むらさきは◎ウインガナドル
母タイムフェアレディはフラワーCの勝ち馬で、JRA出走産駒10頭中6頭が勝ち馬で計16勝をあげており、ここ20年の新冠橋本牧場を支えたカマド馬の一頭です
「今年キタサンブラックの娘を産んだ後に亡くなっちゃいました…」
「えええそれは残念…去年会えてよかったです」
ってな話をしていたら、孫のレジェーロが昨日の葵Sで激走
予想は無印で、馬券の勝負はケープコッドとワンスカイのワイドやったんですが、それでも直線はレジェーロ差せえええっ!と思わず声が出ました
母母ダンシングファイタが中山牝馬S勝ち馬でGrey Sovereign3×4、そこにカツラギエースでトキファイターはRising Hope=ライジングフレームの全きょうだいクロス3×5
そこにアウトブリードのメジロマックイーンを配して緊張→緩和で生まれたのがタイムフェアレディ
まあ感傷を振り回して予想するのはあんまり好きじゃないので、応援はするけど予想で◎にはしないよと思ってたんですが、この馬ラジオNIKKEI2着のイメージも強いんですが、Princely Giftのクロス(5×6)らしい前駆のいい柔らかストライドで走るので本来は大箱ベターで、大箱1800~2000で逃げたときは②①④①で④は新潟記念
土曜の東京芝は逃げた馬は[1-1-1-2]、ユタカを背に、母に捧げる渾身の逃げを見守りましょう
青嵐は◎レッドクーゲル
ハーツクライにナスキロとナスペリオンとハイインロー的スタミナを重ね、血統表を一目見ただけでこれは小さくて(完成が)遅いでしょうね~という配合
「古馬になってようやく軌道に乗り、前で受けられるようになったハーツ牡駒は東京2400で信用できる」10年前のボロボロの教科書にも載ってるフレーズです
安土城で油っこいのは今なら1400のほうが楽に先行しやすい▲ディアンドルちゃん、Sir Gaylord前輪駆動で本来京都外が最も斬れる◎スマートオーディン、前残りなら▲、前崩れなら◎、グランドロワの逃げなら差しからですかね
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではダービーと目黒記念と白百合Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
これはある馬の母同士を組み合わせたものですが、けっこう似てるんですよね…そこに同じ種馬かけて、Habitatのニアリークロスになって、産まれた仔が京都外回りの鬼なのもね
欅は前走-16キロからの連闘がどうかですが、勝ちっぷりは強かった◎トップウイナー
クロノジェネシスと同じバゴ産駒でBlushing GroomとNureyev≒Sadler's WellsとHaloをクロスする父母相似配合、母父テイエムオペラオーならこれからが充実期かと
葉山は人気2頭が強いと思いますが、ヒモ穴を狙うなら▲エメラルスター
タイキシャトル産駒でCaerleon≒マルゼンスキー≒Summer Squallとニアリーを重ねた大箱向きマイラー
母父スペシャルウィークですから揉まれず先行か大外一気が好走パターンで、前走もスタートは一番よかったので引っ張らずに好位外で運べば3着ないかなあ…ないかもしれんなあ…
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では葵Sと京都12Rと京都4Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします
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アルジャンナ:のんびりリーチザクラウン
ヴァルコス:ダンス骨格インハー肉
ウインカーネリアン:母父先行+Lyphard粘
ヴェルトライゼンデ:テースト捌きプレミア
ガロアクリーク:Lyphard&Nashwan粘着
コルテジア:Hyperion&Habitat
コントレイル:強靭ダノンキングリー
サトノインプレッサ:サプレザ前輪駆動
サトノフラッグ:しなやか重厚ブリランテ
サリオス:牛じゃないよデインヒルだよ
ダーリントンホール:脚長ミッキーロケット
ディープボンド:村田産ナスキロ柔キズナ
ビターエンダー:ミスプロ特盛オルフェ
ブラックホール:小型ルーラーシップ
マイラプソディ:早熟マジェスティハーツ
マンオブスピリット:スタンダード・ルーラー
レクセランス:ジリジリ外差しDansili
ワーケア:プリ尻フェイムゲーム
ダービーは逃げ馬がいないので、田辺や津村がスローにしすぎるとノースのコルテジアが行くかもしれないし、またヴァルコスが青葉賞のように向正で進出するかもですが、そのあたりも枠順が決まったらあれこれ考えてみたいですね
『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で望田潤が推奨したダブルアンコール(牝3歳)が土曜京都3Rの未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました。
◎ダブルアンコール(牝、母ドナブリーニ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105457/
ジェンティルドンナやドナウブルーの全弟で、母ドナブリーニはチェヴァリーパークS(英G1・芝6F)勝ち。母がDanzig系でNorthern Dancerの強いクロスを持つスプリンター~マイラーというのは、ディープ産駒のPOGで最も狙いやすい配合パターンといえる。またドナブリーニの仔は牡より牝で狙いたい、というのも筆者の考え。(望田)
『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で望田潤が推奨したキングダムウイナー(牡3歳)が土曜新潟5Rの未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。
◎キングダムウイナー(牡、母ウォッチハー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105224/
ライオンHCで募集価格16000万円。母ウォッチハーはブエノスアイレス市大賞(亜G1・ダ1000m)勝ち。母母Wallyは亜チャンピオンスプリンター。母父Mutakddimはミスプロ系のマイラーでエイシンスパルタンの母父。ディープ×南米牝系だからサトノダイヤモンドをほうふつさせるが、こちらのほうがよりスピード型だろう。ちょっと一頓挫あったようだが体質や動きは目を引くし、母方の代々の配合も良いです。(望田)
土曜京都7R500万下 カリンカ(POG・望田)
日曜東京8R調布特別 ドナアトラエンテ(ディープ・望田&栗山)
上のようにエピカメサンデーは初年度から大成功といえる結果を出していますが、逆にこんなに走ってなかったのかと驚かされるのがエピディープ、エピファネイア×ディープインパクトです
で、この青塗りになってるのは母母のところにSadler's Wellsを持つ馬で、つまりエピディープで走ってるのはほとんどサドラークロスだけと言ってもいいぐらいなんですね
これはつまり、エピカメサンデーが成功した根拠の裏返しのデータとも言えるのではないかと(ちなみに母母にNureyevやFairy Kingを持つエピディープはいませんでした)
エピディープの不振はSir Gaylordのクロスにより、HabitatとディープのSir Gaylord的柔さと同時に細身の体型や非力な後駆も遺伝しやすいからと考えられ、カナロア×ディープもSecretariat≒Sir Gaylordのクロスになるからかあんまりサイズが出ないです
そこをSadler's Wellsのクロスで補うと4頭出走3頭勝ち馬と確率はグンと上がるというわけで、前谷さんちのムジカも京都外でついに勝ち上がったように(京都芝外[1-2-1-0])、やっぱりちょっと後ろは非力なんですよね
東京11R オークス
◎4.デアリングタクト
○18.サンクテュエール
▲11.リリーピュアハート
△1.デゼル
△3.アブレイズ
デアリングタクトは桜花賞の一週前追いをコースで併せでやったらひっかかり、当週は坂路で単走にしたらうまくいった。オークスは一週前のコースも当週の坂路も単走でいずれも動き◎。桜花賞のスタート後も馬群の中でかかり気味で、鞍上がなだめているうちにポジションが下がって馬群の切れ目のところで落ち着いて走れた。
エピファ産駒らしい臆病な気性で、おそらく周りに馬がいると怖がってかかり気味になるのだろう。最も辛いのは内枠を引いてスローで馬群の中で身動きがとれないまま折り合いを欠くパターンで、スマイルカナのペースと後続の動き次第だがその可能性も低くはない。道中我慢できて直線外に出せれば脚が違うと思うが、デアリングが馬群に沈んだときの馬券も一考したい。
サンクテュエールはマイラーではなく1800タイプで、スローの上がりのケイバでは新馬戦もアルテミスも好走しているから、スロー想定で拾うならこれとデゼル。ダルシャーンの斬れ味はスローでタメきったときに最も映える。
流れて持続戦になったときは、ヴァンキッシュランの全妹でいかにも長いところ向きの体つきとスピードの乗りのリリーピュアハートと、母父ジャングルポケットらしい粘着二枚腰をみせるアブレイズ、これを一枚持っておきたい。印にするとこうなるが、◎からの馬単と○△と▲△のワイドという変則買いで。
--------
まずはNETKEIBAのオークス展望記事を再掲
デアリングタクトの死角は距離より枠順
今年は別路線組に注意
春の牝馬クラシック、桜花賞とオークスを連勝した例は、最近では女傑アーモンドアイだけだ。桜花賞組のオークス最先着は、19年はクロノジェネシス(桜花賞3着→オークス3着)、18年はアーモンド以外ではリリーノーブル(3着→2着)、17年はソウルスターリング(3着→1着)、16年はシンハライト(2着→1着)、15年はクルミナル(2着→3着)、14年はヌーヴォレコルト(3着→1着)。能力の高さで桜花賞も3着ぐらいに好走するが、父や母が2400mOKの中距離型で、体型や体質もマイラーではなく中距離、という馬を狙うのがオークス予想の王道といえる
しかし今年の桜花賞上位入線の顔ぶれをみると、東京2400になって最もプラスがありそうなのはエピファネイア産駒のデアリングタクトだろう。ハーツクライ産駒のクラヴァシュドールなんかはオークス向きの匂いもするが、母方のパワーマイラーっぽさも強い体型体質だから、デアリングを逆転できるほどのイメージはわいてこない
となると、ラヴズオンリーユーやカレンブーケドールのような別路線組をデアリングの相手にとるか、あるいは逆転まである◎とするか、今のところはそんな考えでいる
ただデアリングタクトにも死角がないわけではない。エピファネイアは母父スペシャルウィークから臆病な性格を受け継ぎ、それを産駒にもよく伝えている。デアリングも桜花賞の序盤は馬群の中で落ち着いて走れないようなところを垣間見せていた。内枠を引いてしまったが、いつどこで外に持ち出せるか、そこはシミュレートしたい
つづいてはいつものように、NETKEIBAの全頭血統解説よりリード文と1~3着馬を
近5年の勝ち馬のうち、ラヴズオンリーユー(母母母父Nureyev)、アーモンドアイ(Nureyev5×3)、ミッキークイーン(母父Gold Away)はNureyevの血を引き、ソウルスターリング(父Frankel)とシンハライト(母父Singspiel)はNureyevと3/4同血のSadler's Wellsの血を引く。取り上げたなかでNureyev≒Sadler's Wellsをもつのはアブレイズ、インターミッション、サンクテュエール、デアリングタクト、デゼル、ホウオウピースフル、マジックキャッスル、マルターズディオサ
デアリングタクト
母母デアリングハートはEcton Parkやピットファイターのきょうだいで、府中牝馬Sに勝ちNHKマイル2着桜花賞3着。エピファネイア×キンカメ×サンデーはスカイグルーヴと同じで走るパターンだ。本馬は母系にDanzigが入るので、後駆がパンとして加速が俊敏なのも光る。エピファ産駒だから馬群で揉まれ込んだときが心配だが、マイラーというより1800~2000の馬だから距離延長は問題ない。(距離○スピード◎底力◎コース○)
ウインマリリン
ウインマーレライ、マイネヒメル、イペルラーニオの半妹。母父Fusaichi Pegasusはケンタッキーダービー馬で、サトノゴールドやサージェントバッジやロードレガリスなどの母父。スクリーンヒーロー産駒でDanzigのクロスはジェネラーレウーノと同じ。いかにも中山向きの血統だが、意外にしなやかさもあって前走は東京の直線でしっかり伸びきれた。上がりがかかればここも食い下がれる。(距離◎スピード○底力○コース○)
ウインマイティー
母アオバコリンはTCK女王杯3着など交流重賞で活躍。近親に愛1000ギニー2着Julie La Rousseなどがいる。父ゴールドシップは初年度からブラックホールやサトノゴールドを輩出。母父がAlydar系のカコイーシーズだから、ステイゴールド×カコイーシーズのナカヤマナイトと似た配合で、道悪巧者で中山で捲るような脚質も似ている。高速上がりになると分が悪いから、ここも馬場が渋ってほしい。(距離○スピード○底力○コース○)
桜花賞のときにも書きましたが、今年の牝馬クラシックロードにおいて“ハッとする脚”を見せたのはデアリングタクトとレシステンシアだけで、オークスの前哨戦が終わってもそこにデゼルが加わっただけでしたかね
デゼルの前走の脚は見た目に凄かったんですが、いつも書くようにDarshaanの牝馬の斬れってのは本当に末脚特化で、デンコウアンジュとかシゲルピンクダイヤとかエイシンデネブが典型ですが、勝負を捨てたかのような追い込みに徹すると目が覚めるような脚を使うけれど、自力で動いたり勝ちにいくと案外頼りないところがある
スイートピーはドスローの後方一気だからこそハマりにハマったという面もあるのではないかと思うし、今回はデアリングを負かすのはデゼルしかいないという期待を集める対抗馬ですから、あそこまで末脚特化に徹することができるのだろうか…というあたりが難しかったです
クラヴァシュドールはハーツ産駒にしては筋トレ大好き女子みたいな体つきと肉付きで、Storm BirdやGulchのパワーマイラーっぽさが強い印象が拭えなかったし、ミヤマザクラはディープ×クロフネ牝系らしい弱点が少ない中距離馬ですが、こうなったらG1でも突き抜けるという一芸はないんじゃないかというのが現状のイメージ
となると、桜花賞上位組は着順を上げるのは難しいのではないかということで、別路線組から3頭と桜花賞6着のサンクテュエールを相手にとってみたのですが、結果は別路線組と桜花賞着外組が上位を占めたのにカスリもしませんでした(^ ^;)
スマイルカナが中盤を12.7-13.0-12.6とかなり中だるみさせて逃げ、レース上がりが12.1-11.2-11.2-11.8、ほとんどの馬が33.9~34.1ぐらいの同じような脚色で上がり、こうなると今の高速馬場で外差しは厳しい
先行したウイン2騎がバテることなく同じ脚で流れ込むところを、一頭だけ別次元の脚で馬群を割ったデアリングタクトが突き抜けたところがゴールでした
道中はルメールのサンクテュエールに外に張りつかれ、周りにはキャロやシルクの勝負服が「外には出させないよ」と言わんばかりにたむろしていて、それでも直線は外を狙ったんですがやっぱり出せず、腹を決めて馬群を割った瞬間、デビュー戦からコンビを組んできたデアリングタクトを信じて、頼む割ってくれと内に突っ込んだあの瞬間が2020年オークスのハイライト
地道に腕を磨き信用を勝ち得てきた12年目の松山弘平が、一本かぶりの人気を背負って執拗なマークを跳ね返して、真のトップジョッキーへの扉をこじ開けた瞬間やったと思うし、こちらが心配したよりも人馬ともに精神的にタフで、その点でもみごとと言うしかない勝利でした
デアリングタクトの配合については何度も書いてきたので桜花賞の回顧を読んでいただきたいですが、父エピファと比較するとちょっとゴツゴツして見える歩様で、そのぶんTom Fool的な脚捌きで俊敏さは上で、レイデオロっぽいとテノリオさんが言ってましたが、エピファとアパパネの仔みたいなイメージで、気性の問題を別にすれば実にオールラウンドな中距離馬やと思います
エピファネイアは種牡馬として成功する、中でもエピカメサンデーで成功すると予言してきましたが、今週のダービー血統解説のリード文でも書いたように、中距離×中距離×中距離という配合はなかなか3歳春には完成しきれないことも多く、スカイグルーヴが素質を垣間見せながらも春は未完で終わったように、エピカメサンデーの場合も母母がマイラーっぽいほうが、アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯)よりもデアリングハート(桜花賞2着)のほうが、クラシックには間に合いやすいという言い方はできるかもですね
ウインマリリンもウインマイティーもなかなかしぶとい中距離馬ですが、東京の高速上がりでパフォーマンスを更に上げるイメージがなくて、実際他馬と比較して際立った脚で上がっているわけではないのですが、東京でも上がり3Fのダッシュになると中山向きの小脚が活きるというのもよくあることで、マジックキャッスルやチェーンオブラブも中山マイルで好走歴があり小脚がきくタイプです
ウインの最近の重賞勝ちといえば、ウインブライト、ウインテンダネス、ウインガニオン、ウインプリメーラなどだいたい先行か好位捲りの脚質で、血統的にみても高速馬場の斬れ勝負でノーザン産馬と渡り合うのは分が悪いと言わざるをえず、活路を見出すには前々で運んで踏ん張るしかないわけで、マリリンもマイティーもそんなレースを4戦5戦と積み重ねてきた経験値が大一番で活きた
ノーザン産馬が勝てないと言われる今春のクラシックですが、桜花賞のスマイルカナ、皐月賞のウインカーネリアン、そしてオークスのウインマリリンとウインマイティー、ビッグレッド系の馬たちが先行策積極策で大舞台をわかせているのは、高速馬場での斬れや最高速度を追求することで揺るぎないトップブリーダーにのぼりつめたノーザンに対するアンチテーゼとして面白いし、日高のキズナ産駒も気合十分に先行する馬が多いですよね
エピファネイアは初年度から無敗の二冠牝馬を輩出、ゴールドシップもオークス3着馬を出し、キズナは重賞勝ち馬をバンバン出して次代のリーディングサイアーかと目されています
他でもリアルインパクトはいきなりNHKマイルのラウダシオンを出し、マジェスティックウォリアーやワールドエースなども有能なところを見せており、ディープインパクトとキングカメハメハの二大巨星が消えてハーツクライも晩年を迎え、そのタイミングで空前の新種牡馬当たり年がやってきて、勢力図も一気に様変わりしていくのでしょう
是政は上位人気が単勝700~830円の間に6頭ひしめく大混戦ですが、あえて2人気の勝春で火中の栗を拾いにいく男気を見せたい…ということで◎フィストバンプ
母ボーンザスカイがCaerleon3×2にNorthern Dancer5×4・5、そこにアウトブリードのカネヒキリという形はセオリーどおりで、ミツバの母はNorthern Dancer4×4とRaise a Native4×4、ロンドンタウンの母はIn Reality3×4、ディオスコリダーの母はIcecapade≒Northern Dancer3×4、テーオーエナジーの母はNorthern Dancer4×4
揉まれ弱そうな血統ですが前走馬群を割ってきたのは収穫で、前々走の2着はなかなか強く、サクラアリュールもロードリバーサルも東京2100じゃ強い馬やし、4着ネオブレイブをモノサシにしても、トレイントレインやグレンマクナスよりは上の評価ができます
他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではオークスと鳳雛Sと烏丸Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
パカラの好評企画「重賞制覇レポート」の『ディープボンド 村田牧場編』が更新されましたが、今回はピンチヒッターで私が取材&編集を担当しています
https://pacalla.com/article/article-2752/
まあ村田さんはいつも理路整然で立て板に水なので、ほんと聞き役に回るだけの楽なお仕事でした(笑)
あとオークスの展望記事がNETKEIBAとYahooニュースとLINEニュースにアップされていますので、そちらもご一読いただければと
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000016-kiba-horse
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=171615
カーネーションは前走完勝○パラスアテナはルーラーシップ×ステラリード(函館2歳S)でNureyev≒Sadler's Wells5×4、ノーザンテースト≒The Minstrel4×5など父母相似配合で能力がありそうですが、◎スパングルドスターもスタセリタの仔でこれから良くなってくるだろう馬で、この3ヶ月の休養でもう一回りパワーアップを期待したい
メルボルンはどこから入るか難しいですが、京都外でもあえてオルフェではなくハーツクライで、◎ミレニアムクロスはアドマイヤラクティの全弟でこれから良くなる正統派ハーツ
ラウダシオンで男をあげた斎藤崇厩舎は、バゴ(クロノジェネシス)やモンテロッソ(リュヌルージュ)を古馬になって本格化させた手腕も光ります
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では平安SとメイSと早苗賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
★アトリビュート(牝、母ブラックエンブレム)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105522/
母ブラックエンブレムは秋華賞馬で、Our Emblem≒ヘクタープロテクターのニアリークロス2×2が光る配合。アストラエンブレム、ウィクトーリア、ブライトエンブレムなどを産んで繁殖としても優秀だ。ディープとの配合で牝だとちょっとサイズが心配なのだが、現在440キロなら全兄テスタメントよりは大きく出そうだし、体つきもかなりシッカリしてきたのでリスト入り。(望田)
『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で栗山求が推奨したケイアイコブラ(牡3歳)が日曜京都5Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
ケイアイコブラ(牡・母ケイアイエレガント)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017104166/
母ケイアイエレガントは京都牝馬Sと福島牝馬Sの勝ち馬で、ヴィクトリアマイル2着。このときは1分31秒9の走破時計でストレイトガールとアタマ差だった。ムラ駆けの傾向はあったものの、ハマったときの強さは目を惹くものがあった。引退レースの馬体重が528kgと馬格の雄大さも特長のひとつ。産駒を小さく出す傾向があるディープインパクトが交配相手で、なおかつ初子でも、それなりのサイズに出ることが期待される。「ディープインパクト×キングカメハメハ」はワグネリアン、デニムアンドルビーと同じ。A.P.IndyやRobertoが入るので、ディープインパクト産駒らしい切れ味よりもスピードの持続力に特長がありそうだ。フィジカル面の強さが感じられるので大レース向き。(栗山)
土曜東京7R500万下 ルナシオン(一口・望田、ディープ・望田&栗山)
日曜東京10R青竜S デュードヴァン(POG・望田)
日曜東京11Rヴィクトリアマイル2着 サウンドキアラ(ディープ・望田)
デュードヴァンはPOG媒体では全く取り上げられてなかったと思うんですが、私も初めて実馬見たのは新馬戦のパドックで、あのときは東京にいて坂上明大さんとらいおん君といっしょにパドック見ながら、「デュードヴァンがどんな馬か期待してたけど、ダノンファラオのほうがええ馬やな~」とか言ってました
Rubiano≒Tap Your Heelsの3/4同血クロス4×3、ほとんどこれだけで選んだようなもんで、今年もTapit牝馬にデクラ付けようという話が二件ほどあったんですが、デクラも人気でなかなか急には入れず、Tapit肌ならいつでもウェルカムですよ~と言ってもらったんですがけっきょく他の種いっちゃいましたね…
悔やまれるのは某飲み屋POGで、種牡馬しばりルールなのでディープ×Unbridled's Songはコントレイルかルナシオンかの二択で迷って…やっぱりピラミマにいってしまいました(^ ^;)
TARGET調べでは、Rubiano≒Tap Your Heelsをもつ2歳はこの2頭、エイシンギフトはこれぞエイシンさんという狙いまくった配合で自家生産馬でやってしまうのがすごいの一語ですが(^ ^;)、もう一頭のポレイアの18はテノリオさんちの牝ですね
東京11R ヴィクトリアマイル
◎12.アーモンドアイ
○14.スカーレットカラー
▲16.ノームコア
コントラチェックは中山牝馬では好位でリズムが悪かった。ユタカのテン乗りならターコイズのように馬まかせで逃げるだろう。他の先行馬もなかなか強力で、土曜の京王杯は稍重でも1分19秒台が出ていたから、良に乾いて流れれば昨年並みの高速決着も十分。昨年2着プリモシーンは直線一番外に出さないと伸びないので、この内枠でテン乗りのレーンがどう捌くか。
サウンドキアラは母父アグネスデジタルの晩成マイラーの血が覚醒してきたが、この大外枠は脚質的にも難しくなった。セラピアの潜在能力も捨てがたいがやはり差しケイバとみて、昨年のエリザベス女王杯からパンパンの馬体になってマイラーとして完成したスカーレットカラーと、昨年の覇者で東京マイルは2戦2勝で高松宮を叩き台にノリの連続騎乗で挑むノームコア。この2頭は実力のわりには人気も落ち着いているので、アーモンドの相手はここに絞ってみる。
--------
例によってNETKEIBAの全頭血統解説より1~3着馬を
アーモンドアイ
母フサイチパンドラはエリザベス女王杯の勝ち馬。3代母Sex AppealルはEl Gran Senorやトライマイベストを産んだ名繁殖で、本馬はそのトライマイベストの3/4同血クロス5×2を持ち、父のしなやかさと母のパワーを足して割ったような体質が絶妙だ。圧巻の秋天を見てのとおり、東京はベストパフォーマンスを発揮できる舞台。今は1800~2000がベストだろうが、ブエナビスタやウオッカのように差し切らなければならない。(距離○スピード◎底力◎コース◎)
サウンドキアラ
母サウンドバリアーはChief's Crown≒Lady's Secretのニアリークロス3×2を持ちフィリーズレビューに勝った。牝祖Lady's Secretは北米古牝馬チャンピオンで子孫にマイスタイルなどがいる。母からDanzig系のパワーも受け継いだ好マイラーだったが、それにしても5歳を迎えての充実ぶりは驚愕。母父アグネスデジタルは自身も産駒も晩成だが、本馬もまさにその成長曲線だ。今ならG1でも。(距離◎スピード○底力◎コース◎)
ノームコア
母クロノロジストはフサイチリシャールと同血(母母インディスユニゾンはフサイチエアデールの全妹)で、クロノジェネシスやハピネスダンサーも産んでいる名繁殖。「父中距離×母マイラー」の配合形で、紫苑S圧勝からも中山向きかと思っていたが、ナスペリオン的なストライドはむしろ広いコースでこそか。昨年のヴィクトリアマイル覇者で、東京マイルは2戦2勝。高速決着にも自信。(距離◎スピード◎底力○コース◎)
この血統解説は重賞の常連であってもいちおう毎回アップデートするので、とりあえずもう一度前走を見返してから書くんですが、ヴィクトリアマイルのを全頭書き終わったときに「これはたぶんサウンドキアラ◎でいくことになりそうやなあ…」と思いながら入稿しましたね
それぐらい今年に入ってからの馬体の充実やうなりをあげて弾ける勝ちっぷりは説得力があり、エイジアンウインズが古馬になって上がりに上がってヴィクトリアマイルまで勝って頂点に駆け上がった姿と重なるものがあり、オールドファンならばアグネスデジタルのあの覚醒とも重ね合わせることができたでしょう
サウンドキアラの全姉サウンドラブリーが未勝利で引退したときはガッカリでしたが、それでも妹もPOGで推奨したぐらいで、サウンドバリアーがもつChief's Crown≒Lady's Secretのニアリークロス(快速ビリーヴを生み出したニアリークロスでもあります)は、母としても高く評価してきたつもりです
なのに大外枠というだけで下げてしまったのは悔いが残る…かというとそうでもなくて、そもそももっと流れて差しケイバになると私は思っていたのでね…
直前にセラピアが取り消したのも大きかったですが、トロワデトワルの三浦皇成が気合いをつけて行くのをみるとコントラチェックのユタカはアッサリ譲り、その直後をサウンドキアラがとった時点で隊列は確定
前後半でいうと45.6-45.0で高速馬場の後傾戦、ほとんどの馬が33秒前半で上がるレースになり、ノームコアの後ろぐらいからはほぼノーチャンスの前残りになりました
トロワゼトワルは阪神牝馬では中盤緩める逃げで捕まってしまいましたが、母方のHyperion的な粘りを活かすにはあまり緩めすぎず引きつけすぎないほうがよく、11秒1~11秒3ぐらいで気分よく逃げさせたのがよかったですね
ひいきのプリモシーンを無印にしたのも枠が決まってからで、ここから外に出せる可能性がどれぐらいあるかを考えると、2人気で◎を打つ気はあまりしなかったし、でも直線外に出してからはいつものこの馬の脚は使ってました
あとレーンについては、もちろん腕は達者だしいい馬に乗ってるので東京でもバンバン勝ちますが、「すごいなあ…」と思わされるプレーは中山のほうが多いように思いますね
スカーレットカラーは前走ちょっと脚を余してサウンドキアラの2着ですから、展開が向かなかったとはいえこんなに負けるとは意外で、なんかあったのかと心配になりますが、持ち時計がない部分だけが引っかかってたんですがね…今日も体がパンパンで出来は良かったと思います
アーモンドはまずスタートがバッチリ決まったし、コウヘイマツヤマをすぐ前に見る形で最初の400mですでに万全、このペースなら追走も鼻歌交じりで、充実キアラがうなりをあげて抜け出しかかったのに、その外を持ったままで、手前をコロコロ替えながら、最後までルメールがガチ追いすることもなくゴールイン
オグリキャップの安田、ウオッカのヴィクトリアマイル、これらと並び称され語り継がれるであろう東京マイル圧勝劇でした
ディープインパクトやハーツクライがマイラー牝馬との配合で成功しやすく、ロードカナロアやダイワメジャーが中距離本格派との配合で大物を出すのは、サラブレッドの配合とは2000を基軸とした揺り戻しなのだという考えでいくと至極順当で、エリザベス女王杯馬やオークス馬との配合で中距離のチャンピオンを順当に出していることが、マイラー種牡馬ロードカナロアの最も評価されるべき点でしょう
現2歳世代はアーモンドやステルヴィオの活躍を見ての種付で、A級中距離馬にたくさん配されているので何か出るのは間違いないと思いますよ
母がエリザベス女王杯勝ち馬で、クロスがNureyev5×3とトライマイベスト≒Sex Appeal5×2、そして母父サンデーサイレンスだけNorthern Dancerが入らない「3/4Northern Dancerクロス」、アーモンドアイの配合については飽きるほど書いてきましたが、いつ書いてもサラサラとこの3点にまとめてしまえるというね
┌Northern Dancer
トライマイベスト
└Sex Appeal
┌Northern Dancer
┌○
ロッタレース
└Sex Appeal
「サラブレッドの競走は2000が基軸で、父スピード×母スタミナが王道で、優れた牝馬の血を含む全きょうだいクロスや3/4同血クロスを持ち、血統表の1/4はそれらと縁遠い血で構成されてなければならない」
笠理論の根幹をこれだけ明確に端的に説明できる教材もなかなかなくて、こないだ出た『一口馬主&POG攻略読本』でもアーモンドの血統表を使って「血統表の見方」を書いたほどです
A級牝系にA級種牡馬が配されてきて配合もA級、私が言うまでもないですが、アーモンドアイは母としても極めて優秀でしょう
東京5は○グレイトオーサーはノヴェリスト×ディアデラノビアでドイツ×北米×南米のすごいアウトサイダー血統で、堀厩舎なら3歳5月デビューが全く驚けない血統でもありますが(^ ^;)、しかし一発ツモはさすがでした
◎フローズンスタイルはエピファネイア×アプリコットフィズ、アプリコちゃんは大好きな牝馬でフェアリーSから秋華賞まで◎を打ちつづけて、結果アパパネちゃんにズタズタにされつづけた思い出しかないですが(^ ^;)、娘はサンデーサイレンス4×3やSadler's Wells≒Nureyev4×4やHail to Reason5×5などをクロスする父母相似配合
デビュー戦はビターエンダーなどソコソコ揃ったメンツでしたが直線先頭から楽々と押し切り、いつもあれぐらい走れるならば、あと二つぐらいポンポンいってオークスの出馬表に名を連ねていてもおかしくなかった
しかしその後の3連敗の内容があまりに悪く、こんなにドカ負けするのは気性面の問題でちゃんと走ってないんですが、ここは7頭立ての7枠、しかもふつうに出たらハナに押し出されそうで、7頭立てでハナ切って走れなかったらもう娘に手を出すのは(しばらく)やめます
9Rテレ玉は8頭立て、もう古馬上級条件の芝の長いところはいつもこんな頭数やなあ~と思って調べてみると、今年行われた古馬2勝~3勝クラスのレースにおいて、芝2000以上は平均出走頭数が11.4で、ダ1400以下は15.3でした
ここに出ている8頭のうち、新馬(フレッシュ)を勝ったのは2頭だけで、逆にトニービンの血を引く馬は6頭もいて、ランペドゥーザは11戦目の勝ち上がり、ガロシェはトニービン3×4ですね
今の古馬芝中距離上級条件はトニービンの血を引く晩成中距離馬たちによってなんとか成立しているというべきで、トニービンがいなかったらもっと酷いことになってたわけで、2歳時はマッチ棒みたいだったリスグラシューはラストランの有馬記念が最も強かった
古馬になってもう一花咲かせたいHyperionねえちゃんたちが叩き合うテレ玉杯、◎は前々で立ち回れるようになったジャスタウェイ産駒シングフォーユーでいきたいと思います
シンボリクリスエスはNorthern Dancerの血を全く引かないという点で使い勝手がよく(エピファネイアの成功の因のひとつ)、だから母父としてはキングカメハメハ、オルフェーヴル、ロードカナロア、ハービンジャーなどNorthern Dancerの強い種牡馬との配合で高アベレージを残しています(ジャスタウェイはNorthern Dancer≒Icecapade5×3)
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