栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」

血統クリニック~スプリンターズS

2012-09-30 16:21:23 | 血統予想

「競馬総合チャンネル」では「血統クリニック」と題して、メインレースの出走予定馬の血統解説をしています(毎週木曜更新)
スプリンターズSはこんな感じです
さて、月曜の予想のお仕事がまだ残ってるんですね…

◆スプリンターとして完成の域に
 カレンチャンはDeputy Ministerとマルゼンスキーを通じるNorthern DancerとLa Troienneのクロスで、母はRockefellaの同血クロスだからパワーが凄い配合。母父にHyperionの強いトニービンが入るのもクロフネ産駒のセオリーだ。セントウルSは体重増分のほとんどが筋肉ではないかという体つきで、正攻法でパワーでねじ伏せるレースができるようになったということは、スプリンターとして完成の域に達してきたとみたい。同じ競馬でも今度は踏ん張りがきくはず。

◆香港の最強スプリンター
 リトルブリッジは香港の最強スプリンターで、Mr.Prospector2×4のスピードをLa Troienne血脈やNashua≒Nantallahのパワーが支える配合。昨暮の香港スプリントではカレンチャンと接戦の4着。手強いが負かせない相手ではない。

◆平坦コースがベターかも
 ロードカナロアは母がSecretariat=Syrian Sea3×4で、このBold Ruler的な手先の軽さ俊敏さが素晴らしい。前走も4角でカレンチャンに並びかけるときの反応は抜群だったが、急坂コースだとそこからが少し頼りないのが気になる。

◆ベストは1400mだが
 エピセアロームはダイワメジャーにナスキロ血脈を重ねつつノーザンテーストの頑健さも増幅した配合で、短距離でパワーを発揮することもできるがベストは1400mだろうと書いてきた。セントウルSは好位のインで全くロスなく運べたが、ここも好位を無理せずとれるかどうかだろう。

 ロージズインメイはあまり自己主張の強くない種牡馬で、ドリームバレンチノは母コスモヴァレンチ(小倉2歳S)や母父マイネルラヴからスプリンターとしての資質を受け継いで、函館SSの捲りは母父のスプリンターズS勝ちと重なるものがあった。外を回らされた前走は度外視できるし、捲りのきく展開なら大駆けがあって驚けない。

 ダッシャーゴーゴーは母系にMr.ProspectorとHaloが入り、バクシンオーのスプリンターとしてはちょっと頑健さが足りない配合だからHペースを先行してパワーで踏ん張るレースができない。一昨年2着(4着に降着)したときのように、33.9-33.5という後傾ラップで差しに回れば面白い。

 サンカルロはRobertoやAlibhaiのパワーも受けて急坂コースで上がりがかかったほうが追い込みやすいが、ベストは1400mなので1200mだとどこかで不利を受けたりしてスムーズさを欠くことが多い。

 ラッキーナインは昨年は直線不利があっての4着。層の厚い香港で揉まれているだけあってレースぶりは逞しい。父系がSeeking the Goldで母父がGreen Desertだから、時計のかかる決着なら圏内か。

 フィフスペトルは母がNever Bend≒Nanticious3×3で自身はKingmamboやRobertoのパワーを増幅しているから、短距離をパワーでグイッと加速できる脚もある。昨年は直線で狭くなったが2着争いとは差がなかった。

 パドトロワはBold Ruler6×4・5の母から軽いスピードを受け、スウェプトオーヴァーボード産駒にしては高速決着にも強い。スピードでフワッと流れ込むので急坂での踏ん張りが課題か。スンナリ行ければ昨年ぐらいは走れそうだが。

 スプリングサンダーはカレンチャンと同じクロフネ産駒だが、母系にMr.ProspectorやNijinskyが入って少し長手の体型に出ているからベストは1400mで、1200mだと高松宮記念のように時計がかかってほしい。

 キャプテンオブヴィアスは母系がパワーと粘りのオセアニア血脈で、高速馬場への対応がカギだろう。

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日曜のレース回顧~エクイターフで6秒台突入、そしてBold Rulerクロスがフワッと差しきる

2012-09-30 16:09:31 | 血統予想

中山11R スプリンターズS
◎14.カレンチャン
○3.ドリームバレンチノ
▲7.リトルブリッジ
△5.ラッキーナイン
△16.ロードカナロア
×2.フィフスペトル
×4.サンカルロ
注13.ダッシャーゴーゴー
注15.エピセアローム
◎はデピュティミニスターとマルゼンスキーを通じるノーザンダンサーとラトロワンヌのクロスで、母はロックフェラの同血クロスだからパワーが凄い配合で、母父にハイペリオンの強いトニービンをもってくるのもクロフネ産駒のセオリーだ。セントウルSは体重増分のほとんどが筋肉ではないかという体つきで、最後は息切れしたものの正攻法でパワーでねじ伏せるレースができるようになったということは、スプリンターとして完成の域に達してきたとみたいし、同じ競馬でも今度は踏ん張りがきくはず。▲はミスプロ2×4のスピードとそれを支えるパワーの血のバランスが良い配合で、なかなか骨っぽいスプリンターだが、昨暮の香港スプリントでは◎は進路がなく外に持ち出すロスがありながら▲とクビ差だから、あのレースをモノサシにすれば決して負かせない相手ではない。ロードカナロアとパドトロワは母にボールドルーラーのクロスがあるのでベストは平坦という気もするし、ならばキーンランドCで外を回らされた○の巻き返しを狙ってみたい。

中山9R 芙蓉S
◎2.プリフォンテイン
○9.エデンロック
▲7.サンブルエミューズ
△10.フラムドグロワール
×8.ニーマルジョイ
◎○▲△の4頭が強いと思うが、軸をどれにするかで迷う。勝つ可能性はそれぞれ五分だろう。◎は母がヘイロー≒サーアイヴァーやバックパワーやオリオールをクロスする相似配合で、ラトロワンヌのパワーの血が少し過剰だから、柔らかなアドマイヤムーンとの配合はバランスがとれている。母母父ヘクタープロテクターが強いマイラー体型だし、ここでも好位差しでピリッとした脚が使えるとみた。人気は4番目だろうからこれが勝ったら美味しいという買い方で(笑)。

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勝浦では出遅れなかったサクラアドニスがイン好位から抜け出して1.07.6、昨年の勝浦勝ちキングレオポルドが1.08.3でしたから、単純比較でも1分7秒を切る決着がふつうに予想されました

カレンチャンは前走+22キロでもそれほど太くは映らなかったんですが、今日の体つきをみると筋肉10キロ増量、脂肪10キロ増量が前走の姿だったのか…という万全の仕上げ

リトルブリッジは骨格はミスプロなんですがそこに硬肉がいっぱいついていて、これはやっぱりLa TroienneとNashuaの力馬やなあ…というパドックの印象で、キャプテンオブビアスのほうが父系のミスプロとナスキロの柔らかさが出ていて、スプリンターというよりは1400mぐらいのほうが合っていそうな感じ

ロードカナロアパドトロワは、カレンチャンと比較するとやっぱり体重をグリップして支えるときのトモの力感では少し落ちるというか、後肢で足踏まれたらカレンチャンのほうがぜったい痛そうな(^ ^;)

今日もカレンチャンをマークして進んだロードカナロアは、今日も坂を上がるときにちょっとフワッとして勢いがなくなりかけたんですが、そこからも伸び続けて差しきったのは、高速馬場で急坂の負担が軽減されたということももちろんあるでしょうが、上がり11.3-11.5の瞬発力勝負ではカレンチャンより上だったということ

しかしラトロパワーで走るカレンチャンが高松宮を勝ち、Bold Ruler的軽さで走るロードカナロアがスプリンターズを勝つというのは、一昔前とはまったく逆のイメージで、そういう頭の切り替えが必要やったんですね~

サンカルロは1400mベストで1200mでは急坂コースで時計や上がりがかからないと間に合わないわけですが、こういう馬が届くのもスプリンターズではなく高松宮になってしまったと(ま~ニュー中京芝もそのうち高速化するかもしれませんが…)

というわけでBold Rulerクロスにこだわった望田は見事に△◎○を食らい、エクイターフのスプリンターズはついに1分6秒台に突入、Bold Rulerクロスでも克服可能なレースになったのだ…ということを教わりましたが、こうなるとたとえば香港スプリントとは時計3つ近く違うわけで、そのへん香港勢にとっても厳しいレースになったかなと

芙蓉は馬券総合倶楽部の買い目は◎○▲△の馬単ボックスと◎○▲→◎○▲△×の3連単27点買い、軸が決められないので恥も外聞もない買い方をしたら、人気どおりの入線で馬単も3連単も一番安いのが当たりました(^ ^;)

終わってみればサンブルエミューズの脚が違いましたが、岩田はなぜあんなに行かなかったのか行かせなかったのか、前走ガーッと行ってしまったのでここは差す競馬をさせたかったのかもしれないなあ…と思ったら、100勝インタビューでは「思ったより出ていかなくて焦った」と言ってました(^ ^;)

フラムドグロワールはサンブルエミューズに捲られたところでワンテンポ仕掛けが遅れましたが、パドックで馬をみても1800mぐらいあったほうがいいような感じはします

サンブルエミューズは「一口馬主好配合馬ピックアップ(2011)」栗山さんも私もピックアップした馬で、先日のアスター賞でロードシュプリームも強い2着と、ピックアップ馬は昇級しても頑張ってますよ~

そういえばさっき栗山さんちのブログをみたら、土曜にレッドアリオンが惜敗したディアマイベイビーは栗山さんのピックアップ馬やったんですね(^ ^;)なら許します…

一口推奨馬ディアマイベイビー快勝!~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=426

芙蓉S優勝!アスター賞2着と昇級後も大活躍!
ロードシュプリーム(父ロードアルティマ)、サンブルエミューズ(父ダイワメジャー)、ディアデラマドレ(父キングカメハメハ)、ディアマイベイビー(父ディープインパクト)、ホワイトフリート(父クロフネ)、マイネルクレイズ(父ダンスインザダーク)、マイネルブルズアイ(父アルデバラン)、マジェスティハーツ(父ハーツクライ)、ローブティサージュ(父ウォーエンブレム)と、ピックアップ馬が続々勝ち上がり!
栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ2012」
http://miesque.com/c00009.html

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日曜のボツ予想~リトルブリッジのミスプロ2×4を支えるパワー

2012-09-30 10:51:40 | 血統予想

日曜の阪神開催は中止で月曜に順延ということで、ボツ予想も一つだけ(^ ^;)

中山も今はまだいい天気ですが午後から予報は下り坂で、いつ降り出すかというのもスプリンターズの予想に当然影響します

リトルブリッジはMr.Prospector2×4ですが、父Faltaatの母がBimelech≒Big Event5×5で、母母父Straight Strikeの母がNever Bend産駒でBimelech4×4、またFaltaatはNashua3×5でこれに母系に入るYeats(NureyevやSadler's Wellsと3/4同血)のNantallahが脈絡しますから、単なるミスプロクロスのイメージよりはパワー型で体質も硬く、稍重5戦全勝の実績からも時計のかかる決着になったほうがおっかないイメージで、ラッキーナインともども香港勢は雨で浮上の扱い
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006190007/

しかし香港Cでのカレンチャンはロケットマンをマークしていたらこれが直線すぐに一杯になってしまったので抜け出すスペースがなくなり、いったん外に立て直すロスがあってあの差ですから、あの競馬をみた限りでは香港のパワー馬場でもリトルブリッジやラッキーナインを負かせる可能性は少なからずあると私は思っています

勝浦は○ガッダムアスカが人気で、前走の好時計は翌日1600万下ニシノステディーにコンマ1秒遅いだけですが、とはいえあの超速馬場でそういう時計の比較に大きな意味があるのかどうか

ならば▲サクラアドニスが珍しく出遅れなかった7/1の5馬身圧勝の時計が、前日1600万下のジュエルオブナイルと同じだった…というほうが説得力では上ですが、これは相変わらずゲートが良くないのがネック

というわけで人気2頭が差しで、△アポロノカンザシや★ヤマニングルノイユは揉まれなければハナには拘らないとなると、◎トーセンムンクの逃げ切りを狙えないかと

この馬だって前々走の時計は(少し馬場差はあるとはいえ)同日1000万下のボストンエンペラーより速く、良馬場でハナを切れば一変があって驚けません

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土曜のレース回顧~Bold Rulerのクロスは、芦屋川のゴール前でもやっぱりフワッとした

2012-09-29 16:26:53 | 血統予想

中山11R 秋風S
◎4.マイネエポナ
○2.ダイワマッジョーレ
ダイワマッジョーレはハイアーゲームの下で、ダイワメジャー産駒にしては母系のナスキロ柔さもオンになっているので外1800mでも斬れるが、そのぶん中山マイルでのパワーと機動力という点では父より劣る。ランリョウオーはますます斬れ方が重厚になってきて、デインヒルにニジンスキーとアリダーだからエアエミネムをちょっとマイラー寄りにしたようなイメージで、58を背負って中山マイルをビュンと差せるような俊敏さは感じない。シンコウラブリイはマイルCSに勝った名マイラーだが、母父がフォルリ×ボールドルーラーのポッセなので前向きな気性と抜群の機動力が武器で、小回り内回りでは[4.0.1.0]、岡部さんが持ったままの番手抜け出しで負ける気がしなかった。札幌2歳Sを快勝したコディーノや、セントライトとオータムHに勝ったキングストレイルもこの一族で、とにかく前向きで俊敏なので小回り内回り向きに出やすい牝系なのだ。そのシンコウラブリイにサンデー、キンカメと配されて生まれたのが◎で(つまりコディーノとは7/8同血ということになる)、この馬も中山マイルはフェアリーSとアネモネSという馬場もペースも異なる条件でともに2着、一方で東京と外回りでは[0.0.0.4]だから、実にシンコウラブリイの孫娘らしい戦績といえる。中山マイルで52キロなら、頭から狙ってみたい。

中山8R 3歳上500万下
◎12.ダイワカリエンテ
○8.ブリスアウト
▲11.アールデュラン
△7.プレミアムカード
△16.ルナ
×1.ミヤコライジング
×2.クイーンアルタミラ
注5.アズマスターフィー
注10.ユッカマウンテン
◎はネオユニヴァース×ラーイでヘイロー≒レッドゴッド3×4・4、母はトムフールのニアリークロスだからいかにも中山向きのパワーと機動力のマイラーで、“体質硬めのフライングアップル”というイメージ。中山マイルは菜の花賞で道悪に足をとられながらパララサルー、メイショウスザンナ、トランドネージュの4着に踏ん張った。東京と外回りと1200mの凡走は全部無視できるから、変わるならここだろう。

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マイネエポナは思い描いたとおりの理想的なレース運びで、でも最後は上がりが速すぎて鋭さ負けという感じで、でもシンコウラブリイの孫娘らしい前向きさと機動力はちゃんとみせてくれました
コディーノも中山マイルでこういうレースができる馬やと思います

アップトゥデイトはゴール前でギリギリ届いてよかったよかったですが、芝に転ぶかダートに転ぶかはおいといて、クロフネ×トニービンとかクロフネ×Nureyevとかクロフネ×フェアリードールというのは、やっぱり信用に値する配合なのですよ(と、当たってから強気に)

芦屋川の予想コメントでも少し書きましたが、メイショウツガルは父がキンカメで母はStorm CatとChieftainを通じる「Bold RulerとPrincequillo」のクロスですからロードカナロアと似た配合形で、体型や走り方なんかもちょっと似ているんですが、この馬はこれで急坂コースの芝1200mは⑤③③⑨②⑪、阪神でもニュー中京でも好走歴はあるんですが、やっぱり最後の急坂で、止まるというよりはフワッとして少し甘くなるんです

ロードカナロアは高松宮で差のない3着だったし、パドトロワは去年のスプリンターズで2着に残ったわけですが、それはこの2頭のスプリンターとしての能力が高いからで、やっぱり急坂でフワッとしているのはたしかだし、平坦コースのほうがバーンと弾けるし、もうひと踏ん張りきくのはきくんです

パドロトワの母系のBold Rulerが一本だったら、ローレルゲレイロのようにもうひと踏ん張りきいたような気がするし、カレンチャンに負けるにしてもあんな完敗ではなかったんじゃないかと、昨年のスプリンターズのゴール前をみてもやっぱりそう思うんですよね~

そんなわけで今年のスプリンターズは、レースが近づくに従ってますます、母のBold Rulerクロスにこだわってみたい…という気持ちが強くなってます

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土曜のボツ予想~ミナガワマンナ×ボンモー、ワイルドだろう?

2012-09-29 10:26:29 | 血統予想

阪神1Rで人気になっていたシンジュボシ(「一口馬主好配合馬」ピックアップ馬)は惜しい2着でしたが、前走時も書いたように思った以上に母のナスキロ柔さがONになっていて(母父Caerleonで母母がSecretariat≒Sir Gaylord3×3だからビワハイジ産駒のような柔らかさがある)、内回りはちょっと微妙やなあ~と思ってたんですが、やっぱりコーナー回ってすぐにスピードに乗りきれない感じでしたね~
今日は外目につけたので馬群は気にしてませんでしたが、やっぱり外回りでジワッと斬れるタイプでしょう

3Rにもピックアップ馬のレッドアリオンが出ますが、これは「血統屋メルマガ」でも書いたようにリディルよりも「サンデー×Lyphard×ハイインロー」的な重厚さが出ていて、1800mぐらいが合っていると思いますが距離延長はプラスですから決めてもらいたいです~

ロードシュプリーム(父ロードアルティマ)、サンブルエミューズ(父ダイワメジャー)、ディアデラマドレ(父キングカメハメハ)、ホワイトフリート(父クロフネ)、マイネルブルズアイ(父アルデバラン)、マジェスティハーツ(父ハーツクライ)、ローブティサージュ(父ウォーエンブレム)と、ピックアップ馬が続々勝ち上がり!
栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ2012」
http://miesque.com/c00009.html

「一口馬主好配合馬ピックアップ」でシルクホースクラブ診断終了~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=421

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習志野は◎ジョングルール
前走◎にしたときにも書きましたが、母母がブレイヴェストローマンのパワーを増幅していて母父がStorm Catですから、ディープ産駒としても中山向きの機動力はあるほうです
サトノアポロや△フェイルノートは胴長のシンボリクリスエス産駒で中山の高速馬場で機動力を発揮するタイプでもないし、△バンザイは1800mベストだし△ハイタッチクイーンと△ヘレナモルフォは時計のかかる馬場がベター
となると、秋華賞2着アサヒライジングの全弟で、実績は福島1800mに集中していますが中山2000mがピッタリのイメージがある○コウヨウレジェンドが良なら面白いかと
サンデー×マルゼン×テスコとNearco系の連続配合でセンス抜群もちょっと線が細くてワイルドさが足りなかったロイヤルタッチと、ミナガワマンナ×ボンモー×タマナーでNearcoを一本しか持たずWild Risk4×4のアサヒマーキュリーという最高にメリハリがきいたアウトブリードで、アサヒライジングぐらいの馬が出ても何ら不思議はない配合だし、アサヒライジングには繁殖としても期待してます

ヤマボウシは◎アップトゥデイト
クロフネ×トニービンというだけで(Hyperionの凝縮をもってきたというだけで)ほめられる配合で、デビュー戦で負かしたクリソライトが次走圧勝というのも説得力があるし、新馬戦で1頭ぶっちぎりというのは相手が弱かったということも多いんですが、2頭で後続をちぎってその叩き合った相手が次走圧勝というのは信用できるケースが多いもんです
他の人気どころが行く馬ばかりですから、追って味がある点を買います

芦屋川は◎ファーマクリーム
デインヒル系にStorm Bird≒ノーザンテーストとSir IvorとTom Foolを重ねたパワースプリンターで、ここ2走のレースぶりをみると休養前よりトモが立派になって行き脚が良くなったし、あの感じなら急坂コースで更によさそう
相手は人気どころで○ミヤジエムジェイと▲ハノハノ、☆ビキニブロンドはニュー中京1200mで連勝したように本来は1400mベストではないかとみていますが(サンカルロやマジンプロスパーやスプリングサンダー的距離適性)、小倉の高速馬場よりは急坂阪神がベターなパワー型
こないだ「Bold Ruler的なスプリンターとは」ということを書きましたが、△メイショウツガル(ロードカナロアと似たキンカメ×Bold RulerクロスStorm Cat牝馬)とかタガノラヴキセキ(Bold Ruler6×6)なんかもBold Rulerっぽいフワッとした加速で、別にトモが極端に甘いとか急坂でバッタリ止まるってほどじゃないんですが、無駄のない脚捌きで地面を掴むというよりはサササッと撫でるように走る感じで、だから平坦のほうがフワッと流れ込みやすいイメージで、あの感じがBold Rulerなのだと思うわけですが説明能力描写能力が足りないねえ…

阪神最終は◎ハッピーアビラ
体型的にはデインヒルかなと思わせるところはあるんですが、母がナスキロのクロスだけに細身で柔らかな体質で、前走の斬れ方をみると外回りでもしっかり伸びきるタイプだと

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~スプリンターズS

2012-09-29 00:04:18 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典2012-2013』(自由国民社)の関連企画として、この春、同書の編集を担当された競馬道ONnLine様のサイトにて、栗山求と望田潤がG1予想を行いました。

その続編として、この秋もG1予想を行います。今週のスプリンターズSは栗山求の担当。有力馬の血統分析と直前予想を行います。有力馬分析は無料公開、直前の予想は有料会員のみ閲覧できます。よろしければご覧ください。
 http://www.keibado.ne.jp/sp2012/

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笠雄二郎著『血統あれやこれや 1985年復刻版』

2012-09-27 20:23:00 | 配合論

お知らせを一つ、笠シショーが1985年に「週刊競馬通信」に書いたコラムをまとめた『血統あれやこれや 1985年復刻版』が、「血統屋」より電子書籍として発売になりました~
詳しくは下記の商品説明と栗山ブログをご覧ください

笠雄二郎著『血統あれやこれや1985年復刻版』
http://www.miesque.com/shopping.html

笠雄二郎著『血統あれやこれや1985年復刻版』発売開始~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=420

なんかブログで宣伝めいたこと書けっていうから忙しいのに嫌々目を通したんですが、ムカつくことに今読んでも面白いではないですか(^ ^;)

たとえば私が「グレースアドマイヤの一族はFair Trialクロスの特質がONになりやすいので、中山向きの捲り脚質になりやすいやん」とヴィクトリーを皐月で◎にしたり、リンカーンの仔を内回り小回りで狙ったりしてますが、そもそも30年前にそういうことを言ってる人がいたのです

「メジロモンスニーがFair Trial4×4を持っているからこそ、皐月賞で好走できたのだという考えには、一つの根拠がある」(血統あれやこれや1985年復刻版「Fair Trialいろいろ」より抜粋)

サンデー的Halo的なスピードにすっかり支配されてしまったように見える現代においても、ヴィクトワールピサだってアンライバルドだってキャプテントゥーレだって、Fair Trial的な血を複数受けFair Trial的な機動力を受け継いだからこそ、皐月賞を機動力十分に勝ったのだ…ということは何度も書いてきました

そしてHaloといえば、Haloの全姉Royal MatchにRaise a Native、ロイヤルスキーとかけられたロイヤルコスマー(Cosmahの曾孫)を、1985年の桜花賞で◎にしていた(「桜花賞には美しい馬を」)のには、軽い嫉妬をおぼえましたね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1982106411/

ロイヤルコスマーは桜花賞で11番人気で2着に激走しましたが(勝ったのはエルプス)、そんなことよりもあの桜花賞に出走していた22頭の牝馬のなかで、現代に影響をもたらす有力な血を最も多く持っていたのは、最も華麗な血脈構成をしていたのは間違いなくロイヤルコスマーだったのです

「なるほど~HaloとSir Ivorはニアリーなんか、わしゃ30年前にHaloに◎打っとったけどなあ…」なんて言われたらホンマにムカつきます(^ ^;)

…こういうことを書きはじめるとキリがないのでやめときますが、30年近く前の話やのに内容が古く感じさせないのは、けっきょく進んだのは血統表の世代だけで、やってることは同じだからでしょう

だからやっぱり30年前から、皐月賞はFair Trialなのですよ~

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母のBold Rulerクロス

2012-09-27 13:51:17 | 血統予想

ヒルノダムールが引退ですか…
この馬についてはデビュー当時からここのブログでもあれこれ書いてきましたが、下記の3エントリにだいたい集約されるかなと
日本で走った馬のなかでは、おそらくラムタラの重厚さが最も表現された渋いステイヤーでした…おつかれさまでした

天皇賞・春回顧~ステイヤーの証明
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f04d14c23ff827efc03702c0ccc95bc4
中山でG1級ということ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/e213dc273cc6862a14c6e2f363b51108
マンカフェ×Blushing Groom
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/26bee786fd7e41cbb224089dad39acc6

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先ほど「血統クリニック」を入稿したところですが、今年のスプリンターズの血統予想の切り口として、「母のBold Rulerクロス」というのが一つあるかなあ…と

Bold Rulerは母母OutdoneがSundridge系Pompeyの娘で、その母Sweep OutはDomino4×4ですから、Nasrullah+「DominoとSundridge」という典型的な米血スピードで、Nasrullah系でも平坦小回り向きの先行力機動力小脚に長じた血脈といえます

このBold Ruler的なスピード機動力がONになったスプリンターというと、オレハマッテルゼ(母父ジャッジアンジェルーチ)やエイシンバーリン(母父Blade)、この2頭の旧高松宮では直線スルスルッと先頭に立つけれど中山阪神では終いがちょっと甘いあの感じ、最近でいうと淀短距離で◎にしたショウナンカザン(母母父ボールドコンバタント)のあの平坦パンパン馬場向きの軽さもBold Ruler的でした

パドトロワは母がBold Ruler6×4・5で、ロードカナロアは母がSecretariat=Syrian Sea3×4

パドトロワは昨年のスプリンターズ2着で、ロードカナロアはニュー中京の高松宮3着、前走セントウルでもカレンチャンを捲っての惜しい2着で、決して急坂がダメってわけじゃないんですが、カレンチャンみたいに地面を強く掴んで走るのとは違って、なんというかこう地上をなめるようにサササッと加速してフワッと流れ込むあの感じ、そしてゴール前の急坂でちょいと勢いが鈍るあの感じ、これはやっぱりBold Ruler的やなあ~と私には思えるんですね

セントウルの4角の下りのところで抜群の加速でカレンチャンに並びかけた脚色、そこから直線坂を駆け上がるときの脚色、もちろん急坂でスピードが落ちない馬なんていませんが、あそこをもう一度見てほしいです

前回のエントリで書いたように、Bold Ruler的なスピードはスプリンターズSでも不可欠といっていいのですが、この2頭はそれを母がクロスで持っていて、だからスプリンターズを勝ちきるには、Bold Ruler的な軽さが少しONになりすぎているようにも思えるのです

オレハマッテルゼはBold Rulerっぽいスプリンターだった
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/adc4e8ea9ebfd3ed3037401368c8a4fd

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Never Bend+Bold Rulerでダッシュし、Northern Dancer+ラトロパワーで急坂を踏ん張るのがスプリンターズS

2012-09-26 21:44:19 | 血統予想

「Danzig譲りのパワーを誇ったアグネスワールドや、Nureyev譲りのパワーを誇ったスリープレスナイト、こういうパワーでゴリ押しするスプリンターは平坦中京より急坂中山のほうがベターで、高松宮ではHaloを持つ馬の軽さの前に涙を飲むという歴史が繰り返されてきました」

…と、2010年3月「高松宮記念、血の歴史」では書いたのですが、昨年ニュー中京がオープンした際には、

「急坂ができてこれまでよりパワーが要求されるようになると、スプリンターズと高松宮は、以前より密接につながるようになるかもしれない」

とも書き、結果はカレンチャンがスプリンターズに続いて高松宮も制覇

スプリンターズSはアグネスワールドの時代からパワーのあるNorthern Dancer血脈を引く馬が強いレースで、良馬場で行われたここ4年でいうと

カレンチャン:父にDeputy Minister、母にマルゼンスキー
ウルトラファンタジー:父にFairy King
ローレルゲレイロ:父にLyphard、母にCaerleon≒マルゼンスキー2×3
スリープレスナイト:父にDeputy Minister、母にNureyev

Deputy MinisterとマルゼンスキーとCaerleonとFairy Kingに共通するのは、La Troienneのパワーを引いていることですね

あとこの4頭に共通するのは
・Never Bendの血を引く(ウルトラファンタジーはBold Reason)
・Bold Rulerの血をひく(ウルトラファンタジーはBold Rulerの半妹の仔Protanto)

つまりNever BendとBold Rulerのスピードでダッシュし、Northern DancerとLa Troienneのパワーで踏ん張る…というのが大まかな共通点かと

高松宮記念、血の歴史
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/a2b04d86c2c5fa8d5b31aeb73f2bf12b

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お題:秋のG1で買いたい馬

2012-09-26 09:15:36 | 血統予想

発売になったらまたここでお知らせしますが、来月発売の某誌で、「秋のG1で買いたい馬」を以下のカテゴリにおいて1頭ずつあげる…というお仕事をいただきまして、締切がすぐそこに迫ってるんで少しずつ煮詰めてる段階なんですが、ここは皆さんのご意見も拝聴させていただこうということで急募します~

狙い馬は全部あげなくても、俺はこのレースはこれを買いたいんだ~みたいなのでけっこうですので、こないだのエンパイアメーカーのお題みたくワイワイやっていただけると助かります(・∀・)

ちなみに☆印がついてるのは現時点でコレでいこうかなあ…というのが決まっているレースで、★はコレでいいのかなあ…ぐらいで自信度半分ぐらいのが決まってるレースです

鋭い意見があれば、参考にさせていただきます…というかパクる気満々ですのでよろしくお願いします(^ ^;)

1)牝馬路線(秋華賞&エリ女)
2)菊花賞☆
3)天皇賞・秋☆
4)マイルCS☆
5)ジャパンC★
6)ジャパンCダート★
7)2歳G1(阪神JF&朝日杯)★
8)有馬記念

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