栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

競馬道OnLine G1スペシャル予想~大阪杯

2017-03-31 20:57:44 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2017-2018』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します
今週の大阪杯は栗山求の担当で、有力馬3頭(キタサンブラック、マカヒキ、サトノクラウン)の血統分析と直前予想を行います
有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
小倉圭輔さんと小島友実さんの見解もぜひ参考になさってください
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

土曜は「No.1予想」で山吹賞を、「ウマい馬券」で山吹賞とダービー卿CTを提供する予定ですが、これから他のレースも一考してみます

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2017-03-30 10:46:26 | 配合論

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました

日経賞のシャケトラにつづいて、日曜阪神では妹ザクイーンも強い勝ちっぷり
母サマーハはサンデー系中距離馬を配すればだいたい先行力機動力に富む脚質の仔を産みそうな繁殖で、ザクイーンも中山マイルベストに完成しそうですが、母系にMill Reefを入れてMr.Prospectorのクロスですからヴィクトワールピサ産駒の走るパターンでもありますね(ナスフリートのクロス)



Jack Hobbsは実績どおりの道悪巧者でしたが、それにしても直線先頭に立ってから実にしぶとく脚を伸ばしてジワジワ後続を引き離して、実にHyperionらしい勝ち方やったと思います



父も母も自身もアウトブリードで血統表の随所にHyperion的な凝縮を持ち、古馬になって更に強くなる余地が多分にある配合やと思ってましたが、3代母Golden BloomがLovely Light≒Welsh Pageantのニアリークロス2×2で、これがNashwanの母Height of Fashionと重厚な欧スタミナで脈絡





Welsh PageantはMarjuの母系にも入っててハイインロー的なスタミナと粘着力を伝えていますが、だからサトノクラウンがシーマに出ていたらJack Hobbsのような二枚腰を使っただろうというイメージも描けます

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大阪杯一言コメント

2017-03-29 10:19:17 | 血統予想

ダンディさっさんのブログの最後のエントリが大阪杯やったので(しかも◎パンドラ○キタサン▲アンビシャスと珍しく冴えた予想)、G1に昇格した最初の大阪杯は一周忌でもあります
今年も春天前に帰省するので、もう第○回かもわからんですがさっさん会やりましょう(・∀・)

アンビシャス:しなやかトップガン
キタサンブラック:脚長Hyperion
サクラアンプルール:Bull Lea飛節メジャー
サトノクラウン:柔斬インディジェナス
スズカデヴィアス:脚質転換玉虫
ステファノス:斬れパワー兼備2着3着
マカヒキ:しなやかパンドラ
マルターズアポジー:能力高両親父母相似
ミッキーロケット:胴短レーヴミストラル
ヤマカツエース:掻き込むDeputy
ロードヴァンドール:Ribot肩メジャー

アンビシャスはBlushing Groomのオールラウンドさが表現されているところがテイエムオペラオーやマヤノトップガンと重なる部分だと書いてきましたが、基本ディープインパクトは細身でしなやかな体質を伝えるので、産駒を一言で喩えるとどれもこれも「しなやか○○」になりがちなんですよね(^ ^;)

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アドマイヤムーン産駒のPersian Maidとナスペリオンのクロス

2017-03-27 15:07:23 | 配合論

前にドルチャーリオを狙ったときに付記しておきましたが、アドマイヤムーン産駒はMixed Marriage~Persian Maidの牝馬クロスを継続する配合が成功しやすい
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ad97c1d51b3f3b8514504e0b87051ed0

<このようにMixed Marriageのクロス(Sharpen Upのクロスも含む)を持つアドマイヤムーン産駒は51頭が出走し19頭が勝ち馬で勝ち馬率37%(アドマイヤムーン産駒全体は28%)。TARGETで検索かけて出てきた顔ぶれをみると、プリンセスムーン、セイウンコウセイ、ドーヴァー、プレイズエターナル、ベッラヴォーチェ、ファインニードル、独特の粘着力とパワーで走る欧州風味のスプリンター・マイラーが出ているのは納得。そしてMixed Marriageクロスを持つアドマイヤムーン産駒は芝良の連対率20.1%に対し重不は[5-3-2-15]で32%、渋った馬場が上手なのもイメージどおり>

以下の牝系図を参照していただきたいですが、アドマイヤムーンはDance SpellとSharpen Upを通じて、Persian Maidの牝馬クロス6×6を持っています



Persian Maid
├Mixed Marriage
│├エタン→Sharpen Upの父
│└Tameret
│ ├Tentam
│ ├Known Fact
│ ├Secrettame
│ │└Gone West
│ └Badge of Courage
│  └パテントリークリア
└Book of Verse
 └Obeah
  └Dance Spell→エンドスウィープの母父



TARGETによると、母系にPersian Maidの血を引くアドマイヤムーン産駒は51頭出走し18頭が勝ち馬(勝ち馬率35%)、1頭平均賞金が1711万円
賞金上位には以下のような馬たちがいます

セイウンコウセイ(牝系Tamerett)
プリンセスムーン(Sharpen Up5×5)
プレイズエターナル(母父父Gone West)
ファインニードル(Sharpen Up5×4)
ドーヴァー(母父父Gone West)
ベッラヴォーチェ(母父父父Known Fact)





そしてPersian Maidの継続クロスを持つアドマイヤムーン産駒の芝場馬状態別成績は
芝良[32-27-28-184]連対率22%
芝稍[4-5-6-31]20%
芝重不[5-4-2-17]32%

ちなみにアドマイヤムーン産駒全体の成績は455頭出走し129頭が勝ち馬(勝ち馬率28%)、1頭平均賞金が1284万円で
芝良[189-169-152-1679]16%
芝稍[31-29-21-259]18%
芝重不[14-14-8-114]19%

Persian MaidはMiranda(Pretty Pollyの全妹)とAloe(AureoleやHighclereなどの牝祖)という両名牝の血を引く名血なので、この血をクロスするのはそれなりに意味はあると思いますが、とはいっても代が遠いので、やや勝ち上がり率が上がりややオープン級が出やすく道悪が更に上手になる、というぐらいの効果は全体としてみられるというところですかね



アドマイヤムーンはずっとダーレージャパンにて繋養されていますが、ダーレー生産のアドマイヤムーン産駒(JRA出走馬)を年度別にみると

8歳:15頭出走7頭勝ち馬
7歳:13頭出走6頭勝ち馬
6歳:3頭出走1頭勝ち馬
5歳:7頭出走1頭勝ち馬
4歳:35頭出走15頭勝ち馬

この4歳世代で突然自家生産が増えていて、しかもファインニードル(Sharpen Up5×4)、ドーヴァー(母父父Gone West)、ドルチャーリオ(母父Gone West)、ボーダレス(Sharpen Up5×4)、リンクス(母父Lion CavernはGone Westの全妹)、ロードスター(Sharpen Up5×3)など、この世代の活躍馬はPersian Maidを狙った配合がやけに多いんですよね

セイウンコウセイの配合のもう一つのポイントは母父Capoteで、Capoteの牝祖Dangerous Dameはナスペリオン(NasrullahとHyperionの組み合わせ)で、これがフォーティナイナーの牝祖Courtesyとニックします



Capoteはファインチョイス=アットウィル全姉妹の母母父でもあり、たとえばハーツクライ×CapoteのニックスもトニービンとDangerous Dameを通じるナスペリオンのクロスで説明できますが、ハクサンムーン(母系にテスコボーイとMill Reef)やレオアクティブ(Special)やワンスインナムーン(Woodman)など、ナスペリオンをクロスしたアドマイヤムーンの活躍産駒は多いです



というわけで雨の高松宮を快勝したセイウンコウセイは、アドマイヤムーン産駒の成功パターンかつ道悪が上手な配合なのでした…それでは後付け解説を終わります

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3/25,26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2017-03-27 11:42:55 | 共有クラブ

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したヴィブロス(牝4歳)がドバイターフ(首G1・芝1800m)を勝ちました。

◎ヴィブロス(牝、母ハルーワスウィート)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106007/
ヴィルシーナの全妹で、伯父のマーティンボロやフレールジャックとは父ディープも同じ3/4同血の間柄。Halo≒Sir Ivor≒Red God3・5×4・5・5、Northern Dancer5×4で相似配合的だが、父も母も「1/2米,1/2欧」なので血脈構成のバランスも良い。早期から動けて、フワッとした機動力が武器でスローの1800mが鬼というタイプだから、本馬も期間内にシッカリ稼いでくれそうだ。(望田)

◎ヴィブロス(牝・母ハルーワスウィート)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106007/
ヴィクトリアマイルを2連覇したヴィルシーナの全妹。母ハルーワスウィートはMr.ProspectorとNureyev の組み合わせ、Blushing GroomとNureyev の組み合わせを持ち、4代母にはGlorious Songが入る。これらはすべて父と相性のいい配合パターンで、それぞれ多くの活躍馬が誕生している。また、フレールジャックとマーティンボロの兄弟とは4分の3同血の関係となる。どこをどう切ってもディープインパクトの走る配合パターンにあてはまるので、馬のデキがよほど悪いものでないかぎり、高確率で走ってくるはずだ。(栗山)

■『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で望田潤が推奨したレッドオルガ(牝3歳)が土曜中京5Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

○レッドオルガ(牝、エリモピクシー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105849/
サトノルパンやレッドアヴァンセの全妹で、リディルやクラレントやレッドアリオンの3/4妹。母エリモピクシーはエリモシックの全妹で、Drone≒デプスのニアリークロス3×3を持ち、芝マイルのスピードを確実に伝える名繁殖牝馬だ。ディープインパクトとの配合がベストとは思わないが、母のポテンシャルで桜花賞路線に乗せてくるだろう。(望田)

■土曜阪神7R500万下 キロハナ(ディープ・望田&栗山)
■土曜阪神11R毎日杯2着 サトノアーサー(ディープ・栗山)
■UAEダービー2着 エピカリス(一口・栗山)

ドバイで惜しかったのはエピカリスで、UAEダービーはライブ中継がなかったのでネットのカクカク動画で観てたんですが、改めて見直してみてもこれで負けるのかというぐらい完ぺきなレース運び

アウォーディーもカフジテイクも頑張りましたが、サンデーサイレンスの血のアドバンテージがあまりないダートと短距離で、世界の大レースを勝つのはなかなか大変です(しかしああいう叩き合いになったときのスミヨンの追い方も傍目に説得力ありすぎ)

小回りのダート8.5Fをガンガン先行し、それを3角から捲りつぶしにかかる競馬の中でUnbridledやA.P.Indyは子孫を繁栄させてきたのであり、2歳チャンピオン決定戦を芝1200mでやり、それに勝ち残った馬が種牡馬として重宝されるという競馬の中でデインヒルやRedoute's Choiceは子孫を繁栄させてきた

エピカリスは小回りの逃げでならしたメイショウナルトの弟で、母父カーネギーがBold Reason≒Never Bend3×3でこのラトロ肩を受け継いで、兄同様あんまりストライドは伸びない走り

   ┌Nearco
  ┌Royal Charger
 ┌○└△
┌○  └Mumtaz Begum
Bold Reason
└Lalun
 │┌Bimelech
 └△└La Troienne

 ┌Nearco
┌Nasrullah
│└Mumtaz Begum
Never Bend
└Lalun

最後はThunder Snowのほうがストライドが伸びるぶん差されてしまった、という負け方にも見え、逆にいうとラニよりは北米の小回りコースへの適性は高いと思いますね

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日曜のボツ予想~内回りを捲るタキオン肌

2017-03-26 10:38:48 | 血統予想

Arrogateは母がNorthern Dancer4×4で自身はMr.Prospector4×4ですが、3代母Meadow Star(北米2歳女王)がトキオリアリティーと同じMeadowlake×In RealityでEight Thirty≒War Relic4×5・5、そこにDeputy Ministerを重ねて自身はIn Realityをクロス

ようするに「フジキセキ×Deputy Minister」の砂黄金配合と同じことをやってるわけで、War Relic≒Eight Thirty≒Good ExampleはMan o'War的なパワーを伝えるのに最も有効なニアリークロスでしょうね







いつも書くようにUnbridledとDubai Millenniumはミスプロ系の頂点を極める名血名配合で、Unbridled's SongやDubawiが凄いというよりUnbridledとDubai Millenniumが凄いのです

孫や曾孫の世代になってもUnbridled爺ちゃんやDubai Millennium爺ちゃんの遺産でまだまだ食っていけるほどの影響力を誇っていますが、ArrogateはTapit牝馬との配合でUnbridled3×4にしても面白いし、種牡馬としても成功間違いなしじゃないですか

--------

常総は◎アップクォーク
母フェルミオンはRaja Baba4×4、母母パテントリークリアはTom Fool4×4、近親にクラリティシチー、タイセイファントム、セイウンコウセイなど機動力あるタイプがズラリで、兄ストレンジクォークも中山は[3-3-1-1]、内回りのインを上手に立ち回れるでしょう



ヴィクトワールピサ産駒が最も勝ち鞍をあげているのは中山内2000mで、○ジョルジュサンクもこのコースで流れればジリ脚をカバーできそう
☆ミエノワンダーはもう一昨年の夏になりますが、ワールドジョッキーズでユタカが11-10-8-2と見事に捲ってジャングルクルーズやレッドソロモンと叩き合ったのが忘れられず、和田ならば内回りを捲る意識で乗ってくるのではないかと密かに期待してます

四国新聞は◎ローズウィスパー
ローザネイの牝系にワークフォースでNorthern Dancer4・6×5、母父アグネスタキオンにだけNorthern Dancerが入らないという好形



ワークフォースはスピード不足で放出されてしまいましたが、古馬になってジワジワ成長をみせる産駒はポツポツ出ていて、この馬も前走+12キロで一皮むけた勝ちっぷり
阪神内2000mは一度だけ走ってロードヴァンドールとハナ差2着でアドマイヤキズナに先着、前走のような競馬ができるのならばベストコースでしょう

熊野はAureole魂疑惑のある▲ワールドインパクトにとって少頭数外枠は歓迎でまともならアッサリでしょうが、土曜のような馬場だとシュタルケで積極策の◎シャクンタラーを買いたくなる

「No.1予想」では高松宮記念を、「厳選予想 ウマい馬券」では高松宮記念とマーチSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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土曜のボツ予想~ピサとネオユニで中山を捲らせたら…

2017-03-25 09:39:25 | 血統予想

ミモザは◎ルヴォワールは母系にNijinskyとMr.Prospectorが入る長手の体型のハーツクライ産駒、いかにもオークス向きであまり小脚がきくタイプではないでしょうが、とはいえここはメンバーが弱いし、この少頭数なら脚を余すこともないでしょう
相手はデアレガーロ組からどれをとるかが難しいですが、○ジュリエットベールはヴィクトワールピサにナスフリートをもってきてMr.Prospectorをクロスしたヴィクトワールピサの教科書配合
今回は田辺への乗り替りで、中山芝でネオユニ産駒に乗せたら右に出るものがいないほど絶妙に捲ることは以前書きました(通算[4-6-1-15]で連対率39%、単回値441、複回値170は騎乗数20以上ではぶっちぎりの首位)
ヴィクトワールピサ産駒でも中山芝では[2-2-0-1]、これで単回値66ですから人気馬ばかり乗ってるのはたしかなんですが、アウトライアーズで2人気2着(スプリング)、1人気1着(ひいらぎ)、1人気1着(未勝利)、ダノンスパークで4人気2着(黄梅)、ナムラシングンで9人気7着(皐月)、全部人気以上にはもってきてます

君子蘭は◎チャレアーダ、Burghclere≒Height of Fashionの3/4同血クロス3×4、このようにHighclere牝系のクロスを持つディープ牝駒はHyperion的に小さく出がちなのですが、462キロあるのがまずいいです



大寒桜はこのメンバーなら◎カラルで足りそうな
ダイナカール≒アンデスレディー4×3(ノーザンテーストとガーサントとナスペリオンが共通)のルーラーシップ産駒で、Hyperion的持続力でジリジリジリジリ差す中距離馬ですが、ここは他もジリ脚揃い



キャリアを積んでだいぶ常識にかかってきたので、4角で一団の馬群にいれば、レース上がりよりコンマ2秒ぐらい速く上がれば勝ち負けになる計算ですから、それぐらいでは上がれるだろうと

他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」では毎日杯を、「厳選予想 ウマい馬券」では毎日杯と日経賞、そしてドバイワールドカップデーの馬券発売の3競走(ワールドC、シーマクラシック、ターフ)も予想していますので、今週もよろしくお願いします

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~高松宮記念

2017-03-24 15:46:03 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2017-2018』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します


http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

今週の高松宮記念は望田潤の担当で、有力馬3頭(シュウジ、メラグラーナ、レッドファルクス)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)

小倉圭輔さんと小島友実さんの見解もぜひ参考になさってください

あと先ほど入稿したところですが、ドバイワールドカップデーの馬券発売の3競走(ワールドC、シーマクラシック、ターフ)は、NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」にて提供しますので、そちらもよろしくお願いします

そして今は毎日杯と日経賞を予想中…

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「週刊競馬通信」にてメルマガ発行しました

2017-03-23 14:05:34 | お知らせ

下記「週刊競馬通信」にて、先ほどメルマガを発行しましたので、よろしければご一読ください

土曜に行われ馬券発売もされるドバイワールドCについて書いています(配信は15時ぐらいになると思います)

週刊競馬通信
http://ktsn.jp/magazineInfo?genre_id=3

執筆者一覧
青木義明【競馬一直線】/須田鷹雄【野次ウマ競馬】/原良馬【競馬あれこれ今と昔、今昔物語】/合田直弘【Horse Racing Fanatic】/佐藤洋一郎【馬馬鹿 馬鹿馬日記】/石川ワタル【競馬お遍路さん】/竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】/笠雄二郎【競馬なんでもデパート】/有吉正徳【馬券オヤジ】/衣斐浩【配合の深淵】/斎藤修【馬と旅と酒の日々】/望田潤【血は水よりも濃し】/斉藤空也【22世紀の競馬を望む】/沢田準【競馬を楽しく】/小島友実【ターフ便り】/中川明美【南関プロムナード】/小久保友香【大中小 馬めぐり】/大恵陽子【競馬・関西発】/豊岡加奈子【ガールズ競馬】

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「2歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2017-03-23 10:42:45 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました

昨日は知人を見舞いに定山渓へ、帰りに豊平峡温泉に立ち寄って名物のカレー食いながら野球観て、札幌に戻って久々に鉄の爪のオバチャンとこ行ってヒイヒイ言わされ、夜はちけぞうさんたちと「鳥源」で美唄焼き鳥(鶏のいろんな部位が交互に刺さってるやつね)
体内の老廃物をビールで全部流出させ、今朝はやや二日酔い気味ですがなかなか好調です(・∀・)

◆シュタルケがガシガシ

日月は中山で堀厩舎を中心に人気馬良血馬の手綱を任されたシュタルケは

ハナレイムーン(牝420キロ)通過順位3-3-3、4人気5着
ヒーズインラブ(牡524キロ)7-7-7、2人気1着
アドヴェントス(牝458キロ)7-3-2、1人気4着
キャンベルジュニア(牡536キロ)3-3-3、1人気1着
ナイルストーリー(牡494キロ)5-4-4、2人気3着

月曜のハイヤーアプシスのように小さな牝馬も持ってきてはいるんですが、とにかくいつ何時でも「イッヒ・ビン・シュタルケ!」という積極策で乗る人で、だから東京でしなやかに斬れるような繊細な牝馬でも中山の3角からガシガシ動かしすぎてしまうところはある

ヒーズインラブ(父ハービンジャー)とキャンベルジュニア(母父Redoute's Choice)、どちらもデインヒルの血を引く大型牡馬なのは象徴的で、デインヒルとかRobertoの影響が強いパワー型に乗せたら、中山の3角から吹かしながら乗ってくるので概ね持ち味を引き出してくれます

そんなシュタルケがキャンベルジュニアに乗っているのだから、吹かしながら追走されたら前は苦しくなるという読みでいくべきやったんやなあ…と直線もがく◎ティーエスネオを見ながら反省(^ ^;)

<シュタルケの昨年の重賞勝ちはマウントロブソンのスプリングSとマジックタイムのダービー卿
どちらも中山でどちらもRoberto持ちなのは偶然ではないでしょう
中山の3角でRobertoを吹かしながら乗るのは上手ですからね>
(3/19のコメント欄より)

RobertoとDanzigといえば、むむむ、もしかしたら…と思って調べてみると、グラスワンダー産駒には2回乗って[1-0-0-1]、どちらもラッフォルツァートですが、京都内1400を好位抜け出しで勝ってました(・∀・)

ついでに母父グラスワンダーも調べてみると、マイネルフロストとマイネルプラヌールに乗って[0-0-2-0]、この3着2回がともに人気薄(9人気と11人気)で複回値1995円と美唄焼き鳥のように美味しい、やっぱり掻き込み親父とは手が合うようです(・∀・)

あと土曜のメイショウベルボンのように、康太が前々走引っかかって失敗→前走慎重に後方で脚をタメて差して好走、こういう馬にテン乗りだとだいたいガツンとかかってしまいます(^ ^;)というわけで先週はシュタルケで下手打ってばかりで反省ばかり…


◆ヴィクトワールピサと「ナスフリート」

<産駒はわりと力馬タイプが多く、ミスタープロスペクターの血を増幅して体質を柔らかくする配合が成功する。ミスプロのクロスはもちろん有効で、コジーン、リヴァーマン、ミルリーフ、フレンチデピュティ、シアトルスルーなどを持つ牝馬と相性◎>
(『パーフェクト種牡馬辞典』ヴィクトワールピサの「血統チェック」より抜粋)

Mr.Prospectorの母Gold DiggerはNasrullahとCount Fleetの組み合わせ(ナスフリート)で、Count Fleetの母母父がThe Tetrarchの直仔Stefan the Greatなので、Nasrullah的な柔らかさを表現するには有力な組み合わせ

Mr.Prospector
│ ┌Nasrullah
│┌○
└Gold Digger
 │┌Count Fleet
 └△

で、上にも書いたように、ヴィクトワールピサの活躍産駒はこのナスフリートのクロスを持つケースが極めて多い

ヴィクトワールピサ産駒で重賞・オープンで連対した馬は7頭いますが、このうちジュエラーを除く6頭、アウトライアーズ(フレンチデピュティ)、アジュールローズ(Riverman)、コウソクストレート(Cozzene)、ジョルジュサンク(Mill Reef)、ナムラシングン(Cozzene、Machiavellian=Coup de Genieの全きょうだいクロス)、パールコード(Fleet Nasrullah)はいずれも母系にナスフリート血脈を持っています(パールコードは3代母Albumもナスフリート)

フレンチデピュティ
│  ┌○┌Count Fleet
│ ┌○└△
│┌○┌Nasrullah
└△┌○
 └△

 ┌Nasrullah
┌○
Riverman
│┌○┌Count Fleet
└△└△

   ┌Nasrullah
  ┌○
 ┌○
┌○
Cozzene
│┌○┌Count Fleet
└△└△

 ┌Nasrullah
┌○
Mill Reef
└△┌Count Fleet
 └△

┌Nasrullah
Fleet Nasrullah
│┌Count Fleet
└△





というわけで、先週の重賞で活躍したヴィクトワールピサ産駒もともにナスフリートのクロスを持っていたわけですが、土曜に好配合と話題になったグローリーハンターも母がMill Reef4×4で自身はMr.Prospector系Machiavellianの3×3ですね

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