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心からの思いやりと関心

ケース・ウェスタン・リザーブ大学のボヤティスらによると、自己変革を促すコーチングにおいて重要なことは「共鳴関係」を築くことであるという。具体的には、次のようなプロセスを踏むことになる。

1)「他者に対して心からの思いやりと関心を示す」。

2)「変わらなければならない」という義務ではなく、「変わりたい」という希望に集中して傾聴する。

3)本人の「長所、情熱、価値観」をテコにして、「なりたい自分」に近づけるようにサポートする。

「Will(やりたいこと)、Must(やらねばならないこと)、Can(できること)」のフレームを使うとすれば、相手の立場に立った上で、CanをテコにWillを実現することといえるだろう。

このとき、一番難しいのは「相手に対して心からの思いやりと関心を示す」ことだ。

逆に、こうした気持ちがあれば支援は自然と上手くいくような気がする。

出所:ダイヤモンド・ハーバードビジネス・レビュー2019年12月号, p. 130-137.



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