栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

4/25,26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2020-04-28 11:08:48 | POG

土曜福島7R500万下 レッドルーヴル(一口・望田)
土曜京都7R500万下 デクレアラー(一口・望田&栗山、POG・望田)
日曜京都7R500万下 プリヒストリー(ディープ・望田)

フローラSのスカイグルーヴは仕上がりすぎたような体つきで、レースでは若さ全開で直線失速
現時点でも前は素晴らしいんですが、地面を撫でるような蹴っぱりで、後ろの強靭さはデアリングタクトとは比較にならないほどで、やっぱりエピファ産駒においても3歳春はDanzigプリケツを引いたもん勝ち、という結果やったのかと
エアグルーヴ牝系はまたもや春は人気先行で終わってしまいましたが、たとえばルーラーシップだってダービーには出たものの未完の大器丸出しやったし、ドゥラメンテですら新馬戦は負けてしまったほどで皐月賞前に急に本格化したんですよね
この牝系特有のナスペリオン的ストライドで全身運動でしなりきるためには、それをシッカリと支える体幹が必要なので、エアグルーヴ牝系が遅咲きなのは芯に力が入るようになるまで時間がかかるというのが一つあると思います

コスモチェーロの娘ウインマリリンが勝ち、ツルマルワンピースの娘ホウオウピースフルが2着と、やっぱり母は大事ですという結末でしたが、ホウオウピースフルのオルフェーヴル×キングカメハメハというのは何度か書いているようによく走ってるパターンです

で、3/31に発売されたこの本


https://www.amazon.co.jp/dp/4047361429/

桜花賞はエピファネイア×キングカメハメハでサンデー4×3のデアリングタクトが勝ち、つづく皐月賞はディープ×Unbridled's Songのコントレイルが勝ちました







そして先週のフローラSは、オルフェーヴル×キングカメハメハのホウオウピースフルが2着でした(ちなみにマイラーズCはステイゴールド×キングカメハメハのインディチャンプが圧勝)





となると、青葉賞は5~6のキズナ産駒かカナロア産駒が勝つんじゃなかろうか…と思ったんですが登録馬にはどっちもいませんでした(^ ^;)ではPOG本原稿に戻ります

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日曜のボツ予想~「配合パズル」が今年も発売

2020-04-26 09:43:55 | 血統予想

POG書籍の定番となったくりがしらさんの『配合パズルでアタリはわかる ディープインパクト編(2020)』、電子書籍版が「血統屋」より発売になりました

(以下、栗山ブログよりコピペ)
POGのための血統・配合論を、イラスト付きでわかりやすく解説する同人誌『配合パズルでアタリはわかる』。昨年、シリーズ初の電子書籍として発売し大きな反響を呼びましたが、2020年の最新版はディープインパクトを徹底的に分析した一冊です。



本作では、相性の良い配合の組み合わせ(ニックス)を、豊富なデータや数字の裏付けとともに紹介しています。シリーズ作は商業誌を押し退け、Amazon競馬書籍部門で1位を獲得しましたが、その鋭い切れ味は本書でも遺憾なく発揮され、新たな発見が目白押しです。
理論に沿って2歳馬を具体的にピックアップし、なおかつ母の父ディープインパクトの考察など興味深い論考が収められています。読み物としても実用書としても大いに活用できる一冊です。
http://miesque.com/c00065.html


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石和は東京1800でラストドラフトと接戦の2着があるハーツ産駒◎ヒシイグアスで仕方ないレース
相手を絞ると、○マルーンエンブレムは全2勝がいずれも大外一気で、現級2着は大逃げの離れた番手をそのまま流れ込んだもの



394キロの小さな牝馬というのもありますが、母系にはVaguely Noble様が鎮座されておられるし、馬群ダメ説が有力とすると、ここは少頭数がまずありがたいし実際10頭立て以内では凡走なし

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではフローラSとマイラーズCと比良山特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)

http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

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土曜のボツ予想~Sir Gaylordで差せるか京都

2020-04-25 09:45:58 | 血統予想

パカラさんちの『販売予定馬情報サイト』のサンプルが公開されています
https://tokusetsu.rm-creative.co.jp
「本サイトは販売予定馬の情報をまとめたサイトです(使用料/手数料は無料)。仲介などは一切せずに、馬主様・牧場間でのやりとりは直接の交渉をお願いしております」
「できる限りの牧場様に参加していただきたく、頭数が多ければ多いほど馬主様にとっても有益な情報源になると思っています。こんな時こそ業界みんなの力を合わせていければと思っております。ご協力よろしくお願いします」

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六波羅はゴールドアリュール×マルゼンスキーの芝配合▲メイケイアリアーが逃げたらまたうるさそうだし、マーブルカテドラルの全弟でダイワメジャー産駒ながらPromised Land5×5の斬れで差す○オースミカテドラルもまあ有力でしょう



◎セントウルはマイルに短縮した前走が鮮やかで、+12キロで古馬になって一皮むけてきたハーツクライ牡駒
そして何よりもトラインとクリソツなSir Gaylord的後駆で(DietrichがTerlingua≒Sir Ivor2×4)、兄同様京都外で最も斬れるイメージがあるのでまとめて面倒みるかの期待



彦根はAlzao4×4でSir Gaylord的体質の▲ミッキーブリランテが京都外[0-2-1-0]、2着時の勝ち馬はサウンドキアラとウーリリ、3着はヴァルディゼールが勝ったシンザン記念、つまり京都外に限ればオープン級の実績
今んとこ7人気で食指が伸びるんですが、3京Cの開幕週は高速かつ前内有利なイメージだけに、セントウルともども馬場バイアスを見てからですかね



あやめは人気ですが◎フィニステール
トライマイベスト=El Gran Senor≒Misukaw4×4・5が光りますが、母はディープ×エリモエクセルでSir GaylordとRivermanのナスキロ柔さも感じさせるフォームは京都外回り向きでしょう

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では福島牝馬Sと新緑賞と東京4Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)

http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

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『ディープインパクト産駒完全データ(2020年2歳)』発売開始

2020-04-23 15:58:43 | お知らせ

(以下栗山ブログよりコピペ)
『覚えておきたい日本の牝系100』(競馬道OnLine新書)、『一から始める!サラブレッド血統入門』(サラブレBOOK)の著者である平出貴昭さんの新著『ディープインパクト産駒完全データ(2020年2歳)』が昨日より発売開始です。2018年に誕生したディープインパクト産駒(現2歳)のパーフェクト資料です。「血統屋」サイトから電子書籍でお求めいただけます。
http://miesque.com/c00066.html
(サンプルもこちらでご覧になれます)

「全頭血統解説&評価&厩舎・馬主データ&推奨馬」という副題がついているように、全頭の血統解説、クロス、馬主、セリで売られたものならセリ価格、厩舎などのデータを網羅(現時点で判明しているもの)。性別、母名はもちろん、母の父、祖母の父、3代母の父を同時に記載し、系統別に色分けしたことにより、代々どんな種牡馬が交配されているか一目瞭然です。





また、平出貴昭さんがジャッジする「良血度」「配合評価」を全頭掲載。「ディープインパクト産駒の狙い方」「推奨馬」も惜しみなく披露しています。昨年はなんと皐月賞馬コントレイルを推奨されていました!今年挙げた5頭のなかにも当たりが潜んでいることでしょう。2020-2021年POGシーズンのディープインパクト産駒2歳馬を攻略する上で欠かせない“使える資料”です。全15頁。

※「Yahoo!メール」などのフリーメールをご使用の場合、購入確認メールが自動的に迷惑メールフォルダに仕分けされてしまう場合がございますのでご注意ください。IDとパスワードの入力は、コピー&ペーストではうまく行かない場合がございますので、手入力をお勧めいたします。

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第80回皐月賞回顧~お家芸の集大成、規格外のぶっこ抜き

2020-04-20 12:06:23 | 血統予想

山11R 皐月賞
◎7.サリオス
○5.サトノフラッグ
▲1.コントレイル
△17.ヴェルトライゼンデ
コントレイルはディープ産駒としては配合パターンがダノンキングリーに似ていて、東京1800最強なのも同じだろうが、ダノンに優るとも劣らない性能の高さで皐月もダービーも勝ち負けだろう。こちらのほうが母方にパワーの血が強く締まりの強い体質で、3歳春の時点での完成度は上だ。
同じディープ産駒でもサトノフラッグは配合のベクトルがかなり異なり、リファールのクロスにハイペリオン的なスタミナの血を重ね、欧州的なスタミナや粘着力に特長がある配合だ。ディープブリランテやロジャーバローズのようにダービーを4角先頭で勝てる馬だろう。だから前々走のマーフィーの乗り方がベストだと思うが、ダービーを見据えつつルメールがどう乗ってくるか。
サリオスは540キロの巨漢で、マイルのHペースをうなりながら抜け出すさまはハーツクライ×ロミタスのイメージとは程遠い。母系に入るデインヒルの血を活かした配合パターンだから、デインヒルのパワーの血が強いのだと解釈したい。ダノンプレミアムがディープよりデインヒルに似ているのと同じようなイメージで、これはダービーより皐月賞だろう。タフな馬場は歓迎だし、最後の叩き合い踏ん張り合いになってからがハイペリオンの真骨頂だから、好位から抜け出すハーツクライ産駒は信用に足りる。
ヴェルトライゼンデも距離延びて持続戦になれば食い下がれるが、本格化はもう少し先でもう少し長い距離でか。

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土曜が大雨ですごい不良馬場となり、日曜は朝から快晴で風も強く稍重まで回復しましたが、見た目に内から4~5頭ぶんぐらいが荒れていて、行っても差しても直線ではその外に出した馬ばかりが好走

8R隅田川では1~2着、9R鹿野山では1~3着、そして11R皐月賞では1~6着までを外に出した馬が占めたことからも、直線部分でインを狙うのは無理筋な馬場だったといえます(最終の春興ともなると全馬そこを開けて走ってました)

「クラシックの予想は、とりもなおさずハッとする脚」この格言を桜花賞につづいて持ち出すならば、コントレイルの東スポ杯、サリオスの朝日杯、そしてサトノフラッグの弥生賞、けっきょくこの3つになってしまうんですよね今年は

ガロアクリークとかクリスタルブラックとかコルテジアとか、ダーリントンホールとかマイラプソディとかレクセランスとか、おお強いなとかなるほどしぶといなとは思ってもハッとまではさせられなかったし、だからこれらは勝った直後も絶賛まではしなかったつもりです

ヴェルトライゼンデもPOG推奨で大好きな配合で大好きな馬なのですが、昨日のパドックでも歩きがよすぎるぐらいで、しなやかで重厚ででもやっぱりハッとする脚は一度も使ったことがなくて、私もドリームジャーニーよりマンデラ説、皐月賞より菊花賞説に傾いていきました

もちろん上であげた馬たちも、これから急成長してハッとする脚を使うようになる可能性はあると思っていますが、皐月賞10日前のNETKEIBAの原稿書いてるときに改めて振り返ってみても、ハッとしたレースは上の3つだけでしたね

サリオスについては「大きなデインヒルだけど、父がハーツだからHyperion的な粘り頑張りもある」としか書いてこなくて、もちろんマイラーだと書いたことはないですが、「デインヒルなハーツたち」でもなぜデインヒル的なのかということを説明しておいたつもりです

コントレイルとサトノフラッグはPOGでも推奨したので配合はもともと高く評価しているし、初勝利を見たときから「おお~なるほど思ったとおりの馬や(・∀・)」というぐらいでね、それよりも「そうかサリオス、お前は牛ではなく大きなデインヒルやったんやな。しかしお前もまたすごい馬じゃのう」と、最初は正体がよくわからんかったのがだんだん理解を深めてくるほうが、なんとなく親しみを持ってしまうというのはありますね

もう一ついうと、ディープ2騎はダービーで更にパフォ上げる可能性は高いけれど、パワーと粘りのサリオスは皐月賞がベターに思えたので、皐月で打ちたいのはサリオスやなという気持ちは、もう少し前から固まりつつありました

「パトロールビデオを見ればわかるけど、残り600mからコントレイルは相当大外を通っているし、スピードに乗ってやや膨れ気味。コーナーで内ピッタリ通って走れるタイプではないんかもしれんね。そうなるとホープフルSで弾けなかったのが少し頷けるかも」
と、Mahmoudさんがツイッターでつぶやいてましたが、コントレイルはディープ×Storm Catですから基本はストライドで、今でも東京1800最強説を訂正する気はほとんどなくて、“強靭ダノンキングリー”やと思ってます

それだけに好位から馬群を割るプランAに持ち込めず、大外に持ち出してスピードに乗せて膨れ気味に回ってきたというのは、中山内2000の乗り方としてはベストではなくとも、昨日の馬場バイアスであのポジションになったコントレイルにとっては、ストライドロスなく爆発させたという意味ではベストに近い選択やったのかなと



コントレイルの配合についてはデビュー戦からずっとほめてきたので同じことは書きませんが(下記参照)、Sir Gaylord≒Secretariat的しなやかストライドを産むディープ×Storm Catの黄金配合に、Unbridled's SongやTiznowやRelaunchなどを重ねて北米パワーでちょいと締めて、緩慢になりすぎないようにするというのはアユサンに端を発するプラチナ配合
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/33160a31ec0bf3a0b96fdf8628d2d9b7

しかもロードクロサイトはUnbridled≒Jeanoのニアリークロス(UnbridledとIn RealityとBusanda≒Striking≒Better SelfとAnguar≒Vandaleなどが共通)2×3を持つので、同時期のキズナやダノンキングリーなどと比べても締まりが強くて緩さを感じさせず、たとえばノーザンのディープの一番馬という評判もあったアルジャンナ(これも母系にStorm CatとTiznowの黄金配合)なんかもなるほど走る馬なんですが、まだ緩さが残るので急加速できないんですよね





もちろんディープ×Storm Catですからストライドで走るんですが、2歳時から緩さ緩慢さがあまりなく筋力や体幹に強靭さを感じさせるのはUnbridled的やなあ~と思わせる部分で、強靭ストライドはUnbridled's Songの傑作Arrogateと重なる部分もあるかなと思いますね(ちなみにコントレイルの兄姉はダートでしか勝っていない)

サトノフラッグはそういう意味では、今日の馬場で力走するにはしなやかすぎたのかもですが、でもサトノクラウンより着順はいいし、これでダービーの巻き返しが美味しくなったと思ってる側の人間です(笑)馬の良さでは昨日のパドックでも一番でしたからね

例によってNETKEIBAより、1~3着馬の血統解説を再掲

コントレイル
ディープ×アンブライドルズソング×リローンチ×ストームキャットという絵に描いたような黄金配合で、母ロードクロサイトはファピアノとインカンテーションのクロスを持ち、この黄金配合の根拠を更に増幅した形になっている。ダノンキングリーと似たタイプで大箱1800最強、こちらのほうが母方にパワーの血が豊富で締まりが強いぶん完成度は高い。ダノンは皐月3着→ダービー2着だったが、性能でも五分だろう。(距離○スピード◎底力◎コース○)

サリオス
サラキアの3/4同血の弟で、サンタフェチーフの甥。母サロミナは独オークス(独G1・芝2200m)馬。母父ロミタスはドイツの年度代表馬でリーディングサイアー。ハーツクライ産駒で母系にデインヒルとニニスキが入るのはワーケアと同じで、最近のハーツ産駒は母方のデインヒルのパワーが表現された馬がよく走っている。マイルで3連勝だが2000は十分守備範囲とみたい。まだまだ成長の余地もあるはず。(距離○スピード○底力◎コース◎)



ガロアクリーク
メイヒルS(英G2・芝8F)勝ちタレットロックスやスタネーラS(愛G3・芝2800m)勝ちキメアラのイトコ。3代母リヴィエールドールはサンタラリ賞(仏G1・芝2000m)勝ち馬で、子孫にゴルディコヴァやゴールドスプラッシュが出る。キンシャサノキセキ×キングマンボはシュウジと同じだが、本馬は母方のナシュワンのスタミナやリファール4×4の粘着力も強い。とはいえ距離短縮で鮮やかに変わった前走をみると、2000は少し長いのかも。(距離○スピード○底力○コース◎)



※このエントリのコメントでたろうさんが指摘された「母系にKingmamboを持ちLyphardをクロスするキンシャサ産駒」がめちゃんこ走ってるのでデータを追記しておきます


3歳世代で猛威をふるいつづけるディープインパクト×Unbridled's Songのニックスですが、このニックスの最初の活躍馬がノースヒルズ産のダコールで、母アジアンミーティアはUnbridled's Songの全妹

ダコールの半妹ルシュクルにもディープやキズナがかけられて、ブランボヌールやエントシャイデンやビアンフェが出ています

ノースヒルズにいた人から聞いたんですが、ダコールは幼少時に首を骨折する大怪我を追ってしまい、あれがなければもっとすごい馬になったんじゃないかと、そんなダコールを愛しつづけたのがさっさんで、さっさんがダコールを本命にすると、必ずと言っていいほど雨が降ってダコールは馬群に沈みました(^ ^;)

セリのときに「うちのダコールがいつも馬券でご迷惑をおかけして…」とノースヒルズのスタッフの方に挨拶されて、「ああ…いえいえ、雨が降るのはさっさんが悪いんですよ!」とさっさんのせいにしたこともあったな(^ ^;)



ノースヒルズのお家芸の集大成というべき配合のコントレイルは、無敗で皐月賞に駒をすすめ、前日は大雨でしたが当日は晴れて外伸び馬場になり、福永祐一を背に大外からストライドでぶっこ抜いた

規格外のコース取りでストライドでぶち抜いてしまうというのは、やり方は違ってもドゥラメンテの皐月賞をほうふつさせるもので、しかもあのときはディープ×Storm Cat×矢作のリアルスティールで祐一がセオリーどおりの満点騎乗で、堀厩舎のドゥラメンテの規格外騎乗の大爆発に屈したというのもね

さっさんとこんな話しながら、またビール飲みたいねえ…うちに化けて出るか?(笑)

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4/18,19の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2020-04-19 21:48:24 | POG

『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で望田潤が推奨したコントレイル(牡3歳)が日曜中山11Rの皐月賞(G1・芝2000m)を勝ちました。

◎コントレイル(牡、母ロードクロサイト)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017101835/
バーンフライの3/4弟。ディープインパクト×Unbridled's Song(アジアンミーティア)はJRAに27頭が出走し21頭が勝ち馬で、ダノンプラチナ、ダコール、ブランボヌールなどが出ているニックス。ノースヒルズのお家芸ともいえる配合だ。母ロードクロサイはFappiano3×4とIncantation4×5を持つので、このニックスの根拠(Sir Ivor≒Cequillo≒Incantationのニアリークロス)を更に増幅した形。斬れるマイラー。(望田)

土曜中山9R山藤賞 セントオブゴールド(ディープ・栗山)
日曜中山7R500万下 ソルドラード(一口・望田&栗山、POG・望田)
日曜阪神8R500万下 ジンゴイスト(POG・望田)

コントレイルのみごとな黄金配合については新馬を勝ったときからあれこれ書いてきたので、例によって下記エントリを読んでくださいということで…では2歳の血統表堀りに戻ります…回顧は明日やります
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/33160a31ec0bf3a0b96fdf8628d2d9b7

あーそうそう、先週につづいてまた思い出しましたが、こんなすごいことが書いてある本が、KADOKAWAから絶賛発売中のようですよ(笑)








https://www.amazon.co.jp/dp/4047361429/

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日曜のボツ予想~昔ながらのグレビオ斬れ

2020-04-19 10:31:46 | 血統予想

福島は昨夜の大雨で不良馬場、さっきいきなりエイシンフラッシュ産駒が逃げ切ってましたが、医王寺はひとまず◎タガノカルラ○ノーブルプルートで
重の凱旋門賞でナカヤマフェスタをねじ伏せたワークフォースの産駒で、母父ネオユニヴァース以外のところでNorthern DancerとRibotを継続クロスし、いかにもKingmamboとDanzigのイメージの短距離馬、手先が強くやや緩慢で道悪は大歓迎でしょう





福島民報は◎マイネルサーパス
タマモクロス×ナイスダンサー×アローエクスプレスですから、母方には「Grey SovereignとPrince Bio」的な斬れ味が重ねられており、ハナザー産駒らしからぬ独特の斬れ味で差す馬
母マイネアクティースはベストパフォが重の鳴海特別(旧中京芝2000)勝ち、母母ヒカルダンサーは不良のオータムH2着、本馬も不良のラジオNIKKEI2着という代々の道悪巧者でもあります
むかしむかしはね、アローエクスプレス×プロントとか(音無センセのノアノハコブネね)、ミルジョージ×シーカーとか(JCで泥んこになって追いこんできたロッキータイガーね)、ナイスダンサー×ミルジョージとか、そんなんがグチャグチャ馬場でよく激走したもんです



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では皐月賞とアンタレスSと阪神4Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

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土曜のボツ予想~スタミナが顕在化

2020-04-18 10:03:37 | 血統予想

中山GJはいつもどおりRoberto持ちを狙えが血統的なセオリーですが、とてつもない不良馬場になるとスタミナの差がさらに顕在化するのではないかということで、◎オジュウチョウサン→○メイショウダッサイ→△シンキングダンサー△ブライトクォーツだけ買って観戦しようかと

ちょっと多忙なので今日はこんなもんで…あと下記にて皐月賞の血統展望(3強について)も書いてますので、ご一読いただければと思います


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00000021-kiba-horse
https://dir.netkeiba.com/keiba/news/news_preview.html?no=170109

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではアーリントンCと山藤賞と中山6Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop

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デインヒルなハーツたち

2020-04-15 11:30:43 | 配合論

マイラプソディはハーツクライ×Capoteのニックス、つまりナスペリオン的斬れを活かしたオーソドックスなハーツクライ産駒だと書いてきましたが、サリオスとワーケアは母方のデインヒルの影響が強いので、マイルをうなりながら先行したり中山内回りで捲ったりできるのだ、という書き方をしてきたつもりです





他にもマイスタイル、ロジクライ、グレイル、ウーマンズハート、カテドラル、シャドウディーヴァ、チェーンオブラブ、ポレンティアなどなど、ハーツクライ産駒ながらマイルでうなったり内回りで捲ったりできる馬たちは、母系にDanzigが入っていてその影響を大なり小なり受けていることが多いです

サリオスとワーケアは母系にNiniskiが入るという共通点もありますが、ハーツクライ産駒で母系にデインヒルとNijinskyを併せ持つ馬は以下のようになかなか高確率で走っています



デインヒルとNiniskiはNorthern DancerとRibotとTom Fool≒Flaring TopとGallant Fox=Fighting Foxなどが共通します



┌Menow
Flaring Top
│  ┌Sir Gallahad
│ ┌○
│┌○
└△

┌Menow
Tom Fool
│┌Bull Dog(Sir Gallahadの全弟)
└△

またハーツクライの母母ビューパーダンスとデインヒルはNorthern DancerとBusandaとFair Trialが共通します



つまりハーツクライとデインヒルとNiniskiが出会うと、Northern DancerとRibotとTom Fool≒Flaring TopとBusandaとFair Trialをクロスすることとなり、デインヒルの血脈構成をほぼ全て押さえることになるわけですね

デインヒルで走らそうという配合ですから、父ディープインパクトのサラキアやダノングレースと比較しても、デインヒルっぽい馬が出てしかるべき配合ともいえます(まあ男馬のぶんパワーに寄ったともいえますが)



ちなみに「母系にデインヒルとNijinskyを持ち、かつ母がRibotのクロスを持つ」条件でさらに絞り込んでみると、上のような結果になりました

ついでに「母系にデインヒルとNijinskyを持ち、かつ母がRibotのクロスを持つ」ハーツクライ2歳も検索かけてみましたが、サトノアイちゃんしかいないようです



シルクツアーのときに三輪さんが大きなサリオスを指さして、「ハーツ×Lomitasでなんでこんな馬になるんでしょ?」と当惑していたのを思い出しましたが、サリオスという馬を理解しようとするならば、まずデインヒルを根本に考えるべきなんでしょうね

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4/11,12の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2020-04-14 10:29:28 | POG

『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で望田潤が推奨したサウンドキアラ(牝5歳)が土曜阪神11Rの阪神牝馬S(G2・芝1600m)を勝ちました。

サウンドキアラ(牝・母サウンドバリアー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104322/
母サウンドバリアーはフィリーズレビュー勝ち。ビリーヴの近親で、Danzig≒Great Lady M.のニアリークロス(Northern Dancer≒IcecapadeとPetitionとOlympiaとFighting Foxが共通)4×3を持ち、短距離でDanzig的なスピードを発揮したのもビリーヴと同じ。全姉サウンドラブリーは案外スピードがないが、もっと走る馬が出て不思議ない配合だと思う。(望田)

『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で推奨したブレーナード(牡3歳)が日曜福島6Rの未勝利戦(芝2600m)を勝ち上がりました。

ブレーナード(牡・父ロードカナロア・母ファーゴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105504/
ヴァルディゼールの全弟で、ゴットフリートやマデイラのイトコで、前出サクライロとは7/8同血の間柄。カナロア産駒としてはアーモンドアイとも似た輪郭の配合だ。カナロア×ハーツクライはJRAに8頭が出走しケイデンスコール、ヴァルディゼール、トロワゼトワルなど5頭が勝ち馬で、高確率で中身も濃い。脚長でいかにもナスペリオン的に斬れそうな大箱向きマイラーで、兄と似たタイプだろう。(望田)

日曜福島7R500万下 リーピングリーズン(一口・栗山)

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桜花賞回顧でも書いたように、エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンス=エピカメサンデーは以下のように高確率で走っていますが、牝で唯一勝ってないファートゥアを私とちけさんは飲み屋POGで指名し、くりがしらさんも身内POGで指名しているのは内緒です(内緒ではない)



いっぽうでエピファネイア×ディープインパクト、エピディープはJRAに19頭が出走し、ここまで勝ち上がったのは4頭で、今のところちょっとイマイチなデータが…
これはSir Gaylordのクロスによって、両者の弱点といえる後駆の非力さ(HabitatもディープもSir Gaylord斜尻ですよね)がONになりやすいからだろうと考えられます



しかし母母のところにSadler's Wellsが入る場合は、上のように4頭出走で2頭勝ち馬、この配合の唯一の2勝馬パドゥヴァルスも母母母父Sadler's Wellsで、前谷さんちのムジカももう勝てそうですが、Sadler's WellsのクロスによりSir Gaylord的後駆をある程度カバーできているということでしょう(ちなみにエピディープで母母にNureyevという配合パターンの出走例はなし)



というわけで、エピカメサンデーの成功に倣うならば、エピディープの場合は母母にヌレサドが入るのが成功しやすいといえるかもですね

ロードカナロア×ハーツクライのニックスもすっかり有名になりましたが、以下のメンツ以外にも豪でTagaloa(母ヴァシリーサ)がG1ブルーダイヤモンドSに勝っています




┌Northern Dancer
トライマイベスト
└Sex Appeal
 ┌Northern Dancer
┌○
Russian Ballet
└Sex Appeal

またブレーナードのようにトライマイベスト≒Russian Balletとかトライマイベスト≒ロッタレースとかトライマイベスト=El Gran Senorとか、トライマイベストの全きょうだいor3/4同血クロスを持つカナロア産駒も以下のように非常によく走っていて、うわあああここでもちけさんのサクライロはまだ勝ってない…私のピック馬でもあるのですが5月の東京で何とかしてもらいたい…



カナロア産駒の血統表において「スーパー名繁殖の血を含む優れた全きょうだいクロスや3/4同血クロス」を5代内に決めたいならば、トライマイベスト(Sex Appeal)かNureyev(Special)のだいたい二択になりますよね

コメント (2)
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