宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

頭皮のトラブル

2013年08月25日 09時58分39秒 | 診断と治療
今朝おきたら、空気が涼しさを含んでおり、ちょっと感激しました

厳しい夏の終わりを感じた瞬間です。
でも・・・。
なんで、こんなにセミが鳴いているんだ~~

音から季節を感じることってあると思いますが。
風鈴の音やかき氷を作る音などは、音から涼しさを連想しますよね。
反対にセミの鳴き声は温度を2度ほど高く錯覚させます
あ・・・・・セミ嫌いでごめんなさい。

さて。

今日は、頭皮トラブルのお話。
皆さま、疲れたりストレスを感じたりいらいらすると、ついつい頭の地肌をかいてしまうことがあるかと思います。
頭皮は日常で触りやすい部位と思います。
が・・・。
実は、頭皮はバリア機能が低く敏感な肌をしています。
けっこう乾燥肌なんですよ。
また、シャンプーの時、ついごしごしと爪をたててこすりまくる場合もあると思います。
すると傷がついてしまいますね。
一方。
皮脂腺も汗腺も多く、汚れや雑菌、カビなどが蓄積しやすく不潔になりやすいやっかいな部位でもあります。
夏は帽子をかぶり、汗がいっそうたまっています。

こうした夏の頭皮。
どうしたらよいでしょうか。

無香料の安全なシャンプーを良く泡立てて、爪をたてすぎないように指のはらで洗いましょう。
私は美容院でシャンプーしてもらうといつも「もっと強く洗って欲しいなぁ」と少々物足りなく感じます。
でもこの美容院のちょっとやさしめの洗い方が正しいのです。
私の感じ方がなんですね。
強くこすり洗いを続けると地肌は傷つき、乾燥もしやすくなり、その後汗や脂によるトラブルがいっそう増すのです

すすぎは充分に
特に、おでこのはえぎわや耳の後ろ、首の後ろなどのすすぎをていねいに行いましょう。
おでこのすすぎのこしがニキビや湿疹の原因になるのでご注意です

地肌がかゆかったり、赤くなっていたり、ふけが多かったり・・・は炎症のサインです。
この場合は、治療が必要です。
夏の暑さのつけが、地肌にでていませんか。
さっぱりと治療し、爽やかに秋を迎えましょうね
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