栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(7)~バブルガムフェロー死す

2010-04-29 17:49:05 | 配合論

サンデー×Lyphardの組み合わせは、他の部分にハイインロー的スタミナを入れるのが成功形で、この配合形は直線先頭に立ってから抜かせない頑張りに特長がある…ということは、もうキーボードにタコができるほど書いてきました

バブルガムフェローはサンデー×Lyphardで、祖母の父ProminerがHyperion3×3にLady Jurorですから、まさに「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の黄金配合
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1993109219/

  ┌Hyperion
 ┌His Highness
┌Beau Sabreur
│└Mashaq
│ │┌The Recorder
│ │││┌Son-in-Law
│ ││└Lady Juror
│ └Buzz Fuzz
Prominer
│ ┌Hyperion
│┌Rockefella
└Snob Hill

直線半ばで先頭に立って、マヤノトップガンやサクラローレルやマーベラスサンデーといった強豪古馬の追撃を振り切ってみせた96年秋天に、この血統のすばらしさは全て表現されていたと思います

Lyphardというちょっとややこしい血を理解する上でも、バブルの存在は私にとって非常に大きなものでした

サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(6)~バブル脚質に完成中
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/cb36223c0a0597f41d1bf44a75de1396
サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(5)~キンシャサノキセキの三つの幸運
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9cada02e02b919695602eb6e2dc09249
サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(4)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/23837447b13dfefb2f540941aea18e9f
サンデー×Lyphardにみる「ハイインロー」の偉大さ(3)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2283cf37cdb57b239787bb58f1e19d84
サンデー×Lyphardにみる「ハイインロー」の偉大さ(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/12b2a08fcd883f7eb33f417907114b66
サンデー×Lyphardにみる「ハイインロー」の偉大さ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f90aa071064c64d87c3a55940640b367

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急坂小回り適性を増す「サドラー×Roberto」(2)

2010-04-28 15:51:29 | 血統予想

前回書いたように、Sadler's WellsとRobertoが出会うと急坂小回り向きのパワーを増すことが多く、この両血脈を持つトウカイトリックとテイエムアンコールも阪神内回りの前哨戦を勝って春天に挑みます

まあ長距離戦はコース適性より距離適性のほうがモノを言うことが多いとは思いますが、どちらも京都外回りに替わること自体は決してプラスではない…とはいえるでしょう

急坂小回り適性を増す「サドラー×Roberto」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/37a469d13edcbc1cbef75fe14efe526f

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昨年のレース回顧でも…

2010-04-27 21:06:55 | 血統予想
日曜京都10R 天皇賞
けっきょく最終的な印は◎スクリーンヒーロー○ヒカルカザブエ▲マイネルキッツ△アサクサキングス×アルナスラインの順。コメントでは「グラスワンダーはロベルト系でリボー系のスタミナを引くから、ブライアンズタイムのようにステイヤーの大物を出せる種牡馬だ。◎はステージチャンプと父系と母系が同じで、燃費のいい無駄のない走法はまさにステイヤー。叩いてノリならここは決める。ハイペリオン的スタミナで塗り固めた配合で、これまでバテたことがなく、並んだら抜かせないしぶとさがある○、柔無駄ない走りにサッカーボーイ的アイポッパー的ステイヤー臭漂う▲、この2頭が穴だろう」と書きました

また総合チャンネル「血統クリニック」では「チーフベアハート産駒はマイネルレコルトやナムラマースなど中距離が主戦場だが、マイネルキッツの場合は母の父がサッカーボーイなのでよりスタミナに富んだタイプに出たようだ。日経賞のしぶとさを見るとアイポッパーのような長距離適性を感じる。もともと平坦がベターなタイプでもあり、穴で一考」と書きました

各紙の報道によると、日経賞→春天というローテは松岡騎手の進言らしいですね。相棒のステイヤーとしての資質の高さに前走で確信を持っていたのでしょう。今日は坂の下りからジワジワ進出して、4角ではもう逃げ馬の直後。日経賞では先に抜け出したアルナスラインをバテずに追い上げたものの差し届かずでしたが、今日は半歩先に抜け出してそのリードを最後まで死守。ステイヤーと見込んだ馬をステイヤーらしく勝たせたわけで、これは会心の騎乗でしょう

もちろんそれに応えるだけの十分なスタミナがマイネルキッツにあったわけですが、それは前述したように主に母の父サッカーボーイから譲り受けたと考えられます。サッカーボーイはヒシミラクルやナリタトップロードやアイポッパーの父ですが、ステイゴールドの母ゴールデンサッシュはこのサッカーボーイの全妹ですから、今年の春天はサッカーボーイの血を引く3頭が1,3,4着を占めたわけです。「ノーザンテーストのクロスが出たマイラー体型」と難癖つけてドリームジャーニーを無印にしていた血統屋もいましたが(大汗)、菊や春天ではサッカーボーイの血は黙って買いが基本ですな…

アサクサキングスとスクリーンヒーローがバッタリ止まってしまったことで、道悪の阪神大賞典で力走した反動が囁かれていますが、他にもオウケンブルースリは歩様が悪くなって春全休、ナムラクレセントは次走自己条件で1人気を裏切っており、その説も有力と言わざるをえない部分はありますね
(馬券総合倶楽部「血統レース分析」)
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バレバレなので

2010-04-27 19:48:53 | 血統予想

今年の3歳は、新馬を勝ったときkら、牡はペルーサ、牝はアプリコットフィズを別格としてほめてきました
箱入り娘のアプリコットは坂という弱点が一つ露わになったわけですが、ペルーサは遊びすぎという以外にまだ弱点らしい弱点は見つかりません(笑)

で、青葉賞の◎はもうバレバレなので、今ちょうど執筆中の「血統クリニック」から抜粋しておきます

-------------

ペルーサは亜古牝馬チャンピオンDifferentの甥
米血スピードで固めたセンノロブロイに重厚な欧血(南米血脈)をもってきたアウトブリードで、父がサンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienneで、自身はサンデー×Lyphard×ハイインローだから、血脈バランスと配合形の良さが光る配合だ
とにかくBlushing Groomの長所が全て表現されたようなオールラウンダーで、アグネスデジタルの鋭敏さとテイエムオペラオーの重厚さの両方を持ち合わせた名馬だと褒めちぎってきた
オペラオーがそうだったように、相手が弱くても圧勝するタイプではないが、前走でも半ば遊びながらヒルノダムールをねじ伏せてしまうのだから末恐ろしい
ここも楽に辛勝して、ダービーに王手をかけるだろう

並んでも遊んでいる
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/76dcdb6a53176e188972d27fbba3dc4b
ペルーサ出陣
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/336dfd85c88811b348f543332f4ccf1a
ゼンノロブロイ産駒の配合
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ec56ab792f39ea09d4270ecc3729a711
名ホストBlushing Groom
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/022a071bed05039c162e9b66d3807a2c

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ディクタスの潜在的なスタミナと、Wild Riskの激気性

2010-04-27 17:13:35 | 血統予想

ディクタスはジャックルマロワ賞に勝ちQエリザベスⅡ世S2着の一流マイラーですが、マイルを使われるようになったのは競走生活の晩年で、それまでは3100mのパリ大賞典にも出走するなどずっと中距離路線を歩んでいました

血統をみればそれも当然で、父Sanctus(仏ダービー)も母父Worden(ワシントンDC国際)も芝2400mのG1馬で、同じSanctus×Wordenのサンシーは仏ダービー2着馬です

しかしWild Risk系特有の激しい気性を受け継いだディクタスは中距離ではビッグタイトルに手が届かず、試しにマイルのG3エヴリ賞を使ってみたところアッサリ勝って、それが後のジャックルマロワ勝ちにつながったわけです

Wild RiskはBlushing Groomの母父でもあり、スタミナや底力には定評がある血脈ですが、気性の荒さにも同じぐらい定評があって、ディクタスやサッカーボーイが潜在的なスタミナはありながら忍耐強いレースができなかったのもWild Riskのせいだと考えられます

ちなみにWild Riskのクロスには、テイエムジャンボ、アサヒライジング、ディクターガール、エイシンサンサン、シンカイウンなどがいますが、やっぱり勝ち気な性格が脚質に出ているケースが多いですね

サッカーボーイは配合的にはノーザンテーストの我慢強さやPrincely Giftの柔らかさを受けていたので、仔や孫の代になると激気性も緩和されてきて、ヒシミラクルやナリタトップロードやマイネルキッツなどに血統本来のスタミナを伝え、当代随一のステイヤー種牡馬とまで呼ばれるようになりました

ところがブルーイレヴンの場合は、Wordenを4×5でクロスしていたためWild Riskの激気性がモロに伝わってしまい、あの京成杯の伝説の大暴走以降は、後方でソッと折り合って一気に追い込むしか手がありませんでした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2000105909/

それでも関屋記念に勝ち金鯱賞や毎日王冠で一線級と互角の力を示したのですから潜在能力は並ではなかったのですが、ブルーイレヴンもディクタスもサッカーボーイも潜在的なスタミナや能力はありながら、それをマイルで爆発させるしかなかったという意味で似たような競走生活を送ったのだなあ~と、そう思うとWild Riskの気性の恐ろしさが実感できます…

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「血統レース分析」

2010-04-26 21:43:38 | 血統予想
NETKEIBAの「馬券総合倶楽部」では毎週のレース予想に加え、メインを中心としたレース回顧「血統レース分析」を書かせていただいてます
レース回顧はここでもやってるので内容的にはダブることが多いんですが、まあこんな感じでやってますということで…

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東京でミルリーフ的に斬れたサンテミリオン

日曜東京11R フローラS
 ◎サンテミリオン○ブルーミングアレーでしたがアグネスワルツは無印…。コメントは以下の通りです。
 「◎の母はミルリーフ3×3でフロール賞(仏G3・芝2100m)に勝った。娘も柔らかなストライド走法は明らかにミルリーフ的で、小回りを捲りながら差すような脚はないので(若竹賞も突き放したのは直線に入ってから)、フラワーCのように中山で差しに回ると取りこぼしもあるタイプだ。東京替わりと距離延長がプラス材料で、オークスへ向けてここは決めたい。○はトラヴァーズSのフラワーアレイの半妹で、母プリンセスオリビアは強力な相似配合で遺伝力が強い。母父がミスプロ系のマイラーだから1600mにも対応できるが、スピードの乗りはあまりマイラーっぽくなく、1800~2000mで息を入れての先行流れ込み・好位差しが理想だろう。その形ならエイシンフラッシュと叩き合ったエリカ賞ぐらいは走れるはず」

 サンテミリオンは柔らかすぎてゴーサインが出てからトップギアに入るまでに時間がかかるほうで、今日も前にアグネスワルツ、後ろにブルーミングアレーを見ながら、残り2Fから追い出すとストライドが伸びてジワジワ加速して、一瞬の鋭さこそあまりないのですが、やはり東京の長い直線だと追えば追うほど伸びる感じはありますね。
 本番もできれば前々で運んで長く脚を使う特長を活かしたいところで、あまりスローになってマイラーっぽい反応が要求されるよりは、平均ペースで流れて欲しいところでしょう。

 イコピコが神戸新聞杯を勝ったときに、「サンデー×ジェイドロバリーだから、アドマイヤキッスと似たトライアルホースの匂いがする」と書いたのですが、アグネスワルツはサンデー×ヘクタープロテクターの逃げ馬ですから、さしずめ「アドマイヤメインのマイラー版」というべきキャラですかね~。
 アドマイヤメインの祖母アサーションがアサート産駒でハイペリオン6・6×4・5(孫に春天馬アドマイヤジュピタが出る)だったのと比較すると、こちらはディヴァインライトやダイナコスモスが出るマイラー牝系で、しかもマイニング≒ウッドマンのニアリークロスを持ち、同父のサンテミリオンと比較してもヘクター的なマイラー体型が強く出ています。
 今日は中盤でうまく息が入ったこともあってなかなかしぶとい内容でしたが、母系や体型からみて、2400mへの耐性はアドマイヤメインやサンテミリオンほど高くはないと言わざるをえないでしょう。

 ブルーミングアレーの母プリンセスオリビアはノーザンダンサーやグーフドやハイハット≒アリシドンなど重厚な欧血をクロスする相似配合で遺伝力が強く、こちらの粘り強さのほうが強く出ていて、直線で勝ち馬をマークして追い出したものの完全に斬れ負け。
 決してバテてはいないのですが、サンテミリオンのように追って重心が沈んでストライドが伸びる走法ではないので、やっぱりこの馬は平坦大回りより急坂小回り向きの脚質なのだなあ~と思いました。
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オペラハウスの硬肉は、Nasrullahで柔らかくなるまで煮込みたい(2)

2010-04-26 16:26:58 | 配合論

オペラハウス×アンバーシャダイというのは、中央に8頭が出走して4頭が勝ち上がり、その4頭がヤマトマリオン、マストビートゥルー、ブラストダッシュ、マジックビクトリアですから、これは驚きの隠れニックスだと思うんですが、まあ字面通りの晩成中距離血統ですからPOGで有効活用は難しいかもですね…(^ ^;)

ヤマトマリオン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003104871/
マストビートゥルー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003102191/
ブラストダッシュ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005100139/
マジックビクトリア
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004105106/

そしてこの4頭には、もう一つ血統的な共通点があるのです

4頭の祖母の血統表を遡ればわかりますが、4頭ともそこにBig Gameが入っているのです

しかもマストビートゥルーの場合は祖母モンテマリアがBig Game3×3、ブラストダッシュの場合は3代母Dame JulianがBig Game4×3と、どちらもクロスで持っているのですから、これは偶然ではすまされないでしょう

Big GameはBlandfordでもスピードのあるBahramの産駒で、しかも母父がTetratemaなので柔らかさがありますが、アンバーにBig Gameをもってくると、Mah Iranと「BahramとThe Tetrarch」で脈絡するので、柔らかなスピードや斬れが表出しやすい…ということでしょうね~
それとTourbillon系のクロスも馬を柔くする効果はありますよ

Bahram
Mah Iran
│┌Gainsborough
└Mah Mahal
 │┌The Tetrarch
 └Mumtaz Mahal

Bahram
Big Game
│ ┌The Tetrarch
│┌Tetratema
└Myrobella

前に「オペラハウスの硬肉は、Nasrullahで柔らかくなるまで煮込みたい」と書きましたが、アンバーとBig Gameを入れて煮込んでも同じように柔らかくなるのです

オペラハウスの硬肉は、Nasrullahで柔らかくなるまで煮込みたい
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f9ffc1b753c096aa9c014b0de892f3a0

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Hyperion的なフェアリードール牝系

2010-04-26 14:54:42 | 血統予想

5月号のキャロット会報のコラムはトゥザグローリーとバトードールのフェアリードール牝系について書いたのですが、そこから少し抜粋すると…

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フェアリードールの母Dream DealはG1モンマスオークスに勝った活躍馬で、米G1を3勝したClear Mandateなどを産んでいる
その父Sharpen UpがHyperion5×3で、母Likely ExchangeはHyperion5・5×4・4だから、自身は4・6×5・5・6・6と、まさにHyperionだらけの配合
そこへさらにHyperion4×4のNureyevが配されたフェアリードールは、5・5×5・6・6・7・7・7というおびただしい数のHyperionを父母から受けている
イギリスで1戦0勝後、繁殖として本邦に輸入されると、トゥザヴィクトリーをはじめ、サイレントディール(武蔵野S,シンザン記念,佐賀記念)、ビーポジティブ(クイーン賞)、クリスタルウイング(青葉賞2着)などを産んで大成功したのは周知の通り
またLikely ExchangeにNureyevが配されたヘバ(フェアリードールと3/4同血でHyperion5・5×5・5・6・6)からは、先の高松宮記念でも見せ場を作った快速ヘッドライナーが出ている
凄い斬れ味や瞬発力には欠けるが、早めに先頭に立って粘るような競馬をすると俄然頑張りをみせ、古馬になってもうワンランク強くなる成長力を秘めている…というのがHyperionの特徴だが、まさにそれを地でいく牝系なのである

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トゥザグローリーが前走負かしたアイウォントユーとビートブラックは、先週の特別戦でともに2着したように弱い馬ではありません

とはいえ、誰もが楽勝するだろうと思って観ていただけに、意外にジワジワ交わす感じで、並ぶ間もなく差し切るとか、突き放す一方とか、そういう皆が期待したほどの勝ちっぷりではなかったのは事実でしょう

しかしあのジワジワ感こそ、フェアリードール的でありHyperion的であるともいえるわけで、だからこの馬は、母のように先行すべきだと私は思うのです

フェアリードール
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a006496/

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やはり東京で斬れたが、やはり反応は緩慢だった

2010-04-26 01:31:34 | 血統予想

東京11R フローラS
◎15.サンテミリオン
○14.ブルーミングアレー
△7.マイネアロマ
△13.アマファソン
×2.アスカトップレディ
×3.ベストクルーズ
注4.メジロジェニファー
◎の母はミルリーフ3×3でフロール賞(仏G3・芝2100m)に勝った。娘も柔らかなストライド走法は明らかにミルリーフ的で、小回りを捲りながら差すような脚はないので(若竹賞も突き放したのは直線に入ってから)、フラワーCのように中山で差しに回ると取りこぼしもあるタイプだ。東京替わりと距離延長がプラス材料で、オークスへ向けてここは決めたい。○はトラヴァーズSのフラワーアレイの半妹で、母プリンセスオリビアは強力な相似配合で遺伝力が強い。母父がミスプロ系のマイラーだから1600mにも対応できるが、スピードの乗りはあまりマイラーっぽくなく、1800~2000mで息を入れての先行流れ込み・好位差しが理想だろう。その形ならエイシンフラッシュと叩き合ったエリカ賞ぐらいは走れるはず。

京都9R 橘S
◎16.セレスロンディー
○15.ランリョウオー
▲18.キングレオポルド
△11.パドトロワ
△17.ナリタスプリング
×1.ケイアイルーラー
×2.ルクソールシチー
注3.ケイアイデイジー
注9.ニシノモレッタ
難解なメンバーだが◎の堅実さを中心視。伸びのない体型からは1400mがベストに思えるし、京都外向きの鋭い斬れ味には欠けるタイプだが、ここは他に抜群に斬れる差し馬もいないし、先行馬が多くて上がりもソコソコかかりそうだから、差しに回れる強みが活きるとみたい。相手は絞れないので馬連でベタッと流す。

--------------

サンテミリオンは東京の長い直線で、Mill Reef的に柔らかくしなって斬れました
柔らかすぎてゴーサインが出てからトップギアに入るまでに時間がかかるほうなので、本番もできれば前々で運んで、長く脚を使う特長を活かしたいところでしょう

イコピコが神戸新聞杯を勝ったときに、サンデー×ジェイドロバリーですから「アドマイヤキッスと似たトライアルホースの匂いがする」と書いたのですが、アグネスワルツはサンデー×ヘクターの逃げ馬ですから「アドマイヤメインのマイラー版」というべきキャラですかね~
アドマイヤメインの祖母アサーションがAssert産駒でHyperion6・6×4・5だったのと比較すると、こちらはディヴァインライトやカッティングエッジやダイナコスモスが出るマイラー牝系で、しかもマイニング≒Woodmanのニアリークロスを持つとなると、やっぱり2400mへの耐性は落ちるとみるべきではないかと

ゼンノロブロイ産駒の配合(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/d358b7d6309e5176790f00ff28a869cf
ヘクターの呪縛(4)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/cdd248374314642256ce8bc456af0b07

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橘Sは抜けた馬不在で

2010-04-25 10:05:51 | 血統予想
難解ですね…

例年通り1200mと思い込んでいたので、最初はじゃあパドトロワでいいだろうと思っていたのですが(^ ^;)、スウェプトオーヴァーボード×フジキセキでやっぱり柔らかスプリンターにみえるなあ…

ランリョウオーの父Redoute's Choiceはオセアニアのリーディングサイアーで、デインヒル系本流というべきスプリンター種牡馬ですが、この馬はタヤスツヨシのズブさや力馬っぽさもあって、距離は1600mぐらいは欲しい感じもしますね~

ナリタスプリングはコンラッドの甥でフジキセキ×Woodman。前走はイン差しがあるかもと▲でマークしていたんですが、イン差しがきれいにはまってランリョウオーやケイアイデイジーらと僅差では、ここで抜けているというほどの内容でもなかったですね~

前売りオッズも割れ模様ですが、もうひとひねりして、馬連であちこち流してみようかなあ~というレースです
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