栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のボツ予想~はまたお休みです

2022-04-30 09:44:05 | 血統予想

G1シーズンに突入と同時にPOGとクラブとセリのお仕事が併せ馬でドドドドドッと押し寄せてきて、またもやボツ予想の時間がとれない状況です m(_ _)m
一言コメントは前週にNETKEIBAの全頭解説書いてるときにすでにしたためてるのでね

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では青葉賞と府中Sと矢車賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では青葉賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします


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春天一言コメント

2022-04-28 23:16:32 | 血統予想

さっき追い切り見ましたが、タイトルホルダーもディープボンドも思惑どおり叩き良化って感じですかね
阪神は金曜にけっこう降って、日曜も崩れる予報です

アイアンバローズ:Robertoオルフェ
ハーツイストワール:Robertoハーツ
ディバインフォース:低燃費Herbager
ユーキャンスマイル:胴長Nijinsky
マカオンドール:長Darshaan斬
メロディーレーン:小型ステイヤー
テーオーロイヤル:Ribotエピファ
クレッシェンドラヴ:重巧捲り中年
ヒートオンビート:相手ナリRibot肩
トーセンカンビーナ:出遅れHyperion
マイネルファンロン:3/4ユーバー
ハヤヤッコ:ソダシトニアリー
ロバートソンキー:テイオー体質大跳
ヴァルコス:ダンス体型インハー体質
タガノディアマンテ:ナスペリオルフェ
タイトルホルダー:二枚腰Hyperion
シルヴァーソニック:Bold Rulerオルフェ
ディープボンド:惜敗Alydar

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4/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2022-04-26 21:10:06 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で栗山求が推奨したプレミアムスマイル(牝3歳)が日曜阪神1Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父ロードカナロア
母ジンジャーパンチ(Awesome Again)
牝 募集価格:5600万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105256/
ルージュバック(毎日王冠、オールカマーなど重賞4勝)、ポタジェ(プリンシパルS-2着)の半妹。母ジンジャーパンチはブリーダーズCディスタフ(米G1・ダ9f)をはじめG1を6勝、通算22戦12勝という成績を残し、米古牝馬チャンピオンに輝きました。サンデーサイレンスを持たないロードカナロア産駒なので、ダノンスマッシュ、キングオブコージ、アンヴァル、パンサラッサなどの仲間です。父と相性抜群のDeputy Ministerが入るのは好材料で、距離はマイル前後がベスト。牡馬顔負けの筋肉量は大物感十分です。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で望田潤が推奨したハーツアズワン(牡3歳)が日曜阪神2Rの未勝利戦(ダ1400m)を勝ち上がりました。

★ジーワンサラブレッドクラブ
父ハーツクライ
母スキャットレディビーダンシング(Scat Daddy)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019104464/
牡 募集価格:3600万円
母スキャットレディビーダンシングは名種牡馬Scat Daddyの最有力後継No Nay Neverと3/4同血(父と母母が同じ)で、そこにハーツクライが配されたのが本馬。母系にはハーツと相性抜群のDangerous Dame牝系の血(Exceller)が入り、母方にマイラーの血が強いのもハーツ産駒としては良いですね。現状はハーツらしい緩さはあるものの、これなら早期からマイル~中距離で動けるイメージです。クラシック路線に乗れるでしょう。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で栗山求が推奨したマンドローネ(牝3歳)が日曜東京3Rの未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父ハーツクライ
母マンドゥラ(Danehill Dancer)
牝 募集価格:2500万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105451/
母マンドゥラは現役時代に独1勝。Manduro(英仏でG1を3勝)、マンデラ(ワールドプレミア、ワールドエースの母)を兄姉に持つ良血です。母の「Danehill Dancer×Be My Guest」の組み合わせは名馬ロックオブジブラルタルと同じ。「ハーツクライ×ロックオブジブラルタル」はわずか7頭のサンプルからグレイル(京都2歳S)、カテドラル(NHKマイルC-3着、アーリントンC-2着)を含め5頭の勝ち馬が出ています。デインヒルとドイツ血統を抱えた母から生まれたハーツクライ産駒なのでサリオス(朝日杯FS)を彷彿させ、母がNorthern Dancerの強いクロス(3×4)を持つ点は父の成功パターンです。兄弟の成績はもうひとつですが、この馬は配合的に良好なので、違った結果が期待できるのではないかと思います。芝向きの中距離タイプ。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2021)』で推奨したホーリーエンブレム(牝3歳)が土曜東京4Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

ホーリーエンブレム(牝・父ロードカナロア・母メジャーエンブレム)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105469/
プレミアエンブレム(父ルーラーシップ)の3/4妹で、母メジャーエンブレムはNHKマイルCと阪神JFに勝ったダイワメジャー黄金配合。そこにカナロアでStorm Cat≒スカーレットブーケ3×3とNureyev≒Sadler's Wells5×4。G1馬同士の相似配合だから期待したい。プレミアエンブレムも勝ち上がりに4戦を要したが能力は確かだ。5月頭に美浦に入厩済。(望田)

■土曜福島8R1勝クラス ダブルアンコール(ディープ・望田)
■日曜福島4R障害未勝利 ヴァーダイト(一口&ディープ・栗山)
■日曜福島7R1勝クラス チャーミングアクト(一口・栗山)
■日曜東京9R石和特別 ドンナセレーノ(POG・望田)
■日曜東京11RフローラS2着 パーソナルハイ(ディープ・望田)



ダートに替って別馬のようなレースぶりのプレミアムスマイルですが、ロードカナロア×Deputy MinisterというのはWar Relic≒Eight Thirty≒Good Example的な北米パワーを増すので、レッドルゼルやメイショウウズマサのようにダートに振れることも多い配合です

Dangerous DameはCapote、Baldski、Broad Brushなどの牝祖でハーツクライと相性抜群のナスペリオン血脈ですが(スワーヴアラミス、マジェスティハーツ、カポーティスター、マイラプソディなど)、下表のようにジャスタウェイともなかなか相性が良いです(マスターフェンサーやアテナノワールなど)





これはハーツクライ×Chief's Crownとジャスタウェイ×Chief's Crownがともに成功しているのと似た現象で、やっぱりハーツクライというのはトニービンであり、トニービンというのはHornbeamでありナスペリオンなのだと

おなじみのディープインパクト×Tiznowの黄金配合、3歳も相変わらずハズさんなあ…と思ったらハズしかけてるのが1頭(^ ^;)



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日曜のボツ予想~Hyperion的に締まる

2022-04-24 10:05:10 | 血統予想

POGシーズン到来で続々と書籍が発売になっておりますが、今年は「血統屋」と「競馬道」でPOG書籍を出す予定で、また詳細は告知させていただきますが、たぶんGW明けになると思いますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m



阪神は雨が降り出して芝ダとも稍重に、千里山は前走外を回らされて惜敗の◎スタッドリーが渋った馬場もOKで今度こそ
522キロのハービンジャー産駒ですが、母母ブランシェリー(イクイノックスの母母でもある)がHyperion4・6・6×7・7・7・8で、古馬になってHyperion的にシッカリ締まってきました
リンフレスカンテはいかにも大箱向きのナスペリなルーラーに見えるので、相手はダノンとタガノで

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではフローラSとマイラーズCと雪うさぎ賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜のボツ予想~かたそうな…

2022-04-23 09:57:23 | 血統予想

年頭から種牡馬辞典と今期の種付に追われ、クラブ募集とPOGの季節になって、気が付いたらG1シーズンに突入、それに加えて毎週通常業務があるので、けっきょくオールシーズン貧乏暇なしというね(^ ^;)
昔みたいにレースリプレイ全部見なおしたり、午前中のレースの血統チェックしたり、そんな時間はもうほんとにとれなくなりました…

そんなわけで今日もボツ予想は一つだけで、あやめは人気2頭で決まると思いますね(^ ^;)
スマートオリーブは上はみんなダートのオープンですが、この馬はナスキロやRound Tableが強くて身のこなしが柔く前駆がよくて、阪神外のほうが斬れると思います



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では福島牝馬Sと新緑賞とオアシスSを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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4/16~17の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2022-04-20 11:07:32 | 共有クラブ

■『ディープインパクト好配合リスト(2021)』で望田潤が推奨したディープグラビティ(牡3歳)が土曜中山4Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。

◎ディープグラビティ(牡、母スターシップトラッフルズ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019104773/
母スターシップトラッフルズはプリンセスルーニーH(米G1・ダ6F)勝ち馬。その母Bobbie Useは名繁殖Numbered Accountの3×4で、Ghostzapperの肌からはJustifyやドレフォンが出ているし注目している繁殖牝馬だ。上のスペースクラフトやスターリングワースをみると北米パワーを強く伝えているので、ディープとの配合でうまく芝マイルではまるのでは。(望田)

■日曜福島11R福島民報杯 アンティシペイト(一口・栗山)
■日曜中山11R皐月賞2着 イクイノックス(一口・望田&栗山)
■日曜中山12RサンシャインS パラダイスリーフ(一口&ディープ・望田)
■日曜阪神12R2勝クラス ローウェル(一口・栗山)

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キタサンブラック産駒の出走時平均馬体重は470キロで、現時点での全3歳の出走時平均馬体重は465キロ、ドレフォン470キロ、シルバーステート456キロ、ディープインパクト462キロ、ロードカナロア467キロ、ドゥラメンテ467キロ、エピファネイア467キロ、ハービンジャー466キロ、キズナ471キロでした

キタサンブラック産駒は大箱向きのイメージはたしかにあったんですが、芝競馬場別成績は下のとおりで、重が鬼のイメージもたしかにありますな





下表のようにJRA全28勝のうち4角3番手以内が20勝、先行型が多いイメージもたしかにあります



大きな体躯と重厚なストライドと豊富なスタミナで先行し重馬場が鬼というのは、まさにキタサンブラックのイメージそのままで、ようするに父似の産駒が多い

そして父のように先行するには、母父にマイラーやスプリンターのスピードが入ったほうがよく、2勝馬5頭の母父はキングヘイロー(イクイノックス)、Numerous(ジャスティンスカイ)、Orpen(ブラックブロッサム)、Pivotal(オディロン)、Singspiel(ラスール)で、ラスールはSingspielといっても母サマーハ(産駒はみんなうなりながら先行する名繁殖)ですから

タナベスローでうなってジオグリフの前に行ってしまったイクイノックスですが、前に馬を置けばもうちょっと我慢できると思うので、ダービーでも前で受けたほうがいいだろうとは思ってるんですけどね



下表はシルバーステート産駒の2勝馬5頭で、こうしてみるとHalo~サンデーサイレンスのクロスが有効で、またディープ系種牡馬らしくフィリー寄りな傾向も





あと某血統分析と調教チェックをなんたら…さんが言ってたんですが、下のように明らかに外枠不振で、ウォーターナビレラが典型ですが機動力や立ち回りに長けた脚質の馬が多いですよね

というわけで「Haloクロスの牝を内枠で買え!」桜花賞後に言っても後の祭りですが…

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第82回皐月賞回顧~気鋭のドレフォン、混戦皐月を制す

2022-04-19 11:23:52 | 血統予想

中山11R皐月賞
◎11.オニャンコポン
○4.キラーアビリティ
▲16.デシエルト
△18.イクイノックス
×1.ダノンベルーガ
×2.アスクビクターモア
×6.ジャスティンロック
×12.ドウデュース
今年の皐月賞は前売り1人気ドウデュースが490円という混戦模様。出走馬で配合をほめてきたのはイクイノックスとオニャンコポン。「ハッとする脚」を使ったのは東スポのイクイノックスと共同通信のダノンベルーガ。新種牡馬予想はドレフォンが◎だった。
脚力上位のイクイとダノンがどう見ても東京向きの末脚で、しかもフルゲートの最内と大外を引いたことが更に混戦に輪をかけている感があるが、母父キングヘイローでヘイロー4×4のイクイのほうが中山のコーナー加速では少し上ではないか。いずれにしても今年の牡クラシックロード、コントレイルのように傑出度だけで三冠という馬はいないから、全部分け合うとしたら、皐月賞は皐月賞らしい血統の馬が勝つだろうという予想でいきたい。
◎はオニャンコポン。母母サプレザはマイルCSに3年連続で来日し3着4着3着の一流マイラー。本馬はキングズベスト≒サプレザのニアリークロス2×2が光る。母父ヴィクトワールピサは中山の帝王だし、ホープフルで◎にしたが中山2000はベストコースだろう。エイシンフラッシュ産駒らしくホープフルのように馬群で揉まれ込むとよくないので、外目の枠もよかったのでは。ヴィクトワールピサ肌はブレイクすると予言してきたし、ジョッキー菅原もブレイクするとほめてきた。人馬ともにクラシックで◎を打っても悔いはない。
キラーアビリティは母父がブラッシンググルーム系で、このオールラウンドさが表現されている。実戦でカッとするところはあるがわりと何でもできるタイプだから、1人気のプレッシャーから解放された武史が好枠で絶妙に立ち回りそうだ。デシエルトはドゥラメンテ牝系らしい狂気とエンジンで、狂気の逃げ切りはやはり警戒。ドウデュースは母方の北米スピードが強く表現されているので、ハーツ産駒のなかでは最も完成度が高いし機動力も兼ね備えているが、それだけにスケールでまとめて面倒みるというような大爆発はないというイメージも。

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例によってNETKEIBAの全頭解説から1~3着を

ジオグリフ
アルビージャの半弟でアンデスクイーンのイトコで、母アロマティコは秋華賞とエリザベス女王杯で3着。牝祖アンデスレディーの子孫にはインティライミやアルバートなど活躍馬多数。ドレフォン×キングカメハメハ×サンデーサイレンスはデシエルトと同じ。この母方の影響も強く、朝日杯の追走をみてもマイラーというよりは1800型だろう。2000は守備範囲だが、中山よりは東向きのストライドに見える。末脚は確実なのでここも差してはくるだろう。(距離○スピード○底力◎コース○)



イクイノックス
ヴァイスメテオールやミスビアンカの半弟で、ブランディズの甥。母シャトーブランシュはマーメイドS勝ち馬。母母メゾンブランシュはクイーンS3着。父キタサンブラックは年度代表馬で初年度からジャスティンスカイ、ブラックブロッサム、ラスールなどを輩出。見た目はわりと父似で、この牝系らしいナスペリオン的な強靭で持続力あるストライド。東スポ杯を豪快に差し切ったが、明らかに大箱向きなので初の中山がどうかだろう。道悪は鬼では。(距離○スピード◎底力◎コース○)



ドウデュース
ベイショアS(米G2・ダ7F)2着Much Betterやフラーレンの半弟。母ダストアンドダイヤモンズはギャラントブルームH(米G2・ダ6.5F)勝ち馬。牝祖Darling Dameはダンシングブレーヴと3/4同血になる。母父VindicationはSeattle Slew直仔の北米2歳チャンピオン。母方に北米スピードが強く、朝日杯を快勝したように長いところよりも1800あたりがベストだろう。弥生賞は不利もあったが、絶対王者というほど抜けた存在ではない…という2着だったかも。(距離○スピード◎底力◎コース○)



昨夜札幌に戻ってきました
雪はすっかり溶けてましたが朝は寒い…

中山の芝は見た目に内が荒れていて掘れていて、日曜4R(芝2200)は枠連6-7、9R(芝2000)は枠連5-6、ともに内枠の人気馬が沈んでおり、一周コースでは外目有利なバイアスやったですかね

予想コメントに書いたように、今年のメンバーで「ハッとする脚」を使ったのは、東スポのイクイノックスと共同通信のダノンベルーガ

脚力だけならこの2頭が双璧やと思いますが、ともに東京の直線で豪快に差し切ったというのが、中山内回りでしかもフルゲートの最内と大外を引いてしまったとなると脚力だけで◎が打てるかどうか

いかにも東京向きのハーツクライ産駒が、18頭立ての最内枠から出て、中山内回りのコーナーをなるべくストライドロスなく回ってきて直線爆発するためには、いったん下げて大外を捲り上げるか、枠ナリに出していって道中外に出すチャンスをうかがうかの二択で、ああもう一つ、4角を斜めに直進するドゥラメンテ乗りがありますな(^ ^;)

ジオグリフの祐一はスタートを決めるとすぐにダノンベルーガの真横につけ、共同通信杯を豪快に差し切ったこのハーツ産駒を、今日のバイアスで外に出させては絶対ダメだという強い意志が感じられるポジショニング

これで川田は最内に突っ込むしか手がなく、結果的にダノンベルーガは4角で勢いをつけられなかったし荒れたインをずっと走らされることにもなり、全く持ち味を出せるレースにはならなかったのに僅差4着でゴールしました

イクイノックスのルメールはジオグリフの直後を狙ってましたが、そこにサトノヘリオスがきたのでその外になり、前に馬を置けなかったためにペースが緩んだところで行きたがり、無理に抑え込まずジオグリフを交わしていきました

結果ルメールの直後に祐一、その内に川田、タナベスローの後ろで繰り広げられた駆け引きとポジショニングは、この並びになった時点で祐一の勝ち

ラップは前後半60.2-59.5、中盤緩んで上がり3Fが12.0-11.4-11.5、悠然と先頭に立ったイクイノックスをジオグリフを鋭く力強く加速して差し切り、混戦皐月賞に終止符を打ちました

そこに後方待機のドウデュースがすごい反応で捲り差してきて、終わってみれば共同通信杯と朝日杯と東スポの上位組が上位独占、マイラー寄りというか1800寄りというか、そういうタイプの決め脚がモノを言う皐月賞になったかと

前後半で前半のほうがコンマ5秒以上遅い皐月賞って意外に少なくて、イスラボニータが勝った14年(60.2-59.4)、キャプテントゥーレが勝った08年(61.4-60.3)、ダイワメジャーが勝った04年(59.7-58.9)、ネオユニヴァースが勝った03年(61.7-59.5)、2000年以降だとこんなもんですかね、勝ち馬をみるとふむふむなるほどってメンツです

ドレフォンが社台スタリオンに来た直後から何回も見せていただいてますが、いつ見ても実にしなやかに歩く馬で、ゴリゴリの北米短距離王というイメージは全くなく、あれはサウスヴィグラスの後釜やないよ、ノーザンの繁殖ならNHKマイル勝つんやないのって言いつづけてきたんですが、すでに牡駒は1800の勝ち鞍が最も多いぐらいで、それにしても初年度から皐月賞を勝つとは

ドレフォンの配合のキーポイントはいろいろありますが、Tale of the Catに入るTulyar、Sharpen Upに入るMixed Marriage、Ghostzapperに入るHawaiiと、Pretty Pollyを含む底力とスタミナの血を引いているのも魅力のひとつで、ジオグリフの場合は、牝祖アンデスレディーがノーザンテースト×ガーサント×Alycidonですから、TehranとDonatelloとLady Angelaの底力が活きた配合になっているともいえます



イクイノックスの第一オプションはジオグリフの後ろで我慢して差すレースだったかと思いますが、キタサンブラック×キングヘイローというのは本来はこんな感じで前で受けて強い配合ですから、ダービーもこのケイバでいいだろうと思いますね

ドウデュースのユタカはもっと前が速くなるという読みはあっただろうし(デシエルトの出遅れが誤算)、ハーツ産駒らしからぬ高速回転は母方の北米スピードの影響を強く感じさせるし、弥生賞の前後にもユタカや友道師が2000は大丈夫というコメントをわざわざ出していて、それはハーツにしてはマイラーっぽい馬だという認識の裏返しじゃないかと思われたし、そもそも朝日杯に行こうと提案したのもユタカですからね

そんな意識からの「ちょっとポジションが後ろすぎた」だったような気はするし、母母Majesticallyはダンシングブレーヴをマイラー寄りにしたような血統ですから、弥生賞みたいにダラダラ脚を使うよりは、メリハリつけて乗ったほうがいいタイプなのかもしれないです

アスクビクターモアはRainbow Questの重厚さが表現されている中長距離馬で、弥生賞勝ちまでの過程なんかもタイトルホルダーと重なるところがあるので、今年も弥生賞は菊花賞につながるんかなあ~と思っておりますが、田辺がそんな馬で逃げたら中だるみになりますな

オニャンコポンは前半ちょっとスムーズではないシーンもありましたが、直線外に出して勝ち馬の後ろから追い出して、概ねプランどおりのレースはできたと思うし、マイラーっぽい弾け方はしなかっただけでこの馬の脚は使ってました

キラーアビリティは立ち回り勝負の馬なので、出遅れて苦しまぎれに最内を突くケイバでは苦しかったというべきで、あと田辺がペースダウンしたときにキラー(Wild Risk7×6・7)とイクイ(Worden≒Le Fabuleux7×6)はうなって行きたがっていて、荒ぶるWild Riskの顔をのぞかせてもいました

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日曜のボツ予想~アルアイン型なので

2022-04-17 09:26:03 | 血統予想

まずはお詫びと訂正です
NETKEIBA「ウマい馬券」の皐月賞予想ですが、私のミスで▲が間違っていました
▲はデシエルトです
買い目もそれに従います
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます m(_ _)m
(先ほど編集部から連絡があり、今は訂正済とのことです)

あとシルクの追加募集ですが、望田のピックはなしということで…栗山ピックはもう少しお待ちを

福島芝はソフトで時計がかかっており、福島民報は難しいですがこの人気なら◎ダノンマジェスティで
アルアインやシャフリヤールの全きょうだいで、タイプとしてはアルアインのほうに近く、機動力があって渋った馬場もこなすので、オープン特別なら足りるのでは





ストークは前走直線でちょっと窮屈だった▲エルカスティージョで再度いきたいところも、マイルのほうが追走が楽なのはたしかですがちょっとジリっぽいのもたしかで、ここは☆ヒメノカリスがハナは切りたくない感じなのでスローになる可能性が
◎チュウワノキセキは芝1600[1-3-2-3]の堅実派、ただキンシャサ産駒なので渋った馬場はイマイチで、芝1600良に限れば[1-2-2-1]、現在8人気ですからなんとか圏内に

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では皐月賞とアンタレスSと野島崎特別を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では皐月賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~ガンコに追いつけ

2022-04-16 09:33:34 | 血統予想

Kダービー前売り1人気Epicenterの父Not This TimeはLiam's Mapの半弟でもあり、母系がすんごいのでずっと注目してますがともに種牡馬として成功しました
もうこの牝系はおいそれとは手が出せないお値段になってるようで…ヤダヤダ





奥の細道は人気ですが◎ボーンジーニアス
ナカヤマフェスタ×Hurricane Run、4歳を迎えてガンコみたいな馬に完成してもらいたいし、ついには凱旋門賞に殴り込んで「ステイゴールドとMontjeuの血を引くナカヤマフェスタとキズナの仔がやってきた!」とフランス人を混乱に陥れてもらいたい

やることが多くてボツ予想はこれだけで…NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではアーリントンCと山藤賞と千種川特別を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではアーリントンCを予想していますので、今週もよろしくお願いします


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皐月賞一言コメント

2022-04-15 22:30:51 | 血統予想

書いてみると「ブラグルなんちゃら」なネーミングが何頭かいますが、今年の皐月賞はBlushing Groomが配合のキーになってる馬がけっこう多いような
何でもできるオールラウンダー、打って守れて走れるのがBlushing Groomの最大の長所やと思っていますが、そういう美点が最も表現されてるのは…?

ダノンベルーガ:ブラグル・リチャード
アスクビクターモア:ブラグル・ディーマジェ
トーセンヴァンノ:ディープ×Unbridled's Song
キラーアビリティ:ブラグル・ディープ
グランドライン:重厚粘着デインヒル
ジャスティンロック:脚長Ribot肩持続体質
ボーンディスウェイ:ブラグル・ハーツ
ダンテスヴュー:上よりラトロ肩パワー体質
サトノヘリオス:牝系Bold Ruler走法
ジャスティンパレス:Theatrical重厚スト
オニャンコポン:キングズベスト≒サプレザ2×2
ドウデュース:母譲北米スピード
ビーアストニッシド:曲飛×曲飛×曲飛
ジオグリフ:ナスペリ猫
ラーグルフ:サドラー&Roberto走法
デシエルト:逆さまドゥラシャーペン
マテンロウレオ:グラワン風ハーツ
イクイノックス:ナタ×Halo×ナタ

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