愛2000ギニーは英2000ギニー2着Field of Goldが人気に応え快勝、Kingmamのワンツーとなりましたが、またまたシスキンと相似のA級マイラー出現
勝ち時計が1分36秒台と速いし、映像を見てもなるほどシスキンに通じる柔さとバネがあり、こうなるとやっぱりシュネルキンやりたくなりますな(・∀・)
京都最終は内ドレ◎パーサヴィアランス、3走前も1枠2番から最内をすくって複穴をあけています
アビラはデインヒルとAllegedのRibotパワーを伝えるのでジェベルムーサやフルムなどダート巧者も出る牝系ですが、本馬はドレフォン×ディープインパクトで当初は芝を主戦場としていたように、ダートなら脚抜きのいい馬場がベター
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではオークスと都大路Sと丹沢Sを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではオークスを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
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京都はこれから終日雨予報、東京も今夜から降る予報でオークスの前日予想が悩ましい…
メルボルンはドウデュースの弟◎エンダードラゴン、Ribot肩で脚元カッチリのリアステ産駒とくれば芝道悪は鬼じゃないかと思うんですが、今んとこ単勝1人気(連複2人気)なので薄ら笑いを浮かべてボツ予想へ…穴はジワジワ良くなってきた▲プチプランス
オーストラリアは芝血統でダートなら脚抜きのいい京都1400がベストコースっぽい◎フェンダーと、これも京都1400の重が一番斬れそうな○ワーズワース、好位から抜け出す吉村誠之に大外に持ち出した高杉吏麒が襲いかかる
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では平安SとカーネーションCを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では平安Sを予想していますので、今週もよろしくお願いします
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東京11Rヴィクトリアマイル
◎17.アスコリピチェーノ
○10.ボンドガール
△13.ビヨンドザヴァレー
◎ミアネーロは実は東京マイルがベストコースではないか、というストーリーでもう半分ぐらい書いていたのだが出走取消…。一気に力が抜けてしまったが、もともと印は4頭しか入れてなかったのでこの3頭で。
アスコリピチェーノは母系が欧州本格派で、ダイワメジャー産駒のマイラーとして充実一途で順調に成長してきた。特に前走は短距離でうなりながら先行したのが好感で、ダイワメジャーだからここも前で受けてこそだろう。ルメールが正攻法で押し切るとみた。
ヴィクトリアマイルはシアトルスルーの血を引く馬が好走するし美味しい馬券になる。ボンドガールは母母父がエーピーインディ系マリブムーンで、ダイワメジャーにしては脚長でしなやかなストライドで走るのはこの影響だろう。東京新聞杯ぐらい走れば馬券になるとみたいが、これもやっぱりダイワメジャーだから差しに回りすぎるとまた2着3着かもしれない。
アリスヴェルテが前走控えて好走しているだけに、ペースは上がらず前残りもあるとみてヒモ穴はビヨンドザヴァレー。イスラボニータにナスキロ血脈を重ねた大箱向きのマイラーで、いつも最後のひと押しが課題だがここは展開に恵まれそうだ。
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やることがいろいろあって遅くなりました…例によってNETKEIBAの全頭血統解説より1~3着を
アスコリピチェーノ
アスコルターレやアスコルティアーモの妹で、母アスコルティはJRA2勝(芝1200~1400)。母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち馬で、タッチングスピーチやサトノルークスやミスタージーティーの母。母系にSadler's Wellsが入るダイワメジャー産駒といえばアドマイヤマーズやレシステンシアがいる。母方の重厚さも強く底力や成長力に富み、前走1351TSはダイワメジャーらしく前で受けて勝ったのも好感。充実一途でマイル女王の座へ。(距離◎スピード○底力◎コース◎)
クイーンズウォーク
グレナディアガーズの半妹。母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ち馬でMr.Prospector4×4・5。父キズナは昨年のリーディングサイアーで牝駒がよく走ることでも知られる。本馬は父を大型で北米パワー質に振ったイメージで、重の金鯱賞を力強く差し切ったように、パワー勝負に強い中距離馬。マイルの高速戦では、スピードの絶対値で一線級に譲る。脚元をみても馬場が渋るのはプラスで、雨で浮上。(距離○スピード○底力◎コース○)
シランケド
イメンシティ大賞(伯G1・芝1600m)勝ちVery Nice Moonのイトコ。母母ビーフェアーはブラジルオークスなどに勝ったブラジル最優秀3歳牝馬。父デクラレーションオブウォーはトップナイフ、タマモブラックタイ、セットアップなどの父。母父ディープインパクト譲りのしなやか体質で、地力と持続力に長けた中距離馬。デクラ産駒らしく脚質は逃げ差し自在で、3連勝で重賞制覇と上がりに上がる。ここはマイルの高速決着への対応が課題に。(距離○スピード○底力◎コース○)
「24年は前後半45.4-46.4の前傾ラップでマイル路線を走っていた馬のワンツーだったが、後傾ラップならランブリングアレーやスターズオンアースのような中距離馬も好走可能」と導入文で書いたのですが、今年はアリスヴェルテが離して逃げてレースラップは45.4-46.7、離れた2番手以降は46-46、後方組は47-45で走破したというレース
今の高速馬場においては、マイラーであっても中距離馬であっても、47ちょいで追走し45ちょいで上がることはたやすいので、だからゴール前は横一線の追い比べで8頭がコンマ3秒以内にひしめく混戦になったわけで、ちなみに前週のNHKマイルを45.8-45.9で差し切ったパンジャタワーがそのままのペースで走破すれば、アドマイヤマツリの2馬身前で先行押し切った計算にはなるわけです
まあグランアレグリアやソングラインやアーモンドアイのクラスならば47-44で走破できるんですが、そのレベルの馬がいなかったのでアスコリピチェーノが格でギリギリ差し届いたというレースだったかと
9Rテレ玉杯を勝ったボーモンドのルメールのコース取りをみても、東京芝コースは良に乾いても内のほうが伸びない馬場状態だったようで、掲示板に載ったのは8枠3頭と6枠12番と2枠3番、フルゲート18頭だと内枠は不利だったという結果にもなりました
だから1枠2番ステレンボッシュは外に出せればもう少し脚を使えたんじゃないかとも思いますが、シランケドも直線はまず内を狙ったものの、内にいる馬たちがみんな伸びあぐんでカベになりかけたので外に切り替えて、あれ最初から外に行っていればもっと際どかったかもしれず、それだけに2枠3番アルジーヌを直線で早々と外に持ち出し踏ん張らせたレーンの手腕も光りました
マイラーとしての能力ならばダイワメジャー2頭だろうと思ったんですが、ボンドガールは返し馬からもう押さえるのが大変そうで、ユタカは出していけずにソロッと乗るしかなく、それでもペースが速くないので最後方でずっとかかり気味でした
アスコリピチェーノの母アスコルティは芝1200~1400で2勝、しかし血統はDanehill Dancer×Sadler's Wells×Irish Riverですからなかなか重厚で、ダイワメジャー産駒で母系にSadler's Wellsとデインヒルが入るのはレシステンシアと同じ
Sadler's WellsとDanzigが入るのはメジャーエンブレムと同じで、Sadler's Wellsが入るのはアドマイヤマーズと同じで、仏G1ロイヤルオーク賞連覇のDouble Majorも母がDansili×Rainbow Questで、ダイワメジャーの大物はほとんどが重厚な欧州血統の母から出ています
ダイワメジャー産駒がG1を勝つたびに同じことを書いてますが、マイラー種牡馬には中長距離の肌、中長距離種牡馬にはマイラーの肌、というのが配合論のイロハのイで、ちなみに日本ダービーはというと
父エピファネイア、母BCJフィリーズ2着
父サトノクラウン、母芝マイル3勝
父ハーツクライ、母北米ダ短重賞2勝
父ディープインパクト、母母BCJフィリーズ勝ち
父ディープインパクト、母BCフィリー&メアスプリント(ダ7F)勝ち
「父芝12F×母北米短距離~マイル」的な配合が5年連続で勝ってます
プリークネスはJournalism、Kダービーの出走馬ではルクソールカフェとSovereigntyとJournalismの血統が双璧で、母系に入るBernardiniの優秀さについては何度も書いてますがリスポリよかったね
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/819a37715ba356f6d97f1c3ddc343294
オルフェーヴルの2年連続凱旋門2着からもう12年も経つわけですが、勝ったのはMotivatorの娘TreveとPoligloteの娘Solemiaで、だからライバルの血を取り込むという視点でいうならば、オルフェーヴル×Sadler's Wellsでラッキーライラックやオーソリティやエスポワールが出たのは物語として順当なわけです
そのエスポワールにドゥラメンテを配して、サンデーサイレンスとトニービンとノーザンテーストという歴代リーディングサイアーの血をクロスし、おまけにKingmamboの父系でNureyev≒Sadler's Wells5×5もクロス
オルフェーヴルとナカヤマフェスタとエルコンドルパサーで計2着4回、この積年の恨みを詰め込んだような強力な父母相似配合でアロヒアリイは生み出されました
そんなアロヒアリイが凱旋門賞をめざして渡仏というのは、まずはパリ大賞典ですが頑張ってほしいなあと…ちょっと脚は遅いですが底力は並ではなく、バレークイーンは3歳が旬だし、ドゥラメンテのラストクロップでもありますからね
BSイレブンは◎ベルウェザー
母方が芝ストライド血統で、元旦産駒でも芝馬のようなストライドで走る馬で、ダートなら東京の重でこそ狙いたい
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではヴィクトリアマイルと東京6Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
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地元の八百屋に山菜が並ぶ季節になりましたが、あずき菜をオリーブオイルと塩麹で和えたらわかっちゃいるけどめちゃんこ美味いんだ
今日は各地雨で馬場状態はどんどん悪化していきそうですが、国分寺はカーネーションが好内容○カンティアーモと今は1400より1800が合いそうな▲ルージュスエルテが有力
しかし渋った東京1800なら◎エバーハピネスも現級を勝てる力はあると思うので、ドゥラメンテ黄金配合(母系にGone Westが入ってヌレサドクロス)に一票
東京最終は◎カルネヴァーレ、母はNorthern Dancer4×4で自身はMajestic Prince=クラウンドプリンスの全きょうだいクロス5×4、グランド牧場さんこれ狙いたくなったのか、ノースケープ牝系にダノンレジェンドを配したのがこれまで4頭もいて、本馬とクールライズ(JRA2勝)が勝ち馬となっています
前走は外に出してからの伸びが目立ったし、また最内枠で乗りやすくはないでしょうが、速い馬場は向きそうなタイプだし距離も1200よりはマイルだろうと
新潟はついに中央に舞い戻ってきた8Rはるおも気になるところですが、6直千は橋本の◎ラブカマクフィーに注目
マクフィ牝駒の直千は[4-1-2-13]単回値262複回値147と狙いどころ、特に7~8枠を引いたときは以下のように[2-0-2-1]、まあ今の新潟では8枠に入っただけで穴人気するので現在5人気です
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では新潟大賞典とあずさ賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
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東京11RNHKマイルC
◎18.コートアリシアン
○8.アドマイヤズーム
▲6.イミグラントソング
△1.モンドデラモーレ
△16.サトノカルナバル
×2.ショウナンザナドゥ
×5.ランスオブカオス
×11.パンジャタワー
今年のNHKマイルCは前哨戦で逃げた馬が1頭も出てこない。どれがハナを切るのかも判然としないほどで、そういうときに限って意外に激しい先行争いになったりもするのだが、ふつうに考えれば後傾ラップで、アドマイヤズームが朝日杯のように好位から上がり1位を叩き出せるようなレースになるだろう。
そんなレースを想定した上で、穴で入るならばコートアリシアン。サートゥルナーリア産駒はファンダムにしてもショウヘイにしても、上がりのケイバでビュンと脚を使う。オリオールの薄いクロスをもつので揉まれない大外は歓迎だし、後傾ラップをタメて大外から差す形なら、NZTよりもクイーンCよりもいい脚を使えるイメージがある。
イミグラントソングはリヴァーマンやミルリーフの斬れを活かした配合で、マクフィ産駒にしては脚長で斬れで差すタイプ。ルメールとは手が合うだろう。
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例によってNETKEIBAの全頭血統解説より1~3着を
パンジャタワー
ロジユニヴァースの甥で、牝祖ソニンクは直仔にノーザンリバーやランフォルセ、孫にディアドラやジューヌエコール、曾孫にソングラインやスキルヴィングなどが出る名繁殖。父タワーオブロンドンはスプリンターズSに勝ったRaven's Pass産駒で、初年度産駒にアーリントンロウやレイピアなどがいる。母はMachiavellian3×3でなかなか味のある配合だが、体つきなどをみても1600より1400のほうが斬れそうなイメージではある。(距離○スピード○底力◎コース◎)
マジックサンズ
コナコーストやコナブラックの下で、母コナブリュワーズはJRA4勝(芝1200~1400)。母母アンブロワーズは函館2歳S勝ち馬でロシュフォールやテオドールの母。父キズナはジャスティンミラノなどを出す昨年のリーディングサイアーで、キズナ×キングカメハメハはハピやタガノエルピーダと同じ。重馬場の札幌2歳Sを力強く捲り差したパワーが売りで、皐月賞も上がり1位の脚で追い込んではいるが、東京マイルの高速戦を差せる脚かとなると微妙だ。(距離○スピード○底力◎コース○)
チェルビアット
ショウナンパンドラの半妹。母母ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹で、ステイゴールドやレクレドールの母でドリームパスポートやダイアナヘイローの母母。ロードカナロア×フレンチデピュティはレッドルゼル、アンヴァル、リリーバレロなどと同じ。フィリーズレビューはHペース前崩れで4角14番手の後方待機策がハマッた。フレンチデピュティやノーザンテーストのパワーも強く上がりのかかるレースで浮上。高速決着になると苦しいか。(距離◎スピード○底力○コース○)
今年のNHKマイルは、実戦で逃げたことのある馬がヴーレヴーだけ、それも芝1200の新馬戦で、そもそも何がハナに行くのかの予想がまず難しかった
「こういうときに限って意外にHペースになったりするから…」ってな話もしてたんですが、そのヴーレヴーが1200の重賞のようなペースで逃げてそれをトータルクラリティやアドマイヤズームがうなりながら追いかけて、まさかまさかの前後半44.6-47.1
2秒5前傾というのは、ウインクリューガーが勝った03年第8回(45.8-48.4=2秒6前傾)に次いで、テレグノシスが勝った02年第7回(45.3-47.8=2秒5前傾)と2位タイ、4位はタイキフォーチュンが勝った96年第1回(45.1-47.5=2秒4前傾)、まあ最近ではなかなかお目にかかれないような前傾度
このメンバーで歴代2位のHペースになってしまうとは、いやホンマにフタを開けてみないとわからんもんですが、前の組はみんな止まってしまい、中団を進んだパンジャタワーは直線外に持ち出すと坂を駆け上がるときの加速が1頭だけ抜けていて、残り200mではもう先頭に立っていました
つまり1400mを1.19.9で走破し(京王杯SC4着のレッドモンレーヴと同タイム)、そこからゴールまでを11秒8でまとめてマジックサンズやチェルビアットの追い込みを凌ぎきったというわけで、マイル戦で前傾ラップになると1400質の馬が勝ちやすいというのは、なるほどこういうことなんやなあ~という勝ち方でしたね
レース上がり3Fは35.3と当然かかったので、稍重の京王杯2歳Sを勝ったパンジャタワーと、重の札幌2歳Sを勝ったマジックサンズと、やはり超前傾ラップで上がり35.8のフィリーズレビューで2着に追い込んだチェルビアット、上がりのかかるレースで好走実績のあった馬たちが、望田が高速マイル戦では差し込みにくいと評した馬たちがみんな差してきた(^ ^;)
イミグラントソングがマクフィ産駒らしからぬストライドで斬れるのはたぶんRiverman≒Mill Reef≒Torsion4・6×6由来で、マクフィで2000ギニーを勝ったフレンチの鉄人とは手が合いそうに思えたのですが、ルメールさんは川田さんの後ろを取ればOKという乗り方で、けっきょく1,2番人気はHペースに巻き込まれてしまった
Aureole7×7のコートアリシアンは432キロのしなやか1800質で、大外枠ならば後傾ラップを大外一気がありうるのでは…というイメージで狙ったんですが、ゲートが開いて外に馬がいないと喜んでそっちに行ってしまい、こんなAureole魂発動のパターンもあるんかい(^ ^;)
そんなわけでパンジャタワーは今でも1400馬やと思ってるし、ラウダシオンやリアルインパクトが1400の強豪に完成したような蹄跡になりそうだと思ってるんですが、印を入れたのは単に配合が良いからというだけでね
タワーオブロンドンは種牡馬としてわりと評価してて、配合診断でもちょくちょく登用してるんですが、Darshaanの斬れで差してた馬なのでダートはあんまり走らないだろうという見立てもでき(種牡馬ファインニードルもダートはイマイチですよね)、今の日高ではダート走れないとなかなかセールに直結しないし大人気にはなりにくい…まあパンジャの活躍で来年はもっと注目されるでしょう
母クラークスデールはロジユニヴァース(父ネオユニヴァース)の3/4同血の妹で、名繁殖ホワイトウォーターアフェアとスーパー名繁殖ソニンクを通じるMachiavellian3×3ですから繁殖としては最高の配合
これ未出走で繁殖セールに出てたときに(血統だけで)推奨リストには入れてたんですが、写真見せてもらったらたしかにパッとしない見た目で(^ ^;)、だから安価で取引されたわけで、そこはソニンクおそるべし、母系に入るMachiavellianおそるべしでした
タワーオブロンドンの血統の美点は、何といってもシンコウエルメス~Doff the Derby~Margarethenとさかのぼる名門牝系にあり、Margarethenは父が底力の塊のようなTulyar~Tehranのラインで、母Russ-MarieはNantallahとニアリーな血脈構成
タワーオブロンドンはこのTehranの血をクロスし(Gone West~Mixed Marriage経由)、他にもBrigadier GerardやCrepelloもあってPretty Polly的な底力を秘める血統構成といえます
またそこにSadler's Wellsが配されたシンコウエルメスはNantallah≒Russ-Marie5×3をもつので、ようするにタワーオブロンドンは名門Margarethenの直系というだけでなく、Margarethenの名血を活かした配合を代々してきたといえるのです
「キタサンブラックの凄い底力の源泉は、BustedとTulyarとWordenによる、BlandfordとWild RiskとSolarioとPretty Pollyの組み合わせの増幅にある」という話はもう16回ぐらいしたと思いますが、そこは下記エントリを参照ということで
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/369ba708674e5d2a9924a042f049b705
同じ視点でパンジャタワーの血統表を掘っていくと、シンコウエルメスとホワイトウォーターアフェアとソニンク、この名牝系が秘める底力の血が、Tulyar≒Worden≒Busted6×6・7・8によってみごとに融合した配合という見方もでき、ダービー馬ロジユニヴァースの底力もBustedとWordenによってもたらされたのだと
パンジャタワーはSadler's Wells≒Nureyevの3/4同血クロス4×5ももつので、Nantallah≒Russ-Marieのラインも活かされているというね、見れば見るほどシンコウエルメスとホワイトウォーターアフェアとソニンクの名血が輝いて眩しくなる
┌○
│└△┌Busted
│ └△
キタサンブラック(Busted≒Worden≒Tulyar4×6・6)
│ ┌○┌Tulyar
└△┌○└△
└△ ┌Worden
└△┌○
└△
┌○
│└△
│ └△
│ └△┌Tulyar
│ └△
パンジャタワー(Tulyar≒Worden≒Busted6×6・7・8)
│ ┌○
│ │└△
│ │ └△
│ │ └△┌Worden
│ │ └△
│┌○
││└△┌Busted
││ └△
└△
└△
└△
└△
└△┌Busted
└△
キタサンブラックのBusted≒Worden≒TulyarのトライアングルをWorden≒Le Fabuleuxのニアリークロスで継続したのがイクイノックスですが、パンジャタワーの次に活躍しているタワーオブロンドン産駒、レイピアの母アンナトルテはLe Fabuleux≒Worden4×7・7をもっています(レイピア自身はSadler's Wells≒Nureyev4×4)
ひとまず告知
血統屋のPOG書籍「POG種牡馬別好配合馬リスト(2025)」発売開始です
http://miesque.com/c00108.html
オルフェーヴルはステイゴールドと違って牝駒もよく走るし、メジロマックイーンもフィリーサイアーだったので母父に回っても成功するだろうと書いてきましたが、ドゥラメンテでドゥラエレーデとアロヒアリイ、ロードカナロアでナナオ、そしてサートゥルナーリアでショウヘイと、キンカメ系種牡馬との配合は特にハマりやすい印象…オルフェーヴル×キングカメハメハもよく走りましたからね
昨夜は血統屋のPOG書籍の初校があがってきたので、けっきょくボツ予想にさける時間があまりなく、谷川岳はAHも◎だった◎エコロブルーム
今年のPOG書籍でもCandy Rideの血を引く馬を何頭か取り上げていますが、キャンディじゅんちゃんというぐらいCandy Rideが好きなので、Candy Rideが好きというかBlushing Groomが好きなんで、Blushing Groomらしさを最も伝えているのがCandy Rideなのだと
そんなわけでエコロブルームみたいにCandy Rideの美点が表現された馬はみんな大好きなんですが、タフな馬場の新潟内1400もピッタリやと思うのでここは横綱相撲で勝ってほしい
相手はひとまず○タマモブラックタイ(あ、これもBlushing Groomか)、▲ヤマニンサンバは母似の短距離っぽい体型をみると1400で新味が出るかも
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではNHKマイルCと橘Sを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではNHKマイルCを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
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兵庫CSはマテンロウコマンドが4連勝で重賞制覇
母系にフジキセキの血を引くドレフォン産駒はJRAに31頭が出走し、本馬やサンライズフレイムやカラフルキューブなど16頭が勝ち馬、勝ち馬率51.6%(43.4%)と1走当賞金192万円(169万円)はドレフォン産駒全体を上回ります
この16頭があげている35勝全てがダートというのがさすがDeputy Minister×フジキセキの砂黄金配合で、マテンロウコマンドも母ダイアナヘイローは阪神C勝ち馬ですが、芝はデビュー戦で大敗を喫しています
Deputy Minister×フジキセキでふと思い出して調べてみたら、カネヒキリ産駒はJRA179勝全てがダートで芝は163連敗で終わりましたが、フリオーソ産駒は88勝全てがダートで芝は現在172連敗中とカネヒキリ超えを果たしてました
東京6の出馬表を開くとグロスビークが1人気になってて、そんなメンバー薄いんかいな?と思って見たらなかなか薄かった(^ ^;)
右手前だとモタれるので東京の直線は課題ですが、そもそもアクションは大きいので大箱向きだし、脚元からも馬場が渋るのはプラスでは
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では京都新聞杯とエプソムCと青竜Sを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではエプソムCを予想していますので、今週もよろしくお願いします
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京都11R天皇賞
◎3.ブローザホーン
○6.ヘデントール
▲11.マイネルエンペラー
△9.シュヴァリエローズ
×8.ショウナンラプンタ
×13.ジャスティンパレス
×14.ビザンチンドリーム
ヘデントールはダイヤモンドSや菊花賞を見てのとおり長距離のスタミナ十分で追えば追うほど伸びる。ただ京都の天皇賞では名牝エアグルーヴの血が不振で、この血を引く馬は[0-0-0-7]で掲示板もなし。タイトルホルダーは1人気競走中止、フォゲッタブルは1人気6着、ドゥレッツァは2人気15着。母父が春天に強いステイゴールドだが、このジンクスを跳ね返せるかどうか。菊でも下りで進出したというよりは最後までバテずに追い込んだという2着だった。
ブローザホーンは昨年◎にしたが、勝ち馬とそん色ない内容の2着。434キロの小柄なステイヤーで、前駆がいい走りのエピファ産駒だから京都外の長丁場は最強。コース適性でヘデントールを上回るとみて今年も◎。今期はデキもいい。
マイネルエンペラーはユーバーレーベンの全弟で長距離は合いそうだし、前駆のいい走りのゴルシ産駒で京都外は良績。4角3番手以内では[2-1-0-0]で、下りで惰性をつけて4角先頭ぐらいで乗れれば面白い。
シュヴァリエローズはディープ×カーリアン×フランス牝系だから大箱向きのストライドで斬れるし、460キロの無駄肉のない体つきで長距離も向く。日経賞は条件が合わなかったが、京都外はベストコースで巻き返し必至。
ビザンチンドリームは460キロのエピファ産駒だからタイプとしてはブローザホーンに近い。菊花賞も上がり1位でスタミナなら負けていない。
ショウナンラプンタはステイヤーではないだろうが、ディープ×ストームキャット×アンブライドルズソングの黄金配合で前駆のいい走り。下りから進出した菊を見ても京都外は合う。
サンライズアースはシュヴァルグランを大型でパワー型にしたようなイメージでスタミナは十分だが、レイデオロ産駒らしい立ち肩なので京都外よりは阪神内がベターだろう。
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例によってNETKEIBAの全頭血統解説より、導入文と1~3着を
昨年はシーザリオのワンツー エアグルーヴの血は不振
「京都外回りで行われる春の天皇賞は、Sir Gaylord(主としてディープインパクト経由)とPrincely Gift(主としてステイゴールド経由)の前輪駆動が強い」と毎年書いてきた。父系にSir Gaylord、母系にPrincely Giftをもつフィエールマンが、下りからスパートして前肢を伸ばし、スピードに乗って差し切るイメージですね。
昨年はHabitat≒Kris S.のニアリークロス5×3をもつテーオーロイヤルが勝ち、Kris S.≒Habitat3×5を持つエピファネイアの産駒ブローザホーンが2着。トレンドはシーザリオ経由のHabitat~Sir Gaylordに移ってきたといえるか。
いっぽう京都の天皇賞では名牝エアグルーヴの血が不振で、この血を引く馬は[0-0-0-7]で掲示板もなし。タイトルホルダーは1人気競走中止、フォゲッタブルは1人気6着、ドゥレッツァは2人気15着。人気を集めるヘデントールはこのジンクスを跳ね返せるか。
ヘデントール
パンデアスカルの半弟で、リカビトスの甥で、母コルコバードはJRA5勝(芝1800~2400)。母母エンシェントヒルもJRA7勝のオープン馬。牝祖アズテックヒルはファンタジーS(米G2・ダ8.5F)勝ち馬。父ルーラーシップは名牝エアグルーヴの息子でソウルラッシュ、キセキ、ドルチェモアなどの父。ルーラー産駒らしい豪快なナスペリオン的ストライドは見るからに東京向き。長距離のスタミナも十分で追えば追うほど伸びる。エアグルーヴの血がついに春天を制すか。(距離◎スピード○底力◎コース○)
ビザンチンドリーム
母ジャポニカーラはJRA3勝(芝1600~2600)。母母グリッターカーラはライラプスの全妹で、フサイチリシャールやビーチサンバと3/4同血。クロノジェネシスやノームコアも同牝系。エピファネイア×ジャングルポケットと重厚だが、母母がマイラー質なので配合のバランスは良好だ。460キロのエピファ産駒だからタイプとしてはブローザホーンに近い。きさらぎ賞を豪快に追い込み、菊花賞も上がり1位で京都外は合う。脚元を見ても馬場が渋るのはプラスだろう。(距離◎スピード○底力◎コース◎)
ショウナンラプンタ
母フリアアステカはセレクシオンデポトランカス(亜G1・ダ2000m)勝ち馬。近親にユナイティドネイションズS(米G1・芝11F)のBigger Pictureがいる。母父Zensationalは北米短距離G1を3勝。ディープインパクト系×Unbridled's Song系は有力ニックスで、本馬はStorm Cat3×4だからコントレイルと似た輪郭の配合でもある。実績どおり大箱向きの中距離馬で末脚確実。阪神内→京都外に替わるのは大きなプラス。菊4着を見直す手だろう。(距離○スピード○底力◎コース◎)
今年の春天はマイネルエンペラーが途中からハナに立ってレースを牽引し、ジャスティンパレスが向正で早々と動いたので、残り1400mぐらいからロンスパ削り合いになり、最後はヘデントールとビザンチンドリームの重厚な末脚の重厚な追い比べになりました
鮫島克駿ジャスティンパレスの早仕掛けが物議を醸していますが、いっぽうで淀の長距離戦を知り尽くしているユタカは、型どおり下りからスパートして見せ場十分の3着
ショウナンラプンタはナチュラルライズと同じくディープ×Storm Cat×Unbridled's Songの黄金トライアングルで、脚長でSir Gaylord的な前輪駆動ですから菊でも春天でも下りでのスピードの乗りは一番
しかし542キロの巨漢でステイヤーではないので最後の最後に止まってしまったのも同じで、終わってみれば菊花賞の再現のようなワンツースリー、明け4歳強しを印象づけました
サンライズアースは癖馬使いの池添も手こずるややこしい気性で、レイデオロ産駒はステイヤー質で長距離は得意なんですが、同時に私がラトロ肩と呼ぶ立ち肩もよく受け継いでいるので、サンライズアースもやっぱり下りで手が動いてしまった
スタミナ十分のステイヤーなのに京都の下りが上手くないというのが菊や春天を走る上ではこれからもネックになりそうで、阪神大賞典と春天の出し入れみたいなのが買い方の呼吸になりそうな気はしますね
ブローザホーンは気配はとてもよく見えたし、前半はヘデントールの直後ですから絶好ポジション、ただそろそろ外に持ち出したいところで鮫島が動いてユタカも動いて、けっきょくずっと馬群の中で外に出すタイミングがなかったのは、同じエピファネイア産駒のビザンチンドリームが大外に出して伸びてきただけに不完全燃焼でした
まあ他にも敗因はあるのかもしれませんが、同じように大敗した昨年の有馬やJCも馬群を割ろうとして全く伸びていないし、宝塚や春天や京都大賞典は直線一番外から脚を伸ばしています
ビザンチンドリームにしても、春天とサウジときさらぎはやっぱり大外一気で、ダービーはインに突っ込んだんですが1頭も抜かないままゴール
ルーラーシップは香港でリスポリを背にQE2を勝ち、ついにG1のタイトルを手中にしましたが、その後も国内G1では惜敗つづきで、G1で2着3着だったときの先着馬をあげてみると
11年宝塚記念2着:1着オルフェーヴル☆
12年秋天3着:1着エイシンフラッシュ2着フェノーメノ☆
12年ジャパンC3着:1着ジェンティルドンナ2着オルフェーヴル☆
12年有馬記念3着:1着ゴールドシップ☆2着オーシャンブルー☆
(☆はステイゴールド産駒)
ルーラーの全盛期はステイゴールド産駒の全盛期でもあり、ステイゴールド産駒に辛酸をなめさせられつづけた競走生活だった、といっても過言ではなかった
そんなルーラーシップがステイゴールドの娘と交配され、憎きライバルの血を母父に取り込むことで、Princely Giftの下る力を借りることで、ついに“エアグルーヴの呪い”を解き放った第171回天皇賞だったのです
すんません予想以外にやることが多すぎて、昨夜もいつの間にか気を失ってて、My Old Kentucky Homeの歌声で目覚めたぐらいで、ウマい馬券の予想は天皇賞だけ、プリンシパルはボツ予想に回して後ほどここにアップしますm(_ _)m
「Bernardiniやエンパイアメーカーは肌に回って最高なのだ」と書いてきましたが、母父BernardiniのSovereigntyと母母父BernardiniのJournalismで決まったKダービー
ルクソールカフェは危惧したとおり内で泥かぶってダウン、勝ったSovereigntyは16番ゲートの母母父エンパイアメーカーで、エンパイアメーカーが枠で明暗分かれたダービーでもあったかと
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では天皇賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatophttp://www.keibado.ne.jp