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大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

オーソレイユ・クーシャン(2)(ビストロ/四天王寺)

2013年09月05日 09時00分23秒 | フレンチ
 2013年の6月に初訪問して、今回は2度目の訪問です。メンソール的には珍しい行動です。
 
 前菜とメイン、二皿の料理で勝負している店です。前菜の写真が二皿、メインの写真が二皿ありますが、これは2人で訪問したからで、メンソールが一人で食べた訳ではありません。念のため…。
 
 
 まずはアミューズの冷製スープです。



 
 前菜は鯵のマリネです。鯵のマリネは前回訪問時に食べているので、別の料理をセレクトしたかったという思いはあったんですが、同伴者の強い希望により鯵のマリネになりました。




 前菜の二皿目は、パテ・ド・カンパーニュです。



 
 メインですが、メンソールは豚肉にしました。豚肉とアサリのブレゼです。肉料理の旨さとボリュームについては前回経験済みなんですけど、今回はそれを再確認するような感じになりました。



 
 メインの二皿目は鴨肉です。メンソールは前回、鴨肉は食べているので、別の料理をセレクトしてくれることを期待したんですが…。
 
 分かりにくいと思いますが、レンズ豆などの野菜がたっぷりで、牛蒡のソースだそうです。鴨肉の味や香りと、牛蒡のソースが良く合います。不思議なマッチングです。



 
 最後は、チーズの盛り合わせで〆です。



 
 

(店  名) オーソレイユ・クーシャン(au soleil couchant)
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市天王寺区四天王寺1-14-25 インターシティ夕陽ヶ丘102
(電  話) 06-6776-8616
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 水曜日
(座  席) カウンター3、テーブル14
(予  算) 5,000~10,000円
(予  約) ベター
(ウ ェ ブ) http://blog.livedoor.jp/couchant/


(参考)
オーソレイユ・クーシャン(ビストロ/四天王寺)

ラ・シーム(フレンチ/本町)

2013年08月08日 12時32分44秒 | フレンチ
 行ってみたいとは思いつつ、夜がおまかせコース(7,500円)のみと言う設定なので、簡単にいく訳には行かないところがあります。彼女とかがいれば、特別な日に取っておくことも出来る訳なんですが…。今回は、ランチタイムのお誘いをいただいたので、行ってきました。ランチタイムも4,620円のコースのみです。

 まずはアミューズなんですが、左端は、蕎麦で台を造り、鮎の内臓と茄子を和えたものを乗せ、更に茗荷を添えたものです。鮎と茄子だけで夏を感じてしまう一品ではありますが、茗荷と茄子、茗荷と鮎内臓の組合せがいいですね。
 
 二つ目の緑色のものがラビオリです。中はバナナの香りが鮮烈です。
 
 三つ目も緑色ですが、これはピスタチオです。海老が顔を覗かせていますが、中はフロマージュ・ブランが使われているようです。
 
 右端は、台を人参で造り、人参のピューレをのせたものです。彩りも鮮やかなんですが、味の方も鮮烈です。特に鮎とバナナが夏を想像させてくれます。そして、フロマージュ・ブランと人参ピューレの軽やかさが、まさしくコースのスタートを飾ってくれます。



左から
 鮎内臓、茄子の和え物、茗荷のせ。台は蕎麦。
 ラビオリ
 ピスタチオ
 人参ピューレ。台も人参


 
 前菜の一皿目は、フォアグラとイチジクです。茶色の粉末状のものは玉ねぎだそうです。フォアグラはそのままではなくて、裏ごしとかしてなめらかにしたものを、玉ねぎの上に乗せて、その上から玉ねぎを粉末にしたものをかけているものと思われます。なので、口当たりがものすごくスムーズで、口の中でとろけてなくなってしまうような感覚が味わえます。黒色のものは、黒ビールから作ったそうです。フォアグラのねっとり感と、イチジクのねっとり感と甘味、そこに黒ビールの微妙な苦みが絡んできます。



フォアグラとイチジク。
茶色く見えるのは玉ねぎの粉末。黒いのは黒ビールのソース。



 パンです。



パン



 前菜の二皿目です。一番底にはフロマージュ・ブランと豆のペーストが置かれていて、鰯と生ハム、豆があしらわれています。泡のソースなんですが、コリアンダーです。メンソール的には、コリアンダーは大好きなので歓迎なんですけど、鰯はともかく生ハムとコリアンダーが良く合います。そして、アミューズで出てきたフロマージュ・ブランがここでも顔を出しています。コースの中で食材がかぶるというのは、メンソール的にはあまり好きではないんですが、控えめな感じでコース全体を貫いている感じがあります。バナナも同じで、何となく夏とか、南フランス、東南アジアを連想させる訳ですね。



フロマージュ・ブランと生ハム&鰯。コリアンダーの泡ソース



 魚料理です。鱒の仲間と言うことでしたが、魚の名前までは聞き取れませんでした。上に乗せられている茶色のものはパン・ド・カンパーニュだそうです。薄切りにして、カリカリに焦げるまで焼き上げたんでしょう。ハムのように見えるのは実は茄子を薄切りにしてロール状にしたもので、内側にも細かく刻んだ茄子が巻き込まれています。ソースは二種類が用意されていますが、どちらも胡瓜のソースです。

 ここでも、前菜で登場した茄子が顔を出す訳です。魚の方も鱒の仲間ですから、前菜で茄子と一緒になっていた鮎と同じく川魚な訳です。それぞれの料理がすべて繋がっているように感じられる訳です。



川魚と茄子、胡瓜のソース



 肉料理は乳飲み豚です。肉だけで十分美味しくて、ソースなんかなくてもいいと思ってしまうほどです。左手に見える黄色いものはマッシュド・ポテトなんですが、黄色く見えるのはターメリックが使われているからです。ここでも、先の前菜で使われていたコリアンダーを思い出す訳ですね。ちなみにメンソールは、撮影した写真は明るさとか、光源による色相のズレを補正してからアップするんですが、室内光ではこのポテトが白色に見えた訳です。なので、ターメリックが使われているとは思わなかったんですが、あとで画像を見ると明白ですね。上の茶色いものも豚肉です。



乳飲み豚



 デセールの一皿目ですが、上に見えるのがパッションフルーツ、下の方にはフロマージュ・ブランが隠れています。南国を連想させるアミューズで使われたバナナと、同じく南国フルーツのパッションフルーツ。これらをフロマージュ・ブランがつないでいる訳です。素敵ですね。



フロマージュ・ブランとパッションフルーツのデセール


 
 デセールの二皿目は、マンゴーです。ここでもやはり南国フルーツが出てきます。赤いものはハイビスカスです。



マンゴーのデセール。赤いものはハイビスカス。


 
 プティ・フィールですが三種類です。キャラメルのマカロン。木イチゴのフィナンシェ、そしてバナナのマシュマロ。ここでもバナナです。そして、アミューズのバナナとプティ・フィールのバナナでしっかりとコースが完結する訳です。イメージされたのは、夏、南国、エスニックですかね。



木いちごのフィナンシェ、キャラメルのマカロン、バナナのマシュマロ



 
 夏だからこうした軽やかで南国を感じさせるコース構成にしたのか、季節を問わずこのような構成になるのかは、今回初めて訪れたので分からないんですが、感激です。また近いうちに訪問するつもりです。
 

(店  名) ラ・シーム(La Cime)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市中央区瓦町3-2-15 本町河野ビル一階
(電  話) 06-6222-2010
(営業時間) 12:00-13:30、18:30-22:00
(定 休 日) 日曜日
(座  席) 36席
(カ ー ド) 可(VISA、MASTER)
(ウ ェ ブ) http://la-cime.com/menu/index.html

ブラッセリー・エール(ブラッセリー/福島)

2013年07月21日 13時27分36秒 | フレンチ
 偶然に見つけた店なんですが、店構えが素敵だったので、二日後に訪問しました。ちょっとわかりにくいところにあるので、いったん二号線まで出てしまった方が良いと思います。




 いつもの通り、カウンターに座ってメニューをしっかりと吟味します。お供はビールです。通常のメニューとは別に、デイリーのおすすめメニューがあるんですが、メインを牛肉にすることはあっさりと決まりました。前菜をどうしようかかなり迷いました。おすすめメニューには岩牡蛎もあったんですが、フロア担当のお勧めがエスカルゴだったので、それをオーダーしました。

 ということで、キノコたっぷりのエスカルゴのブルゴーニュ風です。エスカルゴというと、ガーリックバターで壺焼きにする場合がほとんどなので、非常に興味を持って食べたんですが、旨かったです。椎茸やエリンギなどの食感と、エスカルゴの食感の違いとか、クリーム系ソースの濃厚さとか、スライスト・アーモンドのアクセントとか、すべてがいい感じです。




 続いてがメインの和牛なんですが、メインに牛肉を選んだ理由というのが、このところ、豚肉、羊肉、鴨肉ばかりを食べていたので、たまには牛肉を食べるのもいいかという消極的な動機ではあったんですが、ゴーヤやオクラなどの野菜の付け合わせが、新鮮な印象です。ソースは赤ワインソースなんですが、彩りも鮮やかです。




 デセールではなくてチーズにしました。ブルーチーズです。合わせたのはマールです。




 久しぶりに楽しいひとときでした。隠れ家的な立地、ウッディーな柔らかい空間、適度な距離感のある接客など、本当にいい感じです。2013年のフレンチは、本当にレベルが高いです。次は、どの店に行こうかな。(^_^)/。




(店  名) ブラッセリー・エール(Brasserie Ailes)
(ジャンル) ブラッセリー
(所 在 地) 大阪市福島区福島5-6-46
(電  話) 050-5796-9535
(営業時間) 11:30-14:30、17:30-22:00
(定 休 日) 不定休
(座  席) 35席
(カ ー ド) 可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
(そ の 他) 分煙(カウンター席のみ喫煙可)

オーソレイユ・クーシャン(ビストロ/四天王寺)

2013年06月24日 18時23分27秒 | フレンチ
 四天王寺参道にある、ドゥ・プラ一本のビストロです。ドゥ・プラというのは2皿コースで、前菜、メインをそれぞれ何品かの中から選ぶスタイルです。ディナー・コースは3,500円。セレクトによっては追加料金が必要になる場合もあります。
 
 メンソールは、まずメイン(主菜)を選んで、そこから逆算して前菜を決めていくんですが、今回はメインを選ぶのにかなり手間取りました。子鴨胸肉、ウサギもも肉、もち豚ロース肉、羊肉、和牛のホホ肉、和牛ミスジと魅力的なメニューばかり並んでいるので…。どれくらい難航したかというと、食前酒としてオーダーしたキールを飲み干してしまっても、まだメインが決まらないといった状況でした。

 まずは、アミューズが出されるんですが、つぶ貝と水ナスを使ったものです。




 今回は、二人で行ったので、前菜二種類、主菜二種類、デセールも二種類ということになっています。まずは、前菜の一つ目ですが、縞鰺を使ったマリネです。




 前菜の二つ目ですが、新玉ねぎのムース、トマトのクーリーです。トマトや果物を裏ごししてピューレ状にしたものをクーリーと言います。クーリー・ド・トマトですかね。玉子の白身料理のように見えるのが新玉ねぎのムースです。柔らかく、はかないほど甘いですが、酸味のあるトマトのクーリーとものすごくマッチします。生ハムが乗せられているんですが、その塩味ともものすごく合います。生ハムですので、塩味だけではなくてハムの、蛋白質の旨味もしっかりとあって、もう至極です。この料理を食べることが出来ただけで、この店に来た意味があったというものです。




 主菜の一つ目は和牛ミスジのポワレです。この料理はプラス800円です。ミスジは説明の必要はないと思いますが、肩バラの一部で希少部位です。脂の融点が低いらしく、脂の甘味がしっかりと味わえる部位ではあるんですが、それでも、これほどしっかりと脂の甘味、肉の旨味のある肉は久しぶりだったりします。




 主菜のもう一つは、フランス産子鴨野胸肉ローストです。柔らかく、旨味も十分にあり、鴨肉に特有の軽い苦みもしっかりとあります。ドゥ・プラと言うこともあるんでしょうが、ボリュームたっぷりです。



 
 デセールですが、こちらは三種盛り。



 
 こちらは杏のクレープだそうです。手前にあるのは牛乳のアイスクリームです。



 
 これらの料理が3,500円というのは絶対に嘘だと思えるくらいに旨いです。メンソール的には、2013年の上半期、フレンチのベストスリーの一角です。とは言いつつ、2013年、フレンチは『グランシャン』、『エクスキ』とこちらですから、三軒しか行ってませんが、今年のフレンチは、本当にレベルが高いです。
 

(店  名) オーソレイユ・クーシャン(au soleil couchant)
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市天王寺区四天王寺1-14-25 インターシティ夕陽ヶ丘102
(電  話) 06-6776-8616
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 水曜日
(座  席) カウンター3、テーブル14
(予  算) 5,000~10,000円
(予  約) ベター
(ウ ェ ブ) http://blog.livedoor.jp/couchant/

(参考)
オーソレイユ・クーシャン(2)(ビストロ/四天王寺)

エクスキ(2)(フレンチ&日本酒/谷町六丁目)

2013年03月17日 16時42分36秒 | フレンチ
 早速再訪してきました。今回も日本酒三昧です。
 
 まずはホタテ貝柱とグリーンアスパラガスのバジル風味です。ホタテが旨いです。



 
 二皿目がカンパチと香草のタルタルなんですが、乗せられているのが、花山葵なんですね。魚に山葵なので、合うのは分かるんですが、それをフレンチに持ってきているところが凄いです。こうなると、ワインよりも日本酒で行くしかないでしょう。




 三皿目が、フォアグラのソテーとスクランブルエッグ、山椒の香りです。フォアグラのソテーはある意味食べ慣れているところがあるんですが、合わせてきたのがスクランブルエッグです。若干、塩味がきついと感じたんですが、スムーズな舌触りでとろけてしまいそうなスクランブルエッグです。これは最高にセクシーでした。




 魚料理は真鯛のポワレです。ソースは桜エビを使ったもの、付け合わせはブロッコリーです。桜エビのソースは、ちょっと反則と言ってもいいくらい旨いです。




 肉料理ですが、南州豚のドゥミ・サレの炭火焼きです。ソースはバルサミコ。辛み大根が添えられています。ドゥミ・サレは地域によってはプティ・サレという場合もあるんですが、塩漬け肉です。奥にはジャガイモが…。




 定番で名物のリゾットは蛍烏賊とエンドウ豆を使った蒸しリゾットで、チーズの味がいい感じでリゾット感を出しています。




 デセールは、コーヒー風味のブランマンジュです。





 前回も旨かったですけど、今回も素敵でした。
 
 

(店  名) エクスキ(exquis)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪府大阪市中央区上町C-4
(電  話) 06-6761-7709
(営業時間) 17:00-23:00(火~土)、12:00-18:00(第二、第四、第五日曜日)
(定 休 日) 月曜日、第一&第三日曜日
(座  席) カウンター8くらい、テーブル1卓(4人掛け)
(ウ ェ ブ) http://exquis.jp/
(予  算) 5,000~10,000円
(予  約) した方が良いです。
(備  考) 全席禁煙。二階に喫煙ルームがあります。


(参考)
エクスキ(フレンチ&日本酒/谷町六丁目)

エクスキ(フレンチ&日本酒/谷町六丁目)

2013年02月25日 09時53分41秒 | フレンチ
 都島というか野江内代の近くに、杉本商店という日本酒好きの間では有名な酒屋があるんですが、そこが日本酒を納入している店を何軒か教えてくれました。一軒が『悠』で、もう一軒がこの『エクスキ』です。『』は三度ほど訪問しましたので、満を持して、今回は『エクスキ』を訪問しました。
 
 杉本商店から日本酒を仕入れていると言うことですから、素敵な日本酒のラインナップが飲めるであろうことは予想できるんですが、何と言ってもフレンチなので、そのあたりがどんな感じでマリアージュするのかは楽しみにしていました。梅田に『ジャファンス』という店があって、フレンチと日本酒というのは結構な仁ではいるんですが、やはり初訪問となるとドキドキする訳ですね。
 
 ビールを飲みながらメニューを吟味。アラカルトと言うことも考えたんですが、コース料理(4,400円)がお得感があったので、そちらをオーダーしてみました。前菜3品、主菜2品、リゾット1品、デセール1品と食後のドリンクという構成ですが、オーダーできるのは22:00までです。
 
 まずは前菜の一皿目ですが、エビと豚を使ったものです。手前に見えている緑色のソースには、豚の軟骨が入っていますので、食感もしっかりと楽しめます。



 
 前菜の二品目は、イベリコ豚の昆布巻きです。ソースは醤油系の味になっています。迷わず日本酒をオーダーしました。実験してみたかったので、グラスで赤ワインもオーダーして、どちらが合うのか試してみたんですけど、日本酒ばかりが減る感じで、ワインが全く減りません。それくらい、ワインよりは日本酒が合います。また、そうしたことを目指しているんだろうとは思います。




 前菜三品目はスープです。タマネギのスープで、浮き実はフォアグラです。タマネギの甘味がもうたまりません。フォアグラのふわふわ感もいい感じで、とっても癒やされて優しい気持ちになったりします。




 主菜の一皿目は甘鯛です。ちゃんと鱗も立ってます。ソースは何と、海草系です。白ワインと合わせてみようかと一瞬考えたんですが、シェフのお勧めの日本酒にしました。鱗の歯ごたえ、身のほぐれ方と海草ソースが良く合います。海草類を食べ慣れていることもあるんでしょうが、日本人としては、海草系ソースに全く違和感がありません。




 主菜の二皿目は牛肉です。流石にこれは赤ワインと合わせた方が良いだろうと思ったんですけど、日本酒でいけます。もちろん、赤ワインでも合うんですけど、合方が違うというか、ワインだと料理とワインがそれぞれに主張しながらハーモニーを奏でる感じ。日本酒だと、日本酒が料理を優しく包み込む感じです。




 リゾットです。乗せられている魚はたぶんヨコワではないかと…。見た目はお茶漬けですが、味はお茶漬けではないです。確かにリゾットです。上手いです。これにはもう日本酒しか考えられなかったです。やはり、日本酒と米を最後に合わせたかったんではないかと思ったりしてしまいます。




 最後はデセール。ドリンクはコーヒーにしました。




 
 楽しかったです。日本酒は生酒&原酒が多く取りそろえられています。しっかりとした味わいですが、原酒ですので若干アルコール度数が高いので、調子にのって飲みすぎないようにしましょう。何度か通ってみたいです。
 

(店  名) エクスキ(exquis)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪府大阪市中央区上町C-4
(電  話) 06-6761-7709
(営業時間) 17:00-23:00(火~土)、12:00-18:00(第二、第四、第五日曜日)
(定 休 日) 月曜日、第一&第三日曜日
(座  席) カウンター8くらい、テーブル1卓(4人掛け)
(ウ ェ ブ) http://exquis.jp/
(予  算) 5,000~10,000円
(予  約) した方が良いです。
(備  考) 全席禁煙。二階に喫煙ルームがあります。


(参考)

杉本商店
エクスキ(2)(フレンチ&日本酒/谷町六丁目)

グランシャン(フレンチ/北新地)

2013年01月18日 15時23分52秒 | フレンチ
 何かと評判の『グランシャン(北新地)』に、新年早々、訪れる機会に恵まれました。って、ご招待いただきました。グランド・オープニングは2012年05月。ディナータイムはコース料理のみ。6,300円、9,500円の2種類です。
 

 まずは、トリビーで乾杯。メンソール的には、泡にしたかったんですが、泡だからと言って上品に飲む訳ではないし、たぶん、あとでワインはボトルでオーダーするだろうし、ということでトリビーです。
 
 まずはアミューズ。



 
 続いてはスープなんですが、赤大根のスープだそうです。浮き実は鱈だと教えられたので、鱈の身を想定してたんですが、食べてみたら鱈の白子でした。表面はカリカリに仕上げられていて、中は白子のふわふわ感と濃厚な舌触りがあり、このあたりもコントラストが上手く取られています。




 二皿目はハマグリを使った前菜です。ハマグリの上に、雲丹、キャビアなど盛りだくさんに盛られていて贅沢感が抜群です。ただ、ハマグリの貝の上に料理が盛られているので、若干の不安定さがあり、食べにくいと感じるところがあります。貝を手で掴んでしまえば大丈夫ですが…。




 三皿目はホタテ貝柱を使った前菜です。ホタテの貝をそのまま皿に見立ててあるんですが、ビーナスの誕生をイメージしてしまいました。で、トリュフが山盛りです。贅沢ではあるんですけど、淡泊なホタテ貝柱の味がトリュフの香りに支配されてしまうようなところはあります。貝柱の下側にある焦がしバターの香りとトリュフの香りは素敵に融合するので、いい感じではあります。こちらも貝をそのまま皿にしていますので、安定が悪いです。先のハマグリは貝を手で掴んでしまえば安定するのであまり気にならないんですが、こちらのホタテの方はナイフ&フォークを使いたいので貝を押さえ込むことが出来ません。このあたりはもう少し工夫してほしいところだったりします。




 魚料理ですがタモリ(白身魚)です。これをスカンピ(手長エビ)のソースと合わせています。添えられているのは牡蠣です。スカンピのソースがものすごくいい感じです。スカンピのソースが目だっていますが、タモリの下には別の、緑色のソースが使われています。




 肉料理は、三種類から選べます。鴨、鹿、牛だったんですが、メンソールに選択の権利を与えられたので鹿にしました。振り返ってみれば、この冬は、鹿肉ばかり食べているような気がします。ここでもたっぷりのトリュフがかけられていて、トリュフに隠れて見えにくくなっていますがフォアグラが乗せられています。ソースは赤ワインソースです。添えられている野菜達は、あっさり味に仕上げてあるので、肉のヘビーさと野菜の軽やかさで引き立てられている感じです。




 続いてはフロマージュです。ミモレは24ヶ月熟成もの。右隣のスプーンに乗せられたものはモンデール、逆に左側の白いものはピラミッド。山羊のチーズです。




 続いてはデセールの一皿目。ヨーグルトのアイスクリームとミカンですが、ヨーグルトの酸味が口直しになってくれます。下にあるのはミカンですが、こちらも食べやすい、濃厚な味のものでした。




 デセールの二皿目はカシスを使ったものなんですが、一番底に洋なしが仕込まれています。このデセールは、メンソールがかつて味わった中では最高に、一番に美味しかったです。隣に添えられているのはバニラのアイスクリームですが、こちらもバニラの味がしっかりと感じられる美味しいものでした。




 このあとに、プティ・フィールがあるんですが、満腹で食べられない状態だったので、持ち帰りました。いや、メンソールは食べるだけの空き容量はあったんですが…。そのため、画像はありません。
 

 カウンターのみの9席なんですが、ほぼカップルばかりなので、8席使ってしまうと埋まってしまうと言う感じです。サービス担当のギャルが素敵です。連れて帰りたいくらい。彼女のイメージが店全体のイメージになっていると言っても過言ではないくらい素敵で存在感があります。
 
 皿は、暖めてくれるんですが、熱いくらいまで暖めてくれるので、注意が必要です。もちろんサービス時に注意してくれますが…。

 あと、トリュフを彩りとか香り付けと言ったレベルだ大量に使ってくれるんですが、本当に必要なんだろうかと思ったりはしました。でも、旨いからいいです。
 

(店  名) グランシャン(Grand champs)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市北区堂島1-3-4 谷安ビル三階
(電  話) 06-6344-7111
(営業時間) 12:00-13:30、17:30-21:30
(定 休 日) 日曜日のディナー、月曜日のランチ
(座  席) カウンターのみ9席
(ウ ェ ブ) http://ameblo.jp/grandchamps/
(予  算) 10,000~15,000円
(補  足) ランチは完全予約制

エスカルゴ(フレンチ/あびこ)

2012年11月25日 13時13分57秒 | フレンチ
 かなり前に一度訪問して、その時にかなりインパクトを受けた店だったんですが、その後はご無沙汰していました。今回、5年ぶりかで訪問してみました。以前と同じく素敵な店だったんですが、以前と違って、シェフが一人で厨房のフロアも担当されています。ゆったりと構えましょう。あるいは、デセールはあとでオーダーするとして、フード&ドリンクを一気にオーダーしてしまう方が吉です。
 

 今回もコースではなくてアラカルトでオーダーしました。まず、前菜としてはパテ・ド・カンパーニュ。




 二皿目は、前回からの宿題として残っていた国産(三重県産)のエスカルゴのオーヴン焼きいただきました。エスカルゴは、ブルゴーニュ風、ブルーチーズ風、キノコ風、カレー風、イカスミ風の五種類から選べるようになっているんですが、前回は8名で訪問したこともあって、一応全種類食べていたりしました。イカスミ風もコクがあって好きだったりするんですけど、ここはオーソドックスにブルゴーニュ風にしました。残念ながら写真はありません。オートフォーカスなのにピンボケしてしまったので…。(^^ゞ。
 
 メインの一皿目は、鮮魚のベルモット風です。クリームソースのようなんですが、それほどこってりではなく、かといって軽い訳でもなく、不思議な感覚です。軽い甘味はあるんですけど、ベルモットの香りはそれほどしっかりとは誘ってこないです。でも、佐中達とソースの相性は抜群です。




 メインの二皿目はヒグマのもも肉のポワレです。熊肉は、いぜん味噌鍋で食べたことがあるんですが、それはおいといて、熊肉の味がしっかりと感じられました。写真で分かるとおり、かなり脂肪が厚いんですが、それほど脂っこくは感じられません。しっかりと脂の甘味が感じられます。最近は牛肉を食べても脂身の甘味が感じられなかったりすることが多いので、久しぶりの脂身の甘味がセクシーだったりします。ソースは、こちらも軽めに感じるんですが、熊肉とは絶妙にマッチしてます。旨いです。




 デセールは、バスク地方のテラコッタ壺に入れて焼き上げたプリン。このデセールには必ずタルトが付いてきます。プリンは官能的にトロトロで旨いです。





(店  名) エスカルゴ
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市住吉区苅田7-7-5 西村第二マンション一階
(電  話) 06-6697-7723
(営業時間) 11:45-14:30、18:00-22:30
(定 休 日) 木曜日
(座  席) 12席
(ウ ェ ブ) http://gourmet.walkerplus.com/167081563001/


小藤食堂(ワイン食堂/淡路町)

2012年09月01日 13時03分38秒 | フレンチ
 芳子ねえさん紹介の店なので、何の疑いもなく行ってきました。(^^)/。
 
 ワイン食堂ということになってますけど、フードもしっかりしているので、がっつり食べるという向きにも十分対応できる店です。メニューは黒板に書かれているんですが、パスタや魚料理もあるんですけど、豚肉料理、牛肉料理など、圧倒的に肉料理が多いので、肉料理に力を入れているんだろうと思います。
 
 どの料理も旨そうなので、迷ったんですが、この日のお勧め肉料理をオーダー。たぶん魚料理&肉料理をオーダーするとボリュームが多すぎて食べきれないと考えたので、アミューズの盛り合わせをオーダー。
 
 いつもであれば、トリビーをオーダーするんですけど、ワインが美味しいと聞いていたので、一杯目はがぶ飲みできる白ワインをオーダー。これがなかなか素敵なワインでした。

 さて、アミューズの盛り合わせ。これも、なかなかのコスト・パフォーマンスです。




 メインの肉料理は、羊背肉のマスタード風味です。これだけでもボリュームなんですが、付け合わせのボリュームもすごい。この料理は時価だったので、値段が分からないんですが、かつて食べた料理の中では最高レベルのコスト・パフォーマンスだと感じました。





 
 450グラムの骨付き豚肉のグリルというメニューもあったりしましたので、一人で行った場合は、前菜&メインの二皿がたぶん限界でしょう。二人で行くと、プラス魚料理がオーダーできると思うので、なかなか素敵な夜が過ごせるのではないかと思います。予算を伝えておまかせにしてしまうということも出来るようです。また、色々食べたいという場合には、少量ずつ提供してくれたりもするようです。
 
 小藤シェフはお一人で料理されているようなので、料理はゆったりとした気持ちで待ちましょう。グラスワインは六種類くらいが用意されています。メンソールは白一種類、赤三種類を飲みましたけど、いずれもいい感じの物で外れなしでした。



(店  名) 小藤食堂(Kofuji Shokudou)
(ジャンル) ワイン食堂
(所 在 地) 大阪市中央区淡路町3-1-8
(電  話) 06-4708-3038
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-23:00
(定 休 日) 日曜日
(座  席) カウンター10席くらい、テーブル10席くらい
(そ の 他) 2012年07月グランド・オープン

conextion(フレンチダイニング&ワインバー/西天満)

2012年07月01日 16時20分07秒 | フレンチ
 先月のフレンチが、撃沈だったので、今月は間違いない店を狙いたいと思っていたところ、白羽の矢が立ったのがこちらの店でした。シェフは『ラ・ベ』出身、ソムリエは『Wassy's』出身だそうです。店は、以前は『hana』があったところです。『hana』の時と比べると、開放的な、モノクロームを連想させる高級感のある内装となっています。
 

 まず、シェリーを一杯。バレンシアドールベネンシアドールの実演を見ることができます。今回は、アラカルトでオーダーしました。
 
 
 最初はグリーンサラダ。添えられているドレッシングはバルサミコをベースとしたものですが、浮かんでいるのはマスタードシードやコリアンダーなどのスパイス類です。フレンチダイニングなんですが、このあたりのスパイス使いの巧みさは随所に顔を出します。メンソールは、このドレッシングが気に入ったので、最後まで飲み干してしまいました。




 続いては、パテ・ド・カンパーニュ。ちょっと荒い感じにしてあるので、食感がいいです。添えられているのは、一方がマスタードなんですが、もう一方は塩&クミンシードですね。




 パンはバゲットとカンパーニュの二種類です。どちらももちもち感がいい感じですし、バゲットの方は芳醇な麦の香りがします。良いパンですね。イタリアンなどで、バゲットやフォカッチャに添えて、オリーブオイル&塩が出される場合がありますが、こちらでは菜種油&藻塩が添えられました。菜種油とバケットを合わせてみたのは初めてなんですが、オリーブオイルとはまた別の味が楽しめます。ある意味、こちらの方が日本人好みかもしれません。メンソールは、さらに残った菜種油を飲み干してしまいました。香ばしい香りがして旨いので…。実際、オリーブオイルをリキュールグラスに入れて出してくれるバーがあって、何種類か飲んだことはあるんですけど、そんなオリーブオイルよりも、この日の菜種油は旨かったです。自宅にも菜種油を買おうかと思ったくらいです。




 この日の魚料理は、真鯛のポワレだったので、それをオーダー。皮のパリパリ感、微妙に日が入りきる寸前の見極め、身のもちもち感など、すべてが満足のいくものでした。下には野菜達が添えられているんですが、こちらもフェンネルがしっかりと効かされていて、独特の味に仕上げられています。




 肉料理は迷ったんですが、メニューに複数の鴨料理が並んでいるということは、店としては鴨料理を食べてほしいんだろう。それと大阪の夏といえばウナギ料理よりは鴨料理ですから、今回はまぐれ鴨をオーダー。他にシャラン産の鴨とかも用意されていました。まぐれ鴨というのは、フォアグラを取ったあとの鴨ですので、若干脂ののりが良いのが特徴です。追加料金が必要なんですが、トリュフも乗せてみました。これはいいトリュフでした。いい香りがします。アセチレンガスのようなと表現する人もいますけど、純粋なアセチレンガスは無臭です。市販のアセチレンは硫化水素を含んでいるので、あのような臭いがするわけですね。




 ここまで、スパイスの使い方が魅力的だったので、鴨料理に対してどのようなスパイスで攻めてくるかについて、非常に興味を持ったんですけど、この料理は、スパイスは使わず、オーソドックスな料理法でした。
 
 最後にチーズの盛り合わせ。チーズ盛り合わせをオーダーしたときに、クラッカーとかレーズンとかが添えられてくるのがメンソールは好きではなかったりします。クラッカーやレーズンではなくて、チーズを食べたいからなんですが、こちらで添えられていた、レーズン、チェリーなどはどれも旨く、こうした付け合わせなら添えられていてもいいかなと思うものでした。ドライオレンジがあって、それが陳皮的に使われているような気がして、ここでもスパイスかと思ったりはしました。




 さて、ワインバーですので、ワインの取りそろえについては言うまでもないです。フランスはもちろん、ニュージーランド、カリフォルニアなどのワインが揃えられていいます。
 
 料理なんですが、素晴らしいの一言です。フレンチ・ダイニングとはなっているのですが、フレンチというよりはイタリアンのような感じを受けます。たぶん、クリームたっぷり、バターこってりの味付けになっていないからだと思います。
 
 フロアの女性も、ものすごく目が良くて、こんな接客を受けたのは久しぶりでした。気持ちよかったです。
 


(店  名) conextion
(ジャンル) フレンチダイニング&ワインバー
(所 在 地) 大阪市北区西天満4-8-7 千寿ビル一階
(電  話) 06-6367-2010
(営業時間) 18:00-26:00
(定 休 日) 月曜日
(座  席) カウンタ8席、テーブル20席
(ウ ェ ブ) http://www.facebook.com/conextion.osaka
(カ ー ド) 可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
(そ の 他) 分煙

シャルボン(海鮮系フレンチ/北堀江)

2012年05月27日 13時49分51秒 | フレンチ
 最近の西区は、気になる新店が目白押しな状態なんですけど、今回は、海鮮フランス料理の『シャルボン』に行ってきました。
 
 なにわ筋の西側、隠れ家的にポツンと一軒という感じの店なんですが、外装はいい感じです。案内されたカウンターに座って、まずはトリビー。メニューは基本的に黒板メニューです。アラカルトに試用かコースにしようかと思ったんですが、今回はコース(4,000円)にしました。前菜二種類と、スープ、魚料理、肉料理、デザートという構成になります。コースはもう一つ、3,300円のものもあります。
 
 前菜の一皿目は鰹を使ったものなんです。トマト、ブロッコリー、ズッキーニなどが添えられていて、スィートチリのようなソースが少しかけられているんですが、それ以外はものすごく薄味です。あと一つまみでも塩を振ってくれたらいいんだけどなと言う感じです。



 
 海鮮系のフレンチと言うことで、ワインは白をボトルでオーダー。ところがマダムはソムリエナイフの使い方を知らないようで、抜栓できなかったんですね。ちょっとびっくりです。アシスタントと思われる男性が代わって開けてくれましたが…。
 
 前菜の二皿目はパイ包み焼きという説明だったんですけど、卵焼きの方が近いです。トルティージャといった方が良いかもしれませんが…。内側はほくほく、外側がちらりパリパリに作ってあって、こちらは良い感じでした。




 三皿目はホタテとエビのクリームスープ。スープ事態はいい感じというか、メンソールはクリームに代えてミルクを使った軽い目のものよりは、こってり系の方が好きなので…。で、エビが乗せられていて、エビの下にはホタテがあるんですけど、エビの味がしないんですね。なんか、スープとホタテ&エビの具が合致していないというような感じです。




 魚料理は、沖縄でとれるライという魚を使ったもの。



 
 肉料理は、牛イチボ肉だったんですけど、豚肉に変更することも出来ると言うことだったので、豚肉にしました。特に意味はありませんが…。

 コーン&ベビーコーンはなかなか面白いところだったし、豚肉も旨かったんですけど、もうちょっと量があった方がうれしかったなぁ。アラカルトでオーダーしたら、もっとしっかりがっつり食べられたのかなぁ、と思うとちょっと残念な気持ちになったりしました。



 
 ちょいとおなかに隙間があったので、チーズをオーダーしようとしたんですが、ゴルゴンゾーラの一種類のみだそうで、かなり落ち込みましたね。フレンチですから、綾里の後半にチーズというのは必須のアイテムなので…。
 
 で、デザート。メインはきな粉を使ってのプリンでした。





(店  名) シャルボン
(ジャンル) 海鮮系フレンチ
(所 在 地) 大阪市西区新町2-17-5
(電  話) 06-6539-6721
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-22:00
(定 休 日) 日曜日、第一&第三水曜日
(座  席) カウンター12席

カヴォー・ド・シャサーニュ(ワインバー?/南本町)

2011年11月03日 12時26分45秒 | フレンチ
 シェフは、フランスの6都市で修行されたそうです。なので、ツール・ド・フレンチ・タパスということで、フランス各地の郷土料理が少量で楽しめるということをウリにしてるみたいです。が、しかし、タパスってスパニッシュのものですわな。以前もフレンチ・バルとか…。バルもスパニッシュのもので、フレンチはバールですわな。バールの場合は夜になって食事系メニューは出さないし、基本的にはアルコール類は提供しないですね。さらに以前はカフェ・バーとか変な造語があってイラッとするんですが、フレンチ・タパスという言葉にもイラッとするわけですね。
 
 とりあえずカウンターに座ってトリビーをオーダーします。料理は時間が掛かるけど、タパスならすぐ出せるとフロア担当にいわれたので、タパスと呼ばれている小皿料理をオーダーして、同時にメインの料理もオーダーしておけば良いんだなと理解して、タパスの四種盛りをオーダー。四種類は複数ある中から選択することができます。メインはうさぎ肉をオーダーしました。


(パンはミルクパンとライ麦パンの二種類)

 
 タパス四種を食べ終わって、ボトルでオーダーしたワインも半分くらいなくなって、メインのうさぎちゃんは出てこないのかなぁ…、と思いチーズの盛り合わせをオーダー。これは結構良い感じのチーズではあったんですけど、チーズの名前を教えてくれないんですわな。こちらから聞いてみると、包装紙を見ながら答えてくれましたが…。


(タパス四種盛りの中からエスカルゴ)

 
 で、チーズ盛り合わせを食べ終わって、ワインも一本空になったあたりでうさぎ料理が出てきました。



 
 実は、うさぎ肉は初めて食べたので、かなり興味がありました。淡泊だという話と、意外と臭みがあるという話を聞いていたんですが、味は淡泊でした。鶏肉に似ているといえばにています。ただ、味については鶏肉よりも淡泊で、七面鳥とかの感じです。付け合わせの人参などもさほど手を入れず、シンプルに焼き上げられたものとなっています。うさぎ肉も、うさぎ肉で(多分)豆類、キノコ類を詰めて焼き上げたような感じです。淡泊な味をそうした詰め物でフォローしてるんでしょう。



 
 ただですねぇ。うさぎ肉って、鶏肉に比べると結構噛み応えがあるので、ワインがほしいんですけど、せっかくのワインが空いてしまっている訳ですね。グラスで追加オーダーすればいいじゃないかと言われそうなんですけど、大声で話す客がおって、それに対してフロアもシェフも注意しないので、食べ終わったら早々に退店したい気持ちでいっぱいだったので、追加オーダーなんてとんでもないというのが、そのときのメンソールの気分だったわけですね。で、追加オーダーなしで済ませました。
 
 
 何を目指しているのかよく分からなかったです。ワインバーを目指しているのか、ビストロを目指しているのか?メニューも捲りにくいのでもう少し工夫してほしいと思うんですけど、ワインは3,000円台のローコストなワインがメインのラインナップになっているようです。料理は、タパスと呼ばれている小皿料理はカウンターに置かれているケースの中に置かれているものを選択できるのでスピーディに供してくれるんですけど、肉料理については、遅いです。魚料理についてはどれくらいのサービングタイムなのかは分からないですが、最初のフロア担当の言葉からすると、それなりに時間は掛かるんでしょう。あと、ボリュームが多いので、一人では苦しいかもしれません。
 
 もう少しテンポ良く出してほしかったりするんですけど、客を待たせるような料理をメニューに並べてどうするんでしょうね。その間、ワインでも飲んどけということですかねぇ。あるいは、コースメニューをオーダーしろと言うことなのか?。ワインをメインにして料理は素早く提供するようにするか、料理で勝負したいなら、コースメニューのみにするとかした方が良いような気がします。どちらをやりたいのか?。
 
 あとは、毎度書いてますけど、いかにシェフと仲が良くても、あるいはオーナーであったとしても、店のスタッフとちゃん付けで呼び合うような、なぁなぁで会話するような店はだめです。不快です。それが大声であれば言うに及ばずです。そうしたことを注意できない訳で、それは客に対する配慮がないと言うことです。ローコストながら味わいの深いワインがあったり、蝦夷鹿やうさぎのようなジビエにも挑戦する意気込みが感じられて期待はしたいんですが、このサービスでは、デートには使えないし、友人に聞かれたときにもおすすめはできないですね。
 
 

(店  名) カヴォー・ド・シャサーニュ
(ジャンル) フレンチ・バル
(所 在 地) 大阪市中央区南本町1-4-8 アーカス南本町一階
(電  話) 06-6484-6922
(営業時間) 11:30-13:30、17:30-22:00
(定 休 日) 日曜日
(席  数) カウンター5、テーブル10
(ウ ェ ブ) http://www.bar-cdc.com/

del cook(フレンチ/能勢)

2011年10月31日 13時14分17秒 | フレンチ
 以前から存在は知ってはいたんですけど、なかなか交通の便が悪いので躊躇してました。大阪グルメ倶楽部でも、一度オフを企画しようかと思ったんですが、バスが一時間に一本と言うこともあり、断念したりしました。車を使っても良いんですけど、フレンチなら食事にアルコールが付いてくるのは当たり前なので、逆に言えば、車でフレンチを食べに行くと言うことは、メンソールにとってはあり得ないことに近いわけですね。とは言いつつ、今回はノンアルコールだったんですが…。ちなみに、車で行く場合は、ナビを頼らないと行き着けないと思います。また、駐車場が第一と第二の二カ所あるんですけど、第二駐車場の方が使いやすいので、手前にある第二駐車場を使いましょう。
 
 店に着くと、第一駐車場と思われるスペースの横にある階段を上ったところが店になっています。メンソールは12:00からのディナーを予約してたんですが、11:30過ぎには到着してしまいました。扉を開けたらカフェで待てると言うことだったので、カフェに入れてもらいました。入り口では、靴を脱いでスリッパに履き替えます。そこにレジカウンターがあるんですが、レジカウンターの隣には自家製のパンが売られています。さらにまっすぐ進むとギャラリーになっていて、器などが置かれています。カフェは、それほど広いスペースではなかったのですが、自家製のジャムやピクルス、デセールなどが販売されています。



 
 まずはパンが出てくるんですが、自家製らしいです。クラストは薄いんですけどぱりっとした歯ごたえが素敵です。




 まずアミューズなんですが、能勢地卵のポーチドエッグと自家製黒豚ベーコン&パルメジャーノ・ラジャーノチーズフォームです。泡系の料理は写真に撮るとどうしても泡の色が上手く再現されないんですけど、純白です。泡はしっかりとチーズ味なんですけども、それよりも卵の味が濃厚です。底に自家製ベーコンが沈んでいるんですけど、自家製ベーコンの薫香にも負けていません。美味しいです。でも、重さはありません。




 二皿目はマイクログリーンサラダ。パプリカ、カボチャのピューレ、オーガニックキャロット、クルミビネグレット。野菜達が生き生きしてます。クルミのビネグレットらしいんですけど、ほとんど主張しません。脇役に回ってます。それくらい野菜達が力強いし、ホタテが添えられてるんですけど、そちらの焼き加減、歯ごたえと、野菜達の歯ごたえがとても良いコントラストになってます。カボチャのピューレは少し甘い目に仕上げてありました。




 メインはセレクトできるんですが、メンソールは鹿を選んでみました。北海道産の鹿のロースト。ジュニパー風味だそうです。他にも魅力的な皿(真鯛、ペリゴール産鴨、但馬牛)はあったんですけど、ジュネパーという言葉に惹かれたこともあって鹿にしてみました。とても柔らかくて、タンシチューを食べてる感じです。




 デセールは、地卵のカボチャクリームブリュレと柿のコンポート。こちらも、すごく濃厚な味なんですけど、あとがぜんぜんもたれません。何も食べなかったかのような軽やかさです。




 
 行き帰りが不便なんですけど、行ってみる価値はあります。フレンチの技法を使ってはいるものの、地元で採れる食材を使って供してくれます。窓から見える山並みも、四季折々で姿を変えるそうです。

(店  名) del cook(デル・クック)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪府能勢群能勢町垂水353
(電  話) 072-731-2500
(営業時間) 12:00-14:00(ランチ)、18:00-20:30(ディナー)
      14:30-17:00(カフェ、月~金)、15:00-17:00(カフェ、日祝)
(定 休 日) 水曜日(祝日の場合は翌日)
(予  算) 3,675円、 5,775円、10,500円(ランチ)
      8,925円、13,125円、21,000円(ディナー)
(席  数) 26席。
(予  約) ランチ、ディナーは要予約
      予約受付時間は10:00-17:00
(備  考) ランチは12:00スタートと13:15スタートの二部制。ただし入れ替え制ではありません。12:00スタートの方が、窓際の席になるので12:00スタートがおすすめです。
(ウ ェ ブ) http://delcook.com/

花木酒店(ビストロ/境川)

2011年09月23日 13時51分26秒 | フレンチ
 最近、SAVVYで取り上げられていたこともあるんですけど、何となく直感的に良い店のような気がしたので行ってきました。ビストロとなっていますけど、特にフレンチにこだわったメニューではないので、カジュアルなダイニングという感覚で良いと思います。
 
 さて、トリビーを飲みながらメニューを見る訳なんですけど、一品目はグランド・オープニング当時は品数、内容とも懲りすぎて店が回らんかったと噂のある前菜盛り合わせ。二種類あるんですけど、今回は六種盛りにしてみました。で、鶏レバーのパテ。
 
 この前菜盛り合わせなんですが、鴨のロースト赤ワイン煮、アサリとブロッコリーのアンチョビ風味、スモークサーモンのマリネ、鶏胸肉のガランティーヌはチーズ、サラミ、大葉が巻き込んであります。どれも旨いんですよ。外れなしです。トドメはポテトサラダなんですが、ホタテのヒモが入ってます。ホタテの旨味が炸裂し、ホタテのヒモの食感が口内を刺激してくれます。



 
 鶏レバーのペーストも柔らかい味で、黒胡椒がしっかりとアクセントになっています。




 続いてオーダーしたのがストウブを使った野菜料理です。水を使わなくても、野菜から出る水分だけで蒸し料理ができるので、野菜本来の持ち味が楽しめます。画像を見てわかるとおりで、ベビーコーン、オクラ、ジャガイモ、レンコン、などがたっぷりです。一番そこにはタマネギがしいてあるので、タマネギから出る水分と甘みを期待したんでしょう。ニンニク味のソースが用意されるんですけど、これをつけて食べると、本当に心が豊かになりそうな味がします。




 さて、次はピッツァ。メンソールはピッツァもパスタもあまり食べないんですけど、今回は直感的なものがあってピッツァをオーダーしてみました。エビのピッツァでアメリケーヌソースで仕上げたものです。アメリケーヌソースというのはフレンチのソースで、エビの殻を炒めて赤い色を出したソースですね。甲殻類独特のコクと香りが楽しめたりするわけです。ピッツァにアメリケーヌソースというのも意表を突く組み合わせなんですけど、単に取り合わせの妙と言うだけではなく、不思議な旨さがあります。これまでには味わったことのないピッツァでした。チーズも乗せられているんですけど、チーズの香りや味はあまり表には出てきません。それがまた意表なんですね。




 最後は塩豚のローストです。なんとエスカルゴ用の鉄板で出されました。もう少し塩味があるかと思ったんですが、それでワインをがぶ飲みしようと思ってはいたんですが、優しく、豚肉の旨味をしっかり堪能できる一品でした。





 ものすごく良い感じの店です。入り口のガラスも壁一面も、女性好みのテイストになっているので、男性一人客だと入店を躊躇してしまう場合があるかもしれません。メンソールは平気なので、さっさと入ってしまいます。以前はどこかの店で、メンソール以外は全員女性客といった状況も経験していますので…。ということで、女性客が多い店に、単独で突入できない男性の場合は、彼女とか彼女候補を連れて行きましょう。喜んでもらえると思います。
 
 料理については、外れがないです。全部旨いです。メンソールはピッツァをあまり食べることはないんですけど、これだけ旨いピッツァが食べられるのであれば、全ピッツァメニューを制覇したいくらいです。

 メンソールは19:00前に伺ったのですが、すでに二組くらい先客がいて21:00頃にはほぼ満席という状態になっていましたので、予約は取った方が良いでしょう。スタッフのサービスも良い感じです。
 
 アルコール系メニューは、やはりワインがメインになっています。ブルゴーニュワイン用に別枠がとってあるのは、店主のブルゴーニュに対するこだわりの表れかもしれません。あと、焼酎、日本酒、梅酒なども用意されているんですが、メンソールが注目したのはビールですね。ストッカーの近くに座ったのでよく見えたんですが、かなり多品種のビールが用意されていました。アルコール系の選択肢が多いのはうれしい限りですね。
 
 

(店  名) ビストロ 花木酒店
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市浪速区幸町1-4-11 シャンドール難波一階
(電  話) 06-6562-6111
(営業時間) 18:00-25:00(月水木金)、18:00-26:00(土日)
(定 休 日) 火曜日
(予  算) 5,000円くらい。
(席  数) 26席。
(予  約) ベター。人気店なんで必須に近いかも…。

セルクル(フレンチ食堂/中崎町)

2011年09月22日 09時44分08秒 | フレンチ
 中崎町に、すてきそうなビストロを見つけたので行ってきました。たぶん、以前はカフェだったような気がします。で、2011年04月01日がグランド・オープニングです。メンソールには珍しく、ランチタイムの訪問です。
 
 通りに面した壁面に店名が書かれています。




 テーブル席に座って、引き出しを開けるとカトラリーが並んでいます。




 前菜三種盛りです。いつも夜に写真を撮っているので、たまに昼間に撮影したら、露出過多になっちゃいました。奥に見えるのがコーンにプリンなんですけど、にやりと笑ってしまえる、楽しい味でした。右手側か鯖、手前がジャガイモとサツマイモの冷製スープです。以前に別の店で、甘みをしっかりと感じる冷製スープを食べたことがあって、その時に同席していた常盤貴子似が、サツマイモの甘みだと思うと言っていたので、このジャガイモとサツマイモのスープはかなり期待しながら食べました。確かに甘みはあるんですけど、あっさりとほのかな感じでした。




 メインの料理は、ハマチです。ソースはタプナードです。南フランスではポピュラーなソースです。で、ライスが出てくるんですが、茶碗に入ってくるので、ライスと言うよりは白飯といった感じでしょうか。感覚的には食堂で魚定食を食べているような感覚です。前菜の鯖も、和風な味付けになってましたので、フレンチと言うよりはちらりジャパニーズに寄った感じを目指してるんでしょうか?。やはり、ディナータイムに訪問してみないとわからないですかね。




 店は、ちょいと窮屈感があります。ライスが皿ではなくて茶碗で出てくるのは、定食的なものがコンセプトになっているからか、ひょっとすると皿だとテーブルに置ききれないから茶碗にしたのかなと思ったりしています。
 
 

(店  名) セルクル
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市北区中崎3-1-8
(電  話) 06-6373-6232
(営業時間) 11:30-15:00、18:00-21:00
(定 休 日) 火曜日
(予  算) ランチタイムは1,000円くらい。ディナータイムのセルクル定食は1,400円。
(席  数) テーブル10、カウンター3。