仕事を楽しめる年齢

先週紹介した、書家でアーティストの柿沼康二さんが、松任谷正隆さんのラジオ番組に出演したときのこと。

柿沼さんと松任谷さんは5年ぶりだったそうだが、「書家にとって5年という歳月がもたらした変化は？」という松任谷さんの問いに対し、次のような回答があったらしい。

「これまで『楽しみながら仕事をしている』なんて話を聞くと、『ふざけんじゃない！仕事は楽しいものなんかじゃない』という思いがありました。でも、今は『楽しまなければウソだ』と思うようになりましたね」(p.11)

柿沼さんは1970年生まれだから、5年前は40才で、今は45才くらいだろうか。40才はまだバリバリに突っ走れる年齢だが、45才近くになると「何のために仕事をしているのか？」という問いが生まれるときでもある。

もちろん個人差もあるだろうが、仕事を楽しめる年齢というのがあるのかもしれない。

出所：Partner 2014 June, p.11-12.