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良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです

良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです
(ヤコブの手紙1章17節)

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『編集者を殺せ!」(読書メモ)

レックス・スタウト(矢沢聖子訳)『編集者を殺せ!」早川書房

ネロ・ウルフは、警察にも一目置かれる天才的な探偵である。

ある小説をめぐり、法律事務所に勤める作者、編集者、タイピストが殺されるという事件が発生。殺された編集者の父親から依頼を受けたウルフが解決に乗り出すという物語。

ただし、ウルフは、本業よりも、食事(お抱え料理人)と蘭の栽培(専用ガーデン)に情熱を傾けており、どちらかというと、趣味のために仕事をしている人。うらやましい限りである。

しかし、なぜ仕事と(金のかかる)趣味を両立できるのか?

それは、チームで働いているからである。ウルフは主に司令塔の役割を果たし、実際に動くのは助手のアーチャーをはじめとした手下たちなのだ。

他者との協働が、ワーク・ライフ・バランスを保つ上で大事になるのかもしれない、と思った。





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『ごろつき』

『ごろつき』(1968年、マキノ雅弘監督)

九州の炭鉱で働いていた勇(高倉健)は、キックボクシングで一旗揚げるために、友人の一郎(菅原文太)とともに東京に出る。

ひょんなことからお世話になった香具師の親分・浅川(石山健二郎)の下で、夜は「流し」、昼はキックボクシングをすることに。

キックの選手としても成長していた勇だったが、浅川が暴力団の唐沢(渡辺文雄)に殺されると、勇の怒りは頂点に達する、というストーリー。

なんだか不自然な話しなのだが、高倉健の「男気」演技で「何とかなってしまう」のが不思議である。

何を歌っても良い曲に聞こえてしまう小田和正と同じように、どんなストーリーでも良い映画に見せてしまう高倉健。さすがである。

ちなみに、若い菅原文太の演技が初々しかった。


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「伝える」ために「聴く」


著述家のナンシー・デュアルテさんは、エッセイの中で次のように語っている。

誰かにメッセージを伝えようとする時は、むしろ、相手の話によく耳を傾けることが大切なのだ。自分の話を聞いてもらえていると感じた相手は、あなたのメッセージを受け入れてくれるようになる」(p. 96)

当たり前のようだが、この言葉は響いた。

なぜなら、何かを伝えようとするとき、「伝えること」に注力しすぎて、相手の話しを聴いていないことが多いからだ。

「伝える」ために「聴く」ことが大事だと、改めて思った。

出所:ナンシー・デュアルテ「共感力が人を動かす」ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー2021年3月号, 96-98.
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