日曜東京6Rパープルセイル(パ)
日曜京都3Rリリコイパイ(デ)、レッドオーラム(P)
日曜京都5Rジェットブラック(ク,P)
(ク…「一口馬主好配合馬ピックアップ」、デ…「ディープインパクト好配合馬リスト」、P…「望田潤のPOG好配合馬リスト」、パ…「パーフェクト種牡馬辞典」種牡馬別POG推奨2頭)
パープルセイルはMillicent≒Mill Reef4×3、Le Fabuleux≒Worden3×6・6のフジキセキ娘、マイルはちょっと忙しいかもですがオークス馬の片りんをみせてもらいたい(・∀・)
あとは土曜京都2Rでミッキーアイルが復帰、こちらは走るのはわかってるので、気性的な成長をみせてもらいたい(・∀・)
G1連戦の谷間ですが、今週の「血統クリニック」はアルテミスSです~
今ちょうど「ジェフ・ポーカロ セッション・ワークスⅡ」を聴きながらシコシコ原稿を書いてます(ジェフのタイコはいつもタイトやわあ…ええわあ…タイトやわあ…)
ジャングルポケット×アドマイヤサンデー(フサイチホウオー、トールポピー、アヴァンチュラ)が大成功したのは、母母ムーンインディゴがTom Fool4×3を持つからというのがまず一つ(ジャンポケ×サンデーは母か母母にスピードの血のクロスが必要)、もう一つはHornbeam≒Sunsetのニアリークロスによって(Severn Bridge≒マデリアととることもできる)、トニービン的Severn Bridge的Hornbeam的なナタの斬れを表現することができたからだと考えています
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103078/
┌Hyperion
Hornbeam
└△┌Bois Roussel
└Thorn Wood
└Point Duty
┌Hyperion
Sunset
│┌Bois Roussel
└Fair Ranger
└Point Duty
TARGETで「トニービン経由でHornbeam≒Sunsetの3/4同血クロスを持つ馬」を抽出してみると、これまで中央に12頭が出走し7頭が勝ち馬となっており、うち6頭が2勝以上をあげていて、上記3きょうだいが重賞勝ち馬となっています
Sunset(Hyperion)
└Moonmadness(Tom Fool)
├Mount Hagen(Bold Bidder)→アサーションの母父
├Madelia(Caro)
│└ムーンインディゴ(El Gran Senor)
│ ├インディゴグリーン(トニービン)3勝
│ └アドマイヤサンデー(サンデーサイレンス)
│ ├アドマイヤメガミ(エルコンドルパサー)
│ │├ダノンサンデー(ジャングルポケット)未勝利
│ │└ディオネー(ジャングルポケット)未勝利
│ ├フサイチホウオー(ジャングルポケット)重賞3勝
│ ├トールポピー(ジャングルポケット)オークス,阪神JF
│ └アヴェンチュラ(ジャングルポケット)秋華賞
└Martingale(Luthier)
└ミュンシー(Sadler's Wells)
├ミュージックアワー(アグネスタキオン)
│└オメガキングティー(ジャングルポケット)現役2勝
└ミュージカルパレス(アグネスタキオン)
└セレナビアンカ(ジャングルポケット)現役1勝
Sunsetの直牝系以外では父ハーツクライ(母父トニービン)×母母アサーション(母父Mount Hagen)のアドマイヤバラード(現役3勝)なんかも出ていますが、セレナビアンカは7戦2勝オメガキングティーと同血(父が同じで母が全姉妹)で、アグネスタキオンの米血を1/4異系として残りの部分でNureyev≒Sadler's Wells3×3とHornbeam≒Sunset4×5をクロス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104451/
アヴェンチュラきょうだいほどSevern Bridgeをビシッと押さえた配合ではないにしても、ここでちょっと紹介したくなるようなオモロイことをやっとるのです
先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを5頭更新しました~
今週はロード募集馬のピックアップにサラブレ次号の原稿(ちょっと肩の力が抜けた不定期連載が始まる予定です)にも追われていて、申しわけないですが「先週の雑感」はお休みということでm(_ _)m
コメントをいただいたジャッカスバークについて少し触れておくと、血統表と実馬をすり合わせてみた感じでは、「アリゼオとサンカルロとアドマイヤサガスを足して割って、胴を長くして少し動きを遅くした」イメージかな(^ ^;)
芝もOKですが、ベストは脚抜きがよく直線が長いダ1800m、やっぱりめざせチャンピオンズCという馬じゃないかと
モンドシャルナは父がネオユニで母が競走馬としても繁殖としても一流で、母母父がBustedで自身はHaloのニアリークロスを幹とするきれいな父母相似配合で、Halo的な脚捌きで機動力抜群で、しかも所属が角居厩舎ですからプロフィールはヴィクトワールピサと酷似しますが、馬のタイプとしてはアンライバルドのほうが近いかも
あとラングレーですが、細かいことは後々書くだろうし評価も上方修正するかもしれませんが、現時点では「ヒラボクディープ以上」という評価に私はとどめたいです
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ジェンティルドンナはJCはムーアに乗り替わるらしいですが、私はこの馬をデビュー当時からずっと急坂小回り1800mベストだと評してきて、だからJCやオークスをブッこ抜かれたときには唖然茫然でしたが、それはこの馬の適性に対する見立てが間違っていたのではなくて、東京2400mでもスローのダッシュ比べならオルフェーヴルに競り勝ってしまうほど、同世代の牝馬同士なら後方一気で突き抜けてしまうほど、1800mパワー型としての能力が飛び抜けていた、ということやと思うんです
だからタフな馬場になったドバイと宝塚で少し甘くなったのをみても、タフなペースになった秋天で少し甘くなったのをみても、特に驚きも落胆もなかったし、それ見たことかとも思わなかったし、「ああやっぱり少し甘くなってしまったけど、それでも2着死守するんやからホンマにすごい牝馬やなあ…」といつも感心してます
桜花賞以後、この馬に驚かされたことは何度もあるけれど、ガッカリさせられたことはただの一度もないですね
前にサラブレで「オルフェーヴルとジェンティルドンナの徹底比較」みたいな特集で書かせてもらったときに、「2頭のマッチレースをどの舞台で見てみたいか」というクエスチョンがあって、最初は中山内1800mかなあと思ったんですが、1800mだとちょっとジェンティルに有利すぎるだろうと思ったんで、阪神内2000mというのが私のアンサーでした
1800mの大レースは日本にはないので、今後は安田記念でもマイルCSでもいいからマイルG1を一度使ってみてほしいのと、来年は遠征するならドバイワールドCにいってほしい
ヴィクトワールピサやトランセンドに優るとも劣らないパワーと機動力が、この馬にはあると思っているからです
ちなみに私だったら、ムーアはトーセンジョーダンに乗ってもらって、「速い脚はないけど渋い馬なんで、早めに先頭に立って、思う存分Hyperionを振り絞ってください」とオーダーしますかね(^ ^;)
「一口馬主好配合ピックアップ」ロードHCから計3頭ピックしました~
http://www.miesque.com/c00016.html
3頭ともわりと手垢のついた切り口というか、望田ブログをよく読んでいただいている方にとっては「まずロープ振ってエルボーパット、それからニードロップ落として、フィニッシュホールドはラリアットやろ?ハイハイやっぱりね~」みたいな3頭ですが、安心して自信を持ってオススメできる馬となると、やっぱりニードロップからラリアットになっちゃうんですよね~(^ ^;)
でも好配合と思われる馬でも、DVDや写真を見て配合からのイメージと合致しない場合、すり合わせがうまくいかない場合はピックしていませんので
ロードの募集馬では他にもう一頭、非常に気になる配合馬がいるんですが、ちょっと思うところあってしばらく様子見させてもらうことにしました
栗山さんも近いうちにピックする予定ですので、ロードの会員の皆さまもよろしくお願いしますm(_ _)m
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fffa0ae9482e9eee8dcb00182b5e6a1f
ちょっと急用で出かけないといけないので、とりあえずロードHC募集馬の前半、1~15番までから2頭ピックしました~
http://www.miesque.com/c00016.html
帰ってきたら後半戦に取りかかりたいと思っております
ここんちのパンフは募集馬の血統解説が「父が何戦何勝で近親に○○」みたいなありきたりの血統背景だけでなく、ニックスとかニアリークロスとか配合面にも踏み込んでいて読みごたえがありますな~
あと独特の文体が、思わず笑いを誘います
さあ、凱歌を揚げるステージは整った。あとは開演を待つばかり。Are You Ready?
こんな締め、他所のパンフではお目にかかれないでしょう(・∀・)
皐月賞馬ハクタイセイが死にましたが、思い出としてはこの馬が勝ったきさらぎ賞ですか
当時大学生だった私はその日馬券を買いにいけなくて、友人Mのお父上が正規のルートではない窓口とオッズで馬券を購入されておられるのを存じていたので、「なあなあ、オッチャンにハクタイセイの単勝買ってもらえへんかな~?」と持ちかけ、またそれが当たったもんやから調子に乗って、それからも淀までいけないときはちょくちょくオッチャンに買ってもらってたんです
それから半年ぐらい経つとさすがに負けが込んできて、どうみてもカタギの人ではなさそうやし、ソロソロ支払いしないとヤバイかなということで、なけなしのバイト代から工面して「これオッチャンに、今までの負け分渡しといて…」
M「これ、望田の今までの負け分やって」
オッチャン「ん?望田くんの負け分ってなんや?」
M「馬券頼んで負けた分ってことやろ」
オ「あ~それかいな、望田くんごとき、最初からワシが全部飲んでたがな」
いや~最近日曜日忙しくてなかなか競馬場行けへんからな~、Mのオッチャンに頼んで非正規ルートで馬券買ってまんねん、な~んて背伸びして吹いていた大学生は、なんのことはないオッチャンに余裕で飲まれていた…という微笑ましい話でした(^ ^;)
ちなみにオッチャンはエイシンサニーの紅梅賞をブチ当てて、非正規ルートを一軒夜逃げに追い込んだという猛者です(・∀・)
「父がスタミナのチャイナロックで、母父がスプリンターのカリムで、こういう配合は小回り向きの先行脚質になるので、ダービーはタケホープの斬れに屈した」というのが、「配合史」でのシショーのハイセイコー評
そこにNasrullah4×4の母をもってきたハクタイセイも「スタミナ×スピード」ですから脚質的には父に似ていて、シクラメン→若駒→きさらぎ→皐月の4連勝は全て今でいう“内2000m”、ダービーはアイネスフウジンの逃げを捕まえにいきましたが、直線半ばで一杯になってしまいました
タマモクロスやオグリキャップの活躍で芦毛ブームまっただ中、“白いハイセイコー”なんて呼ばれてましたね~
http://db.netkeiba.com/horse/1987104019/
すいません、ロード募集馬の好配合ピックですが、だいたい半分ぐらいは終わってるんで、今日中にはあげますので…m(_ _)m
「第2回さっさん会」は11/12(火)、前回参加6名にbrokkenさんとえもしおんさんが加わった計8名が集まることになり、メテオさんがJR大阪・阪急梅田近くのイケてそうな鶏料理の店を押さえてくれました(・∀・)食べログ見てたら美味そうやわあ♪
19時から2時間予約をとってあるとのことで、集合場所や店の住所や連絡先などは追ってメールでお伝えしますので、brokkenさんとえもしおんさんは、下記の望田gooアドレスまでご一報ください(前回参加者はけっこうです)、よろしくお願いしますm(_ _)m
nas-quillo@mail.goo.ne.jp
以下、栗山ブログからガツーンとコピペ(^ ^;)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ2012』で栗山求が取り上げたジャッカスバーク(牡2歳)が日曜東京3R新馬戦(ダ1600m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。
★キャロットクラブ
父シンボリクリスエス
母ウェスタリーズ(フジキセキ)
牡 募集価格:2400万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103567/
母ウェスタリーズは Mr.Prospector を抱えたフジキセキ産駒、というセオリーどおりの好配合馬で、5戦1勝(2着1回)の競走生活ながら、戦績以上の素質を感じさせた馬でした。息子の本馬は「シンボリクリスエス×フジキセキ」。これはアリゼオ(毎日王冠、スプリングS)と同じです。ストロングリターン、サンカルロというシンボリクリスエス産駒の芝の大物ツートップは、いずれも母方に Mr.Prospector を抱えているので、本馬もマイル前後で大成するのではないかと思います。(栗山)
■『2013~14年種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編』で望田潤が推奨したフェイブルネージュ(牝2歳)が日曜京都2R未勝利戦(芝1600m)を勝ちました。コメントは以下のとおり。
○フェイブルネージュ(牝・母ミセススノー)
ディープ×Singspiel はアダムスピークと同じだが、こちらは母は Glorious Song=Devil's Bag の全きょうだいクロス2×3で、牝馬でもあるしマイラー寄りに出るだろう。完成も早そうな配合で、2月生まれでもありPOG向き。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103681/
■『2013~14年種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編』で栗山求が推奨したラングレー(牡2歳)が日曜東京4R新馬戦(芝2000m)を勝ちました。コメントは以下のとおり。
◎ラングレー(牡・母ラヴズオンリーミー)
「ディープ×Storm Cat」は桜花賞馬アユサン、毎日杯を勝ったキズナ、青葉賞を勝ったヒラボクディープと同じ。2代母 Monevassia は Kingmambo の全妹なので、母は短距離王ロードカナロアの配合をひっくり返したような構成だ。母系の奥は底力あふれる血で構成され、これが底力の担保となって大レースでも頑張れるだろう。仕上がり早で手堅く走るスピードタイプで、芝2000mがベスト。気性次第で2400mもこなせる。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104097/
ジャッカスバークは栗がピックしていたんですね、これで矢マキバさんにも少し大きな顔ができる(・∀・)たしかに“砂のアリゼオ”というイメージだなあ…
ロード募集馬のDVDは昨日ザッと見たので、今日中にはピックアップしたいと思っております~
どんな種牡馬でも牡駒より牝駒のほうが距離適性は短くなるものですが、その差異が大きい父系というのがあって、TARGETでBlushing Groom系の距離別成績を出してみると、牝馬は全466勝中301勝が1400m以下(短距離占有率65%)なのに対し、牡馬は1111勝中416勝(37%)と、牝馬はかなり短距離に寄りやすいことがわかります
ちなみに主な系統でいうと
サンデー系…牝=4552勝中1892勝(42%)、牡=8743勝中1873勝(21%)
ミスプロ系…牝=3652勝中2415勝(66%)、牡=8167勝中3737勝(46%)
ロベルト系…牝=1632勝中589勝(36%)、牡=3663勝中794勝(22%)
このようにどんな父系でも牝のほうが短距離占有率は高くなるのですが、それがBlushing Groom系の場合はかなり顕著だということですね~
Blushing Groomはスピードとスタミナと底力と成長力を兼備したオールラウンドな名血ですが、唯一の弱点が母父Wild Risk由来の気性の激しさで、レース慣れするのに時間がかかったり、実戦でカッとしやすく持てる能力を出しきれなかったりということも多く、特に牝馬はカリカリした気性が短距離指向を助長しているのではないか…というのが私の考え
クリスマスが新馬を勝ったときに、「バゴはTom Rolfeを引くのでたまにこういう短距離突進型を出しますが、短距離を主戦場としている収得賞金上位3頭、サカジロロイヤル(母父ブライアンズタイム)、エスカーダ(母母父ジムフレンチ)、ドクトルジバゴ(母父Kingmambo)はいずれもRibotのクロスを持っており、クリスマスもCannonadeを通じてRibotのクロスを持っています」と書きました
そして同時にこの馬は、Blushing Groomとディクタスを通じるWild Risk5×7でもあるのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104557/
Blushing Groomとディクタスを通じるWild Riskのクロスの賞金上位は、コスモプラチナ、ヤマニンエルブ、トップゾーン、マイネルゴルト、アクセルファイヤー、ゴールドキリシマで、激気性が高確率でONになっている…と実感できるメンツ(^ ^;)
函館2歳をうなりながら先行押し切ったといっても、ステイゴールドのしなやかな体質も受け継いでいて、単なるパワーゴリ押しのスプリンターにも見えないのですが、さて東京マイルでどういう印を打つかとなると、上記のように短距離に振れるバックボーンも十分ある血統なのだ…ということは踏まえておきたいです
トウケイヘイローの逃げる秋天で◎ジェンティルドンナと○エイシンフラッシュの一角を崩すとしたら、トニービン的な、Hyperion的な持続力ではないか?
この発想でいくとジャングルポケット産駒のヴェルデグリーンも当然浮上してくるわけですが、この馬の血統表やレースぶりをみると、トニービン系の主流や王道とはちょっと違う、オフサイドトラップ的なナマクラな斬れにみえてしょうがない…ということをオールカマーを勝ったときにも書いたので、だからここにひねるという頭はなかったですね~
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トニービンの血統表で重要なのはSevern BridgeのHyperion2×4とKalamounのNasrullah=Rivaz3×3で、トニービンらしさとはHyperion+Nasrullahらしさであり、だからトニービン産駒の配合は、クロスする血は1にHyperion、2にNasrullah、あとは1/4異系的に米血を入れればそれでだいたい満点なのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1983109006/
Hornbeam≒パロクサイド3×3のエアグルーヴを筆頭に、ジャングルポケット、ノースフライト、サクラチトセオー、テレグノシス、ウイニングチケット、ベガ、レディパステル、みんな配合はシンプルですよ
(「カンパラ的だったオフサイドトラップと、オフサイド的なヴェルデグリーン」)
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Wild Againの母Bushel-N-PeckはHyperion×Nearco×Mahmoudですから、こことトニービンの間で「HyperionとNasrullah」的な組み合わせのクロスになるわけで、つまりジャスタウェイは「1にHyperion、2にNasrullah、あとは1/4異系的に米血を入れる」という、トニービンの斬れを最も本格的に引き出せる配合をしていたのだ…というのはもちろん秋天後の後付け
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106461/
まあしかし、ウインバリアシオンの“約束された斬れ”とはまた違うやり方で、秋天をズバッと突き抜けてしまうような斬れ味を表現できたという意味で、なるほどハーツクライ×Wild Againで斬れるというのはそういうことなのかと、改めて血統表を見て思う次第です
トニービンとWild Againといえばトランセンドもそうですが、あっちはBushel-N-Peck≒サニースワップス3×3などあれこれやってますから、やっぱり粘り強さや頑張りに長けた脚質になります
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ヴェルデグリーンはオークス馬ウメノファイバーの孫で父がジャングルポケット、4代母ウメノシルバーがシルバーシャーク×セダンなので、こことカンパラのところでPatestineとPrince Bioのクロスになるのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008104514/
この馬のジャンポケ的でもトニービン的でもNureyev的でもスペシャルウィーク的でもユタカオー的でもない、ちょっとナマクラな脚質はなんかと重なるよなあ…と思いながら血統表を見ていたら、オフサイドトラップの姿が浮かんできたのでした
(「カンパラ的だったオフサイドトラップと、オフサイド的なヴェルデグリーン」)
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ちなみにジャングルポケット産駒の場合も、トーセンジョーダン、オウケンブルースリ、ジャガーメイル、アヴェンチュラ姉妹、そしてクイーンスプマンテと、G1を勝った馬はPrince BioやPalestineのクロスは持っていません(カンパラ血脈はいじってません)
エアグルーヴやルーラーシップがHornbeam≒パロクサイドのニアリークロスで成功したのも、アヴェンチュラきょうだいがHornbeam≒Madeliaのニアリークロスで成功したのも、トニービンの美点は父カンパラではなく、母Severn Bridgeのほうにあるからだろう…というのが私の考えです
カンパラ的だったオフサイドトラップと、オフサイド的なヴェルデグリーン
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/8872c28e438d1545aa3cd921272fd1cf