栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

種牡馬ディープインパクト(2)~アーリーロブストに学ぼう

2010-05-19 16:38:18 | POG

昨年はとりあえずヴィクトワールピサが入ってたので格好はついたんですが、今年もNETKEIBAで「オススメPO馬10頭」を選ばなくてはならないのです…今週末までに

となると、注目度からいってもニーズ的にも、ディープインパクト産駒を一頭は入れておく必要があるだろうということで、さっきから血統表をしらみつぶしにチェックしていたのですが、とりあえず初年度のスローガンとしては「アーリーロブストに学ぼう」でいってみようかなと…

「サンデー×Lyphardにみる…」シリーズで毎度力説しているように、サンデー×Lyphard×ハイインローは先行粘りの形に持ち込んでナンボで、アーリーロブスト、マイネルボウノット、タイキアルファなど、バブルガムフェローの産駒もやはり先行粘り脚質が活躍する傾向にあります

そしてアーリーロブストが無名のマイラーMazel Trickを母父とし、父父サンデーと母母父Devil's Bagを通じてHaloをクロスすることで軽い先行力を武器とし、バブル産駒としては芝で最良の成果を残したことに学べば、ディープ産駒も「母父にスピードを入れ、Halo≒Sir Ivorのニアリークロスを継続して先行脚質に」というのが一つのモデルとして考えられます
アーリーロブスト
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006106190/

Halo≒Sir Ivorのニアリークロスを継続するためには、どういう血をもってくればいいのかは前回の「種牡馬ディープインパクト」で書きました

で、ザッとみた感じだと、とりあえず馬名決定産駒のなかではダノンバラードですかね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103548/
母のレディバラードは競馬通信時代のPOG本で推した馬だし、Glorious Song全妹経由のHalo≒Sir Ivor3・5×3はダノンシャンティばりで、まあいろんな意味でプッシュしやすいわけですが、これはしかし廐舎的にもかなり人気者でしょうなあ…

馬名未決定ではフォレストレイン08が気に入っているのですが、ネットでちょっと調べたところでは、おフランスに留学中とかなんとか…?なんか情報あったら教えてください(^ ^;)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100007/

種牡馬ディープインパクト
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9b77c8f961f4892f57f7bcfa0a2d6f31
サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(6)~バブル脚質に完成中
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/cb36223c0a0597f41d1bf44a75de1396

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スペシャルウィークと「ナスキロ」(3)~オークス出走産駒も斬ってみますか

2010-05-18 18:13:10 | 血統予想

モーニングフェイスはスペシャルウィーク産駒で、母父Sadler's Wellsはシーザリオと同じで、祖母父Affirmedはフローテーションと同じ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007100044/

3代母Morning Has Brokenは英オークスと愛ダービーに勝った名牝Balanchineの母でもあり、Prince John×Francis S.×Nasrullahですからいわゆる「ナスキロラトロ」で、スペシャルウィーク産駒としては合格点をつけられる配合形にはなっていますね~

母がBold Reason≒Francis S.4×4で、自身はBusanda=Blue Eyed Momo6×6ですから、ちょっとLa Troienne的なパワーが勝っていて、またAffirmedの独特の動きの緩慢なところも受け継いでいるので、Habitatの柔軽さを受け継いでいたシーザリオやHalo≒Chieftainのニアリークロスを持っていたフローテーションと比べると、ちょっと鈍重で速い動きができないところはありますね

2400mのスタミナは十分だし広い東京そのものは合っているので、カワカミプリンセスやトールポピーの年のような持久戦想定なら印は回してもいいかな…といったところですか

ステラリードは函館2歳とファンタジーSで◎にしましたが、母父がZafonicでNijinsky≒The Minstrelのクロスですから、ザレマのような力馬っぽさがあるマイラーで、東京も距離延長も割り引きでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007106439/

タガノエリザベートはファンタジーSは鮮やかでしたが、スペシャルウィーク×Storm Catはオースミダイドウのようなマイラーが出やすい配合だし、ゼンノロブロイが出る牝系も米スピード一辺倒で、ハイインロー的スタミナの裏付けが皆無だけに、距離延びて再浮上の余地はあまりなさそうな…
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007106604/

スペシャルウィークと「ナスキロ」(2)~ブエナビスタの配合
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/822fc7d0ba00d54426edd67de2f64383

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ヒカルアマランサスはディープスカイ型(3)

2010-05-18 12:23:25 | 血統予想

ヒカルアマランサスはタキオン産駒としてはディープスカイ型の配合で、直線の長いマイルがベストだとずっと書いてきました

だから京都牝馬Sでは◎にしたわけで、ここももう少し重い印でもよかったんですが、もっとスローになると読んでいたのと、もっと位置取りが後ろになると読んでいたので、ラドラーダのような1400mタイプのほうが狙いやすいかなあ~という考えのほうが支配的でしたね
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006103241/

意外にペースが上がったし、出たなりで好位差しをさせたウチパクも好騎乗で持ち味は出し切った2着でしたが、ディープスカイを差し切ったウオッカのような馬が一頭いたということです

ヒカルアマランサスはディープスカイ型(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4d57f7a855012b66c1a0daca8450f30e
ヒカルアマランサスはディープスカイ型
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4e8fceb75d5cd89a14d4beb68f6aacd1

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スペシャルウィークと「ナスキロ」(2)~ブエナビスタの配合

2010-05-18 11:56:42 | 配合論

スペシャルウィークに追い切りで初めて跨ったとき、「ダンスパートナーに似てるやろ」白井先生がいうと、ユタカは「ダンスインザダークに似てますね」と言ったらしい

スペシャルウィークとダンスインザダークは、サンデー×Nijinsky×Tom Fool×ハイインロー的スタミナ(Aureole,Flower Bowl)と配合のアウトラインがよく似ていて(母系にNasrullah的スピードが希薄な点も似ている)、ともにサンデー系種牡馬のなかでは長い距離を得意とするほうですが、血脈構成的には血統表の3/4以上が米血なので、米スピードが豊富な牝馬との配合だとマイラー寄りの馬を出すという傾向もみられます

母がSeattle Slew×Mr.Prospector×Secretariatのリーチザクラウンや、母父Storm CatでNijinsky≒Storm Birdを持つオースミダイドウ、Nijinsky≒The MinstrelとHalo≒Droneをクロスするジョリーダンスなどが好例でしょう

競走馬として2400mがベストだっただけに産駒の代ではある程度スピードを入れる必要はあるのですが、入れすぎると一気にマイラー化してしまうところもあるので、父の2400mベースの強さをそのまま受け継ぐためには、米スピードと欧スタミナの両方をバランス良く増幅する必要がある…というのが模範的な解答

「スペシャルウィーク産駒の場合は、女傑2頭(ブエナビスタとシーザリオ)の配合のアウトラインがよく似ている(母系にNorthern DancerとSir GaylordとHyperion的スタミナが入る)ことにまず着目したいですね。これに則した配合から中距離の大物を一本釣りしたいところです」
と、先日入稿したNETKEIBAのPOG特集「有力種牡馬クリニック」では書きました

ブエナビスタはマルゼンスキー≒Caerleonのニアリークロス(Nijinsky,Princequillo,Pharamond,La Troienneなどが共通)で両者のA級米血を増幅し、AureoleのハイインローにはSticky CaseとTudor Minstrelの「HyperionとLady Juror」や牝系の独Dark Ronald血脈が脈絡していた
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006103319/

シーザリオはマルゼンスキーのA級米血にBold ReasonとHabitatが脈絡し、AureoleのハイインローにはForliの「HyperionとLady Juror」や牝系のHyperion+独Dark Ronaldが脈絡していた
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2002100844/

そしてどちらも母がSir Gaylordを通じるTurn-toのクロスを持っていた

何度も書いてきたことですが、ブエナビスタの何が素晴らしいかというと、長手でストライドの大きさとしなやかさで走ったスペシャルウィークと、伸びのないマイラー体型でTurn-toやLady Jurorの小脚で走ったビワハイジという、この全く異なる父母のキャラが、信じられないほど理想的に噛み合って伝わっていることです

それを噛み合わせたのは、やはり配合が優れているからでしょう

Caerleonのオークス
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/27aaa0e61e4a315eb5dee2a19c233894
マルゼンスキー≒Caerleon3×2の持つ意味
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f7378d7d695aac0431354a53bfc344a4
スペシャルウィークと「ナスキロ」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/cfc24683bcb17b657005a0116bdc91f0

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シュトルム残念会より帰宅

2010-05-16 22:47:25 | 血統予想

東京11R ヴィクトリアM
◎11.ブエナビスタ
○17.レッドディザイア
▲3.ラドラーダ
△9.ブロードストリート
×2.ヒカルアマランサス
注13.ワンカラット
マイラーズCはスペシャルウィーク産駒のワンツーだったが、リーチザクラウンとトライアンフマーチには母系にセクレタリアト≒サーゲイロードの3/4きょうだいの血を引くという共通点もある。◎の祖母の父ロードゲイルもサーゲイロード直仔で、マイルはベストではないが直線が長ければ地力と斬れ味で何とかするだろうと結論。○は◎より前々で巧く立ち回りたかっただけに、そしてスローで馬群が団子になりそうなだけにこの外枠は苦しいか。スローでの穴はコイウタやエイジアンウインズのように1400m寄りの俊敏さ鋭敏さのある馬が好位で巧く立ち回ったケースで、▲はサンカルロやシーキングザパールと似た配合だけに1400mがベストとみている。瞬発力勝負なら五分で、外々を回らされた前走は度外視して狙ってみたい。ミクロやプロヴィは急坂小回りベターのパワー型だし、カミノマゴは母系の奥にB級ナスルーラがやたらと多く、大一番ではこの母系の軽薄さが弱点になりそう。

京都9R 烏丸S
◎1.マイネルシュトルム
○8.スリーオリオン
△10.コパノジングー
×4.ケンブリッジレーザ
×13.アサティスボーイ
注6.ブルースターキング
◎はジリ脚のステイヤーだが速い上がりにも対応できるようになっているし、今の京都は先行の利が大。湾岸Sで直線で立て直すロスがあった○も晩成血統らしく力をつけており、1キロもらって逆転含みか。この◎○で買いたい。

-------------

パドックと返し馬の映像を見て「ブエナが良く見えないんだけど…」とメタボ博士にメールしたんですが、ノリも「返し馬で硬く感じた」と言っているように、決してベストの状態ではなかったと思います

ウイニングランで珍しく喜びを爆発させていたのも、今日の馬場で外を回って差しきったというだけでなく、状態面に不安を感じていたからだったのかと半ば納得

まあしかし、今の東京と京都のちょっと異常な高速馬場に世間の関心を向けるには、届かなかったほうがよかったのかも…といううがった見方すらしたくなりますな~

シュトルムは今日もゴール板を通過したあと、2コーナーまでの脚色は一番で、出走全馬のなかで最も疲弊していないのですが、幸の相変わらずの消極逃げを責めるのも少し気の毒なほど、今の京都の馬場はアブノーマルだと思います

残念会からほろ酔いで帰宅したところですが、これからクロフネとキングカメハメハとスペシャルウィークとマンハッタンカフェとゼンノロブロイとアグネスタキオンとネオユニヴァースとシンボリクリスエスとジャングルポケットの2歳産駒をチェックして(泣)、朝10時までに原稿を書きあげなければいけないので(号泣)、詳しい回顧は後ほど…

チーフベアハート
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f4c527897a3357f11cda46141b7fa287

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シュトルム応援に淀へ

2010-05-16 10:57:35 | 血統予想
京都7Rはネオファンタジアとサンライズトリプルの一騎打ちじゃないですかね~
どちらも未勝利勝ちが内回りですが、Tom Foolがベースの配合になっていて小回り向きの機動力があります
アイウォントユーがどちらかというと外回り向きの脚質だけに、この線は強力ではないかと…

今日はシュトルムの会員さんと現場で応援です~
弟が土曜にレコ勝ちしましたが、アニキも小細工なしで逃げればなんとかなりそうな
ちょっと骨っぽいのが一頭いますが…
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◎はアーバニティでした…

2010-05-15 17:18:23 | 血統予想

東京11R 京王杯SC
◎7.アーバニティ
○17.エーシンフォワード
▲6.サンカルロ
△9.マルカフェニックス
×3.スズカコーズウェイ
注1.タケミカヅチ
○は母父がキュアザブルースなのでちょっと力馬っぽいところがあって、阪急杯や高松宮のように上がりがかかる決着ならいいが、今の東京で上がりが速くなりすぎると東京新聞杯のような鋭さ負けもあるかも…というところで攻めてみたい。他からとなると1400mで◎▲△に食指が伸びるが、フルゲートなのに逃げ先行が少なく、好位で折り合えれば展開は◎に有利だ。スティンガーの3/4弟でスプリンターというより1400mがベストだろう。

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今日はヤボ用があったので久々にウインズ京都で
まだ馬連やワイドは500円単位だったんですね…(^ ^;)

ゴール前2Fは10.9-11.9で、この上がりだとエーシンフォワードが前と同じ脚色になってしまうのはだいたい読み通り
パドックでサンカルロの身のこなしがどうにも硬くみえるので、9→7→の目も少し買っていたんですが、ここでサンクスノートに印は回らんですなあ…
まあ1,2,3着馬とも1400m>1600mは間違いないだけに、今年も安田につながるレースではなさそうですね…というありきたりな感想で

エーシンフォワードの芝マイラーとしての弱点は、何を隠そうCure the Bluesである
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2bbd0bef833ec5a786520f6b633a6365

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ヘクタープロテクター死亡

2010-05-15 00:41:02 | 血統予想

ヘクターが死にました

思い出としては、最近では母父としてになっちゃいますが、やっぱりムラマサノヨートーは◎にすべきじゃなかったし、やっぱりブラックエンブレムは◎にすべきでした

それだけが心残りです。合掌

ヘクターの呪縛(4)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/cdd248374314642256ce8bc456af0b07
ヘクターの呪縛(3)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/0523b44f54bf04419cb7b35a4e4beafc
ヘクターの呪縛(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f7b8c7f9307ac9e6fa65352b91c6249d
ヘクターの呪縛
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f5bcbf61f1ddc4e5dc047dc92211d939

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エーシンフォワードの芝マイラーとしての弱点は、何を隠そうCure the Bluesである

2010-05-14 14:23:46 | 血統予想

Cure the Bluesを持つ馬にはルグロリューLe Glorieux,ナカヤマフェスタ,サンレイジャスパー,ヤエノジョオー,ウエスタンダンサー,ウエスタンビーナス,ダイワアンジェラ,タイキデューク,オリンピアンナイト,エイシングランツなどがいるが、独特の力馬っぽさがあって芝良ではG1級に抜け出せない、弾けきれない馬が多い

Le Glorieuxの血統表を久々にみましたが、これはやっぱり凄いですね。母がVariete=Vanille4×4なのも凄いが、父の米血を全く触ってないのも凄い
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1984109001/

ナカヤマフェスタの場合は、母が猛烈な相似配合でデインヒルの構成血脈を増幅しており、また自身はHalo≒Stop the Musicのニアリークロスを持つので、Cure the Bluesを持つ弱点がかなりカバーされている…という見方は可能だが、この馬とてG1には現状手が届いていない
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006102424/

つまりCure the Bluesの臭みを消すには、Le Glorieuxのように欧血をアウトブリードして全く触らないか、ナカヤマフェスタのように他の要素の血をいじくり回すか、この二つの方法があったわけだが、エーシンフォワードの場合はCure the Bluesと似た組成の血をもってきてニアリークロスを絡めまくることで、Cure the Bluesが入る弱点をカバーしようとした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005110172/

下のように、Secretariat≒Speedwellの3/4同血クロス4×4に、Storm Cat(の母Terlingua)とStop the MusicとRed Godを通じて「Nasrullah(≒Royal Charger)とTom Fool(Menow+Bull Dog,Sir Gallahad)と」の組み合わせをクロスしているのである

Bold Ruler
Secretariat
└Somethingroyal
 └Imperatrice

Bold Ruler
Speedwell
Imperatrice

Storm Cat
│  ┌Nasrullah
│ ┌Bold Ruler
│┌Secretariat
└Terlingua
 └Crimson Saint
  └Bolero Rose
   │┌Menow
   └First Rose
    │┌Sir Gallahad
    └Rare Bloom

  ┌Royal Charger
 ┌Turn-to
┌Hail to Reason
Stop the Music
│ ┌Menow
│┌Tom Fool
│││┌Bull Dog
││└Gaga
└Bebopper

Nasrullah
Red God
│┌Menow
└Spring Run
 │┌Bull Dog
 └Boola Brook

Storm CatとBlushing Groomの組み合わせにはGiant's Causeway(Storm Cat×Rahy)、グラスワールド(Rahy×Storm Cat)、コパノフウジン(ヘネシー×スキャン×Blushing Groom)などがいるが、両者のNasrullah+Tom Fool的スピードをStop the Musicに合わせることで、Cure the Bluesの臭みをほぼ消すことに成功しているといえよう

それでも臭みは完全に消えたわけではなく、前捌きなどにCure the Blues的力馬っぽさはやっぱりあって、高松宮が11.4-12.3、阪急杯が11.5-12.4、東京新聞杯が11.2-11.7と、近3走をみても上がりがかかったほうがレース内容がいい

京王杯SCの過去3年の上がりを調べてみると、09年が11.3-11.9、08年が11.9-11.5、07年が11.6-12.5だから、今の高速馬場だと、トライアンフマーチに競り負けてしまった東京新聞杯のような絵も描けないことはない

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コイウタとエイジアンウインズとアイアムカミノマゴ

2010-05-13 17:09:10 | 血統予想

これアップするときに気づいたんですが、トータル訪問者数が15万超えてました。感謝ですm(_ _)m

まる2日ほど家を空けて、神戸方面をウロウロしてきました~
中華街は修学旅行生で溢れかえっていましたが、なぜ奴らはどこにでも売ってるジュースやアイスばかり食ってるんだろう…

--------------

コイウタとエイジアンウインズにはいくつかの共通点があって、
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003102486/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004103179/

・父がフジキセキである
・母にミスプロが入る
・母系にヒッティングアウェーやBuckpasserが入るので、「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」の黄金配合になっている
・母にTom Rolfeが入る
・1800m以上に実績がない(エイジアンウインズは1600m以上に出走歴すらなかった)

手の内を知り尽くした古牝馬同士の争いで、無謀な暴走や競りはなくペースは落ち着き、東京マイルでもあまり持続力や地力を求められるレースにはならず、むしろ1400m寄りの軽さやスプリンターのような加速力を持つ馬が、好位で絶妙に立ち回って中距離馬の地力を封じ込める…というのがこのレースの穴パターン

だから寺町オメガの住人さんが、タキオンにDanzigとミスプロが入って1400mベストのアイアムカミノマゴを狙いたくなる気持ちもわかるのですが、この馬にはコイウタやエイジアンウインズと比較すると、配合的な弱点が二つほどあります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006102871/

一つは「War AdmiralとLa Troienne」を持たないので、「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」の黄金配合ではないこと

もう一つは、3代母Jones Time Machineが、Fleet Nasrullah,Daunt,Spectrumという、あまり有力でないラインを通じてNasrullahを濃く持つ(4×3・4)ことで、きょうだいや近親に早熟なスプリンターが続出するのは、DanzigとミスプロのせいばかりではなくB級Nasrullahの血が多すぎることも一因でしょう

ちなみに「週刊競馬ブック」によると、祖母ブルージーンベイビーはソロリティS(米G2・ダ6F)に、3代母Jones Time MachineはディスタフH(米G3・ダ7F)に勝っていますが、近親に大レースの勝ち馬は出ていないようです

アイアムカミノマゴはこの牝系にしては距離もこなすし古馬になって成長カーブも描いてはいますが、たとえ1400m寄りの質のレースになったとしても、大一番ではこの母系の軽薄さが弱点になるような気は少なからずしますね~

サンデー×ミスプロの「黄金配合」(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9d70c91ed229776c7aae8f2a49add3de

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