栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

あえて“4強”の不安点をあげつらってみる(1)

2010-05-26 13:53:45 | 血統予想

昨日はアクセス数が4000近くて過去最高でした
さすがダービーウィークやなあ~と思わされますが、検索キーワードの上位3つはこんな感じ

「ペルーサ」「ダノンシャンティ 血統」「ゼンノロブロイ Blushing Groom」

で、ちょっと今回はネガティブな方向で煽ってみようかなあと…(^ ^;)

◇ヴィクトワールピサ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102923/
昨年ネオユニ産駒のデータ検証をやり続けたときによく書いたが、産駒は基本的には東京で差すというより中山で捲る脚質に出やすい
東京芝良のオープン競走では(1.1.0.13)、連対例はトーセンファントムのいちょう1着と東スポ2着だけで、出走15回のうち人気を着順が上回ったのは6回しかなく、クイーンSやフローラSでズッコケ続けたミクロコスモスのように、人気ほど走れないケースが目立つ
今年のプリンシパルSでもミカエルビスティー(3人気6着)、マルカボルト(4人気7着)、ゴールスキー(8人気15着)と伏兵3頭を送り込んだが散々だった
しかもこの馬はHalo3×4でほんとうにHalo的な無駄のない走りをする馬で、それはコーナーを減速せずに回ることができて追い出してすぐにトップスピードに乗れるという意味で、中山や阪神の内回りでは大きなアドバンテージになっていた
配合の似たロジユニヴァースや3/4兄のスウィフトカレントとの比較や、Singspielを思わせる燃費のいい走りから2400mへの距離延長にはほぼ不安はないとみているが、器用さや俊敏さという最大のセールスポイントを、これまでの舞台ほどは活かしきれないという言い方はできるだろう
ネオユニもロジユニもダービーを勝ったといってもあくまで道悪での話で、03年は良ならゼンノロブロイが勝っていたかもしれない…と思っているのは筆者だけだろうか?

ロジユニヴァースとヴィクトワールピサの距離適性について
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2e446ec7efd6a07cd2b6a707e102ff61

◇ダノンシャンティ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007105709/
Darshaanを持つ日本での活躍馬にはコタシャーン、グリーンプラネット・サニングデール・クレンデスターンきょうだい、キュンティア・オディール母娘、タイキブライドル・タイキトゥインクルきょうだい、モエレジーニアス、シンボリフェザード、イブロンなどがおり、Mill Reef系でも日本の高速芝向きの鋭さを誇る血脈だが、斬れすぎるので長いところよりはマイラー寄りのタイプが多いのも事実だ
Haloのクロスも3×3となるとさすがに長いところは問題で、ウイングレット、アドバンスヘイロー、ジュウクリュウシン、マヤノマヤ、ノボリデューク、シルバーストーン、ロスペトリュスなどがいるが、2200m以上では(1.0.1.16)、馬券に絡んだのはキングスチャペルの未勝利勝ち(中京芝2500m)と500万下3着(東京芝2400m)のみで、このキングスチャペルの母父がサドラーだったことを思えば、「Halo3×3に2400mを克服するスタミナは十分ある」とはとても言えない

ダノンシャンティの配合~爺ちゃんの遺産を食い潰さなかった3強
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/dd4e204be67e7fd66ce1841989353a27

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Halo的であるということ

2010-05-25 14:37:01 | 配合論

Haloは遺伝力が強いので、同じような組成の血(Nasrullah≒Royal Charger,Sir Gallahad=Bull Dog,Sickle=Pharamand,Blue Larkspurなど)をもってくるとHalo的な要素が伝わりやすいこと、そしてサンデーの血が2代3代と遠ざかっていくにつれて、Haloをクロスしたりニアリークロスしたりする必要があるだろうということは、これまでも何度か書いてきました
Halo
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a0012bf/

今年のダービー出走予定馬では、ダノンシャンティがHalo3×3で、ヴィクトワールピサがHalo3×4ですが、他のサンデーの血を引く馬たちにしても、Haloとニアリークロスになるような血を必ずといっていいほど持っています(特に今年はBlushing Groom経由でRed Godを使ったケースが目立ちますね)

アリゼオ:Halo≒Boldnesian≒Red God6×4・6
サンディエゴシチー:Halo≒Boldnesian≒Red God3・5×4・4
ハンソデバンド:Halo≒Boldnesian≒Venetian Jester3・5×4
ヒルノダムール:Halo≒Boldnesian≒Red God3・5×5
ビートブラック:Halo≒Red God3×5
ペルーサ:Halo≒Red God3×4
リルダヴァル:Halo≒Sir Ivor3×5
レーヴドリアン:Halo≒Red God3×5

Red God
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a000e48/
Boldnesian
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a001599/
Sir Ivor
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a000dd9/

私も商売柄「これはマンカフェ×Blushing Groomの黄金配合だ!」な~んて大げさな言い方をしたりしますが(笑)、ようは遠ざかっていくHalo的スピードをいかに復刻復元するか…ということをやってるにすぎないわけですな~

上にあげた馬のなかでは、ナスキロ的な柔らかストライドがONになっているアリゼオやレーヴドリアンはちょっと不器用だったりエンジンのかかりが遅かったりするところがありますが、他の馬たちは概ね身のこなしが柔らかくて動きや脚捌きに無駄がなくて、俊敏鋭敏で自在で何でもできて、ようするにHalo的なスピードや瞬発力を武器にダービーまで勝ち残ってきたのだと、そう言って差し支えないと思います

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダービーは総決算

2010-05-25 12:20:03 | 血統予想
毎年毎年、土日のレース予想と、新馬未勝利戦勝ち馬の評価と、クラシック路線の長期展望なんかを毎週やってるわけですが、やっぱりダービーというのはその総決算ですから、お仕事サイクル的にはダービーが終わるとその年度が終わる、という感覚になりますね~

というわけで、まずは今年も牡クラシック路線の予想を振り返っておこうかと…

上位3頭の印はこんな感じでした(▲なしの場合は△を繰り上げてます)

東スポ杯…◎サンディエゴシチー○ローズキングダム▲レッドバリオス
朝日杯…◎トーセンファントム○エイシンアポロン▲ローズキングダム
ラジオNIKKEI杯…◎ヴィクトワールピサ○サクラエルドール▲メイショウホンマル
シンザン記念…◎メイショウカンパク○カネトシディオス▲ガルボ
京成杯…◎エイシンフラッシュ○タイムチェイサー▲ブルーグラス
共同通信杯…◎ハンソデバンド○アリゼオ△ダノンシャンティ
きさらぎ賞…◎レーヴドリアン○シャイン▲インペリアルマーチ
弥生賞…◎ヴィクトワールピサ○ミッションモード△アドマイヤテンクウ
若葉S…◎ペルーサ○ヒルノダムール△セイクリッドセブン
スプリングS…◎ローズキングダム○サンディエゴシチー△アリゼオ△サンライズプリンス
毎日杯…◎ルーラーシップ○リルダヴァル△ダノンシャンティ
ニュージーランドT…◎ダイワバーバリアン○レト△ニシノメイゲツ△サンライズプリンス
皐月賞…◎リルダヴァル○ヴィクトワールピサ△ネオヴァンドーム△ヒルノダムール
青葉賞…◎ペルーサ○トウカイメロディ▲ハートビートソング
プリンシパルS…◎ルーラーシップ○ブルーグラス△ダイワファルコン△ミカエルビスティー
京都新聞杯…◎レーヴドリアン○アドマイヤテンクウ▲ネオポラリス
NHKマイルC…◎サンライズプリンス○ダノンシャンティ▲コスモセンサー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

締め切り間近…POGオススメ10頭

2010-05-24 14:50:48 | POG

今年も競馬総合チャンネルのPOG特集で「オススメ10頭」を選ばないといけないわけですが、例年通り一種牡馬から一頭、マイナー種牡馬に走るのはなしで(笑)、なるべく馬名決定馬のなかから選びましょう…ということで、昨晩からとりかかって、まあだいたいこんなところに辿り着きました

今年はマル外・持込から2頭。どちらも父系の主流スピードと母系のドイツ血脈とのバランスが良好で、エイシンフラッシュをはじめとするプチ独血ブームに乗ってみました(^ ^;)

ゼンノロブロイはまあ、だいたい成功形がわかってきたので、それに則った配合馬をということで…

タキオンはまあ「素直に良血」ということで…

キンカメはまあ、例の必殺ニアリークロスで…(^ ^;)

キングヘイローはまあ、いつもの黄金配合で…(^ ^;)

マンカフェ黄金配合は、今年はCaerleon狙いでクラシックタイプを…

フレンチデピュティからは、大好きな配合だったあの馬の全弟を…

ファンタスティックライトは自身も産駒も日本に適性をみせているし、何かと使いやすいBlushing Groom系で、あんまり目立ってないようですが一頭入れたくなりました。この母父とでスピードを出す方向でいこうかなと…

で、最後の一頭、ディープインパクト産駒でまだ悩んでます(^ ^;)

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨のオークス回顧~デピュティの奥深さと、フレンチなドロ斬れと、ラストタイクーンのMill Reef

2010-05-24 09:31:28 | 血統予想

アパパネの競走馬としての長所は主に二つあって、一つは世代ナンバーワンを誇る俊敏な反応と鋭敏な斬れで、それはラストタイクーンのナスキロラトロを増幅していることと、母父がスプリンターであることで説明できます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103234/

もう一つはDeputy Ministerのオールラウンドで雑草的な逞しさを受け継いでいる点で、さすがに北米でリーディングサイアーとなり枝葉を伸ばしているだけのことはあって、たとえばフレンチデピュティなんかも堅実に活躍馬を出す一方で、クロフネやアドマイヤジュピタやエイシンデピュティやレジネッタやピンクカメオのようなG1馬を出していて、レジネッタやピンカメのように半ばはまっただけのようなG1勝ちもあるのですが、はまったらG1を勝ってしまうような底力を持ち合わせているところがDeputy Ministerの奥深いところなのです

アパパネの評価を「瞬発力だけの馬」→「1800m中心のオールラウンダー」と徐々にボカしながら上げてきたのも、「キングカメハメハ産駒(6)~ラストタイクーン増幅がさらに早道」であざとい予防線を張っておいたのも、そういうDeputy Ministerの他のNorthern Dancer系とは少し毛色の違う、独特の逞しさや奥深さをこの馬から感じ取っていたからに他なりません

身上の瞬発力を使い果たした後も、闘争心と底力を振り絞って伸び続ける姿を見ながら、「アパパネってえらいなあ…デピュティってすごいなあ…」と心の中でつぶやいていました

キングカメハメハ産駒(6)~ラストタイクーン増幅がさらに早道
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/0fb16dacb9608153d41f41ce452ed0e1

-------------

サンテミリオンは若竹賞からフローラSまでずっと◎を打ち続けてきたし、「中山1800mより東京2000m向きでオークスが楽しみ」とずっと書いてきたし、フラワーCで3着だったときも「これはオークスへ向けて大きな糧になる」と書いてきました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102958/

けっきょくロブロイ娘が1,3,4着を占めましたが、最もストライドに柔らかさと伸びがあって、最もMill Reef的なこの馬が勝ったのはオークスらしくてよかったです

しかし1,2着馬はともにラストタイクーンを持つだけでなく、その母父Mill Reefのナスキロラトロをクロスしている点も共通するのですね~

祖母SudakaがSicambre3×5を持つのでフレンチなドロっとした斬れも表現されていて、俊敏さや鋭さではアパパネに劣りますが、柔らかなストライドで直線の長いコースで徐々に加速して長く脚を使えるのが長所で、やはりSicambre的ドロ斬れを引いていたネオユニヴァースが重のダービーを勝ったように、馬場が渋ったのもプラスだったと思います

そういえばKuwaさんがブログで「エイシンサニー(ミルジョージ×ダイアトム)を思い出す血統」と書いていたんですが、Mill ReefとSicambreといえば、雨のJCを泥だらけになって追い込んできたロッキータイガー(ミルジョージ×シーカー)も懐かしい…

私とkuwaさんはほぼ同時に競馬通信に入ったんですが、仕事が終わってから彼の家に押しかけていろんな馬の血統表を見ながら、あーだこーだと血統談義にふけってたのも懐かしい…

ゼンノロブロイ産駒の配合(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/d358b7d6309e5176790f00ff28a869cf

「きまぐれ競馬予想 オークス」(kuwaさんのブログ「A Wild Ride」)
http://blog.goo.ne.jp/boldirish/e/e07a9e492e60227f2d0ea3ba4a57d136

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完成度

2010-05-23 23:08:28 | 血統予想
東京11R オークス
◎3.アプリコットフィズ
○18.サンテミリオン
▲17.アパパネ
△4.ショウリュウムーン
△6.オウケンサクラ
×1.コスモネモシン
×5.ギンザボナンザ
注9.モーニングフェイス
注15.エーシンリターンズ
今年のクラシック路線はペルーサとアプリコットフィズだけは別格扱いで大絶賛して◎を打ち続けてきた。まだひ弱いところがあって桜花賞ではゴール前の急坂で手前を替えて瞬発力負けしたが、東京なら坂を登りきってから柔らかくしなやかに伸び続けるのはクイーンCを見ての通り。ジャガーメイルやトールポピーと同じ配合だし、東京2400mなら最強と信じる。

------------

大外から3頭飛んできた最終レースをみても、東京芝は降雨とともにどんどん外差し馬場に移行していたようで、アンカツさんも「内が悪いから今日は前に行くつもりはなかった」とコメントしてました

とはいえ、走るたびに筋肉がついて今日もパンパンに張りつめた馬体で出てきたアパパネや、走るたびにレース上手になっていくロブロイ娘たちの成長曲線と比較すると、けっきょく春は馬体やレースぶりにほとんど進境がみられなかったというか、成長を促すだけの負荷をかけることができなかったというところが、最後の追い比べでハッキリ出てしまった感はあります

それでも私はアプリコットフィズが大好きで、この馬に桜花賞とオークスで◎を打ったことは見当違いではなかったと、大きな声で言える日がいつかは来ると信じているのですが、今日はそんなことより2頭の勝者を誉め称えたいですね~

またこれからPOG関係の原稿を書き上げないといけないので、回顧はまた後ほどやります
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都のボツ予想でも…

2010-05-23 10:24:30 | 血統予想
京都は昨夜から降り続き、ここへきて雨足は更に強くなって芝ダとも不良
東京はまだ良発表ですが、これからの雨量が気になるところです…

京都7Rは外マイルの道悪でキンカメ産駒▲ダブルレインボー…と言いたいところですが休み明け
やはり道悪巧者を出すアグネスデジタル産駒○ドリームクラフトが無難な狙いになるのでしょうが、一つひねって◎ワールドロレックスから
ロックオブジブラルタルの牡駒で、母がサドラー×ロイヤルアカデミーですから欧仕様の重厚マイラー血統
距離は1200mより1600mが合っているはずで、時計のかかる決着も歓迎でしょうから、休み明けの1200mを叩いての変わり身が大きいとみました

白藤賞は前走ヴィクトリーマーチと競って共倒れになったサクラテンペストの巻き返しで
サクラプレジデント産駒は芝良(14.21.17.191)連対率14.4%に対し芝重不(2.4.2.16)同37.5%と意外に道悪巧者が多いのです
ここは同型不在ですから、不良馬場で行ききってしまえば楽でしょう
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨のオークス

2010-05-22 09:10:12 | 血統予想
ショウリュウムーンはジリ脚でズブいので今の東京で良なら押さえか無印でいいかと思っていたのですが、Graustarkのクロスでキンカメ産駒としては距離がもつ可能性が高い配合で、追えるウチパクに頼んでしかも雨予報となれば、稍重のチューリップ賞で追って追ってジワジワ伸び続けただけに、印は上げざるをえないですね~

モーニングフェイスも先日書いたようにちょっと速い動きができないところはあるのですが、スタミナ十分でバテることは考えにくいだけに、これも重想定だと押さえておきたい一頭ですなあ~
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンデー的であるということ

2010-05-21 15:13:28 | 血統予想

オークス出走馬の血統表やレース映像をみていてつくづく思うことは、やっぱりサンデーが入っている馬と入ってない馬って違うなあ~ということ

たとえばアパパネはTom Fool的無駄なさとナスキロ的柔らかさを兼備していて俊敏で鋭敏に斬れるし、オウケンサクラも父のRed God≒HaloにSeattle Slewを合わせていて脚捌きはきれいで無駄がないんですが、でもサンデーを持つA級馬に共通する、あの独特の柔らかさやしなり、岡田総帥がよく言うところの「地面にへばりつくような粘り」、これはやっぱりサンデーを持つ馬でないとなかなか受け継げないものなんですよね~

もちろんサンデーが入ってないとダメと言ってるんじゃないですよ

ただ、動きや脚捌きに無駄がなくて、しかも柔らかくて地面に張り付くように走れるというのは、同じ大きさや同じ速さで動いてもやっぱり得なわけで、やっぱり得やなあ~と思うわけです(笑)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キングカメハメハ産駒(13)~桜花賞組の取捨はやはりFlower Bowlのクロス?

2010-05-20 01:29:32 | 血統予想

キングカメハメハ産駒の芝2400m以上の成績(新馬・未勝利戦を除く)は(4.2.5.28)連対率15.4%で、これは芝全体の連対率(同様に新馬・未勝利戦を除く)20.3%を大きく下回りますが、連対馬は以下の4頭

10.05.01青葉賞(東京芝2400m)トゥザグローリー2着
10.3.14淡路特別(阪神芝2400m)ブルースターキング1着
10.01.24古500万下(中京芝2500m)トパンガ1着
09.12.20古500万下(中京芝2500m)トパンガ2着
09.12.06古1000万下(中山芝2500m)ラミアクイーン1着
09.11.08古500万下(福島芝2600m)ラミアクイーン1着

そして「キングカメハメハ産駒(12)」でも指摘したように、この4頭には配合的な共通点があって、それはKingmamboのスタミナ源と考えられるFlower Bowl(Graustarkの母)の血をクロスもしくはニアリークロスしていることです

トゥザグローリー
Flower Bowl≒Your Host7×7

ブルースターキング
Graustark6×4
Flower Bowl≒Your Host7×5・5

トパンガ
Ribot7×6・6
Flower Bowl≒Fair Alycia7×7
※Fair AlyciaはAlycidon×Fair TrialだからPetingoの逆さま配合

ラミアクイーン
Flower Bowl≒Aureole7×5

オークスには桜花賞で上位を独占したキンカメ産駒3頭が出てきますが、Flower Bowlの血を(ニアリーも含め)クロスしているといえるのはショウリュウムーン(Graustark6×6)だけ

まあ距離適性よりも完成度や瞬発力がモノを言うケースがままあるのがオークスで、しかも私はアパパネやエーシンリターンズは1600mよりも1800mがベターだとも思っているのですが、しかし2400mをちゃんとこなす裏付けがあるのはショウリュウムーンだけだろう…という言い方はできるでしょう

キングカメハメハ産駒(12)~2400m克服のカギはやはりFlower Bowlか?
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/8f0235cbe61d7bc6cbd15f494dda41a5

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする