栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のボツ予想~多忙につき

2024-07-27 09:30:21 | 血統予想

やることが多くて、ボツ予想やる時間がとれませんでしたm(_ _)m 新馬はパドック見て何か予想します
シルクのピックは今日中を目標に、先にコメントなしでピック馬だけアップするかも…

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では関越SとSTV賞と摩周湖特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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日曜のボツ予想~Sadler's Wells=Fairy King3×3

2024-07-21 09:48:47 | 血統予想

7/20の愛オークスを勝ったのはYou Got to Me、血統表を見てのとおりSadler's Wells=Fairy Kingの全きょうだいクロス3×3





NathanielはSadler's Wellsの強力なクロスをもつ牝駒が実によく走っていて、女傑Enable(凱旋門賞など)がSadler's Wells3×2なのは有名ですが、Channel(仏オークス)はSadler's Wells3×4、Poptronic(BCフィリー&メアターフ)はSadler's Wells3×4・5、Mutamakina(EPテイラーS)はSadler's Wells3×3です

今日は家でシルク動画見ながらまったり打ちますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では中京記念としらかばSと札幌12Rを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では中京記念を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~キタサン×ポインテッドパス

2024-07-20 08:56:11 | 血統予想

昨夜は我々世代にとってはレジェンドというべき方と一席設けていただき楽しい宴でした(・∀・)今日はこれから札幌競馬場に出向くので終日コメントは書き込めないです



そんなわけで有料予想もボツ予想も札幌から、5R新馬はPOG推奨で会員にもすすめた◎モレポブラーノに注目
母ハラペーニョペパーはレッドチリペッパーの娘でマイニング≒Unbridled3×2が光る好配合で、初仔のカルネアサーダからプッシュしてますがマインドユアビスケッツでも悪くない配合かと…調教映像は見れてないんですが本数のわりに時計は出てます



8Rは◎ドレミファニー、シビルウォーが出るダート牝系のドレフォン牝駒、ゴールドアリュール肌らしく馬群に難があるタイプで、少頭数でハナか番手で運べそうなここは穴気配

新馬戦といえば校長も取り上げていた追い切り快走ピコチャンブラック、サンデー3×3がどうかですが、母父ネオユニヴァースなので「3/4Northern Dancerクロス」ではまとまっていて、あといつも書くようにキタサンブラック産駒はBustedとWordenとTehranのトライアングルが配合のキーですから、Mixed MarriageとWordenとDonatelloで構成されているポインテッドパスとはとても合うでしょう



ちなみに母系にポインテッドパスをもつキタサンブラック産駒は、JRAに3頭が出走し、ヴェールランス(母父ヴィクトワールピサ、現役3勝)、パシフィックハイ(母父ヴィクトワールピサ、現役1勝)、キーパフォーマー(母父ネオユニヴァース、現役1勝)と全て勝ち馬

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではTVh賞と北辰特別と釧路湿原特別を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではTVh賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(あと日曜の中京記念もすでにアップ済み)


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日曜のボツ予想~緩和サイアー×緊張メア

2024-07-14 09:47:53 | 血統予想

Porta Fortunaが7/12ファルマスS(英G1・芝8F)、Whitebeamが7/13ダイアナS(米G1・芝9F)に勝ち、カラヴァッジオ産駒頑張ってます
カラヴァッジオの母Mekko HokteはIntentionally4×4とThe Axe4×4という傍系の血のクロスをもちかつ非Northern Dancerなので、カラヴァッジオがNorthern Dancer系のクロスが強い繁殖との配合で成功しているのは順当of順当





Porta Fortunaは母がデインヒルとSadler's Wells経由のNorthern Dancer4・4×4・5なのでアグリと似た配合パターン、Whitebeamは母がDanzig3×5とMill Reef4×4ですね

湯の川は大人気なのでボツ予想としましたが◎リジル
ダノンレジェンドも父が非Northern Dancerの北米アウトサイダーMacho Unoなので、カラヴァッジオと同じ理屈でクロスがうるさい繁殖との配合が成功しやすいのですが、母ロイヤルスピリッツはHalo=Royal Matchの全きょうだいクロス3×4、Northern Dancer5×3



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では函館記念、福島テレビOP、青島特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜のボツ予想~セクシーな3/4同血クロス

2024-07-13 09:39:57 | 血統予想

湯浜は◎セクシーブーケ、デビュー戦から配合をほめて狙ってきた馬で、前走が向正面で押し上げそのまま余力十分に押し切る強い内容





Liam's Map&Not This Timeの兄弟は種牡馬として期待してましたがともにG1馬を出して成功、なんといっても母母Yada YadaがもつTa Wee2×3の名牝クロスが光り、Liam's MapはCharedi≒Taweeの3/4同血クロス4×4・5

 ┌Intentionally
┌○
Charedi
└△
 └Aspidistra
┌Intentionally
Ta Wee
└Aspidistra

セクシーブーケはそれをUnbridled3×4と累進していて、牝馬ながら締りが強い体質と手先が強い走りはこのクロスの影響を強く感じさせるもの

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では函館2歳Sとかもめ島特別と不知火特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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日曜のボツ予想~好配合、ついにオープン入りへ

2024-07-07 09:47:22 | 血統予想

五稜郭は◎ホウオウスーペリア
母母Baize(シンハリーズの母でもある)がNorthern DancerもHail to ReasonもMr.Prospectorも、それどころかNasrullah≒Royal Chargerすらもたないという超アウトサイダー血統で、そこにNorthern Dancer4×4とHail to Reason4×4のスクリーンヒーローを配したのがよく、種牡馬辞典でPOG推奨としたぐらい配合は評価してる馬です



Haloクロスらしい脚捌きで戦績どおり機動力抜群、道悪実績も十分で、充実の4歳夏についにオープン入りかと

○タシットは母がバーディバーディの全妹でGraustark=His Majesty3×4、そこにブラックタイドですからパワーと機動力の中距離血統で、近走はマイル戦で好走がつづきますが、中山1800でインザオベーションの2着があり血統や走りからしても小回り1800がベストっぽいし、マイルを使ってきた後だけに前々で立ち回れそう





穴は▲アスクドゥポルテ、見るからにデインヒル3×3が強い馬で、洋芝と短縮で変わり身があるのではと

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では七夕賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では七夕賞とプロキオンSと横津岳特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~ナダル×カナロアが初陣

2024-07-06 09:19:06 | 血統予想

愛ダービーは英ダービー3着のCamelot産駒Los Angelesが快勝
Kingmambo3×3、デインヒル4×3という強力な父母相似配合で、Camelotの代表産駒は

Luxembourg(デインヒル4×3:コロネーションC、タタソールズゴールドC他)
イーヴンソー(デインヒル4×2:愛オークス)
Sammarco(Sadler's Wells3×4:独ダービー、バイエリシェスツフトレンネン)
Santa Barbara(デインヒル4×2:ビヴァリーディS他)
Sir Dragonet(Sadler's Wells3×3:コックスプレート他)、
Russian Camelot(Sadler's Wells3×3、サウスオーストラリアンダービー、アンダーウッドS)

と、ほとんどがSadler's Wellsかデインヒルの強力なクロスをもっています



この煮詰まったヌレサドデインヒルを次どうするか…となると、今現在ではひとまずJustifyやBlue Pointということなんですね



函館の新馬に一口ピック馬ルージュアマリアが出てきますが、母アルモニカは420キロデビューのロードカナロア×ディープインパクト
カナロア肌もディープ肌もサイズ面が問題になることが多く、だからアルモニカみたいな牝馬にナダルを配してサイズアップ&パワーアップを推奨してきたので本馬には注目してます

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではマリーンSと潮騒特別と西部スポニチ賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では西部スポニチ賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします


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日曜のボツ予想~雨の洋芝でGreen Desert

2024-06-30 06:19:35 | 血統予想

立待岬はまたマンビア仔(スイミーユニバンス)がユタカで差し切りかもですが、アルデバラン肌と同じくマクフィ肌も優秀だろうと言いつづけていて、オウバイドオリは見るからにGreen Desert(母父マクフィの母父)が強いパワースプリンターで、洋芝1200で雨予報なら面白い
…とみる人は多いようで、えらい人気になってますな(^ ^;)



今日はこれから函館競馬場に向かうので、コメント等は書き込めないし対応できないですm(_ _)m
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではラジオNIKKEI賞と北九州記念と巴賞と函館8Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜のボツ予想~ターシャズスターの娘

2024-06-29 09:26:06 | 血統予想

函館4Rプロトアステールは砂の名繁殖ターシャズスターの娘で、エスメラルディーナやコンシリエーレの半妹
In Reality5×4・6で身のこなしもダートっぽいし、この初ダは狙い打ちたいところ



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではTVh杯と北海HCを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜は2鞍、日曜に重賞二つと函館から2鞍で計4鞍予想します
というのも日曜早朝から函館競馬場へ出発し、翌日は青森にわたって火曜の八戸セリも見学して帰札…という弾丸ツアーを敢行するので、コリコリのイカを食らうためにも日曜の函館競馬は負けられない戦なのです

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第65回宝塚記念回顧~エピファのステイヤー、雨の京都を下る

2024-06-24 15:13:03 | 血統予想

京都11R宝塚記念
◎2.ジャスティンパレス
○12.ブローザホーン
▲9.ソールオリエンス
△10.ローシャムパーク
△13.ルージュエヴァイユ
×5.ディープボンド
×7.プラダリア
京都は土曜メインの頃にはもう降り出していたが、これから日曜朝までかなりの雨量で、しかもメインまで降りつづくという予報どおりだと、しっかり重馬場は避けられない状況だろう。京都Dコースはインが荒れてきて、みんなそこを避けて走っているし内回りも外回りも外伸び優勢。このバイアスが道悪になってどうなるかだが、今降っていて滑る馬場だと、むしろ芝のないところのほうが走りやすいかもしれない。
ドウデュースは道悪が大きな割り引きとは思わないが、ピッチで一気に爆発して決めてしまうのが勝ちパターンだから、大回りのタフな馬場でダラダラ流れるレースで本領を発揮できるかどうか。いつでもどこでも同じぐらい強い馬なんていないのだから、ここはドウデュースを買うレースではないということで潔く無印でいってみる。
ジャスティンパレスはヌレイエフ的なナタのストライドでズドーンズドーンと走るので、春秋の天皇賞を見てのとおり大箱がベターには違いない。陣営は馬場が悪すぎるとどうかというニュアンスだが、ヌレイエフだからこなすし我慢するとみた。ディープボンドは京都の下りが上手いのでここもロンスパでくるだろうが、ルメールは好位につけてそれに呼応するスパートでくるはず。
ブローザホーンは生粋のステイヤーなので良の2200では根本的にスピードが足りないが、重馬場で前半ゆっくり入っての後半ロンスパならばTT質でも対応できる。京都外は競走中止を除けば[2-1-0-0]で、エピファ産駒らしく下るのも上手い。
ソールオリエンスは重の皐月賞を大外一気で勝ったが、キャラとしてはストライド系で、大阪杯も中山記念も有馬も内回りで差しにくそうに見える。雨の京都外2200で、ここでいいところがないようでは成長に疑問符を付けざるをえないが、血統的にはむしろ古馬になってからの馬だ。
ルージュエヴァイユは胴も脚も長いジャスタウェイ産駒で器用さは全くないが、コーナリングが悪いからこそ大阪杯もエリ女もコーナー加速できないまま最内を突いて持続力と底力で伸びてきた。雨でもう内も外も同じというバイアスならば、ここもみんなが外に膨れるところをショートカットする手はある。
ベラジオオペラは道悪実績はあるが、アイドリームドアドリーム牝系だから内回りの中距離が鬼で、京都外で長く脚を使うレースではローシャムパークやプラダリアのほうが先着するだろうという読みで。

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例によってNETKEIBAの全頭血統解説から1~3着を

ブローザホーン
デザートスネークの甥で、母オートクレールはJRA4勝(芝ダ1200~1600)。ダイヤモンドS2着ジョーヤマトも近親。母父デュランダルはマイルCSやスプリンターズSの勝ち馬。牝系はスタミナ十分で、母父にスピードが入ってエピファネイア産駒としてもバランスの良い配合になった。2400以上[4-1-1-1]、前走時424キロの小柄なステイヤー。前駆がいい走りのエピファ産駒だから、実績どおり京都外回りも合う。時計や上がりが速いと苦しいので渋ってスローなら。(距離○スピード○底力◎コース◎)



ソールオリエンス
ヴァンドギャルドの3/4同血の弟で、母スキアはフィユドレール賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。英オークス馬Loveも同牝系。母父Motivatorは英ダービー馬でタイトルホルダーの母父でもある。父キタサンブラックは年度代表馬で本馬やイクイノックスを出し成功。重厚で奥深い中距離血統で、クラシック三冠[1-1-1-0]と活躍したが、古馬になっての成長も見込めるはず。未だにコーナリングはイマイチなので、京都外2200で一雨あれば差しやすい状況に。(距離◎スピード○底力◎コース○)



ベラジオオペラ
エアアンセムやサトノヘリオスの甥。牝祖エアデジャヴーはオークス2着で、エアメサイアやエアシェイディの母でエアスピネルやエアウィンザーの母母。父ロードカナロアは世界の短距離王だが、中距離型の繁殖との間にアーモンドアイやパンサラッサなど中距離チャンピオンを出している。本馬も母父ハービンジャーが強い中距離馬で、この牝系らしく機動力に富み重賞勝ちは全て内回り。カナロア産駒だからスピードはここでも上位で、また前残りを目論む。(距離○スピード◎底力◎コース○)



前夜から降りつづいて馬場状態は終日重、京都芝Dコースは連続開催で見た目にインが荒れていて、その荒れたところをみんな避けて走っていて、宝塚においても3~4角であえてインを狙ったカラテ、ヒートオンビート、シュトルーヴェは枕を並べて大敗

典型的な逃げ馬が不在で、ディープボンドかベラジオオペラが逃げるのかと思いきや、川田ルージュエヴァイユが果敢にハナを奪うと12秒台後半にペースダウンし、前後半のラップは61.0-12.9-58.1、ゆっくり入って坂の下りから速くなる後半4Fロンスパに

上の解説でも書いたとおり、428キロのステイヤーのブローザホーンにとって中距離のスピードを要求されるレースになると苦しく、NETKEIBAのMahmoudさんとの対談でも「雨が降ってなおかつ前半スローならば、ステイヤーのブローザホーンにも好走の目が出てくる」と言っていたんですが、まさにそのゾーンのレースになりました

エピファ産駒らしい前駆のいいフォームで京都外を下るのはお手のもの、4角~直線で惰性で勢いがついて、斜めに外に出しながら伸びてくるときの脚は人馬一体で、いつかG1を勝つだろうとは思っていましたが菅原くんおめでとう

「弱い4歳世代」最大の戦犯のように言われていたソールオリエンスですが、あの重馬場の皐月賞を大外一気で勝ってしまったのがね、あれはたとえばテイエムオペラオーの皐月賞の勝ち方なんかと似ていて、中山内回りをコーナリング能力で勝ったレースでは全くなかったわけで、そもそも京成杯で思いっきり膨れてた馬ですからね(^ ^;)

ベラジオオペラとは勝ったり負けたりで何度も鎬を削ってきてまさに同期のライバルですが、けっきょくのところ大箱(宝塚とダービー)ではソールがベラジオに先着しているわけで、ストライドで差すタイプだし、内回りでコーナーで脚を使うよりは外回りで構えて差したほうが味がある馬なんじゃないかと

だから内回りの大阪杯と中山記念と有馬記念で差しにくかったのを「ベラジオオペラに比べると成長していない」と言われてしまうのはちょっとかわいそうやなと、キタサンブラック×Motivatorが成長しないわけがないのでね

ドウデュースについては未だにマイラーなのか中距離馬なのかという議論が持ち上がるわけですが、Mahmoudさんとの対談でもあれこれ語ったように、マイラー質の凄い爆発力を中距離で発揮できる稀有な存在で、そういう馬に友道メソッドでつくりあげられてきたというイメージです

ようは前半はタメるだけタメて、どの区間で爆発させるか、それが中山阪神の内回りだと一気の捲りという形になるわけで、京都外回りならばダービーのように直線爆発の絵でユタカは乗ってたんじゃないかと思います

いずれにしてもハマッたときの爆発力は現役ナンバーワンなのですが、そのゾーンがあまり広くないというね、それが通算[6-1-1-5]という競走成績にも現れているかと

今日ゾーンにハマらなかったのは、川田がスローで逃げたのでうなってしまったこと、うなったところで落ち着かせようとしたが外に菅原・戸崎・武史がいて、周りに馬がいる形でなだめることができなかったこと(ダービーで途中ポツンと1頭になったシーンを思い出します)、なだめているうちに外に出すタイミングを逸し内に行くしかなかったことで、馬群の中でうなってしまうと点火しないのはドバイや秋天と同じでした

パドックを見て「最も良く見えるのは+12キロのベラジオオペラで、次がジャスティンパレス」とコメントしておきましたが、ベラジオは大阪杯より更に筋肉の張りが目立ちまさに充実期、同じような条件下だった京都記念で負けたプラダリアに競り勝ったわけで、この数ヶ月間でもたしかに成長していると思わせるし、阪神内2200ならこの馬が勝ってたかもしれないですね

ジャスティンパレスはフォトパでは余裕残しに見えたんですが、当日のパドックの雰囲気はよかったと思うし、こんなに動けないとはさすがに驚きで、思った以上に道悪が苦手だったのか…と言うしかないですね

ブローザホーンはMixed Marriageと同じPersian Maidに辿り着く牝系で、そこにAssertのスタミナが入ったこのアサーティンの枝からはダイヤモンドS2着ジョーヤマトなどが出ており、重厚なスタミナ牝系のエピファネイア産駒となると重々しすぎるぐらいですが、母オートクレールはデュランダル×フォーティナイナーで1200~1600で4勝をあげたマイラーでした

中距離馬やステイヤーにもスピードが必要なのは言うまでもないことで、特にエピファネイアのような2400超で強かった種牡馬こそ、デアリングハートやケイティーズファーストといったマイラー質の血を「1/4マイラー」の形で取り込んだり、トップデサイル(BCJフィリーズ2着)やオートクレールのようなマイラー質の繁殖と配合しなければならない

いっぽうベラジオオペラの父、世界の短距離王ロードカナロアはというと、代表産駒の母父はMontjeuにスペシャルウィークにハービンジャーで、女傑アーモンドアイの母はエリザベス女王杯のフサイチパンドラ

ロードカナロア×サクラバクシンオーが短距離で大成功しているという事実もあるのですが、エピファネイアにマイラーのスピードを入れ、ロードカナロアに中距離のスタミナを入れる、シンプルでオーソドックスな考え方こそが配合論のイロハのイなのです

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