宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

夏ばてのサイン

2013年08月26日 18時18分53秒 | 診断と治療
暑さが日に日に和らいできて、熱中症のニュースもめっきり少なくなりました。

夏の終わりが近づいています。
こんな時期。
なんだか体調が悪い・・・とか、夏風邪をひいた・・・という方が増えています。
なんとなくだるさを感じるこのごろ・・・・・夏ばての時期に来たのですね。

皮膚病にもそれは現れています。

手足の汗の増加による異汗性湿疹の患者さんが多くなっています。
これは、天候の不順からおこる自律神経の不調によるものです。
また。
単純ヘルペスや帯状疱疹の患者さんも少なくありません。
あいかわらず、じんましんのくり返す患者さんも多いです。

これらは、厳しい暑さの連続と、クーラーなどの温度変化による、自律神経失調状態によるものでしょう。
つまり。
皮膚の夏ばて・・・・なんです。

こういう時期は、消化に良いものを食べて、睡眠を多めに取ることが重要ですね

皆さま、お疲れ気味です。
休息を積極的に取りましょうね

おまけ
映画「鈴木先生」を観ました
これはテレビドラマ版がすばらしくできがよい秀逸な作品だったので、お気に入りでした。
これを映画にするのは、どうなのかな・・という興味から。
結論は。
ドラマ版は一話ごとに一人の生徒の問題点をあきらかにして、それに結論を安易に出さずに考えさせる・・という方法で成功していたと思います。
映画は、一話だけで完結させなくてはならず、いろいろな問題を詰め込みすぎて、結論を急いだ感があり、少々残念でした。
「一人一人が、自分の立場を演じる・・という努力をする」という考え方には興味をおぼえましたが、それを中学生の台詞で語らせることに無理を感じました。
でも、まぁ、観てよかったかな・・。
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