宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

鈍感な肌を目指して!

2013年05月13日 16時16分28秒 | 花粉症
大学通りを自転車でこいでいたら、緑のにおいがしました。

まさに、新緑の季節です

私は、秋に次いで今の時期が好きですね。
本当に気持ちが良いですね

ただ、喜んでばかりもいられません。
なぜなら、イネ科雑草の花粉がかなり飛んでいるからです

ショーワの時代は、雑草の花粉アレルギーなどという病気はなかったように思います。
ハルガヤ、カモガヤ、ブタクサ・・・・・こういった雑草の花粉のアレルギーは、まさに現代病と思います。

私が子供の頃、確かにハナタレ小僧という言葉はあったので、鼻水を垂らしている子供はいたにはいましたが。
最近は、一年中、アレルギー性鼻炎のお子様はめずらしくなくなっていると思います。
一年中アレルギー性鼻炎のお子様のアレルギーの原因は、ホコリやダニや花粉です。

鼻の粘膜や、皮膚が、とても敏感になっているのが、都会に住む現代人の特徴だと思います。

さて。

そうはいっても、嘆いてばかりはいられません。
花粉は一年中さまざまなものが飛んでおり、皮膚はくりかえしかゆくなってしまうのです。
それに対抗するには・・・・・
ずばり、皮膚を鈍感にしていくしかありません。

敏感肌・・・という言葉はいまや珍しくありませんが。
私が皆さまに目指していただくのは、鈍感肌なんです。

それには、とにもかくにも、保湿ケアです。
顔はやさしく石けんで洗い、清潔にしておきます。
ホコリや花粉をつけたままにしないこと。
そして、保湿の化粧水や乳液、クリームをぬり、常に保湿ケアを怠らないこと。
身体も同様ですが、身体は、乳液またはクリームのみでかまいません。

夏が近づき、汗ばむようになると、保湿ケアをやめてしまう方がいます。
これは、肌の弱い方には、です。
夏も、汗ばんでも、必ず保湿ケアを続けましょう

皮膚の弱い方は、アセモにもなりやすいのです。
アセモは、汗が多い方がなるわけではなく、汗に弱い敏感肌の方がなる皮膚病です。
ですから、汗をシャワーで流し、保湿ケアをすることが重要なんですね。。

さまざまな保湿ケアの乳液やクリームを処方しています。
ご相談ください
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