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『妻への家路』(映画メモ)

『妻への家路』(チャン・イーモウ監督、コン・リー主演)

前から気になっていた映画『妻への家路』のDVDを買った。

舞台は中国の文化大革命。20年間囚われの身であった夫が開放されて、帰って来たものの、記憶障害の妻は夫の顔を認識できない。そんな妻に寄り添い支える夫。

夫婦とは何かを深く考えさせられる物語である。

とにかく、主演女優であるコン・リーの演技が圧巻である。最初から最後まで、表情だけでいろいろなことを語りかけてくるのだ。

巻末に収録されている監督へのインタビューによれば、コン・リーのアイデアで脚本を修正したらしい。

すでに世界的な名監督であるチャン・イーモウと、ハリウッド女優となったコン・リーであるが、熱い思いで、謙虚に作品づくりをしていることが伝わってくる名作である。


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