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『私の人生なのに』(映画メモ)

『私の人生なのに』(2017年、原桂之介監督)

新体操のスター選手だった金城瑞穂(知英)が病魔に襲われ、車いす生活になってしまうのだが、いろいろな人に支えながら元気を取り戻すという物語。

ありがちなストーリーなのだが、なぜか感動してしまう不思議な映画である。たぶん、役者が上手いので感情移入してしまったせいだろう。

特に、瑞穂の中学時代の友人で、プータロー&ストリートミュージシャン淳之介(稲葉友)の演技が天才的である。瑞穂と淳之介が歌う場面があるのだが、微妙に下手なので、それがまたリアルさを出している。

なお、車いすコミュニティで出会うおばさん(根岸季衣)とおじさん(?)の言葉がこころにしみた。

失うことが人生なの」(おばさん)

「形のあるものは壊れるんですよ。でも形のないものは誰にも壊せない」(おじさん)

ちなみに、元KARAメンバーの知英(知らなかったけど)が韓国の人だと知ってびっくり(日本語が完璧なので)。最後に流れる彼女の歌も良かった。

ただ、タイトルはもう少し考えてほしかった・・・

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