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『編集者を殺せ!」(読書メモ)

レックス・スタウト(矢沢聖子訳)『編集者を殺せ!」早川書房

ネロ・ウルフは、警察にも一目置かれる天才的な探偵である。

ある小説をめぐり、法律事務所に勤める作者、編集者、タイピストが殺されるという事件が発生。殺された編集者の父親から依頼を受けたウルフが解決に乗り出すという物語。

ただし、ウルフは、本業よりも、食事(お抱え料理人)と蘭の栽培(専用ガーデン)に情熱を傾けており、どちらかというと、趣味のために仕事をしている人。うらやましい限りである。

しかし、なぜ仕事と(金のかかる)趣味を両立できるのか?

それは、チームで働いているからである。ウルフは主に司令塔の役割を果たし、実際に動くのは助手のアーチャーをはじめとした手下たちなのだ。

他者との協働が、ワーク・ライフ・バランスを保つ上で大事になるのかもしれない、と思った。





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