おかげさまで今年も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2022~23)」ですが、先ほどロードサラブレッドオーナーズ(追加募集)から望田が1頭ピックしましたのでよろしくお願いします(栗山のピックはもう少しお待ちを)
この後はシルクとキャロの追加募集、もちろん締切までにやりますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
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■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したイクイノックス(牡4歳)が日曜ドバイ8Rドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)を勝ちました。
★シルクホースクラブ
父キタサンブラック
母シャトーブランシュ(キングヘイロー)
牡 募集価格:4000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105219/
母シャトーブランシュはマーメイドS勝ち馬で、トニービンやAllegedやNureyev譲りのナタの斬れを武器とした重厚な差し馬でした。そこにキタサンブラックだとやや重すぎるきらいはあるのですが、母父がマイラーのキングヘイローなので全体の配合形やバランスは良いです。Lyphard5・5×4とHalo4×4のクロスで、母父のスピードで先行し父と牝系のスタミナで粘る中距離馬にうまく出たのではないかと思います。父同様の成長曲線にも期待できるので、古馬になって更に楽しめる馬でもあります。(望田)
【8月2日追記】
母シャトーブランシュは現役時代にマーメイドS(G3)を勝ったほか、ローズS(G2)でも2着と健闘しました。ディープインパクトとダンシングブレーヴはニックスですが、これはディープインパクトの母の父Alzaoとダンシングブレーヴが相似な血であることが理由です。母の父キングヘイローはDrone≒Halo≒Sir Ivor3×2・3という異様な凝縮を持っており、父の父ブラックタイドはHalo≒Sir Ivor2×4。血統構成はかなり近いので、両者が2~4代目ぐらいの適度な距離に配置されたとき、最大の効果を発揮するのではないかと思います。本馬はその条件にあてはまり、なおかつ、ブラックタイドとキングヘイロー以外の部分が異系色の強い血で構成されているので好ましいでしょう。さらに、サクラバクシンオーとキングヘイローの組み合わせも実績十分(ローレルベローチェ、キタサンミカヅキなど)。芝向きの中距離タイプ。(栗山)
■土曜阪神11R毎日杯2着 ノッキングポイント(POG・望田&栗山)
■土曜中山11R日経賞3着 ディアスティマ(ディープ・栗山)
■日曜阪神8R1勝クラス ワンダフルトゥデイ(一口&POG・望田)
■日曜中山8R2勝クラス トーセンリョウ(ディープ・望田)
■日曜阪神10R御堂筋S ゼッフィーロ(ディープ・望田)
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ワンダフルトゥデイは前走好発を決めてハナに行ったのはWild Againやから正解か…と思ったら、A.P.Indy系らしいストライドなので例によって阪神の3~4角のコーナリングがイマイチで、そこで2~3番手の馬に捲られてしまい苦しい形に
やっぱり外を回したほうがいいのだろうということで、ミッチェルさんも同じ轍は踏まないという外捲り、あれでもコーナーでは置かれ気味で伸びてるのは直線に入ってからなんですが、ストライドロスがないので勢いはつけやすいんですよね
Mahmoud校長が中山記念のときに「ダノンザキッドは1番枠とはいえ、3~4角をずっと最内で走らせるとは思わなかったな。コーナーで加速するのが難しい馬なのに」とコメントしてましたが、たとえばコントレイルも先行したホープフルより大外回した皐月賞のほうが強かったですからね
ストライドvsピッチといえばいつものオールドなたとえですが、宝塚で先行したNijinskyストライドのスペシャルウィークはRobertoピッチのグラスワンダーにグシャッと捲りつぶされてしまい、有馬で雪辱に燃えるユタカは「内回りでグラスワンダーに勝つには、グラスワンダーの後ろからグラスワンダーの外を回してストライドロスなく差すしかない」という騎乗で、それでも大接戦の末にハナ差で負けたんですが、そういうことなんですよね
先週は3場とも道悪でドリームジャーニー産駒が複穴をあけまくったことは高松宮の回顧で書きましたが、上のようにリアルスティール産駒も不良馬場で大活躍で、全体にちょっと斬れ味に欠けるところがあるので馬場が渋るのはプラスのようですね
不良馬場で連対した5頭のうち、シルバーティムールとコウセイマリアは母父がキングカメハメハなので、Monevassia=Kingmamboの全きょうだいクロス3×3をもちます
またアグラシアドはGalileo経由でNureyev≒Sadler's WellsとMr.Prospectorをクロスし、デインヒル経由でGraustark=His Majestyをクロスするので、これもMonevassiaの血脈構成を全てクロスする形となり、Kingmambo的パワーを増幅する配合をすると不良馬場で躍動する、ともいえるかと
アグラシアドもシルバーティムールも走りや歩きが似ていて、前駆の駆動がゴトゴトしていて前肢がきれいに伸びないですが、あれが私のよく言う「Ribot肩」です
中京11R高松宮記念
◎5.メイケイエール
○12.アグリ
▲6.ナランフレグ
△18.ウインマーベル
×4.ダディーズビビッド
×8.ロータスランド
×13.ファストフォース
×14.トウシンマカオ
×15.ナムラクレア
×16.グレナディアガーズ
中京は日曜も終日雨予報で、4年連続道悪の高松宮記念となった。今年もフルゲート18頭が集ったが、1200のG1でこれだけいて、これといった逃げ馬が1頭もいない。キルロードかオパールシャルムがハナだろうが、クリノガウディーが1着入線降着→モズスーパーフレアが逃げ切った2020年(34.2-34.5)のような前後半になるかも。
前傾ラップではないスプリント戦となると、クリノガウディーのような1400質の馬でもやれるということで、相変わらずスプリンター然としないしなやかなフォームで加速するメイケイエールが、セントウルSのように好位から美しいストライドで、後傾ラップで抜け出せるとみた。スプリンターズSは32.7-35.1を追いかけてしまったのが敗因だろう。重馬場は小倉2歳Sでこなしている。
アグリはデビュー当初は緩さが残ってマイルを走っていたが、ようやく短距離でうなって先行できるパワーを身につけてきた。これもピュアスプリンターではないので後傾ラップは歓迎。道悪は巧そうな脚元だし、好位追走で1400質のレースで抜け出せそうだが、阪急杯の勝ちっぷりを見ると1400馬としての格はメイケイのほうがまだ上。
ナムラクレアは高性能だがこれは高速馬場がベター。ヴェントヴォーチェはタートルボウル産駒だから馬群がイマイチで、後傾ラップで馬群が密集しそうなのが内枠でどうか。ピクシーナイトはフォトパを見た感じではちょっと張りが物足りない。ナランフレグやウインマーベルはダート血統で手先が強いし時計がかかったほうがいい。
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例によってNETKEIBAの全頭血統解説から1~3着を
ファストフォース
アデイインザライフの半弟で、タガノデンジャラスやバアゼルリバーの甥で、メイショウナルトやエピカリスも近親。母ラッシュライフはファンタジーSと函館2歳Sで2着。ロードカナロア×サクラバクシンオーはキルロードやペプチドバンブーと同じ。血統どおりのスプリンターで、牝系譲りのパワーも兼備し坂コースもOK。ムラ駆けの逃げ馬だったが、差すケイバを覚えて最近は安定味が出てきた。コース実績もあるだけに侮れない。道悪もこなす。(距離◎スピード○底力○コース◎)
ナムラクレア
ナムラムツゴローの3/4妹。3代母Coup de GenieはMachiavellianの全妹の仏2歳女王で、子孫にバゴやファンディーナなど活躍馬多数の名繁殖でもある。父ミッキーアイルはマイルG1を2勝したディープインパクト産駒で、メイケイエール、ララクリスティーヌ、ピンハイなど牝駒がよく走る。スプリンターとしては走りがしなやかなのもメイケイと似ていて、1200~1400の高速決着に自信。シルクロードもさすがの差し切りだった。パンパンの良でやりたい。(距離◎スピード◎底力◎コース○)
トゥラヴェスーラ
トオヤリトセイトの全兄でクライスマイルのイトコ。母ジャジャマーチャンはスプリンターズS勝ちアストンマーチャンの全妹にあたる。ステイゴールド×アドマイヤコジーンはウインブライドなどが出て大成功したが、ダイナサッシュ≒アドマイヤマカディのニアリークロスになるのがポイント。ドリームジャーニー産駒らしいピッチのきいた差しで、昨年の高松宮では重馬場のインを捌いてクビ・ハナの4着。ベストは1400なので、あれぐらい時計のかかる馬場になってほしい。(距離○スピード○底力○コース◎)
今年も不良馬場で4年連続道悪となった高松宮記念ですが、勝ち時計は23年1.11.5(不良)、22年1.08.3(重)、21年1.09.2(重)、20年1.08.7(重)で、今年は道悪への適性がさらに問われるような極悪馬場
ファストフォースは3歳6月にデビューして6戦するも勝てず、道営に転じて3勝して出戻ってからスプリンターとして頭角を現してきました
しかも単調な逃げ馬だったのがここにきて差すケイバを覚えて、7歳にしてついにG1制覇を成し遂げたわけですが、このJRAデビュー戦が芝2400だったというのは今振り返ってみても驚かされます(結果はメロディーレーンちゃんに30馬身以上離された12着)
このようにスプリンターがスプリンターとして完成するのは古馬になってからというケースはよくあって、最近でもファストフォースは7歳、ジャンダルムは7歳、ナランフレグは6歳にして初めてスプリントG1に勝ちました
ジャンダルムがデイリー杯に勝ちホープフルで2着してクラシックロードに乗ったように、古馬になってスプリンターとして完成し高松宮記念やスプリンターズSを勝つような馬であっても、若駒の頃はまだ緩くてスプリンターとしての頑強さが足りなくて、アグリがマイルを走ってましたみたいな戦績になることは多いですよね
ここ10年ぐらいの高松宮とスプリンターズの勝ち馬をみても、新馬-特別を1200で連勝なんて馬はビッグアーサーぐらいのもんで、しかもビッグアーサーは怪我でデビューが遅れて3歳4月デビューでしたからね
逆にいうとディープ産駒のダービー馬なんかは、3歳5月の時点でしなやかさと強靭さがベストバランスで表現されているからこそ東京2400で斬れに斬れるわけで、そこから古馬になると強靭のほうに寄りすぎてきて難しくなってくるというね、古馬になってどんどんアルアインっぽくなってくるシャフリヤールを見ているとそういう難しさも痛感します
となると、5歳になっても相変わらずしなやかでうっとりするストライドで加速するメイケイエールちゃんは、スプリンターに完成しないまま果たしてスプリントG1を勝てるのかどうか
ファストフォースの母ラッシュライフは2歳時にファンタジーSで2着し桜花賞路線に乗り、その後はサクラバクシンオー産駒らしく準オープンの芝1200で活躍しました
そこにロードカナロアがかけられて、
Storm Bird≒ノーザンテースト4×4
Northern Dancer5・6・6・8×5・5・6
His Majesty=Graustark5・7×5
Nijinsky7×5
など密な父母相似配合となり、両親の短距離のスピードとパワーをそのまま再現したという配合になっています
種牡馬ロードカナロアは中距離型牝馬との配合で、Nureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロスやトライマイベスト=El Gran Senorの全きょうだいクロスを施すことで、アーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアといった代表産駒を輩出していますが、そういう両親のいいとこどり融合で確変を狙った配合ではなくて、両親の短距離資質を忠実に再現し再生産しようという意図の配合
このように「Northern Dancer4×4以上のクロスをもち、準オープン以上で活躍したサクラバクシンオー産駒」にロードカナロアを配した父母相似配合は、以下のように高確率で短距離上級が出ています
ファストフォース:母ラッシュライフはファンタジーS2着、自身はNorthern Dancer5・6・6・8×5・5・6、His Majesty=Graustark5・7×5
ペプチドバンブー(JRA5勝,芝ダ1400~1700):母シャペロンルージュはJRA4勝(芝1000~1200)、自身はNorthern Dancer5・6・6・8×5・5・5・7、His Majesty=Graustark5・7×5
サイクロトロン(JRA現役4勝,ダ1200):母キャレモンショコラはJRA4勝(芝ダ1000~1200)、自身はNorthern Dancer5・6・6・8×5・5・5、Secretariat=Syrian Sea≒Sir Gaylord5・6×5・6
スギノヴォルケーノ(JRA4勝,芝1200):母バクシンカーリーはJRA4勝(芝1200)、自身はNorthern Dancer5・6・6・8×5・5
先週は4頭出走したドリームジャーニー産駒がいずれもごっつい複穴をあけており、トゥラヴェスーラはトオヤリトセイトの全兄で、高松宮は20年も21年も際どい4着でまさに三度目の正直というべき3着でした
母ジャジャマーチャンは不良のスプリンターズを逃げ切ったアストンマーチャンの全妹にあたり、そこにドリームジャーニーでトゥラヴェスーラはノーザンテースト4・5×4、そしてウインブライトでおなじみダイナサッシュ≒アドマイヤマカディーのニアリークロス4×3が光る配合
ドリームジャーニーはオルフェーヴルやリヤンドファミユの全兄で、日曜中京8Rの芝1200戦では、ダイワメジャー産駒ヤマニンアンフィルが勝ち、ノーザンテースト4・5×4のオルフェーヴル産駒デルマヤクシが2着、ノーザンテースト4・5×5のリヤンドファミユ産駒マメコが3着
これはノーザンテースト馬場なのかと書いておきましたが、終わってみれば高松宮も1着3着4着がノーザンテーストもちで、特に1200ではテースト譲りの短足ピッチ走法が浮上する不良馬場だったというべきですかね
不良の高松宮といえばダイワメジャー産駒コパノリチャードが1.12.2で勝った14年以来で、あの年もノーザンテーストのワンツーだったのですが、8人気2着スノードラゴンはステイゴールド×アドマイヤコジーンの黄金配合の元祖というべき存在で(ミセスマカディー≒ロイヤルサッシュ3×4)、この既視感で無印とはあああ情けない…
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/35925775cf124e86658db23e2de55188
(ダイナサッシュ≒アドマイヤマカディのニアリークロスについてはこちらを)
ウシュバテソーロは父オルフェーヴルがノーザンテースト4×3、母父キングカメハメハがNorthern Dancer4×4・6、母母シジェームサンだけNorthern Dancerが薄い(5代目に一つ)配合形
ステイゴールド×キングカメハメハの組み合わせはストライドで差すタイプになりやすいし、ここまでの戦績がマルシュロレーヌに瓜二つだったので、日本馬で最も期待はこの馬だと書いておきました
母系にEla-Mana-Mou(Alycidon≒ハイハット4×2・5)が入るのでとにかく底力と成長力が抜群で、そして今年もやっぱりドバイワールドCはSeattle Slewのストライドで決まった
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では高松宮記念を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
他のレースは何も考えてませんが(^ ^;)、これから競馬見ながら、ボツ予想二つぐらいあげてみようかと思ってます
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp
シーマクラシックはボツ予想に回しますが、ひとまず◎イクイノックス○レベルスロマンスRebel's Romanceとしておきます
イクイノックスは距離が延びた有馬記念で更に強かったし、2400でこの相手、まともなら楽勝。Rebel's Romanceは英米独の芝2400でもメイダンのダ1900でも同じように斬れる多才さと地力が魅力。Dubawi×Street Cryだからたしかに多才な血統だ。大箱2400ならウインマリリンよりこちらが相手か。シャフリヤールは追い切りの映像を見ると、以前ほどヌメヌメとしなやかに動けないというか、やはり今はアルアイン的な資質に寄ってきているように思える。(予想メモをそのまま)
ゴールデンシャヒーンはもちろんレッドルゼル応援ですが、馬券的にはサウンドマネーSound Money
アルデバラン肌は成功すると書いてきましたが、本馬は「3/4Busanda≒Busher=Striking=Mr.Busher」「1/4フランス」の配合形をPraise≒アルデバランのニアリークロス2×2でまとめていて、なんかタイトルとって種馬になってほしいなあ~という好配合です
6月のトゥルーノースSではJackie's Warrior (BCスプリント1人気3着)にちぎられた2着でしたが、あれから力をつけているとも思うのでね
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では日経賞と毎日杯と伏竜Sを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
夕方までに他のドバイの予想をアップして、日曜のJRAは高松宮記念だけになるかもですがまだそのへん流動的です
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
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■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2022)』で望田潤が推奨したアフタヌーンドレス(牝3歳)が日曜中山2Rの未勝利戦(ダ1200m)を勝ち上がりました。
アフタヌーンドレス(牝・父Bernardini・母Beautify)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020110035/
母母AshadoはG1を勝ちまくった北米3歳&古牝馬チャンピオン。Ashadoの全弟SunriverはハリウッドターフC(米G1・芝12F)勝ち。血統表を見てのとおりA.P.Indy≒Charming Lassieの3/4同血クロス2×3が魅力で、このクロス馬はJRAに9頭が出走し、アポロビビ(現役6勝)やストームガスト(3勝)など5頭が勝ち馬。Bernardini×Lemon Drop Kidには全日本2歳優駿2着レガーロがいる。(望田)
■土曜阪神4R1勝クラス ミラクルティアラ(一口・望田&栗山、POG・望田)
■土曜中京10R豊橋S アヴェラーレ(一口・望田)
■土曜中山11RフラワーC3着 パルクリチュード(一口・栗山)
■日曜阪神7R1勝クラス タイミングハート(ディープ・望田)
■日曜中山8R2勝クラス トゥデイイズザデイ(ディープ・栗山)
■日曜阪神9R山陽特別 ダノンティンパニー(ディープ・栗山)
■日曜中京11R名古屋城S ルコルセール(一口・栗山)
アフタヌーンドレスはBernardini×Lemon Drop KidでA.P.Indy≒Charming Lassieの3/4同血クロス2×3、これは全日本2歳優駿2着レガーロと同じ配合で、アポロキングダムの代表産駒アポロビビもこのクロスですよね
これまで血統登録されたレガーロ産駒は20~22年産の3世代で計7頭、初年度産駒は現3歳で、アウトレンジはJRA3戦目に勝ち上がっており、エムティヒビキは門別と大井で1勝ずつあげていて、出走産駒は2頭とも勝ち馬になってるんですよね
アフタヌーンドレスはいい繁殖になるでしょうが、レガーロにももう少しチャンスを与えてあげたいなあとも思います
そして前にも書きましたが、A.P.Indyをもつ繁殖にレモンポップをかけるとこの3/4同血クロスになるんですよね
フラワーを勝ったエミューは脚元を見ても道悪は鬼っぽいですが、ハービンジャー×スペシャルウィークですからAureoleの薄いクロスになり、先週下記エントリで書いたように、この馬も3勝全てが一番外を回っての差し切り
出遅れて一番ケツから、大外を回す形になったのも結果オーライやったかもです
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/617023a9ec781f96cdd67f91c0cd1926
スピカは◎スパイラルノヴァ
母がデインヒルとGreen Desertを通じるDanzig4×4で、馬のイメージは「もっさりバスラットレオン」かな
昨年のスピカはホウオウエミーズとクビ差の2着、芝1800[2-1-2-0]、中山芝1800[1-1-0-0]、ミルコも乗り慣れてるのでまあ任せて大丈夫でしょう
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではスプリングSと阪神大賞典とフローラルウォーク賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではスプリングSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp
ちょっと予想以外のお仕事が急に入って、そもそも開催そのものが危ぶまれていた状況でしたから、土曜のボツ予想はお休みしますm(_ _)m
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではファルコンSとフラワーCと若葉Sを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではファルコンSを予想していますので、今週もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2022)』で栗山求が推奨したブレイクボーイ(牡3歳)が日曜中京5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました
ブレイクボーイ(牡・父ハービンジャー・母メジロオードリー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103791/
フラワーC(G3)を勝ったホウオウイクセルの半弟で、2代母はオークス(G1)をはじめG1を5勝した名牝メジロドーベル。「ハービンジャー×スペシャルウィーク」は英G1ナッソーSを制したディアドラと同じ。底力あふれる芝中距離タイプで、芝2000m~2500mがベスト。(栗山)
■土曜中山11R中山牝馬S2着 ストーリア(一口・栗山)
■日曜阪神7R1勝クラス セブンサミット(一口・栗山)
■日曜中山9R房総特別 サンカルパ(一口&POG・望田)
■日曜中山10R東風S ラインベック(ディープ・栗山)
ブレイクボーイはハービンジャー×スペシャルウィーク×メジロライアンですからAureoleの薄い継続クロス(7×6・7)
以下のようにメジロドーベル牝系のハービンジャー産駒、つまりAureoleのクロスをもつハービンジャー産駒はなかなか走ってますが、マッサビエルは大外から差すか捲るのが勝ちパターンだったし、ポリアンサは新馬を勝ったあとずっとスランプがつづいてましたが函館で杉原が大逃げを打つと7人気で楽勝
ブレイクボーイも新馬2着は大外捲りで今回も直線外から差し切りで、7×6・7ぐらいでもそういうAureole魂は脈々と受け継がれていると実感できます
ちなみにAureoleクロスをもつハービンジャー産駒にはディアドラやペルシアンナイトがいますね
ドーベル牝系はハービンジャーに限らず、以下のようにAureoleクロスがコンスタントに走ってますな(太字オレンジがAureoleクロス)
メジロドーベル(f.メジロライアン)10勝、オークス他
├メジロルルド(f.サンデーサイレンス)
│├メジロコウミョウ(f.キングカメハメハ)1勝
││└アドマイヤサジー(f.ハービンジャー)現役未勝利
│├ルルドノヒトミ(f.シンボリクリスエス)1勝
││└ソニックビースト(f.ハービンジャー)1勝
│├マッサビエル(m.ハービンジャー)3勝
│└ポリアンサ(f.ハービンジャー)2勝
├メジロシャレード(f.シンボリクリスエス)1勝
│└ルトロヴァイユ(f.エピファネイア)2勝
├メジロオードリー(f.スペシャルウィーク)2勝
│└ブレイクボーイ(m.ハービンジャー)現役1勝
├レーヌドブリエ(f.ゼンノロブロイ)4勝
│└アヴニールドブリエ(m.エピファネイア)現役2勝
メジロジョーンズ(f.メジロライアン)3勝
└パリンジェネシス(m.タートルボウル)5勝
あと母母父Gone Westのサンカルパが3勝目をあげたので、ドゥラメンテ×Mixed Marriage血脈(Sharpen UpやGone Westなど)の最新データを…ヘニーのタッチウッドもいますね(・∀・)さすが
母系にMixed Marriageをもつドゥラメンテ産駒…出走69/勝ち馬37/勝ち馬率53.6%/平均賞金2940万円
ドゥラメンテ産駒全体…出走422/勝ち馬162/勝ち馬率38.4%/平均賞金1237万円
本日3/13(月)、栗山求&望田潤監修の『パーフェクト種牡馬辞典2023-2024』(自由国民社)が発売になります。最新の知見を盛り込み、配合&馬券、という二本柱で主要種牡馬を徹底攻略しております。この一冊さえあれば種牡馬に関してオールOK!という自信作です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4426128803/
種牡馬本は、その種牡馬の特徴のみを解説したものがほとんどです。本書は、栗山と望田が手がけた最初の巻(2012-2013)から「配合」という観点を取り入れた画期的なものであり、旧時代の類書とは一線を画しています。
新種牡馬4頭とランキング上位15頭については、栗山または望田が注目2歳馬を2頭ずつ挙げ、血統表を添えて解説しています。もちろん、馬券の狙い方にも十分なスペースを割いています。毎年同じではなく、最新の知見を取り入れてすべて書き換えています。
人気コーナーの「種牡馬特別鼎談」では、栗山求、望田潤、三輪圭祐(社台スタリオンステーション)が種牡馬界の現状や新種牡馬の評価について活発に意見を交わしています。今年産駒がデビューする新種牡馬については、三輪さんの最新情報、注目の2歳馬のほか、栗山と望田の血統分析などを交え、多角的に考察して丸裸にしています。POGや一口選定対策としても必読です。
グリーンチャンネルでおなじみ辻三蔵さんの産駒調教分析、久保和功さんの馬体分析、素顔の種牡馬たちの姿を垣間見られる美野真一さんの人気コラム「種牡馬ちょっといい話」、新種牡馬については治郎丸敬之さんの「馬体は語る」など、読み応え十分です。
馬券、POG、生産にも応用可能な新時代のハイブリッド種牡馬辞典であり、配合の教科書としてもお使いいただけると思います。お買い上げいただけましたら幸いです m(_ _)m
https://www.amazon.co.jp/dp/4426128803/
●全373頭の情報を収録!
●2023-2024種牡馬系統表
●種牡馬特別鼎談:栗山求&望田潤&三輪圭祐(社台スタリオンステーション)
●2023-2025年度デビューの新種牡馬
→POGファン必見!治郎丸敬之氏の「馬体は語る」。厳選4頭を徹底分析。
●2022年度 産駒成績Best30種牡馬
→一口馬主クラブ募集平均価格やセリ平均価格との回収率を掲載!
→レーダーチャート項目は
新馬デビュー時期、堅実、健康度などPOG必須のファクターを掲載!
→ランキング上位10頭の詳細分析
・辻三蔵氏による産駒調教分析
・久保和功氏による馬体分析
・競馬映像ディレクター美野真一氏による撮影時の種牡馬エピソード
●種牡馬とクッション値に関するコラムも掲載!
●2023年度注目種牡馬
●外国種牡馬紹介
●海外サイアーランキング
●2022種牡馬完全データ
●GⅠ&GⅡ連対馬とその父系
●便利な索引(父別/母の父別/五十音順)
天神橋は◎サンデージャックが今なら大箱マイルでちょっと面白いかなと思ったんですが、メンバーが弱すぎて2人気とは面白くないのでボツ予想行きです(^ ^;)Darshaan斬れの○シゲルローズマリーといっしょに追い込んでほしい
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではフィリーズレビューと金鯱賞とアネモネSと昇竜Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp