栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

2/24,25の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-02-28 11:05:21 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で栗山求が推奨したウインマーベル(牡5歳)が日曜阪神11Rの阪急杯(G3・芝1400m)を勝ちました。

★ウインレーシングクラブ
父アイルハヴアナザー
母コスモマーベラス(フジキセキ)
牡 募集価格:1400万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019100213/
ウインジェルベーラ(函館2歳S-2着)、ウインアイルビータ(現1勝)、ウインオーサム(現未勝利)の全弟です。母コスモマーベラスはターコイズS(OP)を2連覇したほか愛知杯(G3)で2着という成績を残しました。その一方で、母としては気性的な難しさを伝えるところがあり、ウインオーサムは去勢されています。本馬は動画を見るかぎりそうした点は見られません。ただ、現時点では後肢の力が弱いように感じます。そのあたりが値段の安さにつながっているのかもしれません。「アイルハヴアナザー×フジキセキ」は連対率38.0%、1走あたりの賞金額338万円というニックス。Last Cause≒Millicent 4×5が利いている可能性があります。5月8日生まれなので成長の余地があり、後肢の踏み込みの甘さが改善してほしい――という期待込みではありますが、この値段ならそんなギャンブルを許容してもいいのではないかと思います。芝・ダート兼用のスプリンターでしょう。(栗山)

■土曜小倉8R春麗ジャンプS ブラックボイス(POG・望田)
■日曜小倉4R障害未勝利 カイザーバローズ(ディープ・望田)
■日曜中山9Rデイジー賞 イゾラフェリーチェ(一口・栗山)
■日曜サウジアラビア7Rネオムターフカップ2着 キラーアビリティ(ディープ・栗山)

----------

「阪急杯と阪神Cでは毎回同じようなことを書いているが、阪神内1400重賞はリピーターが強い。近5年でみても、ダイアトニック[3-0-1-0]、ダノンファンタジー[2-0-1-1]、グレナディアガーズ[1-2-0-1]、アグリ[1-0-1-0]、ララクリスティーヌ[1-1-0-1]、ロータスランド[1-0-1-3]、リピート好走がこんなにいる」

と阪急杯の血統解説の導入で書いたんですが、ここにウインマーベル[2-0-0-0]も加わることに

阪神内1400で求められるものは京王杯SCやスワンSとはかなり異なりますからね、サンカルロとガルボの名勝負数えうた、あとダイアナヘイローとかダンスディレクターとか、昔からスペシャリストのリピート好走がよくあります(とわかっていても穴になる)

ちなみにダイアトニックは阪神のスワンSも勝ってますから1回得してます(・∀・)



マテンロウスカイの母母ディクシージャズはHyperion4・6・6×6・7・7・8・8なので、そもそもしぶとく粘り強い脚質の馬が出る牝系なのですが、そこにモーリスが配されたマテンロウスカイはRobertoとDelta Judge(Dixieland Bandの母父)を通じるBramalea≒Beautillionの3/4同血クロス6×7

マテンロウスカイの折りの深い飛節はまさにRoberto的Bull Lea的で、いっぽう前捌きはTom Fool的なのも配合どおりで、この走りならば中山内回りのコーナリング抜群だろうと



コーナリング抜群の馬に中山内1800でノリが乗ったらあんなことが起こるんじゃないかと思ったわけで、1~2角や4角の立ち回りをみなさん絶賛してますが、Bull Lea飛節&Tom Fool捌きやからあれができるのだというね

たとえばジャスティンカフェもシャダイアイバー牝系のエピファネイア産駒ですからBramalea≒Beautillion5×7で、だいたいいつも大箱1600~1800ばかり走ってますが、長い直線をRoberto的なピッチでガシャガシャ追い込んでるのをみると、意外に中山記念のほうが差し届くタイプではないか…とも思ったり

中山記念に出ていたもう一頭のモーリス産駒ホウオウリアリティもBramalea≒Beautillion6×6で、中山で機動力抜群というレースをしていますね

ちなみにモーリスもアイルハヴアナザーもDanzigとRobertoを併せもちますが、阪神中山の内回りをパワーで捲らせたらこの両巨頭で、それはグラスワンダーがスペシャルウィークを捲りつぶした頃からずっと変わらない

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜のボツ予想~今年もA.P.Indyだった

2024-02-25 10:05:25 | 血統予想

サウジの大箱ダートはベルモントで届くようなA.P.Indy系、Emblem RoadやCountry Grammerみたいなのが強いと毎年書いてますが、今年もダービーは母父Congratsのフォーエバーヤング、スプリントは父ラニのリメイク、そしてカップは父MineshaftのSenor Buscadorが勝ち、3着のSaudi CrownもA.P.Indy5×4でこれがおいちかった



Senor Buscadorなんか北米のレース見たら、いつも直線半ば~ゴール前でようやくエンジンがかかってるような差し方なんですが、さすがにもう川田のポジションでちょうどエエんやってバレてきたかもですね(^ ^;)

マーガレットは難しいですが、Green DesertとSharpen Upのクロスをもつ◎スピリットガイドがいかにも欧風スプリンターで、重馬場なら岩田父の開幕週イン差しが決まるのではないかと



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では中山記念と阪急杯とデイジー賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

コメント (40)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜のボツ予想~サウジCも予想しました

2024-02-24 10:23:31 | 血統予想

小倉1Rでカリフォルニアが逃げ粘って秋山とともにちょっと荒らしてましたが、これでカリフォルニアクローム初年度産駒の逃げは[4-4-0-7]で単回値781円複回値260円、Aureole魂全開で相変わらず激熱、ただこういっちゃなんですがスピードが足りない産駒も多いのでなかなか逃げられないのが(^ ^;)



サウジCに出てくるナショナルトレジャーNational TreasureとカーメルロードCarmel Roadは以下のように3/4同血で、母母ProposalはElusive Qualityとニアリー(Mr.Prospector,Northern Dancer,Secretariat,Red God≒Sir Ivor,Seaching≒Better Selfなどが共通)なのでこの父系とは合うでしょうね





NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではサウジCとすみれSと水仙賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

コメント (75)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2/17,18の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-02-21 16:16:08 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』と『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤がダブル推奨したリューデスハイム(牡3歳)が土曜京都2Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父ニューイヤーズデイ
母グリューヴァイン(ゴールドアリュール)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105508
牡 募集価格:3000万円
エングレーバーやアルトシュタットの甥で、母グリューヴァインはJRA3勝(全てダ1200)。ニューイヤーズデイとの配合は、Street Cryとトニービン、Dixieland BandとRobertoがそれぞれニアリークロスで脈絡し、Seattle Slewのクロス(6×6)もMaximum SecurityやFighting Madなどニューイヤー産駒の走るパターンです。実馬も概ねイメージどおりで、ダートのマイラーとして母以上の活躍も見込めそうでピックします。ダートをナスペリオン的な力強いストライドで走るイメージです。(望田)

リューデスハイム(牡・父ニューイヤーズデイ・母グリューヴァイン)
エングレーバーやアルトシュタットの甥で、母グリューヴァインはJRA3勝(全てダ1200)。ニューイヤーズデイとの配合は、Street Cryとトニービン、Dixieland BandとRobertoがそれぞれニアリークロスで脈絡し、Seattle Slewのクロス(6×6)もMaximum SecurityやFighting Madなどニューイヤー産駒の走るパターン。ダートのマイラーとして母以上の活躍を。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したアリストクラシア(牝3歳)が土曜小倉6Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

アリストクラシア(牝・父ハーツクライ・母マジェスティッククオリティ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105238/
シャンドゥレールの半妹で、母マジェスティッククオリティはレイチェルアレクサンドラS(米G2・ダ8.5F)2着。近親にCCAオークスのOctave。ハーツクライ×Quality Roadは「トニービンとStrawberry Roadのニックス」になる。ドウデュース、リバティアイランド、ヴァレーデラルナ、ハーパーなど、父ハーツクライでも父ドゥラメンテでも大物が出ている注目の配合だ。(望田)

■土曜小倉10R皿倉山特別 サトノクローク(POG・望田)
■土曜東京11RダイヤモンドS2着 サリエラ(ディープ・望田&栗山)
■土曜カタール7Rアミールトロフィー2着 ゼッフィーロ(ディープ・望田)



先々週ルフトクス(ニューイヤーズデイ×クロフネ×アドマイヤベガ)が勝ち上がったので、キャロット会報次号は元旦トニーなど小ネタ日記で書いてたんですが、リューデスハイム(母母母父トニービン)もナイスタイミングで勝ち上がり、これでキャロの元旦トニーは2頭とも勝ち馬に
「…和訳するなら元旦じゃなくて元日じゃないか?」というご指摘もあるんですが、元旦のほうが語呂がいいし響きもめでたいのでもう元旦でいかせてもらいます(^ ^;)



トニービンといえばStrawberry Roadとの新黄金配合アリストクラシアも勝ち上がり、トニービンもち種牡馬×Quality Road牝馬の組み合わせは本馬が初で、Quality Roadは北米で芝でも成功しているし、ハーツクライ系やドゥラメンテ系との配合もにらんでもっと輸入されて欲しい血ですよね



「G1を勝ったエピファネイア産駒3頭が母系にNorthern Dancerを経由しないNearctic(ノノアルコ、Briartic、Icecapade)をもっているのと、エピファネイア×ゼンノロブロイがよく走るのとはリンクしているのでは?(ゼンノロブロイの母系にはIcecapade経由でNearcticが入る)」というご指摘をいただいたので、生駒永観とくりがしらを動員して調べてみると、

・母系にNorthern Dancer以外経由のNearcticをもつエピファネイア産駒…97頭出走で43頭勝ち馬、勝ち馬率44.3%、平均賞金2520万円、1走当賞金362万円
・母系にNorthern Dancer以外経由のNearcticをもたないエピファネイア産駒…531頭出走で198頭勝ち馬、勝ち馬率37.3%、平均賞金1152万円、1走当賞金152万円

と、母系にIcecapadeやClever TrickやWild AgainやBriarticやノノアルコなどをもつ群のほうが明らかに走ってました

Nearcticは有力なCCの祖とされますが、TTのエピファネイアにCC的な要素を取り込むことで、2歳~3歳春にクラシックディスタンスで爆発できる産駒が出やすい…という考察はできるかと(いっぽうで菊で2着にくるようなエピ産駒はあんまりいないような)

ようは私がよく言う「中距離×中距離の配合は残りの母母が1/4マイラーのほうが成功しやすい」ってのと同じ類のことですよね

母系にNearctic(Northern Dancerを経由しない)をもつ既出走エピファネイア産駒

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第41回フェブラリーS回顧~キンカメ×マンカフェ、緊張×緩和の爆発力

2024-02-19 13:40:51 | 血統予想

東京11RフェブラリーS
◎3.ミックファイア
○4.ドゥラエレーデ
▲7.ガイアフォース
△14.ウィルソンテソーロ
×8.セキフウ
×13.レッドルゼル
ミックファイアの母母アーミールージュはローズバウアー≒ターゴワイスの3/4同血クロス3×2をもつ。母マリアージュがブライアンズタイム産駒ながら東京ダ1600をベストコースとしたのは、このクロス由来のナスキロ柔さが大きい。そこにエーピーインディ系の名種牡馬シニスターミニスターが配されたのがミックファイアで、父系と牝系のナスキロ柔さで走るダート馬に出たのは順当。しなやかで可動の大きなフォームで、あまり掻き込まずに走るので、ダートでも大箱で軽い馬場に向くタイプだから、東京大賞典のような時計のかかる馬場は辛い。東京マイルなら能力全開とみてこの相手でも狙ってみる。
ガイアフォースは母ナターレが南関のオープン馬だし、この母方のクロフネやノーザンテーストのパワーが表現された走りだし、冬場は少し硬くなるタイプでもあるから、このダート挑戦は面白い(ちなみにウィルソンテソーロの母系にはクロフネの父フレンチデピュティが入る)。初ダートがG1というのはさすがにハードルが高いが、穴人気になるだけの魅力はある。

----------

例によってNETKEIBAの全頭解説より1~3着を

ペプチドナイル
ハセドンの半兄でイバルなども近親。母クイーンオリーブはJRA4勝(芝1800~2200)。牝祖My Darling OneはファンタジーS(米G1・ダ8.5F)勝ち馬でハートレイクの母。父キングカメハメハはドゥラメンテやロードカナロアなど数多の名馬を送り出した大種牡馬。母はHalo3×4で自身はMr.Prospector3×4とNureyev4×5だから機動力に富む配合で、コーナー4つ1800がピッタリの脚質だ。ワンターン大箱マイルだと差しに回ってもどうか。(距離○スピード○底力○コース○)



ガイアフォース
ルイドフィーネの甥で、母ナターレは南関東で活躍し戸塚記念やしらさぎ賞に勝った。アグネスゴールド、フサイチゼノン、リミットレスビッドなども同牝系。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックスやソールオリエンスを出して成功。母方のクロフネやノーザンテーストのフィジカルも強い走りで、マイル路線でも好走をつづけたがベストは1800~2000あたりだろう。冬場は硬くなるところがあるから、ダートを使うのは面白い狙いだが…。(距離○スピード◎底力◎コース○)



セキフウ
ビッグアーサーやブロードスターの半弟で、母シヤボナはNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロス3×2をもつ。牝祖ReloyはサンタバーバラH(米G1・芝10F)などに勝ちヴェルメイユ賞(仏G1・芝2400m)2着と芝中距離で活躍。父ヘニーヒューズはモーニン、アジアエクスプレス、ワイドファラオなどを送り出す砂の名種牡馬。馬群がイマイチなのでムラ駆けだが、東京マイルはユニコーンS2着がある。エルムのような外一気が決まる展開なら。(距離◎スピード○底力◎コース◎)



ドンフランキーが600キロ近い巨体を揺るがせてガンガン行ったので、今年のフェブラリーSは前後半45.6-50.1の超前傾ラップ、こうなると大外からセキフウが追い込んできたのも、ガイアフォースが力強く割ってきたのもまあ想定どおりなんですが…

血統解説にも書いたとおり、小回り1700~1800の馬とすっかり決めつけていたペプチドナイルが、この前傾ラップを4番手で追走し早め先頭で押し切ってしまうとは露ほども思わなかったです(^ ^;)

セキフウはヘニーヒューズ産駒らしい揉まれ弱さがあって、最近東京に良績がなかったのはいつもフルゲートでスンナリ運べなかったのもあったし、ついさっき種牡馬辞典を校了したところですが、ユタカはヘニーヒューズ産駒に乗ったときの成績がずっと抜群で、やっぱりまず揉まれないよう運ぶことを第一に乗ってるんですよね名人は

ミックファイアは初のマイル戦でこの猛ラップ、さすがに追走に苦しみましたが、揉まれる形になってもやめずに最後きてましたからね、馬場的には今の大井よりは東京のほうがフィットする馬やと思います

パドックはセキフウとウィルソンテソーロが良いと書いておきましたが、ウィルソンはスタートが決まったことが今回は裏目に出てしまったとしか言いようがなくて、ドンフランキーをうなりながら追走できるほど好調やったと思います

ペプチドナイルの配合のポイントは主に二つ、一つは母父マンハッタンカフェが非Northern Dancerなので、絵に描いたような「3/4Northern Dancerクロス」になっていること



土曜のダイヤモンドSはリオンディーズ×マンハッタンカフェのテーオーロイヤルが勝ちましたが、Northern Dancer血脈が強いキンカメ系種牡馬×マンハッタンカフェ肌が成功しているのは、緊張と緩和という配合史的概念でみても順当といえます

キングカメハメハ(Northern Dancer4×4・6)…ペプチドナイル、レッドジェニアルなど
リオンディーズ(Nureyev≒Sadler's Wells4×3)…テーオーロイヤル、リプレーザなど
ルーラーシップ(Northern Dancer5・5・7×4)…ソウルラッシュ、アディラートなど
ロードカナロア(Northern Dancer5・5・7×4)…レイハリア、シャザーンなど

ちなみにキンカメ系でもドゥラメンテ、ホッコータルマエ、ラブリーデイ、レイデオロなどは上記種牡馬ほどNorthern Dancerが濃くないので、マンカフェ肌との配合は上記種牡馬ほど成功していません



他ではアイルハヴアナザー(Danzig4×4)、モーリス(Northern Dancer5・5×4・5)、アポロキングダム(Northern Dancer5×4・5)なんかも、マンハッタンカフェ肌との配合が高確率で走っている種馬です

もう一つは、母母オリーブランチがKingmamboとニアリーな血脈構成(Mr.Prospector、Nureyev、Nureyev、Ribot、Neriad≒Prince Johnが共通)なので、Kingmambo≒オリーブランチ2×2とか、Kingmambo≒ソプラニーノ2×3と表記できることで、Kingmambo系のパワーを表現するのに有効だったかと(私もこの牝系の繁殖にリオンディーズを配してみたことがあるんですが、怪我でデビューできなかったんですよね…)



ガイアフォースは馬体やフォームがいかにもクロフネの影響が強くて、母系にフレンチデピュティが入るのはウィルソンテソーロと同じ

クロフネのパワー体質が強いので冬場はちょっと馬が硬くなりがちで、AJCCやチャレンジCで人気を裏切ってしまったときなんかはパドックでもゴトゴト歩いてたんですが、そんなタイプだけにダートを試すならばこのタイミングだったといえ、長岡・杉山・KRジャパンといえばアールスターのチームでもあります





「ノーザンテーストをもつ種牡馬は、Deputy Ministerをもつ繁殖との間にダートの代表産駒級を出す」説も何度か書いてますが、オルフェーヴル×フレンチデピュティ=ヴィートマルシェ、ヴァーミリアン×クロフネ=リュウノユキナ、ダイワメジャー×クロフネ=ノーヴァレンダ、ドゥラメンテ×フレンチデピュティ=バーデンヴァイラー、スクリーンヒーロー×Awesome Again=ヒロイックテイル、サムライハート×フレンチデピュティ=オヤコダカ

逆のパターンでも、カジノドライヴ×ベストタイアップでカジノフォンテンが出ているし、マインドユアビスケッツ(Deputy Minister3×4)×ダイワメジャー(母父ノーザンテースト)も高確率で走ってます

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜のボツ予想~ナスキロ柔いディープ

2024-02-18 09:59:37 | 血統予想

コパノリッキーミレニアムはやっぱりダートでやってほしいと思うのは私だけではないでしょうが、少頭数で上がりのケイバが濃厚、好位をとりそうな◎レッドラディエンスで



スタミナとパワーのアルゼンチン牝系に北米短距離で活躍したJump Startを配し、そこにディープインパクトで、ディープ×A.P.Indy×Storm Cat×Miswakiのイメージどおりのナスキロ柔いストライドは東京向き

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではフェブラリーSと小倉大賞典とヒヤシンスSを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではフェブラリーSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

コメント (54)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜のボツ予想~マイラー×マイラーの相似配合

2024-02-17 09:34:38 | 血統予想

G3雲取賞はモーニン×ステイゴールド×クロフネのブルーサンが逃げ切り
ヘニーヒューズ×フレンチデピュティやヘニーヒューズ×フジキセキのニックスは孫の代でも成功していて、アジアエクスプレス×フレンチデピュティもメディーヴァル、ハッピースワニー、キミワテルなどが出て勝ち馬率も高いです





つばきはピック馬○インファイターがビザンチンドリームと同じエピファネイア×トニービン×フサイチエアデールで応援ですが、これを差し切って未勝利を勝った◎キープカルムはロードカナロア×ダンスアミーガ(ターコイズS2着)の父母相似配合で、京都なら内2000より外1800のほうが斬れそうで、現時点では一目置かざるをえないかなと
細身で脚長の牝馬で、京都外が合いそうな前輪駆動で走る▲ブロードグリンが3番手

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では京都牝馬SとダイヤモンドSとフリージア賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では京都牝馬Sを予想していますので、今週もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

コメント (60)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2/10,11の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2024-02-13 10:43:35 | 共有クラブ

小倉滞在中は海鮮、回転寿司、うなぎ、うどんなんかを食しましたが、やっぱり資さんうどんは必ず行ってしまう







専門紙買って資さんに立ち寄って、おでんで一杯やりながら根岸Sを検討して、ごぼ天うどん+鳥飯おにぎりで締めて、さて宿に戻ってもう一仕事やるかあ…という土曜夕方の一人飲みにはベストな場所です

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したクイーンズウォーク(牝3歳)が土曜東京11RのクイーンC(G3・芝1600m)を勝ちました。

クイーンズウォーク(牝・父キズナ、母ウェイヴェエルアベニュー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105414/
朝日杯フューチュリティSと阪神Cを勝ったグレナディアガーズの半妹。母ウェイヴェエルアベニューはブリーダーズCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)を勝ち、米最優秀スプリンター牝馬に選出された名牝。母方にUnberidledを持つキズナ産駒は、以前はダート向きのイメージが強かったものの、このところリビアングラス(京都新聞杯-3着)、ティムール(青葉賞-3着)など芝向きの活躍馬が出ている。グレナディアガーズの半妹、キズナの牝馬であることからも芝で活躍できるだろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤が推奨したベルウェザー(牡3歳)が土曜京都6Rの未勝利戦(ダ1400m)を勝ち上がりました。

★DMMバヌーシー
父ニューイヤーズデイ
母ヴィラ(ディープインパクト)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105425/
牡 募集価格:1800万円
ルークズネストやペコリーノロマーノの半弟。母母サミットヴィルはメイヒルS(英G3・芝8F)勝ち馬でシンギュラリティの母。母方にはChief's Crown、Mill Reef、Nureyevと野太いナスペリオン血脈が入り、適性はマイル寄りですが野太い斬れ味を伝える牝系です。父ニューイヤーズデイは北米2歳チャンピオンで、重心の低いガッチリ体型のパワーマイラーですが、その父Street Cryは日本向きのMachiavellianのラインで、ディープインパクト肌やハーツクライ肌との配合でオープン級の芝マイラーも出す種牡馬とみています。本馬は歩かせると母方のナスペリオン的な体質が全開で、ルークズネストやシンギュラリティのイメージに近いところを容易に描けます。大箱向きで末脚手堅い1800寄りマイラーで、長く楽しめる馬だと思います。(望田)

■土曜東京4R1勝クラス ピュアグルーヴ(一口・栗山)
■土曜京都11R洛陽S ドゥアイズ(一口・栗山)
■土曜東京11RクイーンC2着 アルセナール(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■日曜小倉7R1勝クラス アストロフィライト(ディープ・栗山)
■日曜京都7R1勝クラス ロードラプソディ(一口・栗山)
■日曜小倉8R1勝クラス ダノンボレロ(POG・栗山)
■日曜東京10RバレンタインS レッドヴェイロン(一口・望田)



ジャスティンミラノの母マーゴットディドはナンソープS(英G1・芝5F)の勝ち馬で、ベルモントオークス招待S(米G1・芝10F)のマジックアティテュードやサンドリンガム賞(仏G2・芝1600m)のMission Impassibleを産んでいる有能な繁殖でもあります

配合は絵に描いたような「3/4Northern Dancerクロス」で、My CharmerとMill Reefがナスキロラトロで脈絡、しかも母母CaraniyaはNasrullahとPrincequilloとDelsy≒Apolloniaをクロスする父母相似配合で、Darshaan的な斬れを強く伝える繁殖だろうと



マジックアティテュードはフランスではサンタラリ賞(仏G1・芝2000m)2着があり、北米での勝ち鞍はいずれもベルモントの芝コースで、脚長でいかにも大箱向きのDarshaan斬れで差してきます

Mission Impassibleは映像を見るとExceed and Excelが強いマイラーなんですが、膝下が長くてやっぱり斬れで走るフランスのマイラーって感じなんですよね

Darshaanのフレンチな斬れってのは、牝馬だとデゼルとかデンコウアンジュとかシゲルピンクダイヤみたいに実に斬れ特化で、追い込み馬だけど東京マイルのドスローの上がり33秒台を32秒台で差すようなタイプが多い

ジャスティンミラノは牡なのでもう少し重厚に斬れますが、いずれにしてもフランス血脈らしい、こういうのはスロー専という言い方もされますが、追走力ではなく斬れなんですよねDarshaanは

ルメールがタワーオブロンドン(母父Dalakhani)に乗ったときとかね、1200でも直線まで斬れを温存して差そうとするのが好きでしたね…フレンチの鉄人はDarshaanをこうやって料理するのかと

「ライトバックもこれぐらいタメがきいたら、キレッキレのDarshaanやのになあ…」とレース後に関係者と言ってたんですが、オークスまでにそんな馬になるのかどうか注目しております(・∀・)

クイーンCのクイーンズウォークは見た目に大きなソングラインという感じで、今にもうなりを上げるマイラーになりそうなのを川田が後ろからソットサスしてる感がありますな

TARGETの登録馬でキズナ産駒のノーザンファーム産率を出してみると
3歳24/143(16.8%)
4歳9/90(10.0%)
5歳12/101(11.9%)
6歳11/127(8.7%)
7歳12/169(7.1%)
数も質も黄金世代なんで、これぐらいは走らないとね…というところ
ちなみに2歳は37/136(27.2%)でした

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜のボツ予想~小倉2戦2勝の前輪駆動

2024-02-11 10:02:15 | 血統予想

北九州短距離Sは◎ヤクシマ
前走巌流島は現地でパドック見てたんですが、相変わらずトモが甘いなあ平坦で怖いなあ…と思いつつ勝浦のZoustarから入ってしまった(^ ^;)



父Havana GreyはフライングファイヴS(愛G1・芝5F)勝ち馬でDanzigの塊のような欧スプリンターなんですが、この馬はSir Ivorの継続クロスの影響を感じさせる前輪駆動で、これで小倉芝1200は2戦2勝、外差し馬場に当然行く馬が揃って前走と同じケイバでまたハマりそう

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では共同通信杯と京都記念とあすなろ賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

コメント (66)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜のボツ予想は多忙につき…

2024-02-10 09:27:07 | 血統予想

平出貴昭さんの『日本の重賞勝ち馬父系図1932-2023』が「血統屋」より発売になっています
http://miesque.com/c00096.html

1932年から2023年まで、90年以上にわたり行われてきた中央競馬の重賞約7000に加え、ダートグレード競走、日本調教馬による海外重賞の勝ち馬延べ8000頭以上を父系図と勝ち馬一覧にまとめました

多忙すぎてまだ目通してませんが、毎年おなじみの労作で、私もふつうに業務用として愛用しております(詳細は下記栗山ブログにて)
http://kuriyama.miesque.com/?eid=3147





種牡馬辞典の校了間近、某牧場の大口配合診断、某クラブの原稿、今週は某牧場に出向いた以外はずっと引きこもってましたが、昨年加古川に「PANE CAVALLO」をオープンした吉村さん(さっさん会初代メンバー)からパンが送られてきたので、食パンは朝食、バケットは夜のツマミに毎日食ってました
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9797c16b02f95e5cd4b4b666254bdb5edbdfbeaa





NETKEIBAのフェブラリー全頭解説も昨夜入稿してもう死にそうでしたが、吉村さんの愛馬レッドルゼルも元気に追い切ってましたな

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではクイーンCと洛陽Sとこぶし賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

コメント (40)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする