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『ごろつき』

『ごろつき』(1968年、マキノ雅弘監督)

九州の炭鉱で働いていた勇(高倉健)は、キックボクシングで一旗揚げるために、友人の一郎(菅原文太)とともに東京に出る。

ひょんなことからお世話になった香具師の親分・浅川(石山健二郎)の下で、夜は「流し」、昼はキックボクシングをすることに。

キックの選手としても成長していた勇だったが、浅川が暴力団の唐沢(渡辺文雄)に殺されると、勇の怒りは頂点に達する、というストーリー。

なんだか不自然な話しなのだが、高倉健の「男気」演技で「何とかなってしまう」のが不思議である。

何を歌っても良い曲に聞こえてしまう小田和正と同じように、どんなストーリーでも良い映画に見せてしまう高倉健。さすがである。

ちなみに、若い菅原文太の演技が初々しかった。


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