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大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

Savoy Cenote(サボイ・セノーテ)/イタリアン、クラフトビール/江戸堀

2016年04月03日 17時17分16秒 | イタリアン
 肥後橋交差点の南東側に『Savoy』というバーがあって、思い出したようにお邪魔していたりします。もうかなり前のことになると思うんですが、クラフトビールを充実させた姉妹店をオープンしたとの案内をいただいたんですが、やっと訪れることができました。グランド・オープニングが2014年11月04日だそうですから、一年半もかかちゃったわけです。
 
 クラフトビールは日替わりの樽生が5タップ用意されています。メンソールはとりあえずメニューの上から順番にオーダーすることに決めて、メインをサルチッシャ&レンズ豆煮込みと決め、いつものとおりピクルスをオーダーしました。このピクルスはりんご酢を使ったもので、5~6種類の野菜が入っています。




 別に焦っているわけではないんですが、喉が渇いていたこともあってクラフトビールは2杯目をオーダー。それが飲み終わる頃にサルチッシャ&レンズ豆の煮込みが出てきました。合わせたのはチリ産の赤ワインです。旨かったです。特にレンズ豆の煮込みが良い感じでした。



 
 チーズなんですが、イタリアンの店なのでイタリアのチーズをセレクトしてみました。左はペコリーノ・ロマーノ。名前の通りでローマ界隈で作られている羊乳から作るハードタイプのもの。右はタレッジョで牛乳から作るウォッシュタイプのものです。チーズを単品でオーダーする場合、ハードタイプとウォッシュタイプのコンビネーションにするのがメンソールの好みです。



 
 最後にオーダーしたのは、クレーマ・カタラーナです。名前から分かる通りで、スペインのカタルーニャ地方の菓子で、クレーム・ブリュレによく似ていると言うよりは、そっくりです。



 
 
 フードについては、かなりリーズナブルな価格設定になっているので、宴会などに好適だと思います。
 

(店  名) Savoy Cenote(サボイ・セノーテ)
(ジャンル) イタリアン、クラフトビール
(所 在 地) 大阪市西区江戸堀1-16-26 ダイワ肥後橋ビル二階
(電  話) 06-6147-6554
(営業時間) 11:30-14:00(火~金)、17:30-24:00)、16:00-23:00(土祝)
(定 休 日) 日曜日、祝日の月曜日
(席  数) 40席(カウンター8、テーブル32)
(ウ ェ ブ) http://www.savoy-cenote.com/

ボーノボーノ/イタリアン&ジャパニーズ/福島

2016年03月21日 12時53分33秒 | イタリアン
 お誘いいただきましたので、訪問してきました。『ボーノボーノ』という店名から、似たような名前のチェーン展開している店かと思ったんですが、京橋にある名店『二刀流』の姉妹店だと言うことです。今回は飲み放題付き5,000円のコースをお願いしたようです。
 
 まずは前菜です。奥が新タマネギのスープですが、タマネギの香りがかなりしっかりと主張する感じです。時計回りに、和風カルピオーネ、サーモンと竹炭のシュー、ホタテと牛蒡の寿司、中央がタコとオリーブの磯辺フリットです。イタリア語だとカルピオーネですが、フランス語ならエスカベッシュですね。




 次は鰆とサーモンのカルパッチョです。



 
 次も魚料理なんですが、鯛のカブラ蒸しです。鯛はカブラの下に隠れているので、見ることができません。カブラはふわふわです。見た目も和のテイストです。



 
 ホタルイカと春野菜のフリットです。フリットと書かれてはいますが、画像から見て分かる通りで、天ぷらです。



 
 メインは無菌豚のローストです。



 
 〆にしらす飯が出てくるところも和風です。イタリアンなテイストのある和食と考えた方が良いかもしれません。駅から近い立地といい、リーズナブルな価格設定といい、スタッフの接客といい、人気店である理由がよく分かります。



 
 今回は、食欲健啖なメンバーがそろっていたわけではないんですが、コースだけでは不足だということで、ペスカトーレをオーダー。パスタといえばショートパスタというメンバーがいて、ショートパスタはないのかと食い下がっていましたが、ロングパスタしかないということで引き下がりました。



 
 最後は、ドルチェです。



 
 日本酒&ワインの取りそろえはなかなかでした。


(店  名) ボーノボーノ
(ジャンル) イタリアンベースの創作料理
(所 在 地) 大阪市福島区福島7-6-23 日の出ビル二階
(電  話) 06-6136-6682
(営業時間) 17:00-25:00(月~金)、15:00-24:00(土祝)
(定 休 日) 日曜日
(予  算) 5,000円(ディナータイム)
(席  数) 40席
(カ ー ド) VISA、MASTER、JCB、AMEX、Dinners
(ウ ェ ブ) http://www.bb2013.jp/

カパンナ(イタリアン/本町)

2016年02月01日 20時59分29秒 | イタリアン
 以前、『ヨッテリア・ガク』が入っていたところにできた『カパンナ』に招待していただきました。
 
 まずは、ピクルスです。




 続いては、するめいかのアーモンド和えです。余り見ないメニューだったので、オーダーしてみました。アーモンドっぽさはあまりなくて、白ごまよごし的な味わいです。



 
 元々が『ヨッテリア・ガク』で、このメニューがあれば、まず延髄反射的にオーダーするでしょう。豚チチカブ(乳腺)のソテーです。プワプワ感がすてきです。



 
 パスタは余り食べないんですが、ショートが好きなので食べるときはショート・パスタです。今回はペンのゴルゴンゾーラにしました。ブルーチーズの風味は軽い目です。クリームも軽い目なんですが、限りなく軽いというわけではなく、しっかりと質感はあります。



 
 メインは、蝦夷鹿のローストです。隣のテーブルにも蝦夷鹿は提供されてたんですが、これとは違う内容でした。こちらの物は、ソースなしの、シンプルに塩だけの味付けだったんですが、美味かったです。これで十分です。





(店  名) カパンナ(Capanna)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区淡路町2-6-5
(電  話) 06-6226-7026
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-25:00
(定 休 日) 日曜日、第三月曜日
(席  数) 10席(カウンター6、テーブル4)
(備  考) 完全禁煙
(ウ ェ ブ) https://www.facebook.com/capanna2015/?pnref=story

ロスカルピーノ(イタリアン/下新庄と淡路の間)

2016年01月23日 18時06分45秒 | イタリアン
 阪急電車の、下新庄と淡路の間にぽつんとあるイタリアン。オーナーは大阪の老舗イタリア料理店『ヘンリー』の元総支配人。シェフは元『ポンテベッキオ』だそうです。今回4人で訪問したんですが、これだけの料理を食べて、スパークリングを含めて5本のワインを飲んで、1人あたり9,000円くらいでした。なお、シェフは遠距離通勤しているらしいので、終業時間は早いです。
 
 看板です。この看板がなければ周囲は真っ暗と言って良いほどなので、見逃すことはないと思いますが…。




 カプレーゼ(1,000円)です。今回、良いモツァレラが入ったからと言うことだったので、オーダーしてみました。



 
 茸のパテ(1,300円)。内容は、都度、変わるようですので、苦手食材がある場合には確認した方が良いでしょう。



 
 イタリア・ハムの盛り合わせ(1,000円)



 
 鱈の白子とホウレンソウのグラタン(1,400円)です。グラタンには見えないんですが、ソースがおいしいので、別途、パンをオーダーしてソースを楽しむには良い感じです。



 
 今回パンは2種類が用意されていました。一つは手前にあるフォカッチャ、もう一つは、パン単独で食べるとさほどではないのですが、ソースと合わせると、味が引き立つものです。ちゃんとした名前があるようなんですが、食べる方に夢中だったので、記憶からこぼれてしまいました。



 
 メニューには載っていなかったんですが、スダチ牛のローストです。部位は内ももです。合わせてあるのは薩摩芋なんですが、薩摩芋の濃厚な味わいに負けていません。



 
 大和ポークのカツレツ、ミラノ風(1,800円)です。衣が良い味わいを出しています。



 
 これが、オーナー一押しの、蝦夷鹿の赤ワイン煮込み(1,500円)です。合わせてあるのはマルタリアーティと呼ばれる菱形の自家製麺なんですが、このモチモチ感と、鹿肉の食感が良く合います。



 
 こちらは、本日の魚料理(1,800円)なんですが、ヒラメだそうです。ちょっとカレー風味です。



 
 スモークチーズの鉄板焼き(1,100円)。チーズ突きとしてはたまらない一品でした。欲を言えば、もっと量がほしい。



 
 ずわい蟹と旬野菜のタリアテッレ(1,200円)です。一応、コースの構成は決めてたんですが、宴もたけなわになってくると、そのあたりはまったく無視で、各人が好きなものをオーダーしだしたので、こんな感じになりましたが、これはこれでいいような気がします。




 ラストはチーズプレートです。メンバー的には、まだ食べ足りない雰囲気が漂ってはいたんですが、シェフが帰宅できなくなるとのことでしたので、これがラストです。



 
 

(店  名) ロスカルピーノ(Lo SCARPINO)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市淀川区下新庄2-9-1
(電  話) 06-6327-0021
(営業時間) 11:30-14:00(しばらく休み、要確認)、18:00-21:30
(定 休 日) 月曜日
(予  算) 5,500(ディナー、フード&ドリンク)。飲兵衛モードで8,000円くらい

ラ・カンロ(フレンチ/東天満)

2015年10月21日 13時48分35秒 | イタリアン
 何かと話題の新進フレンチ『ラ・カンロ』に行ってきました。仲嶺シェフは、『カモシヤクスモト』におられたらしいです。ハーブをちりばめた料理が特徴のようです。
 
 駅から少し離れたところにありますし、店はカウンター8席のみ、15,000円のコース一本というのは、なかなかの自信が感じ取れます。
 
 最初はアミューズなんですが、見て分かる通りで、卵の殻をそのまま容器に使っています。石を敷き詰めた中央に藁が置かれているのは、巣をイメージしているものと思われます。卵黄を使ったコンフィなんですが、卵黄の下にはキャビアが敷かれています。ほどよい温度に暖められているので食感も良いです。



 
 これは前菜です。緑色のものは野菜のジュレで、セロリをはじめとした野菜たちのうまみと味わいがいい感じになってます。中央に置かれているものは雲丹です。




 これは料理ではなくて、バターです。余りもツルンとしているので、記念に撮影しました。




 スープです。中央に置かれているのはチョリソーのエスプーマです。そこには、チョリソーの形はないんですが、まさしくチョリソーを凝縮した味と香りが楽しめます。今回の料理の中では特に感激した一品です。



 
 こちらはフォアグラとサツマイモのキッシュです。乗せられているのは秋トリュフです。微妙な堅さなので、フォークを使うと崩れてしまうのが難点かもしれません。要は食べにくいということです。男性なら、手でつかんで丸かじりということもできないではないでしょうが…。サツマイモの味わいがさわやかで、秋を感じさせる一品となっています。



 
 続いてはリゾットです。使われているのはフランス産の栗と、画像ではわかりにくいかと思いますがオマール・ブルーです。乗せられている野菜は、聞き慣れない名前だったので覚えていませんが、ハーブらしいです。甲殻系の独自の香りと、オマールの歯ごたえと味わいがいい感じです。栗は、それほど歯ごたえなくするりと砕けていく感じで。オマールとと合わせたときの違和感がありません。



 
 魚料理ですが、ノドグロです。この盛り付けの美しさは、フレンチというよりは和食といった趣です。右側の黄色いものはかつらむきにした大根です。なので、伸ばすと一枚であることが分かります。その上に乗せられているのは様々なハーブなんですが、名前は覚えていません。ほろりと崩れていくノドグロの、少し塩みの聞いた味わいと、大根の少し淡泊な味わいがいいコントラストです。大根は、淡泊とはいえ、少し硬い目に調理されているので、食感のコントラストはあります。



 
 メインの肉料理なんですが、左側が牛のほほ肉、右側が鮑です。下に敷かれているのはマッシュド・ポテトです。



 
 デセールの一皿目です。今回は国産の栗を使ったもので、あとはチーズとヘーゼルナッツです。香りはあるけれど、口の中ですべてが溶けて消えていく食感は、なかなか儚いものがあります。



 
 デセールの二皿目は洋なしのワイン煮。こちらはしっかりとした味わいです。緑色の粉末は、ミントの香りのするハーブを牛乳と合わせて粉状にしたものだそうです。



 
 プティ・フィールです。



 
 コーヒー。



 
 
 最近、はやりの、皿数の多いコースなんです。本来コース料理は、いかに大量に食べることができるかということで、料理を出す順番も決まっていったりしたので、少量ずつ多品種というのは、本来のコースの目的に立ち返っているところではあるんですが、ちょっと食べ疲れてしまうところはあります。いつ終わりになるのかが分からないのは、たぶん、男性たちは苦手だと思います。あらかじめ、皿数とか構成とかが分かっていれば、それほどでもないとは思うんですけど…。
 
 料理はメンソールにとっては軽やかです。それぞれ器に懲り、盛り付けにこだわりがあり、食材の組み合わせにも妙味があったりするので、それぞれが与えてくれる驚きや感動があります。その分、こちらも五感を総動員しないと味わうことになります。今回、最初の泡以外はすべてワインで通したんですが、料理ごとに合うワインをスタッフがセレクトしてくれました。たぶん、分量は通常の半分くらいの量だったと思います。


(店  名) ラ・カンロ
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市北区東天満1-2-3 金屋ビル一階
(電  話) 06-6242-8586
(営業時間) 18:00-(火~土)、、12:00-(日)
(定 休 日) 月曜日
(予  算) 15,000万円のコースのみ
(カ ー ド) 可(JCB、VISA、Dinners)
(席  数) カウンターのみ8席

ヴィルゴラ(イタリアン/本町)

2015年08月11日 17時36分13秒 | イタリアン
 名店『ラ・バロッタ』の新展開と言うことで、星山シェフの新しい店『ヴィルゴラ』に入ってきました。表札程度の看板しかないので、見つけにくいかもしれません。

 いきなりですが、椅子が少し座り心地が悪いです。座る位置を工夫して何とかなりましたが…。料理の前にカトラリーです。少し細い目の柔らかい感じのものが使われています。ただ、残念ながら、肉用のフォークはちょっと扱いづらいです。力を入れにくいので、肉をしっかりと押さえておけない感じです。




 さて、先ずは前菜です。ブリスケ(牛肉)で、ズッキーニなどの野菜を巻き込んだものです。ソースとしては砂ズリをベースとしたものが使われていて、肉の歯ごたえ、野菜達のシャキシャキ感、ソースのちょっとネットリ感がいい感じで融合しています。



 
 続いては、鰯です。鰯がどこにあるか分からないかもしれませんが、鰯の下には、大麦が敷かれていて、その上に鰯が乗せられていて、その上にはウリの仲間を薄くスライスしたもの。最上段にあるのはフェンネルです。鰯の塩分と、柑橘類の甘さが巧く調和している感じ。『ラ・バロッタ』の料理って、結構がっつり系の記憶があるんですが、『ヴィルゴラ』の料理はライトです。



 
 パンです。



 
 こちらは、兎肉を使った料理です。トンノ・ディ・コニオッリと言うそうです。トンノと言えばカツオのことで、ボッタルガ・トンノなどは好物だったりするんですが、兎の肉を茹でておいるづけにして、ツナのように柔らかくなるというか、見た目もツナに見えるので、トンノと呼ばれているらしいです。兎肉だと言わずに、ツナだと言って食べさせれば、多くの人が信用すると思います。久々に感動した料理です。左側にあるのはズッキーニを使ったソースです。




 パンです。パンは、減り具合を見計らってサーブしてくれます。



 
 パスタは、スパゲッティで、トマト、空芯菜などを使ったものです。



 
 メンソールとしては珍しく、ワインは白にしました。メインの肉料理の時は赤ワインをグラスで行きましたが…。



 
 ショートパスタです。黄色く見えるのはパッションフルーツを練り込んであるからです。こちらも野菜たっぷりで、苦瓜、オクラなどが一杯入ってます。茶色いものはサルチッシャなんですが、ハーブと言うよりはスパイスの味&香りが全体を包んでいて、酒のアテの抜群です。



 
 メインですが、羊肉です。肉のまわりを油で包んで焼き上げているので、肉の旨味が閉じ込められています。



 
 ドルチェは、メロンをベースとしたものです。



 
 最後はエスプレッソ…。



 
 
 美味しかったです。インパクトは弱くなったようなんですが、その分、軽く、繊細になっています。それでもメインはしっかりといい感じでした。二種類のコースのみ(6,480円、8,640円)だと聞いていたんですが、電話予約したときは、6,480円のコースで良いかと聞かれたので、そのままOKしました。ひょっとすると、コースは一本になったのかもしれません。
 
 予約は、一ヶ月先までしか取れません。このあたりは何とかして欲しいところではあったりします。あと、完全禁煙はいい感じです。
 

(店  名) ヴィルゴラ(Virgola)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区久太郎町4-3-2
(電  話) 6-6224-0357
(営業時間) 18:00-22:00
(定 休 日) 不定休
(予  算) 6,480円(コースのみ)
(ウ ェ ブ) https://www.facebook.com/pages/Virgola/636045209828781

corallo 01(コラッロ・ゼロウーノ)(イタリアン/本町)

2015年01月27日 13時55分09秒 | イタリアン
 2015年、最初のイタリアンは『coRallo01(コラッロ・ゼロウーノ)』です。別のエントリーで、『レストラン・ウラ』を2015年最初のイタリアンと書いちゃいましたが、間違いです。こちらが最初のイタリアンです。
 
 今回は、招待いただいたので、メインには子羊を食べたいとだけ伝えて、メニューの構成はワインも含めてすべておまかせいたしました。
 
 さて、一皿目は前菜の盛り合わせなんですが、実はメニューには載っていません。かなり長い間、逡巡していたんですが、サービス担当者から、盛り合わせも出来ますということだったので、それでお願いしました。グラスに入っているのが明石だことジャガイモのジェノバ風。そこから左回りでカボチャのスフォルマート、鶏レバーのパテ、オニオンに隠れて見えにくいですがチコという小魚の南蛮漬けなどが盛り合わせになっています。明石だこは、しっかりとした印象的な味付けでした。



 
 二皿目がパスタなんですが、全粒粉を使ったタリアテッレです。ソースはズワイガニとブロッコリーネリーのクリーム。皿の周辺にあしらってあるのは多分ピスタチオを砕いたものです。全粒粉なので、いつもと違った歯ごたえがあるんですが、それとクリーム系のソースが良く合います。



 
 混んできたので、料理の谷間が出来ないようにとオーダーしたのが、このチーズの盛り合わせです。



 
 メインは、魚料理と肉料理を各一皿選びました。こちらは、魚料理の方。ヒラメのサルタートです。サルタートというのは、いわゆるソテーという意味らしいです。シンプルな料理法なので、ヒラメ本来の旨味を十二分に感じ取ることが出来ますし、火の入れ方もレアに近い感じです。



 
 パンは、ジャガイモが練り込まれていて、表面にはパルメジャーノが振りかけられています。チーズの香ばしさが感じられます。



 
 こちらがメインの子羊肉のモモです。ロースもあったのでどちらにするか迷ったのと、両方を少量ずつ盛り合わせに出来ないかと交渉したりもしたんですが、それは無理だということだったので、今回はもも肉です。魚料理を止めて、子羊のもも肉&ロース肉という羊肉三昧にしても良かったかなとは思うんですが、肉と魚の両方が食べられて幸せだったと思うことにします。添えられている野菜は、ルッコラ、ベビーコーン、ブロッコリーネリーをシンプルに添えただけの感じになってます。



 
 
 店はコンパクトな感じなんですが、テーブルが狭い。ほぼギリギリのサイズで、何かに引っかけたらそのままテーブルから落ちてしまう感が一杯です。あと、椅子が座りにくい。と言うか座り心地が悪い。なので、先端に引っかけるようにして座ってました。
 
 
 シェフは、長堀橋にあるウンブリア料理の『スペッロ』の出身だそうです。
 
 

(店  名) Corallo 01(コラッロ・ゼロウーノ)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区久太郎町4-2-5
(電  話) 06-6210-3314
(営業時間) 11:30-13:30、18:00-23:30
(定 休 日) 日曜日(月二回?)
(席  数) 26席
(予  約) ベター

レストラン・ウラ(イタリアン/北新地)

2015年01月26日 22時14分37秒 | イタリアン
 正直なところ、体調は万全ではなかったんですが、2015年最初のイタリアンは、北新地にあるレストラン・ウラにお邪魔しました。
 
 料理にパンを組み合わせる、料理にパンを組み込むという新しいコンセプトの料理が楽しめます。早い時間はコースのみの提供になるみたいなんですが、今回オーダーしたのは6,000円のコースです。他に8,000円のコースもあるようです。21:00を過ぎると、アラカルトでもオーダーできるらしいです。
 
 6,000円のコースの場合ですが、スープのあとに前菜3皿、パスタを挟んでメインが2皿、最後にドルチェという構成になっています。
 
 先ずはスープなんですが、新玉ねぎのポタージュです。玉ねぎの甘味が十二分に堪能できます。玉ねぎは本来、砂糖(蔗糖)なんかよりずっと甘味があるんですが、改めて玉ねぎってこんなに甘いんだということを再認識させられます。




 二皿目。前菜の一皿目はマグロのカルパッチョです。ひっさげマグロ(北海道)が使われていて、分かりにくいんですが、とろに近い脂身が十分に堪能できる部位と、赤身に近いあっさりの部位が組み合わせられているので、それらを食べ分けるのも魅力です。皿の周辺にある茶色いものは、パンを焦がして削った粉だそうですが、これが不思議とアクセントになります。




 三皿目、前菜の二皿目は穴子(徳島県)のフリットです。衣が黒いのは、竹炭を使っているからです。フリットの下に見えるのが、この料理に合わされているパンです。不りっとっはパリパリ感があって、出も中の穴子のしっとり感があってと、食感のコントラストが面白いです。



 
 四皿目、前菜の三皿目はフォアグラ(仏)のポワレ。右側の、ハンバーガー仕立てになっているものがそうです。黒いのは、こちらも竹炭を練り込んでパンを作っているからだそうです。中央のソースは、イチジクを赤ワインで煮込んで作ったもの。左側には、そのイチジクと、焦がしたパンを削ったものがあしらわれています。フォアグラ・バーガーのパンは、少ししっかり目なので、ナイフでカットしたりするのは難しいと思います。そのまま手づかみが良いでしょう。しっかり目のパンの食感と、ふわふわと言ってもいい感じのフォアグラの食感。ここでも、食感のコントラストが素敵です。左側のパンを削ったものって、あってもなくても良いような気がするんですが、フォアグラ・バーガーを食べる合間にちょっと試してみたりすると、食感がフォアグラ・バーガーのパンのものとは異なるので、意外と良いアクセントになります。新しい発見です。



 
 五皿目ですが、パスタです。リングイネが使われていて、ソースの方は本ズワイガニと紫白菜です。最初の一口では、ふんわりと、鰹だしのような和風テイストを感じたんですが、二口目からはそれはなくなっていて、ズワイガニの旨味が顔を出す感じ。この感覚、最初の一口だけ感じられて、それを確認しようとして二口目を食べても見つけ出せないというのは、何度か経験しているので、錯覚とかではないと思ってます。



 
 六皿目、メインの一皿目(魚料理)はぶり(福井県)です。ポワレです。ソースは金時人参と春菊の二種類。はっきり言って、和のテイストです。この日、体調がよろしくなかったのでアルコール系は最初のビールだけだったんですけど、もし体調が万全だったら、ワインよりも日本酒が飲みたくなる一皿でした。



 
 六皿。メインの二皿目(肉料理)は和牛(信州産)のタリアータです。画像がちょっと見にくくなってますが、皿と盛りつけの関係を取ろうとしたんですが、若干、前ピンになっちゃったみたいです。いい肉を使ってると思います。脂身の甘さがちゃんとあるんだけど、くどくない。あと二切れくらいほしかったです。



 
 七品目がドルチェですが、イチゴとカタラーナです。カタラーナはクレーム・ブリュレを冷凍したものという説明があったりしました。あれ、そうだっけ…。と、思ったりはしましたが、美味しいから良いです。



 
 あとは、エスプレッソにしましたが、コーヒーや紅茶などもセレクト出来るみたいです。


 店内は、意外とコンパクトな感じ。なので、隣のテーブルとの距離もあまりないというか、喫茶店的感覚です。メンソールは、隣の席の客が喫煙したら、席を替えてもらうか、それが無理なら退席するでしょう。喫煙が可能なのかどうかは確認はしてませんが…。

 料理は旨いです。コスト・パフォーマンスから見ても良いと思います。ちょっと年配の人たちにとっては懐かしい内装というか、若い人たちにとっては非日常というかそんな感じです。

 今回は、アルコールはビールとグラスワイン(白)しか飲んでないので、ワインリストも見てなかったりするんですが、グラスワインは、何種類か用意されているようです。日本酒はあるんかなぁ。日本酒がほしくなったのが、マグロとぶりの皿なんですが…。


(店  名) レストラン・ウラ
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市北区堂島1-5-5 エスパス25 五階
(電  話) 06-6136-3533
(営業時間) 18:00-26:00(月~金)、18:00-24:00(土)
(定 休 日) 日祝
(予  算) 9,000(ディナー、フード&ドリンク)
(席  数) カウンター8、テーブル6
(予  約) ベター
(ウ ェ ブ) http://restaurant-ura.jp/

オッタントット(Ottantotto)/イタリアン/扇町

2014年12月16日 12時02分41秒 | イタリアン
 12月に入ると、フレンチとかイタリアンに行かなくなります。混んでいるからというのと、クリスマス特別料金はイヤだという理由なんですが、最近は和食系ばっかり行ってるけれど、気になるイタリアンもたくさんあるし、12月もまだ前半なので、クリスマス特別料金にはなってないだろうということで、当日、直前に電話を入れたんですが、運良く空席があるとのことでしたので、行ってみました。以前はオステリア・ディ・レンドラがあった場所です。
 
 さて、ビールを飲みながらメニューをチェックします。メンソールは、メインを先に決めてから、逆方向にコースの構成を決めていくんですが、このところ魚ばかり食べていたので、メインを肉にすることは決めてました。
 
 まず一皿目ですが、生ハムと梨です。ルッコラが添えられていてサラダ仕立てになっています。遠い昔、ハム&メロンという料理があって、何がおいしいのかよくわからない取り合わせだと思ったもんなんですが、プレスハムだったからですね。やはり生ハムと合わせないと…。ということで、生ハムと梨がよくマッチしています。梨の甘みは少し控えめなんですが、生ハムの塩分も少し控えめなので、よく合っています。ここにルッコラの苦みが絡んでくると、味わいが複雑になり、気分も高揚してきたりします。




 パンです。二種類あります。




 二皿目は、ウサギのパテです。添えられているのはカポナータです。カポナータといえば揚げ茄子を使った甘酢煮みたいな感じで、付け合わせとして出てくるのかと思ったら、ソースとして使われているようです。ウサギのパテは、ねっとりと舌に絡みつくような感じがあってよい感じです。ウサギ肉は淡泊なんですが、カポナータと合わせると、その酸味がウサギ肉の味を引き立ててくれます。




 パスタなんですが、ストレッチというショートパスタを見つけたのでオーダーしてみました。パッパルデッレというと幅太のリボンみたいな形のパスタですが、これを斜めにカットして三角形にしたような感じがストレッチです。ソースはインゲンと貝柱のジュノベーゼなんですが、ちゃんとジャガイモも入っていたりします。
 
 この店のパスタは、すべてがオーダーが入ってから打つらしいんですが、打ち立てのパスタの食感というか、弾力というか、でも更に力を入れるとしぶとく抵抗しながら最後にはプチッと切れていきます。このパスタにジュノベーゼで対抗できるんだろうかと思ったりはしましたが、出過ぎず、隠れ過ぎずの絶妙なバランスでパスタを盛り立てています。久々にうまいパスタでした。




 メインが羊肉です。こいつも旨かったです。画像を見てわかるとおりで、複数の部位の肉が盛り合わせられていて、それぞれに、赤身の旨み、脂身の旨みなどを楽しめます。最後には骨にかぶりつく至福感を味わうことができます。酸味と塩味と、オリーブオイルの香りまで楽しむことができます。



 
 ちょっとサービスのお姉さんに愛想がないかなとか、ワイングラスを拭き上げ忘れたんだろうなといったところはあったんですが、そんなところはあまり気にしなくていいです。というか、気にならないほど料理が旨いです。ちなみに今回は、ドリンク込みで、6,500円強でした。
 
 

(店  名) オッタントット(Ottantotto)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市北区天神橋3-7-13 ブラーヴォ扇町一階
(電  話) 06-6232-023
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-22:00
(定 休 日) 火曜日(不定休)
(席  数) 22(カウンター4、テーブル18)

オステリア・カヴァタッピ(Cavatappi)(イタリアン/谷六)

2014年12月04日 09時17分57秒 | イタリアン
 余り口コミでは動かないんですが、今回は信頼できる人物だったので、行ってみました。場所はちょっと分かりにくいかもしれません。近くにロシア料理の『ボーチカ』があったんですが、福島にある店舗と系列なんでしょうか?。
 
 さて、オープン時刻が分からなかったので、18:00を狙っていってみたらビンゴでした。お一人で切り盛りするには、キャパシティが大きいような気がするんですが、客が重なったときとかは大丈夫なんでしょうか?。
 
 先ずはビールを飲みながら、黒板メニューをチェックする訳なんですが、例によって一番最初にメインを決めます。パスタ類はスキップすることに決めていたので、前菜を小皿料理の中から三種類。前菜の盛り合わせが出来るかどうかについてはチェックしていません。ボリュームを確認したところ、少なめとのことだったので、もう一品魚介系をオーダーしました。


 最初の皿は、ロシア風サラダ。インサータ・ルッサですかね。別の場所で食べたときは、ツナが入っていて、ツナを入れるのがロシア風サラダなのかと思ったんですが、ツナは入っていなかったような気が…。ポテトは少なめでショートパスタが入っていて、酸味はメンソール好みで少し強い目です。ポテトがメインになっているサラダと違って、パスタが入っている分、軽い目に感じますし、前菜として腹にたまる感がないのが良いです。



 
 次がワカサギの甘酢漬け。小皿料理とは思えないほどのボリュームで、この値段で本当にいいのかと思ったりしてしまいます。また、盛りつけがおしゃれです。



 
 次がゼッポリーネです。ピザ生地に海草を入れてあげたものです。イタリア人は海藻を食べないらしいんですが、ゼッポリーネだけは例外らしいです。



 
 こちらが水ダコです。もちもちした食感がいいし、味が濃厚です。今回は、シェリーで合わせてみました。



 
 メインの蝦夷鹿のステーキ(1,250円)です。鹿肉の味がしっかりと感じられます。ソースが軽い目なので、余計に肉の味が強調されます。付け合わせは分かりにくいですが、ハッシュド・ポテトです。



 
 
 今回も、ビールから始まって、赤ワイン、白ワイン、シェリー、グラッパと飲んだので、トータルの会計はそれなりにはなったんですが、前菜の小皿料理が600円くらい。会陰の鹿肉が1,250円というのは魅力的な価格です。それなりのボリュームはありますし、それぞれに工夫されているので、楽しいです。水ダコも蝦夷鹿も素材がいいんでしょう。素材の持つ旨味が十分に堪能できます。
 
 

(店  名) オステリア カヴァタッピ(Osteria Cavatappi)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区谷町6-5-41
(電  話) 06-6767-6700
(営業時間) 18:00-
(定 休 日) 未定
(ウ ェ ブ) http://on.fb.me/12tCj94

ブンダブン!!{(イタリアン/ピエモンテ州)/土佐堀}

2014年11月30日 12時26分12秒 | イタリアン
 ピエモンテ料理が夜遅くまで楽しめるイタリアンが出来ましたので、行ってきました。ちなみにピエモンテは、確か「山の麓」という意味だったように記憶してます。イタリアの、脚で言えば付け根に当たる部分で、スイス、フランスと国境を接してます。ウンブリアと並んで海に面していないんですね。

 先ずはビールで喉を潤した後、メニューをチェックする訳なんですが、いつも通り先ずはメインを決めて、それから反対方向に上がっていく形で構成を決めていきます。
 
 先ずは野菜の盛り合わせ。蕪、キノコ、レンズ豆、カボチャなど彩りも鮮やかです。早速ビールを飲み干して、グラスワイン(白)をオーダーしてしまいました。ソムリエをされている方が店長だそうですが、この日、4杯飲んだんですが、いずれもそれぞれに美味しいワインでした。

 カボチャからは、山椒のような、和を感じさせるテイストがあったんですが、全体的に美味しくて、他の料理はなくて良いから、この野菜盛り合わせだけでずっとワインを飲んでいても幸せなんじゃないかと思ったりもしてしまいました。



 
 次が、ロシア風のポテトサラダです。インサラータ・ルッサですかね。ツナが入ってるんですが、ロシア風だからツナが入っているのか、ピエモンテのポテトサラダだからツナを入れるのが定番なのかは聞き忘れました。爽やかな酸味のある料理なので、逆にワインは酸味の少ないものを合わせてもらいましたが、これがまた良く合う。ポテトサラダは、ほぼ瞬殺で食べてしまいました。



 
 続いてはタリアンのラグーソースです。タリアンタヤリンよりはタリオリーニの方が通りがいいと思いますが、タリアテッレより細身の平打ちパスタです。パスタと言うよりは、ほとんど汁無し麺的な味わいなんですが、言い換えれば、麺とソースが良く絡み合っていると言うことで、大変美味しくいただきました。



 
 次は、玉ねぎのグラタン。ソースはゴルゴンゾーラを使ったものです。玉ねぎ本来の甘味がいい感じ。ゴルゴンゾーラは少し控えめかと思うんですが、たぶん、これ以上強くすると玉ねぎの良さを打ち消してしまうじゃないだろうかと思える、非常に微妙で繊細なバランスでした。もちろん、ソースはパンを使って、皿がピカピカになるまでいただきました。



 
 メインなんですが、羊のすね肉です。表面はカリッと焼き上がっていてツヤがあって、ナイフで切ると粘り気もあったりします。食感も、下に絡まりつくようなではないですが、少しネットリ感を感じさせてくれるものです。付け合わせのポテトは、ホクホク感が素晴らしかったです。



 
 ワインが少し余ったので、チーズにしようかと考えたんですが、オリーブにしました。



 
 
 何より、完全禁煙というのが嬉しい限りです。それから、サービス担当の女性が可愛い。通常、ワインはボトルでオーダーするんですが、グラスワインでもいいものを提供してくれるので、最後までグラスワインで通しました。一人でもふらりと行きたい店ではあります。前菜二皿とメインをオーダーして、ワインはおまかせでもいいかも…。と思ったりした夜でした。店名のブンダブンは「メッチャ旨」という意味らしいです。シェフの出水さんは北新地のイル・ドーノ出身、ソムリエの村上さんはマーブル・トレの出身だそうです。



(店  名) ブンダブン!!
(ジャンル) イタリアン(ピエモンテ)
(所 在 地) 大阪市福島区福島3-6-18 タケダビル一階
(電  話) 06-6447-9750
(営業時間) 17:00-26:00(ラストオーダーは24:30)
(定 休 日) 不定休
(席  数) カウンター7席。テーブル4席くらい
(喫  煙) 22:30まで完全禁煙

イル・ポーベロ・ディアボロ(魚介&旬菜オンリーのイタリアン/木津市場)

2014年10月25日 22時36分20秒 | イタリアン
 難波より一駅南に木津卸市場があり、その奥、左隣の阪神高速高架下に2013年10月にグランド・オープンニングしたのが、『イル・ポーベロ・ディアボロ』です。9品、魚介&野菜のみ、肉なしのコース(7,500円)のみの提供となっています。『イル・ポーベル・ディアボロ』は、日本語にすると『かわいそうな悪魔』という意味だそうです。
 
 入り口はビニール・シートなので、カジュアルなトラットリアなのかと思ったりするんですが、一歩店内に入ると、外観とはうって変わった雰囲気が迎えてくれます。
 
 シェフが若いのでビックリしたんですが、28歳。イタリアのIl Pvero Diavoloで修行されたそうで、いわば暖簾分けを受けた感じです。


 先ずはグリッシーニが出されるんですが、軽い感じなんですが、チーズの香がしっかりと感じられます。




 先ずは一品目なんですが、きはだです。よく見えないと思いますが、ソースはブロッコリです。最中なはレアな感じで、火の通った表面と、生の内側の二段構えの食感が楽しめます。



 
 二品目ですが、かますです。左端にあるのが茄子です。こちらも、表面を軽く炙った感じで、内側は生です。マッシュルームに隠れてよく見えないんですが、中央の緑色のものがソースです。ソースについては、秘密だそうで、食べる前は説明してくれません。食べた後で聞けば教えてくれるみたいです。




 三品目ですが、白貝とほうれん草です。これまでの魚とは代わって、こりこりした貝の食感がこれまでのコントラストでいい感じです。



 
 四品目ですが、甘エビとカボチャです。奥に見えるのがカボチャのペースト、手前に見えるのが、これでもかと薄くスライスしたカボチャです。揚げてあるのは甘エビの頭です。ソースは酸味の感じられるもので、この日の料理の中では感激した一品です。




 五品目は、筋子と大根です。これもけっこう感激した一品で、イメージとしてはからすみ&大根じゃないかと思います。要は酒のアテと言うことなんですが、ワインが進みます。筋子って、特にワインとは合わせにくい気がするんですが、そんな違和感はなかったです。



 
 六品目ですが、鱈の白子と蓮根。ちらりと見えているのはムカゴです。シェフによると、和食を意識したイタリアンをイメージしているということです。酒の方も、日本酒を合わせてみたかったりするんですが、そこはこだわりなのか日本酒は置かれていないようです。



 
 七品目はパスタです。画像では解らないんですが、パスタはスパゲッティよりも太い目です。マンチーニですかね。当然、ソースもそれなりに濃厚なものを合わせてくるはずなんですが、見た目はそれほどではなさそうです。ところが食べてみればビックリの濃厚味で、ワタリガニの味が炸裂します。メンソールは、パスタがそれほど好きではないというか、あまり美味しいと感じることがないんですが、これは素晴らしくセクシーです。



 
 八品目。メインの穴子、添えてあるのはサツマイモです。ワインは赤をオーダーして、コース前半では白の方が良かったかなと思ったんですが、後半は、赤で合わせて良かったという感じ。コース自体が巨大で緩やかなクレッシェンドな感じで、後半に従って徐々に徐々に盛り上げていく感じが素晴らしいです。飲兵衛としては、四人くらい出来て、白一本、赤一本にでやりたい気はします。前半は泡でもいいですが…。




 九品目。冷菓です。残念ですが、感激しました以外の言葉がありません。



 
 十品目。ドルチェです。あれっ、コースって九品じゃなかったっけ?。それはともかく、このドルチェにもひとつ仕掛けがしてあって、楽しいです。詳細は話せませんので、説明も中途半場ですが…。



 
 コースの前半、と言うか大半は前菜で構成されていて、後半で一気に、パスタ、メインとなだれ込む感じではあるんですが、コース全体を通して、ゆっくりとゆっくりと盛り上げていってくれます。料理については、素材名のみが伝えられてソースの説明はありません。食べた後なら教えてもらえますが…。ココナッツミルクが使われていたり、鰹だしが使われていたりで、食べ慣れたイタリアンと一線を画しているところもあるし、日本酒がほしくなったりするんですが、やっぱりワインがいいのかなと思わせてくれるところはさすがだと思います。ワインの価格帯がリーズナブルなので、やろうと思えば、赤白に本のみが出来るのが嬉しいところです。飲兵衛を連れて行かないと叶いませんが…。
 
 個人的には、ドルチェが旨いです。これだけ食べに来たいくらい…。
 


(店  名) イル・ポーベロ・ディアヴォロ
(ジャンル) イタリアン(魚介&旬菜))
(所 在 地) 大阪市浪速区敷津東2-2-1  317号
(電  話) 050-5872-8907(予約専用)、06-4395-5150(問合専用)
(営業時間) 18:00-22:00
(定 休 日) 水曜日
(席  数) カウンター8席。テーブル12席。
(カ ー ド) 可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Dinners)
(予  算) 7,500円コースのみ

イ・ヴェンティチェッリ(イタリアン/京町堀)

2014年09月18日 18時03分53秒 | イタリアン
 以前は苦楽園にあって、双子の兄弟が経営する店(ラ・フォーリア)が芦屋にあったりしたような…。『ラ・フォーリア』の方は、何年か前に6人ぐらいで行きましたので、今回は『イ・ヴェンティチェッリ』を訪問しました。


 先ずはビールを飲みながら、サービス担当とも相談しながらメニュー構成を決めていく訳なんですが、これが至福の時間だったりします。メンソールは、メインの料理を一番に極めて、メインに向けて前菜とかパスタとかを決めていくんですが、やはり前菜から順におすすめ料理の説明がありました。これは仕方ないですが…。で、最後のメインの料理の説明があった瞬間、メインが決まりました。
 
 先ずは、冷製のジャガイモスープです。これはオーソドックスな味なんですが、添えられているグリッシーニのようなものって、ひょっとして自家製なんでしょうか?。サービス担当に聞けば良かったんですが、聞き忘れてしまいました。



 
 メインが決まったとほぼ同時に決まったのが前菜です。秋刀魚と水茄子のサラダ風です。手前のすだちはお好みと言うことです。手前の秋刀魚にピントが合っているので見にくいですが、左奥にある茶色いものは、太刀魚のワタで、こちらもお好みでと言うことです。水茄子は数々食べてきましたが、この水茄子は美味しかったです。秋刀魚の方は、臭みはなく、それでいて脂が適度にのっています。魚料理の独特の臭みを消すために柑橘系が添えられる訳なんですが、臭みがないので、使わなくてもいいです。もちろん積極的に使って水茄子の瑞々しさと秋刀魚の脂の間に割って入るようなすがすがしさを味わうのもいいと思います。一方ワタなんですが、苦みはあるものの上品に仕上げられているので、苦手感があっても、是非一口試してみてほしいです。秋刀魚の表情が全く変わります。



 
 前菜とメインは一皿なんですが、パスタは二皿選べると言うことで、まず一皿目はピータンを使ったカルボナーラです。ピータンの白味の部分は細かく刻んであしらってあり、黄身の部分は比較的大きめにカットして麺の下に隠されています。クリームはやや控えめで、玉子の味を前面に押し出した感じ。なので、こってり感はあるんですが、同時にあっさりとした食感です。カルボナーラと言えば炭をイメージさせる黒胡椒がポイントとなるんですが、このさらに使われているのは華椒で、皿の周囲にあしらってあります。中華食材のピータンをフィーチャーしたので、胡椒も中華食材を使うというこだわりだと思います。皿の周囲にちりばめられていると言うことは、好みで使っても使わなくても良いと言うことだと思うんですが、華椒好きのメンソールは全部使いました。なので、けっこう痺れました。




 パスタ二皿目は、自家製の皮付き豚肉をカリカリに焼き上げたものを乗せたタリオリーニです。タリオリーニには唐辛子が練り込まれています。なので、ちょいと辛いです。豚肉はちょっと焦がしすぎではないかと思ったんですが、香ばしい香りがいいです。で、ラーメンを食べているのではないかという錯覚に陥りそうな味がします。




 さてメインの登場です。メイン料理の説明を受けたときに、この日の魚がマトウ鯛だと言うことだったので、即決です。マトウ鯛のスチームですが、赤ワインを使ったソースがかけられています。口に入れると爽やかな酸味と塩味が広がるんですが、それらはするりと口の中で消えてしまい、その後にマトウ鯛のみのぷりぷり感と共に旨味が感じられます。メンソールは、酸味と塩味から、梅干しを叩いてワインで煮詰めたものが上に乗せられているのではないかと推測したんですが、サービス担当に確認したところ、刻み玉ねぎなんだそうです。



 
 ドルチェかチーズかを選べるので、メンソールはチーズにしました。左手はゴルゴンゾーラ、右手は名前は忘れちゃいましたがハードタイプのものです。ゴルゴンゾーラがまた旨いこと。しっとり、ネットリで濃厚な感じ。





 今回、5,000円のコース料理だったんですが、十分に堪能できました。料理については、非の打ち所なしです。サービス担当の、料理の説明を含めたサービス内容についても、十分に満足のいくものでした。デートには最適だと思います。ただですねぇ。パスタ皿にはサービス担当のものと思われる指紋がくっきりと残っていたので、これは何とかしてほしかったりはします。シェフの指紋かもしれませんが…。
 


(店  名) イ・ヴェンティチェッリ
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市西区京町堀1-7-18 アンジュ京町堀二階
(電  話) 06-6147-8250
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-23:00(火~土)、11:30-14:00(日)
(定 休 日) 月曜日。月曜日が祝日なら翌日が休み
(予  算) フードのみで1人5,000円くらい。
(カ ー ド) 可(VISA、MASTER、JCB、Dinners)

イタリカ(イタリアン/中崎町)

2014年07月05日 14時45分26秒 | イタリアン
 中崎町にあるイタリアンに行ってきました。イタリアンと言えば、まず前菜盛り合わせです。他にも肉料理を主体にした盛り合わせがあるんですが、今回は肉料理&野菜料理の盛り合わせにしました。イタリアンの前菜盛り合わせというのは、このあとの出てくる料理に対する期待度を左右するほど重要な存在であると思っているんですが、他店とは違うユニークな工夫が感じられる楽しい皿でした。




 前菜の二皿目としてはパテです。肉が粗い目なので、歯ごたえが良いです。なめらかさとのトレードオフの部分があるんですけど、それぞれの味わいがあるので、どちらが良いとは言えないと思います。



 
 コウイカのイカスミパスタ(スパゲッティ)です。イカスミソースのパスタって久しぶりなんですけど、やっぱり旨いですねぇ。キューブ状のものがコウイカなんですが、ごろごろ入っていて、こりこりした食感とパスタの食感の対比が楽しいです。



 
 メインなんですが、ドライエージングの羊肉グリルにしました。要は熟成肉です。熟成肉ですので、アミノ酸の臭いが若干ですが感じられます。なので、苦手な人はいると思うんですが、熟成した肉の旨味が良いです。



 
 最後はドルチェ盛り合わせです。メンソール的にはチーズ盛り合わせにしたかったんですが、この日は品揃えが十分ではなかったので、ドルチェにしました。



 
 
 ワインの品揃えがもう少し充実していると嬉しいというのはあるんですが、前菜、パスタ、メイン、ドルチェ共に旨かったです。メンソールは、チーズ盛り合わせの方をオーダーしてしまうので、フレンチやイタリアンでドルチェやデセールをオーダーすることが少ないんですけど、このドルチェなら、カフェタイムに来てみたいと思ったりしました。あとは、パスタを飛ばして前菜とメインにワインをボトルでオーダーするとかやってみたいです。
 


(店  名) イタリカ(ITALLICA)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市北区中崎西3-2-20 コルタ梅田一階
(電  話) 06-7506-6854
(営業時間) 11:30-14:00(ランチ)、14:00-16:00(カフェ)、18:00-21:00(ディナー)
(定 休 日) 水曜日
(予  算) 4,000円くらい

RISONI(日本酒の飲めるイタリアン/大阪天満宮)

2014年05月20日 21時10分12秒 | イタリアン
 イタリア料理に合わせて日本酒が楽しめる店があるとのことで行ってきました。まずはアミューズです。




 まずは造り盛り合わせです。ピンク色のものは岩塩プレートですので、そのままでも仄かな塩味が付きます。そのままでも十分ではないかと思ったりはするんですが、イタリアンらしく、醤油(左)以外にもわさびマスタード(中央)、ペパーミント(右)が添えられています。それぞれに初体験の味を味わうことが出来るんですけど、やはり何も漬けずに、岩塩プレートからくる塩味だけで食べるのが良いような気がします。安心できるという方が近いかな。ワインを合わせていたら、また違う感覚になったのかもしれませんが、今回は日本酒で通すつもりだったので…。



 
 続いては、豚レバーのステーキです。乗せられているのはアンティチョーク。朝鮮アザミですね。このあたりから、日本酒は冷酒ではなくて常温のものを合わせてみました。日本酒の場合、ワインと比べて料理とケンカすることがないんですけど、逆にクセのある日本酒を合わせてみたらどうなるかというところに興味があったりもしました。正直なところ、常温、日向燗、ぬる燗あたりで合わせるのが良いような気がします。あとで出てくる鯛の蒸し煮には、飛切燗(55℃)のものも出してもらったんですが、流石に55℃は合わせにくいような気がします。



 
 次はアマゴのクリームソース。



 
 地鶏の幽庵焼きはオレンジソースで仕上げられています。オレンジソースではあるんですが、白飯を合わせたくなるような味わいで、となるとやっぱりワインよりは日本酒ですね。日本酒のセレクトはシェフにお任せしました。



 
 メインに持ってきたのが、鯛のアラとカボチャの蒸し煮です。鯛のアラは、食べいにくいのであまりオーダーしないんですが、ガルムというイタリアの発酵調味料というか魚醤に近いものを使っているということでオーダーしてみました。魚醤ということで、かなり塩辛い味をイメージしていたんですが、甘い目に仕上げてあります。カボチャの甘味ではないとは思うんですが…。



 
 ドルチェも日本酒に合うものが用意されていたので、その中から、花巴の極甘熟成酒で炊いた米で作ったプリンをオーダーしました。添えられているソースはストロベリーです。メンソールは、大福餅を当てにしながらでも日本酒は飲めるんですが、このドルチェは、日本酒との相性は素晴らしいです。



 
 今回、パスタは試してないんですが、普段パスタを食べないメンソールでも、チャレンジしたくなります。味の方は、やはり日本酒と合わせることを意識してると思います。なので、ワインではなく日本酒で合わせた方が良いかもしれません。
 
 
 
(店  名) RISONI
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市北区天神橋2-5-31
(電  話) 050-5872-7655(予約専用)、06-6585-0828(問合専用)
(営業時間) 11:30-15:00、18:00-22:00
(定 休 日) 木曜日
(席  数) カウンター8、テーブル22
(喫  煙) 分煙
(カ ー ド) 可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Dinners)
(ウ ェ ブ) http://risoni.jp/