外にテーブルを出して、
街ゆく人をながめながら食事をする、
気軽なレストランがパリにある。
そこで、貝とエスカルゴを食べた。
貝はフランス人のレオンと食べ、
エスカルゴは1人だった。
レオンと男同士、シャレたレストランで、
気取ってフルコースのフランス料理でもないから、
街かどの気楽なシーフード・レストランは適当である。
フランス人は生ガキや生貝が好きだ。
しかし、私は生ガキにあたってからは、ダメ。
カキは、フライか、焼くか、鍋物だけにしている。
レオンは“生貝と生ガキ”の皿盛りをオーダーした。
貝は2枚貝で、カラ付きで数種類ある。
大きさはタイラ貝くらいで、カラは、丸から、
ゴツゴツした四角まで。
――フランス人は、貝が好きなんだな。
生で食べる貝が、こんなにあるのか?
生ガキにあたった話をしたら、レオンは、
「新鮮な貝なら、だいじょうぶ。
“新鮮な貝の見分け方”を教えましょう」
――新鮮な貝の見分け方?
どうするのだろう? においを嗅ぐ?
色を見る? さわって、ピチピチかみる?
ちょっと、かじってみる?
「レモンをしぼって貝にたらす。
すると、貝がカラの上で、
左右にクルリ、クルリと身をよじる。
身をよじれば、新鮮」
――なるほど! これはおもしろい。
これならば、簡単に見分けられる。
貝にとっても、レモンはすっぱいのだろう?
貝のへりにレモンをたらしてみる。
クルリ、クルリと身をよじった。
――よし、新鮮だ……合格。
フランス人の新鮮な貝の見分け方で、
いろんな種類を、一つずつ食べてみた。
――うまい! うまい貝はアンコール。
ホテルに泊まった次の朝、
元気になっている副作用で目を覚ます。
心配した腹は? なんでもなかった。よかった。
フランス人のパワーのミナモト……それは生貝?
パリで1人の昼食、
街かどのパブがあるレストランに入った。
パブでまず、ビールを飲む……一息ついてから、
外にせりだしたテーブルで食事をすることにした。
1人で、話す人はいないから、街ゆく人を、
のんびりと、ながめながら食事をしよう。
中ビンが400円。それを持って、外のテーブルに座ると、
「パブで飲めば400円だが、外のテーブルに座って、
ウェイターがサービスすると、550円になる」
と、持ち込みを注意されたが、テーブルで、
食事をすることで、OKとなった。
――さて、何を食べようか?
「本日の料理は子牛です」
と、ウェイターは言うが、パッとしない。
メニューに、“エスカルゴ”がある。6個で900円。
――エスカルゴにしてみよう。フレンチ・フライを付けた。

エスカルゴは、タコ焼き? の熱々の鉄鍋で出てくる。
オリーブ・オイルにガーリックを効かせてグリルしてある。
パセリをみじん切りした青い葉が入っている。
鉄鍋の左のエスカルゴ・トングでカラをつかみ、
右手前のエスカルゴ・フォークで身を取り出して食べる。
――うまい!
エスカルゴは、いい選択であった。
街かどのレストランであっても。
タコ焼きのくぼみにたまっている汁も、うまい。
フランスパンに浸して、汁を吸い取って食べる。
最後は、ふき取るようにして食べた。
タコ焼きのくぼみはきれいになった。
フランスの料理は、なにを食べても、うまいが、
きょうのエスカルゴは、中でもうまかった。
それで、3個食べたところで写真を撮った。
街かどの、気取らないレストランであっても、
フランス料理は、うまい。☆がないレストランでも。
街ゆく人をながめながら食事をする、
気軽なレストランがパリにある。
そこで、貝とエスカルゴを食べた。
貝はフランス人のレオンと食べ、
エスカルゴは1人だった。
レオンと男同士、シャレたレストランで、
気取ってフルコースのフランス料理でもないから、
街かどの気楽なシーフード・レストランは適当である。
フランス人は生ガキや生貝が好きだ。
しかし、私は生ガキにあたってからは、ダメ。
カキは、フライか、焼くか、鍋物だけにしている。
レオンは“生貝と生ガキ”の皿盛りをオーダーした。
貝は2枚貝で、カラ付きで数種類ある。
大きさはタイラ貝くらいで、カラは、丸から、
ゴツゴツした四角まで。
――フランス人は、貝が好きなんだな。
生で食べる貝が、こんなにあるのか?
生ガキにあたった話をしたら、レオンは、
「新鮮な貝なら、だいじょうぶ。
“新鮮な貝の見分け方”を教えましょう」
――新鮮な貝の見分け方?
どうするのだろう? においを嗅ぐ?
色を見る? さわって、ピチピチかみる?
ちょっと、かじってみる?
「レモンをしぼって貝にたらす。
すると、貝がカラの上で、
左右にクルリ、クルリと身をよじる。
身をよじれば、新鮮」
――なるほど! これはおもしろい。
これならば、簡単に見分けられる。
貝にとっても、レモンはすっぱいのだろう?
貝のへりにレモンをたらしてみる。
クルリ、クルリと身をよじった。
――よし、新鮮だ……合格。
フランス人の新鮮な貝の見分け方で、
いろんな種類を、一つずつ食べてみた。
――うまい! うまい貝はアンコール。
ホテルに泊まった次の朝、
元気になっている副作用で目を覚ます。
心配した腹は? なんでもなかった。よかった。
フランス人のパワーのミナモト……それは生貝?
パリで1人の昼食、
街かどのパブがあるレストランに入った。
パブでまず、ビールを飲む……一息ついてから、
外にせりだしたテーブルで食事をすることにした。
1人で、話す人はいないから、街ゆく人を、
のんびりと、ながめながら食事をしよう。
中ビンが400円。それを持って、外のテーブルに座ると、
「パブで飲めば400円だが、外のテーブルに座って、
ウェイターがサービスすると、550円になる」
と、持ち込みを注意されたが、テーブルで、
食事をすることで、OKとなった。
――さて、何を食べようか?
「本日の料理は子牛です」
と、ウェイターは言うが、パッとしない。
メニューに、“エスカルゴ”がある。6個で900円。
――エスカルゴにしてみよう。フレンチ・フライを付けた。

エスカルゴは、タコ焼き? の熱々の鉄鍋で出てくる。
オリーブ・オイルにガーリックを効かせてグリルしてある。
パセリをみじん切りした青い葉が入っている。
鉄鍋の左のエスカルゴ・トングでカラをつかみ、
右手前のエスカルゴ・フォークで身を取り出して食べる。
――うまい!
エスカルゴは、いい選択であった。
街かどのレストランであっても。
タコ焼きのくぼみにたまっている汁も、うまい。
フランスパンに浸して、汁を吸い取って食べる。
最後は、ふき取るようにして食べた。
タコ焼きのくぼみはきれいになった。
フランスの料理は、なにを食べても、うまいが、
きょうのエスカルゴは、中でもうまかった。
それで、3個食べたところで写真を撮った。
街かどの、気取らないレストランであっても、
フランス料理は、うまい。☆がないレストランでも。