宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

雑草の花粉症の対策(その2)

2023年06月25日 09時08分30秒 | アレルギー
昨日、診療で
「ブログで読みました。私の症状と同じです。雑草の花粉だったんですね。」
とおっしゃる患者さんがいました。
ちゃんとブログをチェックしてくださってる!!と感動しました
と同時に。
しばらくブログを更新していなくて、申し訳ない気持ちになりました。

読んでいただき、ありがとうございます

さて。

昨日の診療でも、やはりアレルギーの患者さんがすごく多くて、現代人の皮膚の弱さを痛感しました。

今日は、夏に多い雑草のアレルギー性皮膚炎の対処法についてお話しますね

多くの患者さんが、あせもだと感じています。
でも、単に汗が原因だと思ってしまうと、対処を間違えてしまいます。
たとえば、汗を乾いたタオルでごしごしとふくとか、
汗を乾かすパウダーをはたくとか、
汗ふきシートでまめにふくとか、
クーラーの部屋に入って汗を乾かすとか、
これらはいずれも間違いで、やってはいけないのです

確かに、べたべたした汗に花粉やほこりがついて、かゆい皮膚炎をひきおこします。
だから汗のたまるところにとくにひどくなります。

ではどうしたらよいでしょうか。

1.汗を吸って放出しやすい素材の服を着ましょう。綿素材がおすすめです。
2.汗はタオルを水で濡らしてふき取りましょう。そのあと、乾いたタオルをそっと押し付ける             ようにして水分もとりましょう。
3.汗を乾かす粉タイプのパウダーは、肌を乾燥させるので禁物です。
4.汗ふきシートはアルコールや香料などが刺激をするのでやめましょう。
5.まめにシャワーはおすすめです。そのあと、保湿ケアをきちんとしましょう。
6.かゆみがひどいときは、プールはやめましょう。

いかがでしょうか。
湿疹やかゆみがひどいときは、もちろんまずは治療優先です
汗と上手に付き合うことが、夏を楽しく過ごすポイントですね
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雑草の花粉症の対策法(その1) | トップ | おわびとお願い »

アレルギー」カテゴリの最新記事