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若手社員の自己診断

毎日コミュニケーションが24-29才の男女454人を対象に実施したアンケート結果が日経産業新聞(2008.5.8)に掲載されていた。彼らが感じている自分自身の強みと弱みは次のとおり。

強み
1位 規律性
2位 傾聴力
3位 状況把握力
4位 実行力
5位 柔軟性

弱み
1位 創造力
2位 発信力
3位 ストレスコントロール力
4位 働きかけ力
5位 主体性

24-29才といえば、大卒後2~7年くらいの経験を積んでいる人々だ。「最近の若手は・・・」と嘆く管理職層の感覚とは裏腹に、「規律性」や「傾聴力」が上位に来ているところが面白い。若い人は若い人なりに、職場の規律を守り、上司や先輩の話を聞いているのだろう。「実行力」にも自信を持っているのは意外だった。

一方、弱みとして挙げられているのは、「自分が主体的に作り上げ、働きかけ、粘り強く、発信していく力」である。何とか自分ひとりの力で仕事ができるようになったこの世代の社会人が乗り越えるべき壁だ。こうした力を獲得できるかどうかで、30代以降の伸びが違ってくる。

ただ、自分の能力を正確に判断できるということは、メタ認知能力が高まっていることを示している。批判されることの多い若手社員であるが、今回のアンケート結果を見て、これからの彼らの成長が期待できると感じた。
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