宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

乾燥肌とは

2013年05月15日 19時58分51秒 | 診断と治療
天気予報では、今日は過ごしやすくなるはずでしたが、昼間は暑かったですね

このところ、いきなりの夏日のため、身体や心がついていかない・・・と感じる方も多いと思います。
ゴールデンウィークで、休み疲れもあるところにこのいきなりの暑さ。
疲れやすく感じる方が多いのではないでしょうか。

さて。

今日は、乾燥肌のお話です。

皆さまは、乾燥肌というと、冬におこるもの・・・・と思っていると思います。
確かに、冬は湿度が低く、暖房の影響もあり、乾燥肌を自覚する方は多いです。
でも。
皮膚科で問題になるのは、一年中乾燥肌の方なんです。

一年中、乾燥肌の方は、けっして少なくありません。
汗のせいで一見しめっているようでも、乾燥肌の方は多いんです。

乾燥肌・・・・・言い換えると、角質層の機能が弱く、皮膚に潤いを保ちにくく、外部からの刺激に弱い肌のことです。
アセモになりやすい人。
ひげそりまけをしやすい人。
腕やすねのむだ毛処理をするとぶつぶつが出やすい人。
汗をかくと皮膚がひりひりしたり、かゆくなる人。
汗がしみると感じる人。
花粉かぶれを起こしやすい人。
化粧品があわないことが多い人。

こうした経験のある方は、みな乾燥肌・・・つまり角質層の力が弱い人です。

汗をかくようになると、保湿クリームをやめてしまう方がいますが、皮膚の弱いと感じている方は、夏こそ忘れずに保湿ケアをしてほしいものです
なぜなら、汗をかく夏は、皮膚がいっそう汚れやすく、乾燥肌の方は角質層から汚れが侵入してしまうからです。

夏のスキンケアは・・・・・。
まずは、石けんを泡立てて、ていねいにやさしく洗いましょう。
そのあと、タオルで水分を拭き取るのですが、その時ごしごしと強く拭くのはです。
夏の汗ばんだ肌は柔らかくなっており、こすると皮膚がむけやすいのです。
タオルで押すようにやさしく拭きましょう。
そして、その後は、保湿化粧水や乳液、クリームなどでしっかり保湿しましょう

お子様や男性はべたつくクリームをいやがる傾向があります。
お気軽にご相談ください
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