの中距離戦ならば500万下は勝てる裏付けは十分あります

人気がないので、2,8,13本線に3,6,7,10押さえという感じで軽く流してみようかと…

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リフトザウイングスとゴールドブライアンの「Robertoな捲り合い」

2011-04-29 13:43:19 | 血統予想

10/10京都3R、芝内2000m重の2歳未勝利戦は、馬ナリで捲りったリフトザウイングスと、それを追って進出したゴールドブライアンとの叩き合いになり、リフトザウイングスが半馬身差をキープしたままゴール

この2頭は走り方がわりと似ていて、どちらも母系のRobertoの影響を受けた走りで、それゆえ本質的には急坂小回り向きだと書いてきました

リフトザウイングスは東スポ杯2着ですから決して東京がダメというわけではないのですが、毎日王冠のグラスワンダーだってメイショウオウドウには(苦戦しながらも)負けなかったわけで、あれはこの馬の能力の高さの証明であり、やっぱりあの力強い捲りこそがこの馬の最大の武器であり、阪神や中山の内回りに出てきたときこそ全力買いすべき馬だと、それはずっとそう思っているのです

ゴールドブライアンも続く京都内2000mで未勝利勝ちし、京都2歳Sでは直線で狭くなる不利がありながら際どい4着、あすなろ賞ではスローの行った行ったを一頭だけ捲り差して2着と、小回り2000mでは概ね好内容を残しています

だからこの2頭は「東京や外回りで凡走した後に内回りで狙う」というのが買いの呼吸としては最高だと思うんですが、ゴールドブライアンはこないだ外2400mのムーニーバレーで1人気を裏切ってますな(・∀・)

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Kingmamboだらけ

2011-04-28 00:37:54 | 血統予想

今年の春天はエイシンフラッシュ、コスモメドウ、トウカイトリック、トゥザグローリー、ローズキングダムと、Kingmamboの孫が5頭も出てきます

Kingmamboを父父や母父に引く馬でJRAの3000m超の重賞を勝った馬は、エアジパング、コスモメドウ、スズカマンボ、ソングオブウインド、トウカイトリック、この5頭だと思いますが、この5頭が3代目までに持つ主な血をあげてみると

エアジパング…Sadler's Wells,Halo,Nureyev
コスモメドウ…Sadler's Wells,ダンシングブレーヴ,Lombard
スズカマンボ…サンデーサイレンス,Nijinsky
ソングオブウインド…Sadler's Wells,サンデーサイレンス,トニービン
トウカイトリック…Sadler's Wells,Roberto,Explodent

KingmamboもMiesqueもマイルのG1を勝ちまくった馬ですが、MiesqueがForliとFlower Bowlを通じて持つ持つハイインローのクロスは、代を経ると確実にスタミナ化していくと考えられますから、上記馬たちのように中長距離向きの血で周りを固めれば、孫の代で3000m超をこなすことは十分に可能だし、ステイヤーが出ても何ら不思議はないというべきでしょう

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ジェントゥーGentooの血統

2011-04-27 22:38:55 | 血統予想

Gentoo
http://www.pedigreequery.com/gentoo

先ほどmtさんのご指摘により、Gentooの父をLoup Solitaireではなく、半弟のLoup Sauvageと勘違いしていたという、血統屋としてはあるまじきボーンヘッドが判明いたしましたので、お詫びするとともに速攻で訂正させていただきます…

まあ結論というか評価は特に変わらないんですが…

Gentooの父Loup Solitaireはグラン・クリテリウム(仏G1・芝1600m)の勝ち馬でリュパン賞(仏G1・芝2100m)はエリシオの2着でした

Lear Fan×NureyevでLt.Stevens=Thong3×4ですから中距離馬というよりはマイラーというべき血統です

母母Lunar Questはサクラローレルと父Rainbow Questと母母Bold Ladyが同じ3/4同血で、母父はスタミナのTroyですからやっぱり長いところ向きのイメージでいいでしょう

自身はAlcoa≒Petingoのニアリークロス(AlycidonとFair Trial)4×5で、これによって主に母方のスタミナがONになったというか、これにNureyevやBlushing GroomやLyphardが絡むことで「HyperionとLady Juror」的な粘り強さで走るステイヤーに出たと考えられます

カドラン賞の映像を見た感じでも、Blushing Groomの柔らかさしなやかさはあまり感じられないので、ビートブラックのように斬れずバテずにジワジワ伸び続ける脚質ではないかと思いますよ~

日曜の京都は雨予報なので、馬場がかなり悪くなるようなら印を回すことも考えますが…というのが現時点での評価

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Sadler's Wells死亡

2011-04-27 15:27:10 | 配合論

サドラーが死にました

その偉大な功績については他に語ってくださる方がいっぱいいらっしゃるでしょうから、ここではサドラーの血統・配合について、簡単に触れて喪に服したいと思います

Sadler's Wellsの母Fairy BridgeはNureyevの半姉で、つまりSadler's WellsとNureyevは3/4同血で、たとえばエルコンドルパサーはNureyev≒Sadler's Wells3×2です
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a00185d/

Fairy BridgeはRoyal Charger≒Nasrullah4×4で、その父Bold ReasonはBlue Larkspur4×4で、その母母父Bimelechは名牝La Troienneの直仔

母母父ForliはHyperionの孫でRiot≒Fair Trial3×3、Son-in-Law5×5・6・6ですからおなじみの「ハイインロー」血脈

Sadler's Wells自身はNearco3×6・6、Hyperion4×5、Mahmoud≒Mumtaz Begum4×6・7のクロス

Sadler's WellsがNorthern Dancer系最高の種牡馬として全欧リーディングの座に君臨し続けたのは、Hail to Reason、La Troienne、Forli=ハイインローという次世代において配合のキーとなる血や組み合わせをいくつも持っていたということが一つ考えられますが、特に芝12Fでの絶対的な強さはForliのハイインロー的スタミナによるところが大でしょう

母系にハイインロー血脈を持つNorthern Dancer直仔種牡馬にはBe My GuestやUnfuwainやFabulous Dancerなどやはり重厚なタイプが多いのですが、母父にBold Reasonという使い勝手のいい米血を持っていたという点が、Nureyevやこれら種牡馬との違いといえるでしょう

Sadler's Wellsの全弟Fairy Kingもシンコウキングやファルブラヴなどを出して成功しましたが、こちらはわりとマイラー寄りの活躍馬を出しました

それもまたForliらしいというかFair Trialらしいところで、なぜなら名牝Lady JurorはSon-in-Lawのスタミナ×Lady Josephineの快速という二面性を持った配合だからで、Sadler's WellsにはForliのハイインロー的スタミナがONになり、Fairy KingにはForliのRiot≒Fair Trial3×3の前向きな加速力がONになったと解釈すべきでしょう

Sadler's Wellsが唯一持たなかったのがナスキロ的斬れで、だからMill Reef持ち牝馬との配合は(Bold Reason≒Never Bendの3/4きょうだいクロスが威力を発揮したこともあり)High Topと並ぶサドラー系二大ニックスと並び称されるほど成功しました→In the Wings,High Chaparral,Doyen,Moonshell,Ebadiylaなどなど

High Topとのニックスは、High TopがAbernantとCourt Martialを持つので、これがForliのHyperion+Fair Trialに絡んでスタミナを表現するという図式で、オペラハウス,オールドヴィック,Montjeu,Yeatsなどがこのニックスです

Sadler's Wellsの十数年にわたる長期政権に終止符を打ったのはデインヒルでしたが、Danzig(Northern Dancer)×His Majesty(ハイインロー)×Buckpasser(La Troienne)ですから骨組みは似ていて、だから政権交代というよりは同じ派閥の跡目相続のようなもんで(^ ^;)、凱旋門やキングジョージで求められる資質は十数年間不変だということでしょう

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スウェプトオーヴァーボード

2011-04-27 13:56:35 | 血統予想

スウェプトオーヴァーボード産駒はエンドスウィープ系らしい柔らかなスプリンターが多く(全181勝中1400m以下で138勝)、しかし柔らかすぎてちょっと速い動きができないところがあるので、短距離向きなのですが芝だと少し時計や上がりがかかったほうが狙いやすい…という、まあアーバンストリートが典型ですがそんなイメージがあります

実際調べてみると、これまで芝1200mのオープン~1000万下を勝った例は13回あるのですが、勝ち時計は最速で1.08.2(今年の帆柱山特別ストロングポイント)で、平均勝ち時計が1.08.9ですから、やっぱり1分9秒に近いところでの決着になると好走するイメージです(だから芝馬場状態別成績も、良連対率=14.7%、稍=17.2%、重不18.5%と道悪は概ねプラス)

またこの13勝中1人気はたった4回にすぎず平均人気は3.2ですから、「スウェプト産駒が得意の時計のかかる馬場になって勝ったときは、よく穴になっている」わけですな~

たとえばストロングポイントのここ3走(1着→14着→2着)をみていただければわかると思うんですが、中山で1分7秒前半という高速戦決着になるといかにも時計が足りないというイメージの悪い大敗を喫してしまうので、そこで人気が急落して小倉の稍重で一変…という、これが穴パターンなんでしょうね~

というわけで、土曜のパドトロワは典型的なスウェプトの買い時だった…という後付けでした(^ ^;)

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メジロ牧場が撤退というニュース

2011-04-26 23:30:00 | 配合論

春天を前にマックイーンのCMが連日流れ、皐月賞を母父マックイーンのオルフェーブルが圧勝した折も折、メジロ牧場がついに撤退というニュースが…

あれは1986年の春、スダホークが馬群に沈みクシロキングとメジロトーマスで大波乱になった春天を、大学生になったばかりの筆者はスタンドで呆気にとられて観ていました

「やっぱり長距離はメジロやなあ…ステイヤー血統やなあ…」

隣にいたオヤジがうめくようにつぶやいたこの台詞が耳から離れず、翌日には山野さんの血統辞典を買いに走って、そこから血統にのめり込んでしまいましたとさ(^ ^;)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1981100754/

良血牝馬を海外からバンバン買ってきてはノーザンテーストを付けまくるというやり方で社台が王国を固めつつあった当時、自家生産の牝馬に自家生産の種馬や地味なステイヤー種牡馬をつけて毎年のように春天や菊を勝ってしまうというのは、そりゃもう駆け出しの血統オタにとってはまぶしすぎる存在でしたね~

牧場に行くと決めたときもメジロで働きたいというのがまず最初にあって、ツテを頼って就活したんですが人手は足りているからと、当時のメジロの場長さんから日高大洋を紹介してもらったのです

オーナーブリーダーとしての最近の低迷の要因はいろいろあるでしょうが、血統面から三つほど書かせていただくと、名種牡馬モガミが母父や母母父としては不振だったこと、続々とスタリオン入りした自家生産馬が(ライアンとマックイーンは結果を出しましたが)成功しなかったこと、そしてサンデーやサンデー系種牡馬との配合であまり活躍馬を出せなかったことで、この三つ+馬場の高速化というのも時期的に符合します

そもそもモガミはメジロとシンボリの社長の共有でフランスで走った馬で、シリウスシンボリとメジロラモーヌをはじめ代表産駒の多くも両牧場の生産馬で、そしてモガミが肌に回ると両牧場の成績も急落していきました

ちなみにTARGETによると、2000年以降メジロ牧場の馬は中央で2918走していますが、それを母父別にみると上位5頭はモガミ(706)、トニービン(157)、アフリート(147)、メジロライアン(116)、ドクターデヴィアス(98)となります

メジロがサンデーを付けて成功したといえる二例、メジロベイリー(朝日杯)の母はマルゼンスキー×ラディガ、メジロニコラス(5勝)の母はCaerleon×Mr.Prospectorで、こういう繁殖をもう少し揃えていれば、サンデー時代に乗り遅れることはなかったのかもしれません

それで泡を食ったかのようにバクシンオーやアフリートを付けはじめたときは、メジロがそれをやっちゃあ…的な批判はけっこうありました

じゃあラモーヌやモントレーにどんな種を付けていけば牝系を伸ばしていけたのかというと、そこは私も正解といえるものは見つからない…というのが正直なところですが

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今年のPOG、ディープ産駒の狙い方は?

2011-04-26 15:16:09 | POG

某所の原稿で「ディープインパクトの2歳産駒を20頭+3頭選ぶ」という作業を先ほど完了~(まだ本文が残ってますが…)

昨年は「とりあえず米血スピード増幅でミスプロ系牝馬とか無難とちゃいますかね~」という程度で、ダノンバラードで様子見という感じだったんですが、ここまでの結果を踏まえたうえで今年のPOGの方針を大まかに立ててみました

1.Burghclereの「Hyperion+Donatello+Aloe」を狙え

桜花賞と皐月賞が終わりましたが、マルセリーナ(母父Marjuの母母母Electric Flash)とトーセンラー(母母母父Vaguely Nobleの父父Aureole)が、Burghclereのニアリークロスを持っていることはやはり注目しなければならないでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103009/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102985/

  ┌Donatello
 ┌Crepello
┌Busted
Burghclere
└Highclere
 └Highlight
  │┌Hyperion
  └Hypericum
   └Feola
    │┌Son-in-Law
    └Aloe
 ┌Donatello
┌Crepello
Electric Flash
│┌Hyperion
└Lightning
 └Chenille
  └Sweet Aloe
   └Aloe
Hyperion
Aureole
│┌Donatello
└Angelola
 └Feola
  └Aloe

またハブルバブルの母父Loup Sauvageの母母Alcoaや、メデタシの母母母父ピットカーンの父PetingoはFair TrialとAlycidonの組み合わせですから、やはりBurghclereとの間でHyperion,Donatello,Fair Trial~Son-in-Lawの組み合わせのクロスになっています

┌Fair Trial
Petingo
│ ┌Donatello
│┌Alycidon
│││┌Hyperion
││└Aurora
└Alcazar

今年の2歳もファーストクロップに負けず劣らず(というか全きょうだい多すぎ…)の良血揃いですが、まずこの豪華メンバーを「Burghclere増幅」で仕分けしてみようかと

2.ミスプロをもってくるなら「War Admiral+La Troienne」を、Lyphardをクロスするならハイインローを

これはまあディープ産駒に限らず、当コラムでは耳タコな話ですか…

けっきょくミスプロ持ち牝馬との配合は私が思ったほどの打率は残せず(この配合パターンの勝ち上がり率は30%程度でディープ産駒全体の40%強より明らかに悪い)、そんななかで重賞で勝ち負けしたトーセンラー(Bold Reason)、ダノンバラード(Buckpasser,Better Self,Cohoes)、ハブルバブル(Buckpasser,Never Bend)の3頭はLa Troienneのサポートもシッカリした配合をしていて、ディープにミスプロをもってくるならば「War AdmiralとLa Troienne」も忘れずに…と

たとえばベスト10に入れたシェンク09(馬名はトーセンシーザーとか)、これはザレマやマルカシェンクの3/4弟ですが、母父がミスプロ系で母母がBusanda≒Mr.Busher3×4ですから、サンデー系種牡馬との配合は鉄板なんですね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105807/

Lyphardをクロスする場合は、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」が配合の幹となりますから、トーセンラーやハブルバブルやディープサウンドのように他の部分にハイインロー的スタミナをシッカリ入れて、シッカリ前受けできる脚質にしましょう…と

あとタキオン産駒も20頭+3選んだんですが、ここ最近では最強といえるメンツになっていて、タキオン好きな方はもう心中するつもりでいいんじゃないでしょうか(^ ^;)

これからPOGや共有クラブの話題がいろいろ出てくると時期ですが、お仕事の都合上、個々の馬の配合や評価についてここで質問されても、ハッキリとお答えできない場合がありますんでそこはご了承くださいm(_ _)m

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皐月賞回顧~やはり決め手は「抜きん出た脚」

2011-04-25 11:56:15 | 血統予想

東京11R 皐月賞
◎16.トーセンラー
○4.サダムパテック
▲12.オルフェーヴル
△1.ステラロッサ
△11.ベルシャザール
×2.ダノンバラード
×5.ナカヤマナイト
注14.フェイトフルウォー
注15.デボネア
◎はフラワーアレイ(トラヴァーズS)やブルーミングアレーの半弟で、両親の重厚な欧血を増幅した配合をしているが、母父がミスプロ系のマイラーで柔らかさや俊敏さにも長けている。距離適性的にはダービーより皐月賞だろうし、反応よく自在に動ける馬だからテン乗りの心配もないだろう。ゴール前の脚色でオルフェーブルを凌いでいたきさらぎ賞は強い内容だった。今回も好位差しなら勝ち負けになると判断。渋化残りならベルが怖いが良かそれに近いところまで乾くとみて、○▲の決め手を相手にとった。

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シンザン記念ときさらぎ賞で◎を打って、勝てはしなかったものの概ね期待通りの競馬をしてくれて、春の牡馬クラシックはオルフェーブルと共に歩んでいくのかなあ…と思ってた時期もありました

ここで◎を打ちきれなかった最大の理由は、土曜も1枠が絡みまくった開幕週で、しかも東京芝はラチ沿いから乾いていくだけに、デュランダルやドリームジャーニーのように思い切りよくブン回されてしまうとなあ…というところがやっぱりあって、しかしさすがに池添も考えて乗ってきたというか、おそらく考えられるベストの騎乗だったと思います

「直線は一頭分しかスペースがなかった」と言っていましたが、その一頭分のスペースにしたっていつまでも開いているはずはなく、開いたところで瞬時に躊躇なく突っ込めるほどの抜きん出た鋭い反応があってこその勝利でした

G1に出てきて上位争いするような馬は皆勝負どころでいい脚を使うに決まっていますから、そういう馬たちですら止まってみえるほどの脚を使えないと、ラチ沿いの渋滞を詰まることなく抜け出してくることはなかなかできません

レース直前に「芝2000m良のG1を勝つような馬は、誰もがハッとするような凄いスピードや瞬発力や斬れ味を持っているもので、勝つのはそういう脚を持った馬だろう」と書きましたが、混戦と言われ続けた牡馬クラシック路線において、そういう他馬とは見た目に違う、絶対的な脚を使って華麗に鮮やかに勝ったのは、スプリングSのオルフェーブルと東スポ杯のサダムパテック、この2頭だけでした

典厩さんがコメントされていましたが、毎日杯のディープスカイのように、反応や加速が凄すぎて内に切れ込んでしまうというのはオルフェーブルのスプリングSも同じで、サンデー直仔がクラシックを勝ちまくっていた頃はそんなシーンはしょっちゅうありました

大種牡馬サンデーサイレンスは、オルフェーブルやディープスカイのような脚を使う仔を、毎年何頭かは送り出していたのです

オルフェーブルはドリームジャーニーの全弟ですが、この馬はノーザンテーストのクロスの影響を受けた体型ではあるのですが、兄よりストライドが伸びるので外回りの長い直線でも◎が打てる馬だと、シンザン記念の予想のときに書きました

まあそんなわけで、今年のクラシック路線においては、私のなかではオルフェーブル最強というかオルフェーブルが一つの基準みたいなところはあって、シンザンと芙蓉でオルフェと好勝負をした牝馬が桜でワンツーを決めた時点で、それはますます確信に近いものになっていました

きさらぎ賞のトーセンラーはゴール前はずっとオルフェーブルと同じ脚色で伸び続けており、これはなかなか凄いことで◎の大きな根拠となったわけですが、こちらは外枠の不利を取り返すことができないまま外を回らされて4角でも後方、ゴール前は大観衆の声援に驚いたようで内に逃げてまともに追えませんでした

母父がマイラーのLyciusでオルフェーブルと比較しても距離適性的にダービーではどうかというのもあって、ならばここで狙ってしまえと思い立ったわけですが、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」ですからオルフェやサダムがくるのを前で受けてという形でないと厳しかったし、まあそれでも差のないところまではきているので、この馬もやっぱり走る馬だとは思いますよ~

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