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相手の力を引き出しながら勝つ

『プロレスという生き方』の著者・三田佐代子さんは、プロレスの本質について次のように語っている。

「プロレスは相手があってはじめて成り立つ競技だ。相手が全力でぶつかってくる技を逃げずに受け止め、怪我をしないように受け身を取る。相手の良さを存分に引き出した上で、凌駕する。ただ自分のやりたいことだけをやって早く試合を終わらせればそれはいいレスラーなのか、いい試合なのかといったら全然違う。それがプロレスの面白さであり奥深さだ」(p.44)

ただ勝てばよいというものではなく、その勝ち方が問題となる。相手の力を引き出しながら勝たなければならない、ということだ。

敵を尊重しながら戦う」というプロレスの考え方に魅力を感じた。
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