栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

第85回オークス回顧~「1/4ハッピーパス」チェッキーノの娘が戴冠

2024-05-20 10:29:46 | 血統予想

東京11Rオークス
◎15.サフィラ
○7.ステレンボッシュ
▲13.スウィープフィート
△12.チェルヴィニア
×8.ホーエリート
×14.ライトバック
×17.タガノエルピーダ
ステレンボッシュはエピファネイア×ルーラーシップ×ダンスインザダークで、牝系はディープインパクトと同じウインドインハーヘア。ニジンスキーのクロスを重ねて背中が長い体型で、追われると4輪駆動で末脚を伸ばす。どこから切っても大箱向きの中距離馬にしか見えず、桜花賞を勝ちきったのはモレイラ恐るべしと言うしかないのだが、能力がないとできる芸当ではない。フローラ組はピンとこないし、桜花賞組で東京2400になって最もプラスがあるのはステレンボッシュだ。
スウィープフィートは名牝スイープトウショウの孫で、スワーヴリチャード×ディープスカイだからこれも血統は中距離。折り合いが敏感なのでユタカはここも後方一気だろうが、折り合えば2400はOKだしマイルの高速戦よりはいいだろう。桜花賞はチューリップと比べると出来落ちに見えたし、4角で締められたのも痛かった。今週の坂路では速い時計で走破するも、最後までブレずに真っすぐ走っていたのは好感。間違いなく桜花賞より出来はあるし、桜花賞よりパフォーマンスは上げられる。
チェルヴィニアの母チェッキーノは4輪駆動の中距離馬でオークス2着。本馬もハービンジャーとチェルヴィニアを足して割ったイメージで、ナスペリオン的なしなやかストライドで走る。桜花賞は大外枠でスタート後からうなって追走してしまい、根が中距離質だけにああなると苦しかった。ルメールに手が戻ってアルテミスの再現を目論む。
「マイルで最もハッとする脚を使うのはライトバック」と桜花賞で◎にしたが、母父エクシードアンドエクセルはデインヒル系の短距離型で、この影響も感じさせるグラマーな体つき。スピードに乗ったときのアクションも豪快で、桜花賞上位組では最もマイラー質というべきだろう。2400だと折り合い面でもまだ心配が…。
スタミナ勝負になったときのハギノピリナ的ヒモ穴としてタガノエルポーダとホーエリートは取り上げておきたいが、現在単勝54倍の11人気、ここまで人気が落ちるなら◎サフィラで打ってみたい。サリオスの全妹で、サラキア、サリエラ、エスコーラの3/4妹。母サロミナは独オークス馬。シュネルマイスターも近親の有力ドイツ牝系だ。サリオスのような肉量豊富なマイラーっぽさは感じられず、アルテミスSも中距離馬らしい末脚の伸ばし方で2着。クイーンCでは直線割れずじまいで、サラキアやサリエラと同じく馬群はイマイチのようだが、揉まれず運べれば2400で底力とスタミナを発揮するのではないか。その点で外枠を引けたのはありがたい。

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例によってNETKEIBAの全頭解説から1~3着を

チェルヴィニア
ノッキングポイントの半妹でサブライムアンセムのイトコ。母チェッキーノはコディーノの全妹でオークス2着。母母ハッピーパスは京都牝馬S勝ち。この牝系のハービンジャー産駒といえばカービングパスやスティーグリッツ。父と母を足して割ったイメージで、ナスペリオン的なしなやかストライドで走る。桜花賞は大外枠でうなって追走してしまい、根が中距離質だけにああなると苦しかった。ルメールに手が戻ってアルテミスの再現を目論む。(距離○スピード◎底力◎コース◎)



ステレンボッシュ
ヴァルコスやロカの姪で、ドゥラドーレスやレガレイラやアーバンシックのイトコ。母ブルークランズはJRA3勝(芝1800~2000)。牝祖ウインドインハーヘアはディープインパクトの母で子孫が繁栄しつづける名繁殖。父エピファネイアはエフフォーリアやデアリングタクトなどを出し成功。血統どおりの長手の体型の中距離馬で、今でも桜花賞を鮮やかに差し切ったのが驚きなほど。桜花賞組で距離延長が最もプラスと思われるだけに、最有力というほかない。(距離◎スピード○底力◎コース◎)



ライトバック
インザオベーションの下で、3代母Lake Toyaの産駒にサンタラリ賞(仏G1・芝2000m)のSobetsuがいる。牝祖シンコウエルメスはジェネラスの妹で、エルノヴァの母で、ディーマジェスティやタワーオブロンドンの母母。母父Exceed and Excelはデインヒル系の短距離型。名門牝系のキズナ牝駒で、母系にDarshaanが入るだけに斬れ味が秀逸だが、この母父であの折り合い。他の桜花賞上位組との比較でいっても、2400がプラスとはいえないだろう。(距離○スピード◎底力◎コース◎)



最近のオークスは別路線組もけっこう絡むんですが、今年はフローラもスイートピーも忘れな草もフラワーもあんまりピンとこないレースで、スタミナ上位のタガノエルピーダとホーエリートは拾っておきましたが、まあ桜花賞組の後先になりそうな年だなとは思っていて、でも同じように王道を歩んできたサフィラが距離延長は間違いなくプラスだしあまりにも人気がないので、馬券はここから買ってしまいました(^ ^;)

桜花賞組の比較としては、予想コメントに書いたように、東京2400になって最もプラスが大きいのはステレンボッシュと考えられ、折り合いがつけばスウィープフィートが出来アップのぶん、折り合いがついても根っこがマイラーっぽいライトバックに先着するのではないかと

チェルヴィニアは桜花賞は大外枠でうなって追走してしまったし、チェッキーノ似の中距離馬なので母が2着した舞台でルメールに手が戻って巻き返し必至と考えられましたが、堂々の2人気ですからそう考えた人は多かった

終わってみれば、桜花賞でかかったチェルヴィニアと、返し馬でかかったステレンボッシュと、アルテミスでかかったライトバックで決まって、いつも言うことですが重賞レベルのレースでかかる馬は強い、制御できないぐらいのエンジンを搭載しているのだというね

外国人騎手やリーディング上位騎手に良い馬が集まりすぎという意見もあるでしょうが、走る馬ほどエンジンがよくて性格も激しいことが多いですから、ルメールや川田やモレイラなんかはそういう危うい素質馬を乗りこなしているんだと、実戦でケイバを教えながら乗りこなしているんだということを、何度も実感させられる24年クラシックロードです

ステレンボッシュは右後を落鉄していたということで、直線で手前をコロコロ替えていて、特に左手前で数完歩走ったあと大きなアクションでよっこらしょと右手前に替えたところ、あそこは少し走りにくかったのかもしれないですね

サフィラは直線に入るところでホーエリートにかぶされてAureole魂逆噴射、そのタイミングでルメールがAureole7×7のチェルヴィニアを外に持ち出すのが見えましたが、しかし原くんは追える自信があるのか強気に乗ってきますなあ…

ライトバックは折り合いはバッチリついたし直線も詰まることなく縫って差して、坂井瑠星はこの馬のマイラーとしての爆発力、Darshaanもち牝馬としての斬れを100%引き出したと思いますが、それであのゴール前の脚色ですから、前2頭とは距離適性の差はあったかと

スウィープフィートは映像的には最後伸びあぐんだようにも見えますが、チューリップは稍重のHペース(レース上がり35.4)を豪快に追い込んだわけで、今日は離れた3番手以降は中だるみの上がりのケイバで、残り400mを22秒前半で走るようなレースはあんまり向いていないと思うし、乱ペースの秋華賞なんかでまた一発あるのでは

「ハービンジャーってすごいんですよ! ダートと短距離はダメで、ほとんど芝マイル以上だけで毎年リーディング10位以内にいますからね(笑)。欧州からの輸入種牡馬としてはトニービン以来の成功といえるのでは」

社台スタリオンに見学に行くとこう言われるんですが、長く緩い繋ぎをよく伝え重厚なストライドでビョーンビョーンと走りますから、代表産駒のほとんどがノーザンファーム産ノーザンファーム育成なのも頷けます

チェルヴィニアはハービンジャー産駒としては7頭目のG1ウィナーとなり、母父キングカメハメハはブラストワンピースやモズカッチャンと同じで、母系にNureyevが入ってNijinskyをクロスするのはディアドラやペルシアンナイトとも同じ

ハービンジャー産駒として最も成功しやすい配合パターンで、Dansiliの母Hasili(5頭のG1馬と1頭のG2馬を産んでいる歴史的名繁殖)の血を活かした配合パターンといえますが、そのあたりは何度も書いてるので「ハービン産駒は名牝Hasiliの血を増幅するとHasiliます」とかで検索してください(^ ^;)



全兄コディーノがいかにもハッピートレイルズ牝系らしい小脚使いだったのに対し、妹のチェッキーノは伸びのある体型で4輪駆動で走る中距離馬で、フローラSに勝ちオークスはシンハライトと大接戦の2着

その後はマイル戦を2回走って振るわず引退しましたが、初仔のノッキングポイント(父モーリス)も2番仔のチェルヴィニア(父ハービンジャー)も、母の面影を強く感じさせる中距離馬です

チェッキーノの父キングカメハメハはNorthern Dancer4×4・6ですが、母ハッピーパスはNorthern Dancerの血を全くもたず、つまりチェッキーノはNorthern Dancerのクロスをもたないので、Northern Dancer5・5×4・5のモーリス、Northern Dancer4・6×4・5のハービンジャーとの配合で成功しているのも順当オブ順当(3/4Northern Dancerクロス)、ちなみに2歳の息子アルレッキーノは父がStorm Bird3×3のブリックスアンドモルタルです

ハッピーパスの子孫はロードカナロア(Northern Dancer5・5・7×4)との配合でもサブライムアンセムやジネストラが出て高確率で成功、ハービンジャーとも他にカービングパスやスティーグリッツが出てほとんど外しておらず、とにかく「3/4Northern Dancerクロス、1/4ハッピーパス」的にまとめてしまうとだいたい成功してしまうというね

「ハッピーパス→ウインドインハーヘア→シンコウエルメス、藤沢和雄完全勝利じゃないか」

りろんちさんがこうつぶやいてましたが、いずれも素晴らしい繁殖になるでしょうから、娘たちがオークスで手合わせという日もいつかくるのでは

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日曜のボツ予想~Unbridled≒Impish大好き

2024-05-19 09:50:45 | 血統予想

プリークネスはKダービー馬Mystik Danを抑えてSeize the Greyが優勝、私が大好きなUnbridled≒Impish3×4で、名門Lady Be GoodのなかでもPrivate Accountを父とするShoppingは太い枝ですよね





ちなみにArrogateの代表産駒の一頭Fun to Dream(G1ラブレアS)はUnbridled≒Wavering Monarch3×3、カフェファラオはUnbridled≒Wavering Monarch4×4、Wavering MonarchとImpishは父系牝系が同じ3/4同血的関係で、Wavering Monarch父系の最有力後継種牡馬RunhappyはWavering Monarch≒Unbridled3×3なのです



エアグルーヴCはダートやからエアグルーヴの血を引く馬が1頭もおらへんがな…と軽くボヤいてから、リオンディーズ×シンボリクリスエスでSeattle Slew的な長手体型でコーナリングがイマイチで、前走東京での内容がよかった◎ネッケツシャチョウがもういっちょ、古馬になって本格化中のフリオーソ産駒○ヴァンドゥランも距離延長で有力

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではオークスとフリーウェイSと東京5Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜のボツ予想~ナスペリ的ストライドでキッチリ

2024-05-18 10:09:38 | 血統予想

カーネーションはルメールの◎カンティアーモにかぶってますが、配合どおりのナスペリオン的ストライドで、東京1800ならキッチリ差し切るかと
ちなみにリビアーモ仔は全芝[8-7-5-33]で東京芝[3-4-1-6]新潟芝外[3-1-0-4]でございます



大箱がいい○メルトユアハートがひとまず相手で、ドイツ魂▲ミスティアとLyphardとSir Ivor≒Terlingua≒Droneの継続クロスでSir Gaylord柔い△スノーディーヴァのハナ切ったほうがうるさそう

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では平安SとメイSとメルボルンTを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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第19回ヴィクトリアマイル回顧~4年に一度の前傾戦、Robertoパワーで差し切る伏兵

2024-05-14 10:22:26 | 血統予想

東京11Rヴィクトリアマイル
◎13.モリアーナ
○6.マスクトディーヴァ
▲10.ナミュール
△5.ウンブライル
×1.ライラック
×4.コンクシェル
今年のヴィクトリアマイルはマイラーと呼べる馬がほとんどおらず、マイルの阪神牝馬SもターコイズSも後傾ラップだったから、古牝馬戦線は中距離質1800質のレースを一年間やってきたといえる。
ここも1800の中山牝馬Sを逃げ切ったコンクシェルがおそらくハナで、出走馬の中で唯一のピュアマイラーともいえるサウンドビバーチェはこの並びならば番手でOKとなると、コンクシェルが後傾ラップを刻んで1800質のレースにするのだろう。
ナミュールもマスクトディーヴァもピュアマイラーではなく1800ベストだとずっと書いてきたが、前後半47秒-45秒で差すようなケイバではこの人気2頭がやはり強いと言わざるをえない。
もう府中牝馬Sなのだと割り切って人気どおりに印を入れてやりすごしたくなるが、モリアーナもノリが後方で脚をタメるレースを教えて中距離質の差しで開花。阪神牝馬を見てのとおり、この馬もマイルならスローの1800質のレースのほうが斬れるタイプには違いない。
阪神牝馬の1着2着を逆転できるかどうかが問題だが、ハビタット5×5をもつエピファネイア産駒らしい前駆のいいフォームで走るから、直線平坦のほうが斬れを増すタイプだと思う。
東京だと残り300mから平坦だから、そこまで各馬脚を温存して追い出すようなレースになるならば、ラスト300m最速で上がれる目はあるのではないか。他ならぬノリならば、そんな針の穴を通すようなところにハメてくる可能性はある。ハビタットが逆転に一票。

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例によってNETKEIBAの全頭解説から1~3着を

テンハッピーローズ
プリムラブルガリスの姪で、母フェータルローズはJRA3勝(芝1800~2000)。牝祖オエノセラの子孫に英1000ギニー2着Sundrop、サマーセント、サンレーンなどが出る。父エピファネイアは名牝シーザリオの息子で、JCと菊に勝ちエフフォーリアやデアリングタクトなどを出し成功。母父タニノギムレットはダービー馬。血統は中距離だが良績は芝1400に集中。阪神牝馬Sも差のないところにきていたが、マイルG1では強調する材料が…。(距離○スピード○底力○コース○)



フィアスプライド
ソフトフルートの全妹でミッドサマーフェアやメンデンホールの半妹で、パワーホールの叔母でアイスストームのイトコ。母母ストームソングはBCジュヴェナイルフィリーズ(米G1・ダ8.5F)に勝った北米2歳女王。母方のKingmamboやStorm Birdのパワーマイラーっぽさも強い馬で、中山マイルのターコイズSを制覇。ディープインパクト牝駒でも斬れ味抜群というほどではないから、ここもターコイズのように好位で運びたい。(距離◎スピード○底力◎コース○)



マスクトディーヴァ
トゥーフェイスの半妹で、オメガヴェンデッタやマスクトヒーローのイトコ。母マスクオフはJRA1勝。母母ビハインドザマスクはスワンS勝ち馬。コイウタ、アグネスアーク、サンライズソア、レッドアネモスなども近親。ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキやドルチェモアなど成功している配合だ。マイラー牝系だが、母母父がホワイトマズルだし1600より1800がベターだろう。マイルだと阪神牝馬のように後傾戦になったほうが差せるタイプ。(距離○スピード○底力◎コース◎)



公式ラップは前後半800mが45.4-46.4、今年で19回を数える東京芝マイルの牝馬G1ですが、これぐらいハッキリ前傾ラップになったのは以下の5回で、ラップだけでみるなら15年とよく似てますかね

24年45.2-46.4
19年44.8-45.7
15年45.5-46.4
11年44.6-47.3
10年45.5-46.9

他では16年が45.7-45.8で、残りの13回は前半より後半のほうが速い後傾戦
この前傾戦5回をかんたんに振り返ってみると

19年…ノームコア(父ハービンジャー)とプリモシーン(母父Fastnet Rock)のデインヒル決戦。1人気4着ラッキーライラックはその後大阪杯とエリ女(2回)を制覇

15年…5人気-12人気-18人気で決まる大波乱。勝ったストレイトガールは母母父デインヒルで短距離路線の主役。3着に逃げ粘ったミナレットは最低人気で、ウォーニングの肌でターコイズSや新潟内1400で勝ち鞍。1人気6着ヌーヴォレコルトはオークス馬。2人気7着ディアデラマドレは1800~2000の重賞を3勝

11年…連覇を狙う単勝150円のブエナビスタの追い込みを封じたのは、非SSで母スプリンターのキンカメ産駒アパパネ。2人気-1人気-3人気で前傾ヴィクトリア唯一の順当決着。ただし短距離路線の常連グランプリエンゼルが14人気4着に食い込んでいたのはうすら寒い

10年…9着までコンマ2秒差の大接戦、中距離女王ブエナビスタが苦しみながらもクビ差で勝ちきる。11人気3着ニシノブルームーンはタニノギムレット産駒

こうしてみると前傾ヴィクトリアにおいては、ブエナビスタ、ラッキーライラック、ヌーヴォレコルト、レッドディザイアといった中距離チャンピオン級が軒並み苦戦し、デインヒルやRobertoのパワーで走っているマイラーが大駆け、という大まかな傾向がみてとれます



Mahmoud校長もよく言及していますが、競馬における距離適性とか、スタミナとか持続力とかマイラーとかステイヤーとかのカテゴリというのは、けっきょくのところ芝1600を92秒ぐらいで、芝2000を117秒ぐらいで走破するのに適しているかどうかということに他ならない

単純な割り算だと、最初の200mを12秒で入るとしたら、残りの1400mを11.4で走りつづけることができるのが優秀なマイラーで、残りの1800mを11.7で走りつづけることができるのが優秀な中距離馬で、でも12.0-11.4-11.4-11.4-11.4-11.4-11.4-11.4(46.2+45.6=91.8)で勝ち馬が走破する芝マイル重賞って滅多にないんですよね

そもそも古牝馬路線においてはヴィクトリアもエリ女も使うという馬が多いので、中距離馬がマイル重賞も走っているということが多々ある

なのでヴィクトリアの前哨戦の阪神牝馬Sも、毎年中距離馬だらけで中距離質1800質のレース、中距離質1800質の牝馬の斬れがモノを言うレースになり、下のようにデゼルがゆっくり48秒で入って44秒台でナデ斬る世界ですわ

阪神牝馬過去5年前後半
24年:47.4-45.6
23年:48.0-45.9
22年:46.8-46.0
21年:47.1-44.9
20年:46.5-46.4

これだけ中距離質になりがちだと(後傾戦が多いとはいえ)本番との関連性は薄くて、近5年の阪神牝馬の1~3着はヴィクトリアマイルで[0-1-1-10]、最も流れた20年の勝ち馬サウンドキアラが次走ヴィクトリアでも2着に頑張っているのは示唆的かと

今年のヴィクトリアマイルの出走馬に、この一年間で芝マイルを46.2-45.6ぐらいのラップで走破した馬は皆無に近くて、たとえばナミュールのマイルCS勝ちは47.8-44.7ぐらいの配分で追い込み、マスクトディーヴァの東京新聞も出遅れのぶんはありますが47.5-45.0ぐらいですか

まあナミュールに関していうと、45.2-46.2の前傾東京新聞杯を46-45.5ぐらいで走破し差し切った履歴があるので、全く反応しなかったのは遠征がつづいた影響なんかがあったのかもしれないです

そういうことを考えるとね、46.8-45.9と阪神牝馬よりは平均的に流れたターコイズで先行したフィアスプライドとフィールシンパシーがここでも先行したのは合点がいくし、45.5-47.1のHペース洛陽Sを46.5-46.1で差し切ったドゥアイズがクビ差4着に好走したのもなるほどというところはある

毎年のこととはいえ、プリプリのマイラー不在のヴィクトリアマイル、だからこそ穴は流れたときのミナレット、ミナレットを探せということなら該当するのはサウンドビバーチェぐらいかなあ…そんなことも3分ぐらい考えました

とはいっても過去18回のうち13回は後傾ですからね、中山牝馬を49.6-11.9-47.5で逃げ切ったコンクシェルがハナなら今年も後傾と読むのが自然で、今年も1800馬の斬れで決まるんやろうなあ~という頭で思考停止(^ ^;) むしろ「府中牝馬と割り切ってデゼルを探せ」というスタンスで◎モリアーナでした

中距離質の馬が思ったほど斬れないなか、残り400~200でギュンと加速して先頭に躍り出たのは、新潟内1400の朱鷺Sを勝ち、阪神牝馬では中距離馬たちに鋭さ負けしていたテンハッピーローズ

エピファネイア×タニノギムレット×サンデーサイレンスですから血統はもうバリバリ中距離で、母フェータルローズも現役時は芝1800~2000で3勝しています

そんな血統背景なのに全5勝のうち4勝を東京&新潟の1400であげている不思議のサウスポー、そんな6歳牝馬がここで大仕事をやってのけるとは

見た目にはRoberto4×4やNight Shiftのパワーが強くて、だから中距離血統なのにマイルに振れたとみるべきでしょうが、配合のポイントとしてはもうひとつ、Aureole≒Electric Flash(Welsh Flameの母)のニアリークロス7×6もあげておきたいところ



この馬、朱鷺Sが典型ですが馬群の外から差すのが勝ちパターンで、ここもそういう展開になったのがよかったかと、マイルドAureole魂のエピファ産駒なので外に出したほうがビュンと反応するタイプなのかもですね(阪神牝馬は内枠で馬場の悪い最内に突っ込んでました)

ちなみにテンハッピーローズと同牝系で父ハービンジャーのサマーセントもAureole≒Electric Flash7×5をもちますが、番手抜け出しで勝ったマーメイドをはじめとてもAureole魂を感じさせる戦績なんですよね



46-45でうなりをあげるプリプリA級マイラーが不在のなか、マイルドAureole魂のパワーマイラーが外に出して追ったら46.4-45.4でビュンと差し切ってしまった

表彰式では天白オーナーと照哉社長となかやまきんに君が並んで力こぶで記念撮影、それを見ながら「ノームコアはRobertoの薄いクロスやったかなあ…プリプリのデインヒルがいないので、Robertoパワーが差し切ったという結末か…」こんなことを呆然と考えるしかなかった

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日曜のボツ予想~1400でゴリゴリ

2024-05-12 10:01:22 | 血統予想

アフリート魂丸出しサンライズフレイムは全[6-0-2-0]で6~8枠[5-0-0-0]、いつも康太が外々を回して差し切るんですが、今回久々に内枠を引いてしまった
というわけで栗東は、1400でゴリゴリいったほうがよさそうな◎ペースセッティングから薄いところを引っかけたい感じで、内枠ドレフォン△タガノ、1400で更に△サヴァ、エンパイア×スペの外枠△マルモリとか



京都最終は我らが◎ワンダフルトゥデイ、叩きつつ上向いてくる馬だし、ここは先行馬が揃って外目の枠を引けて、中団より後ろのポツンポジションから4角外に出すやつで頼むでぐっさん

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではヴィクトリアマイルと錦SとBSイレブン賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではヴィクトリアマイルを予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~コスモバルクの甥がフワリと

2024-05-11 09:33:35 | 血統予想

あずさは○サブマリーナが一番強いんでしょうが、母父A.P.Indy系でストライドで走るスワーヴ産駒、内回りだと皐月賞みたいに差せないケースも
とはいっても他はジリ脚揃いで、となると今の京都芝は先手必勝、このメンツだとハナは◎ゴールドブレスか▲ジェロニモスか
母が薄いAureoleクロスのジェロニモスがハナならたしかに怖いんですが、ゴールドブレスのほうが行きそうだしゴールドブレスのほうが人気もないので(^ ^;)



新緑賞はレイデラルースが途中から捲ってきてロンスパ前崩れになったのでまあ仕方なし、Haloとトライバルチーフのクロスのゴルシ産駒だから血統的にも京都で狙いが立つし、コスモバルクの甥だからフワリと逃げてほしい

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では京王杯SCと都大路Sと六社Sを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では京王杯SCを予想していますので、今週もよろしくお願いします


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第29回NHKマイルC回顧~ナスキロ質ジェニュイン、フワリと抜け出すマイル王

2024-05-06 11:25:07 | 血統予想

東京11RNHKマイルC
◎1.ダノンマッキンリー
○14.アスコリピチェーノ
▲5.ボンドガール
△16.ジャンタルマンタル
×3.ディスペランツァ
×7.チャンネルトンネル
×18.アルセナール
近年屈指の好メンバーが揃った今年のNHKマイルだが、掛け値なしのA級マイラーと言えるような「ハッとする脚」を使ったのはファルコンSと秋明菊賞のダノンマッキンリーだけだ。負けた2戦はともに引っかかって伸びあぐんだが、G1レベルのレースで引っかかるのはエンジンがすごい証左だといつも書いている。母ホームカミングクイーンは1000ギニー馬で、ディラントーマス(全欧年度代表馬)の3/4同血の妹で、母としてもモイグレアスタッドS(愛G1・芝7F)のシェールを産んでいる。モーリス産駒としても血統も配合も最高点レベル。ここで前走のように上手くいく可能性が何%あるかだが、血統ナンバーワン爆発力ナンバーワンの馬が9人気ならノーガキたれまくって◎で悔いなし。
相手はダイワメジャーの2頭で、ルメールはマイルでメジャー産駒に乗ると前がかりのレースをするから今回のアスコリはかなり怖い。ボンドガールはNZTで前半うなってしまったが、あれで2着だから内容は悪くなった。しつこいようだが引っかかる馬は強いのだ。

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例によってNETKEIBAの全頭解説より1~3着を

ジャンタルマンタル
母インディアマントゥアナはレッドカーペットH(米G3・芝11F)勝ち。母父Wilburnはインディアナダービー(米G2・ダ8.5F)に勝ったA.P.Indy系。父パレスマリスはジャスティンパレスやアイアンバローズの半兄のカーリン産駒で、ベルモントS(米G1・ダ12F)に勝ちノーブルロジャーなどを出している。主として両親のナスキロ柔さで芝を走っている印象で、共同通信杯の追走を見てもベスト距離は1800だろう。ここも好走は間違いないがまた2着かも。(距離○スピード◎底力◎コース○)



アスコリピチェーノ
アスコルターレの半妹で、母アスコルティはJRA2勝(芝1200~1400)。母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち馬で、タッチングスピーチやサトノルークスやミスタージーティーの母でキングスレインの母母。母系にSadler's Wells入るダイワメジャー産駒といえばアドマイヤマーズにレシステンシア。母方の重厚さも強くて頑強で底力に富み、距離はもっと延びてもいいぐらい。高速東京で斬れ勝負になると一歩譲るのでそこをどうカバーするか。(距離◎スピード○底力◎コース○)



ロジリオン
ダブルウェッジの甥でメイショウレガーロなども近親。母ビービーバーレルはフェアリーSに勝ちブリーダーズGC3着と芝ダ兼用で活躍した。父リオンディーズは名牝シーザリオの息子でテーオーロイヤル、サンライズホーク、ピンクカメハメハなどを輩出。KingmamboとPulpitが強いマイラーで、大箱向きのストライドで実績どおり東京1400に向いた馬だろう。ファルコンは直線スペースがなく追えなかったが、1600に延びてどうか。(距離○スピード○底力○コース◎)



パドックではダイワメジャー2頭とアルセナールがよく見えて、アルセナールがあの身のこなしでなぜオークスに行かないのかはわからないですが、ユタカもルメールもメジャー産駒で先行したのはさすがで、これはどちらも勝ち負けになるなと思ったんですが…

好位外で余裕綽々の川田ジャンタルマンタルは、隣のアスコリピチェーノを意識して終始ブロック、直線も外に出せないと見たルメールは前のマスクオールウィンを内から抜こうとしたら、ちょうどそのタイミングでマスクも内に行ってしまい、その内にいたボンドガールとキャプテンシーは大きな不利を受けてしまいました

アスコリ自身も大きなロスで、あそこから立て直して伸びたのは地力上位としか言いようがなく、終わってみれば1人気2人気に支持されたジャンタルとアスコリが強かった今年のマイルC

母系にSadler's WellsとDanehill Dancerが入るのはレシステンシアと同じで、Sadler's WellsとDanzigが入るのはメジャーエンブレムと同じで、いつも書くことですがダイワメジャー産駒は母系がこれぐらい重厚なほうがいい(マイラー×中距離)

ロジリオンはファルコンSは直線カベで全く追えずじまいで、東京芝は[2-1-0-0]でコラソンビートに負けただけ、大箱向きマイラーなのはわかってたんですがちょっと盲点になってましたかね

ゴンバデカーブースはモルタル産駒ですから多頭数で揉まれたときが課題で、モレイラは馬群に入れずに回ってきて直線外から脚を伸ばしていました

ダノンマッキンリーは12秒台に緩んだときにちょっと噛んでしまいましたが、にしても直線ビュンとくるところが全くなかったのは1F長いんですかね…

ジャンタルマンタルについては、皐月賞のパドックを見たときに「ジェニュインやロゴタイプの系譜の馬だろう」と書いておいたんですが、この2頭よりはもう少しナスキロ質なフォームで、ナスキロ質ジェニュインと形容すべき馬で、1800ベースでマイルの後傾戦に強いし2000もスローならフワリと流れ込むというね、たしかに北米芝9Fホースのイメージです

<Curlinは北米で枝葉を伸ばしているミスプロ系の名種牡馬ですが、母父Deputy Ministerが見るからに強くて主として北米ダートで成功している>
<ただジャンタルマンタルの場合は母インディアマントゥアナが芝馬だったし、CurlinのDeputy Minister臭さはあまり感じさせない>

朝日杯の回顧でこのように書きましたが、そもそもSmart Strikeという血は、その3代母Classy Quilloがナスペリオン(NasrullahとHyperion)でありナスキロ(NasrullahとPrincequillo)、そういやダービー見に行くときにあの名店に久々に再訪するので楽しみすぎる(・∀・)



だからヌレサドをはじめとするSpecial血脈と合わせるとナスペリオン的要素を俄然表現し、Smart StrikeとNureyevの組み合わせといえば、ドゥラメンテ×Smart Strikeのスターズオンアース、Smart Strike×TheatricalのEnglish Channel(BCターフ)、English Channelの全妹でレッドレオンやレッドアステルの母となった優秀なレッドエルザ





Smart Strike×Fairy Kingにはエーポスやカイザーミノルの母となった優秀なストライクルートがおり、Smart Strike産駒ではブレイクランアウト(共同通信杯)なんかもSmart Strike×Baldskiで東京向きのナスペリオン的ストライドで走りましたよね

ここまで内外のGレースに勝ったパレスマリス産駒は計6頭いますが、その内訳は、ジャンタルマンタル(NHKマイルCと朝日杯)、ストラクター(BCJターフ)、ノーブルロジャー(シンザン記念)が芝で、Like the King(G3ジェフルビーS)がオールウェザー、Mr.Monomoy(G2リズンスターS)とFly on Angel(G3チャールズタウンオークス)がダート

思ったほどダートでふるわず思った以上に芝でふるったこと、パレスマリスの弟たちが日本で大活躍したこと、そしてパレスマリス自身のG1勝ちがともにベルモント競馬場で大箱向きなこと、ここらが日本にトレードされた因といえるでしょう

それは種牡馬パレスマリスが、父Curlinとは違ってDeputy Minister的な要素をあまり伝えず、Smart StrikeとRoyal Anthem(欧米の芝中距離G1を3勝)を経由するナスペリオン的ストライド(Classy QuilloとNureyev)と、CurlinとAck Ackを経由するClassy Quillo≒Sir Ivor≒Ack Ackのナスキロ的柔さ、この二つをよく伝えているからに他ならないだろうと

 ┌Nasrullah(≒Royal Charger)
┌○
Classy Quillo
│┌Princequillo
││  ┌Sickle(=Pharamond)
││ ┌○
└△┌○
 └△  ┌Sir Gallahad
  └△┌○
   └△

  ┌Royal Charger
 ┌○
┌○┌Princequillo
│└△
Sir Ivor
│┌○┌Sir Gallahad
││└△
└△
 │┌Pharamond
 └△

┌○(Sir Gallahad3×4)
Ack Ack
│ ┌Royal Charger
│┌○
└△┌Princequillo
 └△┌Sickle
  └△

パレスマリスがもつClassy Quillo≒Sir Ivor≒Ack Ackのトライアルングル(上図のようにRoyal Charger≒Nasrullah、Princequillo、Pharamond=Sickle、Sir Gallahadが共通)が芝向きのナスキロ柔さを伝えているのは、日本で出走したディープインパクト系×Curlin肌の配合がオール芝馬に出ていること(下表参照)、English Channelの全妹レッドエルザがディープインパクトとの間に芝オープン馬を2頭(レッドレオンとレッドアステル)産んでいること、そしてディープインパクト×パレスルーマーで大箱芝のチャンピオン(ジャスティンパレス)が出たことからも容易に想像できます





日本においてディープ政権の後継はここ2~3年はひとまずキズナになりそうで、豪州ではG1勝ち馬の血統表にだいたいRedoute's ChoiceとI Am InvincibleとLonhroが入ってるし、最近の北米芝種牡馬といえばリーディングサイアーのKitten's Joyで、欧州以外の芝はずっとSir Ivorに支配されているといっても過言ではない

そんな観点でパレスマリスとその産駒の血統表をもう一度見直してみると、ジャンタルマンタルは母インディアマントゥアナが芝11FのG3勝ち馬でA.P.IndyとStorm Catを通じるWeekend Surprise≒Terlingua4×4で、これがClassy Quillo≒Sir Ivor≒Ack Ackにまともに脈絡するので、ようはディープ×Storm Cat×Unbridled's Songなんかとやってることは同じ





ストラクターとノーブルロジャーはともに母父More Than Readyで、これは上のようにSmart StrikeとWoodmanを通じるOuting Class≒Intriguingの3/4同血クロスになりますね

オールウェザーのLike the KingはNureyev≒Numberの3/4同血クロス5×5にA.P.Indyも取り込み、日本だと東京ダートになりそうな配合かな







そして北米ダート重賞に勝った2頭は、Mr.Monomoyが母父ヘニーヒューズで牝祖Shy Dancer、Fly on Angelが母父PosseでDeputy Minister4×4、ともにDeputy Ministerに(Deputy MinisterがもつBunty Lawless~Ladder≒Parade Girlのクロスに)フォーカスした配合をしているんですよね

つまりパレスマリスやパレスルーマーは、Smart StrikeやRoyal Anthemの芝向きの資質をよく伝えて日本の大箱芝で最も成功しており、ナスペリやSir Ivorにフォーカスした配合が芝で成功しており、いっぽうで裏技的にDeputy Ministerにフォーカスした配合をすると北米ダートの活躍馬も出ている、と

もはや大人気でなかなか付けられないと日高の生産者が嘆いているパレスマリスですが、ディープ系牝馬に配して芝狙いはもちろん第一手で、いっぽうでヘニーヒューズ牝馬との配合でダ1800狙いという方向もアリはアリかなと思いますね

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日曜のボツ予想~火の出るような追い比べ

2024-05-05 10:02:31 | 血統予想

Kダービーは母母Darling My Darlingのイトコ同士がガンガンぶつかり合いながら火の出るような追い比べで痺れましたが、勝ったMystik Danは最内をスルスル抜け出して、母母Lady SiphonicaがSiphon×Cherokee Colonyでスタミナありますな





今日もボツ予想の時間がとれず、競馬観ながらコメント欄になんか書き込みますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではNHKマイルCと新潟大賞典と橘Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜のボツ予想~オセアニア産のJustify

2024-05-04 09:52:52 | 血統予想

青竜は上位人気で決まるのかとも思いますが、現在ビリ人気▲ピコアーガイルはJustify産駒らしい見た目と走りで東京マイルで更にスピードに乗れそうだし、母がAureoleの薄いクロスなのでここも行ききれれば見せ場以上もあるのでは…南半球産で9月生ですからね、この5ヵ月でグンと成長してるかもですよ
ちなみに昨年の青竜はJustify産駒ユティタムが勝ってます



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では京都新聞杯とプリンシパルSを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
Kダービーの予想は今夜入稿(Sierra Leoneとフォーエバーヤングの組み合わせ血統表を載せておきました)、日曜はNHKマイルと新潟大賞典と橘Sを予想します




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第169回天皇賞回顧~シーザリオ決戦!Habitat≒Kris S.で下る

2024-04-30 11:18:56 | 血統予想

京都11R天皇賞
◎5.ブローザホーン
○14.テーオーロイヤル
▲12.ドゥレッツァ
△1.サリエラ
テーオーロイヤルはリオンディーズにクリスエスが入るからエピファネイア的で(ハビタット≒クリスエスのニアリークロス)、しかも母父がマンハッタンカフェだから、高速ステイヤーとしての資質はもとより高かった。長距離重賞連勝の内容は圧巻で、完全復活どころか6歳の今が全盛期かもしれない。
ドゥレッツァは牝系がスタミナ豊富で母は芝2400のNZオークスに勝っているし、金鯱賞をみると2000よりは2400の馬なのだろう。マテンロウレオは日経賞で一周目の直線で馬が行く気になってしまったが、同じ轍は踏みたくないならノリは逃げないと思う。とすると今年は前半スローになりそうだし、前で運んで高速上がりを出せる裏付けがあるドゥレッツアは下げられない。
サリエラは前走時432キロの低燃費体質&走りでステイヤー然とした牝馬だと書いてきたし、ダイヤモンドではテーオーロイヤルとビッシリ叩き合った。ただ当時が斤量差3キロで今回は2キロ。それと馬群がイマイチなドイツ血統だけに、17頭立ての最内枠はユタカといえども乗りにくい。スローで馬群が密集するとなおのこと乗りにくい。ゴールまで割れずじまいだった新潟記念の悪夢がよぎる。
タスティエーラは大阪杯はスピード負けの格好だったが、出来も万全ではなかったかも。菊2着馬が巻き返すシナリオも一考したが、京都の高速上がり戦を差し切るようなイメージではない。
ブローザホーンはダイヤモンドS2着ジョーヤマトが出る牝系がスタミナ十分で、そこにエピファネイアだとスタミナに偏りすぎなぐらいだが、最優秀短距離馬デュランダルが間に入ってセオリーどおりの好形になった。京都は2戦2勝(1競走中止)で、前駆のいいフォームで下ってくるさまはたしかに父エピファネイアと重なるところ。前走時426キロのステイヤー体質で、まさに淀の長丁場向きの馬だ。
「阪神大賞典は行きっぷりがよすぎたが、折り合いを気にしすぎずに自信を持って乗りたい」(菅原)。そうそう、エピファネイアはそれでいい。福永先生だって菊は一周目からうなってたし、2周目の下りで我慢ならんという感じで先頭に立った。達人スミヨンだってスタートからずっとうなりながら走らせてJC圧勝だ。シーザリオがうなりながら下る淀の3200。今年の春天はこれで打ってみる。

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すいません昨日やることが多すぎて回顧書けませんでしたm(_ _)m
まずは例によってNETKEIBAの全頭解説から、導入文と1~3着を

昨年はディープ系ワンツー+ステイゴールド系、Sir GaylordとPrincely Giftで下る
23年はジャスティンパレス(父ディープインパクト)とディープボンド(父キズナ)、ディープインパクト系のワンツーで、3着がオルフェーヴル産駒シルヴァーソニック。20年はディープ産駒フィエールマンが勝ち、ステイゴールド産駒スティッフェリオが2着。19年はフィーエルマンとグローリーヴェイズ、ディープ産駒のワンツーで、3着がステイゴールド産駒パフォーマプロミス。京都外回り長丁場は、Princely Gift譲りの脚長前輪駆動で下るべし…とよく書いたものだが、ステイゴールドの母母母父がPrincely Giftだ

テーオーロイヤル
メイショウハリオの半弟で、メイショウカドマツやメイショウキョウジの甥で、メイショウベルボンやメイショウジブリのイトコで、4代母はCourtly Deeという名門牝系。リオンディーズ×マンハッタンカフェはリプレーザやテーオーラフィットと同じ。母母父がRoberto系Kris S.だから、リオンディーズをエピファネイア風味にした配合ともいえる。今春は重賞連勝で完全復活。もとより長丁場では地力上位だが、Roberto的な後駆で坂コースがベターかも。(距離◎スピード○底力◎コース○)



ブローザホーン
デザートスネークの甥で、母オートクレールはJRA4勝(芝ダ1200~1600)。ダイヤモンドS2着ジョーヤマトも近親。母父デュランダルはマイルCSやスプリンターズSの勝ち馬。牝系はスタミナ十分で、母父にスピードが入ってエピファネイア産駒としてもバランスの良い配合になった。2400以上[4-0-1-1]、426キロの小柄なステイヤー。前駆がいい走りのエピファ産駒だから、実績どおり京都外回りも合う。日経新春杯のようにスタミナ勝負になれば。(距離◎スピード○底力◎コース◎)



ディープボンド
ダンケシェーンの半弟でローレルゲレイロのイトコでノースブリッジやタッチウッドも近親。Storm Catの血脈構成をニアリークロスで増幅し、キズナ産駒の走る配合パターンといえる。母がマイラー質なので先行力や機動力を兼備しており、長距離ならロンスパ捲りでしぶとく流れ込むが、ジリ脚で大一番で2着が多いのは母母父カコイーシーズの面影も…。京都外2400以上は[1-1-1-1]で崩れなしだが、高速馬場では辛いので一雨ほしい。(距離◎スピード○底力○コース○)



23年○ヒュミドール△シルヴァーソニック、20年○スティッフェリオ▲フィエールマン△ミライヘノツバサ△エタリオウ、19年◎フィエールマン▲ヴォージュ、京都の春天は外回り3200を下るPrincely Giftを毎年狙ってきました

今年の出走馬でPrincely Giftをもつのはシルヴァーソニック、スマートファントム、ドゥレッツァ、プリュムドール、メイショウブレゲ、ワープスピードでしたが、高速決戦前提で予想するといずれにも印は回らずでしたね

となると、母方に入るHabitat、Kris S.≒Habitatのニアリークロス2×4由来の前駆のいい走りで、京都は3戦3勝で菊花賞をうなりながら下って4角先頭で圧勝で、産駒も菊でよく激走するエピファネイア、これを父にもつブローザホーン

そしてエピファネイアの半弟リオンディーズにKris S.が入ってHabitat≒Kris S.5×3をもち、キングカメハメハ×マンハッタンカフェ(Pasadoble≒Allegedのニアリークロス)でもペプチドナイルのようにRibot肩を引かなかったテーオーロイヤル



この2頭はそもそも3200を走破するスタミナが優位なだけでなく、下りで加速して惰性で直線先頭のレースができる、淀の長丁場の勝ちパターンにハメられる血統的な裏付けもありました

ちなみに私のTARGETのテーオーロイヤルのコメント欄には、3年前から「Ribotエピファ」とだけ書いてあります

Ribotエピファやから、大箱長距離でこその馬なのだと言いつづけてきて、21年の兵庫特別~ダイヤモンドSの3連勝はずっと◎でしたが、つづく春天は阪神内回りやったので無印にしたら、タイトルホルダーに真っ向勝負で3着に踏ん張ったので舌を巻きました

あの春天の2着がディープボンドで、これで春天は4回走って京都でも阪神でも[0-3-1-0]、香港ではノースブリッジが入魂の逃げでアワヤの3着で、村田のモガミヒメ健在です

終わってみればシーザリオ経由のHabitat≒Kris S.のワンツー、3着はディープインパクト経由のSir Ivor≒Drone6×5・5、Princely Gift勢がスピード的に苦しかった今年はSir Gaylordで下る春天に

思い起こせばリオンディーズが種牡馬入りするときに「エピファネイアに倣うならばシンボリクリスエス肌との配合が成功するはず」と書いたんですが、リオンディーズ×シンボリクリスエスは今のところ大当たりは出てなくて、でも代表産駒はやっぱりHabitat≒Kris S.やったというね

それにしてもキングカメハメハ系種牡馬×マンハッタンカフェ牝馬の配合は、以下のように最近猛威を振るってます



この組み合わせはPasadoble≒Allegedのニアリークロス(Ribot、Princequillo、War Admiral、Flower Bowl≒Determine、Count Fleetが共通)で両者のパワーが表現されやすいのでペプチドナイルのようなダート巧者も出るのですが、キングカメハメハがNorthern Dancer4×4・6でキンカメ系種牡馬はNorthern Dancerクロスがうるさい配合が多いので、非Northern DancerのマンハッタンカフェをもってきてNorthern Dancerクロスについての緊張→緩和で爆発しているという面のほうが大きいでしょうね(ちなみにテーオーロイヤルの父リオンディーズはNureyev≒Sadler's Wells4×3とNorthern Dancer5・5・7×4・6、母メイショウオウヒはNorthern Dancerなし)



ドゥレッツァは熱中症ということで失速はやむなし、サリエラは1周目直線でテーオーの直後の外に出したのはさすがで、この2頭で決まるかと思ったんですが、早々と外に出せたことで早々とヤル気になってしまったようで、行きたがってしまったとユタカはコメントしてます

マテンロウレオはどうもゴール板や正面向正面を認識しているふしがあって、今日も日経賞も、1周目の4角~直線を全力で走ろうとしてるように見えます(ディープインパクトが菊花賞の一周目で引っかかったやつですね)

「4角回ってくるときは、20年前に天皇賞を見に来ていた自分に『見ておいてくれ』という気持ちで追っていました」

菱田少年が初めて競馬場でレースを見て、騎手をめざそうと心に決めたのが2004年の春天、ノリとイングランディーレが大逃げを決めたあの春天でした

今日もノリのマテンロウレオが大逃げを打ってスタミナ勝負の下地をつくり、31歳になった菱田少年はお手馬テーオーロイヤルのスタミナを信じて、2周目下りでもう手応えがなくなったドゥレッツァをパスして、Habitat≒Kris S.譲りの前駆で先頭のディープボンドに並びかけていった

「淀の下りはゆっくり下らなければならないというがあれは嘘で、下りで行かなければ春天や菊は勝てない」と笠シショーは言いますが、それを最も体現していたのはやっぱりライスシャワーで、ライスシャワーは下りで行って下りで逝った馬でした

ブローザホーンが勝つ馬券で勝負しましたが、菱田とテーオーロイヤルが下りで行って、横綱相撲で勝って素晴らしい天皇賞でした、菱田おめでとう

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