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ケースメソッド授業(2)

今日のテーマは、「競争地位別戦略」「市場細分化とターゲット設定」「製品ライフサイクル」。授業は、演習が中心だ。3つのテーマについて、それぞれ「講義5分、個人演習10分、グループディスカッション10分、発表5分」という形を3回繰り返す。今日の演習は、自分でケース(事例)を思い浮かべて、グループで話し合うというもの。

まずは、競争地位別戦略。課題は、「各業界において「リーダー」「チャレンジャー」「フォロアー」「ニッチャー」に当たる企業を考えなさい」というもの。学生は、ジーンズメーカー、ブランドバッグ、パチンコ店、スーパーマーケットなど、いろいろな業界に当てはめて考える。市場シェアなどのデータがないので、イメージに基づいた分析になってしまうが、大事なことは理論を実際に使ってみること。頭だけで理解していても、身につきにくい。

市場細分化とターゲット設定で発表してもらったのは、女性雑誌について考えた女子学生。まず、「中学生、高校生、大学生、社会人(20代)、社会人(30代)」という世代の軸と、「お姉系とカジュアル系」ライフスタイルという2つの軸で細分化し、その上に「seventeen, junie, vivi, ジル, cancan, very」といった雑誌を振り分けていた。僕にはよくわからない世界だが、うまく分析されているように思った。

製品ライフサイクルも、「導入期、成長期、成熟期、衰退期」に当てはまる製品やサービスを考えてもらった。例えば、ペン関係の製品でいうと「電子ペン→特殊加工ペン→普通のシャーペン→えんぴつ」という具合に、ライフサイクルを描く。

ディスカッションが今日で2回目だった1年生は、「前回よりもスムーズに話せた」「苦手なディスカッションが少し上手くなったと思う」「意見が自然に出た」という感想もあれば、「次は負けたくない」「たまには反論したい」「もっとやわらかく考えたい」「もっと視野を広げたい」という意欲にあふれる意見もあった。これからの成長が楽しみである。
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