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『豚の死なない日』(読書メモ)

ロバート・ニュートン・ペック(金原瑞人訳)『豚の死なない日』白水ブックス

子供から老人まで全米150万人が感動した」という文句にひかれて読んだ。途中までは淡々と物語が進行していたが、終盤に怒涛の感動が訪れた。

ロバート少年は、ヴァーモント州の貧しい農家の息子。現代文明を嫌うキリスト教一派・シェーカー教を信じるお父さん、お母さん、叔母さんと住んでいる。

ちなみに、家計を維持するために、お父さんは近所の農家が飼っている豚を殺す仕事をしているのだが、確固たる信念に基づいて生きてる姿はすがすがしい(ちなみに字の読み書きができない)。

本書では、近所の人にもらった豚のピンキーとロバートの交流を中心にほのぼのとしたストーリーが展開されるのだが、貧しさや病気という試練がロバートを待ち受けている。特に、最後の2章では、衝撃の結末が

人間としての生き方や成長」について考えさせられた。


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