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『プロレスという生き方』(読書メモ)

三田佐代子『プロレスという生き方』中公新書クラレ

プロレス専門チャンネルのキャスター三田さんがまとめたプロレス論。本書を読み、プロレスの奥深さを感じることができた。

一番衝撃を受けたのは「飯伏幸太vsヨシヒコ戦」。飯伏さんはDDTというプロレス団体の人気レスラーであり、ヨシヒコとはなんと人形である。

実際の闘いをユーチューブで見たのだが、ちゃんとプロレスになっている。プロレス界の番人と呼ばれる名レフリー・和田京平氏は次のように述べている。

「あれも面白いよね。でもあれはプロレスの原点だよね」(p.189)

相手が誰であろうと、相手の力を引き出し、ストーリーのある戦いを構築していくところにプロレスの本質がある。このことは、プロレスにとどまらず、友人や家族との関係にも共通するのではないか、と感じた。



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